充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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3457.2016年10月30日(日) ハロウィーンの季節がやってきた。
明日31日はハロウィーンだそうだが、古代ケルト人にとって10月31日は夏の終わりで冬の始まりでもあり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていた。有害な精霊や魔女から身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。一昨日辺りから都内歓楽街では奇怪な衣装を身に着け、仮面を被ったた若者が徘徊しているようで、特に渋谷駅前の人出の多いスクランブル交差点では多数の警官が出動して事故の未然の防止に備えている。
ハロウィーンなんて古代ケルト人の習慣がいつごろから日本でも意味もなく流行りだしたのか、後期高齢者である我々老人は唖然としている。今朝の新聞読者欄に、正しい知識もなく行き過ぎたコスプレをして意味もなく騒ぐのは軽薄だし、本末転倒だと女子高校生の手厳しい投書が載っていたほどだ。
私個人の記憶から思い返しても、こういう非日本的なお祭り騒ぎがあるとは寡聞にして37歳になるまで知らなかった。偶々40年前旧文部省の教員海外派遣団のお供をしてアメリカ東海岸のマサチューセッツ州ニュー・ベッドフォードで学校訪問をした時、学校内に奇妙な格好をした子供たちの姿が目立ったので、学校の先生に尋ねてハロウィーンの何たるかを初めて教えてもらった。爾来多少この奇妙な風習に興味を抱くようになったが、所詮日本人にはあまり馴染むものではないと思う。アメリカのハロウィーンは今の日本人の仮装ほど派手ではないし、大人が主になって喜ぶものでもないと思っている。それが日本では、好い若者が仮面を着け、仮装をして我が物顔に盛り場に集まり中にはゴミを捨てたり、うっかりすると一般人に迷惑行為を行っているという有様である。
近年はクリスマス、バレンタイン・デイ、そしてハロウィーンと、かつてはあまり日本人の間であまり騒がなかった行事が多くの若者の間で好まれている。適度に遊び心を楽しむのも好いが、節度を心得て公衆の前に出て欲しい。
そんな若者気質に眉を顰めたくもなるが、本を読まない現代若者教育像について意外な一面を昨日プロ野球日本一になった北海道日本ハム・ファイターズの選手教育システムから知った。ファイターズでは入団から一定の育成期間中はしきたりがあり、入寮して最初の休日に本を買いに行く。寮では毎日朝食後10分間が読書時間となり、読書の習慣をつけることを選手に求めているそうだ。選手は毎日日誌を書くことも義務付けられるというから、プロ野球選手の育成らしくないが、もちろん並行して本来の技術の向上のためのトレーニングは当然行う。このチームの教育ディレクターという指導者は元高校教師だそうである。野球漬けでないところが良い。
ハロウィーンからプロ野球新人選手の読書へ話題が飛んでしまったが、大事なことは何かをやる場合にはその意味をよく知ったうえでそれに向かって努力するということだと思う。
3456.2016年10月29日(土) ドゥテルテ・フィリピン大統領の不穏当な発言
一昨日フィリピンのドゥテルテ大統領が2泊3日のスケジュールを終えて帰国した。残念ながら三笠宮殿下薨去により喪に服した天皇・皇后両陛下との会見はならなかった。帰国後ダバオ空港での記者会見で国際的に物議を醸している暴言について今後はやめると述べた。暴言が過ぎるが、これがこの人のこの人らしいところでもある。果たして二枚舌の大統領が約束通り今後暴言を吐くことをやめることができるだろうか。
大統領は今まで過激な発言を繰り返してきたが、機中で眠っている時に突然神からお告げがあって、「口汚い言葉をやめないと飛行機を落とすぞ」と聞こえ、「今後悪態はつかないと約束した。神への誓いはフィリピン国民への誓いだ」と神妙に述べた。この冗談っぽい話もしたたかな暴言将軍らしい。とにかくこれほど派手な話題をまき散らす大統領は古今東西世界でも珍しい。
訪日前に中国を訪れた大統領は、習近平・国家主席ら中国首脳を前に、「アメリカとは別れた。軍事的にも、経済的にも」と述べて、アメリカ国務省を驚かせて、担当官が大統領発言の真意について説明を求めると、アメリカとの関係を絶つつもりはなく、交渉の仕方を変えるという意味だと詭弁を弄した。これまでアメリカへの悪口とオバマ大統領を侮辱するような発言が繰り返され、アメリカ国務省も相当不愉快に感じている筈である。特にオバマ大統領に対して「売春婦の息子」とか、「オバマは地獄へ行け」とか、およそ国を代表する大統領が他国の大統領に向かって言ってはならないことを平気で言い、習主席との会談ではチューインガムを口にしながらしゃべるような不作法な人物である。
