充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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1120.2010年6月7日(月) 外務官僚の狭量にがっかり
国際経済が先行き不透明になり、特にヨーロッパ市場ではギリシャの経済破綻、アイルランド、スペイン、ポルトガル、イタリアなどの景気低迷でお先真っ暗という状況である。そこへ新たにハンガリーの財政不安が囁かれ出した。ハンガリーはEU非加盟国であるが、アメリカの先行き不透明感もあって世界的な株価下落となってしまった。今年3月以降日経平均は下りっぱなしで、11,000円台だったのが、今日は9,500円台にまで下がってしまった。日経平均株価も今年に入って最大の下げ幅で対前日380円安である。景気は回復傾向に向かっているとの報道が多いが、この様子だと一体いつ景気のよい話が聞かれるのだろうか。
菅新首相の下で新閣僚と民主党人事が決められつつある。明日認証式を行うようだが、まだ農林水産大臣が決まらない。ほとんど再任だが、赤松農水相だけが更迭される破目になった。口蹄疫が大騒ぎになった時、こともあろうにキューバでカストロ将軍との対面を望んで時間を空けていた。その時間中にゴルフをやっていたとの週刊誌の誤報に、生憎口蹄疫問題が頂点に達して、噂が増幅され監督官庁としての責任を問われることになってしまった。
一方、今日の人事で中国特命全権大使に決まったのが、丹羽宇一郎・伊藤忠商事㈱相談役である。激職だった社長・会長職を退いても多くの職を務められ、アメリカ駐在も長く、海外での人脈が広い。
しかし、新聞報道を見ると、政府内部にも、外務省内部にも、外交交渉に慣れていない丹羽氏の大国の大使職には疑問を呈する向きがあるようだ。何を馬鹿なことを言っているのだと言いたい。この外交交渉というのが、曲者なのだ。最近だって外交密約文書で外務省が国民を騙した1件が明らかになったばかりではないか。日本の外交官には、率直に言って本当の意味で国益のために粉骨砕身精一杯努める気配が感じられない。長年に亘り海外とのビジネスに携わり、虚虚実実の駆け引きの修羅場を踏んだ丹羽氏なら、遊びまわっている全権大使よりよほど国家・国民のことを考え、働いてくれると思う。民間人に重要職を奪われそうな外務官僚の妬みではないか。丹羽氏は、外務省が決めたルールの下で出来レースのような交渉ごとをやる以上のことをやってくれると思う。
丹羽氏にはこれまでのプロの外交官がやれなかった以上のことをやってもらって、外務省と外務官僚の鼻を開かして欲しいものである。
1119.2010年6月6日(日) パレスチナ・ガザ地区周辺がまた騒がしい。
上海万博が開催されて1ヶ月余りが経過した。開会直前の熱気を帯びた盛り上がりに比べ、その後報道はトーン・ダウンして詳しい情報はあまり伝えられず、何かトラブルでもあったのかと多少気にしていたところ、再び大きなニュースになった。日本館で予定していた「SMAP」の公演を、警備上の理由から中止することになり、万博事務局から正式に連絡があった。何でも韓国館で先日有名タレントのショーで大勢のファンが押しかけ行列が崩れて負傷者が出たことがその一因らしい。
入場者数も当初の期待に反して予想を大分下回っていた。大阪万博の総入場者数を上回る7千万人を目指していたが、危うくなってきたので、連日国を挙げて中国人団体を動員しているらしく、一時は1日20万人を割っていたのが、最近では50万人を超えているというから、その動員力には舌を巻く。
しかし、中国人がすぐ持ち出すメンツとかプライドのために、無理してまで国がかりで人集めをやるのはどうかと思う。実際その気になれば、人口過剰の中国だから大阪万博の入場者数を追い越すのは、そんなに難しいことではないと思う。
さて、いま国際的に外交・政治問題化しているのは、北朝鮮による韓国哨戒艦沈没事件だが、欧米を中心により一層世界の注目を集めているのは、先月末パレスチナ・ガザ地区への支援船をイスラエル軍が強引に拿捕し、9人の死者を出した事件である。ところが、昨日イスラエルは再びガザ支援船の行く手を阻み、今度は抵抗しなかった支援船をイスラエルの港へ曳航した。
イスラエルとパレスチナ自治政府の言い分は真っ向から対立している。イスラエルは、ガザ地区を支配するイスラム過激組織・ハマスへの武器密輸を防止する目的があると言い、一方の支援団体は、公海上で海賊行為により拘束されたとイスラエルを非難する。
