充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
564.2008年11月28日(金) 実りのない党首討論
ムンバイの同時テロが漸く終息に向かい出した。少しずつホテル内に閉じ込められていた人質が解放されている。不思議なのはテロ標的のひとつ、トライデント・ホテルを下からも、屋上からも軍の特殊部隊が1部屋1部屋調べていったところ、テロリストはすでに姿を消しホテルはもぬけの殻だった。こんな間の抜けたマンガチックなシーンがこの緊迫した場面で現出されるとは思いも寄らなかった。タージ・マハール・ホテルはまだ銃弾戦をやっていて死者は150人をすでに超えた。日本人は勃発直後1人の犠牲者を出したものの、その後は死傷者がなくまずまずよかった。ただ、完全にテロリスト集団が制圧されたわけではなく、余燼が燻っている。
午後麻生首相と民主党小沢一郎代表との党首討論が行われテレビで中継された。僅か45分程度ではさほど突っ込んだ討論にはならないと思っていたが、案の定衆議院解散問題、補正予算、首相の言葉の軽さぐらいしか話題にならなかった。肝心な外交問題、防衛問題にまで触れなかったのは、時間不足だけではなく、お互いに勉強不足だったからに違いないが、折角のチャンスなのに実に惜しいことをした。結論的に言えば、どちらもどちらという印象で、小沢代表も張り切っていた割りには内容に鋭さがなかった。どうも小沢氏は話が下手で、考えていることの半分も言えないのではないか。いずれにしろお互いにメリハリの利かない、つまらない、実りの少ない討論だった。回数を重ねていけば、徐々に良くなってくるのだろうが、時間の無駄という感じもする。
しかし、政治家なんていうのは丁々発止の議論ができなくては政治家とは言えまい。2人ともどうも要領がよくない。平素の政治活動は何のためにやっているのか。いつも狭い部屋の中で仲間内の政局論争ばかりやっているからではないか。がっかりした。
来年2月に出版記念会を開催するが、その案内状を送り終えた。昨日と今日で330通ばかりお送りしたが、何人の方にご出席いただけるだろうか。その拙著の発行に際して、友人たちから書店で購入してくれたとか、書店で逆にPRしてくれたとか、友情はいつもながら有難いことである。
563.2008年11月27日(木) ムンバイでテロ、炎のタージ・マハール・ホテル
一昨日来のバンコック・スワンナプーム空港の閉鎖騒ぎは依然として解決せず、早や3日目を迎えた。日本人も約1万人が出国できずにいる。近くに使用可能な国際空港がないために、一昨日APECに出席してペルーから帰ったソムチャイ首相もバンコックへ帰れずチェンマイ空港へ帰りつく有様だった。一昨年開港した現在の空港は東南アジアのハブ空港としての重要性を高め、今では成田空港より発着便数が多い。その空港が機能不全状態に陥ってしまった。
私自身がバンコック空港に居合わせたらどう対応するだろうかと考えると、距離的にはプノンペンが近いが国境周辺の不穏な治安を考えあまり良い案とも思えない。時間はかかっても確実に行ける陸路をプーケットへ向かうか、マレーシアのペナンへ出るだろう。
現政権はタクシン元政権と実態はまったく変わっていない。ソムチャイ現首相はタクシン氏の義弟であり、やや強引な手法も似ている。仲介役として軍部が出てくるのも珍しいが、その軍司令官が首相に下院を解散して総選挙をするよう促しているが、首相は自政権を正当な政府としてこれを拒否しているので先の展望が開けない。空港には反政府団体・民主主義市民連合(PAD)が座り込みを続けている。いつになったら解決するのか、軍部がクーデターでも起こさなければよいがと心配である。
夕方になってもっとびっくりするような騒ぎがインドのムンバイで起きた。日本人も巻き込まれて1人が亡くなった。高級ホテルや鉄道駅等の市内中心数箇所で勃発した同時テロだ。このうちタージ・マハール・ホテルは30年近く前、作新学院の江川卓投手が甲子園で活躍していた夏に、エチオピアからの帰途ちょうど当地の商社駐在員だった学生時代の友人と、ホテル内レストランで食事をしたことがある。当時はムンバイではなくボンベイと呼ばれていた。私は市外のオベロイ・ホテル(?)に泊っていたが、このタージ・マハールは外観が赤とうす緑、白のロココ調の外壁で重厚な趣のあるホテルだった。目の前には海へ向かって歴史遺産となっている立派な「インド門」が堂々と建っている。いかにもインドの歴史に思いを巡らせるような環境にある。
テレビで中継録画を観ているとあのどっしりとしたタージ・マハールから火の手があがっている。あの由緒あるホテルが破壊されるのかと想像すると胸が痛む。ホテル内に立てこもったテロリスト集団が宿泊客を人質にインド軍隊と銃撃戦を繰り広げている。カシミール地方でヒンドゥ教と対立するイスラム系民族主義者が仕掛けたテロの疑いがあるようだが、金融危機のこの時期にどうしてこんな物騒な事件が起きるのだろうか。アフガニスタンのカブールでもアメリカ大使館近辺で爆発事故が発生している。クワバラ! クワバラ!
