充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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4444.2019年7月14日(日) 中国本土と台湾間に高速鉄道
音楽が好きな妻が長年趣味としてコーラス活動を続けている。今日所属するコーラス・グループの先生が教えている8つのグループが今年傘寿を迎える恩師を祝って記念公演会が、横浜みなとみらいホール・小ホールで開かれた。妻が所属しているグループ「コーロ・ブリランテ」は1967年に8つのグループの中で最初に結成された。何年かに1度公演会があり、都合がつけば私も会場に出かけていた。男声合唱団、女声合唱団、混成合唱団とあるが、それぞれ特徴があり、それなりに聞き惚れさせるところがあり、3時間をエンジョイすることが出来た。
「コーロ・ブリランテ」も古手のグループになったので、皆さんそれぞれに高齢化へ突入したようだが、健康が許すならこれからも続けたら良いと思っている。
さて、中国経済が発展するにつれ中国政府の少々強引な商法が目立ち、特にユーラシア諸国に対する「一帯一路」計画がひんしゅくを買っているようだが、中台統一へ向けた中国本土と台湾を結ぶ鉄道建設が計画されているとは寡聞にして知らなかった。2016年に中国の5か年計画に盛り込まれたという。福建省福州から同省平潭島まで橋を建設し、島から台湾本島まで約130㎞は海底トンネルを建設する計画である。青函トンネルの海底箇所は23㎞程度であり、ドーバー海峡のユーロトンネルですら50㎞である。果たして中国の現在の技術力で130㎞もの長距離区間に亘って海底を掘削することが可能だろうか。中国としては、「京台高速鉄道」と名付けて北京発の高速列車を早ければ来年にも走行させたい計画のようであるが、これはとても無理だろう。。
問題になっているのは、すでに始まった橋の工事で平潭島まで建設が進んでいるようだが、トンネル工事が本当に始まり、完成することが出来るかどうかということである。現在台湾独立志向の蔡英文総統はアメリカへ急接近しているうえに、米中対立の政治的な影響からアメリカも中台統一の動きに対する中国政府への警戒心もあって、中国の構想がそのまま実現される可能性は不透明である。単純に願うのは、中国が力を背景に台湾人の意向を配慮することなく、中国ペースで強引に鉄路を敷設しないことである。
4443.2019年7月13日(土) 近くて遠い日本と韓国
6日のブログに書いたように、日韓関係が急速におかしくなっている。率直に言って韓国政府の対応に少々配慮に欠ける点があると思っている。日本政府は今月1日に韓国に対して半導体材料の3品目に対する輸出規制を強化し、併せて輸出手続きを簡略化する優遇措置、ホワイト国扱いを止めると公表したことに対して、韓国政府が自由貿易を拘束する措置で、世界貿易機関(WTO)にWTO協定違反に該当すると発表した。
日本政府は、今回の規制強化はあくまで輸出手続きに関する優遇措置を止めただけで日本独自に判断出来る国内の措置であり、WTOの協定とは無関係だと言っているのだ。韓国の輸出管理がかなり杜撰で、韓国から北朝鮮へかなり物資が流れていると指摘しているに過ぎない。韓国は武器製造に転用可能な戦略物資の違法輸出を156件摘発したと、効果的に輸出管理制度が運営されていると主張しているが、実態はこの摘発件数以上に規制が緩和されて他国へ逃れているというのが日本政府の言い分である。
韓国は昨日からアメリカへ政府高官を送り、日本の規制を止めるよう働きかけている。韓国政府はアメリカに理解してもらったと言っているようだが、アメリカ政府としてはお互いに2国間の話し合いで解決して欲しいというのが本心であろう。また、昨日経済産業省では韓国の実務者と経産省課長クラスが話し合いをしていたが、予定を遥かに超える6時間も話し合っても前向きな結論は出なかった。相変わらず解決の見通しは立っていない。
この問題の影響が早くも韓国で、また一部には日本の貿易上にも表れている。
どうも昨今の国際情勢を見ていると好転するより悪化するパターンの方が断然多くなっている。社会面や経済面の問題が影響しているのではなく、むしろ人間関係がこじれて、話し合いが出来ずにそれが社会的・経済的問題に絡んで問題が大きくなっているのではないかと考えざるを得ない。特に日韓関係ではそう思える。実に困ったことである。
4442.2019年7月12日(金) 先輩に最後の別れを告げる。
今年4月に亡くなられた高校ラグビー部で1年先輩の和田正温さんのお宅へ伺い、最後のお別れをさせていただいた。4月になって急に持ち込まれた共著執筆の件でしばらく忙しない毎日を送っていたので、奥様に7月になったらお参りさせていただきたいと前以てお話ししていた。和田さんは高校、大学の先輩であるうえに、ご自宅も近くなので大分親しいお付き合いをさせていただいていた。毎年元旦恒例の湘南ラグビー祭には、車でご自宅へ立ち寄って和田さんをピックアップして一緒に出掛けていたが、数年前から和田さんの体調が勝れず、近年はひとりで母校へ出かけていた。
親しい人が他界されるのは辛く寂しいものである。ラグビー部時代は和田さんとは同じフォワードの一員としてスクラムで固いパックをして体勢が崩されないよう練習や、試合に臨んだものである。もう60年以上も昔のことである。チームはあまり強いとは言えなかったが、これまで親しくお付き合いしてくることが出来たのは、ラグビーの本質的な面白さと仲間の気持ちを引き付けるラグビーに秘められた魅力であるかも知れない。これがラグビーの良さであるとともに、ラグビーをプレイしたおかげで交友関係が広まった。2人の息子もラグビーをプレイし、今では孫までラグビーを楽しんでいる。
