充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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3745.2017年8月14日(月) 水落敏栄・文部科学副大臣から電話をいただく。
夏の午後のひととき、妻が訪れていた二男家族と買い物に出かけている間に突然電話のベルが鳴った。どなたからかなと耳を澄ますと、何と水落敏栄・文部科学副大臣からだった。
去る8日甲子園の高校野球開会式で、水落さんが林芳正・文部科学大臣に代わって挨拶されたのを偶々テレビで観てびっくりするとともに、懐かしさのあまり直ぐに手紙を認め、拙著「南太平洋の剛腕投手」と一緒に郵送したところだった。拙著には水落さんらとともに厚生省の戦没者遺骨収集事業に関わった当時のことを綴ったが、水落さんもこの事業がご自分の原点だと言っておられ、殊更拘りがあるようだった。私自身にとってもひとつの大きな転機となった事業である。水落さんは現在日本遺族会会長も兼ねておられるので、この原爆投下や終戦記念日を挟んだこの時期は特別忙しいと仰っていた。明日の終戦記念日記念式典に出席の後、サハリンの北緯50度線に20年以上も前に建立したサハリン地区の戦没者慰霊塔へ参拝に出かけられるという。
大変懐かしがっていただき、後日連絡するのでぜひお会いしたいとお話いただいたが、私も何年振りかでお会いすることを楽しみにしている。
さて、まったく偶然な話で驚いたが、水落さんとサハリンの話をした後の今夕のNHK特集「知られざる地上戦」と題する番組で、戦争直後のサハリンにおける厳しかった地上戦の実態を伝える番組が放映された。これを観て終戦直後のサハリン(樺太)で争われた日ソ地上戦の残酷な事実を知った。8月15日以降7日間もソ連軍と日本軍との間で戦闘が継続され、圧倒的なソ連軍の戦力に追い詰められ日本人一般市民を含む5千人もの犠牲者を出した悲惨な状況を証言していた。
どうして天皇の終戦玉音放送があったにも拘わらず、当時の樺太で終戦、武装解除という当然の処置がなされなかったのかという疑問を、生存者の証言や日ロの公式資料を基に分析していた。最大の原因は、運悪く終戦前日に樺太最大都市の豊原(現ホルムスク)で停電があり、終戦の詔勅が日本人住民に伝えられなかったことと、札幌第5方面軍が樺太第88師団にソ連軍の北海道侵略を恐れて、意図的に「樺太死守」を伝えて樺太部隊に戦斗継続と玉砕を求めた経緯があったようだ。
それより何より日本が全面降伏した直後にソ連が樺太や北方領土を侵略して、今日まで領土を占領している横暴ぶりがこの厳しい現実の背景にある。その内北方四島でも同じように日本人に乱暴した旧ソ連軍の残虐行為が焙りだされるのではないだろうか。
サハリンには、1992年に訪れ北緯50度線の旧樺太南北国境線を訪れたことがある。その時豊原を訪れ小高い丘から日本人避難民が船出したとされる港へ降りて行ったことがある。
あまりサハリンについてご存じの人はおられないが、豊原の日本人電話交換手が「ソ連兵がやって来ました。皆さん、さようなら」と涙ながらに電話を切った悲劇はよく伝えられている。
水落さんも慰霊碑建立のため、何度も豊原へ出かけたと言っておられた。今度お会いしたらサハリンの話もしてみたい。
3744.2017年8月13日(日) 世界陸上で日本有終の美
今月4日からロンドンで開かれていた世界陸上選手権は今日閉会式を迎える。昨晩と今朝の2種目で銀メダル1つと銅メダル2つを獲得した。まず、今日早暁400mリレーで日本チームが3位に入り銅メダルを獲得した。今大会初のメダルである。昨年のリオ・オリンピックでも400mリレーで、堂々銀メダルを獲得して実力をつけてきたが、今大会は若干幸運も手伝った。
その幸運とは、優勝候補筆頭のジャマイカ・チームの途中棄権である。ジャマイカは4人のランナーが揃いも揃って100m9秒台である。しかもアンカーはこのレースを最後に陸上界から引退を宣言していたオリンピック100m3連覇の英雄ウサイン・ボルト選手である。だが、そのボルト選手がバトンを受けて走り出してまもなく脚に痙攣を感じたように走れなくなり、コース上に倒れ込んでしまった。ジャマイカは途中棄権とされ、4番手にいた日本チームは運良く3着でゴールへ駆け込んだ。リオ・オリンピックの銀メダルに続く栄誉である。
金メダルは地元イギリス、銀はアメリカが獲得したが、優勝を狙っていたであろうジャマイカにとっては不運だったという以外にない。同時に有終の美を飾ることが出来なかったボルト選手にとっても、不運に付きまとわれたロンドン大会だった。10年以上に亘って世界陸上界に君臨していたボルト選手は、今大会では100mで銀メダルに終わり、200mは不出場だったので結局金メダルを得ることなく、世界の陸上界から退場することになった。
