ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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3532.2017年1月13日(金) どうも気になるトランプ次期大統領の言動

 昨日のトランプ次期米大統領の記者会見の興奮冷めやらぬというところだろうか、新聞、テレビの話題はそれで持ち切りである。日本サイドには、トランプ氏の対応を好意的に見ている人はほとんどいない。政府でも菅官房長官は、まだ正式に大統領になっていない人なので具体的なコメントは差し控えると腰が引けているが、二階自民党幹事長などは米軍駐留費の分担や、貿易赤字の原因は当事者同士が充分話し合いの末に決められたルールに基づいて行われたものだと、不快感を示しトランプ氏の発言を諫めている。

 フェーク・ニュースを流したとしてCNNに対するかたき討ちのような対応は、超大国の大統領になる人物としてはあまりにも常軌を逸していて見苦しい。いかに質問する記者が気に入らないからと言ってメディアを差別し、自分の思い通りに扱ってくれる報道を立てるようでは、報道管制となりかねず、言論の自由がどこかへ消え失せてしまう。そしてメディアが、常に大統領サイドの考えを国民に知らしめることだけに気を遣い、気が付いた時には、やや印象は異なるが高圧的なプーチンや習近平、金正雲のスタイルと同じになることを恐れる。

 記者会見は総じて各メディアに評判が悪い。朝日にして然り、日経も厳しい。特に日経は世界中の人々の疑問はほとんど解消されなかったと言い、今朝の社説に「トランプ氏は疑問にきちんと答えよ」として、会見の中身は超大国の指導者としてはお粗末だったと手厳しい。

 ロシアが握っている情報でトランプ・サイドが得たものの中には、以前トランプ氏が1泊196万円でモスクワの超デラックス・ホテルに宿泊した際、室内に仕掛けられた盗聴器に女性との怪しげな会話が録音されているとの話もある。質問した記者が断言はしなかったが、録音された情報が明かされれば、身の振り方を考えるかと聞かれて、そういうことは絶対にないと話題を変えてしまったが、その辺りがどうも臭い。

 品もなく、ただ口汚く喚くだけの下品な大統領が、各国の常識的な首脳とトップ会談をスムーズにやって行けるのだろうか、些か疑問である。これからこんなパフォーマンスでアメリカの考えを押し付けられるとしたら堪ったものではない。

 嫌な兆候はすでにいくつかの場面で現実となっている。そのひとつが、今日フランスの極右政党「国民戦線」のマリーヌ・ルペン党首がトランプ・タワー訪れたことである。トランプ氏と会ったかどうかは確認出来ないが、保守という以上に極右派のルペン氏とトランプ氏が接触し、お互いの信条に共感し意気投合しないことを祈るばかりである。

2017年1月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3531.2017年1月12日(木) トランプ米次期大統領、初めての記者会見

 昨日オバマ米大統領が最後の演説をした翌日の今朝未明、トランプ次期大統領が選挙で勝利を収めて以来初めて自らの所有するビル、トランプタワーで記者会見を行った。これまで公的に記者会見を行わず、一方的に140語以内のツィッターで言いたい放題のトランプ節だった。早速朝日夕刊「素粒子」に「協調と寛容の理想を語る米大統領から排他と対立を扇動する大統領へ。あられもない現実。その落差にめまいが。」と皮肉一杯に書かれている。

 その記者会見の光景をテレビで観てもこれまでの大統領記者会見とは大分様子が違うと感じた。質問する記者に指を差してがなり立てる。最後は質問を打ち切り、一方的に会見を終わらせる。その中でアメリカの雇用創出を強調することは結構だが、相も変わらず①自国の利益を最優先し、②中国、日本、メキシコとの貿易赤字を問題視し、③大統領選のサイバー攻撃はロシアがやったと述べ、④メキシコとの国境に壁を作る、など予想されていたとは言え、自らの論理、立場からの一方的な発言に終始した。都合の悪い質問には、応えなかったり、気に入らない記者や「フェーク(虚偽)・ニュース」を流したとしてCNN記者に対しては質問しようとしても拒否したり指名しなかった。世界が注目し、300人を超えるジャーナリストが取材に来た舞台で、生来の我儘が出て一国の大統領としてあまりにも抱擁力のない態度では、この先メディアとの対応が出来るのだろうか心配になってきた。海外での記者会見では、もっと厳しい質問がぶつけられると予想されるが、カッとなって今日にように気に入らなければ会見打ち切りということにならなければ好いがと不安である。メディアにとっても頭の痛いところに違いない。

