充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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549.2008年11月13日(木) 魅力的な中村桂子講師
井戸敏三・兵庫県知事が関東大震災云々発言を撤回し言い訳を付して謝罪した。一方、持論に頑なに拘って主張を変えようとしないのは、自衛隊を定年退職した田母神俊雄・前航空幕僚長である。井戸知事は軽率で役人馬鹿であるから形成不利となれば、態度を変えるが、田母神氏はすでに退職し論文も自分の信念だから曲げようとしないだろう。
さて、2週間ぶりに多摩大学講座に出席した。今日の講師は今までの講師陣とは幾分タイプが異なるJT生命誌研究館館長の中村桂子氏である。分子生物学者というタイトルをお持ちで、早大教授も歴任された方である。登壇された時と講演中の様子を見ているととても72歳には見えない。精々50歳前後にしか見えない。お名前は承知していたが、「生命誌」って一体何だろう。お仕事は何を研究しておられるのかよく分らなかったし、今でも本当のところはよく分らない。話を伺っていると人間の生命と自然界、科学との関わりと環境問題を研究している研究機関のようである。
信念のように抱いているモットーは「人間は生き物であり自然の一部である」であると仰った。講義の核心は、人間が生きることに改めて目を向け、考え直そうと提言しているとみた。そのためには自然と人間との共生、そして人工的なものとの融合、混在に目を向けようと訴えておられた。
パワーポイントで映写された図が簡潔に整理されていて分りやすかった。生命誌の「誌」は、「史」であることにも気づかされた。1枚の図の中に沢山の動物が描かれていたが、大小あり、昆虫が1番大きく、象が1番小さいのは生存数だという。地球上にはそれだけ虫類が多いということだ。
中村講師は持論も披瀝された。先進国について、その定義は①一極集中していない、②食糧自給率が少なくとも80%以上である、そうである。これでは日本は完全に失格である。講師は自然の破壊を強く警戒しておられる。虫一匹が他の動物とも関係がある。ともに共生していかなければならないと仰った。日本の地勢や季節感の素晴らしさは、「源氏物語」「堤中納言物語」によく表現されていると言って話を結ばれた。
コワモテのままマイペースでしゃべる講義ではなく、時折ジョークも交えながら終始魅力的な語り口で飽きさせなかった。中々面白い発想の話で、失礼かも知れないが話しぶりも中々チャーミングな講師だった。
548.2008年11月12日(水) 物事を決められない首相と軽佻浮薄な知事
漸く「定額給付金」の形がちょっとばかり見えてきた。しかし、相変わらず細かい点は先送りにし、国の政策であるにも拘らず事務手続きを地方自治体に丸投げし、地方に負担をかけることになる。決まったのは支給金額だけで、細かい点、特に高額所得者の所得制限枠を決めるのは地方に委ねるという。まだ法律すら通っていないが、こんな法案は見たことがない。トップの麻生首相に確たる哲学や信念がないから、法律ひとつを作り実行するにしてもふらふらしている。まだ「定額給付金」を支給すると発言しただけに過ぎない。安倍元首相に勝るとも劣らないお粗末ぶりである。
