充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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1781.2012年3月29日(木) セルビアの抒情詩人の日本語訳書とコンサート
セルビアの国民的叙情詩人ニェゴシュの「山の花環」と「小宇宙の光」を共訳書として出版したベオグラード在住の山崎洋さんから日本国内における文庫本出版の橋渡しを頼まれ、今出版ニュース社の清田義昭社長にお願いしているところだが、一昨日共訳者の田中一生氏の奥様から両共訳書を送っていただいた。装丁を見ただけで、相当手がかかり丁寧に作ったという印象である。特に「山の花環」は、版も大きく真っ赤な厚手の表紙は強いインパクトを与えてくれる。詩にもちょっと目を通してみたが、短いが重厚な感じである。詩の良さは中々分からないが、心に訴える力は充分あるように思う。拾い読みしてみると19世紀前半の作品であるが、トルコへの恨みつらみや、トルコ戦争の表記が多く見られる。セルビアとトルコとの間で相当激しく戦われていたことが窺える。地味な詩というカテゴリーで、著者はセルビアでは高名な詩人ではあるが日本ではほとんど名を知られていないだけに、積極的に出版を引き受けようとするところが現われてくれるだろうか、若干気にかかる。何とか引き受けてくれる出版社が現われないか願っている。
山崎さんからはこれとは別に今月14日ベオグラードで行われたヴァイオリニスト豊嶋めぐみさんのコンサートが上手くいったとの知らせを受け、彼とともに喜び合った。特に「海ゆかば」を作曲した信時潔の曲がお好みの豊嶋さんが特別に同じ信時作曲の慶應義塾塾歌をベオグラードで奏でてくれたのである。
今年1月海外における慶應に関する貴重な情報としてコンサート開催について慶應義塾に知らせたところ何の反応もなかった。関心がないのだろうと放念していたところ、昨日になって突然「三田評論」編集部から、そのコンサートについて山崎さんに感想を書いて欲しいとの申し出があった。ここでつい一言皮肉を言ったうえで、山崎さんに連絡すると伝えた。今朝山崎さんから執筆を承諾するとのメールがあったので、「三田評論」に伝えた。担当者は大喜びである。海外で、それもバルカン半島のベオグラードという特殊な場所で日本人によって母校の校歌が演奏されたというニュースは、塾員の、それも海外在住の塾員からも大きな反響を呼ぶのではないかと思い、彼の寄稿を楽しみにしている。
1780.2012年3月28日(水) 呆れられている野田首相の外交センス
NPO法人JAPAN NOW観光情報協会の理事会が開かれた。5月の総会に向けた2011年度予決算の報告及び承認である。12年度は役員が大幅に交代する。健康上の理由もあって、10年近く理事長の職にあった松尾道彦氏が退かれ、新たに副理事長の大島慎子さんが理事長に就かれ、事務局長も交代する。大島さんはこれまで筑波学院大学教授を務めていたが、4月1日付で学長に就任されるという。2代続いて国交省出身の理事長だったが、3代目理事長は航空会社出身の女性学長である。この点でもわがNPOも従来の方針を踏襲するだけでなく、新たな活動をアピールしていくチャンスでもある。
なお、今まで割合豊かな財務状況だったが、団体会員の中には電力会社、建設会社、運輸会社が多く、震災の影響も受けている会社もあるので、これからは団体会費支出の面で厳しい点もあるのではないかと心配でもある。
一旦理事会から帰宅して日本旅行作家協会月例会に出席する予定だったが、どうも気分的に今ひとつぱっとしないので、事務局へ電話して出席することをお断りした。迷惑をかけることになったが、健康に関わることなのでお許し願うより仕方がない。
