充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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932.2009年12月1日(火) 羽田空港新管制塔を見学する。
JAPAN NOW観光情報協会の企画により羽田空港の新管制塔と現在建設中のD滑走路を見学した。前原国交相が羽田空港の国際化を打ち出し、改めてそのためのD滑走路がスポットライトを浴びている。そんな矢先でもあり、協会会員以外の参加者も多く、66名もの多くの人が参加した。空港第1ターミナルビルからバス2台に分乗し、D滑走路を遠望しながら担当者の説明を聞いた。現在海上にジャケットという橋脚を打ち込み、そのうえに2,500mのD滑走路を建設中である。説明を聞いてから、さらに10名程度の小グループに分かれ、新管制塔最上階にある管制官の仕事場を見学し、シミュレーション・ルームで実物に近いトレーニングの場を見せてもらった。
新管制塔へは、小さな建物から一旦エレベーターで地下へ下り、地下トンネルを潜り抜けて新管制塔ビル直下まで歩き、ここからエレベーターで上がる。115.7mの高さで世界の管制塔の中でも3番目の高さだという。空港管制上今度成田空域を管理していた成田空港と羽田空域を管理していた羽田空港が統合されたので、この新管制塔が成田空港の空域も管理下に納めるそうだ。
新滑走路の使用、新空港ビルとモノレールの開業は2010年10月である。新管制塔上から見ると空港ビルと道路、そして既設の3本の滑走路が整然と区分けられているように見える。高速道路上を流れるように車が走り、360度の展望を眺めていると空港の計画的な整備状況と科学技術の進歩を見て取れる。ここからは富士山も、アクアラインも、東京ディズニーランド、幕張メッセ、六本木ヒルズもはっきり見える。しかし、ここに働く人たちにとって、こんな感傷はこの場の業務の内容と責任を考えれば、吹っ飛んでしまうだろう。
いろいろ見て新しい知識も仕入れることが出来た。今まで知らなかったことで驚いたのは、今建設中のD滑走路の一端は、数メートル高くなっているということだったが、聞いてみると他の3本の滑走路の内もう1本も同じように片側が高くなっているとのことだった。その理由までは質問することは出来なかったが、それぞれの空港により、その使いやすさのために少しずつ特徴があるとのことだった。
もうひとつは、管制官の4人にひとりが女性であることである。これも意外だった。いずれにしても管制官の仕事は航空乗客の大切な生命を預かっているので、その責任感は相当なプレッシャーだろう。
この新管制塔は来年1月から運用を始めるとのことである。これから日本の窓として大いなる期待に応えてほしいものである。
今日のJN協会の企画はとても良かった。
931.2009 年11月30日(月) スイス国内にイスラム・モスクは建設出来ない。
先日来ヨーロッパで話題になっていたスイス国内のイスラム教モスク建設について、国民投票の結果モスク尖塔の建設を禁止する憲法改正案が賛成多数で可決された。今後スイス国内では尖塔の新規建設ができなくなった。この動きはドイツや、フランスでも物議を醸すことになりそうだ。
これでスイスは極右思想国と看做される可能性が高くなり、スイス政府は気を遣って既存の尖塔は維持され、信仰は出来ると声明を発表している。しかし、すでにイスラム諸国から反発の声が挙がっており、今後の関係悪化が懸念される。スイスではかねてよりモスクから街中へ流れる礼拝時のアザーンの大音声が問題になっており、地元住民との間であつれきが生じていた。
確かにイスラム諸国を訪れた時、耳に入ってくるあの読経のようなアザーンは、非イスラム圏から来た旅行者には、少々耳障りで異質な感じがする。朝早くから尖塔から大音声が流れると流石にけだるい気分にさせられてしまう。