またひとり馬鹿な知事が現れた。兵庫県の井戸敏三知事である。何が井戸知事を馬鹿と言わせるか。近畿ブロック知事会議で「関東大震災なんかが起これば(首都圏は)相当ダメージを受ける。これはチャンス。首都機能を関西が引き受けられる準備をしておかないといけない」と駄弁を口にした。こういう他人の不幸を喜ぶような無神経な人間は人の上に立つ資格がない。ましてや兵庫県は阪神・淡路大震災で大打撃を受け、全国から支援の手が差し伸べられた経験があるはずである。やはり言うことが元役人である。人の弱みが分らない。石原都知事がいみじくも言っていた「役人の浅知恵だな」と。井戸知事は自らの暴言に対して、反省はするが謝罪はしない。見上げた図々しさである。他県の知事からも批判的な意見が寄せられている。こういう人を知事に選ぶことは、何と言おうと兵庫県の民度の低レベルを表していることになるのではないか。
この井戸知事にしろ、田母神前航空幕僚長にしろ、いずれも傍から注意され、批判されても一向に気にしない。強情というより唯我独尊である。こういう個性的で自己主張の強い人間が、人を指導するようになると余程注意を払って監視していないといけない。この馬鹿な知事にも監視人がいたのかどうか。
547.2008年11月11日(火) 田母神・前航空幕僚長の歪んだ考え
先日来政府見解と異なる論文によって物議を醸し、その職を解かれた前防衛省航空幕僚長・田母神俊雄氏の参考人招致が参議院外交防衛委員会で行われた。久しぶりに出席した駒沢大学公開講座でも講師は田母神氏に対して批判的だった。この田母神氏は偏った持論に凝り固まり過ぎており、その持論をどうあっても取り消そうとの気持ちはないようだ。それが間違いであっても自分は正しいと信じていると述べる点を考えれば、元々こういう人を責任あるポストに就けたこと自体がエラーであったと看做されても止むを得ないのではないか。また、自衛隊幹部の中には田母神氏擁護論もかなりあるという。これもまた問題である。中には「歴史論争の一方の側の主張なのに、それをけしからんという方がおかしい。思想統制につながる」との声もあるやに聞く。個人の思想や主義より、国家の文民統制の方がより大事だということが軍人としてよく分っていない。結局は幹部教育が作戦とか、戦術などの事例研究がほとんどで史実を学ぶことが不十分であることを露呈した。
しかし、それにしても田母神氏の歴史観はおかしい。間違っている。「日本が相手国の了承を得ないで一方的に軍を進めたことはない」等の主張に対しては、現代史家の秦郁彦氏がこう切り替えしている。「思い違いだ。『満州事変はどうだったのか』と反論するだけで崩れてしまう論理だ」。更に「満州事変は日本の関東軍の謀略で鉄道を爆破し一方的に始めた戦争だ。謀議者から実行部隊の兵士まで、すでに関係者の多くの証言がある。当時の軍首脳も政府も追認し、予算も支出している。日中戦争も大東亜戦争も相手国の了承なしに始めた戦争だ」と強く田母神論を非難している。この一点だけ見ても田母神氏の考えがおかしいことは分る。
他の自衛隊幹部にもこのような考えに共鳴する者がいるとするなら、また似たような問題が起こる可能性は否定出来ない。このところ不祥事続きの自衛隊であるが、ここは世間から隔離された自衛隊だからこそ、腰を据えて国民と同じ教育を受けられるような手立てを考える必要があるのではないかと思う。
546.2008年11月10日(月) 定額給付金は一体どうなるのか?