さて、昨日の本稿でも取り上げたが、野田首相のソウル開催の核セキュリティ・サミットへのスピード出張については、今朝の朝日社説でも早速厳しい指摘がなされた。「日本外交の不在を憂う」と厳しい目で取り上げられ、冒頭から「いやはや、ここまで日本外交の『不在』ぶりを目の当たりにすると、残念を通り越して空しくなる」と呆れられている。さらに「もともと、野田首相は核サミットの主人公のひとりになって当然のはずだ。日本はこれだけの原発事故を経験しているのだ。世界と共有すべき教訓も、ともに解決していくべき課題も山ほどある。北朝鮮のミサイルに対しては、最も切迫した脅威を受ける国ではないか。それなのに、首脳たちとひざ詰めで話し合う機会を、みすみす逃してしまった」と慨嘆している。朝日の主張する通り外交オンチも極まれりである。首相の外交センスも酷いが、ついて行った取り巻きも酷いものである。その側近のひとり、斉藤勁・官房副長官のセリフには開いた口が塞がらない。曰く「首相が出席したことを評価すべきだ」だと。上から下まで関係する政治家は、誰も彼もがみんな外交オンチなのだ。まったく空気が読めないようだ。これではわが国が諸外国から外交オンチの国として相手にされず、見放されても致し方ない。
ばかばかしいようだが、首相が手抜き外交をやって消費税値上げ法案決定のため急遽帰国したお陰で、民主党は議論を打ち切って消費増税法修正案を了承することができた。だが、与野党間、党内、及び連立を組んでいる国民新党との間に不満の火種を残した。今後これが党内に大きな亀裂を残さなければ良いがと願う。
1779.2012年3月27日(火) どうにも日本のトップの動きが理解できない。
消費税値上げで国会は与野党間、また民主党内で議論にならない議論が連日8日間に亘って繰り返されているがまったく前進せず、その他にもあまり明るい話題はない。防衛問題は、田中直樹・防衛大臣のお粗末な答弁と対応だけが格好の話題になっているが、沖縄の米軍基地移設問題もデッドロックに乗り上げてしまった。僅かに米海兵隊の沖縄からの移転問題が日米防衛担当部署の間で密かに話し合われているようだが、これには費用の上乗せばかり押し付けられている。日本の負担額がこれまで約2300億円だったが、アメリカの軍事費予算削減の影響を受け、1200億円程度が上積みされるらしい。また、日米防衛当局間では嘉手納基地以南の米軍基地内の施設返還を約束していたが、これも先延ばしされるらしい。安全保障上の問題とは言え、施設はそのまま帰されず、費用は水増しされるのを黙って認めるだけである。こういう相手国の言いなりになる外交交渉を何と呼ぶべきだろうか。
あらゆる日本の外交はほとんど機能せず、今では韓国のスマートな外交に太刀打ちできないありさまである。昨日から第2回核セキュリティ・サミットが韓国のソウルで行われ、世界の首脳がソウルに集まっている。ホスト国の李明博・韓国大統領はアメリカのオバマ大統領や胡錦祷・中国国家主席らと会って北朝鮮の弾道ミサイル打ち上げに対する非難スピーチを行い、その存在感をアピールしている。李大統領の際立った訴求力に比べて、わが野田首相は消費税値上げの党内対策に追われて昨晩遅くやっとソウル入りする有様である。まったく影が薄いのだ。党内のわがままに引きずられて、首脳外交に遅刻とも受け取られかねない登場では、いくら正論を述べたところで参加国から評価されないし、世界へのアピールという点でも大分弱いのではないだろうか。午前中にサミット会議に出席して福島原発事故に関する反省と今後の対策を述べたとの報道はあったが、驚いたことに、その野田首相が今夕には、官邸で民主党幹部らと会議を行っている。サミットの共同声明が発表された時、首相はその場にいたのだろうか。もし、その前に失礼したとすれば、野田首相は日本の総理大臣として注目されるべき立場と責任があるということが分かっていないのではないだろうか。
