充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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459.2008年8月15日(金) 終戦の日を静かに迎えたい。
63年目の終戦の日を迎えた。この記念すべき日だけは、静かに過ごし考えたい一日であるが、例によって北京五輪の騒々しさで静謐はどこかへ飛んでしまった。朝から晩までオリンピック、オリンピックとマス・メディアは大騒ぎである。
そのせいでいつも中国、韓国が注視する靖国参拝が、大きな話題とはならなかった。日本も福田首相以下ほとんどの閣僚が参拝しなかったこともあって、関心そのものが低かったように見える。ただ、オリンピックのお祭騒ぎの中で、大切な問題が見過ごされるようでは、困ったことであるし、由々しきことだと思う。
今日の全国戦没者追悼式で、河野洋平衆議院議長が「政府が特定の宗教によらない、すべての人が思いを一にして追悼できる施設の設置について真剣に検討を」と式辞を述べた。かつて新追悼施設建設案が真剣に検討されたこともあった。ところが、語弊があるが、いつの間にかあやふやになってしまった。福田首相が官房長官時代に私的懇談会で提言されたものである。靖国神社は国の代表者が参拝するととかく反発を買うので、現状を維持したまま、国として国民誰もがお参りすることが出来る、新たな追悼施設を建設することを考えた方がよいと思っている。
テレビがオリンピックに占領されている中で、終戦とか戦争がどんな風に取り上げられるかと見ていたが、NHK以外は特集番組を組んでいなかった。NHKの夜の1時間番組では、レイテ島から生還した人たちの声を伝えていた。レイテ島には、一度訪れたことがあるが、ここは大岡昇平の「レイテ戦記」でも知られるようになった。私は主にビルマに展開された陸軍航空隊に関わったので、帰られた方から聞く話は、今日の生存者の話ほど悲惨ではなかったが、ビルマでもコヒマ・インパール方面は派遣された歩兵部隊が悲惨な目に遭ったと随分耳にした。
年々旧軍人、遺族がお亡くなりになられ、戦争も風化していくのではないかという声を聞く。怖いのは、自分たちさえ良ければ他はどうでもいいという考えが表れるようになると、戦争は確実に風化していくだろう。その意味では、今年の北京五輪のバカ騒ぎは、戦争風化の悪しき見本ではないだろうか。
さて、次作品「停年オヤジの海外武者修行」の出版打ち合わせのため、早稲田出版の大塚靖敏編集長に初めて会い、契約、写真、推薦文、出版までの予定等について話し合った。年内に発行される予定であるが、前著が11月上旬に再販されるので、この後両書のセールス・ケアをどうしようかと考えている。まあもう少しのんびり、じっくり考えてみようと思う。
458.2008年8月14日(木) 日本の「合意」形成は大丈夫か?
北島が100m平泳ぎで金を獲った! 有言実行の選手だ。やはりアテネ大会で金を獲った連覇以外、金は獲れないという北京五輪伝説は今日も現実だった。その意味では、日本選手団の主将で、男子柔道の100kg級に出場し、連覇を目指した鈴木桂治選手に大いに期待がかかっていたが、緒戦で一本負け、敗者復活戦で一本負けとあっけなく期待を裏切ってしまった。北島選手のアテネ大会に続いて2種目「金」というのは、日本人として初めての偉業である。あの落ち着いた態度と計算したうえでの泳ぎっぷりは、見事というしかない。男子体操個人総合もよくやったと思う。19歳で初出場の内村航平選手が、「あん馬」で落下しながらも立ち直り銀メダルを獲得した。エースの冨田洋之選手も「吊り輪」から落ちなければ、メダルを獲得していただろう。個人総合で4位だった。
ところで、「合意術」を勉強しつつある中で、二つの合意が気になった。一つは拉致被害者に関する北朝鮮の再調査を今秋までに終えることを目指すことで日朝両国が「合意」したことである。
もう一つは、グルジアとロシアの停戦に関する「合意」である。
第一の合意は、本当の合意ではない。相変わらず北朝鮮は、日本から経済制裁解除を得ようと日本の腹を探っているように見えるだけで、「合意=当事者の意思の一致」とはかけ離れている。いつもながらのポーズに過ぎない。
第二の合意は、戦争の当事者同士が停戦に「合意」していながら、相変わらず一方のロシア軍が軍隊を撤収させないことで、実情とは別に、ケース・バイ・ケースによって、言葉を巧みに都合の良いように使い分けることがあることを教えてくれた。当事者の意思が合致しながら、不満が出て相手を非難したり、友好国からも厳しく糾弾されるというのは、厳密に言って「合意」とは言えないのではないか。
さて、翻って日本の外交交渉における「合意」はどうだろうか。今まで知る限りでは、相手の意思をある程度聞き及ぶことはあっても、日本の意思を相手国に伝え、理解を得ることは極めて不得意である。一番問題なのは、日本の外交官は現場の最前線における交渉実務に疎いことではないか。それは、現場の空気を知り、現場の人たちを知り、現場の実態に理解を示すことであり、当然土地の人々との正面切っての付き合い、接触、交流が欠かせない。こういう実態を認識することによって、合意には何が必要か、また判断基準として現場の空気が大切だということが分ってくる。その点から考えると、日本の外交官はあまり現地人、特に普通の市民との付き合いがないようで、これでは「合意」形成は難しいのではないかと考えざるを得ない。
457.2008年8月13日(水) 合意術とは?
