充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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3700.2017年6月30日(金) 中国民主化のリーダー・劉暁波氏が出所?
早いものでもう今年も今日でちょうど半分が過ぎた。「光陰矢の如し」とよく例えられるように月日の経つのは実に早い。特にこちらが年齢を重ねるに連れてそのスピードは益々加速するようだ。時折来世はそう遠くないのではないかと本気で思うことがある。だが、やること、為すことが多いのに、やり残したまま呼ばれたからと「はいよ」と安請け合いして耒世に行くわけには行かない。まだまだやること、やらねばならないことは山ほどある。冥途へのお土産も手当てをしていない。出来るだけ引き延ばしたいと思っている。
そんな時にこのところ腹具合がまた悪くなってきた。今ひとつ下腹部の調子がパッとしない。偶々今日は松本整形外科医院で診断してもらったが、この1カ月間は血圧が安定して高い方の数値が、1日として140に届いた日はなかった。こんなことは最近では記憶にない。つまり血圧が安定してきているのである。その一方で腹具合が勝れないのは、4月以来である。やはり早めに森内科医院で診てもらおうと考えている。
さて、中国から理不尽で不可解なニュースが入って来た。民主化運動のリーダー格で、当局に逮捕され刑務所内でも人権を剥奪されているような話が漏れ伝えられていた劉暁波氏が、獄舎から病院へ身柄を移されたというニュースである。劉氏は中国共産党政府から反国家行為を行ったと一方的に罪を被せられ、獄舎につながれ、言論の自由を抑圧され、その後ノーベル平和賞を授与されたが、中国政府はこれを内政干渉と言い、受賞を認めていない。
ここに来て唐突に劉氏の身柄を公の目に晒したのは、一見手厚い看護の様子を中国内外の人々に見せて中国政府が劉氏に行き届いた待遇を行っていると思わせるパフォーマンスである。現在劉氏は末期癌に侵され、このまま亡くなると中国政府が劉氏を弾圧したまま、病気の劉氏を看護せずに殺したと思われたくなかったからに過ぎない。アメリカを始め、多くの国から劉氏を介護しようという申し出があるが、これまで散々劉氏を痛めつけていた中国政府としては、劉氏の口から政府の極悪非道ぶりが暴露されることを懸念して、中国国内の刑務所外の病院で行き届いた治療を提供している画像を放映して、国民の反発と罪の意識から逃れようとしているのだろう。こんな人権抑圧の国が果たして民主国家と言えるだろうか。
3699.2017年6月29日(木) ブリューゲルの「バベルの塔」展鑑賞
4月18日から上野の東京都美術館で展示中の「ブリューゲル『バベルの塔』展」が7月2日で終わりと知り、取るものも取りあえず急ぎ妻ともども見学に出かけた。この催しは朝日新聞が他企業と共催しており、朝日は前広に興味深い啓蒙記事を載せていた。「バベルの塔」については、私には格別拘りがある。そもそもこの絵画に関心を持ったのは、中学生か高校生の頃幼児向き絵本を通してこの絵を見て「人間の傲慢に対する神の怒り」とか、「世界中に多くの言語が生まれた理由」の説明に首を傾げながらも何となく納得が行ったことにある。その絵が「バベルの塔」であると知り、以来この絵を何とか見てみたかったのである。今から3~40年前に初めてオーストリアの首都ウィーンを訪れた時、美術史美術館でこの名画にお目にかかった。この絵を前にして、天を目指して上へ上へと傲慢な人間が登ったが、この絵ではまだ登り切っていないなと思ったものだ。
実は、今日鑑賞した「バベルの塔」は、私がウィーンで見た絵とはほとんど同じ構図になっているが、似て非なる2枚目の「バベルの塔」で、絵画自体もやや小さい。「バベルの塔」が2作品あるとは寡聞にして知らなかった。これはオランダのロッテルダムのボイマンズ美術館に展示されているものを拝借したものだと知って当初は驚いた。
