ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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653.2009年2月25日(水) 麻生首相、オバマ大統領とトップ会談

 昨日は麻生首相がワシントンでオバマ大統領と初めて首脳会談を行った。先日来日したクリントン国務長官が手土産に持ってきてくれた晴れがましい話である。オバマ大統領が会談の相手として最初に選んだ外国人首脳である。そして今日オバマ大統領は、議会で大統領として初めての施政方針演説を行った。こういうアメリカ合衆国大統領として、忙しく世界中から注目を集める時期に、日米首脳会談を行った意味は大きいと思う。

 国民の支持率20%を割った麻生首相サイドとしては、ラッキーな話を政権浮揚のきっかけにしたいところだろう。しかし、アメリカサイドには何か含むところがあるのではないかと疑わしく思うのが、下衆の勘ぐりではなく普通人の考えだろう。会談を終えてから両首脳が隅の方で後ろ向きになって、通訳を交えてひそひそ話をしていたのがどうも怪しい。これからアメリカの動き、特に海外における自衛隊の支援活動と経済支援を注視していくことが重要だと思う。

 経済不況は歯止めが利かなくなった。マツダの滞米輸出対前年は73%減というのだから、すごい。輸出関連産業が軒並みダウンして、1月の貿易赤字も統計を取った30年前以来最大幅の落ち込みである。国立大学では収入の低い家庭の子女の場合、例えば東大のケースでは家計が年収4百万円以下なら学費を無料にするという。こうなると鉄砲の無駄撃ちにも見えてくる。その前に教育予算でやることが他に沢山ある。大学生の場合はアルバイトという道がある。しかし、全国にある小中高で耐震建築が成されていない学校はどうするのだ。こちらの方が優先順から言えば先ではないかと思う。

 昨日小中陽太郎さんから、アムネスティで小中さんの知り合いの方のエッセイについてコメントをして欲しいとメールで原稿を送信してこられた。その方は中々の冒険家のようで、ヒマラヤ方面の旅行記を書かれたので、小中さんは旅行記なら私のコメントが良いと考えられたのではないかと思っている。ゆっくり読んでから僭越にならない程度にコメントを考えたいと思っている。

 昨日は急遽酒のペンクラブの西山編集長から「酒だより」の2月会合記を書くよう頼まれたが、今他にもいくつか頼まれている。少しずつ書く機会も、分量も増えてきた。依頼があれば出来るだけ書いてみたいとは考えている。

2009年2月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

652.2009年2月24日(火) 日本酒造り四方山話

 株価の下落が止まらない。今日で東証は3日連続の値下げである。その前提であるニューヨークのダウ平均も下がりっぱなしである。いつになったら上向きになるのだろうか。

 今月は「酒のペンクラブ」例会が新橋の「酒坊いそむら」で行われた。場所が分りにくく近くまで辿り着いていながら、犬のように界隈をぐるぐる回っていたというお粗末。

  皆さんが話されるのはやはり先日の佐賀の旅である。みんな良かったと好評である。酒蔵を初めて訪れた経験から感じたことは、地場の産業である日本酒は、あまり手広くしないで、ましてや全国展開などは考えない方がいいと申し上げた。日本酒製造の振興は、地域の活性化につながる。安定した経営を目指し地元と協力しながら地域、そしてその周辺だけで販路を確保しておけばよいのではないか、と僭越だが個人的な考えを申し上げた。全国展開を試みようとの気持にも尊いものがあるが、下手に広告費や物流に多額のコストをかけることにより出費がかさんで経営が立ち行かなくなる。まあそんなことをお話した。

  今日は多くの差し入れがあり、特に会員のひとりが佐賀から送らせた小松酒造の特別純米酒「万齢」、同じ佐賀組が持ち込んだ井手酒造の「虎の児」を始め、他にも5種類ほどの原酒、生酒の持ち込みがあった。あれこれ飲み回っているうちに些か酩酊気味となり、寒いそぼ降る雨の中を遅からず、早からず帰宅と相成った。

