充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
4947.2020年11月28日(土) 過去最多の感染者とノーベル平和賞受賞者の強引さ
相変わらず新型コロナウィルスの猛威は募る一方である。今日は全国で2,683人も新規感染者が出てこれまでで最多となった。新規感染者は第3波がやってきてから増える一方だが、最近特に懸念されているのは、重症患者が増えたことである。東京や大阪では重症患者の入院により収容病院のベッド数がひっ迫してきた。一昨日26日現在で重症者は435人となり、この半月の間に約2倍に増えた。昨日の死者は全国で31人となりこれも過去最多タイとなった。
その最中にあって東京ディズニーランドでは、休園が長く続いて大きな赤字となり、従業員の解雇が実施されているが、本家アメリカのディズニーランドでも入園客の減少により、2期連続で赤字を計上し、現在20万3千人いる従業員の内3万4千人を解雇するという。そんなプレジャーランドが不景気の中で、日本でもかつて娯楽の中心地だった後楽園、現在の東京ドームが今揺れている。
東京ドームが価値の高い資産を所有しながら有効に生かし切っていないとして、筆頭株主である香港のヘッジファンドがドームの社長らの解任動議を提出している。その買収価格が約1千億円と見られているが、これに対して株式公開買い付け(TOB)1,300円で友好的に買収に乗り出そうとしているのが三井不動産である。同社は、東京ドームがプロ野球巨人軍のホーム・グランドであることから、読売新聞グループに20%の株式譲渡をして連携を図るという。上場企業には、ちょっと油断しているとすぐつけ込まれて、気が付いたら他人の資産になっていたなどと笑えない結末になるケースがある。東京ドームも場所としては東京の中心にあり、交通にも恵まれていながら株主の目からはそれほど経営上のメリットが表れていないと見たのだろう。
さて、今気になっている問題にエチオピアの軍事作戦がある。エチオピア政府軍による北部ティグレ州のティグレ人民解放戦線(TPLF)への軍事作戦が最終段階に入った。エチオピアのアビー首相が抵抗を続けるTPLFへ72時間の時限付で降伏を迫っている。理由はどうあれ、数の力で抵抗勢力を屈服させようとしていると受け止められている。気になるのは、以前にも本ブログに書いたが、この場面からは平和的な空気がまったく感じられないのである。
アビー首相は、TPLFのために開けておいた最後の門は閉じられたとまで宣言しているのだ。ところが、このアビー首相は長年もめていた隣国エリトリアとの和平を実現した功績により昨年ノーベル平和賞を授与されたばかりである。その栄誉ある受賞者が、1年後には積極的に武力を行使して力で反乱軍を抑え込もうとしている。まるで平和とは正反対の強行的な手段である。流石にノーベル委員会も苦慮して、戦争が拡大しないようアビー首相に申し入れをしているようだが、それは難しそうだ。国連も事態を憂慮しているが、このノーベル平和賞受賞者は話し合いより即効的な解決を評価しているようなところがある。ノーベル平和賞にもこれまで地道に平和活動を行っていた事実より、国際的に注目される騒ぎを派手に一時的に解決した中心人物に目を向けられている傾向があり、それが不適当な人材を受賞者に選んでしまった原因ではないかと思う。政治家とは、欲の塊で利己的に動きつつ売名行為をする人物が多い。それを見抜くにはよほど対象者の経歴と活動を長きに亘って調査しなければ難しい。今年度以降の該当者には、極力現役政治家は避けて売名的な活動を行うような人物を選ばないことが求められると思う。アビー首相の例が好例である。これからエチオピア政府軍のTPLF掃討作戦がどう展開され、どれほど死傷者が生まれるのか気になるところである。それにしてもノーベル平和賞の評価も落ちたものだ。