日本は唯一の被爆国として、また福島原発事故の収束対応を行っている最中にあり、わが国の立場はサミットで大いに注目されている。にも関わらず、お先に失礼とばかり帰国して、相変わらずにっちもさっちも行かない消費税値上げの取りまとめに全力を傾けている。少し緊張感が足りないのではないだろうか。私にはなぜかピントがずれているように思えてならない。残念ながら、これが今の日本の政治のトップのパフォーマンスであり、実態である。
1778.2012年3月26日(月) なぜ危険な原発について国家的、国民的議論を起こさないのか。
昨深夜東京電力柏崎刈羽原発が定期検査のため停止され、わが国原発54基の内、稼動しているのはついに北海道電力泊原発3号機の1基だけになってしまった。これも5月には発電を停止して日本ではすべての原発が止まる。
さて、わが国ではこれからこの原発問題に真剣に向き合ってどう対処しようとするのか。わが国にとって喉元に匕首を突き付けられたも同然である。これまでは、他のエネルギー装置の稼動と原発54基の稼動により日本国内で必要とされる電力需要は賄われていたと信じられていた。今その大半を占める原発が機能不全に陥り、経産省や電力会社ら再稼動派は何とか原発再稼動を考え、あの手この手の再開策を考えているようだ。その一方で、福島原発事故以後国民の間に原子力の危険性が広く理解されるようになり、その恐怖感に絶対原発再開反対を唱える人たちが賛成派との間で、激しい議論が闘わされるものと思われる。
しかし、わが国では残念ながらこんな重要な問題が国を挙げて議論される空気が感じられない。わが国のような未成熟とも言われる民主主義国家では、重要課題について正面切った論争が行われず、時間だけが過ぎ、なし崩し的に前に倣えとばかり、いつの間にか先祖帰りしているケースが多い。実際菅前首相の脱原発発表に対してこれを支持する体制側の声は小さく、言論界の脱原発の声も次第に掻き消されていった。その一方で密かに原発再開、再稼動の動きが蠢きだしている。首相が交代するや野田首相の発言は「原発依存からの脱却」となり、ややトーンダウンしている。その背景には経産省、電力会社、御用学者らの原発稼動賛成派のすさまじい圧力がある。
そこへ福島原発事故前に電力会社側が原子力科学者へ密かに、深謀遠慮をめぐらす工作を行っていた実態のひとつが炙り出された。全国で最多の原発を抱える福井県から依頼された原発の安全性を審議する福井県原子力安全専門委員会の12委員の内、何と5人が関連団体から何らかの寄付を受けていたというのである。これでは委員が原発は危険だという提言を言い出す筈がないではないか。ほとんどが国立大学の教授である委員らは、賄賂をもらっておきながら、自分たちは科学的根拠に基づいて研究を続けており、寄付などで考えが左右されることはないと白々しい弁解を述べているが、誰がそんな妄想を信じるものか。彼らが賄賂を受け取って原子力の安全性を強調して、やがて原発は稼動への路線を辿るのだ。こういう御用学者には良心のかけらも見られない。とても学者と呼ぶに値しない似非学者たちである。
またお隣の韓国の原発でもトラブルが発生して稼動を停止した。数日前のトラブルに続いて2度目である。原発で事故を絶滅しようと努力しているのは分かるが、人間が行うことで絶対事故はないと言ったところで気休めでしかない。そのうちに他の国でももっと大きな事故が起きないとも限らない。
福島第一原発の2号機の格納容器内の水が大分減っていたとのニュースが今日伝えられた。また、汚染処理水が海へ流れ出ているとの報道もあった。使い物にならないので廃炉にしようとしている福島原発で後から後から心配の種が出てくるのである。すでに決定した福島原発の廃炉だってこの先どれほど時間と費用がかかり、いつ片がつくのか分からない。やはりこんな人類を破滅に導くような危ない装置は、廃棄するしかないのではないだろうか。
