充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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4184.2018年10月27日(土) 安田純平さんの行動は100%自己責任か。
日本国内でまた新たな話題が俎上に乗っている。このほどシリアの武装組織から解放されたフリー・ジャーナリスト安田純平さんに対する自己責任論である。危険地域取材を規制する政府の方針を無視してシリアへ入り、その挙句身柄を3年余に亘って拘束され、一昨日帰国した安田さんの行動に対する非難である。日本政府が身代金を支払ったかどうかは不明だが、身勝手な行動としてNETでは安田さんへ厳しい声がある。中でも身代金を支払ったとすれば、それは国民の税金から拠出されるものだと批判的な意見が多いようだ。
確かにそういう指摘は理解出来ないこともないが、もし安田さんのようなフリー・ジャーナリストがいなくなったら、戦場など危険な地域における臨場感溢れる真実の報道は誰が行うのか。彼らフリー・ジャーナリストが得た情報を何らかの方法で報道してくれるので、読者、言い換えれば国民は真実を知ることが出来る。また、こうも言える。フリー・ジャーナリストが命懸けでリスキーな現場へ飛び込んで真実を伝えてくれるから、国民はありのままの事実を知ることが出来て、政府としても広角的な対策を取ることが出来る。NET情報だけに頼っている人ですら、フリー・ジャーナリストから得た情報によって知識を広げることが出来ているのである。
確かに身代金は重い問題であるが、一概にお金の件だけで、勇気ある彼らの行動にブレーキをかけるのは、「報道の自由」、「言論の自由」をも否定することにもなりかねないのではないだろうか。
さて、アメリカでオバマ前大統領や、クリントン元大統領ら民主党実力者に危険な不審物が郵送され、FBIや捜査関係者が必死に捜査を続けていたが、昨日共和党支持者の容疑者が拘束された。これについて感想を尋ねられたトランプ大統領は、容疑者を責める発言は一切せず、むしろこの原因を作ったのはフェイク・ニュースを流したメディアであり、彼らに責任があると見当違いの受け答えをしている。共和党支持者である容疑者を責めることなく、事件とは無関係なメディアに責任を押し付けて彼らを非難するとは、筋違いも甚だしいと思う。
こういうバランス感覚を欠いた利己主義者が国家のリーダーであることが、結局その国を貶めることになるばかりか、国民に恥をかかせることにつながる。トランプ氏が大統領であることによってどれほど多くのアメリカ国民が傷つき国際的にマイナス・イメージを負っているか、本人はまったく気が付いていない。とりわけそのトランプ氏をおだてあげ、自由気ままな言動に走らせているのが、ほかならぬ熱心な共和党支持者である。これほど破廉恥で自らのためにだけしか行動しない大統領をアメリカ国民はどう思っているのだろうか。
今アメリカへ入国しようと母国を脱出し、メキシコ国内を北上中の6千人規模の貧しい「移民キャラバン」ホンジュラスの人々が、アメリカ国境に着いたらトランプ大統領は入国を認めないと米軍部隊を国境周辺に派遣し監視を怠らないようだが、民族移動のようにひたすらアメリカ目指して歩き続けるグループを国境でリターンさせることが出来るだろうか。
4183.2018年10月26日(金) 日本政府、中国へのODA支援を終了
昨日日経平均株価が822円の大幅安となった。この3週間で実に3千円の値下げである。昔からアメリカがくしゃみをすれば、日本が風邪をひくと言われているように、これもアメリカ経済の影響を受けた結果である。そのアメリカのダウ平均株価は608㌦も下がった。日本とはけた外れの金額である。これまでアメリカ経済は好調を伝えられてきたが、中国との貿易戦争が加速するに連れ、摩擦が企業収益を圧迫して株価は不安定になっている。アメリカ経済が失速し、ミニバブルが弾けたと言われており、今後日本経済も油断ならない時期に入ったということかも知れない。
さて、昨日から安倍首相は日中平和友好条約締結40周年記念式典へ出席するため中国へ出かけているが、その式典で中国への途上国援助(ODA)の終了を表明した。中国も理解している。
実は、そのODAが今日まで続いていたことの方がむしろ問題だった。とっくに終了して然るべきだったが、日本側に猫の首に鈴をつけようとする政治家がいなかったことと、中国に他人のふんどしで相撲を取ろうとする狡さとアフリカ諸国への好い子ぶりに日本が翻弄されていたというのが、実態だった。