もうひとつメダリストを生んだ競技は、男子50㎞競歩でリオ・オリンピック銅メダリストの荒井広宇選手が銀メダルを、小林快選手が銅メダルを獲得した他にも、もう1人の丸尾知司選手が5位に入賞した。
今回の2つの種目の3つのメダルはそれぞれ殊勲甲と言えよう。
それにしても日本はかつてのお家芸だった男女マラソンは惨敗したが、反面短距離と競歩が強くなったものである。400mリレーは、予選出場選手が2人も入れ替わる中で、決勝では日頃の実力を発揮してメダルを獲得出来たことは素晴らしい。また、競歩は近年急速に力をつけてきたが、これからもその活躍を期待したいものである。
今回の世界陸上は真夏の炎天下で行われ、暑さを避けるために夜間と明け方に開催の競技が多かったようだ。3年後の今ごろ開催される東京オリンピックの気温を考えるとぞっとする。すでに暑さ対策を検討しているようだが、高温に加えて湿度の高い日本の気象条件の中で、欲深いIOC(国際オリンピック委員会)は、何を考えているのか、FIFA(国際サッカー連盟)に横車を押されてよくもスポーツの祭典をこんな最悪の時期に行うものだと思う。
3743.2017年8月12日(土) 変わりつつある日本語の解釈
思想史家で堅実な評論を書かれる渡辺京二氏が、今朝の朝日新聞紙上に女優酒井若菜さんから先週寄せられた質問に応える形で回答している。
渡辺氏は10年前にNPO「知的生産の技術研究会」が東洋経済新報社から「知の現場」を上梓した際、当初取材対象のひとりとして候補に挙がった。生憎渡辺氏の都合がつかず沙汰止みになった経緯があり、氏への取材が出来なくなったことを共著者のひとりとして残念に思ったものである。
その渡辺氏が酒井さんの質問に応えた内容で、「三下り半」という言葉の解釈が一般に間違って使われていると書いている。これまで「三下り半」とは夫からの一方的な離婚を示す言葉と理解されていた。それ故離婚は我儘勝手に夫がやっても好いと解釈されていた。ところが、それは完全な間違いであると渡辺氏は応えている。三下り半による離婚は夫の一方的な我儘のせいで、離婚される妻に落ち度があるわけでははないと言っており、離縁する妻への再婚許可状で妻の側から夫に交付が請求されたものだという。この辺りの解釈はやや分かり難いが・・・。
渡辺氏は、近代歴史学には江戸時代を悪者にせねばならぬ動機があったからであると指摘している。その理由として明治以来歴史学を支配してきたのは、市民主義でありマルクス主義であり、その市民主義が江戸時代の言葉の解釈が悪かったと考えたというのである。恰も「三下り半」の意味が誤解されるようになったのは、マルクス主義であるかのような軽薄なお説には、いかに渡辺氏であろうと素直には納得し難い。
近年になって以前に頻繁に使用された正しい言葉でも近年になって間違いが判明し、訂正されている例は他にもある。その典型は「士農工商」である。かつての江戸時代の身分制度を表すこの言葉には、実際には武士の下に農工商の序列はなく、彼らの身分は平等であったという。それ故士農工商という言葉は、今では死語となった。これは言われてみれば理解出来る。今では教科書にもこの言葉は表記されていないので、教科書で士農工商を習った我々の世代は戸惑うこと夥しい。今後第2、第3の「士農工商」「三下り半」が現れ出ないとも限らない。
渡辺氏の解説には何となくこじつけのようなものを感じて、残念ながらどうもすんなりとは受け入れ難い。
3742.2017年8月11日(金) 「山の日」に北アルプスと高校野球を思う。
今日8月11日が「山の日」として、昨年国民の祝日に制定された。近年国民の祝日が増えて、今では6月だけ祝日がない。当初「山の日」は明日12日に決まることになっていたらしいが、12日は32年前日航機が御巣鷹山に墜落した厄日であり、あまりにも生々しい記憶を呼び起こすということから前日に繰り上げられたという。
テレビを観ていると全国各地で山に関する行事が行われているようだが、絵画的に言えば、上高地から奥穂岳をバックにした河童橋のアングルが何と言っても一番である。
実は、今夕NHK「北アルプス・ドローン大縦走」で、双六岳、三俣蓮華岳から西鎌尾根を通り槍ヶ岳頂上へ至り、更に北穂高から涸沢、上高地へとドローンで空中写真を使いじっくり見せてくれた。昔何度か歩いた登山道である。最後に上高地から穂高を望むシーンでジ・エンドとなり、新たに上空という視点から改めてアルプス銀座を楽しませてもらった。
