充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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5180.2021年7月19日(月) トランプ前大統領から皮肉られたグレタさん
昨晩BS・テレビ朝日で地味ではあるが、筋の通った社会派のドキュメントを放映していた。スウェーデンの環境保護活動家のグレタ・トゥーンベリさんの活動ぶりを取り上げた、2時間の報道番組「緊急提言!グレタ気候変動最前線をゆく」である。今年18歳であるが、地球温暖化防止のための防止策を提言するだけではなく、自ら山林火災など温暖化現象を体感出来る地点を訪れ、現地の人びとから最近の温暖化の傾向を聞いて、広く世界へ発信している。彼女がこの問題でメディアに姿を見せるようになったのは、彼女がまだ16歳の一昨年だった。彼女の突然の登場は関係者ばかりではなく、主要国の首脳らの目を惹いた。当時のトランプ大統領は、2019年「TIME」に最年少で「今年の人」に選ばれた彼女を評して「馬鹿げている。グレタは自分が抱えている怒りのコントロールの問題に取り組んで、友人と一緒に古きよき映画を観に行くべきだ」と、年甲斐もなく若い女性に苛立ったようなコメントを述べた。
彼女は一昨年9月国連の気候サミットに出席するため、大量の二酸化炭素ガスを排出する航空機ではなく、2週間かけて全長18mのボートで大西洋を渡り大きな話題を呼んだ。国連では、地球が大量絶滅の時代に直面する今、大人たちが積極的な対策を取らずに失敗すれば、自分たちの世代は絶対に許さない、と激しい口調で各国代表に訴えた。その後チリで開催される国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)に出席するため、同国へ渡ったが、リマ市内で暴動が発生して予定されたCOP25の会場が急遽マドリードに変更され、再び14mのヨットをチャーターして大西洋を横断しリスボン経由でスペイン入りした。画像ではその辺りの場面が撮影され、荒れる洋上で船酔いした彼女を映し出していた。
現実にアメリカ・カリフォルニア州や、オーストラリアの山火事の現場で近隣の人たちにインタビューしている前向きな姿勢には感動した。世界中どこへでも出かけていき、あまり気負うことがない。僅か16歳の高校生がこれだけはっきり自ら信じた環境破壊への反対意見を堂々述べるのには感心した。自分自身振り返って、ラグビーに夢中だった高校生時代には、彼女のような高邁な考えも行動力もなかったし、世界へ訴えるような行動なんてとても出来なかった。今や彼女のネームバリューは世界的になったが、今後怪しげな組織に利用されないことを願っている。
折も折この数日ドイツ西部からベルギー、オランダ方面に至る広い地域で河川が氾濫し、洪水が市街地へ流れ込み多くの家屋を水没させ、ドイツ国内だけで157名の死者が確認されている。この現実にかねてより地球温暖化現象を危惧していたドイツのメルケル首相は、現場を視察し気候変動に断固として取り組む必要があると呼びかけた。グレタさんが恐れていた地球温暖化がもたらす災害が、現実にヨーロッパのさほど大きくない川で発生したのである。
5179.2021年7月18日(日) 横綱白鵬45回目の優勝とレバノンの現状
大相撲名古屋場所が今日千秋楽を迎えた。2場所連続優勝の大関照ノ富士が3連覇を飾り、そのまま横綱に昇格するか場所前から期待されていた。6場所ぶりに、しかも相撲協会から休場続きで進退の決断を迫られていた横綱白鵬がこれをどう迎え撃つか、興味深い場所だった。しかし、期待に違わず、千秋楽を迎えて白鵬と照ノ富士の全勝対決となった。千秋楽の全勝対決は、実に9年ぶり6度目のことである。勢いの良かった照ノ富士も44回の最多優勝を誇る横綱に熱戦の末敗れ準優勝となった。
実は、白鵬はこれまでしばしば眉を潜めさせるような言動をして不謹慎と非難されたことがあったが、昨日も時間いっぱいになってから土俵際まで下がって仕切り、協会理事長から横綱らしくないと苦言を呈せられていた。実力はどの力士よりも秀でているが、横綱らしいパフォーマンスではないと身勝手な行動を批判された。今日の照ノ富士に対しても張り手と肘打ちを何度もやっていた。強い横綱として右ひざの手術を済ませて6場所ぶりに出場しながらも他を圧倒して優勝を掴み取っていく。その強い横綱らしい実力には頭が下がるが、もう少し横綱らしい品位を具えてくれれば、不世出の横綱と呼びたいところだ。すべてに満点とは中々行かないものだ。それでも最多優勝45回目を成し遂げた横綱白鵬にはおめでとうと言ってあげたい。来場所は準優勝の照ノ富士も横綱に昇格するようだ。東西横綱が揃い踏みして今後大相撲界が一層発展することを期待したい。
