ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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494.2008年9月19日(金) 浅野史郎・前宮城県知事の独演会

 名前だけ顧問を務めているような「ふるさとテレビ」の9月セミナーで前宮城県知事・浅野史郎氏が講演されるので参加した。中々ユニークなお人柄であるが、最後の質問で次回の都知事選挙に出馬するかどうかと聞かれて、まず出ないが、もし出るとするなら石原知事が4選に出た場合だと答えられた。また、もし総選挙後に大臣に要請された場合どうするかとの問いには、受けないだろう、なぜなら前回の都知事選で現在教授を務めている慶応義塾大学に相当迷惑をかけたからだと言っていた。やっぱり少しは罪の意識があったのだなあと思った。あの時の立候補に至るシナリオは、確かに慶応に対して失礼千万だと思って、いささか憤慨していたところである。

 多摩大学の公開講座では、生憎福島県の研修にぶつかり聴けなかったので、浅野氏の講演を楽しみにしていた。構想日本のパネルディスカッションにおける福島県知事当時の浅野氏は、他のパネラーを意識したのか、それほど脱線?するということはなかったが、今日は独演会とあって自由自在に自分のペースで与えられた1時間をしゃべくりまくっていた印象である。しかし、その話術は口八丁手八丁で、知事として実績は勿論、その雄弁による役所内の人心懐柔策から人気も全国的だった理由の一端を垣間見た感じだった。適宜ジョークを交えながら飽きさせず、要点をうまくまとめて中々楽しい笑いの出る雰囲気の中で「タレント・浅野史郎」をまた売り込んだ。

 地方と都市の格差について浅野氏は、持論を開陳された。それぞれ自治体のスペシャルを見逃さないことが大事だ。訪れたことがない黒川温泉蘇生の例を挙げられた。制度をどうかしろとか、補助金をもらうことばかりでなく、自分たちが他所と変わったスペシャルを見出し、生かすことを考えることが大切である。

 面白い話として、熊本県波野村のお神楽保存を紹介された。消えようとした伝統文化を何とか保存しようとした数少ない村人の要請を受けた、鈴木健二元NHKアナが「ふるさと伝統館館長」として、それを村人の協力の下に見事に復活させ、今では「神楽苑」でお神楽を披露して全国から大勢のファンを集めるまでになった。波野村はかつてオウム真理教が大挙押し寄せたときに、村人が結集して追い返した実績がある。山梨県上九一色村がオウムの侵入を許したのとは少し違う。波野村は相変わらず元気がいいが、上九一色村は吸収合併されてしまった。要は人である。特に、よそ者が違った目で見ることに意義がある。よそ者、変わり者、女性が惰性を変えていく。

 「地方自治は民主主義の学校」というのが、今日の講演の要諦だった。

 さて、相変わらず後から後から事故米の販路が公になり問題となっているが、今日農水省の太田誠一大臣と事務方トップの白須敏朗・事務次官が揃って辞めることになった。極めて異例である。大臣の如きは、先月2日大臣に就任したばかりで、残り任期もあと数日というこの期に及んでなぜ辞任したのか。責任を痛感しているというなら、もう少し泥をかぶって解決の道筋をつけてから辞めるというのが、大臣の取るべき責任ではないかと思うが、大臣の辞め方はいかにも安っぽい決断である。

 浅野氏は、厚生省役人だった自分の経歴から、また大臣の厚生省役人への影響力からも直属の大臣の存在を「季節労務者」と捕らえていたとの発言には、恐れ入った。いくら何でもその程度の評価しかなされていないのか、これでは官僚を抑えるのは容易ならぬことだと思わざるを得ない。この発言が太田大臣の辞め方に象徴的に表れているように思える。

2008年9月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

493.2008年9月18日(木) 11月に韓国で講演

 玉川青色申告会の「個人事業主のための複式簿記記入」3回講座の第1回講習会に出席した。受講者は8人でこじんまりした講習会だった。会員のために安くサービスして、理解してもらおうとの試みであり、実際聴講していて系統立った説明に大いに納得した。預金通帳も公私をはっきり分ける点等は少々無理ではないかと思えるが、節税のためにはやらねばならないのかなと思う。どうしたらよいのか少し検討してみようと思う。やはり、系統づけて説明されると分りやすい。あと2回分あるので、しっかり勉強したい。

 先日来「知的生産の技術研究会」八木哲郎会長から、ソウル(韓国)で行われる韓国の定年退職者の会合で八木会長の替わりに講師を務めて欲しいと依頼されていたが、昨日会長にお引き受けすると正式に回答した。ちょっと戸惑いと逡巡もあった。講演日が11月8日(土)で、生憎日吉で開催される慶応義塾創立150周年記念式典と重なり、それに出席する予定だったからである。式典参加の希望者が多く、幸い抽選で当たり出席できるのを楽しみにしていたところだった。