2009年2月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

651.2009年2月23日(月) 昨今の就職事情

 不況のせいで学生の就職活動も例年になく厳しいようだ。今朝の日経就職特集を見ていると社会の動きや時代性を感じ取ることができる。半世紀近く前のわれわれの就職戦線はあまり深刻に悩むこともなく、4年生の夏になってから決めることが出来た。景気は悪くもなく周囲もあまりガツガツした感じはなかった。まあ好い時代だったと言えるかも知れない。

 今年の就職戦線を見て気づくのは、人気企業ベスト10内に運輸観光業企業が4社もランクアップされていることである。こんなことはかつてなかった。このほかに銀行が4行で、後は我々の時代と同じ東京海上がトップを占めている。昨年は3位だったトヨタが最近のイメージダウンで46位にまで落ちている。

 士・農・工・商・犬・猫・エージェントと自虐的に考えていた観光業が上位に上がってきたのには昔日の感があるが、それにはそれなりの理由があるようだ。近年学生の間には全般的にサービス業志向が強く就職希望者が多い。具体的には、仕事が面白そうというのが企業選びの重要視点になっている。観光業に永年携わってきた立場から率直に言うなら、「実情がまるで分っていない」。表面だけしか見ていない。楽しそうだとの気楽な視点からしか見ていない。どの仕事でもそうだが、内情はそうは簡単には分らないものだ。中でも旅行業なんか、内部の仕事がどれだけ苦労が多いかという点では、ほとんど学生には理解されていないのではないか。

 例えば、「苦情処理」「相手のプライドを傷つけないで説得する」「長い時間お年寄りの話し相手になってあげる」等々にどれだけ対応する気持があるか。そのうえ忍耐、体力、清潔感、誠実さ、明るい性格等が求められる。特に、旅行は商品としての形が見えないだけに苦情に対して論理で対応することが難しい面がある。

 果たして観光業志望の学生が苦情処理や、裏方的な仕事についてどんな考えを持っているのだろうか。それでもなお好きな仕事だからと初志貫徹することが出来るか、試練が待っている筈である。

 それにしても自分自身の就職活動からもう半世紀近くなる。

 今夜10時からNHKスペシャルで「菜の花畑の笑顔と青春」と題して、昨年アフガニスタンでタリバンに殺害されたNGOスタッフ、伊藤和也さんのドキュメントが放映され、深い感銘を受けた。最近刊の拙著「停年オヤジの海外武者修行」186頁に「2008年8月NGO活動中の若き日本人農業技術者が誘拐され殺害された」とのくだりで触れているが、それがまさにこの伊藤さんである。ここまでアフガニスタンに溶け込み、献身的な農業指導により地元民の強い信頼を勝ち得た姿を見せられ、こういう地道で有意義な活動をしている日本人には頭が下がる思いである。嫌なことの多い昨今、世間ではあまり騒がれないながらもひたすら利他的な活動に従事する人たちのドキュメントに爽やかさを感じる。

2009年2月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

650.2009年2月22日(日) 日本に二大政党制は根付くか。

 今朝の日経紙「風見鶏」欄に「『両雄』は並び立つか」というテーマが取り上げられている。

 格差社会及び対立社会でないと対立軸が見出せないので、日本では2大政党制は成り立ちにくいと、アメリカ社会の例を挙げて興味深く検証している。アメリカ社会には、北部と南部、金持ちと低所得層、白人と非白人の対立というより異なったジャンルの人々が存在し、そこに2大政党が存立する基盤があるとエズラ・ボーゲル・ハーバード大学教授は指摘する。そうだとするなら、都市と地方、失業による格差の広がり等が拡大している現在の日本社会には均質性を失わせ、2大政党成立の条件を満たしていると言えるのだろうか。

