充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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4793.2020年6月27日(土) 新型コロナウィルスに山中伸弥教授の提言
2012年ノーベル生理学・医学賞を受賞された京都大学iPS細胞研究所長・山中伸弥教授が、最近頻繁にテレビに顔を見せて新型コロナウィルスに関して積極的に提言している。山中教授は医学博士ではあるが、感染症専門家ではない。今朝テレビでコロナについて発信するに至ったその理由を説明しておられた。家族からも知人からも反対されたようだが、コロナ感染拡大の状態を座視しているわけには行かないと進んで提言する気持ちになったようだ。このコロナ流行には必ず出口はあると仰り、いくつかの提言をされている。
それは、①人と人との接触を減らすこと、②医療、流通、公共交通など社会を支えている人びとへの敬意と感謝、③感染した方への思いやり、④休業を余儀なくされる方々への支援、である。
山中教授は、日本人が欧米人に比べて感染者も、死者も少ない理由として最も強調されたのは、各自治体にある保健所などが整備されており、小さいころよりワクチンなど予防注射を打つ制度、習慣が国民の間に根付いていることだと言っておられた。手洗いの習慣とか、マスクを着用することなども生活習慣の中で自然に身についている。山中教授のお話しを聞いて改めて日本人が清潔好きであることを再認識した。それが国民健康保険に全国民が加入している裏付けとなっている。キューバのような医学先進国では、保険加入云々ではなく、国が国民から健康保険料を徴収しなくても医療費は無料である。実際このコロナ騒ぎの中にあってもキューバの感染者は圧倒的に少なく、数的に余裕ある医師を中国に派遣して中国の医療を支援している。医学的にも医療面でもキューバは遥かにアメリカを凌いでいる。アメリカは健康保険制度が普及しておらず、貧困層や黒人層の間で感染者が多く、その数も世界一と言われるほど屈辱的なものである。医療関係は全般的に遅れているのだ。
このコロナ騒ぎでトランプ大統領が自慢する世界一の偉大な国アメリカの問題点と弱さが随所に露呈された。本当の国家、或いは国造り、国力とは何だろうか。国民が安心して幸せに生活出来る国こそが、偉大な国と言えるのではないだろうか。いくら国民総生産が多くても、富が平均的に国民の間で分配され安心して住める福祉国家でなければ、国が所有する富はいくら多くても意味がない。
今年の新型コロナウィルスは、今まで気づかなかったことが多い中で、いろいろの意味で多くの示唆を与えてくれたと思う。
4792.2020年6月26日(金) コロナ衰えず、アメリカとブラジルの大統領は?
最近アメリカ国内の黒人暴動でしきりに使用されている言葉、‘BLACK LIVES MATTER’の翻訳について、去る14日の本ブログで取り上げた。私自身充分理解しきれていなかったが、都内に住む匿名の方からお葉書で分かりやすくご教示をいただいた。そもそも‘LIVES’を単純に「生きる」の動詞と受け取ったことと、‘MATTER’を名詞「問題」と思い込んだことから英文法に適っていないと早飲み込みしたことが、文章を原案通り理解出来なかった原因であると分った。‘LIVES’が‘LIFE’の複数形であることを見抜けなかったことと、‘MATTER’が名詞だとばかり思い込んだことに理解不能に至った原因がある。匿名の方には、わざわざ例文を挙げて教えていただいたことに感謝している。自らの力不足を感じるとともに、まだまだ努力が足りないと自戒している。
さて、今世界的に猛威を振るい、その上パンデミック第2波が襲ってくるのではないかと警戒されている新型コロナウィルスが、来週中には世界の感染者は1千万人を超えると推定されている。殊の外アメリカとブラジルで勢いを増している。
アメリカでは昨日1日だけで、3万4千人もの感染者が出たが、ブラジルでは世界で最も多い4万2千人が発病した。この両感染大国には共通点が多い。中でもアメリカのトランプ大統領とブラジルのボルソナーロ大統領の傲慢な性格、言動、政策とその実施方法、存在感が極めて似通っていることである。2人とも経済活動が停滞することに気を遣いコロナ拡大より経済活動を重視している。トランプ大統領がコロナ対策の初期対応に失敗してコロナをアメリカ国内に流行させてしまったことを知らぬ者とていないが、一方のボルソナーロ大統領にしても貧困層がコロナの犠牲になっているのにまったく危機感がなく、「国民への脅威はない」などと気にも留めていない発言をしている。感染拡大につれて科学、公衆衛生を軽視する大統領の欠点が際立っている。多数の感染者が出ているにも拘わらず、レジャーを楽しんでいる動画がネット上に出て、記者から質問されると「だから何だ?」と開き直る有様である。首都ブラジリアでは、知事令により4月末からマスク着用が義務化され、違反者には罰金が課せられることになった。22日には、連邦裁判所がマスクを着用しようとしない大統領に公の場でのマスク着用を求める命令まで出した。
ブラジルのトランプと呼ばれているボルソナーロ大統領もトランプ大統領と同様に、WHOからの離脱を匂わせている。現状のままコロナが終息しなかった場合、2人はどう責任を取るつもりだろうか。
評価を落しているトランプ大統領は、11月の大統領選で益々旗色が悪くなった。一昨日の‘New York Times’による世論調査では、民主党バイデン前大統領の50%に対して、トランプ大統領は36%で、接戦の州でもバイデン氏が有利となっている。11月3日の投票日までにトランプ氏は果たして逆転出来るだろうか?
