充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
384.2008年6月1日(日) 新日本人って何だ?
キャスターだった久米宏が久しぶりにTVに登場した。銘打って「経済スペシャル・新日本人現る」という、一風変わった番組だった。最近の若者があまりお金を使わないことを検証しようというのが、その狙いだった。彼らの徹底ぶりには、物づくりの話題に上がったことがある、岡野工業の岡野社長が呆れたくらいである。岡野さんは現在75歳で若いときは貯金なんかまったくなかったという。それが、いまの若者は、酒は飲まない、旅行はしない、車は買わない、つまり物を買わずにチマチマと貯金するということらしい。
以前から思っていたが、若者に限らず、何となく目的もなく、他人と接触しないで自分の世界に引き籠っている人たちは、多分これまでの成長過程にしろ、仕事にしろ、あまり汗を流すような経験をしてこなかったのではないだろうか。さらに言えば、そういう肉体的にタフな事態にぶち当たると逃げてしまうような人たちではないかと考えてしまう。世襲政治家なんかその典型である。岡野さんがこんな生き方は嫌だ、人生がもったいないと言っていたが、理解できる。
さて、アメリカ大統領選民主党予備選の行方が、オバマ氏優位のままだった。ところが、1月に行われたフロリダ州とミシガン州の投票が、規定日以前に行われたことから無効と判断されていて、その2州で勝っていたクリントン陣営はその判断を取り消し、正式に代議員数追加を認めるよう求めていた。今日その採決が下された。それによると、獲得代議員数全体の半数を勝ったクリントン氏へ加えるという判定で、クリントン氏としては受け入れがたい結果となった。クリントン支持者の中には、11月の大統領本選では、民主党に投票しないと広言している人もいる。こうなると共和党に勝ち目はないと見られていた本選挙で、ひょっとすると共和党候補者マケイン氏が予想を覆して勝利を握る可能性も排除できない。民主主義の権化であるアメリカのシステムは明快ではあるが、その一方で、やはり中にはトラブルがある。しかし、いまの流れだと勝負の帰趨は決まったような感がある。
383.2008年5月31日(土) 世界禁煙デーにひとつの話題
中国四川省大地震の被害は日一日と増大し、死者は7万人に迫っている。ここ一両日大騒ぎだった自衛隊機派遣問題も民間機チャーター便を飛ばすことで1件落着となった。ただ、どうも怪しい解決の仕方だった節がある。
今日シンガポールで行われた各国の防衛責任者会議で、石破防衛大臣が「中国国防省から具体的な要請はなかった。相手国の文化的、民族的事情を配慮するのは当然」と中国に対して配慮ある発言をした。これを受けて中国の馬・副参謀総長が日本に対して感謝の言葉を述べた。火のないところに煙は立たないというではないか。なんだか下手な猿芝居だ。決着がついたからいいようなものの、間違いなく最初に中国国防省が日本の防衛省に、自衛隊機で緊急支援用品を届けて欲しいと要請したのではないかと疑わせるような台詞である。
ところで今日は「世界禁煙デー」だそうだ。喫煙が健康に良くないことは、ずっと言われ続けている。医学的にもタバコが健康を蝕んでいるということは証明され、近年は禁煙キャンペーンも普及して、年々喫煙率も下がってきた。それでも多くの人がタバコを止められない。いま、日本人男性の平均喫煙率は40%、女性は13%だが、1966年には男84%、女18%だった。
