ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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1651.2011年11月20日(日) アジアで米中の綱引きが露骨に

 昨日ASEAN 10カ国と日中韓など域外8カ国でつくる東アジアサミットが開かれたが、このところ連日ASEANの拡大とTPP加盟問題がメディアで大きく取り上げられている。ややこしいのは米中両国が日本を主にアジア・太平洋諸国を自国の経済圏拡大のために中国はASEANへ、アメリカはTPPへの参加を呼びかけていることである。

 だが、日本の場合それぞれの加盟問題が充分議論されない内に結論だけが走り出したことで事態をやや複雑にしている。わが国ではTPPについて事前に政府から国民への説明がなされることなく、野田首相がホノルルの首脳会談でTPPへの交渉参加を表明した。これによりカナダ、メキシコが雪崩現象的に参加を表明することになり、TPP域内取引は世界貿易額のほぼ40%に当ることになった。これに慌てたのが中国政府である。

 ASEAN+3(日中韓)となれば、その貿易額は世界全体の23%となり、これにインド、オーストラリア、ニュージーランドが加わるASEAN+6となれば、全体の27%となる。経済関係のみならず、政治的にも大きな力となるので、中国は必死になって日本へアプローチし始めた。これにより巨大になる域内を中国自らが取り仕切ろうというのである。

 最近は国際問題が経済がらみというより、政治的な主張が強まってきた。米中間で応酬となった南シナ海の領有権、海洋安保の問題がとりわけターゲットになっている。オバマ大統領が領有権では国際法に基づく主張が必要だと述べたのに対して、中国の温家宝首相が南シナ海問題は中国と領有権を争う国との直接協議で解決すべきと主張し、更に外部勢力はいかなる口実であっても介入すべきではないと反論した。

 しかし、中国の言い分は些か虫が良すぎる。国際法上領有権が認められそうもない公海上、或いは他国領有海上に一方的に進出して紛争を捲き起こしていながら、当事国となった自国と相手国以外は口出しするなと言わんばかりの横暴で排他的な論理は、到底他国を納得させることはできまい。これから中国はどういう経緯で、周辺諸国を納得させ領有権問題に決着をつけるか。注目してみたい。

 さて、プロ野球日本シリーズが福岡ソフトバンク・ホークスと中日ドラゴンズの間で熱戦を繰り広げていたが、シリーズは最終第7戦まで持ち込まれ、今日やっと決着がついた。今年の日本一は4勝3敗でドラゴンズを下したホークスと決まった。ホークスは昨年パ・リーグで優勝しながらクライマックス・シリーズと呼ぶおかしな制度で破れ、日本一への挑戦権を失った。それだけに今年の日本一に賭ける意気込みは相当強かったと思う。

 このシリーズの間に巨人軍の人事問題が絡んだ清武英利・球団代表による渡辺恒雄・読売新聞会長告発問題があり、シリーズは野次馬的に水を注され、少々後味が悪かった。しかし、シリーズは僅差で緊張した試合の連続で、シーズン最後を飾るに相応しい試合ばかりだった。他にもいくつかの問題点を曝け出した今年のプロ野球界だが、もう少し経営者が現実に抱えている問題を真剣に考え是正していかないと、ファンが去りいつかは寂れて行ってしまうのではないだろうか。

 優勝インタビューでホークス秋山幸二監督が、東北大震災によりシーズン開幕が遅れ、震災に見舞われた被災者のために全12球団が一丸となって被災者に元気を与えられるよう頑張ってきたと述べてくれたことがせめてもの救いである。経営者にもこのくらいの気持ちが欲しいものである。

 プロ野球界は内部に抱えた小さな問題を過小評価することなく、謙虚に反省したうえで、来シーズンに向けて再出発を期して欲しいものである。

2011年11月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1650.2011年11月19日(土) ビルマ情勢からしばらく目が離せない。

 ここへ来て俄かに脚光を浴びているのがビルマ(ミャンマー)の存在である。新聞記事でもここ1週間の間にぐっと露出度を増している。今朝の朝日ではトップ記事であるばかりでなく、2面でも大きく取り上げられている。それは軟禁状態から解放された民主化運動指導者、アウン・サン・スー・チー女史と彼女が率いる国民民主連盟(NLD)が選挙に参加することを決めたことが大きな理由である。来年行われる上下両院の補欠選挙に立候補するため、彼女が率いる国民民主連盟(NLD)は政党として再登録することを中央委員会で決定した。昨年の選挙の際、彼女らNLDが選挙は公正でないとしてボイコットしたが、結果的に反ってNLDの活動が制限されることになった点を反省し、改めて現行の制度の中で自分たちの存在を主張した方が自分たちにとって有利だと判断したのである。

