ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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4449.2019年7月19日(金) 近代経済学と相いれない異端のMMT

 昨晩NHK番組「日本人のおなまえっ 鉄道SP!」を観ていたら鉄道にまつわる名前特集だった。その中で1970年旧国鉄のキャンペーン「ディスカバー・ジャパン」が取り上げられていた。その説明役として何と現在一緒に共著書を書いている須田寛・JR東海相談役が登場された。そのキャンペーン効果により新幹線の個人客が大きく伸びたと言っておられた。共著の原稿はすでに再校して送ったところだが、この「ディスカバー・ジャパン」についてはまったく触れなかった。私の担当テーマ「観光のあゆみ」からすれば、やはりコメントすれば良かったと今更のように思った。間に合うなら書き加えたいと思い、取り急ぎほんの2行ほどの追加文章を出版社の担当者に送稿したところである。来月下旬に発行されるので、ぎりぎりの追加原稿だったが、間に合えばハッピーである。

 さて、近代経済学の経済原理を変えかねない経済論が今注目されている。つい最近知ったのだが、ニューヨーク州立大学ステファニー・ケルトン教授が発表した異端の理論が注目を集めている。この理論はMMT(Modern Monetary Theory)と呼ばれているが、教授は財政赤字は悪でも脅威でもないと喝破して財政赤字の拡大を容認する立場を取っている。主流派経済学者から異端と評される所以である。我々が大学で経済学を学んだ際、負債も資本と合わせて資産であると学んだが、現実にケルトン教授は国の債務は資産であり、富の一部で積み上げても問題はないと言い、反って予算の制約がなくなり、教育や社会保障を充実できるとアピールしている。

 日銀が大規模な金融緩和により国債を大量に買うことも問題ないとしている。財務省が何とか財政収支をバランスよくして、財政赤字を削減しようと考えていることについてケルトン教授はどう考えているのだろうか。国際通貨基金(IMF)は財政再建を強く求めるが、教授はIMFは予算を優先させて各国民の生活を破壊してきたと反論している。

 昨日閉幕した主要7か国(G7)財務省・中央銀行総裁会議では、フェイスブックが計画している仮想通過(リブラ)に対して規制などを話し合っていたが、リブラが中央銀行の制約を潜り抜けて自在に発行されたなら、世界的なインフレ現象が起きて経済不安が募るのではないか。それもケルトン教授の予算支出に無制限な考え方と似ているような気がしている。

 考えてもいなかった論理が突然表れると、そのうち付いて行けなくなるのではないかと心配になる。つくづく難しい時代になったなぁと思う。

2019年7月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4448.2019年7月18日(木) 京都アニメ・スタジオの放火で死者多数

 今日午前京都市内で驚愕すべき猟奇的な事件が発生した。京都市伏見区内のアニメ制作会社「京都アニメーション」のスタジオ社屋内で放火事件があり、時間の経過とともに死者が増え、夜10時現在現場にいた社員76名のうち、ほぼ半数に近い33名の方々が亡くなられた。他に多数の重軽傷者がいる様子である。火を点けたのは41歳の男でよほどこのアニメ会社に恨みを抱いていたと思われる言葉を吐いていたようだが、まもなく火傷を負ったまま身柄を確保された。容疑者は事務所内へガソリンを撒いて火を点けたという。事故や災害でなく、事件でこれほどの死者が出たというのは近年記憶にない。平成以後これだけの死者が出た事件は初めてだという。今後捜査が進めば事件の動機や全容が解明されるだろう。それにしてもどんな理由があるにせよ、酷いことを冒す男がいるものだ。

 さて、今年上半期の第161回芥川賞と直木賞受賞者が昨日発表された。芥川賞は今村夏子さんの作品「むらさきのスカートの女」に、直木賞は大島真寿美さんの「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」に与えられる。2つの賞とも女性作家に授与されるが、最終リストに残っていた候補者は、芥川賞6人が全員女性だったし、直木賞にしても5人中3人が女性だった。そういう意味では、女性が受賞すべく受賞したと言える。近年女性作家の活躍が目覚ましく、これからは一層女性作家の進出が見られるだろう。ただ、2003年下半期に2人の女性受賞者、「蛇にピアス」を著した20歳の金原ひとみと「蹴りたい背中」を書いた19歳綿矢りさが選出され、当時最年少と話題になったが、はっきり言っていずれも興味を持って読んでみたが興味をそそるような作品ではなかった。どうしてセックスばかり描写するような作品に、文学界最高栄誉を与えたのか理解できないほどだった。