イスラム系住民と地元住民との交流もあまりスムーズにいかないようだ。かつて、東西対立時代の西ドイツでトルコ系住民が集団で固まって居住していたために、学校によってはトルコ系生徒が多くなり、宗教の違いから来る生活慣習の違いによる対立により、学校内が殺伐としていたという。その後東ドイツと統合されたことにより、ドイツは労働力としてトルコ人を必要としなくなり、イスラム系住民の排斥という新たな問題が浮上して、大きな国内、国際問題となった。
異質な民族と共存することは、頭では納得出来ても現実問題としてすんなり受け入れるのは難しい問題がある。今ではいずこの国も民族問題を避けて通ることは出来ないが、感情論として好き嫌いの気持ちが表れてくるのは避けようがない。日本国内でも戦前の在日朝鮮人問題や、明治以降の部落民問題などは日本人の心の中に今日でも触れられたくない問題として引きずっている。
表面的に民族差別はなくなったとは言え、根底には相手の気持ちを慮る気持ちが大切であるとつくづく思う。その点で案外無神経なのは、金さえあればとか、表現は自由だとか言って周囲の人たちの気持ちを斟酌せずに、不必要なトラブル発生の原因を作っている広告なども注意したいものである。
ヤンキースタジアム内の右翼外野席前の「よみうり新聞」の大きな日本語広告や、シアトル・マリナーズのホームグランドのバックネット下に良く出る日本製品のCMなどは、あまりどぎついとアメリカ人の神経を逆撫ですることを考えた方がよい。逆の立場に立って、国立競技場や、東京ドームにけばけばしいハングルや、アラビア語で埋め尽くされた場合などを考えてみたらどうだろうか。
要は「ほどほど」と「相手の気持ちを慮る」ということを忘れないことが大切ではないだろうか。
それにしても株式市況の動きはめまぐるしい。先週末には、ドバイ金融筋の信用不安から大幅な円高となり、日経平均株価も一気に300円下げて、藤井財務相が具体的な対策を講じることもなく、この円高を容認するわけにはいかないと言った途端、週明けの今日の為替と株式市場は敏感に反発して、円は86円台に下がり、日経平均も264円も上がって9,345円まで戻した。
しかし、世界の景気は一向に回復せず、雇用状況はぱっとしない。給料は下がり失業率も上がり、こんな経済状況ではどうしようもない。トップの鳩山首相はと見れば、親から譲ってもらった隠れ贈与を突かれて追い詰められつつある。怪しげな政治資金入金ルートを追及され、しどろもどろではないか。支持率は高いが、下手をすると短命内閣に終る恐れが出てきたように思う。
930.2009年11月29日(日) クラシック音楽と「坂の上の雲」
恒例で上野浅草フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に、飯田ゼミの赤松晋さんがチェリストとして出演するのでゼミの有志が挙って浅草公会堂へ応援に出かけた。この演奏会では、毎度少々難しい曲が演奏されるので、中々馴染みにくい。今日の演奏曲目はウェーバーの歌劇「オイリアンテ」序曲、ハイドンの「交響曲第101番ニ長調『時計」、そしてチャイコフスキー「交響曲第5番ホ短調」だった。「時計」の一部しか知らなかったが、まあ聞き応えがあった。最後のチャイコフスキーの交響曲第5番は、落ち着いて聞くのは初めてだったが、プログラムの解説が分かり易く説明され、この重苦しい曲も演奏楽器の音色を解説に従い追っていくことが出来た。
終っていつも通り「神谷バー」で会食となった。16名の参加者に赤松さんのご子息夫妻が加わり、和気藹々となり、いつもながらの楽しい会食となった。この席で今年の忘年会を12月29日に決定した。
