ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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778.2009年6月30日(火) 田母神俊雄・元航空幕僚長、またもや物議を

 あれから6年余が過ぎた。2003年3月20日ウラジオストック空港のトランジットルームで、新潟行きアエロフロート機を待っている間にテレビでそのニュースを知った。イラク戦争の開戦である。開戦以来泥沼の6年が経過したが、まだイラク国内は混乱している。オバマ大統領が就任して米軍主力をアフガニスタンへシフトする戦略展開により、今日アメリカは国内の都市部から米軍駐留部隊を引き上げる。まだ地方都市に軍隊の一部は残るが、いずれ来年8月にはすべての米軍はイラクから撤退する。一応の筋書きはそう出来ている。しかし、最近になって都市部の無差別テロが頻発し、このまま治安悪化の不安が残れば、シナリオが変わる心配もある。

 イラク戦争勃発以来イラク国内におけるイラク人犠牲者は莫大な数となったが、一方アメリカ兵の犠牲者数も4,300人を超えた。イラク、アメリカ双方に大きな傷跡を残して、治安不安定のままイラクは治安部隊(61万4千人)の装備によって、これから独自の統治により国内を安定させ、国民に安心出来る生活を保証しなければならない。このまま治安が保たれていくのかまだまだ予断を許さない。 

 自衛隊の最高幹部である航空幕僚長でありながら、国の防衛政策を否定する論文を書いて罷免された田母神俊雄氏が、広島原爆忌の来る8月6日に広島市内で講演するという。そのテーマが「ヒロシマの平和を疑う」と題するものだというから、広島市民、否日本国民のほとんどの感情を逆撫でするものである。敢えて最も原爆に神経質になっている広島市内へ乗り込んでまで、平和運動に反対するようなタブーに挑戦するテーマで講演する神経は些か常軌を逸していると言わざるを得ない。この人は最近金の亡者のように、本を書き、全国を講演して荒稼ぎしながら持論を訴えている。

 広島市は早速FAXを送り日程変更を田母神氏と講演主催者に要請した。秋葉忠利・広島市長の要請文は「いつどこで何を発言するかは自由である。しかし、被爆者や遺族の悲しみが増す結果になりかねない。広島での8月6日の意味は、表現の自由と同様に重要なもの。被爆者の心情に配慮してほしい」と訴えている。田母神氏の事務所は「主催者の依頼がない限り、変更することはない」と言っているようだが、その主催者である「日本会議広島」では「田母神氏には『真の平和』について語ってもらうが、核武装の話があるかどうかはわからない。市長の要請は、言論の自由を抑圧しているように感じる」とつれない。この「真の平和」というのが、田母神氏の場合は怪しいのである。

 どうも田母神氏と主催者には、テーマ、特別な日時、言論の自由について双方に誤解があるようだ。普通の神経なら誤解しそうもないことだが、この田母神氏は自分の思い込みと信念をどこでも、誰に対しても貫く決意のようで、大分意固地になっている。最早リベラルな主張(田母神氏にはまったく期待できないが)は受け入れられないと割り切って、自らの道をただひたすら突き進むしかないと考えているようだ。言論の自由云々という以前に、どうして被爆者の辛い気持ちを理解しようとしないのか。これに便乗した日本会議広島なる得体の知れない組織にもがっかりである。広島県内の組織がなぜ県民の心情を理解しようとしないで、わざわざ神経に障るような行動を起こそうとするのか。話題を提供して世間を騒がせることだけが目的のような気がする。はてさて、これからどういう決着になるのか。敢えて言えば、これも最近の東国原英夫・宮崎県知事のパフォーマンス同様に目立ちたがり屋のパフォーマンスに見えてしようがない。平成元禄の故なのか、天下泰平なのだろうか。

2009年6月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

777.2009年6月29日(月) 真面目で正義の人、岩波茂雄

 所用で福岡へやって来た。東京は快晴だったのに、博多は土砂降りである。地下鉄で博多駅まで来たが、相変わらず博多駅は工事を続けていてどうも分かりにくい。ホテルで明日の打ち合わせに備える。

 文春文庫に山本夏彦の「私の岩波物語」がある。気にも留めなかったが、駒沢大講師が薦めたので八雲図書館から借りてきて頁をめくってみてこれは面白いと思った。岩波書店を起ち上げた岩波茂雄に関する個人的なコメントを始めとして、やヽ岩波に対して厳しい見方で捕らえているようだが、なるほどと頷かされることが多い。

 同書冒頭に以下のような件がある。「岩波茂雄はまじめな人、正義の人として定評がある。私はまじめな人、正義の人ほど始末におえないものはないと思っている。人は困れば何を売っても許されるが、正義だけは売ってはならない、正義の人は汚すと聖書にある」