4946.2020年11月27日(金) 三島由紀夫の人となり
一昨日本ブログに三島由紀夫についてあれこれ書いたが、これを読んでくれた三島と面識のある高校時代の友人から三島の人となりについてメールで教えてくれた。彼の父親は知る人ぞ知る古代ギリシャ文学の巨匠・呉茂一先生である。辻堂の自宅には中村光夫や小田実らも出入りしていて、ギリシャ語の勉強会では三島もしばしば訪れ、帰宅時には夜道を友人が三島を辻堂駅まで送っていった。その道すがら三島と交わした会話が印象に残っていると知らせてくれた。その時の三島が中高生だった友人に話しかけた言葉が子どもに対するようなものではなく、非常に礼儀正しく丁寧だったと驚いている。テレビ等で伝えられる三島の言動が、彼が受けた印象とは大分隔たりがあり、今一つぴんとこないと書いてあった。三島が恩師・呉茂一先生に宛てた1枚の礼状のコピーを以前私ももらったが、世評と友人の実感が異なるのは、何となく分かるような気がする。人物描写やそれを受け取る人の気持ちなぞは、あくまで個人的なものであり、当然個人差がある。彼にはどうしても三島のテレビ像が、すんなりとは受け入れがたいと言っていた。
ところで、今日も新型コロナウィルスに関する芳しくないニュースが伝えられている。話題の「GO TOキャンペーン」の取扱いについて、政府と各自治体との考えに隔たりがあるようですっきりした感がない。このところ菅首相が正面から応えようとしないことについて、メディアの批判もさることながら野党議員から厳しく非難されている。
中でも小沢一郎氏がツィッターで熾烈なことを言っている。「記者会見をやりたくないというよりは、能力的にまともな会見ができない可能性が高い。質問内容を理解できず、うまく答えられないから、それでボロが出るのが嫌だから、周りも止めているのかも知れない~」とかなり手厳しい。これに続いて立憲民主党の蓮舫参院議員は、首相就任時に記者会見を1度開いたきりで官邸内へ立ち止まり、一方的に話すだけで記者の質問を顧みることがない姿勢を貫いているとその態度を批判している。実際このところ首相は、ぶら下がりはやるが、そこでは記者の質問には答えようとせず、言うだけ言うと逃げるようにその場を離れる。正式な記者会見はやっていない。今夕の朝日「素粒子」にも「この期に及んで記者会見ではなく、『ぶら下がり』で一方的に話して終わり。質問を避ける姿勢が見え見えで、首相の危機感が伝わるものか」と皮肉られている。今晩経済再生諮問会議を開き、その場の様子がテレビで伝えられたが、自分の言葉で語っている様子はなく、原稿を早口に読んでいるだけだった。総理になって自分のスタイルを出せず、官房長官時代よりスケールが小さくなってしまったような感じである。この先大丈夫だろうか。
さて、母校慶應義塾の話で恐縮だが、慶大は2023年をメドに東京歯科大学と合併協議を始めるというニュースが今朝の朝日一面に掲載されていた。2008年に共立薬科大学と合併して薬学部を開設したが、今度は歯学部を開設しようという計画のようだ。これで総合大学としては初めて医系では医学部、看護学部、薬学部、歯学部の4つの学部が揃って文系・理工系も含めて11学部になるという。今後18歳以下の人口が減少していくことに対して、新聞記事では学生確保の狙いがあるという風に捉えているようだが、そうとばかりは言えないのではないかと思う。医学系の関連性のある学部がひとつの大学内にまとまって存在するのは、研究面や運用面でかなりメリットがあるからと考えたからではないだろうか。他大学は慶應の動きに対してどう考え、どんな独自の対策に取り組むだろうか。
4945.2020年11月26日(木) コロナ禍は拡大し、株価は上がる。