4791.2020年6月25日(木) 70年前の今日、朝鮮動乱始まる。
今から70年前の1950年の今日北朝鮮軍が韓国へ侵入して朝鮮動乱が始まった。折も折、朝鮮半島ではその北朝鮮と韓国の間に怪しい風が吹いている。当時千葉・幕張の小学6年生だったが、ラジオと新聞でそのニュースを知り、教室では担任の湯浅和先生がしばしばその戦争の話をしてくれた。そのせいかクラスの男子生徒は皆朝鮮戦争に興味を持った。テレビがなかった当時、映画館で観るニュースは朝鮮戦争の場面が多く、李承晩大統領の名前をはじめ、韓国各都市の地名を自然に現地の呼び方で覚えたくらいである。動乱2か月後、自衛隊の前身・警察予備隊が発足した。北朝鮮軍52万人、韓国軍13万7千人、アメリカ軍3万7千人の犠牲者を出して3年後、京都市立中学3年時の夏休みに休戦となり今日に至っている。終戦ではない。
そしてその中学3年生の時の授業で、社会科の棚橋先生が、唐突に今敵国が日本に攻め込んできたら日本はどうしたら良いと思うかと質問なさった。私も含めて友だちは皆日本に軍隊がいないのに迎え撃って反撃すると応えた。その時先生は、軍隊なんか必要ない。占領されたらされたでそのまま抵抗しない方が、犠牲者も被害もなくて良いと言われたのには子ども心にびっくりしたものである。ちょうど前年に警察予備隊が保安隊となり、更に2年後の54年にその保安隊が自衛隊と改称され、軍隊の形を整えつつあった。もちろん当時はまったく考えもしなかったが、今思えば、棚橋先生は戦争にも、軍隊にも反対だったのだと思う。
その自衛隊も今では陸海空合せて総兵力24万7千人を抱える大「軍隊」になり、自衛隊員の数こそ、アメリカ、中国、インド、ロシア、韓国にひけは取るが、年間軍事費は、フランス、ロシア、ドイツ、韓国を上回る。今イージス・アショアの配備停止が話題になっていて無駄な投資費用も目立っている。加えて、安倍首相は来年秋の在任期間中に何とか憲法改定に目鼻をつけようと虎視眈々である。今や日本は憲法第9条で軍備を放棄しているにも拘わらず、軍事大国になっている。それを首相は縦の物を横にして憲法違反を冒してでも軍隊を整備したいと考えている。
さて、昨日の朝日新聞に新型コロナウィルスの影響が観光業界、特にインバウンドが打撃を受けたことについて、東洋文化研究者として知られるアレックス・カー氏が寄稿している。旅行事情に精通しているカー氏らしい相変わらずの卓見に納得させられた。彼は、日本の観光業界が外国人の受け入れ態勢が充分整備されない中で、不意に襲ったコロナは、日本の観光業界に巣食っている「毒」を抜く良い機会であると述べている。「毒」とは厳しい用語だが、今世界中の観光都市で懸念されているオーバーツーリズム(観光公害)を指しており、都市の受け入れ許容量以上に訪れる観光客がその都市にカオス状態をもたらし、本当の意味で日本文化を味わうことが出来ない状態にしていると心配されている。日本ではオーバーツーリズムに対する対策が遅れていると指摘している。
寡聞にして知らなかったが、京都・二条城の襖絵を劣化から守るため複製に差し替えられているようだが、これでは外国人に本当の日本文化を理解してもらえないとも懸念している。偶々昨晩BS朝日番組「京都ぶらり歴史探訪特別企画!厳選の古都」で、この襖絵を素晴らしい作品として複製云々には言及せずに紹介していたが、確かにこのまま手を打たなければ日本人にも本物の日本文化が分からなくなっていくのではないかと、インバウンドとは別の視点からも気がかりである。まさに「毒」である。
4790.2020年6月24日(水) まるで雨後の筍の東京都知事選
小田急山岳部の仲間から小俣龍平さんが亡くなったとの訃報を受け取った。最近山岳部のOB会にも欠席続きで体調が悪いとは聞いていたが、私より2~3歳若いだけにちょっとショックである。若い時はよく一緒に北・南アルプスを登ったものだ。いつも明るく周囲を楽しませてくれた。昨年も同じ山岳部で元運転士だった小宮宏さんが亡くなった。やはり私より若かった。山岳部では若いころ随分楽しい思い出を作らせてもらった。良い山仲間だった。年々歳々人が去り行くのはやむを得ないことではあるが、どうにも寂しい気がしてならない。