さて、中東のレバノンがこれほど追い詰められているとは、想像していなかった。経済状況が悪化の一途を辿り、昨年3月には国の借金が返済出来ず、デフォルトに陥っていた。そこには経済以前に政治的不安定が大きく作用している。1967年末同国を訪れた時は、第3次中東戦争の敗戦国の支援国でありながら、戦後の市街からは明るい空気が感じられ街は賑わい港には海水浴が大勢集まっていた。拙著「八十冒険爺の言いたい放題」に紹介した高校生カィールくんに巡り合ったのも、このレバノンの首都ベイルートだった。
そのレバノンは地中海に面した立地上の優位性から多くの国々と経済・外交関係を結んで繁栄し、市内には多くの外国人の姿が見られ、ベイルートは別名アラブのパリとも呼ばれていたほどである。アラブの国々は、それぞれに難しい立ち位置にあったが、レバノンでは、宗教や宗派によって国会の議席や閣僚ポストを分け合う、特異な「宗派主義」という政治体制を保ちながら微妙な国家の舵取りをしている。
私自身早くから興味を惹かれたのが、政治に宗教が色濃く反映され、大統領をキリスト教マロン派、国会議長をイスラム派シーア派、首相をイスラム派スンニ派から選ぶ3つの宗派と信者に配慮した政治運営のルールである。このベイルートに昨年8月大爆発が起き、当時の内閣が総辞職に追い込まれた。爾来首相不在のまま1年近くに亘り政治空白が続いていた。
レバノンは国として債務不履行に陥り国民の多くが月額数十㌦程度の生活を余儀なくされている。かつて宗主国だったフランスが、国際通貨基金(IMF)の支援を受ける条件として、宗派主義からの脱却を要求している。このように難しい立場の国家に果たして諸外国が、救いの手を差し伸べてくれるだろうか。
訪問してから55年も経った今でも懐かしく思い出すベイルート市内の洒落たストリートと明るい人々が生活し、アラブでも他の周辺国の中でも一頭抜きん出ていたレバノンの厳しい現状を知るにつけ、政治家の責任は重いものだと考えている。首相に指名されていながらハリリ元首相は、アウン大統領が考えていた自派が3分の1を超える閣僚名簿に承服出来なかった。これによりハリリ元首相は組閣を断念せざるを得なかった。結局宗派主義が、かつては豊だったこの浮遊する国・レバノンを今益々苦境と混迷に追い込んでいると言えそうだ。
5178.2021年7月17日(土) 佐藤優氏の立花隆論(「文藝春秋」8月号)
「文藝春秋」8月号に、4月に亡くなられたジャーナリスト立花隆の追悼特集が掲載されている。立花については、すでに他の雑誌やテレビでも特集が組まれたが、これを読んで改めて立花の人物像と仕事ぶりに敬服した次第である。
追悼特集は、「立花隆『知の巨人』の素顔」と題して、柳田邦男、山極寿一氏ら9人の著名なジャーナリストがその仕事ぶりと人となりについて書いている。9人はそれぞれに個人的な思い出と感想を記しているが、皆立花の単なるジャーナリストとは思えない並外れた想像力、行動力、読書量、情熱などについてベタ褒めである。その中でただひとり立花を評価しながらも「私とは波長が合わなかった」と書いたのが、佐藤優・元外務省主任分析官である。2人で対談を書籍化していながら、形而上学論において意見の一致を見ることはなかった。また、佐藤氏は立花がすべての事象に精一杯学習し、真剣に取り組んだことに関して評価しながらも「脳死体験」だけは理解出来ないと否定的である。
佐藤氏は数々の著書を物にされ、ベストセラー書も多いが、少々自己顕示欲が強く、これまでも時に人物批評が物議を醸すこともあった。私も彼の作品を何冊か読了したが、河上を誤解して自己主張を押し付けていると思うのは、講談社現代新書「貧乏物語 現代語訳」で社会主義経済学者の河上肇博士について間違った見方をしていることである。佐藤氏は河上が戦前特高に追い詰められ、転向したと批判しているが、それは間違っている。河上は「転向」ではなく、自ら「没落宣言」をしたのである。その後社会主義論について書くことを止めると宣言したのである。河上は著書の中で苦しい胸中を披歴している。当局に赤旗を掲げるのではなく、その場から姿を隠し活動から遠ざかるという主旨のことを書いている。佐藤氏に言わせれば、現実から逃避して姿を隠すようでは、転向と変わらないと言いたいのだろうが、河上の心境は右翼からの弾圧にひとりでは抗しきれないので、しばらく身を潜めるという主旨である。それでも河上が絶対転向するのは嫌だと、敢えて「没落」という言葉を使って身を潜めている気持ちを述べている。その点を配慮することなく、一方的に「転向」と片付けるのは大学教授、キリスト教徒としてインテリらしからぬ狭量な決めつけである。