562.2008年11月26日(水) 麻生首相が提唱する「スピード感」はいずこへ
ちょっと油断すると身体に効いてくるようになった。ちょっと熱っぽい。無理をしないよう午後の駒沢大学講座と夜のペンクラブ会合を欠席することにした。夜になって、ふるさとテレビから明日のセミナーへの参加はどうするかと照会があったが、これもお断りした。今は万全の体調へ戻すことが第一である。
タイでえらいことが起こっている。バンコック・スワンナプーム空港を占拠した反政府デモが、今日完全に空港を機能不全に追い込んだ。日本との定期便もすべて運行停止され、多くの利用客に影響が出ている。空港を取り囲みシュプレヒコールをあげるデモ隊を見ていると、ビルマとは随分違うなぁと思う。隣の国ではあるが、タイ人とビルマ人は性格的に大分異なる。タイ人の激しい性格に比べて、ビルマ人は一部の人を除いて比較的大人しく優しい。不満を内に秘めたまま黙って耐える。滅多に暴動などは起こらない。耐えて耐えて我慢する。これが結果として良いのか悪いのかは即断できないが、今のビルマ軍政が倒れないでいられるのもビルマ国民の温厚な性格と我慢強さに助けられている。タイ国民の激しいデモ行進を見ているとついビルマ人に同情してしまう。
昨日もブログに書いたが、アメリカ政府の「スピード感」のある経済対策は、FRBが引き続き住宅や消費者向けローン市場の資金繰りを円滑にするため、最大で総額約77兆円の資金を供給すると発表した。この金額は、日本の一般会計年度予算約88兆円にも達しようというほどの巨額である。これを危機とあらば、すばやく決済する。このスピード感が素晴らしい。
一方わが国ではどうか。話題になっている定額給付金がまだぐずぐずしている。政府は事務処理を市町村に委ねた。いわゆる丸投げである。これに反対したのが末端の市町村である。全国町村会と全国市長会が所得制限を設けないことを申し合わせた。国民の間に不公平感が生じる、所得調査はプライバシーに関係する、事務手続きに経費がかかる、等の理由からすべての国民を一律に取り扱おうとの考えであるが、むしろ繁忙期に面倒くさいことはとてもやっていられないというのが本音である。これだと政府の方針とは大きくずれている。政府のメンツは丸つぶれである。まあ麻生政権らしいと言えば、言えるかも知れない。
561.2008年11月25日(火) アメリカ、イギリスの積極的な経済対策
昨日夕食中にぽろっと入れ歯の歯のひとつが落ちてしまい不便なこと夥しい。だんだん自分の歯が失われていくのは、寂しく感じているが、こればかりはどうしょうもない。入れ歯であっても同じことで落ちるたびについ感傷的になる。今日はまずかかりつけの歯医者で治療してもらい、その足で小田急百貨店・山田相談役に会って、新著の販促活動をヘルプしてもらうことになった。百貨店内の三省堂書店に置いてもらえれば、かなりの販売が見込めるのではないかと思っている。前著でもそうしてもらったところ、大分売れ行きが良かったので2匹目のどじょうを狙ったところである。まだ、他の書店にもお願いするつもりだが、いずれにしろ何とか販売アップを期待したいところだ。
その前に新宿西口地下の東京都管理の催事スペースで古書展示会をやっていたので、つい覗いていたら読んでみたい古本が何冊かあったので、安いのを幸いに戦争関係書とゾルゲ事件関連書計5冊をまとめ買いした。
日本の政治、経済に画期的な不況対策の目玉が一向に機能しないが、自由主義経済の牙城であるアメリカですら、ついに政府がシテイ・グループへ資本注入を追加することになった。既存の分と併せてシティへの投入金額は4兆円を超えている。加えて、現在シティの抱えている不良資産(約29兆円)の生じる損失について、アメリカ政府は最大で約24兆円を負担するリスクを負うという。民間企業へ財政支援することにあれだけアレルギーを示していたアメリカ国民の声を抑えて、これだけ大胆な支援策を打ち出したのは、金融大手が破綻したらアメリカ経済に大きな傷跡を残すと判断したからだろう。それにしてもアメリカ政府の果敢な決意と行動である。