さて、18日に東京都知事選が告示され、一昨日立候補者を紹介する選挙広報が配布されたが、異なことがある。ポスター掲示板に見る各候補者のポスターもおかしい。初めて知ったホリエモン新党から3人も立候補していて、その3人のポスターが隣り合わせに貼ってある。こんなことはこれまでなかったと思う。冷やかしに見えないこともない。そしてそれぞれのポスターに堀江貴文氏の写真が大きく載っている。3人の候補者は、ホリエモン新党から立ったということになっているが、当の堀江氏は自分とは関係ないと突き放している。不思議なのは、ホリエモン新党の代表者が「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏であることである。なぜ自分の党から出馬しないのか。2つの政党の所在地は同じだという。このホリエモン新党というよく分からない政党が、正式な政党として認められていることも理解出来ない。
何が目的か分からない党だが、3人の広報は同じようなレイアウトでデザインされ、8割方は3人とも同じようなことが書かれている。「ホリエモン新党でコロナ自粛をぶっ壊す」と大きな表題があって、その下に同じように「東京都への緊急提言37項」とある。その中に意味不明なことや非常識なことが書かれている。「本当の『渋滞ゼロ』」「切符も改札機もなくす」「ETCゲートをなくす」「現金使用禁止令」「東京の空が空いている」「紙の教科書禁止」「学校解体で子どもを解放する」「大麻解禁」「東京都のオール民営化」等々、呆れるような広報活動である。ちょっと冗談が過ぎるのではないかと思うくらいである。学校解体や大麻解禁なんてことが本当に許されると思っているのだろうか。
他にも首を傾げる候補者がいるが、少々ふざけ過ぎているのではないかと思う。重要な都知事選挙を自分の名を売るためだけに立候補しているように思えて仕方がない。小池百合子知事、弁護士の宇都宮健児氏、熊本県副知事だった小野泰輔氏らは主義主張が理解できるが、れいわ新選組代表・山本太郎氏にしても「今政治に足りないのはあなたへの愛とカネ」と謳って全都民に10万円給付とか、授業料1年間免除や都職員3千人増員などを叫んでいるが、こんな大判振る舞いをやっては、いくら金があっても足りなくなるのではないだろうか。
ちょっとふざけているような印象が強い。どうも次元の低い都知事選になりそうな様相である。
4789.2020年6月23日(火) 今日75回目の「沖縄慰霊の日」を迎える。
今日は「沖縄慰霊の日」である。1945年4月1日アメリカ軍が沖縄本島に上陸し、激しい闘いの後今日6月23日、第32軍司令官・牛島満大将の自決を以て組織的戦斗が終結した。民間人9万4千人を含め犠牲者は20万人にも上った。
沖縄全戦没者追悼式に出席した玉城デニー知事は、「平和宣言」の中で「私たちは戦争を風化させないための道のりを真摯に探り、我が国が非核平和国家としての矜持を持ち、世界の人々と手を取り合い、この島が平和交流の拠点となるべく国際平和の実現に貢献する役割を果たしていくために、全身全霊で取り組んでいく決意を宣言する」と述べた。
沖縄では、今名護市辺野古で進められているアメリカ軍新基地建設のための海岸埋め立て工事が、地盤軟弱のため度々契約変更され追加費用が掛かっている。今後も費用、工事期間について変更が予想される。沖縄のアメリカ軍基地は、県面積の8%、沖縄本島だけに限れば15%も占めている。全国のアメリカ軍専用施設面積の内70%が沖縄にある。沖縄の戦いは70年前の今日終わったが、戦後アメリカ軍が占領する形で沖縄に基地を設置して沖縄の戦争はまだ終わったとは言えない状態である。
日米安保条約は日米不平等条約と言える。日米地位協定により、アメリカ軍人の行動について日本はほとんど口を挟むことも出来ない。米軍駐留経費も日本が年間25億$も負担しているが、トランプ大統領は増額を求め、今話題になっているボルトン前大統領補佐官の回顧録によると年間負担額80億$を要求しているようだ。この他にも高額な軍事物資の購入を求められ、日本が負担する米軍関係費は巨額に上る。これが、国内では沖縄を中心に使われているだけに沖縄県民にとって頭の痛い問題である。沖縄だけに負担を強いる日米同盟は、一度立ち止まって将来の方向性について日米両国で話し合いが必要な時期に来ているのではないだろうか。さもないと日米関係はいずれ破綻するかも知れない。
さて、日本が誇るべき話題として今朝の新聞トップ記事に取り上げられたのが、理化学研究所と富士通が共同開発したスーパーコンピューター「富岳」が、スパコンの計算速度ランクで世界1位になったことである。9年前に「京」が1位になったことがあるが、使いにくさがあり利用は広がらなかった。しかし、この世界は日進月歩で進んでおり、あっという間に1位の位置は取って代わられる。今年のランクでも富岳の次には2位から5位までアメリカと中国のスパコンが就いている。開発のリーダーは、今後も覇権争いは続くと自覚している。
しかし、暗い話題の多い中で日本らしいトップを占めたのはお手柄であり、誇りに思って良いことであると思う。