充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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598.2009年1月1日(木) 多事多難な中に新年を迎える。
新しい年、2009年(平成21年)の幕開けである。いつものように7時30分ごろ起床して、同じようにお雑煮と簡単なおせち料理をいただくが、お屠蘇はいただかない。これは毎年元日になると母校・湘南高校ラグビー祭へ車で出かけるので酒抜きはやむを得ない。
郵便受けに今年最初の新聞を受け取りに行ったら、もう年賀状が届いていた。こんなことは初めてだ。更に驚いたのは、母校から帰ってみると午後の配達分として第2便の年賀状が届いていたことである。これは遅ればせながら郵政民営化の効果が良い面で表れた結果だろうか。そうだとしたら国民が恩恵に浴したことになる。だが、果たして明日は年賀状が配達されるだろうか。
空を見上げると真っ青に晴れ、無風快晴の素晴らしい天候である。ラグビー祭はOB会(SRC)総会の後、グランドでOB対現役戦、OB紅白戦で出場者は気持ちのよい汗を流したようだ。同期生の大島くんは、今も茅ヶ崎ラグビースクール校長で相変わらず若者に負けずにグランドを走り回っている。脱帽である。一年先輩の武智さんも、ジャージーを着てお子さんやお孫さんの声援を受けながらプレイする熱心ぶりである。こうしていつまでもラグビーを楽しむ習慣が健康にも、家族融和にも効果がある。武智さんは今年年男で、大島くんは去年古希だった。
懇親会ではいつもながら現役部員の保護者が、食事の手配をしてくれる。現役とOBが一体となって立食で交流を深める。時代が移り変わり親がこういう場で、子供たちのために献身的に協力してくれるようなことは、我々の時代にはまるで考えられなかったことである。OBの中には酒が提供されないからと不満を漏らすものもいるが、こればかりは場所柄我慢してもらうより仕方あるまい。自画自賛するようだが、こういう試みはきっと子供たちにとっても将来忘れられない高校時代のグラフィティとなることだろう。
夜は妻といつも通り毎年恒例のNHK「ウィーン・フィルハーモニーのニューイヤー・コンサート」をテレビで楽しむ。今年の指揮者、アルゼンチン生まれのイスラエル人、ダニエル・バレンボイヤ氏は元々ピアニストであるが、生誕200年に当るハイドンの「告別」ではコミカルに演奏してオーケストラがいなくなるカラオケ?状態となった。こんなところにも、演奏者のみならず観客の間にもゆとりというものが感じられた。格調の高い芸術は、本当はじっくり生で味わうに限る。その意味では物足りないとも言えるが、それでも新年早々に芸術の一端に触れることができるニューイヤー・コンサートは、定番の愉しみのひとつである。
今年は昨年よりもう一歩質的にグレードアップの一年間を送りたいと思っている。
597.2008年12月31日(水) この1年はどうだったか。
今年もあっという間に大晦日を迎えることになった。
まず、自分自身にとって果たして納得のいく1年だったろうか。健康面では血圧が上がり気味だったが、それほど心配する1年ではなかった。食欲もまずまずだった。
活動面では、一応満足することができたと自分自身で納得している。いつのことになるかと心配していた「停年オヤジの海外武者修行」も何とか早稲田出版から上梓することができた。おまけにこの売れ行きが頗るいい。すでに来年1月10日をメドに重版が決定している。2月には出版記念会も控えている。加えて、前著「現代・海外武者修行のすすめ」を「新・現代海外武者修行のすすめ」と改題して12月に文芸社から再販することができた。
講演では、従来の定期的な講師のほかに、新たに海外の活動が加わった。11月の韓国・束草(ソク・チョ)市におけるシンポジウムの参加である。そのほかに国内でも新しい講演活動が加わった。岩手県の気仙広域連合、東京交通短期大学、新宿法輪会ほかである。その間隙を縫って小論やエッセイを書いた。
