充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
1012.2010年2月19日(金) 「知の現場」、仙台地区でビジネス書販売第8位
昨夕TEI社の図解塾で「時事問題」の2回目「子ども手当て」について講義をした。1回目の雰囲気が分かっていたので、もう少しグループ分けした場合の同じグループ受講生同士が話し合って、共同作業をした方が良いと感じていた。
「子ども手当て」について2010年度予算承認案と11年度以降の予算実行に関して、ポイントをいくつかに絞り、果たして毎年5.3兆円もかかる子ども手当てが来年度以降継続実行出来るのかどうか、という点に的を絞ったイメージを図解化するという考えを説明した。前回は個人的に図を作成するだけだったが、昨日は個人で作成し、その後グループで作り、それを発表するという2ステップ・スタイルを採ったので、同じグループ内の交流と話し合いが活発となり、図解も良いものができ上がったと思う。
受講生も図を描くことを楽しんでいるように感じたので、これこそ本来の図解を描く目的が達せられたのではないかと感じた。
3月にもう一度同じ形で講義を行うので、今回の講義体験を活かしてより分かり易い講義をしたいと思っている。
さて、「知の現場」が昨日の河北新報夕刊に書評が載っているとプロジェクトのスタッフが送ってくれた。表紙のカラー写真がそのまま載っている。それより嬉しいのは、数々あるビジネス書の中で、「知の現場」が堂々「ビジネス書ランキング」の第8位にランクアップされていることだ(丸善仙台アエル店調べ)。すべてが順風満帆というわけではない。重版を目前にして、いくつか問題も抱えている。その中で私が書いた野村正樹氏取材原稿に、野村氏が「作家・最相葉月さんから聞いた話ですが、鉄道には『‘f分の1’ゆらぎ』があり、鉄道の揺れは脳によい」と発言した記事について、最相氏自身からそのような非科学的な発言をした覚えはないとクレームがあったことである。野村氏からは先日自分の勘違いと電話で言ってこられたので、知研HPにその旨お詫びをして重版で訂正すると告知したが、まだ最終的な決着はついていない。そんな中でビジネス書販売高8位とはともかく明るいニュースである。
ところで、今日バンクーバー・オリンピックの男子フィギュア・スケートで高橋大輔選手が銅メダルを獲得した。この種目で日本人初のメダルであり、めでたい限りである。他に織田信成が7位、小塚崇彦が8位となり出場した3人全員が入賞した。高橋のメダル獲得では各地で号外も出ているようだ。服装問題で物議を醸したハーフ・パイプの国母和宏は昨日決勝へ進んだが、メダルには手が届かなかった。
所詮スポーツの世界は、「勝てば官軍負ければ賊軍」である。素行についてとやかく非難された国母選手も恐らく昨日勝っていれば賊軍とはならなかっただろう。このままでは、帰国してから思いやられる。
それにしても社会人としての最低限のマナーと嗜みは欠いてはならないだろう。
1011.2010年2月18日(木) こじれるトヨタ・リコール問題
昨日もトヨタ自動車の豊田章男社長が記者会見を行った。これで今月に入ってから3度目である。会見の様子を見ていると、社長はどうもこういう場が得意ではないように思える。それが、リコール問題が表面化しても社長自ら中々公の場へ出てこなかった本当の理由だろう。難しい問題は傍にいる副社長が代わって答えるという質疑では、記者が納得する筈もなく、社長のコメントを求められてやっと応じるというあまりすっきりしない会見となった。
しかし、アメリカの「トヨタ包囲網」を狭める追及は容赦ない。アメリカ運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は、トヨタに15億円近い制裁金を課することを視野に入れているようだし、アメリカ議会も公聴会を開催してトヨタ側責任者の出席を要求することになるかも知れない。