 プロの作家としては著作が売れなければ、いくら賞をいただいても名誉だけに終わってしまう。その意味では、作家生活を継続していくためには、ある程度自作品が読者に好まれ売れなければプロ作家としては苦しい。その点で今期受賞の2人は今後どう面白く、売れる作品を書き残すことが出来るか鼎の軽重を問われるわけである。

 偶々今朝の朝日新聞インタビューの中でやはり直木賞作家の林真理子さんが、ユニークで面白おかしく応えている。著書「野心のすすめ」の中で、野心や努力の大切さを説いている。毎朝散歩の途中で、若い男がチェーン店で牛丼を食べているのを見て、その男のつまらなそうで覇気がない姿に、野心も欲望も薄いと日本の将来を心配するというものである。この遠因に本を読まなくなったことがあると断定する。面白い見方だと思う。確かに若い人たちは読書をしなくなった。電車内で本を読んでいる若者の姿がめっきり減った。日本文化が退廃しなければ良いがと林さんならずとも気になる。

 ところで、芥川賞と直木賞の発表は、かつては毎年3月と9月に行われていたと思っているが、昨日はまだ2か月も早い。なぜだろうか。

2019年7月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4447.2019年7月17日(水) 駒大講座で浅沼委員長暗殺事件を想う。

 今日は駒澤大学ジャーナリズム・政策研究所公開講座前期日程の最終回である。共同通信社山田講師が21日投票の参議院議員選挙について話された。その中で首相には衆議院解散を決められる専権事項が与えられていると話された。首相にはウソを言っても許される発言があるという。つまり解散をすると言っても解散しないことは許されることの他にも、2つのウソをつくことが許されているという。

 他の2つとは、①公定歩合引き上げと、俄かには信じられないが、②東京地検特捜部の強制捜査、だそうである。そう言われてみれば時折なにやら怪しいビヘイビアが見られることがある。

 その後朝日の向井講師からは自身の体験を含めて過去の衝撃的なニュースについていくつか話された。そのひとつが、1989年朝日社長引責辞任に追い込んだ朝日記者による沖縄のサンゴ損傷事件と、1960年10月12日発生した浅沼稲次郎・社会党委員長暗殺事件だった。いずれもよく覚えているが、とりわけ後者には思いが深く、今日も浅沼委員長の面白おかしかった講演の印象について私から話をした。

 安保条約改定の半年ほど前に浅沼氏が慶應日吉キャンパスに来られ、学生に向かって凡そこんな話をされた。「戦争が好きで人殺しをやりたい人はアメリカとの条約に賛成して戦争に行って勝手に死ねば好い。だが、戦争なんか大嫌いで、戦争なんか行くたくないという人は、社会党とともに安保に反対しよう」。この前後にライシャワー駐日米大使と藤山愛一郎外相の大物スピーカーも相前後して日吉に来られ、これからの日本にとって必要な安保条約改定に賛成するようスピーチされた。安保闘争が学生運動となり、国民運動となった時代に学生生活を送れたということは、学生として国家観と世界観を養ううえでも勉強になった。その点で今の学生には気の毒だと思う反面、彼らに残念ながらあまりエネルギーを感じない。

 私の話に向井講師も耳を傾けてくれた。時折若い時代にのめり込んだことを懐かしく想い出すのはノスタルジックに過ぎるかも知れないが、それも良いものだと思っている。

2019年7月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4446.2019年7月16日(火) トランプ大統領の人種差別発言

