充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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554.2008年11月18日(火) 殺伐とした最近の世相
駒沢大学で受講している3科目がすべて、マス・メディア論なのでどうしても毎日報道されるニュース性を追ったテーマと内容になる。今日の2科目でも、悪評サクサクの定額給付金が話題になった。
小泉前首相がかつて国会で「米百俵」を紹介して話題になった。米百俵とは、戊辰の役で窮乏の極みにあった長岡藩を見かねて、三根藩より届けられた百俵の支援米を、時の大参事・小林虎三郎は「当座をしのぐために配給しても数日ももたぬ」として、国漢学校設立資金等として人材育成に充てた。後に国漢学校からは多くの人材が輩出し、将来を見据えた大参事の英断として高く評価されたストーリーである。定額給付金はこの百俵の米がばらまかれてしまうのではないか、もう少し国民にとって有意義な使い道がないのかとの不安が野火の如く広がっている。
ところでこの米百俵にあやかった日本酒「米百俵」を飲む機会があった。今月の酒のペンクラブ例会で喉を潤した時のことである。新潟産の銘酒だが、佐賀の日本酒「東長」、熊本の米焼酎「水鏡無私」、鹿児島の芋焼酎「なかまた」と同様、都内北区の水塚高野というお酒店さんが蔵元の酒ということで商いを続けているものである。蔵元は、明治37年創立の長岡市の栃倉酒造㈱で、現当主は3代目だという。あまり酒の味が分らないので、コメントをうまく言えないが、吟醸酒「米百俵」は飲んでも米はばらまくなと言いたい。
いずれにせよ、近年定額給付金ほど評判の悪いものはない。しかもまだ細かい取り決めがなされていない。どうしようもない。
嫌な事件が続く。酔っ払い運転の末に人を轢いて、そのまま引きずって被害者が亡くなるという残酷な事件が連続して起きている。更に、今朝さいたま市内の住宅では、元厚生省事務次官夫妻が玄関で殺害されているのが発見された。夕方になって、中野区の元厚生省事務次官宅でも夫人が玄関で宅急便を襲おう男に刺され怪我をした。ふたりの元厚生事務次官は、年齢は離れているが、経歴がほとんど同じで、しかもいずれも年金局長を経験している。警視庁では断定していないが、まず2つの事件に相関性がありそうだ。どういう理由でこうなったかはまだ不明だが、このところ年金関係で厚労省、社会保険庁の杜撰な業務が糾弾されていただけに、年金に関する不満が犯人をしてこのようなテロ的凶行に走らせた可能性はある。それにしても、最近殺伐とした薄ら寒い事件が多すぎる。嫌な世の中になったものである。
553.2008年11月17日(月) 国際社会における日本の存在感
世界の舞台へ出ると、どうしてこうも日本のトップの存在感は薄くなるのだろうか。昨日閉幕したG20サミットについても「歴史的な会合だったと後世言われる」と大見得を切り、①金融危機をかつて乗り越えた経験を述べ、②不良債権の迅速な処理の重要性を指摘し、③IMFへ最大1,000億$(約10兆円)を融資することを訴え、「ドル機軸の通貨体制を支える努力を払うべき」と主張した、首相自身の一連の言動を自画自賛した。
しかし、残念ながら麻生首相のパフォーマンスは、必ずしもそれほど高い評価を得られたわけではなかった。相も変わらずである。フランスのサルコジ大統領がドルの機軸通貨の時代は終ったとまで述べて欧州圏の立場を浮きぼらせたり、ブラウン英首相がアジア、アフリカの首脳に電話をかけまくって自分の考えで説得していたのに比べて、麻生首相は対米追従スタンスを変えることなく、「機軸通貨国には赤字の体質を改めてもらう。必要以上に外需に依存している国には内需拡大に努めてもらう」と役人が書いたペーパーを読んだだけだった。閉会後の集合写真では、目立ちたがりやのシン・インド首相やサウジ・アラビア首脳らに圧倒され、後列の端の方にやっと顔を出す有様である。確かに外国から評価された事案はある。しかし、アメリカが地盤沈下してアメリカべったりの日本が浮き上がって目立っただけだ。はっきり言って目だったのはIMFへの資金融資だけだった。
結局全体会議としては大山鳴動して3匹のネズミが現れた。各国が自国の経済の動きを監視すること、IMFを強化すること、そして各国が景気対策を行うことが3匹のネズミである。
麻生首相の自慢は「私がいろいろ指摘したものは共有された」だった。漢字もまともに読めないオッサンが何を言うか。
今日早稲田出版の大塚編集長から、「停年オヤジの海外武者修行」が印刷会社から手元に入ったと連絡があった。そこそこ問い合わせがあるというから、これから販促をうまくやりたいと思う。懸案となっていた拙著の出版記念会について、先日来ホテルから情報を収集していたが、2月でないと会場が抑えられない。やるなら何とか2月に行おうと思う。前回の例を参考に、平日の比較的早い時間に開催した方が参加予定者には都合がよいのではないかと思っている。これから段取りを考えなければいけない。
552.2008年11月16日(日) 地域おこしのひとつの見本
今朝日経新聞のコラム「春秋」を読んでいてあれっと思った。千葉県大網白里町の野老(ところ)真理子さんについて書かれていたからだった。昨年お会いして別荘にも泊めていただいた。「春秋」にはこう書いてある。