ここへ来て日本財団・笹川陽平会長が突然「たばこ値上げ運動」をぶち上げた。笹川氏の主張は、「いま273円のタバコ代は世界の先進国の中でも安過ぎる。これを千円程度にまで値上げすれば、9兆5千億円の税収増が見込めるし、たばこを止める人が増えれば、病気が減るので国民医療費が減少する」という。確かに一面で正しい点はあるが、つい思わず笑ってしまった。タバコを吸ったことのない私も、かつて考えた一案である。しかも値も同じ千円だった。もちろんこの話にJTは猛反対だし、乱暴な話に禁煙者からも論旨がおかしい、これは後期高齢者医療制度と同じ論法だと批判的な声が挙がっている。笹川氏は立法化も目指すというが、果たしてうまい具合にいくだろうか。
明日衣替えだというのに、今日の寒さはどうだろう。都内で気温14℃に、降雨というのだから堪らない。体感温度はもっと低い感じである。ついに暖房をつけてしまった。妻は軽井沢から震えながら帰ってきた。
382.2008年5月30日(金) 自衛隊機、中国へ派遣せず。
すったもんだした挙句に、四川省大地震の救援活動として自衛隊機派遣は取りやめとなった。自衛隊機ではなく、民間機をチャーターして、テントを主とする医療器材等の救援物資を輸送することになった。当初は中国国防省が自衛隊に直接要請し、決まりかかったとも言われていた。ところが、一方で自衛隊が中国側に働きかけたともいう。ファジーな話でさっぱり分からない。中国に勇み足があったとも聞く。災害救助という大事なことを処するのに縄張り争いとか、メンツとかどうも横道に入り出していたようである。正式な外交ルートである外務省を通さないで交渉を進めたことが、順調な交渉を頓挫させることになった。日中両国間にボタンの掛け違いもあった。中国国内には日の丸機に対するアレルギーと反日感情がある。これに対して賛成意見もあったようだが、インターネットには反対意見が大きく掲載されるようになり中国政府も慌て出し、とどのつまり交渉を両外務省間の話し合いに委ねることになり、自衛隊機派遣はキャンセルされた。
中国国防省もお粗末だったが、蚊帳の外に置かれていた日本の外務省も些かみっともないというか、だらしがない。本件を度外視しても、近年の対外交渉に関するわが外務省の即応的な対応と折衝能力は、このところ地盤沈下する一方である。外国にやられっぱなしである。これは外交官だけの責任でなく、大いに政治家の責任でもあるが、これから日本外交の行先を考えると憂鬱になってくる。
その中で、日本としては珍しくアメリカに追従せず、独自の判断でクラスター爆弾禁止条約に合意した。アイルランドのダブリンで開催されていたオスロ・プロセス国際会議で主催国アイルランドが提案した条約案が合意された。日本もこれに合意した。この国際会議には、最初から大量保有国の米ロ中が参加していない。有力国の不参加で、合意された条約がどれだけの効果があるのかは分からない。ただ、この爆弾の殺傷能力は桁外れで、アメリカの言い分だと、抑止力として反って有効だと都合のいい持論を振りかざしている。国内でも自衛隊は本音では合意に反対で、最終的に福田首相の決断で合意することになり、保有分を廃棄することが決まった。これからどういう道筋で、これを反対国に説得していくのか、鼎の軽重を問われる。首相が思い切って決めたことを政治家と外務省が一体となって、支えあいながら我侭大国・米ロ中へ訴え説き伏せていくのか、ひとつの試練である。
今日は朝から随分寒い。小雨が降り、気温もぐっと冷え込んでとても初夏の気候ではない。ありふれた言い方だが、地球温暖化の影響だろうか、どうも不安定すぎる。妻は学生時代の友人と軽井沢へ出かけたが、震えながら厚着をして着替えを持っていった。天気予報では軽井沢は、最低気温が7℃、最高でも10℃だというから4月初めの気候だ。東京も寒い。つい暑いビルマの人びとはどうしているだろうと気にかかる。
381.2008年5月29日(木) IT革命とは?