浅草公会堂へ行く前に時間にゆとりがあったので、雷門から浅草寺まで人混みの中を真っ直ぐ歩き、参拝してきた。途中の人混みは、日本人より外国人の方が多いくらいで、東京の観光地と言えば、ここ浅草が中心になってしまったような気がする。歩行者も顔つきでは分からないが、会話を聞いていると中国人が多い。やはり純日本的なものは外国人の興味をそそるのだろう。正面の浅草寺は来年一杯屋根の葺き替え工事中のようで、屋根は全面的にシートに被われ、訪れた人びとにとっては少々がっかりだろう。
久しぶりに御神籤を引いてみると願っていた通り、「吉」だった。「願望=叶えられるでしょう。病気=治るでしょう。」と願ったり、叶ったりで気分を良くして公会堂へ乗り込む。
ほろ酔い加減で帰る道すがら幸せだと話していたのは、飯田ゼミで恩師・飯田鼎先生の謦咳に接してご指導いただいた有難さと、飯田ゼミ仲間の温かい友情に恵まれた幸せを享受出来たことである。今年発行した「慶」に、「飯田ゼミのアカデミックな伝統と仲間たち」と題してゼミの思い出を寄稿したが、その中にもゼミの良い思い出ばかり書いているので、他のゼミの同級生が羨んだくらいである。
いつものことながら、やはりゼミの仲間との交流は楽しい。気が置けないのがいいし、夫人同伴で楽しく語り合えるのが良い。来年箱根で一泊して桜見物を楽しもうというアイディアも出された。今年は予定を実行出来なかったので、来年こそは期待に応えなければいけないと考えている。
さて、今日から待ちに待った大河ドラマ「坂の上の雲」がNHKで始まった。産経新聞に連載されて単行本として発売されたのが、昭和47年だ。発売以来版を重ねて、多くの読者の関心を高めた。私が読んだのは昭和57年だからかなり遅れていたが、興奮と興味で読みふけり、それ以来司馬遼太郎作品への興味が募っていった。あしかけ3年を費やして放映するらしいが、そもそもこれだけの大掛かりの舞台背景の作品を、テレビのような小さな画面で表現すること自体無理だと思っていた。日露戦争の場面なんかどうやって演出するのか興味がある。
今日は最初の放映ということから、1時間半もの長い時間となったが、これから毎週日曜日の夜を楽しませてもらえそうだ。
929.2009年11月28日(土) 事業仕分けの効果はどう表れるか。
遅ればせながら7歳の孫の七五三のお祝いに出かけた。どの神社にお参りしようかと長男も散々悩んでいたが、幸運にも妻の短大時代の親友の実家が近くの多摩川浅間神社なので、急遽お願いして長男一家と神社で待ち合わせした。鳩山首相の自宅に近く、首相就任後幸夫人とともに最初に参拝したところでもあり、川沿いで景色もよくロケーションは抜群である。有難いことに妻の友人と後を継いでいる妹さんのご家族に親切にケアしてもらい、祝詞も上げてもらい滞りなく儀式を済ませることができた。
昨日で各省庁の来年度予算申請額の事業仕分けが一応終了ということになった。初めての作業でもあり、開始前から広く注目を集めていた。平たく言えば民主党国会議員が省庁の予算担当者を相手に申請予算の廃止、見直し、見送り等についてその是非を査定することである。来年度の税収見込みが大幅に落ち込んでいる時でもあり、政府の行政刷新会議としては全体で計上額のうち3兆円程度を削減したいと考えていた。
しかし、昨日までの作業では仕分け効果と云われる削減額は、目標のほぼ半分の1.6兆円だそうだから予算削減というのは思うようには行かない。元々必要だとして計上した予算であり、そう簡単に切れるものでもない。100%の効果はなかったにせよ、過去に予算の中身を公に曝け出し、その必要性を議論するなんてことはこれまであり得なかった。その意味では、今回初めて予算についてどうして必要なのかという点をガラス張りにした成果は数字だけのものではない。
実際政権を手放した谷川秀善・自民党参議院幹事長なぞは、良いことだ、なぜ今まで自民党はこういうことをやらなかったのかと反省しているとまで言っている。従来の自民党政権は、唯一の保守政党と主張してきただけに、前例に倣うということを金科玉条のごとく守り続けてきた。そして、年功序列制を踏襲し、若手の提言や卓見は無視されてきた。仕分け事業なんてことは、少し頭を捻れば考え出せることであり、前例に倣うという後ろ向きの発想さえなければ、自民党政権でも考え出すことは可能だったと思う。
