充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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1230.2010年9月25日(土) 日本の政治家は外交問題を解決出来ない。
昨日沖縄地検が下した中国人船長の釈放について、懸念していたように各界から批判的な意見が多数浴びせられている。海外のメディアでも日本の弱腰を指摘する意見が多い。アメリカでは「他のアジア諸国とも同様の係争を続ける中国をつけあがらせる危険性を高めた」とし、韓国では「日本の降伏宣言で幕を下ろした」「中国・無差別報復、日本事実上の白旗」と手厳しい。日本と同じように中国と領土問題を抱えているベトナム、フィリッピン、マレーシアなどでも同情する声もある反面、首を傾げる声があがっている。中国では外交の勝利と喜び、あまつさえ日本に対して謝罪と賠償を要求すると相も変わらず鼻息が荒い。わが国では船長の釈放について学者や専門家が疑問視する一方で、野党からはともかく民主党内はひっそりして賛否の意見が表に出てこない。みんな世論が怖くて自らの意見を言うことも出来ないのだ。なんてだらしない国会議員だ。結局民主党議員には、内輪もめになると声高な意見が発せられる反面、不得手な外交問題になるとしぼんで何ひとつ持論が出てこないのはどういうわけだろうか。
今の政治家の動きを見ていても勉強をして、実地検分をして自分の意見や信念をしっかり固めている腰の座った政治家らしい政治家は極めて少ない。こういう人たちにわれわれの将来を託して本当に大丈夫なのかと心配でならない。
国連総会における傲慢な温家宝首相のスピーチや日本に対して見くびったような態度を始めとして、尊大な中国の嫌がらせと、日本側の関係者の稚拙な対応は、見ているだけで不愉快になり不満が募ってくる。
しかし、われわれ国民はどうすることもできない。癪に障るが政治家を頼りに出来ないのだから、しばらく放っておくより仕様がない。だが、今回の一連の経緯を見ていて、中国の大国意識と中国人の「われすべて正しい」式の傲岸不遜なパフォーマンスには、改めて中国人の人間性と品位に疑問を抱いた。
さて、近年のNHK朝ドラの中で比較的評判の良い放映中の「ゲゲゲの女房」が、今日で終った。大体観ていたが、最近の同種のドラマの中では愉しく観ることが出来た。昨日漫画家水木しげると原作者である妻布枝さんがNHKスタジオ・パークへ出演されて個性的なトークを繰り返していた。最後にアナウンサーが水木しげるに対して、現代の若者に伝える言葉を伺ったところ「とにかく若者は働くことだ。文句を言わずに働くことが重要だ」との発言にはつい喝采した。短い言葉の中にエッセンスが詰まっている。やはり戦地で苦労されてきた体験から自然に生まれた言葉である。今の若者に理屈っぽい点があることを見抜いた至言だと思う。まさに同感である。
1229.2010年9月24日(金) 中国人船長釈放、指揮権発動はなかったか?
