ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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3542.2017年1月23日(月) 小中陽太郎著「上海物語」について

 親しくしていただいている小中陽太郎さんが昨年12月に出版された「上海物語~あるいはゾルゲ少年探偵団~」を先日読み終えた。裏表紙に「ブケリッチ母子を会わせてくれた人へ」と書いていただき署名もしていただいた。ブケリッチ母子とは、2006年に他界された母淑子さんと子山崎ブケリッチ洋さんのことである。父はゾルゲと地下活動を行ってゾルゲ事件の中心人物のひとりとされているブランコ・ド・ブケリッチである。ゾルゲ事件に絡んだエピソードや人物が戦前から最近に至るまでのプライバシーが面白おかしく紹介されている。本書で直接知っている登場人物は、山崎さんと著者の小中さんだけだが、間接的に知っている人まで含めるとかなりの人がいろいろな場面で登場する。その点でも大変興味深い。

 ストーリーは、長きに亘ってゾルゲ事件に関わった人たちが、戦前の上海から日本、戦後の中国、韓国、欧米、南米コロンビアまで小中さんの実体験に沿うように展開される。ただ、展開が速く、人物も果たしてこの人は誰だったかなと考えながらストーリーを必死に追いかける有様である。

 戦前上海で執筆活動していたアメリカ人のアグネス・スメドレー女史とゾルゲ、或いは尾崎秀実との複雑な男女関係までは知らなかった。また最後の章「セルビア大使館の哀悼的想起」に、品川の駐日セルビア大使館で行われた故ブランコ・ド・ブケリッチを偲ぶ講演会のことが書かれている。山崎さんから案内がありゼミの仲間3人を誘って大使館へ出かけた。その折の珍しいエピソードも書かれている。このセルビア大使館はかつて「ユーゴスラビア大使館」と呼ばれていた。山崎さんの母上は得意の語学力を生かしてここで定年まで勤め、山崎さんを大学卒業まで女手ひとつで育て上げた。大学卒業後山崎さんは母1人子1人の母を残して父ブケリッチの母国、当時のユーゴスラビアへ渡り今日までベオグラードに在住している。

 山崎さんは日本へもしばしば里帰りするので、その都度会って食事をしたり、箱根や鎌倉など東京近辺の観光地を散策したりして親しく交流を続けている。彼をゼミの仲間にも紹介してお互いに広いお付き合いを楽しんでいる。小中さんにも山崎さんを紹介したことによって、勝手を言わせてもらえば、この書籍も部分的に深みのある内容になったのではないかと思っている。

 ストーリーは主語があちこちに飛ぶので、追いかけるのが大変だが、気楽に読めるあの暗い時代のノン・フィクションだと思う。今日ゼミの友人たちにもメールで勧めたところである。

2017年1月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3541.2017年1月22日(日) 保護主義のトランプ大統領に失望

 今日も話題のトップはトランプ大統領だ。アメリカ国内でも相当批判的な報道をされているが、それに対して大統領はメディアにいちいち反論しているから、やはり相当気になっているのだろう。

 例えば、大統領就任式に連邦議会前広場に集まった公衆の数が、メディアでオバマ前大統領の時の半分しかいなかったとの報道にも文句をつけている。更にオバマ氏の「遺産=レガシー」は有害だとしてオバマ・ケアの見直しと同様、オバマ氏が取り組んできた気候変動問題対策を廃止する意向を示した。これは二酸化炭素排出量削減を求めるオバマ政権の政策反故を意味することになる。中国がアメリカと並んで同意し、日本が遅ればせながら漸く同意した地球温暖化防止のための大きなポリシーである。

 日本の学者、評論家は、押し並べてトランプ大統領のアメリカ第一主義を典型的な保護主義と捉えて苦言を呈している。ヨーロッパからも少しずつ不安の声が聞こえている。世界各地で反トランプのデモ隊が反トランプのシュプレヒコールを叫んでいる。世界約80ヶ国で約470万人が参加したという。

 今日改めて大統領就任演説全文に目を通してみた。随分身勝手な言い分ばかり並べたものである。そこには、「アメリカ第一主義」が徹底的に貫かれており、良識ある国民から評価されるとはとても思えない。

 演説の中身にはこんな表現がある。「何十年にもわたり、我々はアメリカの産業を犠牲にして外国の産業を富ませてきた。わが国の軍の非常に悲しむべき消耗を許しながら、他国の軍隊を助成してきた。自国の国境を防衛することを拒否しながら、他国の国境を守ってきた。アメリカのインフラが荒廃と衰退に陥るなか、海外で何兆㌦も費やしてきた」。随分大袈裟に自分たちがこれまで行ってきたことについて恨み節で嘆いているではないか。随分勝手な言い分だと呆れるばかりである。