特に数年前から私も会員であるシンクタンク「構想日本」が、地方自治体を対象に、事業仕分けを行っていた。そのことを自民党議員が知らないわけがない。自民党議員の最近の憔悴した姿と発言を聞いていると、むべなるかなとも思う。選挙に負けるべくして負けたのだと思わざるを得ない。
事業仕分けの中で一番難しいのは、現在予算を執行中であるにも関わらず、これを取り止めるかどうか、の問題である。典型的なのは、ダムや道路などの大工事の中止である。中止するか、或いは建設を続行するか、どちらが国民にとって利が多いか、であり、大臣が代わってすぐ「中止」と言うべき筋合いのものでもないと思う。
もうひとつは、科学研究費を申請通り認めるか、或いは却下、または予算削減か、の議論である。仕分け人が世界一のスーパーコンピューターを見直しと下した結論に対して、学者側から猛烈な反対の声が上がったことである。一概に経費査定できる案件とは異なり、科学は進歩しても形のある成果として表れないケースが多い。だからと言ってこの経済低迷の時代に科学研究費だけが聖域であって良い筈もない。この辺りの精査、議論、分析について充分検討されたのだろうか。やはり時間が不足していると考えざるを得ない。
しかし、すっきり分かり易い予算の仕組みになりつつあると思うし、役人の一方的な判断による無駄遣いが少しは見直されるのではないかと今後に期待したいと思う。
928.2009年11月27日(金) 非核3原則はウソ、核は持ち込まれていた。
昨日初めて三田で会った慶応の同級生に今日松本整形外科から帰る途上の目黒通りで声をかけられた。相手も医院の近くのスポーツクラブでひと泳ぎした帰りだという。お互いにびっくりである。大学へ入って50年経つが、初めて会ったのが昨日で、その翌日に再び会うというのは、いかに近所に住んでいるとは言え、ハプニングのようである。
松本医師からは先日の血液検査の結果を教えてもらった。期待していたほどの数値ではないが、CRPは確実に下がって0.54となった。もう一息である。昨年8月の8.01から何とかここまで落ちてきた。これを早く平準値の0.3以下に持って行きたいと願っている。
駒沢大学の清田義昭講師の講義は、NHKが昨年制作したドキュメンタリー番組「こうして核は持ち込まれた-空母オリスカニの‘秘密’」を鑑賞しながら、日本国内への核の持ち込みについて話し合った。日本ジャーナリスト大賞を受賞した意欲作で、ここまでよく核の持ち込みをアメリカ側へ取材し追及して、白日の下に曝け出してくれた。
過日核の持ち込みについて本欄でも書いたが、来月1日外交文書の核密約について公聴会が開かれ、吉野文六・外務省元アメリカ局長らの証言がなされるという。このビデオでは、アメリカ軍の司令官、空母オリスカニ乗組員、夏目防衛庁元事務次官らも核の日本への持ち込みがあったと明言している。日本の夏目元事務次官なぞは、「『持ち込まず』は有名無実」とまで話しているのは、密約や機密保持があったことはもはや疑いようがない。
初めて知ったが、空母オリスカニは朝鮮戦争中に造られ、仮想敵国としてベトナム、中国、ソ連を照準に、日本列島を盾として考えていたとラロック第7艦隊司令長官が述べている。
日米の関係者が口を揃えて核は持ち込まれたと述べている以上、非核3原則が守られていなかったことは、今や疑いようがない。今後はほかに隠された機密がないかどうかを検証し、国民への説明をきちんと行うべきであろう。
今日の世界的な円高・ドル安は、ドバイの金融筋の信用不安から始まり、ユーロ安、ポンド安も引きずり円だけが高くなる独歩高となり、14年4ヶ月ぶりに84円台となった。東証日経平均株価は301円も下がり9,000円台割れが目前となった。一向に景気回復の兆しが見えず、相変わらず暗い話ばかりである。