 今日も朝から小雨が降り肌寒い陽気である。本当に今年の夏は天候がおかしい。

 こんな時だから明るいニュースがあれば気持ちも晴れるのだが、驚いたことに放言王のトランプ大統領がまたしても人種差別的なヘイトスピートで批判を浴びている。トランプ氏は、彼に対して批判的な民主党の非白人女性議員に「帰って壊れた国を直すのを手伝ったらどうか」と述べた。翌日には、「アメリカにいるのが嫌なら出て行って構わない」と同じようなきつい発言をした。トランプ大統領が標的にしたのは、プエルトリコ、ソマリア、パレスチナ、アフリカ系の4人でそのうち3人はアメリカ生まれだという。かねてよりこの4人の民主党議員はトランプ氏の移民政策を強く批判している。トランプ氏の人種差別者にして過激な性格は、モラル的にも問題があり国のリーダーとして最も似つかわしくないと思う。トランプ氏はこうも言っているのだ。「彼女らは政府が完全に混乱し、世界で最も腐敗し、機能していない国から来ているのに、地球上最も偉大で強いアメリカの人々に対し、政府はこうあるべきだなどと大声で罵倒している」。ここまで言うか。これはもう普通の神経では言えないほど破滅的な発言である。

  トランプ大統領の人種差別思想は今に始まったことではないが、ここまで来るともうぶつぶつ言わずに、はっきり非白人は駄目だから文句を言わずに、すぐこの偉大な国から出て行けぐらいのことを言って、これを良識あるとする「アメリカ・ファースト」民族がどういう対応をするのか見てみたいものである。トランプ氏と同根のアメリカ人も恐らく数多くいることだろう。

 現状を見る限り、トランプ氏の差別発言も酷いものだが、これを容認しているアメリカ人も相当いかれていると思わざるを得ない。

2019年7月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4445.2019年7月15日(月) 加齢とともに俗世界から逃避する傾向

 昨日旅行業界に詳しい知人の弁護士から暑中見舞状をいただいた。そこには古希を迎えた知り合いから正月に年賀状をいただいたが、今回を最後に以後の交信謝絶を宣言されたことに対する気持ちが書かれていた。「全ては『気』が重要なのだ。交信謝絶されようが、賀状等を送り続け、多少は怒らせて白寿超えをめざしていただこう」と結んであった。意気大いに結構である。私も近年毎年のように私より若い友人知人から、翌年以降年賀状を遠慮させて欲しいとの年賀状をもらう。今話題になっている引きこもりは、こういう自分自身の小さな後退現象から起きるのではないかと気になる。結局外の世界、友人たちとのせっかく長年に亘って築いてきた友情や、交流の機会を自ら断ってしまうのだ。新たな情報は入らなくなり、いずれ友人らは離れていく。だんだん寂しくなる老境に歯止めがかからず、気が付いたら周りに誰もいなかったということになる。自らをひとりぽっちに追い込んでしまうのだ。

 明治維新成った明治元年、明治天皇が「五カ条のご誓文」で「智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スベシ」と誓約したように、外へ外へとの気持ちと行動を表すことで日本は世界へ船出して行った。それなのに船出する人が減少しているということで、人間として退化してしまうのではないだろうか。ましてや、今や人生百年説が広がりつつある。その弁護士さんには、これからも前向きに手紙や文章は書き続けて本も読んでいきたいと賛同する返事を送った。

 少子高齢化が進むにつれ、日本社会は多様に変化している。厚生労働省の人口動態調査で分かったことであるが、その影響は亡くなった人の死因にも表れている。全体的に老衰で亡くなる人が増えた。他に死亡の原因がない老衰はいわゆる自然死である。その老衰による死因は、第1位のがん、第2位の心疾患に次いで第3位になったそうである。明らかに高齢化の影響である。

 さて、今日は「海の日」であるが、生憎小雨まじりの天候で空はどんよりと曇っている。海水浴どころか連日の雨空、曇天の影響で気温が上がらないうえに、日照時間が少なく1日当たり僅か3時間以下の日が今日まで連続19日も続いている。これは1963年の連続17日の記録を破るものだそうだ。海水浴場やプールの人出が例年の1/5 以下というところが多い。農作物が被害を受けて野菜の価格も高騰している。普段は気が付かないことであるが、やはり自然の異常変化は怖いものだとつくづく思う。

2019年7月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com