 さて、噂では耳に挟んでいたが、こんな手荒なことをインドが現実にやってのけたのには驚いた。

 まず、衝撃的なのは、インドでは所得税を払う人が人口のたった2%にしか過ぎないということである。それが国家財政の大きな赤字の原因となっている。庶民は課税対象から逃れやすい現金取引で商売をし、生活を営んでいる。そこに注目した政府は、昨年11月8日にモディ首相が商取引を把握し、所得税を収めさせる手段を実行に移すと公表した。まず、不正蓄財や偽造紙幣を根絶するために、最高額紙幣、及び高額紙幣を無効にすると一方的に宣言し、即座に翌9日からこれを実施したのである。全発行現金の約86%、国内総生産(GDP)の約12%を無効にしてしまったのだ。このため深刻な現金不足が起きた。インドの中小企業では現金が足りないため、給与が支払えない。卸売市場では、仲買人が現金不足で極端に買い控え状態になっているという。農村部では、都会向けの農産物が売れなくなり深刻な現金不足に陥っている。

 政府は取引の実態を把握するために、支払いを透明性の高いカードや電子取引を勧めている。だが、現金廃止以後1ヶ月余りで零細企業の収益は50%も減り、35%の雇用が失われたとトランプ氏が聞けばびっくりするような沈滞ムードのようだ。

 流石にノーベル経済学賞を受賞したインド人学者アマルティア・セン・ハーバード大教授が、キャッシュレス化が正しいとしても何年もかけて実施するべきで、やり方があまりにも拙速だと手厳しい。

 それにしても現金総額の発行高は、そこに至るまでに諸々の原因や経緯があるわけでそう簡単に一刀両断に決められるものではない。失礼ながら今後のインド経済の成行をしばらく拝見させてもらいたいと思っているくらいである。

2017年1月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3530.2017年1月11日(水) 2019年天皇退位とオバマ大統領最後の演説

 昨年8月に天皇がご高齢による健康上の理由で、生前退位の意向をビデオ・メッセージで公表されてから有識者会議などでいろいろ検討されたようだが、ことがことだけに早急な結論を公式に発表することもなく、政府には少々及び腰の動きがあっただけである。

 それが、突然のように今日の朝刊各紙で天皇退位について報道された。まだ詳細が決まったわけではないが、①2018年1月1日に皇太子殿下が新天皇に即位し、②その日から新たな元号とする方向で新たな検討に入った。天皇が日本中にビデオで心中を披歴して、国民の理解を得ようとされた気持ちを漸く汲んでくれたというところである。この間にも両陛下は公用で全国各地へお出かけになっておられる。現在天皇は83歳になられ、美智子皇后は82歳でかなり多忙で過重なお役目を果たしておられる。これらのお役目から少しでも解放してあげることが出来ないものかと、心ある国民は思っている。聞くところに依れば、2月末からベトナムとタイへお出かけになられるという。昨年はフィリピン、一昨年にはパラオ諸島に戦没者の慰霊に出かけられた。暑い国々なだけに、ご高齢の両陛下にとっては余計身体的に負担がかかるのではないかと思う。

 取り敢えず、ある程度方向性が決まったので、とにかく両陛下にはご無理をされず、ほどほどにお役目を務めていただきたいと願っている。

 さて、2期8年間アメリカの大統領を務めたバラク・オバマ大統領が20日の退任を控えてホワイトハウスではなく、弁護士としてスタートしたシカゴの地で最後の演説を行った。8年前の就任時は‘Yes, we can.’の決まり文句で黒人大統領として颯爽と登場した時、国内外から大きな期待が寄せられた。私もそのひとりである。その大統領就任の年にノーベル平和賞も受賞された。結果としては期待したほどの実績は残せなかったが、常に話し合って事態を解決しようとの意気込みは感じた。却って対立するような結果も招いたが、それは相手もいることだし止むを得なかったのではないかとも思っている。任期8年間にアメリカの失業率が減少したことが最大の実績として評価されているが、それより私は半世紀以上に亘って続いていたキューバとの国交断絶を復活させたことと、医療保険改革制度(オバマ・ケア)の実現だと思っている。