1980年に始まった日本の対中国ODA支援は、貧しかった中国経済の発展を促すための資金として使われた。その後中国経済は目覚ましい勢いで成長し、経済的に余裕が生まれ日本から供与された資金を中国の支援という形でアフリカへの経済援助に供出し始めた。その後中国経済は日本をしのぐ発展を続けたが、相変わらず日本は中国へODA援助資金を提供した。これに対して流石に日本からの援助をアフリカへ中国の名で提供するなら、今後打ち切ると伝えたことがあった。それにも拘らず中国に駄々をこねられ、中国は一旦約束した援助を中途で取り消すのは道理に反するというようなクレームをつけられ、そのままずるずる引きずって今日に至った。
流石に中国も今やGDPでは日本を凌ぎアメリカに次ぐ世界第2の大国になって、漸く実より名を選んだのか、援助終了に漸く納得したというのが実情である。この間日本は中国に年間300億円を無償で援助していたというのだから、落とし穴にはまってしまったようなものだった。過去は過去として、今後は対等な交渉の下にウインウインの関係を築けるような永続的な友好関係を構築して欲しいものである。
4182.2018年10月25日(木) 快晴の鎌倉・江の島そぞろ歩き
一昨日夜突然菅官房長官が、3年前にシリアで拉致されたジャーナリスト・安田純平さんが解放されたと発表したが、今日その安田さんがイスタンブールから帰国した。以前の写真と比べてみると大分痩せているように見える。実際安田さんと面会した夫人も同じような夫の印象を語っていた。3年余も拘束され、精神的に追い詰められた、いわゆる虐待と同じだったようだ。まだ本人が極度に疲労しているので、健康チェックをした後しばらくして記者会見を行って体験を話すものと思われる。それを待ちたいと思う。
帰国便の機内の様子を見て評論家が話していたのは、解放のために身代金が支払われたかどうかという素朴なものが多かった。個人的には支払われたと思っている。そうでなければイスラム過激派組織「シャーム解放委員会(元ヌスア戦線)」が、今まで何のために安田さんを拘束していたのか理由が分からない。3年余の間食事代も大分かかっている。最低でも元を取らなければ割に合わないと思う。
偶々朝日夕刊に、安田さんと同じ時期に拘束され10か月後に解放されたスペイン人ジャーナリストとのインタビュー記事が掲載されていたが、彼の場合スペイン政府は4億円を支払ったという。日本政府は肯定しないだろうが、水面下で同じようなやり取りをしていた可能性は充分あり得る。
さて、今日は駒澤大学ジャーナリズム・政策研究所公開講座の受講生仲間と、かつての講師と4人で約束していた「江の島そぞろ歩き」と称して江の島と鎌倉へ出かけた。新宿から小田急ロマンスカーで藤沢へ行き、藤沢から江ノ電で極楽寺を訪れた。「極楽寺」というお寺の名はよく知られているが、比較的小さなお寺で地味な存在であり、境内もそれほど広くはない。境内は写真撮影禁止という珍しいお寺だと思う。あまり参拝者もおらず、静かで好もしい雰囲気だった。恐らくお花見の季節はきれいな桜が見られるだろう。私は2度目、皆さんは初めてだったが、かなり気に入っていただいたようだった。
今日最高の傑作は七里ガ浜のイタリア・レストラン‘AMALFI DELLA SERA’だった。七里ガ浜を目の前にした丘の中腹にあるレストランで、イタリアの世界遺産「アマルフィ」を何となく思わせる。以前玉川高島屋内に同じ系列のレストランがあって何度か利用したが、最近閉店してしまった。かつて七里ガ浜に姉妹店があると聞いていたので、一度寄ってみたいと思っていたところだった。テラスから見る風景は、七里ガ浜はもちろん、江の島と江ノ電も見ることが出来て、抜群だった。薄い雲がかかっていたせいか、真白き富士の峰を見られなかったのが惜しかった。上り坂はきつかったので、高齢者には少々厳しいと思う。皆さんにも気に入っていただけたようなので、ホッとした。その後は江の島へ向かった。実は江の島灯台前まで来たが、それは目的のひとつである「湘南キャンドル」という公園内の夜のキャンドル・サービスを楽しむ予定だったからである。しかし、帰りまでにそれを楽しむには、時間的に難しくなったので、少々自由時間を取った後Uターンして帰ることにした。
今日1日天候に恵まれ、風もなく最高のレストランでランチを食し、鎌倉の名刹を訪れ湘南の雰囲気を十分楽しむことが出来て、皆ご機嫌だったと思う。よう歩いた。その数1万7千歩だった。今年最大である。ふくらはぎが痛くなったが、のんびり出来て爽やかな1日だった。
4181.2018年10月24日(水) 拉致された安田純平さん3年ぶりに解放