今回このリコール事件で知ったことが2つある。ひとつは、車の動力装置はすべてマシーンによるものだとばっかり思っていたが、必ずしもそうではなく部品のほかにコンピューターソフトによるオペレーションがあるらしい。2つ目は、ブレーキとアクセルの相関関係である。ブレーキをかけてもすぐ作動するわけではなく、アクセルがそのまま作動するケースがあるそうだ。後者の場合は、特にドライバーの感覚が左右して、一概にブレーキが効かないと断定も出来ないらしい。だが、これは車に熟達した人の場合であって、アマチュア・ドライバーにとっては命にかかわる問題である。この疑問をぶつけられた時、トヨタ役員はドライバーの感覚の問題と退けたが、冗談じゃない。こんな「トヨタ感覚」でいるから問題がこじれるのだ。
だが、ほかの日本車だって同じようなオペレーション・システムになっているとするなら、ここは謙虚に利用者の安全のためにはどうしたら良いかという根本的な問題に的を絞って事故の起こらない車を生産して欲しい。
それにしてもアメリカの執拗さには驚くばかりである。かつて1980年代に対米輸出が引き金となった貿易摩擦問題とは背景は違うとは言え、いささかアメリカも異常である。いやアメリカ国内で長年商売をやっていて、その異常さに気がつかないトヨタはもっと異常かも知れない。
一昨日ツタン・カーメンに関してエジプトで驚くべき発表があった。世界的に有名なエジプト考古学庁長官のザヒ博士が世界中から集まったジャーナリストを前に、DNA検査の結果ツタン・カーメンの死因は、これまで噂のあった暗殺などではなく、マラリアに罹った可能性があることを示唆した。また、3体のミイラを公開してそれらはツタン・カーメンの祖母と両親のものだと明かした。ツタン・カーメンと言えば、若くして亡くなった最も神秘的な国王のひとりである。死亡年齢も19歳と発表された。
ロマンとして静かに空想していたことが分かるのも悪くはないが、3300年以上も昔の傷んだミイラを前に、科学的なDNA検査により何でもかんでも明かしてしまうやり方には、あまり賛成出来ない。
ツタン・カーメンのマスクが展示されているカイロ市内のエジプト考古学博物館にも、ツタン・カーメンのマスクが発掘されたルクソールの王家の谷にも訪れたことがあるが、発掘して研究するだけで充分で、1つ1つのミイラの素性まで明かす必要があるのかと考えるのは、来世生まれ変わったら考古学者になろうと夢見ている人間としては探究心不足だろうか。
1010.2010 年2月17日(水) バンクーバーは熱気むんむん
バンクーバー・オリンピックがいろいろな意味で話題を提供している。NHKなぞはほとんど朝から晩までアナログ、BSともにお祭騒ぎである。一度観たらもう結構という映像を何度も観せられる破目になる。そのオリンピックで目覚しい活躍をしているのは、韓国スピード・スケート陣である。今日スピード・スケート女子500mでも韓国選手が優勝した。これで男子ショート・トラック、男子スピード・スケート500mに次いで3個目の金メダルである。これにフィギュア・スケート女子シングルでキム・ヨナが金を取ったら韓国国内のフィーバーも最高潮に達するだろう。韓国選手が活躍するということは、考えてみるとすべての面で同じ体格の日本人選手にもそれだけ可能性があるということでもある。精々日本選手にも頑張ってもらいたいものである。
今年のバンクーバーは雪が少なく、スキー会場にトラックで雪を運んでいた。そのスキー会場で事故があった。開会式当日の練習中にリュージュ競技のグルジア人選手がルートからはみ出し、鉄柱に衝突して亡くなった。昨日はモーグルの立見席の雪がなくなり、地肌が姿を見せたので、危険防止のため立見席で観戦することを止めて、払い戻しをすることになった。2億円近い払い戻しだというから費用面でも大変な負担である。
それにしても恰も日本中がバンクーバーを向いているようだ。まだまだ日本選手に期待出来る種目もあるので、精一杯頑張って欲しいものである。
昨日の朝日「声」欄に藤沢市に住む68歳の男性からの投書が載っていた。「与謝野氏に失望、民主は安泰」というタイトルだった。与謝野馨・元財務相の衆議院予算委員会における鳩山首相への質問に失望したというものである。投書氏は与謝野氏をこれまで良心的な政治家と思っていたのに勘違いでしたとがっくり来ている。まったく投書氏に同感である。私も12日の予算委員会の与謝野氏の質問の下品さにはうんざりし、それまで氏の言動を評価していたのに軽蔑する気持ちになったほどである。投書氏と同じように私も、与謝野氏が財務相時代は自民党内閣の中でもひとりまともな人だと思っていた。その意味では、私も勘違い人間のひとりである。