そもそも事件の背景には双方の根深い不信感がある。2008年末のイスラエル空軍のガザ地区への大規模攻撃により、市街区は壊滅的な打撃を受け、復興にはまだ手がつけられていない。イスラエル政府はハマスの軍事拠点に使用されるとして、建築資材の搬入を認めていないからであり、ガザ地区住民は電気も充分供給されず、不自由な生活を強いられている。イスラエルのネタニヤフ首相は、ガザに人道上の危機は存在しないと言い、ガザ地区住民の苦境に同情する気はさらさらないようだ。
流石にこのイスラエルの乱暴な行為に対して、世界中から非難が浴びせられているが、イスラエル寄りのアメリカは、今回もイスラエルを非難することはせず、支援船に対してガザへ接岸せずにイスラエルの港に入るよう要請した。
だが、5月の支援船拿捕の際多くの犠牲者を出したトルコでは、エルドアン首相がイスラエルの蛮行に対して直ちに国家テロと断定し、両国間の外交関係を見直すことを示唆している。これまで中東諸国の中では唯一イスラエルと友好的だったトルコが関係見直しを言い出したことは、イスラエルの中東地域における孤立化が一層深まる懸念がある。
とにかくパレスチナ問題は複雑で難しい。こういう面倒な問題が仮に日本近海で発生したら、タフな外交交渉力とディベート力に欠けるわが国は、恐らくやられっ放しだろう。
1118.2010年6月5日(土) 寺前秀一・加賀市長出版記念会
菅直人・新首相就任についてアメリカのオバマ大統領が公式に歓迎の意を表した。メドベージェフ・ロシア大統領と温家宝・中国首相からも祝電が寄せられた。
しかし、いずれにしろ外交上の儀礼的なお祝いであり、格別菅首相の理念や行動力を評価するとか、国際社会をリードしていくために相互の連携を深めようというほど強い期待感が表れたものではないと思う。オバマ大統領のコメントは、普天間基地移設問題に関する日米政府間の合意を確認しようと本音が透けて見えるメッセージである。最近の日米関係がギクシャクしている中で、取り立てて新味のある祝福のメッセージのようには受け取れないのではないか。詰まるところアメリカの指図に従って、粛々と合意事項を遵守することを求められているに過ぎないと思う。
水面下で行っている役員人事と組閣工作については、菅首相は小沢グループを締め出そうと考えているようだ。脱小沢による清新なイメージを打ち出して、政権浮揚を狙っているようだ。鳩山前首相が小沢氏と2人3脚を組んでいたように見せかけてはいたが、鳩山氏にとって小沢氏の存在は目の上のたんこぶとなっていた。これをより気持ちの通ずる菅氏に、小沢氏と刺し違いすることによって菅新政権の環境整備をして、菅氏に借りを作らせたのではあるまいか。
一方、小沢氏側から間接的に、9月に党代表の任期が終る次回代表選挙では、菅氏以外の候補者擁立を考えているとの声が流れ、対菅戦争が燻り始めている。早くも菅派と小沢派のつばぜり合いが始まった。この国民無視の陰険な争いによって、再び国民に愛想をつかされるようなことにならなければ良いがと思う。
さて、午後東洋経済新報社ビルでJN協会理事である寺前秀一さんの出版記念会が開かれた。寺前さんは昨年10月高崎経済大学教授を辞めて、加賀市長選挙に打って出て当選された。このほど現職市長として著書「観光・人流政策風土記」を出版されたが、国交省に勤めておられたころから観光分野に関わり、大学地域政策学部観光学科でゼミを持たれていた研究成果をまとめられたものである。いま取り掛かっている「そこが知りたい 観光・都市・環境」執筆上参考になりそうである。
過去2回主宰した私の出版記念会とは大分趣が異なり、やや異色にしてアカデミックな試みで、司会者抜きのまま寺前氏は寺前観光論について1時間近くに亘って熱弁をふるわれた。参加者は立ったまま寺前教授?の話を神妙に拝聴するという段取りだった。加賀市は寺前氏誕生の地ではあるが、加賀を離れてからかなり時間が経っているので、土地の雰囲気を理解するのは大変だったようだ。特に、合併市町村の場合は、複数の旧自治体に対して平等な行政を行う難しさについて述べられた。
断片的に話された内容の中で、九谷焼について、本家が伊万里焼であるとの説があるというのは初耳だった。しかし、この本家・分家論については疑問が呈されていて、真偽のほどは現時点でははっきり分らないらしい。
1117.2010年6月4日(金) 菅直人氏が第94代総理大臣に