1777.2012年3月25日(日) 民主党の停滞、対立、自滅と分裂
消費税値上げは民主党内において大筋で決まっているが、それでも党内には値上げはマニフェストに反するとの声が根強く、反対を唱える小沢一郎元代表らのグループや、条件付容認グループなどがあり政策実行は遅々として進まず、政治の停滞が指摘されて久しい。消費税一件だけでもこんな有様だから、多くの難問を抱えて政治停滞状況は一向に解消されず、民主党政治の劣化ぶりは目を覆うばかりでとても見ていられない。沖縄米軍普天間基地移設、沖縄駐留米海兵隊移転、環太平洋経済連携協定(TPP)、震災復旧、北朝鮮弾道ミサイル発射、税と年金の一体改革、AIJ投資顧問会社の年金消失、原発停止と原発再稼動、東電電気料金値上げ等々、難題が目白押しであるが、民主党政権としては一向に打開の道が見つけられず、昨日は野田首相が消費税値上げについて政治生命を賭けてやるとまで言い出す始末である。増税のための条件をつける、つけないという党内派閥間の未調整で、安易に生命を賭けるような馬鹿な発言はしないでもらいたい。
どうも民主党内には、異分子が多すぎる。今更ではあるが、民主党員には勉強不足のうえに政治家としての志と心構えに欠けるところが多すぎるのではないか。現在も険悪になりつつある中国との友好関係を改善する意向の下に民主党幹部が北京入りしたが、意見を異にするグループが別々に訪中して国際的恥さらしを演じて呆れられている。次期国家主席就任が予定されている習近平・副主席を、あるまいことか輿石東・幹事長と鳩山由紀夫・元首相が別々に訪れ、1時間の時差をつけて各50分間会談するという茶番を演じているのである。中国側も「同じ党内なのになぜ調整しないのか」と流石に困惑の体である。党内調整もできず、外国に呆れられているのが、今の民主党である。党の代表団が外国の要人に会うことですら党内を一本化できないようでは、もう民主党は駄目かも知れない。これだから日本の政治が一向に前へ進まないわけだ。
この間隙を縫って新興勢力の大阪維新の会が大きく勢力を広げつつある。異論もあるが、何と言っても野田首相と違い、橋下徹・大阪市長のリーダーシップがしっかり確立され、政治団体として政策目標がしっかりしている。乱暴な自己主張が強く少々やり過ぎの感があるが、本音をズバッと主張するところが、現今の国会政治のだらしなさに引き比べて大衆受けしているようだ。
昨日は大阪維新の会が主宰する「維新政治塾」が開講したが、国内外から2千余名が参加した。橋下氏は衆議院解散と次期衆議院選へ向けていよいよアクセルを踏んだようだ。これも国政が劣化して前へ進まず、しびれを切らした国民の声が集約された結果だと思う。過去に名を成した政治家の中で、橋下氏が敬意を払っているのは、発言力が強く、リーダーシップを発揮した政治家であり、中でも個性の強い石原慎太郎、小沢一郎、小泉純一郎氏らだそうである。何となく分かる気がする。
日本の政治を日本人が誇りに思えるようになるには、相当時間がかかるようだし、下手をするとそんな可能性すらないかもしれない。寂しいことである。
さて、2年ぶりに大阪で開催された大相撲春場所が今日千秋楽を迎えた。久しぶりに充実した相撲が行われ、優勝決定戦の末横綱白鵬が逆転で22度目の優勝を飾った。昨年はスキャンダル続きで相撲界も苦難の道を歩んだが、今場所勢いを取り戻した相撲人気を今後同じようなトラブルで挫折させないよう、相撲界を挙げて努力することが大切である。
大阪の春場所と言えば、懐かしい思い出がある。京都の中学校を卒業した昭和29年3月に優勝がかかった大阪府立体育館で千秋楽を観た。大関三根山が優勝してその三根山に握手してもらい浮かれて、そのまま優勝パレードについて回った。今思えば、あまりにも無邪気で幼稚な行動だったが懐かしい。あれから58年が経つ。