充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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3576.2017年2月26日(日) ついに言論弾圧をやったトランプ大統領
トラブル続きと言おうか、もめ事満載と言おうか、トランプ大統領の言動に反発する人々の憤りを込めた行動がクローズアップされている。オバマ政権時代に実現した心身の調和がとり難いトランスジェンダーの生徒らを保護する通達を、トランプ政権が撤回したことに対して抗議する集会がグリニッチビレッジで開かれた。抗議する人々は、オバマ前大統領のように寛容を説く大統領が当たり前だと思っていたが、トランプ大統領になってイスラム教徒ら少数派への憎悪が公然となったと語り、たった1回の選挙で社会の雰囲気がこんなに変わったことが恐ろしいと述べていた。同じく移民対策についてビバリーヒルズで映画俳優らが反対する集会を開いた。著名な女優ジョディ・フォスターさんは「移民を追い出すことは人間の尊厳への攻撃」と厳しく非難し、徐々に反トランプへの火の手が燃え上がりつつある。だが、反対が強まる一方で、トランプ支持派の数がそれほど衰えないことも事実であり、このまま時が経つとアメリカ社会は分断の傾向が強まっていくことは間違いないと思う。
そんな折も折トランプ大統領が言論の封鎖、というか言論の弾圧をやってのけた。政権に批判的な報道陣を取材の場から閉め出し、好意的な報道機関と見られたメディアだけを選んで取材に応じた。閉め出されたメディアは、大手ではニューヨーク・タイムズ紙、CNNテレビ、イギリスのBBC、ディリーメール紙などの他、日本取材班も閉め出された。参加を認められたのは、ウォールストリート・ジャーナル紙、FOXテレビなどがあるが、良心的なタイム誌やAP通信などは取材を認められたが、会見に参加することを辞退した。
かつてわが国でも佐藤栄作首相が報道関係者の一人もいないテレビ記者会見を行ったのを偶々テレビで観たことがある。あの時記者会見場が始まる前は満席だった。佐藤首相は、冒頭の発言でテレビはそのまま発言を伝えてくれるが、新聞は嘘をつくから嫌いだ。できればテレビだけに伝えたいというようなニュアンスのことを述べた。その時最前列に座っていた当時毎日新聞政治記者だった岸井成格氏が、全新聞記者を代表してそれでは出ましょうかと全員に声をかけ賛同した記者たちがその場から全員退場し、首相がただひとりでマイクに向かって話す奇妙な独り芝居が始まった。トランプ大統領と佐藤首相は、報道陣嫌いをこのように同じ形で演出した。
しかし、こんな形で政権が大事な国家の政策を伝える先兵の役割を果たすメディアと対立したまま事態が進むのは、お互いどころか、アメリカ合衆国にとって、また全世界にとっても大きな不幸であり、マイナスである。トランプ大統領は頑固でそう簡単に持論を変えるとは思えない。するとこのまま事態は推移するのか。それを考えるとぞっとする。
3575.2017年2月25日(土) 金正男暗殺事件と国有地売却の闇
クアラルンプール国際空港で金正恩・北朝鮮労働党委員長の異母兄・金正男が暗殺されてから10日以上経つが、事件後暗殺実行犯や指示者、或いは北朝鮮国内外の関係者の名前や行動が徐々に明らかにされ、今では北朝鮮大使館の2等書記官や、高麗航空社員らが重要参考人として名前が挙がっている。死因についてもマレーシア警察は、猛毒の「VX」が国外から持ち込まれたとの見解を示した。捜査について情報提供を求めるマレーシア側に対して北朝鮮が応じず、むしろ金正男の遺体の引き渡しを求める過程で、それぞれの言い分のぶつかりあいになり、下手をすると事態はマレーシアと北朝鮮の国交断絶へ進みかねないほど前途暗澹たるものとなった。
これからマレーシアと北朝鮮両政府のガチンコ勝負になるのだろうが、相手が一筋縄では行かない北朝鮮故、マレーシアも相当手を焼くことだろう。