菅直人副総理が今日の民主党代表選挙で代表に選出され、その後衆参本会議の首相指名選挙で、第94代、61人目の総理大臣に指名された。一昨日鳩山前首相辞任以来の動きから落ち着くべき人に落ち着いたというのが世間の見方だろう。
今日の代表選で菅氏は昨日唐突に出馬宣言した樽床伸二氏に圧勝した。問題はこれからである。アメリカ政府は時差の関係もあり、正式なコメントを発表していないが、ABCは過去21年間で15人目の首相であるが、薬害エイズ問題を解決して国民の人気を得たとか、久しぶりに世襲政治家でない首相が選出されたとアナウンスした。明日アメリカ政府がどんなコメントを述べるか注目してみたい。
今朝からテレビでは民主党代表選やら、その後の専門家の分析などがあったが、首を傾げるマス・メディアの取材コーナーがあった。かねてから目立ちたがり屋の噂のあった菅直人夫人伸子さんへのインタビューである。代表選で選出された直後に自分をファースト・レディと呼ばないで欲しいだの、「首相夫人」と呼んでもらいたいだの、まだ国会で総理大臣に指名されていない内から、すでに呼んでもらいたい「首相夫人」の気持ちになってしまっている。「首相夫人」としてやる気満々である。自分が総理大臣になったわけではなく、「首相夫人」になったのだということを自覚して亭主を補佐する行動をするべきではないだろうか。言っても分らない人だろうが、鳩山幸夫人にしろ、菅伸子夫人にしろ、良きパートナーとして亭主を支える役割をきちんと果たすならともかく、亭主を差し置いてあんまり派手なパフォーマンスで注目を集めるようなことは傍から見て見苦しいのでやめてもらいたいものである。
当面内閣閣僚の任命と組閣を8日以後に延ばすという。従って認証式もそれまで行わない。それなら、代表選ももう少し時間を置けば良かったのではないかと思う。戦略か作戦があるのか、中々電光石火とはいかないものだ。菅首相が小沢一郎氏にはしばらく静かにして欲しいと公言したことが、政界に波紋を呼んでいる。幹事長として絶大な権力を誇っていた小沢氏をやりにくいからと言って、隠居同然に処することが果たして出来るだろうか。やり遂げれば菅氏の評価はさらに上がるだろう。
菅発言は小沢陣営にどんな衝撃を与えただろうか。現在のところ菅氏の周辺には、小沢氏と距離を置く人が動いているが、彼らが組閣と民主党役員人事の中心になるようだと、自民党の年中行事だった民主党内の抗争に発展する可能性がある。
まだ、沈黙を続けている小沢氏が、今後自分たちの処遇を巡ってどういう行動に出てくるか。波乱含みの新政権の船出ではある。
ところで、今日は21年前天安門事件が発生した日である。あの時北京大学反体制派学生で事件の中心人物として中国政府から追われ、アメリカに亡命して現在台湾に在住しているウアルガイシ氏が、麻布の中国大使館に正門から飛び込もうとして警戒中の警官隊に取り押さえられ、逮捕された。ウアルガイシ氏が秘かに訪日中であるとは知らなかった。しかし、中国がマークしている人物のこんな行動で外交問題に発展しなければ良いがと思う。
1116.2010年6月3日(木) 始まった次期民主党代表選挙の暗躍
日本中を震撼させた鳩山首相と小沢幹事長辞任のニュースが、朝刊1面を独占し、テレビニュースやワイドショー番組でも大きく取り扱っている。今日の駒沢大学講座でも2時限とも、その原因とか、新代表予想が話された。
明日民主党代表選挙が行われるが、昨日早々と菅副首相が立候補を表明したが、今日新たに樽床伸二・衆議院環境委員長が名乗りを挙げた。51歳で当選5回の実績があるのだが、寡聞にしてその名を知らなかった。
明日の新代表選出は、新しい党として生まれ変わってもらうために、カネの問題を抱えている小沢幹事長と抱き合い心中を図った形となった鳩山首相の意向がどれだけ反映され、今後民主党が清新な政党として生きていけるかの試金石となる。岡田外相、前原国交相、枝野行政刷新相、仙石国家戦略担当大臣ら大物閣僚は相次いで菅支持を宣言した。こうなると流れが一気に菅支持へ傾いていったが、これがまた新しい政党のイメージを誕生させることにならないのではないかと小沢シンパは、樽床氏を応援することになった。ところが、夜になって小沢派は、自主投票することになった。これで菅氏に決まりである。
自主投票になったことは、小沢氏が積極的に動かないということだ。しかし、どうもやり方が陰険になってきたようだ。菅氏支持グループは、小沢色がつかないことを画策している。また、いつもながらの永田町の暗躍が始まった。これで果たして新生民主党として再出発出来るのか、些か疑問符がつく。
明日の結果を待って考えるより仕方があるまい。