もう一点特徴的だったのは、展示場近くに「INSIDE BABEL」と称して、漫画家にして映画監督でもある大友克洋氏が描いた繊細な「バベルの塔・内部図」が飾られていたことだった。これについて新聞では全面で微細に説明していたが、ここでは入場待ちの行列の前に2枚の「INSIDE BABEL」が置かれているだけだった。それにしても大友氏の発想が興味を惹く。原図に描かれた石工、煉瓦工、足場職人ら総勢1,400人の人物を始めとして当時の人々の生活を想像させる塔内部のスケッチを描いたものだという。しかし、これも興味深く面白かった。
とにかく世界的な名画であるだけに、平日午前中にも拘わらず多くの見学者でいっぱいだった。見学者は皆熱心に並んで多くの絵画を楽しんで見ているようだった。
やはりそれなりに意味の深い世界的な絵画は、人の気持ちを豊かにさせてくれる。その意味では、好い機会を得られた。うっかりしていて見損なうところだった。
3698.2017年6月28日(水) 稲田防衛大臣の軽薄な発言
東京都議選の応援弁士の動向を見てみると、これまでとは大分様子が違う。国政に一番近く、最も大事な地方選の中でも東京都知事選と都議選は中央政府としても最も気になり、何はさて措いても党幹部が応援に駆け付けるのが今までの習わしだった。それがどうだろう。本来なら都庁のある新宿で各党党首が、自党のPRと自党候補者への得票を期待して第一声を挙げるのが通例だった。今回は一番危機感を感じなければならない自民党が、安倍首相、菅官房長官らが裏ではともかく表立って姿を現さないのである。
森友学園と加計学園の不透明な説明と事実隠蔽で支持率を落とし、応援は反ってマイナスだと候補者から忌避されていることもあるらしい。なんとまあ情けないことか。
そこへ昨日稲田防衛相が板橋区の自民党候補者の応援で、「防衛省、自衛隊、防衛大臣、自民党としてもお願いしたい」などと自衛隊の政治利用と受け取られかねないとんでもない呼びかけを行ったのである。稲田大臣は板橋区からは自衛隊練馬駐屯地が近く、自衛隊の活動にあたって地元に理解と支援をいただいているから感謝の気持ちを表したそうだが、ちょっと感覚がずれているのではないだろうか。自衛隊法第61条では選挙権の行使以外の自衛隊員の政治的行為を制限しており、特定の政党などを支持する目的で職権を行使出来ない。そもそも大臣が発言したことは、完全に自衛隊法に抵触している。こんなことは弁護士たる大臣には当然分かっている筈である。その点では、稲田防衛相は防衛大臣の資質に欠けているということになる。大体この稲田大臣はこれまでも言動において常軌を逸するようなことが多かった。
これら大臣の発言に対して野党から強い非難の声が挙がっている。安倍首相の任命責任も問われると強く批判している。稲田大臣を罷免すべきであるとの強い要求も出されている。稲田大臣は、当初なぜ問題になったのかよく分からなかったようだ。発言は撤回するが、辞任はせず、職務を全うすると述べただけである。菅官房長官は、大臣は発言を撤回したので辞任の必要はないと各党の辞任要求を突っぱねている。政府首脳も、防衛相自身もことを少々甘く見ているのではないだろうか。この暴言が板橋区の立候補者の足を引っ張ることになるような気がするし、全般的に自民党の地盤沈下に繋がり、次の総選挙に影響するようになるのではないかと思っている。
3697.2017年6月27日(火) シルバー旅行の相談に乗る。
過日ゼミの後輩・遠藤靖子さんから、夫婦で世界旅行をしたいので相談に乗って欲しいとの話を伺っていたので、承諾して今日新宿でランチをごちそうになりながら四方山話の中で夫婦の旅行について話し合った。ご主人は、つい最近までマレーシアで働いておられ、それも漸くメドがついたので最近帰国したのを機会に長年の約束だった世界旅行を夫婦で楽しみたいという夢のある話だった。海外生活も長いのでお2人とも語学が達者で、通り一遍の旅行というのではなく自分たちがこれまで行きたいと思いながら行けなかった都市を話し合いの中で見つけたいと言っておられた。靖子夫人からは最近ハヤカワ文庫から出版されたソフィー・ハナ著「閉じられた棺」の共訳書をいただいた。それが何と彼女と共訳しているのが、いろいろお世話になっているワイン評論家でもある山本博弁護士である偶然には、驚いた。
