ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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1284.2010年11月18日(木) 菱山郁朗・駒沢大講師が「週刊新潮」で話題に

 今日駒沢大学で大泉克郎講師による「高度情報社会のメディア論」講義開始前に、受講者のひとり、須田修一さんが大泉講師に「週刊新潮」を手渡していたが、講義の冒頭に講師がその週刊誌の記事について説明と解説をされた。

 今日発売された「週刊新潮」11月25日号に、「『ナベツネ』と『氏家』を大批判した日テレの元政治部長」というタイトルで、「日テレ・元政治部長」菱山郁朗講師に関する記事が3頁に亘ってセンセーショナルに取り上げられている。併せて菱山氏の写真も掲載されている。菱山論文が記載された「駒沢大学マス・コミュニケーション研究所」発行の研究所2009年報の写真まではっきり掲載されている。

 実は、先日やはり日テレの元部長だった大泉講師からこの年報をいただいたところである。

 「週刊新潮」の記事というのはこういうことのようだ。菱山氏が、研究所年報に「ナベツネ」こと、読売グループ総帥・渡辺恒雄会長と日本テレビ・氏家斉一郎会長のワンマン的言動と読売グループ内に充満する2人の強烈な存在感を非難する論文を寄稿した。それが読売・日テレの首脳陣の怒りを買ったらしい。その論文とは「メディア権力の研究」と題するもので、菱山氏が日テレ在職中に取材したドキュメント番組の社内の見方や評価について、氏の視点で書いたものだ。リクルート事件当時、検察捜査が政治家にまで及んだが、菱山氏はリクルート社が社会党・楢崎弥之助代議士に賄賂を手渡そうとする現場を隠し撮りして話題になった。だが、当時の読売グループ首脳陣は隠し撮りビデオが自民党幹部、特に中曽根氏、竹下氏らに捜査の手が及ぶことを懸念して、そのスクープ的取材手法を批判したことを菱山氏は論文の中で不条理で納得出来ないとの感情を吐露し、同時に高齢にも関わらず渡辺、及び氏家両氏が読売グループ内に鉄壁の備えをして君臨し、隠然たる権力を行使している古い体質を堂々と批判した。

 恐らくそれが大方の読売グループ社員の本音だったのではないだろうか。だが、それは読売グループ首脳陣にとっては到底許せないことなのであろう。読売も日テレも菱山論文に対するコメントはしないとジャーナリズムらしからぬ逃げの姿勢に終始している。

 記事の最後では菱山論文を引用し、「身体を張って日々取材活動を続けている大多数のジャーナリストにとって全く模範とはならないし、健全なジャーナリズムは育たない。むしろ2人はジャーナリストとしては失格であり、一日も早く後進に道を譲って引退すべきだ」と手厳しい。そして、記事は「2人が単なる後期高齢者に成る日。その日を待ち望んでいるのは、ひとり菱山氏だけではなかろう」と結んでいる。

 菱山氏はすでに退職したとは言え、元読売グループ社員として中々思い切った行動をされたと思う。実は、先日私の共著を菱山氏へお送りした際、この論文は久しぶりに力を入れて書いたので、ぜひじっくり読んで欲しいとメールをもらったところである。

 まだ、さらっと目を通した限りでは、事実をしっかり記述しているとの印象が強い。じっくり読んで感想を菱山氏へ書き送るつもりだ。実は、菱山氏から氏の12月14日の最終講義に、聴講と懇親会に参加しないかとお誘いがあったばかりである。残念ながら当日は飯田ゼミの忘年会があるので、出席出来ないが、近日中にお会いすることがあるならいろいろ話し合ってみたい。

 それにしても、菱山氏は蛮勇をふるって行動した、気骨のある人だ。その勇気ある言動に敬意を表し、喝采したい。今度お会いした時、とくと話し合えるのが楽しみである。

2010年11月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1283.2010年11月17日(水) 「はやぶさ」 お見事!