今朝8時半に東京医療センターへ出かけて、20日に手術してもらった右足下肢静脈瘤の術後の状態を医師に診てもらった。経過は順調で今のところ問題はないとお聞きし、1か月後にもう1度診ていただくことになった。あの日以来右足に弾性ストッキングを履いているが、足にピタッと密着させるので、足が窮屈で履き方が中々難しい。それを後1か月ぐらいは日中毎日履いているようにとアドバイスされたので、当分の間面倒くさいことを続けなければならない。ただ、ホッとしたのは、下肢のことでもありしばらくは足に負担がかかるウォーキングは出来ないのではないかとお尋ねしたら、まったく問題ないので今まで通り続けて下さいと言われたことである。
さて、新型コロナウィルス感染が拡大して、このまま勢いが止まらなければ医療崩壊につながると懸念されている。この間経済効果が表れてきた「GO TO キャンペーン」をこの期に及んでどうすべきか、政府、各自治体ともに苦悩している。昨日は札幌市と大阪市への「GO TO キャンペーン」は一時中止されると発表された。相も変わらずコロナ感染者は世界的に拡大している。今日現在のコロナ感染者は、6千万人を超えて6,025万人となり、死者は141万人を超えた。
その一方で理解し難いのが、最近証券市場が活気を呈していることである。連休明けの一昨日24日には対先週末比638円高で、日経平均株価が26,165円高という、実に29年半ぶりの高値となった。更に昨日も131円値上がりして26,296円となった。これは現在の経済環境から推せば、理解し難いところだが、日本の株式市場はいつもながらニューヨーク・ウォール街のダウ平均株価に影響される傾向がある。実際24日にウォール街では、値上がりして史上初の30,000㌦台の30,046㌦となったことが大きな話題となった。翌25日には一旦収束して30,000㌦を割ったが、これが日本の株式市場に大きな影響を与えたわけである。
アメリカ経済はコロナ禍の中を失業者が約1千万人と言われる中で、株式市場が好況なのは、アップル社をはじめとしてIT企業が好調なことに加えて、ここへ来て大統領選でトランプ大統領が敗戦を認めないながらも、連邦政府が政権移行手続きの開始を決め、投資家が積極的に動き出したこと、更にコロナ感染拡大の中でワクチン開発の進展により不安が和らいだことが影響している。その意味では日本経済は、良くも悪くも相変わらずアメリカ経済に振り回されているということが言えそうである。
ここで話題をスポーツのビッグ・イベントに変えてみたい。昨日はサッカーのJリーグとプロ野球でコロナ禍の今年のチャンピオンチームが決まった。いずれの日本一決定戦も記録づくめだった。2年ぶりに3度目の優勝を決めた川崎フロンターレは、現行制度になって以来最も早くシーズン優勝を決め、年間勝利数、勝ち点ともに史上最多である。サッカー界では、昨日アルゼンチンのスーパースターだったディエゴ・マラドーナが60歳で亡くなった。選手としては超一流で、数々のワールドカップで大活躍する反面ドーピング検査で陽性とされ、大会から追放されるなど物議を醸す場面も多かった。しかし、国民からは広く愛され、アルゼンチン政府は3日間の服喪を決めた。亡くなった11月25日は、奇しくも4年前に亡くなったが、生前親しかったカストロ・キューバ元国家評議会議長の命日でもあった。
他方プロ野球は、球界の盟主でありセ・リーグ覇者の巨人軍が、日本シリーズ史上稀に見る屈辱的な戦いの末、ストレート負けでパ・リーグの覇者・ソフトバンクの軍門に降り、昨年の日本シリーズと同様ストレート負けの完敗だった。4試合で巨人軍は最少安打数、最低打率、最少得点タイ記録と不名誉な記録とともに今年度のシーズンを終えることになった。巨人軍はかつては9連覇を成し遂げた常勝軍団だったが、セ・リーグで優勝したとは言え、日本一を決める決戦でこの体たらくでは救いようがない。昨年4連敗を喫した日本シリーズは、ラグビー・ワールドカップ人気に掻き消され、テレビ視聴率でも完敗して影が薄かった。今のままではプロ野球もサッカーや他のスポーツに人気を奪われてしまう。かつての熱烈巨人軍ファンとしては寂しい限りである。何としても捲土重来を期して日本一を奪回して欲しいものである。
