充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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31.2007年6月14日(木) 信長と荒木村重の謀反
毎朝、毎夕購読新聞の小説を愛読しているが、日経夕刊の連載「地の日天の海」が佳境に入って興味津々である。内田康夫の歴史小説を読むのは初めてだが、間口はそれほど広くない割に、奥行きが深く話の先行きに期待を抱かせる内容である。それに、仏僧が時の為政者に関わる視点が面白い。出だしは、随風という坊主の修行から始まったが、いまや天下を争う戦国大名の城取り物語となって、いやがうえにも興味が増してきた。登場人物も信長、秀吉、光秀、家康、信玄、謙信ら多士済々である。信長の冷酷な戦いぶりと、部下の規律、敵敗残将兵への接し方、等が鋭い筆致で描かれているが、今更ながら信長の血も涙もない、冷血な性格には言葉もない。ここ数日間に亘る西国毛利藩討伐の途上で、謀反を起こした荒木村重が篭った摂津・有岡城の1件では、裏切った末逃げた村重に対する仕置きとして、降伏した城内の家来を含む、足軽、女どもに到るまで全員皆殺しにした残虐ぶりには、秀吉も恐れをなしたとされる。そのせいか元々人殺しを好まなかった秀吉は、播磨・三木城の兵糧攻めでは降伏した城主・別所長治を切腹させはしたが、ほかには誰一人として処刑せず、それが秀吉の株を大いに上げたと言われる。
それにしても比叡山仏僧、一向一揆衆、有岡城家来ら、これほどの残忍な虐殺を行った信長が、京都の公卿にはまったく手を下さなかったのは、公卿は常に為政者にべったりで、出世のために利用価値があり天下人になるには好都合であると考えていたからであると理解している。現代でもどこの組織にもありそうな話である。かつて私自身もそんな空気を、あるところで身近に実感として受け止めたことがある。それにしても信長は鋭く、怖い男だ。時折信長は反面教師だと感じることがあるが、この歴史小説はそんなことも思い起こさせてくれた。
30.2007年6月13日(水) ドイツ・レストラン「カイテル」
JAPAN NOW観光情報協会の6月「観光立国セミナー」は、いつもの会場から離れ、新宿のドイツ・レストラン「カイテル」で行った。軽いドイツ・ランチにワインをいただいた後で、オーナー・シェフ、ハルトムート・カイテルさんの流暢な日本語による、自己紹介と来日以来のシェフ体験を伺った。在日42年になる68歳のカイテルさんは、東京ヒルトン、京王プラザでシェフを務めた後、いまから22年前現在の地に「カイテル」をオープンした。日独異文化比較、日独ホテル勤務体系の違い、能力主義、上司との丁々発止のやり取り、等についてユーモアを交え、大変参考になる話を聞かせていただいた。これだけ広範に日独の違いを理解しているドイツ人も少ないと思うほど、日本人の性格をよく理解している。1時間近くに亘って、淀みなく話し続けるネタの蓄積は、並みの凡人ではない。両親が教育者というのも頷ける。料理でいくつもの勲章をいただいた腕前はもちろん一級品であるが、人を逸らさない話術も、また魅力的である。また、店内のインテリアもご自分でデザインされたとか、ぜひ一度は出かけて美味しいドイツ料理を召し上がってみては、いかがであろうか。年中無休というのも嬉しい。
場所は靖国通り沿いの日神ビルとハナビシの路地を入って数軒先右側、
☆新宿区新宿5-6-4、☎3354-5057、ホームページ http://www.keitel.jp/
29.2007年6月12日(火) カナダのアメリカ対応策
月刊「選択」6月号に伊藤光彦・和光大学教授の卓見が載っている。安倍内閣の対米お追従外交を皮肉った視点は、中々説得力がある。アメリカとカナダは、その国境線の安定ぶりで国際社会の模範とも言われているが、カナダとしては過去において強いアメリカに飲み込まれないよう、したたかな外交手段を講じてきた。アメリカとは違う国家としてのナショナル・アイデンティティを守り抜くため、死に物狂いの外交努力を注ぐというものだ。「アメリカとの関係を悪化させないため必死の外交努力をする。しかし、独自の路線は守る。それがカナダの生き方なのだ」ともいう。翻って日本の外交はどうだろうか。真のパートナーシップを構築するために、命がけの外交努力、外交交渉をやっているだろうか。
最近在京の外国メディアの間に、近年の日本外交は危ない橋を渡っているとの風評があるらしい。火種は安倍政権のNATOとの協力関係強化の取り組み方にある。このような大問題が日本では、国民の間で議論が澎湃として湧き上がらないことと、アメリカの意に易々と迎合し始めたことが、そもそも風評の出所らしい。それにしても、わが国の外交は本当の意味で外交と言えるのだろうか。
28.2007年6月11日(月) 桑田投手、メジャーリーグへ
元プロ野球巨人軍の桑田真澄投手が挫折に耐え、今日から大リーガーに昇格し、早速ヤンキース戦で登板した。夕刊、テレビでも大きく報道され、39歳にして大リークへ挑戦した彼の努力と心意気を絶賛している内容だった。結果は2インニング投げてAロッドに2点本塁打を打たれ、失点2という成績だった。これが、良かったのか悪かったのかは何とも言えないが、桑田投手は「感謝、感謝、ただ野球の神様に感謝」と言って素直に喜びを表していた。問題は今後の投球だろう。スピードが140kmやっとでは、いかに投球術に長けていても生き抜いていくことは厳しい。もうひとつ気になったのは、彼の顔の表情である。あまり気迫とか闘争心が表に出ていないような印象を受けた。柔和な顔でニコニコして、そこには挑戦的で意思の強い感情が見えず、あまりにも愛想の良い表情は、この先レベルの高いメジャーリーガーとしてうまくやって行けるのかどうか、不安感が先に立つ。
しかし、ひたむきさとその努力には、つい応援したくなる。
それにしても同期生清原和博選手は、去年に続きまだ怪我のリハビリに努めているのだろうか。清原!しっかりしろと言ってやりたい。
27.2007年6月10日(日) 世襲議員容認は憲法に違反しないか?
昨日学生時代の友人と久しぶりに夕食を共にした。社保庁の年金問題が話題になった勢いで、いまの政治家の資質を酒の肴に盛り上がった。政治家の質が劣化した最大の原因のひとつは、世襲議員の存在にあるのではないかと考えている。2年前「知研フォーラム」に「どうして政治家の脳力と行動は劣化したか」(本HPの論稿・エッセイ4-21掲載)と題して拙稿の中で世襲議員の政治家としての資質とその選出について持論を開陳したが、私は立候補者が喩え選挙の洗礼を受けるにせよ、世襲で議員職を引き継ぐことは、いささか憲法の精神に触れるのではないかと考えていた。本来選挙に際しては、全立候補者が自由・平等の同じ条件の下に選挙民に選択を委ねることが基本である。世襲議員は、親や親戚の地盤をそのまま引き継ぐわけで、この時点で他の候補者より圧倒的に有利となり、平等の主旨からすると由々しき問題を孕んでいると考えている。この疑念をクリアするためには、他の選挙区で立候補することを除き、一定の期間同一選挙区内で世襲議員の立候補を認めるべきではないと考えている。いまの安倍内閣閣僚の中の世襲議員の資質と品格を見てみれば、早や末期的と思うのは、私だけではないように思えるのだが・・・。