 更に続けて「アメリカは他の国を豊かにしたが、我々の富、力、自身は地平線のかなたへ消え去った。1つずつ、工場は閉鎖され、海外移転され、取り残された何百万というアメリカの労働者たちのことが顧みられなかった。中流層の富が奪い取られ、世界中に再分配された。しかし、それは過去のことだ。今、我々は未来に目を向けている」と少々自虐的に述べている。

 そして、急に攻撃的になり「~今日から『アメリカ第一主義』だけを実施する。アメリカ第一主義だ。貿易だろうが、税、移民、外交だろうが、あらゆる決定は、アメリカの労働者と家庭に恩恵をもたらすために行われる」と狂わんばかりに言い張っている。

 最後には、「アメリカを再び偉大な国にしよう」と言って神に祈る‘God bless America.’を繰り返し、「アメリカ」「アメリカ」で終わっている。地球上に行き詰った難題が溢れている時に、他国について、また改革的なことに何ひとつ触れず、これほど自国アメリカの繁栄だけを言い、平和、民主主義、自由、平等、夢、相互扶助などについて一言も触れなかった傲慢な利己主義のアメリカ大統領も珍しいのではないだろうか。テレビで発言する専門家らも少々匙を投げた感じがある。このままでは世界は決して良くならず、夢も希望も無くなる。エライ非常識な成り上がりものが、世界最高の地位に就いたものである。トランプ大統領には失望するばかりである。

 ホッとするニュースは、今日大相撲初場所千秋楽で横綱白鵬を破って14勝1敗で初優勝を飾った大関稀勢の里だろう。今3人の横綱が皆モンゴル出身力士であるだけに、19年ぶりの日本人横綱の誕生が待ち焦がれる。

2017年1月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3540.2017年1月21日(土) トランプ米大統領、マイペースでスタート

 今朝からトランプ新アメリカ大統領就任前後の動静がメディアを独り占めしている。トランプ氏の言動はアメリカ国内でも賛否両論で、全米各地で熱烈なトランプ・サポーターがばか騒ぎをする一方で、激しい反トランプ・デモが暴れる異色な大統領の登場である。まったく前代未聞であると言えよう。

 惜しまれてホワイトハウスを去ったオバマ前大統領に惜しみない拍手が送られたが、トランプ大統領は就任演説直後に発表したいくつかの政策方針のうち、オバマ氏が実施した医療保険制度改革、通称オバマ・ケアの見直しに向けた大統領令に署名した。オバマ氏自身もレガシーと自画自賛していたオバマ・ケアをあっさり放擲しようというのだ。余程納得出来る代案を提示しない限り、オバマ・ケアで恩恵を受けた人たちから評価されないだろう。そしてアメリカの医療保険制度はどうなるのか、早急に代案を公表する責任と義務があると思う。

 女性蔑視、差別主義者で国論の分断をもたらすトランプ大統領には、いくらでも聞きたいことがある。差し当って環太平洋経済連携協定(TPP)と北米自由貿易協定(NAFTA)からの離脱について、アメリカ第一主義のあまり自分たちの思う通りにことを進めるというのであれば、最早アメリカは自由貿易主義国ではなく、保護貿易国であると世界に言い散らすようなものだ。それで果たして世界の超大国と言えるのか。そんな孤立主義でトランプ大統領シンパはもとより、多くのアメリカ国民は納得出来るのだろうか。仮にトランプ主義によってアメリカにかつての栄光が蘇ったにせよ、他の国々が落ち込み全体的に景気の停滞をもたらすなら、それは果たしてアメリカ人の本心で望みと言えるのだろうか。

 もう少しこの問題は考えてみたい。

 このところ国内にも嫌な話を耳にする。文部科学省が組織的に職員の再就職をあっせんしていたことが明らかになった。悪名高いお役人の天下りである。文科省高級官僚による早稲田大学教職へのあっせんを文科省と早大の間でかなり大掛かりに行い、それを脱法的に隠蔽工作までしていたことが公になった。文科省、早大のどちらにとってもメリットのある取引だったが、国家公務員法で禁じられていることである。その悪質さが明るみに出て、一旦は決めた元高等教育局長の早大教授職をキャンセルした。また、これに関わった事務次官以下の文科省職員を処分した。

 また、ひとつ怖い話があった。昨日の強風で関西電力高浜原発にある大型クレーンが原発建屋の上に折れて覆いかぶさるような形になった。先日原子力規制委員会から再稼働に問題がないとの判断が下され、近々再稼働する予定の原発である。原発には影響がなかったとは言え、ダメージを与えていたら事故に繋がり、その影響は計り知れないものになっていただろう。原発自体がすでに厄介者になっていることから目を逸らそうとしているが、事故が起きてからでは遅い。福島原発事故で懲りている筈なのに、どうして原発廃棄へ踏み出すことが出来ないのだろうか。

2017年1月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3539.2017年1月20日(金) いよいよアメリカに嫌われ大統領誕生