夕方になって京王線・聖蹟桜ヶ丘駅周辺の居酒屋へ出かけた。「知研」の久恒啓一理事長、八木哲郎会長、秋田英澪子事務局長のトップ3がこれからの運営方針を検討する機会に、会長が私も加わって月末の岩手県気仙広域連合の職員研修について話し合いましょうとお誘いいただいたからである。特に、これまで「図解」だけを指導してきたが、新たに「合意術」について講義しなければならない。まだ、この「合意術」が世間一般に充分浸透していない嫌いがある。私も門外漢であり、講義は八木会長が担当してくれることになっているが、傍にいて超然としているわけにもいかず、これから急遽勉強し、当日教室で使用するパワーポイントのスライドを作成したいと考えている。
その席上で恒理事長から日経新聞社発行の著書「合意術」をご恵贈いただいたので、とにかく読んで講義の折には、ある程度理解できて、質問に答えられるレベルまでには到達したいと考えている。
今日の北京五輪の結果は、女子柔道で上野雅恵選手が連覇した以外に、水泳200mバタで松田丈志選手が銅メダル、フェンシング男子フルーレで太田雄貴選手が銀メダルを獲得した。女子体操団体も善戦して5位入賞となった。特筆すべきは、フェンシングでメダル獲得は初めての快挙である。しかし、金メダルは、すべて連覇というのがいかにも不思議である。明日は男子水泳200m平泳ぎで、北島康介選手が連覇で金を獲ってくれるか。
456.2008年8月12日(火) 「読取革命」という便利なソフト
「読取革命」というパナソニックが販売しているPCソフトがある。バージョンアップ版で、6,800円だから、少々値は張るが、こんな便利で革命的なソフトがあるとは知らなかった。PC講師から勧められソフトを購入したが、印刷物が鮮明であれば、ほとんど復元できる。元の原稿がなくても印刷物(勿論鮮明なものほどよい)さえあれば、スキャナーを使うことによってかなり正確に復元できる。今日もHP上の自分の論考やエッセイの中で、タイトルだけで文章が載っていない文をこの「読取革命」によって復活させ、リンクして、4つばかりHPへアップした。
念のために40年ぐらい前に発行された、ガリ版印刷の古い冊子の文字起しをやってみたところ、さすがにこればかりは相当手を入れないとまともな文章に戻らない。やはり癖のある文字や、画数の多い漢字などは、他の文字に変換されるケースが多い。漢字が似ている文字や、平仮名に変換されて修正に相当時間がかかる。まあしかし、ガリ版の文字起しなんか他にはないので、今後安心してどんな印刷文でも文字起しができることが分った。こうなれば、一応これまでに書いた文章の形さえ残っていれば、文章が復元できるので、記録文集をまとめて冊子として印刷することが可能である。
さて、気になっていたグルジア情勢が急転直下解決しそうな芽が出てきた。予断は許さないが、メドベージェフ・ロシア大統領がロシア軍のグルジアからの撤退命令を出した。その前後にクシュネル仏外相とも会っているので、その影響もあるかも知れない。アメリカ政府はかなりきつい調子でロシアの侵略的行動を非難している。それにしても、よくロシアが本性を隠して撤退に踏み切ったものである。それでいて停戦交渉の当事者としては、サーカシビリ大統領を相手にしないと言っている。反ロ的言動のサーカシビリ大統領がよほど気に入らないと見える。しかし、子どもの喧嘩ではあるまいに、民主的手段によりグルジア国民から選挙で正当に選ばれた人物を相手にせずとは、開いた口が塞がらない。これは一種の内政干渉ではないだろうか。伝来のロシアの覇権主義、領土拡大主義には、毎度うんざりしているところだが、今回はさっと撤収したのは他に思惑があってのことだろうと邪推したくなる。ロシアと国境を接している国家は、苦労が絶えないと思う。日本は国境を接していない北方領土でさえ、ロシアにはほとほと手を焼いている。昔の南北樺太のような境界線があったら、ロシアにはどんどん侵略されて結局オホーツク海へ落とされてしまう。現実に存在する覇権国家とは、よほど戦略を練って今までのお行儀ばかり良い外務省式の付き合いではなく、現場で腹を割って付き合う外務官僚の養成が必要になるのではないか。
もうひとつ救いようがない国家がある。北朝鮮である。国民が国民すべて、あんな理不尽な政治統制、外交交渉を求めているわけではない。昨日から中国の瀋陽市で日朝会談が行われているが、「ああ言えばこう言う」北朝鮮方式で今回も拉致問題が主題だけに、前進はほとんど期待できない。それでいて前進しなければ、北朝鮮はその責任はすべて日本側にあると言うであろう。こういう世にも不思議な国がある。外交というのは、確かに一筋縄では行かない。特に、北朝鮮のような国家の体を成していない国との交渉、ロシアのような覇権主義国家、そして戦後教育の中で愛国主義を間違えて教えてしまった中国などとは、相当の覚悟をして付き合わないと貧乏くじを引くことになる。政治家はこういうことが分っているだろうか。
今日のおめでたいニュースは、女子柔道で谷本歩実選手が、北島、内柴選手に続き、連覇達成したことである。男子体操は銀メダルだったが、これだって上々の首尾ではないか。
また、新彊ウィグル自治区で小さなテロ事件があったようだ。
455.2008年8月11日(月) 外相はどこの国の政治家か?