昨夜11時過ぎに行われた菅官房長官の唐突な臨時記者会見にはびっくりした。3年前からシリアでテロリスト集団に拉致され、その後度々彼らに脅迫されているような写真や動画が国際社会へ公表されたフリージャーナリストの安田純平氏が、解放されたというニュースである。夫人や両親がホッとしたのか喜びの声が伝えられた。シリア戦線は今や泥沼化して解決の目途はまったく立っていない。今では多くの難民の産出国となって、移民問題でもヨーロッパ中に問題を投じている。安田さんは髭を伸ばしっぱなしで頭髪には白髪が混じり、痩せて捕らわれた3年余りの苦労が偲ばれるが、ふっと我が身を振り返って戦乱の地に想いを馳せる。
私が捕まったのは、得体の知れないテロリストではなく、ヨルダンの正規軍であり、エジプトの警察だった。ヨルダンで軍隊に拘束された件では、アンマン市内は戒厳令が敷かれた厳しい状況下だったが、突然数名のヨルダン軍兵士に包囲されて身体に銃を突き付けられたのには、驚愕し暫し呆然としていた。次第に身体がガタガタと震えだし、ホールドアップしたまま通行人が注視する中を取り調べのために滞在ホテルまで連行された苦い経験がある。
あの時捕捉されたのが、得体の知れないテロリストによるものではなく、れっきとした正規軍だったことで少しは安心出来たが、取り調べの後ホテルのロビーに出てきた時、偶々居合わせたテレビ朝日クルーが驚いて、そのままどこかへ連れられてズドンと1発やられたら、死体なんか出て来ませんよと警告的アドバイスを受けたことがある。
ともかく見ず知らずの土地で不意に何者かに襲われたら、その恐怖たるや実体験のない人には、いくら言葉で説明しても分かってもらえない。今にして思えば、私にとっては生きた教訓とはなったが、こういう体験はもう2度とご免被りたいものである。
4180.2018年10月23日(火) 150年前の今日、明治時代へ
今日は元号が慶応から明治に改められ江戸時代に別れを告げた近代夜明けの日である。その明治150年を祝う政府の記念式典が今日憲政記念館で開かれ、安倍首相以下政府首脳、国会議員、角界の代表者が出席した。ところが、意外にも天皇・皇后両陛下は出席されなかった。宮内庁によると政府からお声がかからなかったという。この種の記念式典で政府が皇室を利用して自分たちの考えや、保守的言動をPRするのには賛成出来ないが、前例を踏襲しないということに関して、やはり政府としては説明する必要があるのではないかと思う。前回100周年式典では、昭和天皇・皇后は出席された。現代において元号が変わるということは、天皇制にとっては極めて重要なことであり、天皇制との関係なしには考えられない。その意味では、今日天皇が式典に出席されなかった理由が分からない。
明治時代についてはいろいろな意見や見方がある。近代社会の幕開けとなり日本が世界に窓を開いた時代となったとの声がある一方で、日清・日露戦争とアジア植民地拡大により、戦争と非民主化の時代だと批判的な見方も多い。共産党は「侵略戦争と植民地支配に向かった負の歴史。丸ごと祝い、肯定するような行事には参加出来ない」として式典に出席しなかった。
問題はこれから現行憲法を改正していこうとする自民党の考え方と出方であろう。国家の防衛のために、自衛隊を名実ともに整備して正式に軍隊と認めさせるために憲法を改正することを目指している。その第一歩として今の自衛隊の存在を憲法上に明記しようと考えている。すべてはそういう流れを作ろうとの意図に基づいている。天皇陛下は一切発言しないが、政府の見解は天皇の考えとは乖離しているのではないかと思う。
さて、トランプ大統領が正式にINF(中距離核戦略全廃条約)の破棄を検討している。INFとは、1987年に米ソ2国間で当時のレーガン大統領とゴルバチョフ大統領によって締結された核軍縮と特定兵器全廃を決めた無期限の条約である。この条約では搭載される弾頭が、核弾頭か通常弾頭を問わず、地上から発射される射程500~5500㎞の弾道ミサイル、及び巡航ミサイルをすべて廃棄すると決められている。それにも拘わらず、ロシアは条約を守らず、2014年に地上発射型巡行ミサイルを開発したのは条約違反であり、対抗上アメリカも核戦略を強化すると言っている。更に中国が米ロ間の全廃条約を尻目に開発を続けていることもアメリカの脅威につながると主張している。ロシアは条約の継続を望んでいると語っているが、もうトランプ大統領の思い込みを止められないのではないか。今後核開発競争が再現すれば、核を持たない国々にとっては核戦争の脅威に晒されることになる。特に、旧ユーゴスラヴィア崩壊前にユーゴに対して無差別に空襲を行ったNATO軍を抱えるヨーロッパ諸国では、当分このままハラハラしながら見守っているより仕方がないようだ。