国連総会へ出席した日中両首脳は総会演説後に会談するのを恒例としていたが、現在の日中間の現状を髣髴させるように今年は行われなかった。一方で、自民党政権時代に比べてスムーズではないとされている日米の首脳会談は、菅首相とオバマ大統領の間で行われ、同時に外相会談も前原外相とクリントン国務長官との間で行われた。
外相会談では尖閣諸島周辺は日米安保条約の対象であることを確認し、前原外相は同海域が日本の領土であるとのアメリカ側の暗黙の了解を得られたとすっかり気を良くしている。
ところが、日本がこれまで拠り所としてきた「尖閣諸島にわが国の領土であり、漁船侵入事件はあくまで日本の法律に則って粛々と進める」との政府見解を覆すような事態が起こった。今日になって沖縄地検は、拘留中の中国人船長を身分保留のまま釈放すると発表した。日本の国内法に則って処分を決めるとの前言を翻したのである。この判断では、下手をすると尖閣諸島は中国領であると受け取られかねない。案の定中国のテレビでは、尖閣諸島が日本領土ではないと日本が認めたとも報道されている。
おかしいのは、沖縄地裁の次席検事が記者会見して、これ以上拘留し事態を悪化させるのは国民への影響上良くないとか、今後の日中関係を考えると船長の身柄を拘留して捜査を継続するのは相当ではないとか、検察が政治的、外交的なコメントを述べたことである。まったく異例であり、その発言は3権分立の精神に抵触するのではないかとの懸念もある。その裏には検察と政府の間で裏取引があったのではないかと邪推もされる。早速柳田法相は、あくまで検察の判断であり指揮権を発動したことはないと噂を否定した。それなら検察は法に基づいて判断を下すだけで済ませ、余計なコメントを述べる必要がないのに、守備範囲を逸脱する外交、政治状況について主観的な考えを述べて、混乱を引き起こす原因を作った。
今後国内で議論を呼ぶだろう。すでに、名うてのタカ派である石原慎太郎・東京都知事が、釈放は間違った判断であると強く非難した。
数日前表沙汰になった大阪地検・主任検事の押収証拠品の改ざん事件といい、今日の判断といい、検察組織全体に検察の仕事に対する真剣さが足りず、思い上がった考えがあるのではないだろうか。
確かに中国による容赦のない仕打ちは強烈である。後から後から日本を苦しめようとボディ攻撃を仕掛けてくる。今日新たに明らかになった内外の事件は、中国河北省で日本人4人が軍事管理区域内に侵入したとして身柄を拘束された。天津では29日に予定していたイオン・ショッピングセンターの開業式典を延期することになった。日本にとってレアアースの最大の輸入国だった中国は日本へ向けた輸出を禁止したようだ。国内では明日から東京ビッグサイトで始まる「世界旅行博2010」に、中国は突如出展を断ってきた。よくもこれだけ立て続けに隣国へ陰湿な嫌がらせが出来るものだと思う。
一連の中国式嫌がらせに日本が屈服したとのイメージだけは持ってほしくないものである。
それに引き換え明るいニュースとして、大リーグのシアトル・マリナーズのイチロー選手が、今日前人未到の10年連続200本安打を記録した。日本国内のプロ野球記録ならまだしも、長い歴史を誇る本場の大リーグで誰も成し遂げられなかった快記録を達成したのである。多少もやもやが吹き飛び、すっきりした。
日中間の険悪な対立を、イチロー選手のクリーンヒットが吹き飛ばしてくれたわけである。イチローさまさまである。
1228.2010年9月23日(木) 馬淵大臣は「観光」大臣としての資質に欠けるのではないか。
お彼岸のお中日で、「暑さ寒さも彼岸まで」のことわざ通り、暑苦しかった気候が今日は10℃以上も下がって一転雨が降り冷気を感じるほどになった。沖縄へ新婚旅行中の二男夫婦から、沖縄の特産ガラスで製作した一対のコップを送ってくれた。
さて、民主党政権は新経済成長戦略の重点政策のひとつとして「観光振興」を打ち出し、とりわけ中国人観光客の獲得へ強い意欲を示した。私自身その意を念頭に、先般脱稿した「そこが知りたい 観光・都市・環境」の中で中国人のインバウンド・ツーリズムに関してページを割いた。