大学生となって初めて北アルプス西鎌尾根を縦走した時、松本駅から眠い中をバスから一歩足を踏み降ろした途端目前に見せつけられた上高地の美しく壮大なスケールの景色に圧倒されたものである。それはその後訪れたスイス・アルプスの雄大さに優るとも劣らないものだった。
その後膝を痛めたために後ろ髪を引かれつつ登山は諦めざるを得なくなってしまったが、心の中にはいつも上高地が若かりし頃の登山の忘れられない思い出として生き続けている。
さて、熱戦たけなわの高校野球だが、優勝2回の強豪校・横浜高校があっけなく1回戦で敗退してしまった。昨日も名門中京大中京高校が1回戦で姿を消した。この中京高校は、大分以前に校名が変わった。試合をしばらく観ていて気が付くことがあった。昔に比べて選手の着ているユニフォームが大分変ったことである。ユニフォームの首周りに付いていた中京ならではの独特の襟がなくなり、かつて中京商業高校と言われてユニフォームの胸にも‘CHUSHO’と大文字で書かれていたが、今では‘CHUKYO’と筆記体で書かれ、両袖口には赤と青のラインが縫いつけられて若干派手になった。時代のすう勢でこれもある程度時代の流れなのだろう。
しかし、中京と言えば、想い出すことがある。かつて母校湘南高校と中京商高とは毎年4月交互に相手校のグランドで定期戦を行っていた。高校へ入学した昭和29年両校とも春の選抜高校野球大会に出場した。母校は1回戦で高知商高に1-0で敗れた。母校で行われた定期戦では同スコアで中京に敗れた。だが、その2年後母校グランドでの定期戦では中京は選抜優勝校として王者らしい試合を行った。結果は3-0のスコアで母校は選抜優勝校に勝ちを譲った。いつまでも懐かしく誇らしく思える高校時代の想い出である。
その後大学では登山クラブに入り、親しくなった山仲間と数々の山に登り山ほどの素晴らしい経験と思い出を得ることが出来た。いつまでも山への郷愁と想い出は消えることはないだろう。
3741.2017年8月10日(木) 友人、滝鼻卓雄・元読売新聞社長の近著
4月に早川書房から出版された滝鼻卓雄・元読売新聞社東京本社社長の著書「記者と権力」をさらっと読んだ。滝鼻氏は大学ゼミの友人であり、お互いに多忙の中にあっても細い糸のような交流を続けていた。亡き恩師のお孫さんの就職活動でも相談に乗ってもらったり、私が編集責任者を務めた恩師追悼文集発行に際しても原稿を寄せてもらった。
その滝鼻氏の著書を「選択」7月号に紹介されているのを目にして、「本に遇う」欄で元朝日の河谷史夫氏の推奨文を読み、同じジャーナリストの河谷氏が記者の覚悟について触れた個所を褒めている。実際興味深くて読み易かったし、彼が社会部記者として苦労を重ねながらジャーナリストとしての実績を積んだ経緯がある程度理解出来た。面白いと思ったのは、わが自宅近くにかつて法務省高級官僚の官舎があり、最高裁長官や検事総長が就任前に住んでいたので、彼が取り上げたそれらの人たちの表札を見て名前だけは知ってもいた。思わずにんまりしてしまった。
また、身近な例では、文中で採り上げたゼミの後輩と紹介した人物に思い当たる節があり、その人物とは先月に会ったばかりである。大学を中退し、長い間成田空港闘争に関わり、地域の社会運動でも忙しく活動していたゼミナリストである。当然仮名になっているが、いくつか相似点があるので、近い内に尋ねてみようと思っている。
さて、北朝鮮のミサイル発射に関する昨日の北朝鮮側の挑発的な声明発表について、北朝鮮とアメリカの間で相手への非難口撃が、一層エスカレートしている。
今日も北朝鮮軍の金絡謙・戦略軍司令官がとんでもないことを発表した。それによると中距離弾道弾ミサイル「火星12」号4発を、グアム島周辺海域30~40㎞に同時に着弾するよう発射する計画を検討しているという。ミサイルは日本の島根、広島、高知上空を通過するとも述べている。8月中旬までにその作戦計画を完成させ、金正恩・朝鮮労働党委員長に報告し、発射命令を待つという物騒な公式発表を行ったのである。グアム島30~40㎞は公海上であるが、仮に20㎞以内のアメリカ領内に誤着弾した場合は侵略戦争になりかねない。恐ろしいことである。
これに対してアメリカのマティス国防長官は、金正恩政権の崩壊にまで言及し、挑発行為を止めない北朝鮮に対して「同盟国の軍事力はいまや地球上で最も正確で、訓練され、堅固な防衛・攻撃能力を保有していることに留意すべきだ」と軍事力行使を示唆した。
どちらかが先制攻撃を仕掛ければ、北朝鮮が壊滅するのは分かり切っているが、それで日本も影響を受ける。アメリカの先制攻撃の可能性もなくはない。怖い世の中になってきたものだ。