さて、昨日びっくりするようなニュースがあった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した探査機「はやぶさ2」が、地球から気が遠くなるような2.4億㎞も離れた小惑星「りゅうぐう」へ再着陸に成功したとのニュースである。今年2月に第1回目の着陸をして人工のクレーターを作った。今度は着陸していた数秒間に砂や石を採取した。これは小惑星の地下に眠っていた太陽の光や放射線で風化していない砂や石の可能性があり、約46億年前に地球が誕生したころの物質を調べることが出来るというメリットがあり素晴らしい成果である。
この研究結果は、前回「りゅうぐう」に初着陸した時点で世界的にもその技術は高く評価されたが、昨日の砂や石を採取したことは、更に世界に差をつけるものと思われる。つい日本人の科学的な技術力のレベルに誇らしい気持ちになる。今後どれほど進歩し続けることが出来るだろうか。世界のリーダーとして国際科学会を引っ張って欲しいものである。
4441.2019年7月11日(木) 人類の祖先ホモ・サピエンスに新事実
今日の朝刊記事のうち、ギリシャでユーラシア大陸最古のホモ・サピエンスの頭骨化した石が見つかったとの記事には些か驚いた。これはイギリスの科学誌「ネイチャー」に発表された情報である。頭骨化した石は1970年代にギリシャ南部の洞窟で見つかったもので、今回改めて調べた結果、これまでホモ・サピエンスがアフリカを出てユーラシアへ移住したのは5~6万年前との説が有力だったが、その通説を覆すように約21万年前のものと推定された。ホモ・サピエンスは、約30万年前にアフリカ大陸で生を受けた地球上最初の人類といわれているが、その後アラブ、ヨーロッパを経てアジア、オーストラリア、アメリカ大陸に移住していった。ギリシャで発見されたホモ・サピエンスが、これまでの通説より古い時代のものだと分かったことで、ホモ・サピエンスがアフリカから移住したのは巷間考えられていた時代よりもっと古い時代だということが明らかになった。
太古の時代の史実というのは、文字化された資料があるわけではないので、調査が精密化すればするほどそれまでの事実が書き換えられる可能性がある。
偶々先日脱稿した共著の「観光のあゆみ」の項にこのホモ・サピエンスについて若干触れた。アフリカを出てアラブからアジアへ至る人類の旅について記したものだ。古代史や文学上の古代文学に興味を抱くと思いがけない想像の世界に引き込まれるところがある。
例えば、アフリカに生まれたわれわれ現代人の祖先が旅をして、アラブへ渡り、マルコ・ポーロの「東方見聞録」で紹介されているようにアジアへやって来た。そして3つの日本列島への渡来ルートとして考えられる北方、朝鮮、南方のうち、南方ルートの丸木舟による台湾から与那国島へ渡る実験的トライアルが、一昨日成功したばかりである。
また、日本に渡って来た渡来人の後裔である大和民族のひとり、歌人紀貫之が「土佐日記」に高知から京都までの旅について書いている。これまで読んでいなかった「土佐日記」をこの機会に通読して、随分新しいことを知った。土佐から陸路を鳴門まで歩いて、瀬戸内を舟で渡り大阪から京都まで歩いたと信じ込んでいた「土佐日記」の旅が、何と土佐から京都まで海を渡り淀川を遡り宇治川を舟で上京したとはついぞ知らないことだった。それ故日程が天候や荒波に大きく左右されたことも知った。また、同時に拙稿で取り上げた京都から鎌倉までの旅を書いた阿仏尼の「十六夜日記」も読んでみたくなり、昨日アマゾンに注文したところである。「十六夜日記」という書名も後世の人が名付けた。そこにはロマンが漂っている。少し読書のジャンルについて考え、これから読む書物もロマンチックな中世物にトライしてみようかと考えている。
4440.2019年7月10日(水) 報道の勇み足と真実報道の難しさ
元患者によるハンセン氏病訴訟と国の責任をめぐる問題が漸く決着した。1998年に元患者が損害賠償を求めて熊本地裁に提訴したのが、この問題のきっかけである。その後鳥取地裁の判決など紆余曲折はあったが、先月28日熊本地裁は国に対して家族へ総額3億7千万円の賠償を命じる判決を下した。この判決では、国が元患者に対して「義務を果たさなかった」「義務を怠った」「不作為があった」などと国の責任を認定し賠償を命じたものである。
それに対して政府は控訴を検討し自民党内では控訴する空気が強かった。それを受けて昨日朝日朝刊が国は控訴すると発表した。ところが午前中に安倍首相が控訴をしない方針と発表した。さぁ大変である。朝日は早速夕刊でお詫びと訂正を伝えた。ところがまだそれで終わらない。今日の朝日朝刊で一面に「誤った記事 おわびします」、二面に政治部長名で「本社記事 誤った経緯説明します」と念入りに誤った記事のお詫びである。どうしてこんなことになってしまったのか。最終的な確認を取らずに原稿を流した。結局最後の詰めが甘く、事実関係が未確認のまま予測で記事を書いてしまったということに他ならない。
更に今日駒澤大学ジャーナリズム・政策公開講座の2つの講座でいずれもこの問題を取り上げた。特に朝日記者が講師を務めた講座では、事実関係を関係者のひとりとして細かく説明された。問題がハンセン氏病の元患者の賠償に関わることで、これまで元患者と家族が苦しんできた問題だけに慎重にも慎重に扱ってきた。それが反って判断を狂わせてしまったのだろうか。それにしても影響力の強い新聞社としては甘かったでは済まされまい。講師の朝日記者は、随分恐縮していたが、事実を一刻も早く読者に伝えたいという焦りの気持ちが、ともすると勇み足になりかねないということでもある。
こういうニュース報道だけに限らず、物事の判断というのは最前線から一歩身を退いてみる気持ちが大事なのかなと思う。