それにしても人騒がせな御仁で、前キリノ政権時代の閣僚も大統領の発言は理解に苦しむとその言動に呆れている。実際前政権時代にアメリカ軍のフィリピン駐留について合意したばかりなのに、2年以内にアメリカ軍は撤退せよと益々反米トーンは高まるばかりである。
今後このドゥテルテ大統領と付き合っていくのは、容易なことではないと思う。その点では、日本に滞在中大統領が親日的であることもあって日比関係に支障が生じるような発言はなかった。今回の訪日を通して今後も引き続き友好的な外交関係を維持していくことが確認されたように思う。それでいながらアメリカとの関係が冷え込むことを心配して、昨朝の日経紙社説では日米・米比両同盟の重要性を再認識したことを踏まえて、日本はアメリカとフィリピンの間合いを狭めるよう努めるべきだと提言している。どうも現時点では、大統領の発言にどうコメントしようにも腫物に触るようで、真の外交交渉ができるかどうか、先行きが心配である。
さて、プロ野球今シーズン最後の試合、日本シリーズ第6戦が広島マツダスタジアムで行われ、北海道日本ハム・ファイターズが広島カープを破り、4勝2敗で今年のチャンピオン・チームとなった。2連敗の後、4連勝して見事敵地広島でセ・リーグの覇者広島を降した。ファイターズの日本一は10年ぶり3度目のことである。
あまり面白くなかった今年のプロ野球はこれですべて終わった。今日を最後にファイターズの武田勝投手とカープの黒田博樹投手が現役引退することになった。日米プロ野球界で200勝を挙げた黒田投手としては最後に勝って球界を去りたかったことだろう。2人の元エースにご苦労さまと言ってあげたい。
3455.2016年10月28日(金) 韓国大統領の大チョンボと日本のピンボケ外交
お隣の韓国で朴槿恵大統領の大統領らしからぬ私的で異常な行動が話題になり、韓国紙がその事実を挙げて追及している。どこまで真実なのかはっきり分からないが、昨日大統領が謝罪会見をしたことから推すと指摘されたことはほぼ事実のようだ。大統領は国家の秘密文書を親友の民間人・崔順実さんに横流ししていた。40年以上に亘る親友のようだが、設立を主導した財団の不祥事を追及されている。大統領のスピーチ原稿までその女性がアイディアやポイントを提供したり、大統領の外国訪問の日程まで事前に外部へ伝えていたというから、外交儀礼上はもちろん、安全面でも問題があると評論家から批判され朴大統領は益々窮地に立たされている。
大統領の人気がこのところ10%台と下がり続け、求心力を失いつつある。これによって野党からの攻勢が強まるだろうが、今日は出身大学内で大統領を糾弾する集会まで開かれた。残る大統領の任期は2018年2月までの1年4ヶ月であるが、それまで持ちこたえることができるだろうか。対する日本の安倍晋三首相の人気は、50%前後で推移している。しかし、自分の出身地、山口でプーチン・ロシア大統領と会見を行うことだってその腹の内は同じようなものではないかと言いたくもなる。
さて、今日国連で核兵器禁止条約について来年から交渉を始めるとの決議を賛成多数で採択した。ところが、その内容と今後の行方は中々複雑のようだ。特に世界で唯一の被爆国日本が期待を裏切るように反対票を投じたのである。どうにも分かり難いのは、この日の会議では日本が提出した核兵器廃絶を求める決議案は賛成多数で採択された。その違いが分かり難いが、日本の立場は核兵器の廃絶を求めるが、核兵器の禁止は求めないということである。それでも前者の核兵器禁止条約は、核保有国のうち、アメリカ、イギリス、フランス、ロシアが反対し、中国とインドが棄権した。被爆国・日本が反対票を投じたことは当然提案国のオーストリアを始め、多くの核兵器反対国から期待を裏切ったと受け取られ、大きな失望感を生んだようだ。当然国内の被爆者からも落胆の声が聞こえる。
穿った見方だが、日本が反対票を投じたのは、日本が提案国となった後者案にこれまで反対していたアメリカが賛成票を投じるので、その見返りに前者案に反対するようアメリカから持ち掛けられたからだと見られている。アメリカの核の傘に入っている立場からアメリカの言い分を鵜呑みにしているのだが、その辺りの日本政府の考え方がどうもよく分からない。日本政府は被爆者を裏切るような態度を取り、日本の評価が下がる行動をしておいて、しかも大きく信頼を失って恥ずかしくないのだろうか。岸田外務大臣は「核保有国と非核保有国の間の地率をいっそう助長し、亀裂を深めるから」と言っているが、言い訳も白々しい。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は政府に抗議文を送り、被爆者らは一斉に反発している。沖縄基地、核兵器禁止条約反対など、日本政府は道義的に一層弱者を痛めつけている。
3454.2016年10月27日(木) 母33回忌、祖父50回忌の日に三笠宮殿下薨去