セミナーや大学の公開講座にも足しげく通って、その道の多くの先達やプロの話を聞くことに努めた。4月から始まった週1回の多摩大学・寺島実郎「現代世界解析講座」、5月から始まった週3時限の駒沢大学・マスコミ研究所公開講座、そして12月に4回の岩波市民セミナーの原寿雄氏の「ジャーナリストとして生きて」等は、既定の「構想日本」、ふるさとテレビ、JN協会のセミナーと併せて、脳軟化症に陥りがちの頭脳に刺激を与えてくれ、新たな知識を涵養させてくれて大いに向上心をステイミュレイトしてくれたと思っている。その他にもほぼ毎週パソコン教室で個人指導を受けて、とても完璧とはいかないまでも、ある程度力がついたと思っている。ホームページも若干手直しすることができた。来年はもう少し手を加えてみたい。このブログにしても一年半の間休むことなく継続して今日597回目を書き込むことができた。ある程度続けていくことに自信を持つことができた。省みて不十分だったり、納得のいかない点も多々ある。両膝が少し回復してきたので、もっと海外にも出かけるべきだったとの思いも強いし、もっと厳しい目で現実を見つめた社会評論を書くべきだったとも思っている。それでも全般的にはまずまずだったと言えるのではないかと思っている。
来年は今年の反省を踏まえて、もっと外へ向かって実績を誇れるような仕事をしようと考えている。
外の世界では、イラクやアフガニスタンの戦争の行方も定まらない。年末になってから始まったイスラエルのガザ地区に対する激しい空爆は、2千年の怨念の篭った恨みを露呈するものだった。イスラエルの攻撃は休む間もなく、5日間に亘って続けられ、すでに死者は400人近くに達している。国連事務総長が何度も自制を訴えているが、イスラエル、ハマス両者とも一歩も後へ引かない。こうしている間にも犠牲者は増えている。ガザは今や世界中で一番激しい戦火が交わされている地となっている。益々複雑な道へ入り込みそうな気配である。
国際経済面では、不況に終った1年だった。北朝鮮の核問題も何ら前進することはなかった。それにもまして世界的な景気後退は一体全体どうなってしまうのだろうか。来年も早々からあまり展望の開けない状態が続く気がする。
今晩は例年通りNHK紅白歌合戦を観ることになった。終るともう新年である。来年こそは私自身は勿論であるが、周囲も、外の世界も事態が好転することを願って、問題の多かった1年を送りたい。
596.2008年12月30日(火) 終わり悪けりやすべて悪いか。
年末の大掃除というのは、師走13日から始める習慣になっているそうで、いよいよ押し詰まってくると、静かに年神様をお迎えする気持ちと状況を作ることになっていて、普通大掃除はやってはいけないらしい。だが、その中で1日だけ掃除をやってもいい日というのがあって、それが今日30日だそうである。そんなことはあまり意識しないが、一応新年を迎える準備だけはしておくべきと、掃除の序に松飾りを門扉から玄関にまで飾った。これで形だけは年神様を迎える準備ができた。各室内は妻が片付けて、以前と違い老夫婦だけになるとあまり整理することもない。
そして、書き残した年賀状と郵送物を持って近くの特定郵便局へ行ったが、局内には一人も客がいなくて拍子抜けだった。局員に聞いてみると彼らも意外なほどの閑散ぶりに意外だと言っていた。昨日訪れた時は行列だったので、或いは今日は休日だと思っているのかも知れない。
兜町の東京証券取引所は、例年通り今日が大納会だが最悪の年末を迎えることになってしまった。日経平均株価は8,859.56円で年初に比べて過去最大の42%の落ち込みである。東証上場企業の時価総額は1年間で200兆円が消失したことになる。外為相場も円高の傾向は衰えず、1$=90円で、年初の112円に比べて20%も上昇している。この調子だと当分輸出産業の景気が復活しないのではないか。外国へでも行かなければ、普通の庶民にはぴんとこない円高だが、これが輸出企業にとっては想像以上にきつい。トヨタの赤字決算予想もその原因はそもそも円高によるものだ。今日の今年を振り返るニュースの中でも営業不振、不正規社員解雇等について、次々と報じていたが、一方的に企業側の発表を信じ、黙っていて良いのかと思う。どうも本質とか正論が議論されていないような気がする。
例えば、ソニーはつい最近国内外の事業所で正社員8,000人を含む16,000人の従業員を解雇すると発表したが、これだけ多数の従業員を一気に、しかも突然解雇するのはいかにしても強引で、無責任な気がする。営業計画、雇用計画、成長予測等々についてソニーのような世界企業なら、独自の調査網を駆使して早めに手を打てる情報をいくらでも取れたと思う。そうすれば、これほど酷な解雇問題を表面化させることはなかったと思う。これは明らかに経営者に大きな責任があると思う。いずれにしても嫌なことの多い1年だったように思う。
595.2008年12月29日(月) 「文明の衝突」のハンチントン教授亡くなる。