 やれやれという思いである。というのは、まじめで正義の人を私自身は最も尊敬するからである。福沢諭吉然り、河上肇然りである。これには当然解説が伴うと思う。同書をまだ通読していないので、定かではないが、山本夏彦の言う「始末におえない」人物というのは、加えて頑固で自己主張の強い人ではないかと思っている。悪者、ばか者でないことははっきりしている。自分で言うのも気が引けるが、私自身少々真面目が過ぎて正義感が強すぎるのが、融通の利かない点だと思っている。加えて、頑固で自己主張が強い。一時岩波に憧れたこともあり、スケールは大分違うが岩波茂雄は理想の人物とも思っていた。大正末期の円本に対抗して、岩波文庫を大衆的な価格で良書を安く手に入れられるように、出版業界へ乗り出して行ったことは、世論をリードして、結局時代をリードすることにもなった。

 山本夏彦氏に一言言いたい。真面目で正義の人こそ敬われるべきで、ネイティブな表現で人々をあまり惑わさないでもらいたい。

2009年6月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

776.2009年6月28日(日) アマチュア・オーケストラに寛ぐ。

 アマチュア・オーケストラ「上野浅草フィルハーモニー管弦楽団」の定期演奏会が半年ぶりに浅草公会堂で開かれ、いつも通りゼミの仲間が集まった。妻はコーロ・ブリランテのコンサートのため参加出来なかったが、全員で20名のゼミナリストと連れ合いが集まった。演奏曲目はウェーバーの歌劇「魔弾の射手」、リスト「レ・プレリュード」、リムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」である。「魔弾の射手」のスタート部分しか知らないほど全般的に無知だった。もう少しポピュラーな曲でないと私には少々辛い。アンコールでやっとチャイコフスキーの「白鳥の湖」を演奏してくれたので、漸く落ち着いて聴くことができた。

 相変わらずオーケストラ最年長の赤松晋さんはチェリストとして頑張っている。4回目のお披露目なので、われわれもある程度は演奏水準が分かってくる。アマチュアでよくこれだけの演奏とハーモニーを奏でられるものだと感心しきり。約2時間の定期演奏を充分堪能することが出来た。

 終ってからいつも通り「神谷バー」で会食となった。今日はどういうわけが予約してもらっていたが、満員状態で周囲の雑音が煩いこと夥しい。ここへ主賓である赤松夫妻も加わり、騒々しい環境の中で楽しい宴となった。

 誰しも思うことであるが、2年間ゼミで学んだことが卒業後50年近くを経て、学生時代の疑似体験を基に定期的に相集うことが出来るのは実に貴重であり、楽しいことである。幸い恩師である飯田鼎先生もご健在であることがなお一層求心力を高めている。仲間たちとはこれからもしばしば会ってお互いに切磋琢磨していきたいものである。

 3日前に自民党より知事から国政への転進を求められた東国原宮崎県知事が、①全国知事会でまとめられた事項を自民党のマニュフェストに盛り込む、②東国原氏を自民党総裁候補とする、との2つの条件を付けたことが物議を醸している。この知事の条件についていろんなコメントが伝えられているが、年配の自民党議員には格別評判が悪い。知事は真面目に話しているが、自民党議員は怒りきっている。まあ、常識的に言えば怒るのもよく分かる。

 私見を言えば、知事が地方を活性化させるということをしきりに言っているが、その地方の知事になったばかりなのに、約束した4年間の任期を全うしないことがまず問題だと思う。テレビに出演していた経験から、どうも日の当たる方向へ動こうとする様子が窺える。まずは、宮崎県民と約束した公約を任期内に実行することが先決ではないか。このわだかまりは当分解消しそうもない。

2009年6月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

775.2009 年6月27日(土) 世界遺産登録維持の難しさ

 昨日のニュースによると、現在世界の世界遺産878箇所のうち、ドイツの「ドレスデン・エルベ渓谷」がユネスコによって世界遺産の登録を取り消されたという。私が訪れた143箇所の世界遺産訪問記録の中にもドレスデンは入っている。これで私の個人記録も1箇所減じて142箇所になったことになる。

