充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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1150.2010年7月7日(水) 二男が結婚届を提出
二男の崇史が今日新潟市役所に婚姻届を提出して、高橋すみれさんと新家庭をスタートさせた。3年前新潟へ転勤して暢気に独身貴族を謳歌していたので、37歳という年齢を考えるとそろそろ身を固めて欲しいと思って4月に妻と新潟を訪れ、それとなく話をしたところだ。その後2度すみれさんに会ったが、田舎の娘さんらしく温和で地味な感じの良い娘さんなので、わがままな息子にはちょうど良いのではないかと思っている。結婚式は、東京と新潟の中間点・軽井沢の教会で9月に挙げる予定だ。お仲人を立てることもなく、家族とごく親しい友人数人程度で簡略に済ませるというので、われわれの時代とは随分変わったものになっていると思う。
わが家にとって二男の結婚は大きな行事のひとつであるが、心配するほどのこともなく、自分で似合いの伴侶を見つけてくれたのでほっとしている。9月に軽井沢で結婚式を挙げて家庭内の行事はすべて終わりで、親としては一応の役目を果たせたと考えている。
さて、JN協会編著「そこが知りたい 観光・都市・環境」について、先日の編集会議に出席出来なかった同じ共著者の北村嵩さんと待ち合わせ、JR四谷駅前にある交通新聞社を訪れ編集担当の邑口さんに会って、北村さんを紹介しながらいくつか問題点を話し合った。はっきり言ってまだ書籍のサイズが明確に決まっているわけではない。A5判にするのか、B6判にするのか、決定していない。目次に番号をつける問題も残っている。これからは邑口さんに編集者の立場から、踏み込んだ適切なアドバイスをいただけるようお願いした。北村さんは大学の授業を持っているので、中々執筆の時間が取れないようで、8月10日の締め切りまで間に合いそうもないようなことを言っていた。私は何回か推敲を重ねて今月末までに邑口さんへ原稿を送ることを約束した。
昨日NHKが大相撲名古屋場所の中継中止を決定したが、各方面で反響が出ているようだ。その中で千秋楽に優勝力士に授与される天皇賜杯と総理大臣杯その他諸々の賞を、相撲協会が辞退することを申し出た。これだけ賭博が問題になって、優勝力士に対して天皇杯を授与することが良いのか疑問視されていた。珍しく日本相撲協会としては賢明な判断を下したと思うが、これも理事長が謹慎しているお陰かなと思う。
今朝警視庁による各相撲部屋への家宅捜索が入った。いよいよ野球賭博の本丸である、胴元へ切り込むための証拠固めであろうか。だが、相撲部屋を家宅捜索する前に本家本元の相撲協会を捜索すべきだと思う。それでもどしどし摘発を進めてもらい原因を表沙汰にして賭博問題の解明を図ってもらいたいものである。
1149.2010年7月6日(火) 梅棹忠夫先生ご逝去
今日はいくつかのニュースにショックを受けた。まず、民俗学者で文化勲章受賞者の梅棹忠夫先生が亡くなられた。享年90歳だった。梅棹先生は私も34年間に亘って関わっているNPO法人「知的生産の技術研究会」(知研)の特別顧問にもなっていただいている。知研創立40周年の今年お亡くなりになったのも深い縁を感じる。直接お会いしたことはないが、そのご活躍ぶりには随分影響を受けた。特にわれわれの会に名前をいただいた名著「知的生産の技術」は135万部も販売され、長い間ベストセラーとなって多くの読者から愛読されていた。もちろん私にとっても愛読書のひとつであるが、もうひとつ梅棹先生の名を高めた労作は「文明の生態史観」だろう。象牙の塔に篭っている学者ではなく、中学時代から山岳部で登山に熱中し、動物の生態学を専攻しフィールドワークを中心とする梅棹学を確立した。今年になって先生の近著「山をたのしむ」(山と渓谷社発行、2940円)を買い求めたが、まだ読んでいない。近い内に読んでみようと思う。
八木会長、久恒理事長は何度かお会いしている筈なので、私以上にショックを受けているのではないだろうか。梅棹先生のご冥福を心よりお祈りしたい。
次のショックは申し込んだ書籍が届けられなかったことである。先月早稲田大大隈記念タワーで開かれた「60年安保闘争50周年記念写真展」で懐かしい写真を見たのだが、その折安保記念書籍の申込用紙が置かれていたので、買い求めるべく翌日郵便為替で送金した。ところが2週間経っても何も送ってこない。どこへ連絡すべきか悩んだが、インターネットで調べると準備委員会のHPを発見したので早速メールで抗議がてら問い合わせた。これに対してウンともスンとも言ってこない。すでに3週間無しのつぶてである。さすがに堪りかねて改めて今日強く抗議した。1時間も経たない内にすぐお詫びのメールが届いた。さすがに驚いたようだが、ノー天気にも発送が予定より遅れたというだけだ。改めて私宛に正式に詫び状を送り、書籍も出来 るだけ早く送るとの内容だった。まったく無責任にもほどがある。こんな仲間と一緒にあの安保を闘っていたのかと思うとがっかりである。