昨年までハーバード大学教授だった政治学者サミュエル・ハンチントン教授が亡くなった。81歳だった。何と言っても同氏を世界的に有名にしたのは、1996年に喧々諤々の議論を巻き起こした著作「文明の衝突」の発表だろう。その当時「ニュース・ステーション」のキャスターだった久米宏が、番組の中で実物を手にとって、民族間の問題点と本音を抉って極めて面白いと異例の紹介までしたので、興味をそそられ読む気になった書である。実際読んでみて考えさせられ、特にオーストラリアが大洋州という地勢に満足できず、アジア圏に入るべきか悩んでいる心情とか、トルコがアジアとヨーロッパの間で心が揺れ、本音はヨーロッパでありながら、宗教的にヨーロッパたりえず、宙ぶらりんの状態にあるとの、ユニークな論旨と指摘が興味を惹いた。それでは私自身の感覚で探ってみようと思い立ってトルコへ出かけたのが1999年の夏だった。そのトルコでは思いもかけぬ大地震に遭い、地震を通して文化の違いをつくづく思い知らされたのだった。その旅行記については近著「停年オヤジの海外武者修行」にも書いた。その意味では異文化への興味を一層掻き立ててくれたハンチントン氏は、多種多様な文化へ気持ちを誘ってくれたという意味でも私にとっては恩人である。カーター大統領時代に政策スタッフとして、政界入りした多彩な経歴がありながら、その割に17冊と比較的著作は少ない。まだまだ彼なりの視点や見方を啓発して欲しかった。惜しい人を亡くした。
さて、現在の経済界は不況風邪をどう避けるかという一点から、いろいろ対策を考えているようだが、そのひとつが、企業同士の統合合併だろうか。三井住友、あいおい、ニッセイ同和の損保三社が統合検討を始めているようだ。これが実現したら業界トップになる。しかし、我々が社会人となった45年前には、三井、住友、あいおいの前身東京火災と千代田火災、日生、同和火災と言えばそれぞれが選りすぐられた一流会社だった。それが一心同体になるとは、思いがけない事態である。そうしなければこれからの乱世を生き抜いていけないということだろう。この大同団結によって、確かにムダは省かれ組織としては強力になるだろう。強いものは益々強くなり、弱いものは弱くなり淘汰されていく。その弱くなったものが今問題視されている非正規社員などではないだろうか。経済発展のためには、企業が強くなることが求められ、そうなればしわ寄せは最下層に寄せられる。やるせない現実だ。
594.2008年12月28日(日) ちらつく中東戦争の影
世界の国家対立、民族紛争の中で日本人には分りにくいが、恐らく最も長く、激しい戦いを続けている地域はパレスチナ地区だろう。根っこにキリスト教とイスラム教の根源的な宗教対立があることが問題を複雑にし、解決を難しくしている。
昨日パレスチナ自治区ガザをイスラエル軍が空爆した。今朝の新聞では死者が195人、負傷者は300人以上と報道されていた。一日の死者としては1967年の第三次中東戦争以来である。この第三次中東戦争直後に中東地域を訪れ、戒厳令下の厳しい治安情勢や、シナイ半島を列車で走り車窓から破壊された戦車群を見て、乾燥した土地に流れるウェットで熱い感情を知ったことを今更の如く思い出す。あのころは自分自身も若くて、言動も少々無鉄砲だった。あの当時中東諸国に対する事前知識もほとんどなく、新聞情報だけを頼りに中東を訪れた。中東諸国が他の国や地域とはまったく異質だと知ったのは、実際自分がその土地を訪れ、そこで臨場感を感じた時である。今日国際問題に関心を持ち続けていられるのも、あの時の危機一髪の実体験があるからである。そういう意味では、今のジャーナリスティックな自分を育んでくれたのも、あの第三次中東戦争直後の荒れた現場である。あれから40年が経ち、世界はもちろん中東情勢も大きく変わった。感慨無量である。午後になって空爆による死者の数は益々増えて遂に300人近くに達し、1948年の第一次中東戦争以来最大の犠牲者を産む悲惨な結果となった。
今回のイスラエル空軍のガザ地区にあるイスラム過激派ハマスの拠点地区に対する攻撃は、全面戦争に発展する可能性を秘めている。これだけ一方的にイスラエルが停戦協定の失効を待ちかねていたかのような攻撃を見ていると、そう簡単に停戦が再成立するとは思えない。アラブ連盟は緊急声明を出してイスラエルを非難し、国連に安全保障理事会の開催を求めた。一時的解決、いわゆる停戦協定までは多分かなり時間がかかるだろう。
昨日何とか年賀状を書き終え、565通を投函した。何とかノルマを果たした心境である。元旦には知人や友人からどんな年賀状をいただけるか、楽しみである。