4944.2020年11月25日(水) 三島由紀夫逝って早や半世紀
50年前の今日作家の三島由紀夫が自決した。ちょうどその日アメリカ人講師から英会話を習っていて途中から教室に入室した女性が、今三島由紀夫が市ヶ谷の自衛隊で亡くなったと驚いた顔で話してくれた。私を含め数人の受講者はもう英会話も上の空だった。何といっても死に方が衝撃的で異常だった。この現代という時代に武士と同じ切腹で自らの命を絶つとは恐れ入った。三島の死については、当時各界各層の人があれやこれやと感想を述べていたが、死人となった三島の本心は端で臆測するしかない。
昨晩NHK「アナザーストーリー」で市ヶ谷の自衛隊司令部で、当日その死の現場にいた元毎日新聞の徳岡孝夫記者が感慨深げに語っていた。三島から信頼されていて死の直前に盾の会のメンバーから手渡された三島からの最後の手紙を紹介していた。この死を誤解されないよう世間にありのまま伝えて欲しいという三島の願いだった。徳岡氏はその後「サンデー毎日」に三島との交流を手記として発表した。
三島の師だった川端康成が日本人として初めてノーベル文学賞を受賞したが、その前年辺りから日本の文学界と三島は、三島自身が最初の受賞者になると期待していた。徳岡氏の話では、三島は事前に授賞後の対応も考えていたというから相当確信があったようだ。受賞者発表前に殺到するだろうメディアから逃れるためにタイまで逃れ、当時タイ支局に駐在していた徳岡氏と会ったという。
結果的に三島はノーベル賞受賞を逸した。かなり失望したようだが、それが自決の理由ではないと思う。彼の考え方としては、戦後日本は経済復興こそ果たしが、日本人は浮かれて日本のあるべき国のありようを忘れていると嘆いていた。意外だと思ったのは、あれほど右翼的な言動をしていた三島が、昭和天皇に対して敬意の気持ちを抱かなかったことである。そこには、天皇が三島の考える日本という国とは異なる言動をしたことに失望したのだ。それはマッカーサーの前で天皇が人間宣言をしたことであり、その点を非難すらしていた。
彼は身体が軟弱とのコンプレックスに苛まれた末に、肉体改造を行い筋肉隆々の身体にした。それでいながら昔風の切腹という時代離れした儀式で「盾の会」のメンバーを道ずれにして、世間を大いに騒がせた。決して褒められるような所業ではない。作家としては、大作を次々と書き、多くの読者層を広げたが、ひとりの大人の行動としては残念な結果になった。
私自身「金閣寺」と「潮騒」の僅か2冊しか読んでいないので、大きなことは言えないが、いずれも興味深い作品だった。天才肌の作家だったと思う。それにしても真の死因も分からないまま惜しい作家を失ったものである。
さて、亡くなったと言えば、昨日元茨城県高校野球の監督として、春1度、夏2度全国制覇した木内幸男さんである。享年89歳だった。木内さんが初めて甲子園で優勝したのは、県立取手二高を率いた1984年夏の甲子園だった。当時茨城県教員海外研修団の事前研修会を県庁内で行っていて、優勝直後には県庁内に大きな優勝祝賀の垂れ幕が掲げられ、県の先生方も喜んでおられたことが強く印象に残っている。その時のエース石田投手のサイン入り色紙をその後、研修に参加した石田投手の恩師からいただいたことを懐かしく想い出す。
4943.2020年11月24日(火) 厚顔政治家の狡さとメディアへの政治的圧力