32年前の今日母幸子は急性心不全で亡くなった。今日菩提寺である中野の宝仙寺で母の33回忌、並びに祖父の50回忌を併せて執り行った。それにしても時の経つのは早いものだとつくづく思う。亡くなった時母はまだ73歳だったので、それ以降父は鵠沼の割合広い自宅で93歳まで17年間やもめ暮らしだった。その父も15年前に逝った。人間の運命は誰も予測することはできない。だが、死はいつか自分自身の身にも訪れる。母は父に先立って旅立ったことを泉下で悔やんでいるかもしれない。今日弟が母の中野・桃園尋常高等小学校の卒業アルバムを持ってきてくれた。アルバムの表紙、校門風景、教職員の集合写真、母の同級生の集合写真を見ていると時代の空気が伝わってくるようだ。大正13年3月卒業だから、正に関東大震災の半年後のことである。優しい母だった。戦中、戦後の苦しい時期に度々転居を重ねながらも男4人女1人の我々兄妹5人の子どもを育て上げ、我々が孝行する間もなく突然逝ってしまった。最初の発作で倒れて藤沢市民病院へ入院中の母を見舞った時、スペインの学校訪問から帰った直後で私の写真が現地新聞に大きく掲載されたのを見て、母は嬉しそうに語りかけてくれたことが強く印象に残っている。懐かしい思い出である。
お寺の本堂で僧侶の読経中に「光明真言」という言葉を子・孫11名揃って唱和した。
「おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだら まにはんどま じんばら はらばりたや うん」
翻訳すると「心からお願いいたします。(宇宙)に遍満し、常住であられる大日如来よ、その偉大なちかいを示すさとりよ、智慧と慈悲のすくいと光明をさしのべて下さい。ぜひともお願いします」 ということを表している。所詮他力本願であるが、この気持ちは皆変わらない。
いずれ私も後を追うことになる。せめて今生の行いで母から叱られることのないようにしたい。
さて、法事を終えて帰って来たら、何と三笠宮崇仁殿下が薨去されたとの衝撃的なニュースを耳にした。100歳というご高齢で皇室では最高齢でもある。三笠宮は日本オリエント学会の初代会長であり、古代オリエント史の研究で実績を積まれご著書もある。このため天皇は今日午後予定されていた来日中のフィリピンの暴れん坊将軍、ドゥテルテ大統領との会見を急遽キャンセルされ、秋の園遊会も中止されることが決まった。天皇・皇后両陛下は向こう1週間喪に服されるという。これで昭和天皇に次いで3人の弟殿下も全員が他界された。昭和は完全に過ぎ去ったということになるのだろうか。
3453.2016年10月26日(水) 2020年東京五輪会場問題のゴタゴタ
このところ気象状態が不安定で気温のアップ・ダウンも激しい。20日は27.7℃と夏日だったが、昨日の都内は最高気温が17.2℃だった。今日は一転して温かいが、それでも富士山には初冠雪があった。アメリカ大統領選挙の予想と同じで、先行きの見通しが分からない。
さて、ゴタゴタ続きの2020年東京オリンピック・パラリンピック競技施設・会場選定について、外国の競技関係者が次々にやってきては小池百合子・東京都知事と会見して考えや希望を述べている。
ロラン国際ボート連盟会長が来日して「海の森水上競技場」予定地視察後に小池都知事と会談して、「海の森」を最高の会場と評価していただけに落胆していた。続いて、バッハIOC会長が訪日して小池都知事や森喜朗・東京オリンピック組織委員会会長や、竹田恒和・JOC会長ら関係者と会って五輪会場問題を話し合っているが、バッハ会長としてはすでに決定した会場を今になって変更することにあまり賛成しているわけではないようだ。更に昨日マルクレスク国際水泳連盟事務総長は小池知事が当初予定のオリンピック・アクアティクス・センターから東京辰巳国際水泳場への変更を検討していることについて、観客収容数から考えて当初の計画による整備を求めた。
この水泳会場については、今日のテレビで元組織委員会事務局員からこんなアイディアが示された。それは1964年東京大会の際水泳会場として使用された国立代々木競技場(旧第1室内競技場)を再び使用することである。面白いことに現在表面的にはプールがないが、床面の下にプールが隠された状態になっているという。この床面を取り外せば元のプールが表れ、以前には8コースだけしかなかったプールを10コースに広げれば使えると意外な提案である。確かにこれなら改修費用だけで経費をセーブすることができる。ところが、ここはすでにハンドボールの会場として予定されている。だが、ハンドボール会場には、1964年大会で東洋の魔女が活躍したバレーボール会場だった駒沢屋内体育館を使用してはどうかとの提案である。確かにこれなら可能性がある。しかし、こんなことは今ごろになって苦し紛れに重箱の隅を突っついて出て来るアイディアではなく、最初からレガシーとして考えられる案ではないか。
あれもこれも最近になって表出しているオリンピック会場選定の混乱は、金に糸目をつけない世間知らずのお大尽気質と、既存の施設の有効活用を考慮しなかった手抜かりこそが依って来る大きな原因である。それらはいずれも役人の疎い金銭感覚と関係者の無責任から来ている。一体全体どうなることやら、まったく前途多難である。