 昨日注目すべきニュースが2つあった。ひとつは、裁判員制度としては初めて横浜地裁で死刑判決が下されたことである。しかも、どういう意図か分らないが、裁判長が被告に控訴するよう話をしたことである。真意については憶測の域を出ないが、それでも各界から裁判長の気持を量りかねるとのコメントが寄せられたりして世論は揺れている。

 今日駒沢大学で清田講師は、裁判長の発言には裁判員の負担を軽くする意味があるのではないかと話された。確かに控訴すれば、2次裁判である東京高裁で裁かれることになる。その場合は裁判員が参加しないので、仮に死刑の判決が下されても裁判員が関わった割合が小さくなり、負担が軽くなる。無期懲役になれば、プロの裁判官が自分たちのクビキを多少解いてくれたように感じられる。深刻な心境を語っていた裁判員の姿を見ていた裁判長は、そんなことを望んでいたのかも知れない。

 しかし、異例な発言の裏には、裁判長が自ら下した死刑という判決に自信を持てないからだとか、これでは裁判員制度導入の意味がないとか、議論百出である。

 もうひとつのニュースは、6月に回収された宇宙衛星「はやぶさ」のカプセルから小惑星「イトカワ」の成分が採集されたことが証明されたことである。これは文句なしに素晴らしい業績であり、日本の科学技術のレベルの高さを世界へアピールするものだ。

 公式発表するひな壇席の宇宙航空事業団(JAXA)関係者の嬉しそうな顔が何とも微笑ましい。

 「はやぶさ」が、打ち上げられたのは2003年5月で、05年11月には20億㎞も離れた小惑星「イトカワ」に着陸した。だが、05年12月から06年1月の間は通信が途絶えて一時行方不明になった。JAXA研究者や職員の懸命な回復作業の末、漸く07年4月に地球へ向けて出発することができた。そして3年後の今年6月地球へ戻ってきた。それ以来JAXAでカプセル内に約1,500個の微粒子を確認した。

 専門的なことは分らないが、この結果には宇宙のロマンを感じるとともに、精度の高い技術を駆使して、精巧なロケットを製造して宇宙へ打ち上げ、一旦は故障して通信も途絶する苦難の中で、再び「はやぶさ」制御して地球へ戻すというオペレーションには、感嘆するばかりである。技術も凄いが、このプロジェクトに関わった関係者の辛抱強い努力と研究心には頭が下がる。最近にはない慶事であり、心から嬉しく誇らしく思う。

 このところ政治、外交、経済で行き詰まり状態だった日本も、科学分野では世界に冠たる実力を証明してくれた。大いに自慢して良いと思う。

2010年11月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1282.2010年11月16日(火) 事業仕分けは国の政策と矛盾している。

 昨年政府の事業仕分けが注目され、大方の喝采を浴びた。これは私も所属する政策シンクタンク「構想日本」の提言を受けて初めて実行されたもので、国の事業内容の効率性と無駄をびしびし査定して、その必要性に断を下したものである。

 それが、どうも言いっぱなしになり、中には看板の付け替えをすることでしぶとく生き残る事業もあって、実際には喝采を浴びた仕分けの成果にも疑問が呈された。そして、昨日事業仕分け第3弾後半戦が始まり、過去の仕分け結果が予算要求に充分反映していない事業を対象としてチェックが為された。

 仕分けでは対象となった28事業の内、9事業が廃止、6事業が予算圧縮、6事業が見直しとされた。その中で国の重要政策とされた観光が、オヨヨと思わせる国家の政策に逆らうような判断が下されたことには唖然とさせられた。

 観光関係の3事業の内、「観光地域づくりプラットフォーム支援事業」が予算要求を半減され、これからの観光業の目玉とされている「訪日旅行促進事業(VISIT JAPAN事業)」は予算要求の1/3を圧縮され、今後期待される「国際会議の開催・誘致の推進」は、何と予算計上が見送りとされた。

 観光は菅政権の成長戦略の主要な柱ではなかったのか。

 観光については、言うまでもなく近年国は経済再生の柱のひとつとして力を入れていくことを強く意識して、観光立国懇談会を発足させ、観光立国推進基本法を制定し、更に観光立国推進基本計画も策定して、着々と環境整備を行い、実効も上がっていた。更にその執行機関として一昨年には国土交通省は、外局として「観光庁」まで発足させ、わが国の遅れた観光行政を推進するための目標と枠組みは漸く緒に就いたばかりである。