 登録抹消の主たる要因は、交通渋滞解消のために、エルベ川を跨ぐ大きな橋を建築することになったからである。美しいドレスデンの景観が橋脚の建設によって台無しにされ、文化遺産の価値を失わせるというのがユネスコの言い分だ。ユネスコは再三に亘ってドレスデン市へ「もし橋脚を建設したら文化遺産の指定を取り消す」と警告を発していた。悩んだ市当局は熟慮の末に、橋梁建設の賛否を住民投票に委ねた。結果的に橋脚建設賛同派が自然保護派を破って橋脚は建設されることになり、文化遺産はその指定を解除されることになった。住民の生活がかかっているだけに、何とも切ない結論である。ドレスデン市民の日常生活上の利便性を考えると、外部のわれわれとしては何も言えない。

 しかし、この世界遺産登録取り消し問題は、われわれ日本人の胸元にも匕首を突きつけている。何でもかんでも世界遺産にしてもらおうとの熱病的世界遺産オタクから一歩身を引いて考えてみるべきである。文化遺産や自然遺産を守ろうとの真摯な気持ちは尊いものであるが、そのまま原形に近い形で守り続けることは、並大抵の努力では難しい。

 実際東洋文化史研究家、アレックス・カー氏が、高野山の散歩道の杭ポストを無許可のまま木製から石製に作りかえたのは、ユネスコによる世界遺産タイトル剥奪の可能性があると指摘していた。そのくらい現状維持のために真摯な気持ちで費用をかけることは、大変なことなのである。

 今日日本では、平泉・中尊寺、富岡製糸工場、富士山ほかが次の世界遺産登録の候補地とされているが、その後に原形のまま後世へ伝えていく強い気持ちがなければ、これらの遺産登録はまったく意味のないものとなる。

 ドレスデンは、戦前美しい都市として知られていたが、戦災により灰燼と化した。それが戦後長い年月をかけて復興された。でも、そこまでだった。われわれもこのドレスデンの例を他山の石として考える必要がある。現実の生活と自然・文化を守ることの選択を迫られた時、われわれはどういう道を選ぶだろうか。

2009年6月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

774.2009年6月26日(金) ‘King of Pop’マイケル・ジャクソン逝く。

 今朝アメリカのスーパースターである‘King of Pop’マイケル・ジャクソンが亡くなった。享年50歳だからあまりにも早過ぎる旅立ちであるが、近年のマイケルにはトラブルやスキャンダルが付きまとい、やヽ落ち目の傾向があった。特に数年前には子ども性的虐待容疑で逮捕もされた。歌と踊りの上手さは天才的で、巨万の富を築いたが、白人化するような整形大手術などでかなりの借金も背負っていたという。度々来日して日本にもファンが多かった。‘Thriller’というレコードは100億枚以上も売り上げたというからミリオンセラーどころではない。今夜TVでその13分余のプロモーション・フィルムを観たが、中々見事なもので歌の迫力といい、リズミカルなテンポといい、やはり並のスターではない。

 戦後のスーパースターだったエルビス・プレスリーが1977年42歳で、同じく心臓発作によって亡くなったニュースは偶々ハワイ滞在中に知り、ビートルズのジョン・レノンが1980年40歳の時凶弾に倒れたのを知ったのはマルセイユに滞在中だった。今日マイケルの死は自宅のTVでごく普通に知った。自分自身最近あまり海外へ出歩かなくなった証しだろうか。

 テレビ朝日の「報道ステーション」の中で、一昨日お会いした寺島実郎氏がいみじくもマイケルの死について、40代、50代の中年になってだめになるのを防ぐ支えになるのは、①話し合える友人と配偶者(家族)がいること、②生きていくための使命感を持っていること、と話されていた。スーパースターの心の内にそういうものが欠けていると推察されたのだ。

 駒沢大の2単位の講座は、ひとつは広告掲出の減少に関したもので、広告量の減少が年々進み、特に新聞、TVのへこみ方はどうしようもない。原因はインターネットとフリーペーパーである。新聞販売量の減少は、アメリカでも深刻で今朝の朝日新聞に長い伝統を誇る、シアトルの「シアトル・ポスト・インテリジェンサー」と、デンバーの「ロッキーマウンテン・ニューズ」が倒産したことが報じられていた。そのほかにも「ボストン・グローブ」のような一流新聞でも経営の岐路に立たされている新聞社は多い。かつては新聞社や出版社、テレビ局などは、黙っていても顧客が付いて経営は安定していると見られていたが、時代が変わりインターネットのような想定できなかった新業種の参入により、産業界も大きく変わったのである。

 もうひとつは、検索エンジン‘GOOGLE’の最近のストリート・ビューとか、世界中の出版物のデジタル化によって関係者の著作権問題が起こっている点について、講師が例題を挙げて説明された。特に、最近日本ペンクラブが承服し難いとのコメントを発表したことを例に挙げた。私なりに2月に日本文芸家協会から受け取った手紙について簡単に説明した。

2009年6月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com