一方、国内では釈然としない事象が起きている。安倍首相夫人が絡んだ国有財産売却が大きな問題を提起している。今朝の「天声人語」でも取り上げられているくらい異常な取引である。現在大阪・豊中市に建設中の私立小学校の土地売買を巡って今や国会でも論戦たけなわである。確かにいくつか疑問が残る。当初校名を「安倍晋三記念小学校」と名付ける予定が、首相の辞退で取り止められ「瑞穂の國記念小学院」と変えられた。その後首相夫人が名誉校長に就任することになったが、売却問題が表面化すると名誉校長のメッセージが学校のHPから消え、間もなくして首相夫人は名誉校長就任を辞退した。どうも理解し難いパフォーマンスである。問題はその間学校側と首相側に本当に何らの貸借関係も、裏取引もなかったのかという点に疑問が残されたままである。
大体売却価格が市価の約10%と言われている。そこに何らかの恣意的な動きはなかったのか。聞けば、当該小学校を経営しようとする学校法人森友学園理事長は、保守団体「日本会議」地区代表者であるらしい。当然自民党とのパイプは強い。首相を始め、首相事務所はこの件に関して関与を否定しているが、政界の事情に詳しい人はこの状況を政治家が暗躍するチャンスと捉えているようだ。国会でも揉めているが、安倍首相だって疑いの目で見られたのでは不本意だろう。それなら自ら進んで事態解明のために手を貸すべきだろう。一日も早くこのスキャンダラスな事態をスッキリさせて欲しいものである。
3574.2017年2月24日(金) プレミアム・フライデー始まる。
話題になっていたプレミアム・フライデーが今日から始まった。毎月最後の金曜日は午後3時を期して退社を奨励し、それによって消費喚起を促すことを目標にするということらしい。小売りや外食産業ではそれなりの目玉商品を準備しているようだが、問題は企業側や雇用主に早期退社にどれほどの理解があるかということだ。
あるアンケートでは、プレミアム・フライデーが導入されたら、何を最もやってみたいかとの問いに対して、①旅行、②買い物、③外食、とほぼ予想通りの順位が示された。旅行業界や外食業界では消費が増えて経済が活性化され、狙い通りの効果が出そうだが、その一方でオフィス街の飲食店では、歓迎していないようだ。その最たる理由は、オフィス街では仮に3時に退社だとそんな早い時間帯から飲むわけにも行かず、帰宅してしまうということらしい。
そもそもアベノミクスのイメージアップのために、周囲があの手この手を考えて実用化しようとしているのだ。これも高校同級生の実兄であるアベノミクスの知恵袋、内閣官房参与の浜田宏一博士が指南役となっているのだろうか。
だが、アベノミクスも中々思うように景気押し上げとはいかないようだ。今日の日経平均株価をみても対前日87円安で3日連続下げている。ところが、問題発言ばかりのトランプ相場は連続10日間もダウ平均最高値を更新している好景気である。
そのトランプ大統領は、今日また問題発言を行った。アメリカの核戦力増強に積極的な姿勢を示したのである。「核戦争なき世界」を目指したオバマ前大統領が2010年にロシアとの間で、戦略核弾道の配備上限を1550発と、両国の核軍縮で最低水準に設定した新戦略兵器削減条約(新START)に署名したことに逆らうように、見直し作業に着手しようというのである。悉く前政権の行動を否定し、その挙句に今日は側近のバノン首席戦略官・上級顧問が環太平洋経済連携協定(TPP)からの撤退を近代アメリカ史上極めて重要と自画自賛している。アメリカ・ファーストを実践出来れば、他国のことなどどうでも好いと考えているとしか思えない。
アメリカの外交には、今後まったく期待出来ないことを証言しているようなものだ。
3573.2017年2月23日(木) キリスタン弾圧の映画「沈黙」を観て
昨日公開して1ヶ月が経ち何とかして観たいと念願していた遠藤周作著「沈黙」を原本にしたアメリカ映画「沈黙」を渋谷で観ることができた。今日が千秋楽なので何とか間に合って良かった。
映画はキリスト教が邪教として禁じられていた17世紀江戸時代の筑後藩におけるキリスト教信者への弾圧と、お上が信者に棄教を迫る惨い受難を描いた中々の秀逸作品だと思う。スコセッシ監督自身この国際映画はずっと考えて来たことの延長線上にあると断言している。あの時代にキリスタンを苛めぬいたお上の苛め方があまりにも残酷に描写されているが、どこまで事実なのかは何とも言えない。どうしても分からなかったのは、踏み絵をして棄教した信徒が果たして本当に信者であることを止めたのかという点である。当時のキリスタンがこれほどまでの厳しい仕打ち、弾圧に耐え抜いてキリスト教を守り抜いたのは、奇跡にすら思えて来る。