 オバマ大統領は後任のトランプ氏に対して、多様性を受け入れるよう求め、移民への強硬姿勢やイスラム教徒への排他的態度を牽制した。最後を飾るに相応しいインテリらしい説得力のあるスピーチだったが、これが無頼漢のように喚き散らす暴言王トランプ大統領になって、この後アメリカはどう変わるのだろうか。アメリカ国民、アメリカの政治や外交、メディア、産業界なども些か劣化しているような空気があり、心配で見ていられない。

2017年1月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3529.2017年1月10日(火) 益々ヒートアップするトランプ砲

 今日ドイツから航空便を受け取った。ところが、封筒がビニール袋に入れられて、少々異様な形になっている。よく見ると封筒の裏面が大きく破れて中から便箋がこぼれそうになっている。それを防止するためにそのビニール袋に収めたのだ。ビニール袋の裏面には、親切にも英仏独語で説明文が書いてある。英語では‘Regrettably, the item was damaged and has therefore been provided with a plastic cover by the Deutsche Post.’(お気の毒ですが、この品目は傷ついていますので、プラスティック・カバーで手当てしました。ドイツ郵便局)というようなことが書かれてある。リューデスハイムに住む友人からの手紙である。もう40年以上も交誼を続けている親しい日本人で、かつてはドイツで専門知識を有する通訳を必要とする場合いつもお願いしていた。手紙には年賀状風に、ドイツ人の奥さんが父親の面倒見に追われているが、一時深刻だった友人自身の心臓機能は正常に戻ったとホッとさせる内容だった。昨年11月には息子さんがドイツ人女性と結婚したとの明るいニュースも書き添えてある。ドイツでは今難民流入がトラブルを引き起こしているが、彼も察するところ難民を受け入れるメルケル首相の政策にはあまり賛成を示していないようだ。だが、1年に1度であるが、ドイツ人になり切った友人からドイツ人の本音を知ることが出来るのは有難いと思っている。

 それにしても、封筒の破れた個所にセロテープで留めれば充分だと思えるのに、ドイツ人というのは何と厳格な几帳面さを持っているのかと感心する。

 さて、アメリカでは間もなくドナルド・トランプ新大統領が誕生する。普通の常識人とはかけ離れて型破りの放言王にして、人種差別論者である。そのトランプ氏が間もなくアメリカ、否世界でも最高の地位に就くからアメリカ内外でトランプ氏に対する評価は賛否両論である。

 昨日は、映画のゴールデングローブ賞を受賞した女優のメリル・ストリープさんが、選挙戦中に障害者の記者をからかう真似をしたと授賞式でトランプ氏を批判した。会場にいたゲストも深刻な顔をしてストリープさんのスピーチに耳を傾けていた。これに対してトランプ氏は直ちに得意のツィッターで反論したが、どうも批判されると言い返すだけの行為自体が子ども染みている。そうかと思うとホワイトハウスの上級顧問に娘婿クシュナー氏を起用すると発表した。クシュナー氏自身は優秀な人材のようだが、ホワイトハウスや政府の要職には、「反縁故法」という法律で身内を任命出来ないことになっている。それに対して無給で職に就くという。それなら法に違反しない。でも、無給なら身内でも良いのか、大金持ちなら身内を要職に就くことが出来るのかという疑問は残る。それでは、「反縁故法」なんてあってないようなものだ。どこまでも型破りのトランプ氏に対してこんな状態で4年間も世界が我慢出来るだろうか。

 ことは海外でもトラブルを起こしつつある。現在中国が「中国は一つ」との建前で、他国が台湾の領袖に接触することを警戒しているが、ラテン・アメリカ諸国を訪問中の台湾の蔡英文・総統が近日帰途トランプ氏に会うのではないかと神経を尖らせている。