次いで、イギリスでは消費税を期限付きではあるが、17.5%から15%へ引き下げる。消費税の減収分を、高所得者の所得税の最高税率を現在の40%から45%にまで引き上げることによって補うという。ブラウン首相は、90年代の日本の景気後退局面での対策は遅すぎたと、日本政府が当時の経済対策に自画自賛しているのに対して極めて批判的で、このような積極的な経済対策を取り入れた。好感した市場は、直ちに反応した。ダウ平均とロンドン・シチーは一気に株価を上げた。
対する日本の東証は英米の株式市場に釣られて株価を上げた。具体的な術を打たなくても、他の先進諸国が前向きな対応をすれば日本も潤う。手を拱いていても他人が助けてくれる。日本経済はこういう情けない構図になってきた。その裏には、アメリカ政府がいずれ米国債を日本に引き受けさせる思惑があり、日本はその要請をひたすら怯えて待っているのである。いつも日本のやることは、後手に回り、自分の手を汚さない。苦労知らずの世襲政治家が育ってきた環境と酷似している。
560.2008年11月24日(月) 麻生首相で日本は大丈夫か?
現在リマ(ペルー)で開催中のアジア太平洋経済協力会議(APEC)に出席した麻生首相が、閉会に際して内外記者会見に臨んだ。しかし、まったく中身のない質疑には、がっかりした。一国の代表である総理大臣がこんなやりとりをやっているようではダメだと思った。当初ステートメントの形で会議の講評と成果を述べたが、所詮これはお付きの役人、秘書が作成した草稿だろう。問題は時間の関係で1人だけとの制約の中で、その1人の外人記者から受けた質問の一部始終である。記者の質問は、日本は北朝鮮の核問題にどう対処するのかと言うものだった。これに対して麻生首相の応答は、長くまわりくどい前置き説明をした後、北朝鮮の約束は口約束では信用出来ず、これからは文書による約束を取り付けたいというものだった。日本はアメリカとも打ち合わせながら、また6ヶ国協議の枠の中で解決を目指すという当たり障りのない答えをくどくどと述べていた。まったく核心に触れていない。質問した記者ももうこれ以上聞いてもダメだと思ったのだろうか、麻生首相が「いいですか?」と念押ししたことにイエスと応えたが、これ以上追求しても確たる返答をもらえないと思ったのだろう。首相の回答はあまりにも的外れではなかっただろうか。質問した記者もさぞがっかりしただろう。
どうして総理大臣がこの程度の返答しかできないのだろう。ことの本質について正面から応えていない。日本の首相の能力はまれに見る低レベルだと思うとショックである。こんなことでは、世界中から馬鹿にされる。こんな人に国を任せておいて大丈夫だろうか。どうせこの次の選挙で政権交代するだろうが、これではとても国政を任せられない。酷いものだ。
今日はキリスト教の列福式という聞きなれない式典が長崎で開かれた。日本で列福式が行われたのは初めてだそうである。国内外から3万人の参列者があったというから驚きである。実は、昨日小中陽太郎氏へもしご在宅なら、書籍をお届けするとメールを送信したところ、この儀式へ出席しているからとの返信をいただいてなるほどと思った。何でもキリスト教ご法度の江戸時代に迫害を受けて殉教したキリスト教徒188人を、「聖人」に次ぐ「福者」に列する儀式である。その中には天正遣欧使節団の中浦ジュリアンも含まれている。寡聞してこのような式典が日本で行われるとは知らなかった。列福式にはローマ法王代理の枢機卿も参列された。