あの場における与謝野氏は、人間が変わったと思えるほどの人品の卑しさを剥き出しにしていた。何かそうさせるものがあったのだろうかと愕然としたものだが、やはり世の中には他にもそう感じる人がいたわけで、与謝野氏の質問はあまりにも愚劣だった。
鳩山首相に対して「平成の脱税王」と決め付けたかと思うと、管副総理には、会議に出ても居眠りか携帯に夢中とか、長妻厚労相には気に入らないとすぐ家に帰ってしまい、省内でも一番嫌われているとか、あの人品卑しからぬ大臣と思っていた人がこうまで悪口雑言を吐くとは恐れ入った。
よほど腹に据えかねることでもあったのか、元々政治家とはこういう人種なのか、珍しい場面を見せてもらい、政治家の嫌らしさを存分に知らせてもらった。
1009.2010年2月16日(火) GDPは本当に景気の指標か。
まあよく分からない。昨日内閣府が発表した2009年暦年実質国内総生産(GDP)は、成長率はマイナス5%となり、2年連続のマイナス成長で戦後最悪の落ち込みを記録した。名目GDPは辛うじて中国を上回りアメリカに次ぐ世界2位の座を維持した。
一方で同時に発表された10~12月の第3四半期のGDPは、前期比1.1%増、年率換算では4.6%とされ、プラス成長は3四半期連続だという。これで心配されていた景気の「二番底」懸念は後退しているが、経済対策の息切れなどで今年前半の成長率が低下するとの見方も出ているという。
大雑把に言えば、前者では景気が悪く、後者をみると回復してきたように受け取れる。何度新聞記事を読んでもよく分からない。大新聞夕刊のトップに「GDP実質4.6%成長-10~12月年率、名目もプラスに、設備投資7期ぶり増」(日経)、「GDP年4.6%増-09年10~12月期・3期連続プラス」(朝日)とある。夕刊の見出しだけ見ていると景気が回復したと思わせる。だが、今や失業率は国際的に大きな問題となってきた。OECDの統計によれば、先進国では平均失業率は8.3%に達し1988年の統計公開以来最悪となった。ギリシャと並んで財政破綻が噂されるスペインでは、実に18.1%である。景気は良くなりつつあるのか、相変わらず悪いのか、一体どっちなんだと聞きたい。こういう市民を惑わせる報道の仕方は、新聞社の事情が絡んでいるのではないかと邪推してしまう。
昨年来喧しく騒がれていた報道機関の凋落ぶりはどうなっている? 新聞、テレビ、広告代理店の不振は、景気低迷による企業の広告掲出の減少に表れている。折りも折現在発売中の「週刊東洋経済」2.20号は、衝撃的な表紙が目を惹く。「再生か破滅か」「新聞・テレビ断末魔」と刺激的な文字が並んでいる。外的な要因もあるが、マス・メディア自体の内部問題が大きいのではないかと考えている。
さて、今日から私にとってTEI社「図解塾」シリーズが始まった。明後日の講義と併せて2回分の「時事問題図解」である。一応私なりにアイディアは構築した。堅苦しい授業になっても困るので、冒頭に私自身の自己紹介図を説明した。割合くだけた感じで、受講者が緊張しないように講義を進めた。時間配分をもう少し考えれば良かったと思うが、まずまずの講義だったと思っている。それにしてもやはりOHPを使えないのが、講義のうえで不便である。明後日は「子ども手当て」について講義するが、もう少し課題を研究してスケジュールを検討してみたい。
バンクーバー・オリンピックの男子500mスピード・スケートで、日本選手にとって初のメダル獲得となった。長島圭一郎選手が銀メダルを、加藤条治選手が銅メダルを獲得した。しかし、加藤選手がいつまでも銅メダルで悔しいと言い続けるのは、如何なものかという気がする。惜しいところでメダル獲得が成らなかった選手に対して、嫌味に聞こえる。メダルは選手にとっては夢みたいなものだ。それをいくら金メダルを目指していたからといって、銅メダルの価値が下がるものではない。素直に嬉しいと言って欲しいものだ。