今朝一番に電話で八木哲郎・知研会長に韓国でのシンポジウムの様子について報告した。うまく出来たとの報告にホッとしたと仰っていた。やはり事前にシンポジウムの様子を充分に把握出来なかったので、どんな結果になるかと心配されていたようだ。まあ期待を裏切らない結果だと思うので、私としても一安心だった。
いくつか頼まれていた原稿が溜ってしまったので、今日から執筆に気合を入れている。「慶38」第3号の編集、発行をすべてひとりでやってくれている杉田士郎くんから不意に電話があった。9月中に原稿を送るはずだったのだが、つい遅れたままに韓国の資料作成に注力してしまった。約束を大きく遅らせてしまったが、あまり遅れたことがないのに連絡もしなかったので杉田くんとしては、もしやと思ったらしい。元気だと思っていたら亡くなっていたという例が結構多いので、私もその1人かとも考えられたらしい。原稿の遅れが余計な心配をかけることになって申し訳ないと思っている。
さて、帰ってみると政府が考えている陳腐な経済対策の一環である定額給付金の支給方法がまだ決まっていない。所得制限を設けるか設けないかというバリアが浮上している。麻生首相と与謝野財政相の考えが一致しない。自民党内でも言いたい放題の発言をする議員もいて一向に決まる様子がない。所得を把握するのは、大変で自治体にとってはその作業に費やす労力は身に余るというのが自治体の考えだ。それに押されて、毎度のことながら腰の定まらない麻生首相の考えがくるくる変わっている。自分自身の確たる信念の下に出した提案ではなく、選挙対策用にお手軽に周囲が考え出した案であることが明白である。まるで朝礼暮改で、首相はこれに一体どうケリをつけるのか分らない。好い加減にしろと言いたい。
9日にイスラエルの聖墳墓教会内でアルメニア正教とギリシャ正教の聖職者同士の殴りあいの様子をテレビは生々しく伝えていた。あの黒い聖衣を身にまとった聖職者と青い聖衣の聖職者が殴りあうとは呆れ果てて言葉もない。もともとこの聖墳墓教会はイエス・キリストの遺体が埋葬されているということから、キリスト教各宗派がその所有権を主張して、問題になっているところである。それにしてもその地下で眠るキリスト様もえらく落胆していることだろう。
545.2008年11月9日(日) 充実した韓国3日間の滞在
昨晩はぐっすり眠れて目覚めがよく起床した。今日の予定を急遽変更した。献身的にフォローしてくれた桂さんがもうひとつ私が希望していた、ソウル市内の世界遺産「昌徳宮」を案内してくれることになっていたが、そのためには束草を6:30発のバスでソウルへ向かわなければ難しいので当初の予定を取り止めることにした。昨日の成功で気分を良くして桂さんと、ゆっくり金浦出発までの少ない時間を有効に楽しむことにした。
それにしても韓国政府は韓国内の500万人の高齢者に対して金銭的な支援を行い、地下鉄のフリー乗車に限らず、老人関係の社団法人への助成により高齢者の活動にその成果が表れていることが印象に残った。韓国国内に「大韓老人会」という社団法人組織が各市町村に設置され、政府がそれぞれ補助金を出している。それによって活動の幅を広げることが出来ている。ただ、年金とか、定年後の再雇用には課題が沢山残されているようでもある。
バスセンター6:30発でソウルへ向かった。所要時間は4時間である。高速道路へ入ってからKARPの朱会長から桂さんの携帯へ電話が入り、昨日のシンポジウムで私たちの話がずば抜けて良かったと誉めてくれ、パワーポイントをコピーにして欲しいと要望された。ここで2人、75歳の桂さんと古希を迎えたばかりの私が子どものようにまた喜び合った。講演がうまく行ったことを主催者がはっきり認めてくれたわけである。実に愉快な気分である。ソウルには途中1回15分の休憩を入れてほぼ11時に到着した。その足で高麗人参を物色に「ソウル薬令市」へ出かけたが、周囲一帯が漢方薬の匂いに満ち溢れている。軒並み薬がらみの店舗が軒を並べていて、やはり歴史と伝統という、古来の環境整備はすごいなあと感じた。
4時に今回講師を務めるきっかけを作ってくれた八木哲郎・知研会長の幼少時代のご友人、李愚伯さんに指定の韓国料理店で初めてお会いしてご馳走していただいた。今も元気にして忙しく会社の経営に当っておられ地域でも活動しておられる。一連の内容と結果について桂さんと一緒に報告したところ、喜んでいただき労苦を労っていただいた。桂さんとは良い関係で仕事をうまくマネージすることが出来たし、2泊3日の旅は充実して実りが多く、楽しいものだった。桂さんには本当にお世話になった。これからも人生の先輩である桂さんとはいつまでも切磋琢磨して自分を磨くための師匠としてお付き合い願いたいと思っている。
帰りの日航機内でも気分よく休むことが出来た。