 今日は暦の上で二十四節気の大寒に当たる。寒いわけである。北日本から日本海沿岸はもとより、北九州にも雪が降り、都内でも赤坂や東京スカイタワー周辺では雪が舞っていた。我が家近辺にはまだその兆候はなかったが、夕方になりほんの少しちらほら降って来た。空はどんよりと曇り、重苦しく、ただならぬ空模様につい何か不吉な予感をイメージさせる。

 考えてみれば、何と選りによって日本時間今夜半、アメリカの首都ワシントンで、近年最も好感度の低いトランプ大統領の就任式を迎える。ワシントンでも寒く雨が予想され、気象も恰もアメリカの前途を懸念しているかのようだ。相変わらずトランプ砲は止まるところを知らない。それでもアメリカは、自国の大統領交代式には、海外諸国へ存在感をアピールするため、かなりの経費を注ぎ込んで派手な舞台を演出している。同時に、過去に覚えのないくらい、公式・非公式を交えたあらゆる情報がメディアの間で飛び交い、それについてテレビで専門家が解説してくれる。テレビでは就任式まであと何時間と刻々と伝えている。実際の就任式は日本時間の真夜中になるため、明日の朝刊に就任式の記事を間に合わせようと朝日新聞は遅く配達されると連絡があった。

 トランプ氏がアメリカを再び偉大な国にするという選挙期間中からのメッセージは、当面アメリカにとっては佳しとしても、他国の利を蔑ろにしようとする本音がどうも見透かされて各国から警戒されている。自分さえ良ければ良いとのあまりにも利己的な主張が、長期的に見て果たしてアメリカを偉大な国にしてくれるだろうか。とにかく言いたいだけ言って、相手をしり込みさせるというやり方は、長続きしないのではないかと思う。

 就任式会場周辺では、反トランプの人々が大勢集まっているが、大きな波乱がなければ好いと思っている。それにしてもこれまではアメリカの大統領就任式では、世界中から注目されて華やかさと夢や期待感が伴ったものだが、今やそんなことより挫折やスキャンダルが心配されるようになった。何と夢のないことよ!

2017年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3538.2017年1月19日(木) モラルの低下を嘆く。

 童謡「森のくまさん」がお笑いタレントによって勝手に吹き替えられ、そのCDとDVDが作詞者に無断で販売されていたとして、作詞者が慰謝料と損害賠償を求めている。この童謡はアメリカ民謡に、日本人なら誰でも知っているほのぼのとする歌詞をあてがったものだ。唄ったタレントにも責任があるだろうが、それ以上にこれをCDとDVDにして制作・販売したレコード会社により多くの責任があるだろう。況して作詞者はこの件を承諾しておらず、著作物を勝手に改変されたと訴えているのだ。一種の盗作とも言える悪質な事件である。

 かつて演歌歌手・森進一がヒット曲「おふくろさん」の歌詞の間に想いを込めたつぶやきを無断で挿入して唄い、これを耳にした作詞者の川内康範氏が烈火のごとく怒った。2人の間の溝は川内氏の生前埋まることなく、取返しのつかないままだった。以降森はこのヒット曲を唄うことが出来なくなり、解決したのは、川内氏が他界して川内氏の遺族と森との間で示談が成立してからのことである。それほどことは大事なのである。その点を軽視したレコード会社には、レコード会社としての資格がないと思う。

 歌詞を作詞者の了解も得ずに勝手に文言を書き変えることは、詐欺行為以上に下劣な行為であり、誰が考えても許される筈がないことぐらいレコード会社のような専門家なら分かりそうなものである。

 作詞者が納得していないにも拘わらず、発売したレコード会社は、適切な手続きを踏んで発売していると平然と返答しているようだが、こういう無責任な姿勢では、また同じような事件を引き起こしかねない。どうしてこんな不道徳な悪事を安易に犯してしまうのだろうか。ミュージック業界内だけの許容行為なのだろうか。日本人のモラルも大分劣化して来たものだと嘆かざるを得ない。もう少し倫理観を持ってもらいたいものである。

 ついては、いま揉めている話題にベストセラー書、菅野完著「日本会議の研究」の出版差し止め事件がある。今月になって「日本会議」が同書の出版停止を求める申し入れを出版元の扶桑社に送付し、東京地裁が真実でない個所があるとして申し入れ通り同書出版の差し止めを命じた。これに対し、出版社は昨日地裁に保全異議と執行停止を求めた。扶桑社は、地裁の決定には表現、出版の自由に対する重大な問題があると主張している。

 これにはかなり裏の話があるようだ。というのは、安倍内閣の19人の閣僚のうち、実に15人が日本会議のメンバーであり、以前から日本会議は日本最大の右翼組織と言われ、安倍政権寄りの対応をしている。日本会議が出版社に圧力をかける行動の黒幕は、安倍政権だとも噂されている。安倍政権の右傾化は今に始まったことではないが、最近は圧力も露骨になってきたようだ。これも一強多弱の自民党の驕りと言えるのではないだろうか。

2017年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com