充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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160.2007年10月21日(日) 江戸城再建への一里塚
「江戸城再建を目指す会」第3回セミナーが、六本木ヒルズに隣接しているハリウッド・ビューティ・ビルで開催され、初めて話題のエリアへ行った。「地下鉄・六本木駅」は3つもあるが、日比谷線だと改札口から地下道を通り、エスカレーターでそのまま六本木ヒルズへ入れる。日曜日ということもあり、結構人出があったが、ほとんど若い人ばかりで、こういう賑わいの場が彼らには受けるのだろう。
セミナー講師は、北大の石森秀三教授で、観光業界では名の知られた先生である。以前に講演を聴いた時は、国立民族博物館教授だった。テーマは「観光立国と江戸城再建」で、世界の観光市場の中で岐路に立つ日本、観光を巡る地殻変動、観光立国切り替えのタイミング、なぜいま観光立国か、若者の旅行離れ、ネオ・ツーリズム時代等について語られて、文明の磁力を強調された。最後に江戸時代の日本社会について具体的に説明され、当時から5つの街道、宿場、門前町、旅籠等の装置システムの設置と、参勤交代や参詣制度、湯治制度等の制度系システムの普及によって観光立国が出来上がっていたとの話には納得出来るものがあった。これをどう「江戸城再建」へつなげていくのか。日本文明の磁力、若い世代の育成、高邁な大志の涵養をどう進めていくのかが課題と結論づけられた。会場は地理的に恵まれているせいもあり、70名ぐらいの参加者で一杯だった。教室からガラス戸を開ければベランダがあり、六本木界隈のナウイ街頭風景を見下ろすことが出来る。
その後12階で懇親会に出て、和気藹々のうちにお開きとなった。小竹理事長以下理事の人たちとも打ち解けて話し合う良い機会となった。
散会後、理事で地元の鈴木武朗さんにお誘いをうけて麻布十番まで足を伸ばし、お勧めの居酒屋「山忠」に立ち寄り、縁の下のご苦労話をうかがった。真剣に江戸城再建を考えておられ、率先して各種の行事の音頭をとっておられる。いつも受け付けでにこやかに応対されておられるが、永続的にこの運動を支え、実際に本物の江戸城を築城するためには、どうすべきかということを真摯に受け止め、ご自分なりに考えておられる。江戸城再建の前途は遼遠である。こういう方が大勢いないと再建は簡単にはいかないということを教えられたような気がする。
159.2007年10月20日(土) なぜ紛争の火種は消えないのか?
昨日パキスタンのカラチで、海外追放中で帰国したばかりのブット前首相のパレード中に連続自爆により130人以上の死者を出した。同時に、マニラでも爆発で8人が亡くなり、100人以上の重軽傷者を出した。イラク、イラン、アフガニスタン、パキスタン周辺では最近になって益々治安が不安定になってきた。そういえば、10日ほど前にイラン南東で拉致された日本人大学生の解放のメドがまだ立っていない。
パキスタンでは、アフガン国境方面のトライバル・エリアでタリバンや、アル・カイーダの動きが怪しい。いまや上空をパキスタン国軍のヘリが昼夜を分かたず警戒飛行をしている。7月に首都イスラマバードの宗教寄宿学校の封鎖、武力弾圧事件以来パキスタン政府のやり方に対して、イスラム教徒の反感が根強い。そもそも海外へ逃げていたブット氏が、この時期に故国へ戻ってきたのも、求心力が低下傾向のムシャラフ大統領のブット派懐柔策の色あいが濃い。親米派のブット氏、ムシャラフ氏両者が手を組んだとて、所詮同床異夢だ。それよりパキスタン国内のイスラム教徒には、同じイスラム信者であっても政治的な一派と、政治活動と一線を画すイスラム教信者がいて、内ゲバではないが、後者は国家を混乱に陥れる政治と宗教のいさかいにうんざりしている。