もうひとつのショックは些か次元が低い。NHKは名古屋場所の相撲中継の中止を決定して、テレビ中継開始以来57年にして初めてテレビ放送なしの本場所となった。やはり世間の強い批判を意識したせいだろう。国民が注目する名古屋場所となったが、このていたらくで果たして相撲協会は再生の可能性を示してくれるだろうか。
これはショックとは違うが、今日多摩美術大の市民講座は最終回となり終了証をいただいてきた。今日の講師は詩人で写真家でもある吉増剛造氏で、6年間同大で教鞭をとられ、その後サンパウロ大学の客員教授も務められた。ブラジルの専門家であり、夫人が日系ブラジル人である。面白いと思ったのは、ブラジルの荒野に見られる「蟻塚」に興味を持たれて、その生態について研究されていることである。1996年NHKのBSで放映された「わが心の旅」のブラジル訪問時のDVDでも「蟻塚」へのアプローチを紹介してくれていた。詩人となるとやはり、凡人とは異なるご性格のようで中々ユニークな発想をされている。講義は物珍しい話を聞けて愉快だった。
1148.2010年7月5日(月) 「知の現場」電子書籍化の可能性高まる。
秋田英澪子・知研事務局長より連絡があり、「知の現場」の電子書籍化に関して取材した21人の先生方の電子書籍化諾否についての中間報告を受け取った。海外出張中の寺島実郎氏を除き、20人の先生から回答があり、ただひとり「NO」と返事があっただけで他の19人の方は「OK」と快く了解いただいたそうである。
「NO」の回答をいただいたのは、先月29日付本ブログで予想したように、やはり評伝作家の北康利氏だった。「NO」が信念で一切電子書籍化の申し出は断っているようなので致し方ないが、私が取材した感触からするとそもそも断ることが予想されること自体、他の方とは異質な空気と垣根を感じた方だった。いずれにせよプライドが高く、あまり情緒的な方ではないので、私としては折角取材してまあ良い原稿が書けたと思っていただけに、北氏の取材記だけが電子書籍化ブックに掲載されないのは、不本意であり残念である。まあ、こういう人もいるということで納得するより仕方があるまい。
明日寺島氏が帰国するので回答を待ってから書籍化へ踏み出すようだが、東洋経済新報社としてもまだ5冊目だという。8月には実際に手に取ることが出来るようだ。どんな風に仕上がるのか楽しみに待ちたいと思う。
さて、今日名古屋場所の番付が発表されたが、ここに解雇、また謹慎の力士の名が載っている。これでは発表を1週間遅らせた意味があまりないのではないかと思う。尤もこの番付は5月末にはもう刷り上っていたようだから、こんなことなら敢えて発表を遅らせることもなかったのではないかと思う。
その名古屋場所を前にして、今晩NHKがスペシャル「大相撲は変われるのか」という特集を組み村山弘義・理事長代行、コラムニスト・天野祐吉氏、NHK記者に、名古屋から中継で武蔵川理事長が参加した討論が行われた。武蔵川理事長の話を聞いていると口では戦後最大の危機と捉えていると言いながら、相撲協会の懲りない体質、心から反省していない点、身贔屓、自浄能力の欠如、外部意見によって改革されたくないという本心、言い訳等々が透けて見えた。
特に天野氏が協会理事会に外部の理事を加えるよう強く提言していた。今も村山氏を含めて外部理事は何人かいるが、あくまで外にいて協会理事会には出席していないようだ。これでは理事でいる意味がない。結局「名」だけで「実」は取れなかったようだ。それもこれも自分たちの相撲協会の世界を外部から指図されたくない、自分たちだけですべてを遂行したいという、相撲協会の内向きの論理がありありと伺える。
これではダメだ。相撲協会もこのままではどうしようもない。こうなったらやはり思い切って解散して新しい組織として再スタートした方が良いと思う。
1147.2010年7月4日(日) 消費税値上げの腹の内は15%か。
昨日に続いて消費税論をひとつ。昨日の朝日新聞トップ記事は、「消費税 首相発信続く」と題して8段の大きな扱いである。それによれば、自民党の10%の消費税導入に対して、民主党が同じ10%をひとつの目安にするということから、参院選の争点つぶしが狙いだったと書かれている。ところが、基礎年金、老人医療、介護などの社会保障費に充てると考えられていた消費税値上げ分に、今問題となった「財政健全化」の改善を追加するとなると、消費税を10%上げたぐらいではとても足りないらしい。