「千葉県の中規模な町にある地元不動産会社。平日午後、社員は事務や接客に余念がない。雰囲気が一変するのは夕刻だ。『ただいまー』。学校帰りの子供たちの声が響く。宿題の合間にお茶を出し、不要の紙を切りメモ用紙を作るなど大人の手伝いをこなす。野老真理子社長が社屋で学童保育を始めたのは、自身や社員の必要性からだ。親が不在なら他の社員が目を配る。後に近所の子も預かり始め、夏休みには大人数での料理教室や野外活動も開催。保育以外の市民活動にも会社として協力するようになり、今は地域とのつながりが本業にもプラスになっているという。・・・・・」
地域おこしに力を注いでいる野老さんらしいやり方だ。知り合いの土屋雄二郎さんから頼まれて、昨年5月に野老さんの会社で講演したことがある。その時の印象では、ここまでは分らなかったが、普通の会社とは少々違う、地域のコミュニティのコアのような存在になっていると感じた。野老さんも土屋さんを炊きつけて、地域おこしに巻き込んだようで、今や町全体に輪が広がっているようだった。他にも野老さんの考えに共鳴して町おこしに協力する人が増えてきた。その地道な活動を営々とやってきた。毎月行っている講演会も着実に実績を重ねてもう30回近くになっている筈である。
野老さんの素晴らしい点は仕事をきちんとこなしたうえで、会社内の施設、設備を一般の人のために活用していることである。会社の業務を終えるとテーブルを移動して、スペースを作りその場を公的なイベントに使う。私の講演の場もそこだった。しかし、講演会場として一風変わっているように思えるが、雰囲気がアット・ホームで周囲がガラス製のため明るい。洒落た公民館という感じである。
こういう試みはよほど中心人物がしっかりした考えを持っていないと出来ないと思う。また長続きもしない。その点で野老さんの存在感は今後も益々高まるだろうし、これからの活躍も大いに期待されていることと思う。
551.2008年11月15日(土) 山崎さん、セルビアから一時帰国
見知らぬ方から書状を受け取った。国分寺市にお住まいの音楽プロデューサー・野口真一郎さんと仰る方で、電話をかけて尋ねてみたところ、19日に国分寺市立いずみホールで国分寺に所縁の深い作曲家・信時潔氏の曲に因んだ音楽会を開催するが、その後のトークショー(というべきかどうか)に何と友人の山崎洋さんが映画監督・篠田正浩氏と対談するという。山崎さんから私に連絡をするようにと言付かったという話だった。その山崎さんは今日成田へ着いたということである。
実はそろそろ「慶38」第3号の原稿締め切りになることもあって、編集作業を一手に引き受けている杉田士郎さんに昨日やっと拙稿を送ったところだった。山崎さんには9月末までと期限付きで原稿を依頼したのだが、まだ届いていない。多分忙しくて書く余裕がないのではないかと杉田さんと話し合ったばかりだった。偶然というか、不思議なタイミングである。19日には国分寺へ駆けつけいろいろ話をしてみたいが、序に原稿の方はどうだろうかこれも尋ねてみようと思う。
それにしても、篠田氏には6月に明治大学で開かれたセミナーで、山崎さんに関してこっそり質問をしたことがあった。不思議なご縁だと思っている。
ゼミの仲間に連絡して、出来ればひとりでも多く参加してくれればよい。
ところで慶応義塾塾歌の作曲家・信時潔が「海ゆかば」の作曲者だったとは知らなかった。思想に関係なく、この歌は国内のみならず、海外で戦没者追悼慰霊祭の都度必ず聞かされていた。こころの底に訴えるような随分悲しい曲である。
550.2008年11月14日(金) 迷走する定額給付金の取り扱い
一応政府は全国民に対して定額給付金を支払うことに決めた。これで2兆円という大金を支出するのだ。2兆円という金額は生活保護者への補助金予算と同額だという。にもかかわらず、この大金支出を担保する法案が、細かいところまできちんと決められていない。手取り収入が1,800万円を超える人は辞退して欲しいというのが政府の希望である。実に好い加減なのである。法律であるにも拘らず、きちんとルールを決めずに現場に丸投げして曖昧さを残したままだ。そもそもこれが混乱の素である。取扱方を各市町村に任せたために、そうでなくてもこれから多忙な年末に向かう矢先に多くの事務作業を負わされた地方自治体の反発は烈しい。
言い出しっぺの麻生首相は、緊急金融サミットに出席するため訪米してしまった。20カ国首脳が出席するサミットで、日本はIMFに資金を投入する。お金だけでインパクトを与えるような主張は期待されていないらしい。毎度のことに好い加減うんざりする。20カ国の首脳なら、世界のリーダーではないか。少しは自国の意見を主張したらどうか。尤も、麻生首相には日本語も満足に読めないらしいから期待することが無理かも知れない。「踏襲」を「ふしゅう」と読んだり、「未曾有」を「みぞうゆう」とか、「頻繁」を「はんざつ」と読み違えたり、まともな高校生なら苦もなく読める漢字を満足に読めない。これが経済大国日本の総理大臣の国語力なのである。国語力も充分ではない首相が、国際舞台の場でどれだけ自分の考えていることを相手に伝えることが出来るか。
また、役人天国を象徴する嫌なニュースが公にされた。団塊の世代が定年退職期を迎え、退職金を支払いきれなくなった自治体が、地方債を発行してその原資を賄おうとしている。つまり、将来の世代にこれから辞める公務員の退職金を負担してもらおうというわけである。全国47都道府県のうち、起債しないのは東京都、島根県、鳥取県の3自治体だけである。専門家も予測されていた事態に何の対策も対応も取らなかった自治体にきついお灸をすえている。今年だけなら、まだ何とかなるかも知れないが、将来もこんな杜撰な長期計画を練っているとしたら、毎年赤字が累積していくばかりだ。せこい役人根性はどこへ行っても、いつまで経っても直らないのだろうか。