 また、ここ数日トランプ氏のメキシコへ工場を新設する自動車メーカーへの非難がヒートアップしている。フォード社が降参し、フィアット・クライスラー社も白旗を掲げた。トヨタはメキシコから撤退せず、アメリカ国内で雇用を増やし、今後5年間で1.1兆円の投資をすると公表している。トランプ対車メーカーの勝負はどうなるだろうか。また、他の産業分野で似たようなトラブルが起こらないだろうか。近来稀な人騒がせ男である。

2017年1月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3528.2017年1月9日(月) 戦火のベトナムへ出かけて半世紀

 今日は成人の日である。今では各地の自治体が新成人を祝う行事や催し物を主催してくれるようになり、正に至れり尽くせりだ。私自身の成人式は、生憎浪人生活2年目で目前の大学受験に立ち向かうだけで精一杯で、とても成人式どころではなく思い出は何ひとつない。 

 さて、ちょうど半世紀前1967年の今日は、ひとりでベトナム戦争中のサイゴン(現ホー・チ・ミン)市内を彷徨い歩いていた。この時南ベトナムの首都だったサイゴンで戦争の本当の臨場感、怖さというものを初めて知った。ピリピリするような緊張感の中で回りを気にしながら駈けずり回っていた。太平洋戦争中も空襲下で多少戦争というものを感じてはいたが、終戦時に小学校に入ったばかりで本当の恐怖感のようなものは分かっているとは言えない。サイゴンでは直ぐタン・ソン・ニュット空港で米軍兵にわめかれ睨みつけられ、市内では数日前に爆発があった市場やメコン川、アメリカ大使館、韓国大使館を巡ったり、米軍宿舎前では警戒中の兵士に銃を向けられ、ホールドアップして勘弁してもらった。道路上では装甲車や戦車の行列に行き合い、厳しい戦争というものを成人として自分の目と身体で知った。

 ホテルではチェックイン時にローソクとマッチを手渡されたが、夜になってその意味が分かった。ホテル内が突然停電になって真っ暗闇になったのだ。夜空に砲弾を打ち上げ火花が上がったように、ドンパチと炸裂音が聞こえ、ホテル前を何台もの軍用車がけたたましくサイレンを鳴らしながら走り回っていた。騒然たる雰囲気だった。そんな状態は夜通し続き、とても安眠出来る場合ではなかった。サイゴンを去って間もなく南ベトナムは観光客の入国を禁じた。戦火は益々拡大していった。そして、翌1968年の旧正月にいわゆるベトコンによる激しいテト攻勢により、南ベトナム軍兵士と市民の間に多数の死傷者を出した。ベトナム戦争でも象徴的なエポックとなったテロだった。

 ベトナム戦争の終結は、あれから7年後の1975年まで待たなければならなかった。私にとっては海外への目を開かせてくれる旅となった。一昨年4月ベトナム戦争終結40周年に際し、元べ平連の小中陽太郎さんらと気勢を挙げたが、実に感慨深い。自分にとって自らを成長させ、得難い臨場感というものを感得させてくれた戦時下のベトナムへの旅だった。

 翻って現在の戦争は、ずっと複雑になった。内戦や局地戦が目立つようになり、どことどこが戦っているのか、敵と味方が一目では分からなくなった。戦争に容認出来る理由なんてないが、戦争勃発の要因も、かつてのように多少は同情出来るそれなりの一理ある開戦理由も見つけられず、他国からテロリストが入り込み片方に手を貸すようになった。突然街を歩いていてテロリストに狙撃されることがあるように、今の戦争は正義や道理のない単なる人殺しに過ぎない。国同士の戦いというより部族間、民族間、宗教間の理性や正義が伴わない戦争が起きるようになった。このまま戦争が飛び火したり、無差別爆撃の結果罹災者が増え、難民が溢れ、彼らが世界中に彷徨うようになると、一層大きな不安材料を撒き散らすことになる。

 アメリカではトランプ氏が次期大統領に就任することが決まっているが、これが世界に不安を増大させるのか、或いは収束させるのか、不安な気持ちでいる。まったくどうしてこんな不安感が蔓延る落ち着きのない世の中になってしまったのだろうか。

2017年1月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com