外国が当事国の争いに分け入って、調停し解決することが如何に難しいかは歴史が証明している。過去を振り返っても、むしろ争いに火に油を注ぎ込む結果になる場合が圧倒的に多い。それは、介入する国が自分たちは分っているつもりで都合のよい論理でことを解決しようとするからで、介入される国の真髄、本質、特殊性が充分理解出来ていないからである。アメリカがこれまで介入していずれも失敗しているのは、力と権力ばかり振り回し、その国の実情を汲み取り、理解しようとの気持ちに欠けていたからだ。
その点では、アメリカよりむしろ日本の方がまだましで、相手国の実情に通じていると思われることが多い。しかし、日本の場合、最大の欠点は、分っていても行動しようとしないことだ。その理由ははっきりしている。意欲もなく勉強しようともしない過保護の世襲政治家が、いざその場に臨んでどう行動していいかまったく分らないからであり、一方で分っていながら、カッコばかりつけ、華々しい外交官生活を捨てたくない、顕示欲の強い外交官の「行動しようとしない」エゴにある。国民のため、世界の平和のために最も活動しなければならない連中が、揃いも揃ってみんな心根が腐りきっているからである。
閑話休題。今日プロ野球セ・リーグのクライマックス・シリーズで、中日が巨人にストレート勝ちで日本シリーズへの出場権を獲得した。パ・リーグはペナント優勝の北海道日本ハムがクライマックス・シリーズも制したからいいが、どうもこの制度は腑に落ちない。巨人のリーグ優勝って、一体何だったのか? これで、もし中日が日本シリーズに勝ったら、今年の日本一の栄冠は、セ・リーグの2位チームが獲得するということになる。日本は政治と同様、スポーツの世界もこんがらがってどうもすっきりしなくなってきた。
158.2007年10月19日(金) 日経シンポジウム「観光立国日本を目指すために」
日経新聞と日本経済研究センターが主催するシンポジウムの参加者を募集していたので応募したところ、参加状を送ってくれたので、今日午後大手町の日経ホールへ出かけた。
題して「観光立国日本を目指すために」と謳って、小泉前首相のお声がかりで国家の基本計画にも組み込まれた、‘VISIT JAPAN CAMPAIGN’のインバウンド・ツアー振興について議論するものである。基調講演者は東洋文化研究家アレックス・カー氏である。五月に「構想日本」シンポジウムでお話を聞き、その際収録されたTBS日曜番組「情熱大陸」には、偶々私の姿も写ってしまった。
今日も同じスライド(パワーポイント)を別の切り口で見せてくれたが、相変わらず日本の文化、伝統、自然の破壊について日本人以上によく調べておられる。カー氏の着眼点、分析力、行動力、考え方、日本に対する愛情等に敬服する。カー氏の言わんとしていることは、日本人が自分たちの自然が破壊されていくことに無関心すぎると警告しているのだ。日本人は祖先から受け継いだ美しいものをもっと大切にしましょうと言っているのである。その点は、その後のパネルディスカッションでパネリストのひとり、白幡洋三郎氏(国際日本文化研究センター教授)と、考え方において微妙なずれがある。白幡氏は京都に住み続けている、知研名誉顧問でもある梅棹忠夫教授の言、「京都のことは放っておいてくれ」を引用していたが、ちょっと違うのではないかと思った。
カー氏はアンチ・リアリズムを指摘し批判の対照として、「工場モードの勝利」と皮肉っていたが、具体的には電線、看板、ネオン等を挙げていた。それらを出来るだけ取り除かなければダメだとはっきり指摘している。特に、池坊本家の玄関口に展示されている生け花のオブジェが、本物ではなくプラスチックであることにがっかりされていた。
もうひとりのパネリスト、舩山龍二JTB会長は、さすが旅行業の現状についてよくご存知で、観光業界発展の要因として具体的に5点挙げていた。①経済発展、②ハードの供給、③情報提供、④市場構造の変化、⑤平和、である。