実は、先日原作を買い読んではいたが、まだ半分でちょっと残念な気がした。映画のストーリーは、原作と大きな隔たりはない。もっと早めに読んでおけば良かったが、こうと分かれば今更後半部分を読む気にはならない。
それにしても久しぶりに素晴らしい作品に出合った。アメリカ人であるスコセッシ監督が、日本人の本性、それも中世の封建国家だった当時の日本の実情を汲み取り、それを日本的に掘り下げて日本人に、また世界に向かってキリスト教受難時代の事象を訴えたのは実に見事であると思う。
映画鑑賞の後、4月にキューバについてセミナー講師を引き受けたので、主催者と代々木のすし店で簡単な打ち合わせを行ったが、この「沈黙」について議論が高まり、集まった5人がそれぞれ「沈黙」「キリスト教」「棄教」などについて自論を話し合った。1人は本も読んだし、映画も観たと言っていた。もう1人は千秋楽の今日映画を観ると言っていた。
そして今日は、知人の元朝日新聞カメラマンの林荘佑さんからお誘いがあった、8年前と2年前に彼が訪れたキューバを撮った「キューバ写真展」へ出かけた。今朝林さんからメールでまだ来ないが今日が千秋楽だ、体調でも悪いのかとお尋ねがあった。午後になって天候が回復したので、銀座へ出かけた。
展示写真の中で印象的だったひとつは、サンタクララの線路内にゴミが散らかっていたが、これ以外はどこにも街中にはゴミや塵が写されていないこととである。私も昨年訪れた時にはどこにもゴミがない清潔さに感心したものである。もうひとつは、2008年にアメリカ大使館の前に建てられた数多くのポールに黒い旗が翻っている写真に対して、2015年に撮られた写真では、ポールこそそのままであるが、黒い旗が撤去されていたことである。アメリカとの国交断絶時代と回復後の両国の外交関係を象徴的に示していたことである。
3572.2017年2月22日(水) 冬季アジア大会5位入賞者に銅メダル
いま冬季アジア大会が札幌で開催されているが、日本選手の活躍が目立っている。中でもスケート競技の女子500mで今シーズンのワールド・カップに6戦無敗の無敵・小平奈緒選手が、その強さを発揮してバンクーバー、ソチ五輪で2連覇している韓国の李相花選手に国内最高記録を出して競り勝った。小平選手は1000mでも勝ち2冠を獲得した。他にも高木美帆選手が3000m、1500mで金メダルを獲得した。
ところが、この1500mで3位に入り、当然銅メダルをもらえる筈の美帆選手の姉高木菜那選手が、メダルをもらえないという珍事があった。それどころか1位から4位まで上位を独占したのが日本選手だったために、銅メダルは5位の中国選手が繰り上げで授与されることになった。どうしてこういう奇妙なことになったのだろうか。
これはアジア・オリンピック評議会(OCA)が決めた大会規定により、1カ国・1地域で2人の選手しかメダルを獲得できないと決められているからである。そもそも暑い地域が多いアジア諸国では冬季スポーツが普及せず、その普及を目指す目的からこのようなスポーツ競技らしからぬ取り決めが順用されたという。記録上は実際の記録を残すので、昨日のレースの場合、3~4位の選手の順位はそのまま残り、逆に銅メダルを獲得した中国選手は5位として記録されるそうだ。
しかし、これではメダルの価値が下がるのではないだろうか。3位の選手の勝ち得たメダルを5位の選手が受賞するわけである。実力勝負のスポーツの世界において随分おかしなルールを決めたものである。濡れ手に粟で銅メダルを獲得した選手だって、スケートが盛んな中国の選手なのだ。屋外に雪や氷がないタイや、フィリピン、インドネシア辺りの選手が繰り上げされるならOCAの狙いが当たり効果ありと言えるが、現状では曲げられたルールは「仏造って魂入れず」にならないだろうか。銅メダルを獲得した中国選手だって、果たして心底嬉しい気持ちになれるだろうか? むしろこそばゆい気持ちでいるのではないだろうか。
なまじ下手な策は弄しない方が良いと思うのは、偏屈な私だけだろうか・・・・・。