 近著「そこが知りたい 観光・都市・環境」の中でもこれらの政策を評価し、近未来の観光振興に大きな期待を抱いていたことを記述したばかりである。しかも、観光の振興はこれまで国の強い支援策もなくほとんど民間の手によって行われてきた。事業仕分けチームは、国家予算を削減すると強圧的な文言を弄して、観光庁予算が倍増している(21年度62.5億円→22年度126.5億円)と言いがかりをつけているが、厚労省の22年度一般会計予算27兆円と比べれば分るようにごく些少であり、観光は雇用創出を含めて経済的にも成果が上がることは明らかである。

 それより何より、昨日まで観光は日本経済の切り札だの、21世紀は観光の時代だのと散々観光業界を踊らせておいて、その挙句にポイ捨てとは、やはり腹の中では観光産業は蔑視されているのだと改めて認識した。

  NHK「ニュース7」で、民主党が決めた政府予算を同じ民主党議員が事業仕分けで、廃止を決めるのはおかしいと民主党内から批判的な意見が出てきたと伝えていた。出足は良かったが、このところ事業仕分けに対する全面的支持という風向きが、少しずつ変わりつつあるようだ。

 それにしても納得がいかないのは、仕分け人と質問に対する説明者が観光の実態と本質についてまったく分かっていないことである。そういう人たちが過剰なパフォーマンスで演技している。これでは残念ながら日本の観光産業はいつまで経っても日の目を見ることはないのではないか。

 ところで先般オープンしたいま話題の羽田空港国際線ターミナルビルを見学がてらランチをいただきに妻と出かけた。まあ物見高い見学客を含めてロビー周辺と土産物店、レストラン街は芋を洗うような人混みだった。昨年12月に新管制塔見学で訪れた時とはまったく変わった熱気が充満していて、新しい観光ブームが元気づけてくれるような気がした。

 そんなムードに引き比べ、何と事業仕分けはがっかりさせてくれることだろうか。残念ながら政治家には肌で感じる観光の臨場感は分かるまい。

2010年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1281.2010年11月15日(月) 横綱白鵬64連勝ならず。

 今日は大きな国内ニュースが2つある。ひとつは、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の映像を‘You Tube’を通して外部へ流した海上保安官について、検察庁と警視庁は逮捕せず任意捜査を続けると発表した。対立する2つの説がある。国家機密守秘義務違反で逮捕すべきという声がある一方で、一部の国会議員に映像を見せ、議員がテレビでその内容を話した以上秘密とは言えないので、国家機密には当たらないという説がある。

 但し、組織として機密扱いで管理していた情報を個人の感情だけで外部へ広く流した行為が簡単に許されるのでは、海上保安庁に限らず、組織自体が成り立たないのではないかとの懸念もある。

 いずれにせよ、毅然とした姿勢が見られずガタガタするばかりで、今後も同じような事件が起きるのではないかと心配である。

 もうひとつのニュースは、大相撲九州場所で昨初日まで63連勝を続けていた横綱白鵬が、平幕稀勢の里に破れた。名横綱双葉山の記録69連勝を破るのではないかと期待されていたが、野望は潰えた。

 海外では、ビルマのアウン・サン・スー・チーさんが解放され、早速国民民主連盟(NLD)本部前で約4万人の支持者を前に声明を発表した。長い間の自宅軟禁状態にも拘わらず、常に身の回りで監視していた軍政の係官は優しい対応をしてくれたと係官を非難することはなかった。彼女の心優しく、思いやりのある人柄が偲ばれる。

 スー・チーさんは声明の中で、2千人以上に上る政治犯の釈放を求めるとともに、今後は軍政当局とも話し合いを進めると語ったが、彼女がこういう心情を話すのは初めてである。これまで民主化について、当局とは考えを改めねば話し合いは出来ないと頑なに語っていたが、長い軟禁状態の末、現状打開のためには自分たちの言い分を主張するだけではなく、相手の言い分も聞いてその中から妥協点を見出そうと考えを変えたのではないか。これもひとつの智恵であるので、支援する民主化仲間の同志らと充分意見調整をして、ことに当たってもらいたいものである。

 現時点では双方の考え方には、大きな隔たりがあるので、そう簡単に妥協点を見出すのは難しいと思うが、今は最悪状態で、これだけ世界中から非難を浴びている現政権が話し合いに応じようとしない以上、最善の策がダメなら次善の策を考えてみるのもひとつの方法ではないかと思う。