個人的に舩山氏とは、30 年前の成田空港開港の年、1978年の海外旅行業界の展望を占う新春座談会でご一緒したことがある。78年1月16日発行の週刊「トラベルジャーナル」誌の新春特集・中堅座談会で舩山氏は当時JTBルック販売課長の職にあり、私も海外旅行課長だった。同席されたのは、淺川啓介ジェットセンター所長、佐久間融日立トラベル課長代理でいずれも中堅の管理職者だった。77年の海外渡航者が300万人だったから、下記の数字でも推測されるように、いま振り返ってみても隔世の感がある。
司会役を務めた小島明日本経済研究センター会長は舩山氏ともども、63年の観光基本法とともに、観光立国推進法が、インバウンド発展にとって大きな推進役となるであろうとまとめた。
観光立国推進法の目指す中身は、要約すると①2010年までに、インバウンド客1千万人、②アウトバウンド客数2千万人、③観光業取扱額30兆円、④国内旅行客平均宿泊日数4泊(現状2.77泊)、⑤国際会議開催20%増である。
4人の経歴が異なるだけに、若干見方、展望は一致しない点もあるが、中々面白い議論の展開だった。
157.2007年10月18日(木) ミュージカル・コメディを鑑賞
夕方妻と車で新国立劇場・小劇場へミュージカル・コメディを観に行った。新宿・初台のオペラシティにあるこの新国立劇場へは、初めて行ったわけだが、洒落たビル設備に驚く前に駐車場料金の高いのに恐れ入った。30分で250円だから、4時間半も駐車すれば軽く2千円をオーバーする。道理で駐車場が空いているわけだ。
肝心要のミュージカルは、知り合いが出演しているので早くからチケットを頼んでおいた。意外に舞台の雰囲気が本場のブロードウェイと似ている。「ロイヤルホストクラブ」と名づけられた出し物で、新宿歌舞伎町のホストクラブを舞台に、努力とハッタリで№1の座を射止めたホストが、同僚の恨みを買って去っていく奇想天外なストーリーが展開される。他愛ないと言えば他愛ない、ふざけたストーリーだが、全体を通して結構楽しめる。やはりTVや、映画で観るのとは違って、舞台全体を一望して観ることが出来ることと、声や息遣いが良く聞こえてそれが臨場感となり迫力が出てくる。何でもそうだが、鑑賞ものは絶対生で観るに限る。それほど有名な劇団ではないが、若い俳優が精一杯やっているのを観劇すると、自分も励まされるような気になる。深刻になるではなく、気楽に楽しませてもらったミュージカルではあった。
156.2007年10月17日(水) 執筆に鋭意努力、そして前進
昨日は血圧とインフルエンザの予防接種。今日は、定期的な整形外科の診察で、恒例のリハビリの外に、診察の後血液検査をやってもらう。一週間後に結果を伺うことになる。炎症を起こしていた両膝の具合は大分回復してきた。もう少しと期待しながら、毎度2ヶ月置きの血液検査の結果は、いまひとつの感じで先生と一緒になってがっくりしている。数値はこのところ0.3ぐらいのところへ落ちてきているのだが、0まで行かないと駄目と言われ、引き続き同じ治療法を続けている。膝が悪くなってからもう3年半になるので、もう好い加減に治ってほしいと願っている。
今日は知研八木会長と送信したエッセイの校正の件で、何度か連絡を取り合った。岳父川手一郎の慶應幼稚舎時代の友人である、岡本太郎さん、藤山一郎さん、野口富士男さんとの交友関係を書いたものだが、写真を見るたびに良い友人関係だったのだなあと羨ましく思っている。今月号の「知研フォーラム」に掲載予定。
もうひとつ短いエッセイを書いた。JN紙の定期コラム用として800字にまとめた。名前の呼び方について、日本語の例と外国の例を体験から書いたものだ。
いま取り掛かっているのは、次ドキュメント作品「停年オヤジの海外武者修行」だが、少々脱稿が遅れている。ほぼ予定のボリュームは書き終えているのだが、少々書き直す必要を感じているので、来月までに脱稿出来るか分からなくなってきた。約束したことなので、早く書き進めたいとは思っている。