1008.2010年2月15日(月) 普天間基地移設問題に、サイパン移設の妙案
数日前サイパンのフィティアル知事が来日し、日本政府に対して米軍基地を受け入れたいと表明した。日本政府としては普天間基地の海外移設も検討して、グアム島をその候補に挙げ、北沢防衛相も現地へ可能性を探るため飛んで、グアムの政府関係者とも懇談した。その検証結果はあまり期待を抱かせるものではなく、改めて海外・国内の選択肢を検討する段階にある。このような微妙な時期に、降って湧いたように飛び込んできた、沖縄県民にとっては朗報であった筈である。然るに、このサイパン移設案は、どういうわけか日本国内では歓迎されている様子が見えない。否、真剣に取り合おうとしないのである。
知事は「アメリカ政府の支援と支持がないと何も出来ないが、北マリアナ諸島の総意として基地の受け入れは、地元の利益になる」「将来は航空、陸上、後方支援の部隊を含む普天間基地のすべての役割を担ってもいい」とまで言っている。更に知事は、日本政府が真剣にアメリカ政府とこの問題を話し合うことを期待すると言っている。
これに対して、日米両政府は極めて冷静というか、冷ややかなコメントを発表している。平野博文官房長官の如きは、「想定したことはない。全体の検討に入っていない」と応えている。
では日本政府に聞きたい。ならば日本に、また沖縄にこのまま米軍基地が存在することに賛成するのか、反対するのか。日米安保条約の枠組みだとか、日米同盟とか、抽象論は分かるが、現実問題はどう解決しようとするのか。口を開けば、沖縄住民の意思を尊重し、決断すると言っていたのではなかったか。戦後犠牲と迷惑をかけた沖縄の人びとの気持ちを考えて、沖縄から米軍基地を移転させ、その候補地として海外も検討中と言った。その海外に基地移設候補地が見当たらない現状に、5月末までに普天間移設候補地を決めると言っていた政府は、本音では困りきっていた。それが、渡りに船というか、サイパンが突如進んで候補地に立候補してくれた。まさに願ったり叶ったりではないか。
しかし、日本政府はその話に一向に食指を示さない。その腹の内はどうなのか。沖縄からもこれをチャンスと捉え、一気にサイパン移設の話が盛り上がるかと思いきや、一向に煮え切らない。マス・メディアしかりである。
その奥底にある基地問題に関する複雑な腹の内はどうなのか。本音とは一体全体何なのか。 やはり騒音、危険、不安より、現実問題として「金」を断ち切れない問題だろう。沖縄経済の首根っこを押さえているのは、基地経済にどっぷり浸かってしまった社会の仕組みなのではないか。こうなるとこれは沖縄だけの問題ではなく、日本全体の問題でもある。基地経済は60年安保闘争以前から、基地が経済を支えるのっぴきならない社会構造になると懸念されていた。われわれ当時の学生たちはある程度こうなることを予測していた。それゆえに沖縄基地問題を含めて安保条約改定に反対してきた。結果的に今日の普天間移設問題はこの時代に、当時の岸政権によって埋められた地雷が今地上に露出してきたことになる。
根っこが深い深刻な問題である。それにしても鳩山政権は、5月中にこの問題に結論を出すことが出来るだろうか。最近の様子からぶれる発言を繰り返す首相に思い切った決断が出来るか、疑問である。
ペンクラブ2月例会が開かれた。今日は寒いせいか集まりがあまり良くなかった。パーティで阿刀田高会長とタージ・マハール近くの「マツキ・ミヤザキ博士通り」についてお話した。ペンの月例会報に「会員短信」欄があるが、阿刀田さんはこれを楽しみにしているそうだ。このマツキ・ミヤザキ博士について次号で書いたので、そのことを伝えたら楽しみにしていると仰っていた。博士についてはご存知なかったが、関心を持ってもらった。
ちょうど1週間前に亡くなられた立松和平氏の霊に黙祷した。3月奈良でペンクラブは平和祈念のシンポジウムを開催するが、ペンクラブの平和委員会委員長を務めていた立松氏はその責任者だった。平和委員会の委員長に会長から推挙されたのはお名前「和平」がぴったりだと文句なしだったとか。それにしても62歳はあまりにも早過ぎる。心からご冥福をお祈りしたい。 合掌