今日の話ではまだ旅行先が決まったわけではないが、一応候補地としてスペイン、ポルトガル、スイス、チェコ辺りが良いのではないかと彼らも考え、私も薦めた。スイスへ行けば、当然アルプス周辺ということになるが、マッターホルンへ行くか、アイガーへ行くか、は今後考えられるようだ。ポルトガルは首都リスボンだけではなく、折角訪れるなら北部の古都ポルトも行かれるようお薦めした。
振り返って我々夫婦は新婚旅行を含めてこれまで10回ほど2人で海外旅行を楽しんだが、エーゲ海クルーズ、カナディアン・ロッキー、ニュージーランドの旅が強く印象に残っている。しかし、この15年ばかりは夫婦で海外へ出かけていない。私1人だけ海外へ出かけているが、もう1度くらいは夫婦で出かけてみようとは思っている。
さて、今日の夕刊各紙とテレビで私たちの感覚からすると信じられないような珍しいニュースが取り上げられていた。スペインのシュールレアリズムの画家サルバドール・ダリの遺体を掘り起こしDNA鑑定をするよう裁判所が命じたのである。ダリはすでに28年前に亡くなっている。その遺体を再び地上に曝け出すというのだ。理由は、ダリの娘だと主張する61歳の女性の訴えをDNA鑑定で検証するためだという。略奪結婚して10歳年長の妻を娶ったダリは、終生愛妻家としても知られていた。件の女性は母親がダリと関係を持って生まれたのが自分であると主張し、裁判所は親子関係の特定のためには遺体を掘り起こしてDNA鑑定以外に方法がないとの合理的?な判断に達した。それにしてもあまりにもおぞましい。
仮にDNA鑑定の結果親子関係が確定すれば、当然その女性に遺産相続の権利が発生する。約90億円ほどの遺産額になるという。これに対してサルバドール・ダリ財団は掘り起こさないよう上訴するという。結論がどうなろうとどうもすっきりせず、素直に受け入れられない。真偽のほどは分からないが、事実だとするなら巨匠ダリも随分罪作りなことをしたものだ。
3696.2017年6月26日(月) 14歳の藤井棋士、前人未到の29連勝達成
かねがね経営不振が伝えられていた自動車部品大手「タカタ」が、東京地裁に民事再生法を申請し受理された。事実上の倒産である。負債額が3月末で実に3,800億円で、自動車メーカーが欠陥エア・バッグ問題につき肩代わりしていたリコール費用などを加えると最終的に負債総額はざっと1兆円を超えると言われている。戦後の製造業の大型倒産としては最大規模であるが、過去に驚かされた倒産がある。新潟鉄工所、三田工業、興人、永大産業、林原など大型倒産した会社名が偲ばれる。とりわけゼミ親友が在職中に病死した後勤めていた新潟鐵工所が倒産したことと、大学同級生の父親が経営者だったコピー器の三田工業の倒産が忘れられない。
「タカタ」は2008年に欠陥エアバッグで事故を起こし、多数の死傷者を出した。その後リコールが起きたが、その対応が稚拙で経営は苦しくなって行った。こういう事件が起きる度に思うことだが、経営者にもう少し才覚があり、早く上手に手当てをすれば最悪の事態は防げたのではないかと思うことがある。「タカタ」の場合は、3代目経営者がリコール問題が発生した時自ら解決しようとの姿勢が見られなかったことが致命的だった。世界でもエアバッグでは3大メーカーに数えられていただけに、日本の世界的メーカーがまたひとつ姿を消すのが何とも寂しい気がする。
経済成長著しかった日本の製造業であるが、近年やや精彩を欠いている。亀山工場生産のテレビが華やかだったシャープの台湾企業への身売り、日本企業の象徴的ブランドでもあった東芝の株式上場1部から2部への転落等々もバブル期を思うと想像もつかない。それぞれすべてが自社の責任ではないが、やはり経営者が将来を見つめてもっとしっかりした舵取りをやっていれば、もう少し傷口は小さくすることが出来たのではないかとの思いがする。
さて、また天才少年にびっくりさせられた。プロ・デビューから28連勝を積み重ねて連勝記録にならんだ、中学生棋士の藤井聰太四段が増田康宏四段を破り、連勝記録を30年振りに29に更新した。各地で号外が発行されるほどの大騒ぎである。並み居るベテラン棋士を次々と連破して前人未到の金字塔を打ち立てたのが、14歳の中学生とは正に驚きで、恐ろしいほどである。この記録がいつまで伸びるか、その都度楽しみであり、ハラハラものである。それにしても末恐ろしい少年が現れたものである。