多摩大公開講座も6回目となり、今日は折り返して寺島実郎講師2度目の登板である。冒頭受講学生たちのあまりに煩い私語に対して、寺島講師自身が直接苦言を呈した。私も先週アンケート用紙に学生の私語についてクレームを書いたが、一般の聴講生は誰もそのように感じていた筈である。いまの若者は、黙って人の話を聞く訓練ができていない。おしゃべりしていないと落ち着かないようだ。いずれにせよ困ったものだ。
寺島氏の講義は相変わらず明快だ。特に、今日はIT革命について持論を展開された。90年代東西冷戦の終結とともに、アメリカが軍事技術を主導して各分野に活用するようになったのがそもそもIT革命の走りである。特に面白かったのは、コンビニ、カーナビ、携帯電話等々を通して、無意識のうちにつながっていると思っているが、それらによって逆に個人情報を掌握されているということに気がついていないということだった。また、インターネットが普及したり、バーコードが広く取り入れられるようになると、容易に情報を入手することが可能になるし、末端で知力を要しない仕事にたやすく就くことができる。中間管理職者は要らなくなる。つまり、誰がやっても同じ仕事に従事する人になるか、余人を以て代えがたい人になるかである。
一例として、ワーキング・プアを取り上げた。2007年の雇用者5,561万人中、非正規雇用者は1,732万人、年収200万円以下のワーキング・プアは1,302万人、自営業者で200万円以下の人を加えると、労働人口6,402万人のうち、200万円以下の収入で働く人の割合は34%で、2,204万人になる。これもIT革命の成せるところである。
さらに、ITの進化は、FT(Financial Technology)との結合をもたらした。金融システムの革新である。この結果ITの発展がサブ・プライム・ローンにも及んだと話された。随分考えさせられる話だった。
終わって、NPO「知的生産の技術研究会」久恒啓一理事長、八木哲郎会長、秋田英澪子事務局長、JALの小林尚衛さん、大分空港管制官・永留浩さん、新たに会員になった大学ゼミ後輩の遠藤靖子さんと聖蹟桜ヶ丘駅ビルで夕食をともにした。みんな向上心において引けを取らない仲間ばかりである。中々打ち解けた楽しい夕食会になった。
昨晩遅くネパールの制憲議会は、国の王制を廃止することを決定した。15日以内に王族は、現在住居としている王宮を立ち去らなければならないという。240年もの歴史を誇った国王一族が追放される。世界的に王族が君臨すること自体時代錯誤であるが、ネパールの王族にはスキャンダルが多すぎて、すっかり国民に愛想をつかされたようだ。クーデターのような国家を揺るがすような事態によって退位するのではなく、選挙で国民が選択したわけだから、甘んじて国民の判断を受けるより仕方あるまい。ここにも「奢れる平家は久しからず」が生きていた。
380.2008年5月28日(水) 健康診断にひとつの判断
健康診断について、去る16日に血液検査の数値を知らされ、松本整形外科医から前立腺の件で、森内科医に相談されたらどうかとアドバイスをいただいた。23日に測っていただいた数値(PSA「4.2」)を持って森内科医院に相談したところ、「4.2」という数字ならまだ入り口なので、それほど深刻視することもないので、もう少し経過をみましょうということに相成った。当面泌尿器科医院へ行かなくて済んだ。とりあえずほっとした。前立腺の黄信号は、「4」がひとつの目安らしい。危険水域を突破したというより、警戒ランプが灯ったというところか。なんでも森内科医によれば、大体相談される人は数値が7とか8で、10の人もいるという。この数値だと完全に前立腺の検査を受けなければならないし、前立腺癌の可能性も高いとのことだった。
先日末弟・嘉正と会ったとき、その話をしたところ、弟は15か16のようなことを言っていた。当然前立腺の検査をやってもらったが、癌の恐れはないということで一安心していた。経過措置と言ったって、どうやって「4」を上回らないように健康管理をすればよいのか。年々気になることが増えてきた。ある程度はしょうがないと思っているが、それにつけても年齢なりの黄信号が出るようになったということは寂しいものだ。
今日駒沢大学の講座では、「新聞の上手な読み方」というテーマだった。ある程度知っていることではあるが、専門家から具体的に教わるとやはりそうか、なるほどと合点がいく。
今日中国政府が四川省大地震の救援のため、自衛隊機の派遣などを含む支援を依頼してきた。被災者が必要とするテントが不足しているので、自衛隊のテント類を自衛隊機で運んできて欲しいというのが、本音らしい。これまでの中国の日本に対する気持ち、旧日本軍の侵略戦争の記憶、などを考えると中国も随分変わったと思う。それだけ中国が被災者への救援物資の不足、緊急輸送に窮しているからだろう。
問題は、救援要請自体はお互いさまだから、要望に応じてあげたらよいのではないかと思う。ただ、気になるのは、折衝の仕方が慣例から言えば、外交ルートを完全に逸脱している。まだ、新聞紙上でも報じられていないが、どうも中国国防省が自衛隊に連絡してきたらしい。これを防衛省が受け、官邸の知るところとなったが、この間外務省はどうしていたのか。蚊帳の外だったのではないか。これは外交交渉とは言えない。この支援依頼は緊急性を要するというほどのものではない。どうして外務省には知恵者がいないのだろうか。頼りにされていないということなのだ。恥ずかしいという気持ちにならないのだろうか。これで外務省のコンプライアンスがまた問われる。いつまで経っても外務省の外交力は一流どころか、用を成さない体たらくである。