菅内閣は先月閣議決定した「財政運営戦略」で、国債の元利払いを除いた単年度の支出を借金なしで賄う「プライマリーバランスの黒字化」を2020年度までに達成する目標を掲げた。このためには2012年度から消費税を毎年2%ずつ15%まで引き上げる必要があるという試算結果が出された。
やれやれである。世界では20%の消費税が通り相場となっている時に、日本では5%から10%に上げることに賛否両論があり、そのために政党同士で角突き合わせている状態である。ここへ来て漸く10%への値上げが議論されるようになり、参院選の焦点となった。それが、10%へ上げることに賛否があり、何とか反対論を説き伏せて実行するにしても、その背後に更に5%の上積みが検討されかねないとは、何とも肩の力が抜けてしまう。
それにしてもどうして背後にある5%を表に出して論争しないのだろうか。内閣府では元々10%ではダメだということが分っていたらしい。
どうも政治家と官僚には、隠蔽体質があるようだ。しかし、こんな騙しあいのようなことは、マス・メディアも嗅ぎ取っている筈だ。メディアも卑怯である。これだから、ジャーナリズムが寂れるわけである。
さて、今日大相撲による野球賭博の処分が下された。大関琴光喜と元関脇の貴闘力(大嶽親方)が解雇ということになった。ほかに11日から始まる名古屋場所の謹慎力士が19名である。武蔵川理事長の部屋から謹慎力士が出たということで、理事長も謹慎となり、理事長代行としてわが自宅近辺の法務省宿舎に住んでおられた村山弘義・元東京高検検事長が務めることになった。これも、外部の有識者が望ましいとの文科省の指導によって急遽決まったものである。
初めて外部の人物が協会トップに座ることに対して、一部親方の間から力士の名もうろ覚えの外部の人間が場所中のすべての行事を取り仕切るのは無理だと冷ややかである。相撲界の人間だけですべて事を運びたいとの本心がミエミエである。こんな気持ちでは相撲協会の浄化作業は進まないし、このままなら再び同じ事態を惹起させるのは目に見えている。
相撲が消えるのは惜しいが、1度国の助成を止めてみてはどうか。世間知らずのお相撲さんがどれだけ世間に伍してやっていけるか、思い知った方が良いのではないか。
1146.2010年7月3日(土) 菅首相、消費税発言の無責任
数日前菅首相が唐突に消費税の値上げを口に出したが、それに口裏を合せるように民主党内外から異論・反論が噴出して後始末に追われている状況である。どうも選挙前に不利な発言をするとあまり得策ではないように思えるが、そこには菅首相独特の深謀なる作戦があるらしい。つまり、最大野党の自民党がすでに消費税10%へ値上げを打ち出しているので、敢えて戦争を仕掛け、自民党と同罪、或いは相討ちを仕掛けたということのようだ。ところが、その後反対の空気が強く参院選に影響すると思ったのか、不意に消費税値上げとセットで低所得層には還付を行うと遊説先で切り出した。それが、行く先々で首相がしゃべる還付の対象者がばらばらなのだ。年収200万円以下の家庭と言ったかと思ったら、別の都市では250万円、300万円、350万円、400万円と勝手に話している有様である。
菅首相に伺いたい。あなたの消費税に関する持論を1度全部きちんとお話しなさいと。発言はしっかりした制度設計に基づいたものでないし、あまりにも単なる思いつきではないか。これでは、試算する方も大変である。還付の対象者のことを含めて首相の消費税に関する考えがよく分らない。首相周辺もよく分らないようだ。いつ何をしゃべるか分らないので、みんな右往左往して振り回されている。ついに昨日の朝日「天声人語」に、あまりにも首相は軽いと書かれていた。
急に消費税が話題になり出したが、いずれにしろ参院選後には民主党も公に消費税議論を始めなければならないだろう。最近メディアでも日本以外の国々の消費税に該当する税について紹介するようになった。先進国の中では日本の現在の消費税5%というのは、格別に低い。中国は17%、韓国ですら10%で還付なんて優遇制度はない。ヨーロッパ諸国に至ってはほとんど20%を超えている。重税感はもちろんあるだろうが、国民に充分説明して納得を得られていると思うのは、例えばスウェーデンの25%の高税率である。子どもの教育費が大学生まで無料であり、医療費もほとんどかからないので、国民は納得し現状にほぼ満足している点である。
それに比べてわが国では、求めることばかり多く、支払うことにはあまり前向きではない。菅首相の言い方は、低所得層には辛い逆進税の消費税を上げさせてくれれば、見返りに低所得層だけにお返ししましょうと言っている。だが、仮に年収400万円未満の世帯に軽減策を実施すると増税分がほとんどなくなると言われている。これでは話が元に戻ってしまうのではないか。こういうパフォーマンスを「大山鳴動鼠一匹出ず」というのか、「元の木阿弥」というのか、「時間の無駄」と言うのだろうか。
菅さん、もう少ししっかり腹を据えて取り組め!