 しかし、講演会は韓国政府がらみのプロジェクトの一環のようで、考えようによっては自分を飛躍させる良いチャンスでもあると思い、一丁やってみるかというくらいの気持ちでお引き受けすることにした。スピーチ内容を同時通訳で韓国語に変えてくれるらしい。韓国語はまったく分らないだけに、受講者次第では英語でもよいと思うのだが、肝心の韓国の人たちが英語を全員が理解できないとあまり意味がない。どんなニュアンスで自分の言葉が韓国語に訳されるのか、別の意味で興味もある。

 講演のテーマは定年退職者に、これからの第2の人生をいかに有意義に過ごすかと言うことを、日本人のケースも交えて韓国人定年退職者が納得するような話をして欲しいということらしい。

 韓国では、今経済停滞を反映して「サオジョン時代」という言葉が流行しているそうだ。サオジョンとは「45歳定年」とも言われる厳しい社員選別の実情を指した言葉で、西遊記の「沙悟浄」の韓国語読みで「サ=4」「オ=5」「ジョン=定年の定」の発音と同じことからこう呼ばれているそうだ。労働者にしわ寄せが来て、60歳どころか45歳というのだから、現実的ではないかも知れないが働く人々にとっては相当深刻である。持論の「人生三分活動期説」を下敷きに話してみるのも面白いかなと思っている。まだ、詳細は分らないが、これから韓国の社会保障制度、福祉制度、年金、定年制度等について研究しなければならないし、日本人で定年後元気に活躍している人たちも調べてみようと思う。定年者のことを韓国では「隠遁者」というようだ。隠遁ではもう山の中へでも逃避してしまうようなイメージなので、ネーミング自体も代えた方がいいのではないかとつい余計なことまで考えてしまう。

 まあ、お引き受けする以上全力を尽くして、聞いてよかったと韓国の「隠遁者」に納得し、喜んでもらえるようにしたい。

2008年9月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

492.2008年9月17日(水) 頭が疲れた一日

 駒沢大学のマスコミ公開講座の2学期が始まった。昨日はペンクラブで出席できなかったので、今日が2学期最初の授業である。

 いただいた小冊子「2005年衆議院選挙報道に見るマス・メディアの問題点」について、筆者である赤羽紀元講師が読み進みながら説明された。2005年衆議院選挙は郵政選挙と言われる一方で、小泉劇場とも言われて自民党が圧勝した総選挙である。赤羽講師に言わせれば、その選挙が今自民党のやっている総裁選挙と似ているそうだ。赤羽講師は、その選挙に関する大手新聞とテレビ各社の報道姿勢について解説された。内部にいた専門家であるだけに、内情に詳しくなるほどなあと謹んで聞いていた。

 一旦帰宅して改めて赤坂見附の永楽倶楽部へ向かう。「知的生産の技術研究会」の定期的な小規模セミナーで、講師は教育ジャーナリストとして知られている中井浩一氏で、教育関連の著書も多数ある。テーマは「若者全体の学力は下がっているか?どうしたらいい?日本の教育」という大きなものだった。中井氏を中心に八木哲郎会長がコーディネーター役を務めながら、座談形式で話は進められていく。出席者は八木会長、久恒啓一理事長、秋田英澪子事務局長、淺川基男・早大理工学部教授、ゼミの後輩で翻訳家の遠藤靖子さん、酒のペンクラブの勝野定典さん、畑中さんと仰る女性、それに私を入れて9人。中井講師は鶏鳴学園という国語専門進学塾を主宰している。中高生と永年接しているだけに、現代の若者の気風、考え方、学力レベル等々について熟知されている。どうしたらよいかという点で、百家争鳴とまではいかないにせよ、十人十色ならぬ九人九色の建設的な意見が開陳された。

 結論は学生のレベルが下がったのは、必ずしも彼らの責任ばかりではない。時代の環境が生み出した結果である。現状はレベルの低い状態を高めるのは教師の責任だということになった。久恒理事長が宮城大学と多摩大学における指導経験から、学生の学力レベル向上に自信があることを仰った。その裏づけは、宮城大学教授時代のゼミ学生に対するフィールドワークにあるとのことだった。

 ただ、それはそれとして皆さんが認めていたように、やはり現代の若者が本を読まないことは事実であり、若いころからまともな読書、理論構築のための基礎学習、ディベートのような真剣な討論を経なければ、学習能力は培われないのではないかとの疑問は残る。

 教育そのものとは若干離れるかも知れないが、勝野さんが建築家としての専門的な立場から欧米と日本の大学における建築の位置づけが異なるとの指摘は、頷けるものだった。欧米の大学では建築学科は美術大学に設置されているが、日本の大学では工学部の建築学科にあり、それが自ずから建築の美的観点から見るとどうしても欧米の建築物に比べて劣る理由だと言われた。 

 終始一貫中々骨のある面白い討論だった。

2008年9月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

491.2008年9月16日(火) 2つのペンクラブ、文学とお酒

 今日の日経平均は、前日4日前の終値に比べて605円の下落だった。アメリカは優に及ばず、世界中がアメリカの金融不安を払拭しようとあの手この手の策を講じている。しかし、金融不安発生の本家、アメリカでは連鎖反応として次のターゲットが噂され出した。それが日本にも進出しているAIGである。連銀は民間企業に公的資金を回さないと言っているので、もしAIGが破綻でもしようものなら、日本のバブル崩壊に似た現象が起きるのではないかと心配される。日経平均株価も当分、乱高下を繰り返しながらもう少し下がることになると思う。