ところが、その旗振り役である新任の馬淵澄夫・国土交通省大臣が、昨日から奈良市内で開催されたAPEC観光相会談で渦中の尖閣諸島問題の影響であろうが、中国代表の祝善忠・国家観光局副局長とまったく接触しようとしない。両者はともに目を合わせることもなく、一言の言葉も交わさなかった。馬淵大臣は議長役を務めている、いわばホスト役である。ホストの役割はいうまでもなくゲスト全員がその場の雰囲気に馴染むよう心配りをするホスピタリティを求められる。集合記念写真の最前列中央で間に女性を挟んだ形ではあるが、すぐ近くにいながら口もきかないほどの仏頂面であり、副局長の表情にも戸惑いが感じられた。前日にも馬淵大臣は祝副局長の表敬挨拶を拒んでいる。
馬淵大臣は、あまりにも頑ななで「人と人とのふれあいを通して相手の伝統・文化を知る」観光を促進させ、監督するトップとしてはあまりにも資質に欠けているのではないか。大臣としては完全なミスマッチであると思う。この人は他人の気持ちを理解することが出来ない人なのではないか。
数年前耐震建築偽装問題がクローズアップされた際、当時野党の建築に詳しい馬淵大臣は、国会で鋭い質問を投げて、一躍時の人となった。「構想日本」のセミナーでも理路整然とロジカルに解説し説明して、中々の切れ者と思った。だが、相手の気持を斟酌する思いやりがない。これでは観光の真髄が分る筈がない。こういうミスキャストを冒すようでは、国家にとっても大きな損失となろう。日中関係がギクシャクしている時であるからこそ、観光部門は一層手を携えて協調するという気持がどうして出せないのか。
案の定、昨夕の大臣主催の晩餐会には副局長は、急遽出席をキャンセルした。これでまた、修復が一層難しくなった。こじれた問題の本質と発火点は、間違いなく尖閣諸島の領土問題である。だが、昨日の儀礼を欠いた大臣の対応は、別の問題である。そんなことも分らず、政権の重大施策「観光振興」をまったく配慮しないやり方はあまりにも常軌を逸している。これでは、日本が目標にしているインバウンドツアーの底上げと中国人旅行市場の活性化はしばらく時間がかかるのではないだろうか。
それにしてもお粗末な大臣である。採用されるかどうかは分らないが、午後朝日新聞「声」へ宛てて率直な心情を600字内にまとめ投稿した。
1227.2010年9月22日(水) 呆れた検察スキャンダル
前代未聞の呆れたスキャンダルである。大阪地検特捜部の主任検事が押収した資料を改ざんした容疑で逮捕された。昨日の朝日新聞トップ記事で大きく取り上げられたと思ったら、電光石火の早業で昨日のうちに容疑者がスピード逮捕となった。それだけ検察サイドも事態を深刻に受け止め、国民の不信を一刻も早く払拭しようと考えたのであろう。
容疑は、郵便割引制度を悪用したニセの証明書発行事件で、つい先日無罪判決を受けた厚労省の元局長・村木厚子氏の証拠書類として押収したフロッピー・ディスクのデータを、事件の主任である検事が改ざんしたというものである。本事件はまだ無罪が確定しておらず、検察も控訴を視野に入れていたが、流石に改ざんが絡む事件で世論の反発を慮ったか、直ちに上訴権を放棄した。これにより村木氏の無罪が確定した。
この事件は昨日のメディアに大きな話題を提供し、法務大臣、官房長官を始め、元検事らから検察に対して厳しいコメントが発せられていた。さらに最高検察庁内部でもことの重大性に鑑み、夜9時過ぎに最高検の伊藤鉄男・次長検事が急遽記者会見を行い、「重大、深刻に受け止め、事実関係を徹底的に捜査し、早急かつ厳正に対処する」と語った。
村木氏は個人的な行為と捉えずに検察という組織全体で検証してほしいと述べている。検察では改ざんの事実をまったく知らなかったのかと思っていたところ、今日になって新たな疑問が浮かび上がってきた。主任検事が改ざんした事実を同僚に話し、それを特捜部長に話して、大阪検察庁のトップである検事正に報告まで上がっていたという。これでは組織ぐるみで改ざんを隠蔽していたと見られても致し方ないのではないか。しかも、7ヶ月間に亘ってその事実に頬かむりだった。
警察官の違法はしばしば起こるが、まさかエリート中のエリートである検事、しかも悪を糾弾すべき立場の人間がこういう粗相を仕出かしたこと、そして検察内組織が改ざんの事実を知りながら黙っていた不祥事について、徹底的にその原因を究明し検証して国民の前に事実を明らかにしてほしい。さもないと普通の人間は、何をよりどころに善悪の判断をしたら良いのか分らなくなってしまうのではないか。
