充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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3562.2017年2月12日(日) 初の日米首脳会談開かれる。
日米首脳会談を終えた安倍首相は、フロリダのトランプ大統領別荘に招待され、126室もある豪華な邸宅に2泊して、大統領とゴルフなどを楽しみながら日米首脳同士の心の絆を固めたと伝えられた。
首脳会談を終えた後の記者会見では、冒頭に首相が話したが、これに続いてトランプ大統領は日米の堅い絆をともに強調し、一部日本国内で懸念されていた尖閣諸島が日米安保条約の適用範囲に含まれる点を確約した。
ただ、この場面で何となく気になったのは、トランプ大統領が記者会見で手短に話された時の表情が、いつもの口を尖らしジェスチャーたっぷりの荒っぽい話し方ではなく、無表情で声も小さく元気がなく、まったくスマイルが見えずいつもの自信過剰なくらいの傲慢な姿ではなかったことである。何か体調に異変でもあるのか、或いは好ましくない情報でも耳に入ったのだろうか。
日米首脳の信頼と友好のポーズはまだ出発点にしか過ぎない。前途に課題が山積している。保護主義のアメリカと今後も実務的に友好的な関係を保って行くことは中々至難だと思う。トランプ大統領に対して警戒感を抱いている世界に対して、アメリカ抜きに日本は果たして上手に渡り合って行けるのだろうか。ある意味で日本は世界に対して責任を負うことになったが、安倍首相とトランプ大統領の間に同床異夢はないだろうか。どうしても気になるところである。
そしてこんな舞台が演出されている間に、今日突然北朝鮮がまた日本海に向けて弾道ミサイルを発射したというニュースが入ってきた。安倍首相は国連憲章に違反すると強く抗議していたが、意外にも大統領からそれほど強いアピールはなかった。
また、それほど大したことではないが、今回の首脳会談のスケジュールを見ていて私には2点ほど気になったことがある。ひとつは、大統領の別荘はフロリダの一体どこの都市にあるのか、新聞、テレビでもただフロリダと伝えるだけで、正式に都市名を明かさなかったことである。僅かに今日になってゴルフ場がパーム・ビーチだと紹介されたので、多分パーム・ビーチだろうが、なぜ都市名を明かさないのだろうか。
もう一点は、記者会見に安倍首相に続いてトランプ大統領が登場した時に、司会者がゲストの首相を差し置いて大統領を先に紹介したが、これは外交儀礼に悖るのではないかと思う。これもトランプ流なのだろうか。少々気になった。
3561.2017年2月11日(土) 久しぶりの講演「今キューバが熱い」
一昨日から今日にかけて日本海側の北陸、西日本から九州方面に大雪が降った。鳥取市内では平年の約10倍の積雪量だという。夕方には積雪地帯の長野県全域にかけて大雪警報が発令された。
アメリカでは安倍首相とトランプ大統領が首脳会談を行った。夜のニュースで見る2人の信頼及び愛情の表現と立ち居振る舞いがちょっとぎこちないし、わざとらしい。そのまま2人はフロリダ州の大統領の別荘へ向かった。友好関係も好いが、トランプ大統領が指摘していた肝心な日米貿易不均衡問題については後回しにされた。果たして本題を理解し合えるのだろうか。西日本の天候同様に、こちらも表面的にはともかく、本当のところはおかしくならないだろうか。
さて、久しぶりに吉祥寺で「今キューバが熱い」のテーマで講演を行った。ゼミで1年後輩の佐藤博信さんが理事を務めるNPO「吉祥寺村立雑学大学」の依頼によるものである。12月発行の「知研フォーラム」に寄稿した内容と同じ話をパワー・ポイントを使って説明した。質問時間を含めて約2時間の予定だったが、予定通りの休憩を取らずに説明に没頭して、時間的にはやや中途半端になりいつもとは違って珍しいことに時間が余ってしまった。時間が余ったために私の武者修行体験談を話したり、3年前に上梓した「南太平洋の剛腕投手」のエピソードまで話すことになってしまった。受講者は熱心に耳を傾けてくれたので、それでも良かったのかも知れない。
今日もキューバが社会主義的な土地解放、義務教育制度と医療制度の無料化を成し溶けた素晴らしさ、特にカストロやゲバラら革命家の無私無欲で権力志向のないこと、市街地が清潔であること、などについて、殊更強調した。