昨日朝のNHK政治討論番組のさわりが再放送されるのを昨夜のニュース番組で見た。その中で高村外相の節度のない発言には失望するとともに、日本の外務大臣というのは、この程度の脳みそしか持ち合わせていないのかと呆れ果てた。
先日明らかになった中国製毒入りギョーザ事件に関する情報公開の遅れについて、外相はこう述べた。「相手(中国)から今公開すると捜査に差し支えるので、しばらく公表しないでくれと言われた。相手がこちらを信用してそう要求しているのに、当方で一方的に情報公開したら、以降重要な情報は入ってこない。これは情報の世界では常識的なことである」と言ってのけたのである。こんなことは事と次第による。そんな区別もできない、この大臣のオツムはどうなっているのか。外務大臣というのは、国益のために外国の高官と話し合い、国家の利益を背に相手国に対して丁々発止と言うべきことは主張し、相手が間違っていればその間違いや矛盾を指摘して、諭すがごとく間違いを糾し、事態を現状より好転させるというのが職務とその責任ではないか。ところが高村外相は、自国の立場を主張するより、相手国の言い分と都合のみを黙って汲み取っている。外相たるもの、こんな硬直的なロジックしか分らないのか。
情報を受けた段階で、これはギョーザ事件発生の経緯と事実関係の不透明さから考えて、トップ・ランクの重要な情報だと知るべきだ。中国が言っているのは、自分たちの虫の好い都合であって被害に遭った日本人のことはまったく考えていない。被害者が誰で、加害者が誰であるかをまずお互いに確認しあうべきである。そのうえで、日本は論理的に、かつ常識的に中国を説得すべきだった。公開することが両国国民の疑心暗鬼を解く、両国にとって最良の方法だと。だから、とりあえず情報公開して、その前提で改めて解決策を講じましょうというのが普通の常識である。それを相手がこう望んでいるから、こうしてあげるのが筋だと考えているとしたら、高村外相は外相としての器ではないし、その資格はないと思う。即刻辞職すべきである。外務省の役人は、当の大臣以下世間知らずが多すぎる。「世間一般の常識は外務省の非常識、世間の非常識は外務省の常識」などと揶揄されぬよう、もう少し毅然として外交交渉に当ってもらいたいものである。
気になっていたグルジア情勢が混沌としてきた。昨日グルジアが南オセチア自治区から軍隊を撤退させた。これを機会にグルジア政府はロシアに対して、停戦を呼びかけていた。仲介したクシュネル仏外相が両国を訪れ、グルジアからは停戦受託書を預かったが、覇権国家ロシアは停戦を拒否した。プーチン首相はグルジアが南オセチアで民族浄化を行っていると一方的にグルジアを非難するばかりだ。今日になって一旦は撤退させたグルジアが再び南オセチアへ軍隊を出動させた。こうなると泥沼状態で、徐々に深みにはまっていく。国連事務総長、アメリカもロシアを非難している。これでは当分停戦は望み薄である。
今日の明るいニュースは、水泳で北島康介選手が、100m平泳ぎで前回に続き、金メダルを獲得したことである。しかも世界記録樹立である。アテネ大会後のスランプ、周りの雑音やプレッシャーに負けず、逆にそれをバネにして力に変える術を身につけている。そしてここ一番でエンジン全開である。こういう逞しさを、政治家や外務官僚や公務員たちも少しは見習ったらどうだろうか。