江戸時代茨城県高萩市が生んだ偉人に、長久保赤水という地理学者がいたと知った。今まで茨城県教育庁をはじめ、県の教育機関を随分訪れたが、その名を聞いたことはついぞなかった。水戸藩の儒学者で、日本で多くの情報を集めて初めて緯度と経度を記した日本地図を作成したことで知られ、それは国の重要文化財に指定されている。代表作として、「改正日本輿地路程全図」がある。そこには中国との間でもめている尖閣諸島が日本領土として記載されているそうだから、その地図を中国に見せてやったら好い。実際に日本中を歩いて測量し日本地図を完成させた伊能忠敬より42年も早かった。高萩市では高萩駅前に赤水銅像の設置以外にも、市内のマンホールの蓋に上記の赤水の地図を描いて市民、並びに市を訪れた人々にその名をPRしている。シーボルトらも参考にしたとの話もある。今朝のNHKニュースで紹介していたが、隠れた偉人がまだまだどこにいるかは分からないものだ。
さて、安倍前首相在任中のスキャンダルと言われ、今も理不尽だと追及されている晩年の3つの不祥事件のひとつ、「桜を見る会」会計処理の不透明さが明かされそうだ。ホテル・ニューオータニのようなデラックス・ホテルで開かれた前夜祭の会食費用が、参加者ひとり当たり5千円という低価格自体理解に苦しむ。かねがね不審に思われていた会食費用の差額は安倍前首相サイドから支払われていたのではないかとの疑念に対して、前首相側は参加者がすべて支払っていたと言い逃れていた。それが虚偽の答弁だったということになる。安倍前首相は国会でも補填した事実はないと答弁していたが、差額を支払った領収証をホテルが作成していたことはないと言っていたが、実際に作成していたことが判明した。これにより東京地検は公設秘書から任意で事情聴取をしているが、政治団体の収支の記載を義務づけた政治資金規正法違反の疑いが出てきた。
安倍前首相については、森友学園問題でも国有地払い下げに介入して不当に安く払い下げられたとの疑念を抱かれ、更にその決裁文書の改竄をして近畿財務局職員を自殺にまで追い込んだ。衆議院調査局の調べでは、2017~18年国会で事実と異なる答弁を139回も行っていたということまで分かった。
また、加計学園問題では、同学園に格別の便宜を図って国家戦略特別区と指定された愛媛県今治市内に同学園岡山理科大学獣医学部を新設させた疑惑もある。
いずれもこれまで野党や、弁護士団体、市民団体の抗議を無視して自分流の考えを押し通し、疑念を残したまま総理を辞任した。今新たに疑惑が暴かれて今後の行方は不明であるが、疑惑にそのまま蓋を被せて逃げおおせたと思われていただけに、特捜部にはこの際すべての疑惑を改めて洗い出し、逃げ得を許さず毅然と対処して欲しいと願う。前首相も晩年を汚すことになるのではないだろうか。
それにつけても政治家に対する批判は、例え道理のある正論であっても彼らはリベンジや機会を捉えて仕返ししてくると聞いている。2年前に亡くなった元毎日新聞の岸井成格氏とその前年にペンクラブのパーティで立ち話をした時、テレビで発言したことについて官邸からその情報の出所をしつこく追及されると聞いた。東京新聞の望月衣塑子記者は、度々鋭い質問をするので、官邸から敬遠され質問は受けないと嫌がらせをされるなど、相変わらずメディアの発信に神経質なほど警戒されると官邸の対応に失望していた。
偶々今朝の朝日紙上に、朝日新聞社の文書の開示請求に応えて、首相官邸の内閣広報室がTVコメント記録を開示した内容が載っていた。それによるとテレビのニュース番組やワイドショーの発言内容と発言者の名前が書かれていた。政府の見解に異を唱えれば、修正、訂正するようイチャモンをつける。これについて以前テレビ朝日「報道ステーション」コメンテーターだった共同通信社の後藤謙次氏は、「政府に批判的な報道に対応するための危機意識があるのだろう。記録をもとに政権から何かを言われても、番組づくりで忖度などしないという強い心構えが必要」と語っている。果たしてメディアは、政府の圧力に耐えて言うべきことを言い続けられるだろうか。我々もそういう姿勢を支援していきたいと思う。