 今日は、日本ペンクラブと酒のペンクラブの例会がダブってしまい、前者ではパーティ前のショートスピーチを出久根達郎氏が話されるとの予告だったので、ペンクラブを優先した。

 出久根氏の話は面白かった。「佃島ふたり書房」で直木賞を受賞された作家だが、集団就職で上京し、佃島で古本屋に勤めてその後杉並区で独立したキャリアを持ち、今も古本屋稼業の傍ら物書きをしているユニークな経歴をお持ちの人である。古本屋は徒弟制度なので、現代風ではないが、今かなり古本屋になりたいと希望する若者が多いらしい。そういう彼らのために古本屋組合として講座を開いているそうだ。今日の話の中で、藤村操にまつわるエピソードが面白かった。藤村の「煩悶記」が、この世に1冊しかない希少価値のある書なので、新たに市場に1冊出たとあって147万円の値がついた。ところがその後また1冊出た。これで3冊だが、古本屋業界では、3冊は30冊と見られていて、残り27冊がどこかにあるとの噂が広がるそうである。最後に学校の先生は、子どもたちに古本屋を案内し、古本屋について教えるべきであるとのご託宣があった。

 パーティでも多くの方々に挨拶したが、元朝日の轡田隆史氏が湘南高へ来られたことがあると聞いて、尋ねてみたら浦和高在学中にサッカーの試合で来られたそうだ。どこにご縁があるか分らない。途中で小中さんが、酒のペンクラブへ行くというので、それではとわれわれもぞろぞろと神田の「樽平」へ寄ることになった。小中さんご夫妻に、知研八木会長、久恒理事長、多摩大樋口裕一教授、小倉から来られた女性に私が神田までタクシーに分乗した。この「樽平」でまた盛り上がって、今月初めてアルコールを喉に通す結果と相成った。

 帰りは例によって自由が丘まで帰り、タクシーで小中さんご夫妻に送ってもらう形になった。今日から駒沢大学の公開講座2学期が始まったが、2時限とも欠席である。

2008年9月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

490.2008年9月15日(月) リーマン・ブラザース破綻

 「敬老の日」である。承知はしていたが一瞬忘却していたところ、朝から百歳を超えた元気な方々がテレビに出演された画面を観て、ふっと思い当たった。102歳で現役の声楽家の女性、同じく102歳で百歳を超えたマスターズの陸上競技で、世界記録を作った元高校体育教師のエピソード等を紹介していた。人間ばなれしていてとても真似はできないが、「他人が楽しむのを見て自分も楽しむ」「継続の大切さ」など、やはり長い間実践されているだけあって、話の中に説得力があり、なるほどと頷かせてくれる。良いお顔をしているのにも感銘を受けた。 

 振り返ってみると、妻と見合いをしたのも今からちょうど40年前の今日である。来年は結婚40周年を迎えることになる。卒論テーマで取り組んだ「河上肇」が戦前長い弾圧と官憲との戦いの末に、歩んで来た道を振り返って思わず漏らした感慨深い句、「幾山河越えては越えて来つるものかな」(?)という河上肇の常用言語があったと記憶しているが、40年と言えばそのくらいの長さになるだろうか。

 さて、驚いたことにアメリカの大手証券会社、リーマン・ブラザースが経営破たんを発表した。連邦破産法に基づく会社更生手続き適用を裁判所に申請する。150年以上の歴史を有し、総資産67兆円の大手証券第4位の会社である。5日に16$だった株価が12日には3.5$にまで大きく値下がりした。市場では投資家の不安を呼び、救済策が噂に上がり、バンク・オブ・アメリカが買収を前提に政府資金の投入を交渉していたが、連邦政府の出動が望み薄となりバンク・オブ・アメリカは手を引いた。唖然としたのは、そのバンク・オブ・アメリカが間髪を入れず、大手証券第3位のメルリ・リンチを買収したことである。あまりにもドラスティックなスピード買収劇にはただ呆然とするばかりである。リーマン・ブラザースの社員が社屋から自分の荷物を持って、次々に外へ出て行く姿も日本人の感覚では馴染めない。これほどドライとは二の句が出ない。

 3月には第5位のベアー・スターンズ社が買収されたばかりで、これで今年に入って大手証券会社のうち、3~5位企業が破産、或いは買収の憂き目にあったことになる。これもサブ・プライム・ローンの影響である。昨夏以降サブ・プライム関連損失は1兆4千億円以上に上がっていた。この様子だと当分アメリカ経済には光明が差す見込みはない。15日のニューヨーク・ダウ平均は一気に504$下げた。続いて開かれたサンパウロ、ロンドン、アジア各国でも軒並み下げ3~7%も下げている。東京証券取引所は今日まで3日間休みだったが、明日の休暇明け日経平均株価はどうなるか。

2008年9月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com