 エズラ・ボーゲル教授は日本には本質的に人種や所得水準が均質化しているために対立軸を提示できる余地が少なく、そのことが2大政党制が日本で根付かない原因だと分析している。しかし、私は元来日本人の精神的な根底に論争を好まない温和な性格があるので、必ずしも外的な均質性のゆえに2大政党制が生育しないとの説が的を射ているとは思わない。アメリカ人の間では対立軸があまり露骨に見られない日本社会の特徴から言えば、一般に日本には2大政党は育ちにくいと見られがちなのであろう。

 このテーマの背景には、民主党の岡田克也副代表が昨年12月アメリカの有力シンクタンクの関係者と会食した時に、アメリカの対日政策について苦言を呈したことがきっかけとなっている。アメリカでは日本の政治体制の下では、同根の政党が入れ替わって政権を握ろうとも日本の外交政策は不変であると考えている人が多い。次の総選挙で仮に民主党が政権をとっても、アメリカは日本政府が従来の自民党政権の考え方をそのまま踏襲すると考えている。それは、アメリカ人は小泉純一郎元首相が「アメリカについて行けば間違いはない」と発言したことを信じきっていることにある。これに岡田副代表は、小泉発言は宰相の言葉としては(哲学も、理念もなく)恥ずかしいと異を唱えた。そして岡田副代表は更に「アジアのことでは日本をもっと信頼して任せてほしい。例えば、アメリカは東アジア共同体にアメリカも加えるように求めてくるが、同盟国の日本を信頼してもらいたい」とはっきり意見を述べた。

 それにしてもアメリカに対してはっきりものを言った日本人政治家を久しぶりに見た思いである。

2009年2月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

649.2009年2月21日(土) 中川前財務相の馬鹿さ加減と神谷不二氏の死

 辞めた大臣に追い討ちをかけるのは少々酷だが、それにしても低俗極まりない中川昭一・前財務大臣のパフォーマンスは少々度が過ぎていた。その中川氏の行動に、別の無作法なパフォーマンスがあったことがまた暴露された。あの国辱的な記者会見の後、帰国便出発までのごく限られた時間に閉館時間を過ぎたバチカン博物館を見学した。普通に見学していれば何の問題もなかったが、酔っ払った勢いで触れてはいけない美術品に、柵まで乗り越え触って警報ベルまで鳴らしてしまった。

 どうしてこういう無作法な人物が、権威を揮えるポジションに座ったのだろうか。こういう人物は普段から行動が可笑しい筈であるし、普通なら問題ばかり起こして高い地位にはつけないと思う。中川氏の行動はどう見ても常識から大きく外れている。やはり、政治、それも世襲政治家の家柄という特殊な世界にだけ許される非常識な王道にあるのではないだろうか。

 バチカンの日本大使にしろ、中川氏に付き添った玉木外務省国際局長にしろ、しきりに中川氏を庇った発言で弁明し、自分たちはその時は目を離していたとか、離れた場所にいたとか、どうしてこれで大臣の案内役が務まるのか不思議でならない。周囲が中川氏の傍若無人の振る舞いを放って、酔っ払いのなすがままだったということになる。注目される場における、注目される人物の言動、所作に対して、周囲があまりにも無為無策、無神経だったのではないか。

 中川氏の破廉恥な行動を伝える記事の脇に神谷不二氏の死亡公告が載っていた。一瞬目を奪われた。

 久しく表舞台から姿を消していた。享年83歳というのだが、われわれの学生時代には日米問題の専門家、国際政治学の権威として華やかに活動していた。決して共鳴するものではなかったが、大阪市立大学教授として「中央公論」や「文藝春秋」にもしばしば鋭く提言したり、斬新な論考を発表していた。右派の論客といっても良かった。

 大阪市立大から慶応大法学部教授へ転じて、しばらくは健筆を揮っていたが次第に表舞台で活躍する機会が減っていった。英哲な人ではあったが、やや才走り過ぎた感があり、保守的な思考が必ずしも右寄りの実務的な人々から受け入れられなかったことが、活動の場を減らしていった大きな原因だったのではないかと考えている。ある意味では一世を風靡した人であるが、一時は華やかな舞台に立った論客だっただけに一抹の寂しさを禁じえない。

2009年2月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com