これからまだいくつか溜まっている宿題をこなさなければならないと思っていたところ、帰宅してみると「知的生産の技術研究会」(略称:知研)の八木哲郎会長から手紙をいただいていた。前記「知研フォーラム」最新号に寄稿したキューバ・レポートについて知研で輪読を行おうという提案だった。どういう形なのか、判然としないので、明日にでも八木会長に尋ねてみようと思っている。
3560.2017年2月10日(金) 小松隆二先生ニュージーランド勲章受賞祝賀会
昨年12月から準備していた祝賀会を新宿のハイアット・リージェンシー東京で開催した。白梅学園理事長で慶應義塾大学名誉教授でもある小松隆二先生が昨年10月ウェリントンでニュージーランド政府からメリット勲章を受勲された慶事を祝って飯田ゼミ有志と現代公益学会の先生がお祝いしたものである。当初から幹事を押し付けられ、少々心の負担になっていたが、今日会場で参加者と会話してみると小松先生ご夫妻を始めほとんどの参会者が大変喜んでおられたので、何とか救われた思いである。あまり華やかな集まりにしないでほしいとの小松先生の事前の注文で、40名程度の小規模のパーティではあったが、雰囲気、食事、サービスなどすべての面で申し分なく満足の行く祝賀会となった。
祝賀会は構成を2部に分け、1部では小松先生のニュージーランドについてセミ講義を、そして2部は宴会という形にした。卒業後半世紀以上が経過し、恩師飯田鼎先生も本年7回忌を迎え、ゼミも解散したので、もう度々ゼミ仲間と会うことはなくなったが、それでも1年に2~3回は親しい仲間とは会うことがある。今日は主にこれまで話したことがない後輩たちとあまり経験のないような話をしたことが印象に残った。やはり普段会わない人と会話をするだけで新しい知識を得られるのがこういう集まりのメリットでもある。やや疲れたが、終わってみて清々しい感じがした。
さて、昨夕羽田を発った安倍首相はワシントンに着いた。明日トランプ大統領と初の日米首脳会談を行い、その後大統領の別荘があるフロリダへ行き、ゴルフを楽しむようだ。
ここへきて大統領への不信感が増してきた。ひとつは、イスラム系7カ国国民の入国を一時禁止した大統領令について、連邦地裁に次いで日本の高裁に当たる連邦控訴審でも再び大統領令停止命令が出されたことである。それでもトランプ政権は最高裁に向けて争う構えを見せている。この様子では当分収まりそうもない。
もうひとつは、プライベートな案件であるが、大統領が娘のイバンカさんの名前を冠したブランド商品が名門デパート「ノーストローム」で販売を中止されたことに強く抗議したことである。親バカもここまで嵩じると些か滑稽である。
大統領は「イバンカはノードストロームから大変不当な扱いを受けてきた。彼女は素晴らしい人間で、私が正しいことをするよういつも後押ししてくれる。本当にひどい」と普通の親ならある程度目をつぶることも、大統領という権力者が娘可愛さのあまり、その絶大な権力を行使して一民間業者を苛めるのはいかがなものであろうか。
これら大統領の異様な行為に対して非難が高まり、一層アメリカ国内の分断ははっきりしてきた。こういう嫌トランプ・ムードの中で、安倍首相はトランプ氏と個人的な信頼と強い絆を固めることを希望している。だが、そんな戦略ではトランプ氏の思う壺であり、巧妙に取り込まれ、更にEUを始め、トランプ大統領に距離を置き始めた国々からはあまり好意的な扱いを受けなくなるのではないだろうか。
いずれにしても安倍首相は、今難しい立ち位置に置かれようとしていることは間違いない。
3559.2017年2月9日(木) 大雪がやって来そうだ。
わが家でも漸く白梅が綻びだしたと思ったら今日からまた急に冷え込みだした。水戸の偕楽園でも一面白銀の世界となり先日観梅に見えていた入園者も今日の積雪にはびっくりであろう。西日本を中心に明日、明後日と大雪警戒警報が発令されている。明日、明後日とも外出するので、少々気がかりである。
先月大雪が降った鳥取県智頭町では国道に約300台もの車が渋滞した。これに懲りた町では対策に大童である。その一方テレビ・ニュースによると、道路沿いの家に住む高校生家族が先月の渋滞時に車の利用者に飲料水を補給していたようだが、今回渋滞で困るであろう人たちのために寒い中でインスタント食品を準備している姿に感銘を受けた。困っている人を助けようとするボランティア精神が素晴らしいと思うし、こういうところが、日本人の優しいところだと思う。このような何気ない思いやりの心は出来るだけ見習いたいものである。