今日も暑い。今年71回目の真夏日となり、真夏日の回数としては過去最大である。明日は雨が予想され、冷え込むとあって暑かった今年の気候もようやく秋らしくなってくる。一方で大雪山黒岳では初雪があったが、昨年に比べて13日も遅いそうである。
さて、駒沢大学マスコミ研究所の公開講座も夏休みだったが、先週から再開された。最初の講義は息子の結婚式で出席出来なかったので、今日が最初の授業である。清田義昭講師が「マスコミの敗北」というビデオを見せてくれ、その後に話し合った。優秀作品として受賞したドキュメントで、外務省機密漏えい事件に関する内容で、西山太吉氏の取材から裁判までを追ったものだ。すべての授業に出席出来るかどうか分らないが、清田講師のこの授業も私にはとても面白く、考えさせてくれる。
1226.2010年9月21日(火) 日に日に悪化する日中関係
徐々にことが大きくなってきた。言うまでもなく、尖閣諸島への中国漁船侵入事件である。2国間でトラブルが起き紛糾した場合、普通ならなるべく火の粉が広がらぬように当事国は気を遣うものだが、最近の中国は経済力と軍事力を背景に、自分たちの言い分だけを一方的に主張して相手をへこませる強引な手法に出てくる。
今度のケースでも、非は日本にありとして主張が通らぬなら、友好関係に水を差すことでも何でも押し付けてくる。なぜ外交問題として領土問題を取り扱おうとしないのか。むしろ領土問題から離れて「日本憎し」から反日デモ、日中友好ムード撲滅の動きに出る。あまりにも大人気なく、身勝手な論理には呆れるばかりである。30年ほど前に中国へよく出かけていたころ面識のあった中国の人たちとは性格的に大分異なるようだ。
中国の若い世代は反日教育のせいで、頭の中に反日思想がこびりついているようだ。表面的にうまくいっている事柄でも、それが一旦こじれると抑えていた反日感情が表面化する。年配者の間では、日清戦争、日中戦争以来日本軍によって痛めつけられている筈にも拘わらず、それほど怒りを日本人にぶつけてくることがないのに反して、近年中国の若い人はすぐ日本に対して闘争的になる。
その原因として、メディアでも伝えられているように中国国内の政治基盤の不安定さから来る、政府当局の国民への遠慮がちの配慮がある。騒ぎがあまりに大げさになって、国が抱えている諸問題の原点を国民に嗅ぎつけられ、国民の不満が政府批判に向かうのを恐れているからである。
民主化が遅れている中国には3権分立はない。あくまで共産党による1党独裁政権である。現在日本で司法の手に委ねられている中国漁船長を政治的に釈放しろとの中国デモの言い分は、司法への干犯であり、まるで子どもの論理である。
一昨日中国の王光亜・筆頭外務次官は丹羽宇一郎・日本大使に対して閣僚級の交流を停止すると伝え、併せて航空路線増便交渉の中止も公表した。一方、民間交流のひとつである「北京国際観光祭」で参加待機中だった日本の参加団体の出演が急遽中止となった。それに呼応して中国側の招待で今日訪中する予定だった1,000人規模の「日本青年上海万博訪問団」の受け入れ延期も伝えてきた。旅費、宿泊費を中国側が負担するものではあるが、それにしても2日前になって特別の理由を伝えられることもなく、一方的に延期というのは、あまりにも礼儀に反している。ここまで民間外交を軽視しているのかと思うとがっくりである。いずれの民間団体の計画中止についても、中国側は「現在の雰囲気で友好交流事業はふさわしくない」だの、「安全を保証出来ない」だの、種をまいて不安を煽ったのは中国側であるにも関わらず、一方的に相手に責任を被せるやり方である。
ここまで両国間の関係が悪化すると、日本の観光庁が期待している中国人訪日観光客の今年の飛躍的な増加は難しいかも知れない。
中国政府の「聞く耳持たぬ」の威圧的な態度を見ていると、力で日本を屈服させようとの姿勢がはっきり見て取れる。今や行け行けドンドンの登り龍には、「退く」とか、「妥協」という言葉は目に入らない。
だとすれば、日中間の外交をこのまま黙って見ているわけには行かないのではないか。今は中国の出方をもう少し見極めようとしているのだろうが、そろそろ日本政府にも、解決への糸口を考える動きがあってもよい。このまま悪化した状態を放置しておくのは、両国の将来にとって決してプラスにはならない。