 それよりビルマ政府がスタンスを変えつつあるのは、2014年のASEAN首脳会議で議長職を熱望し、そのためにはASEAN諸国との友好的な外交関係を取り戻すことが必要であり、同時に欧米諸国から受けている経済制裁がビルマ経済に大きな負担となり、その解除が重要だったからである。欧米からの制裁解除には民主化運動で収監されている政治犯を解放することが条件であり、まだその条件は満たされていない。欧米諸国にとってビルマの要望を聞き入れようと考えたのは、ビルマ自体が少しスタンスを変えつつあるが、それ以上に欧米諸国がビルマは非民主的と非難を強める裏で、中国政府が離反している隙間に潜り込むような形で経済投資を強め、ビルマ国内における存在感と影響力を強めつつある実情に危機感を抱いたからでもある。

 今月イギリスの大臣がビルマ入りを果たし、アメリカも来月にはクリントン国務長官をビルマへ派遣し今後の外交について話し合いをすると発表した。今後ビルマの民主化がどの程度進むのか、中国と欧米諸国の経済支援シェア争いがどうなるのか、何とかビルマ支援に絡みたい日本政府はどういう方策とルートで非民主的なビルマ政府へ食い込むのか、当分目が離せない。

2011年11月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1649.2011年11月18日(金) タンゴを楽しむ。

 7月に慶応の「KBRタンゴ」によるタンゴを鑑賞したが、今夜はその続編で同じ「KBRタンゴ」のディナー・コンサートが神田・如水会館で行われた。前回と同じく利光さんご夫妻からお誘いを受け、同じゼミの島田さんご夫妻、須藤さん、後輩の野上さんご夫妻と妻の9人でのんびりアルゼンチン・タンゴを楽しんだ。皆さんタンゴに詳しいのには舌を巻いた。私は心地よく聴くだけである。演奏される曲はポピュラーなものばかりなので、飽きることもなく充分楽しめた。ステーキ・ディナーとワインも東京會舘が賄っているので中々美味く堪能することができた。

 演奏された曲目はシャンソン風の「小雨降る経」を始め、「ラ・クンパルシータ」以下全て世界的に流行ったタンゴだった。その中でひとつだけ日本の曲を演奏してくれた。5年前に102歳で亡くなられた高木東六さんの名曲「水色のワルツ」だ。この曲については強い思い入れと想い出がある。

 実は、妹の結婚披露宴の折に作曲者の高木さんご自身が妹夫婦のためにわざわざこの「水色のワルツ」をピアノを弾いて祝ってくれた。その後藤沢市内で弾き語り的なトークショーを行った時に、父から頼まれて鶴見のご自宅と会場間を高木さんの運転手役を務めたことがある。トークショーでは作曲された軍歌「空の神兵」について、キーを叩きながら思い出を語られ、今でも通用する良い曲だと自画自賛されていたことが強く印象に残っている。確かに「空の神兵」は、パレンバンの落下傘部隊をテーマに取り上げたリズム感のある歌で、私も気に入っている名曲だ。

 司会者が年配者の多い参会者を意識して、元気に長生きする秘訣のキーワードを紹介してくれた。イニシアルが「カ・キ・ク・ケ・コ」だそうである。カ=感動、キ=興味、ク=工夫(考える)、ケ=健康、コ=恋、だそうである。余興として講義の息抜きに活用させてもらおうと思う。

 タンゴを楽しみ、ディナーを楽しみ、晩秋の一夜を寛ぐことができた。

 さて、日本のTPP加盟交渉を巡り、環太平洋諸国とアジア諸国の間で駆け引きが始まっている。今日インドネシア・バリ島で開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議で、「日本・ASEANバリ宣言」を発表した。ただ、今アメリカと中国の経済圏拡大競争が過熱しつつある。アメリカは日本をTPPへ誘い込むことに成功した。まだ諦めきれない中国は、しきりに日本をASEAN同盟へ引き込もうという気持ちでいる。中国の東アジア地域における覇権的な行動が少々気になる。どういう結果になるだろうか。

2011年11月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1648.2011年11月17日(木) イタリアの閣僚には政治家がひとりもいない。

 国会が論戦を戦わせているようだが、今日衆議院行政監視委員会で話題の事業仕分けが行われた。ターゲットは公務員宿舎建設、高速増殖炉「もんじゅ」、独法・原子力安全基盤機構への天下りなどである。元々仕分け導入に貢献したのは政策シンクタンク「構想日本」で、メルマガを通して会員でもある私への仕分け見学の案内があった。関心があったが、昨日も遅くまでセミナーもあることだし、今回は見送ることにした。ところが、今朝「知的生産の技術研究会」八木哲郎会長から電話があり、これから衆議院の事業仕分けを見学に行くという。そういうことなら一緒に見学すれば良かったかなと思ったが、会長は折角霞ヶ関へ行くので、近くの議員会館・森喜朗事務所へ挨拶に行きたいという。先日森元総理に関して書いた拙稿を掲載した「知研フォーラム」を、森事務所に大量部数購入していただいたお礼を伝えたいと言われる。取りあえずその旨を森事務所の長谷川秘書に連絡した。

 それにしても八木会長の変わらぬ自己啓発と知的生産ぶりには脱帽である。私より5歳年長だから、78<歳になられるのに、今も前向きに貪欲に学ぼうとしておられる。その意気や大いに見習うべしだと思う。近くに良いお手本がおられるので、若輩者の私だって負けじと頑張る気持ちになる。会長は私にとって良い意味の刺激剤となってくれている。