佐藤氏には、自らの考え方とこれまで仕事でやってきたことに過度な自信があるのかも知れないが、少々不遜な点が見られる。佐藤氏には、鈴木宗男議員とつるんで刑事訴追された過去もあり、全面的にその言動を素直には受け取れない点がある。その点では立花の人間性やら実績に軍配を上げたい。
昨日梅雨明けとなったが、やはり今日は全国的に気温が高い。全国で真夏日となったところが、575地点、猛暑日となったところが41地点もあった。昨日と同様に今日もそれらの地点は、北海道から東北地方に点在していることである。世田谷区では最高気温は猛暑日の33℃を記録した。今日外出したらやはり暑かった。この先を考えるとゾッとする。
5177.2021年7月16日(金) オリンピック開催の課題と未来像
東京オリンピック開会式まで残りあと1週間となった。これまでこれほど開会前に問題が露わになったオリンピックは、そうはないと思う。昨日も酒類販売に関して理不尽な発言をしたからとして自ら謝罪した麻生太郎・副総理が、日本は1940年開催の東京オリンピックが太平洋戦争で中止になったことを例に上げ、再びオリンピックが呪われていると不見識な発言をしたように、今回も当初の開催予定がすでに1年延期され、今年こそはスムーズにと頑張っていたのに、次々と難題が降りかかって来ている。愚かな副総理が悪ふざけで発言したように、案外東京オリンピックは呪われているのかも知れない。
23日の開会式に先立ち、オリンピックでは21日から宮城スタジアムでサッカーが10試合行われるが、それぞれ上限観客1万人を入れる。これに対して郡和子・仙台市長や県・市医師会が無観客にする要望書を宮城県に提出しているが、村井嘉浩・宮城県知事は予定通り有観客で実行すると反対を押し切る構えだ。ところが、村井知事が有観客に拘るのは、このところ仙台周辺では有観客のスポーツ・イベントが目白押しだからという理由もある。10、11日のプロ野球、楽天対西武2連戦に2万5千人が観戦した。17日にはセ・パオールスター戦が収容人員の50%の1万5600人を上限に開催される。更に24,25日にはオリンピック・サッカー日本代表チームが最大50%の観客を入れて強化試合を行う。ややオリンピックとプロ・スポーツは異なった対応をしているが、これでコロナ対策に万全を期していると言えるだろうか。
ここへ来て郡和子・仙台市長が有観客に反対を唱えたのは、来る8月1日に再選を目指す市長選挙のパフォーマンスではないかとの声がある。プロ野球は好いが、オリンピックでは駄目なのは、IOCや組織委員会への不信感が、その根底にあるからではないかと穿った見方もある。
いずれにせよ、1週間後にはオリンピックは開催され、毎日テレビで観ることになるが、今大会は別にしていずれテレビでは見難くなる心配があるようだ。商業化が年々進み、アメリカNBC系列メディアがオリンピックの放映についてIOCと独占契約を締結したことにより、テレビ放映権料が大きく値上げされることになる。これにより協定を結んだ日本の民放テレビ・グループでは高額な放映権料を支払いきれないと危惧されている。サッカー・ワールドカップ然り、オリンピック然りで茶の間から、世界的なスポーツ・イベントがテレビ放映される機会が少しずつ消えていく可能性がある。これが商業主義化の行き着く果てだろうが、単純にCMなんて気にせず観られたテレビが懐かしい。今度の東京大会で競技をじっくり観て、テレビとスポーツ中継の未来像を考えてみたい。
さて、今日関東でも漸く梅雨が明けた。その洗礼であろうか、東京都内の最高気温は33.2℃だった。最も驚いたのは、全国で最高気温を記録したのは、選りによってあの北海道常呂郡置戸町境野で35.3℃だったことである。いずれにせよ、これから炎暑に悩まされそうだ。
5176.2021年7月15日(木) コロナ禍の中でオリンピックは大丈夫か?