 それにしてもいつも現在の軍事政権の背後に見え隠れする中国の存在を、世界の民主化の声で表に炙り出す必要があるのではないかと思う。

2010年11月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1280.2010年11月14日(日) スー・チーさん解放される。

 昨夜ビルマの民主化運動指導者であるアウン・サン・スー・チーさんが7年半の自宅軟禁を解かれ、取り敢えずは自由の身となった。珍しくビルマ国営放送もこのニュースを伝えたという。心配していたが、軍政側から今後の行動に対して格別の教育的指導や制限はつけられていないので、当面表面的には政治活動に関して支障はない。

 しかし、過去の例を見る限り、解放直後は何の条件をつけずとも、行動を起こすと君子豹変して無理難題を突きつけ、従わないと身柄を拘束するというのがこれまでの軍政当局のあくどいやり方だった。ここ当分双方の動きから目が離せない。

 ところで、以前(2008年)に見逃してしまったNHKのハイビジョン特集「ボルガ河民族復興の大地をゆく」という2時間番組が昨深夜再放送されたので、録画しておき今日ゆっくり観賞した。

 さすがNHKと言おうか、カネと時間をかけてじっくりボルガ河沿岸の歴史ある自治国と都市を巡っている。これまで知らなかったボルガ沿岸の歴史と民族の興亡を、船旅で牧歌的な風景を見せながら紹介してくれた。中々興味深い労作である。

 7年前シベリア鉄道でシベリア大陸を横断した時、ボルガ河の鉄橋を渡り、思わず「ボルガの舟唄」が口を突いて出たが、あの滔々と流れる母なる川ボルガを、首都モスクワからカスピ海河口のアストラハンまで3,600㎞を下る10日間の旅は、シベリア鉄道同様にいろいろなことを深く考えさせてくれる旅である。

 モスクワからタタール人の街カザフを皮切りに、スターリン時代に悲哀を味わったコサック人の街サマラ、ドイツ出身のエカテリーナ女帝が作ったドイツ系移民のサラトフ、独ソ戦攻防のボルゴグラード(旧スターリングラード)、モンゴル系カルムイク人のカルムイク自治共和国、そして最後はアストラハンに寄港する。それぞれの寄港地で、異なる民族の歴史の変遷を教えてくれる。特に印象的だった都市のひとつは、ドイツ系移民が居住するサラトフとボルゴグラードで、独ソ戦開始によりかなりの数の住民が死亡し、生き残った住民はシベリアへ移住させられ、偶々戦後初めて里帰りして旧居住地で思い出に耽る重苦しいシーンには心を打たれた。

 それにしても帝政ロシア時代、そして革命からソ連邦瓦解までロシアが行った民族弾圧は、今日においてもロシアが旧ソ連時代の共和国に対して行っている政治的弾圧の行動からも垣間見ることができる。

 カルムイク自治共和国が、ソ連崩壊後に国内にチベット仏教を生き返らせ、ヨーロッパ唯一の仏教国として仏教を信じることの素晴らしさを語る若きイリュムジンスク大統領の自信に満ちた顔が印象的だった。

 いずれにせよこういう意欲的なドキュメントを心ゆくまで観賞出来るというのは、素晴らしいことだ。この番組は、これまで何年間にも亘って放映されたBSドキュメント番組の中から選りすぐったものなので、素晴らしいと頷けるにしても、ドキュメント番組にとりわけ関心が強い私にとっては、つくづく有難いと思う。

 昨日開催されたAPECも今日閉幕した。議長国として菅首相が将来のビジョンについて総括スピーチで締めたが、存在感は極めて薄かった。意識的に中国の胡錦濤・国家主席を見るせいか、メディアまで混乱している。お笑い種だが、昨日朝NHK「あさいち」に出演していた左手のピアニスト・館野泉さんを、テロップが東京芸大ピアノ科を「主席」で卒業したと紹介した。最後まで訂正されなかったところをみると、NHK内でも間違いに誰も気付かず、相当胡錦濤「主席」に幻惑されて、「主席」だか、「首席」だか分らなくなっていたに違いない。

 まあ今回のAPECは成果こそないが、大きなミスもなく終ったのは、不穏な雰囲気の中で開催されたケースとしては、まずまずなのかも知れない。

2010年11月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com