 さて、ヨーロッパの経済危機により、ギリシャ政府はパパンドレウ首相が辞任してパパデモス新内閣が発足した。ギリシャ危機に引っ張られてヨーロッパ第3の大国イタリア経済も怪しくなり、遂に粘りに粘っていたベルルスコーニ首相も辞職せざるを得なくなった。新たに首相になったのは、前任者とは異なり醜聞とは無縁の経済学者のマリオ・モンティ氏である。ヨーロッパ委員会委員を無難にこなしていたが、政治家として実務をどう切り盛りしていけるか。異例なのは、モンティ内閣の閣僚に自分以外に政治家がひとりもいないことである。国家の政治を行うのにプロの政治家が加わらないというのも珍しいし、常識的には考えられない。

 モンティ首相の言うことがふるっている。「協議の中で、政治家はいない方がよいという結論に達した。邪魔が入らないからだ」とは、政治家がまったく信用されていないことだ。政治家は邪魔者と見られているのである。

 日本でも似たようなものだと思う。政治家よりレベルの高い人たちが決めれば、政治家がいない方が物事はスムーズに進むだろう。政治家が劣化したということだろうか。忘れてしまったマックス・ウェーバーの名著「職業としての政治」を再び読んでみようと思っている。

2011年11月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1647.2011年11月16日(水) 脱原発のセミナーで考える。

 日本ペンクラブ主催の「脱原発を考えるペンクラブの集い」が日本プレスセンターで開かれた。脱原発に関するセミナーをペンクラブが開くのは初めてである。著名なジャーナリストが個々に反原発について自己主張されたが、中々面白かった。番外編として、会場でひとりの老人が手書きのポスターを掲げながら歩き回り大声で叫んでいて事務局と揉めているように見えたので、右翼が発言させろと喚いているのかと思ったらそうではなく、最初の質問者として司会の常務理事・高橋千剣波氏がその老人を指名した。

 私の2席離れた場所に座っていたが、ボヤキや独り言が多く甚だ迷惑だった。些か乱暴な発言で、冒頭からペンクラブ内の殺人者をペンはどう考えるのかと浅田次郎会長に食下がる有様だ。槍玉に挙げられた殺人者とは田原総一朗氏ほかを指している。名指しされた老人は、何とお久しぶりの表舞台登場となった、法政大学名誉教授・袖井林二郎氏だった。かつてのリベラル派論客である。岩波の月刊誌「世界」でしばしば論文を読んだことがある。あれだけ高名な学者がこれほどエチケットを欠いた行動をされるとは意外だった。300名ほどの参会者の中であのような自分本位の行動をしたんでは、仮に正論だとしてもあのパフォーマンスでは真面目に聞き入れてもらえないのではないだろうか。もう少し節度のある言動で筋道を立てて話をするのが自説を理解させるひとつの手段だと思うのだが・・・。

 さて、本論だが浅田次郎会長、弁護士・梓澤和幸氏、落合恵子氏、金丸弘美氏、見城美枝子氏、俳優・中村敦夫氏、野上ふさ子氏、フォトジャーナリスト・広河隆一氏、専務理事・吉岡忍氏がそれぞれ5分程度の反原発スピーチを行った。

 浅田会長が核は戦争と同じで、ドイツが核開発を止めたのに原爆被災国である日本が再稼動に踏み切ったのには、他に理由があるからではないかと首を傾げていた。落合氏が自分たちは安全地帯にいるが、被災地にいる子どもに申し訳ないと述べ、原爆と原発は同根だと話された。

 梓澤氏は原発の受難者を共感する気持ちが必要だと述べ、マーチン・ルーサー・キング牧師の言葉を引用された。福島の子どもたちを救うために若手弁護士30人が活動を始めたと語った。

 印象的だったのは、写真家の広河隆一氏がパワーポイントでトツトツと話された、チェルノブイリと福島の現場の写真だった。広河氏の指摘されたポイントは、①私たちは事故発生の時、何をなすべきだったのか、②いま私たちは何をなすべきか、に集約される。そして、IAEA並びに原子力と結びついた御用医学者をこき下ろし、小児甲状腺ガン発生の危険性を糾弾し、ペンは変わらなくてはいけないとアピールした。特に、IAEAの腰巾着のようになって危うい安全調査報告を出している、長崎大学グループの重松逸造・放射線影響研究所初代理事長と弟子で2代目理事長の長滝重信教授を厳しく非難していた。

 休む間もなく話は続けられ、2時間以上に亘り熱心な議論が交わされ、久しぶりに熱気を感じたセミナーだった。だが、落合氏が「1,000万人のアクション」で反原発行動を行っているが、中々大きな力とはならないと壁を感じていると述べていた。ひとりひとりが行動を起すことが目標へ向けて力となる。

 翻って私にはどんな行動を起こせるだろうか。いつまでも傍観者であってはならないと思っている。壇上の9人の識者はみんな私より若い。気持ちはあっても、近年は体力が必ずしも伴わないことに忸怩たるものがある。

2011年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com