12日に新型コロナウィルス感染拡大防止のため4回目の緊急事態宣言が発出されてから皮肉なもので、連日新規感染者の数は増えるばかりである。今日東京都内の感染者は2日連続で千人を超え、1,308人だった。全国的にも昨日3,192人、今日は3,418人で連続して3千人を超えてしまった。こういう時にオリンピック開催まであと8日となり、各国から代表選手団が次々に来日している。しかし、選手たちのオリンピック村入村式は、いつもなら派手に行われるところだが、今回は歓迎ムードの入村式も行われない。彼らの入国に際しては、空港の水際作戦でコロナ防止を心掛けているが、やはり懸念されているようにコロナ陽性者が入国して来ている。
ほとんどの競技会場で無観客のまま競技が行われるが、宮城県で行われるサッカーの試合に無観客を要望している仙台市長他の反対に対して、宮城県知事はあくまで上限1万人の有観客で実施の考えを強調している。オリンピック開催に対して中止の声が多かったが、ここでは有観客か、無観客かでまだもめている。昨日バッハIOC会長が菅首相と会談した折に、バッハ会長は首相に改めて有観客を要望したそうである。バッハ会長としては、少しでも平常通りの開催に近い形で実施したいようだ。国内には考え方においてオリンピックがらみの対立があちこちで生れている。本来の世界平和と友好をモットーとするオリンピックの精神が歪んでしまっているようだ。
ついては、オリンピック憲章により開会式における開会宣言は、東京大会では天皇が行う。今回も過去の大会に倣い天皇が宣言する予定であるが、皇后雅子妃殿下や他の皇族方は同席しないことになった。
昨日アメリカで行われ、マスクを着用しない6万人もの観客で大いに沸いたMLBオールスター・ゲームに引き比べて、何とも盛り上がらない静かな東京大会開会式になりそうである。
さて、6月号?であったか、「NATIONAL GEOGRAPHIC」誌が付録として11年前に日経BP出版センターが発行した片手に収まる「CULTIVATION PROGRAM」なる小さな手帳を送ってくれた。32頁程度の記帳式のものだが、52もの課題は中々ハードである。「1年間で52の課題に挑む」としてビジネスマンが恥ずかしくない教養を身に着けるための努力目標手帳のようなものである。読むべき本、観るべき映画、見学すべき文化施設等々はともかくとして、「懐石料理を食べてみる」「日本庭園を訪ねる」「ワインショップでワインを買う」「風呂敷で物を包む」「専門店で食器を買う」「着物を着て街に出る」「裁判を傍聴する」「毛筆で手紙を書く」「土鍋でご飯を炊く」「中国人の知人を作る」「絵画を買う」「祭りを見に行く」等々、普段あまりやらないことを実行するよう求められている。その他に、「落語を聴きに行く」「歌舞伎・文楽を観に行く」「オーケストラの演奏会に行く」「オペラを鑑賞する」「ジャズの生演奏を聴く」「地元の歴史資料館に行く」など知恵熱で唸らされそうなくらいすごい要望が52項目もある。
これらの課題のうち、これまでほんの4分の1程度しか実行出来ていないことが少々情けなくもある。「土鍋でご飯を炊く」なんてビジネスマンにとって必須とは思えないが、説明を読むと「スイッチ一つでできることも、あえて手間をかけると新しい発見がある。オコゲを楽しみながら、便利さの裏で失ったものを考える」と中々考えさせる言葉ではあるが、「黒澤明やチャップリンの映画を観る」のように単純ではない。特に指定された書物では、「カラマーゾフの兄弟」と「坂の上の雲」、「徒然草」ぐらいしか読んでいない。不読書は哲学書ばかりで普通のサラリーマンにとってはちょっと壁が厚いのではないか。それにしてもこんなすごい課題を52もクリア出来るビジネスマンなんて実際にいるだろうか。