さて、先日来小中陽太郎さんから小中さんの近著「上海物語~あるいはゾルゲ少年探偵団」について短評を書くよう勧められているが、すでに本ブログに書いたように中々時間が取れずに月末に伸ばしてくれるようにお願いした。ところが一応OKだったのだが、400字程度の文なら夜にでも書けるだろうと発破をかけられてしまった。
そこまで仰るなら書きましょうと請け負ったところ、20分置きに5回もメールで叱咤激励文が送られて来た。何とか取り組もうと重い腰を上げたところだ。
書物にも登場する友人山崎洋母子について書くようアドバイスされたので、彼との付き合いについて書き始めたところである。山崎洋さんとの付き合いを思い起こすと、今から33年前の1984年に文部省教員海外派遣団で全国の先生方と1ヶ月かけて、旧ユーゴスラビアのリエカ市、イタリアのボルツァーノ市、アメリカのミルウォーキーを訪れ、最初の学校訪問地旧ユーゴで通訳として活躍してもらったのが始まりである。以後彼が日本へ帰って来る度に会って、最近ではほぼ毎年のように会い、時にはゼミの仲間にも声をかけて交友を深めている。書物ではゾルゲ事件の項でゾルゲの仲間、ブランコ・ブーケリッチの子として登場する。何とか2~3日の間に書いてしまおうと考えている。
明日の日米首脳会談に備えて今夕安倍首相一行が羽田空港を発ち、ワシントンへ向かった。
3558.2017年2月8日(水) 高山右近が「福者」に任ぜられる。
キリスト教徒の受難について、このところアメリカ人マーティン・スコセッシ監督によって映画化された遠藤周作の「沈黙」が話題を集めている。昨日の日経紙朝刊「文化」欄でもスコセッシ氏自身や映画評論家、エール大ジェロ―教授らが「『沈黙』私はこう見る」としてコメントを採り上げていた。何とか原作を読んでみたいと新潮文庫版「沈黙」を買い求めたが、まだ読み出すまでに至っていない。映画も忙しくて残念ながら観ていない。
偶然だろうか、昨日大阪市内でキリシタン大名の高山右近が、ローマ法王庁からカトリック信仰の模範を示したとして「福者」の称号を与えられる列福式という式典が開かれた。キリシタンでもない私には、実感というものがあまり湧かないが、式に参加した信者の男性は、400年越しの夢がかなったと感慨深く語っておられた。この「福者」というのは、一般にもよく知られている「聖人」の前段階の呼称だそうだ。大河ドラマなどでも高山右近は、豊臣秀吉のバテレン追放令で国外へ追放された悲劇の人としてしばしば登場する。右近は1614年に徳川幕府の禁教令によって国外追放され、翌年マニラで病死した。
大分以前に五島列島を訪れた時、昔ながらのキリスト教会内部に立ち入り、ガイドさんから昔のクリスチャンの苦しみを伺ったが、当時も天草四郎の島原の乱を歴史上の事件のひとつとして覚えたことぐらいしか感じることはなかった。月末に淑徳大学公開講座で保岡講師からこの種の話を伺えることを期待したい。
さて、今日もメディアではアメリカのトランプ大統領に関するトピックスが目白押しである。現在注目されているのは、イスラム系7カ国からの入国者を制限する大統領令の妥当性を連邦控訴裁判所でどのような判断を下すかに絞られている。世論調査も実施したメディアによっては賛否が反対になってどこまで大統領が信頼されているのか俄かには判断し難い。
ところで昨日アメリカ商務省が2016年の貿易統計を発表した。アメリカが赤字となった貿易相手国をトランプ大統領は為替操作だと非難していたが、16年統計でもアメリカは貿易赤字だった。日本にとって不都合なことは、前年15年には赤字相手国として中国、ドイツに次ぎ3番手だったわが国が16年にはドイツを抜いて第2位になったことである。これで大統領は2日後に迫った安倍首相との日米首脳会談の場で、日本との貿易不均衡を厳しく突いて来ることだろう。
日本にとって幸いなことは、対米交渉とは関係なく財務省が発表した国際収支速報によると、経常収支は20兆円余りの黒字で貿易収支が黒字になったことが大きい。このところ気になっているのは、旅行収支が黒字になった年度以降の傾向である。16年も外国人旅行客の増加によりサービス収支が赤字の中にあっても旅行収支だけは過去最大の1兆3千億円も黒字だったことである。かつては、国から旅行業は貴重な外貨を無駄遣いしていると蔑まれたことに悔しさを覚えたことがある。今や昔日の感がする。