ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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1795.2012年4月12日(木) 日本の伝統文化は正しく伝えられているか?

 些細なことのようであるが、私にはとても看過できないことがある。現在観光ブームとか、観光立国とか、観光振興を現下の低迷する経済の補助的手段と捉えたり、「震災復興は観光振興で」と観光がなければ震災復興も成り立たないような空気を醸成する一面もある。私自身長い間観光業に関わってきたので、ある面では的を射ている点はあるし、気持ちが分からないこともない。しかし、どうも付け焼刃の意見には観光の本質を見落としているところがあり、どうも気になって仕方がない。

 一番気になるのは、国が観光業に「観光立国」という場を与えたのは、国が財政負担をしなくても観光に方向性さえ示せば観光振興がそのまま他産業に好影響を与え、日本経済全体が潤うと単純に考えている点である。すなわち国が観光にスポットを当てるジェスチャーさえ見せれば、資金を投入しなくても経済が好循環をして拡大的に発展すると考えているように見えることである。金をかけずに利を得るようなうまい話が現実に考えられていることがそもそも異常なのである。

 一昨年来書きかけて頓挫している拙稿「士農工商エージェント」は、この点をあからさまに暴いて指弾しようと考えていた。だが、一昨年の国の事業仕分け作業で、国の観光業に対する上から目線の蔑視ぶりがあまりにも酷いことに愕然として、また一から文章構成を考え直さざるを得なくなった。今改めて書き直すかどうか思案中である。

 政府の事業仕分けで分かったお上の考えでは、本当の観光立国は無理であることが明確になった。トンチンカンなことばかり言って観光の本質を知らない役人どもの鼻をいずれ明かしてやりたいと考えている。

 一番の問題は、日本の観光、日本の伝統文化の素晴らしさを外国人観光客に伝えたいという素朴な気持は良いが、国が上から下まで、民間観光業者も合せてどの程度日本文化を理解し、また啓蒙しようとしているのかという点にも疑問を感じることが多い。

 例えば、一昨年発行の共著「ここが知りたい 観光・都市・環境」(交通新聞社刊)でも指摘したが、日本の伝統では「左前」を表出しない傾向があるものだが、それが大都市の繁華街で恥ずかしげもなく点々と目に入ってくることである。意外に思われそうだが、ある有名日本蕎麦チェーン店の浅草店や中野坂上店の入り口の扉の建てつけや、皇族が宿泊したこともあるホテルの日本間の襖の建てつけが「左前」なのである。最近味噌のテレビCMでは、和服を着た男性が食事をするのに左手で箸を持っているのを見た。少なくとも和食の作法をPRするのに敢えて右手を封じて左手を出すこともないではないか。まったく無神経なのである。

 こんな状態で日本文化をPRするとはおこがましいと思う。これだから日本の伝統文化はすべてに左右どちらを優先しても良いような誤解を与えることになっているのではないだろうか。やはり日本伝統文化のしきたりや作法はきちんと教えるべきだし、日本観光に多少なりとも関わっている人たちは、仕事柄基本的な所作や作法ぐらいは習得しておくべきではないか。こんな間違った日本伝統文化を野放しにしておいて、日本の観光立国もあったものではないと思うのだが・・・・。

2012年4月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1794.2012年4月11日(水) インドネシア・スマトラ島で大地震

 今日午後インドネシア・スマトラ島のバンダ・アシェを中心にM8.6の大きな地震があった。8年前に大きな地震があり多くの人々が亡くなったことが今でも忘れられない。あの時襲った津波の迫力ある画像が強く印象に残っている。津波の怖さを知ったのは、まさにあの時沖合いから押し寄せた大波が陸地を荒々しく襲った光景を見てからだ。あれはM9.1だったが、その後M8以上の地震が2回も起きている。一度地殻変動のような大地震が起きると、大きな余震のような揺れが襲うようだ。そうだとすると東日本大地震の余波もやがて襲ってくる恐れがある。

 スマトラには1977年夏、陸軍航空重爆撃隊「飛行第12戦隊」の第2回戦跡慰霊団のお供でメダン、ブラスタギーを訪れたことがある。敗戦と同時に現地に残留してインドネシア独立戦争に参加した旧日本兵の方に随分お世話になった。私たちの訪問は現地でも中国系新聞に掲載され話題になった。今思えば懐かしい。まだこの地震による詳しい現地の被害状況ははっきりしないが、あまり被災者が出ないことを祈るばかりだ。

 その他に今日は二つの大きなニュースがあった。ひとつは、核ミサイルを打ち上げると公表し世界中から厳しい非難を浴びている北朝鮮で、朝鮮労働党代表者会が開かれ、金正恩が新たなポスト「第一書記」に就任した。祖父の金日成が「永遠の主席」で、父親の金正日は「永遠の総書記」との名称を冠せられた。祖父の金日成は北朝鮮の国父とも言える存在であり、国民挙って敬愛するのは分かるが、世襲2代目の金正日は父親、3代目の金正温は祖父の威光を背に何もせず、ただぶくぶく太って歩き回っていただけではないか。今夕の朝日には「正温氏の総書記就任濃厚」と見出しが出ていたが、人の裏を掻くのが得意な北朝鮮は正恩氏を「総書記」ではなく「第一書記」にした。朝日もまんまと北朝鮮に一杯食わされたか。いずれにせよなんだかよく分からない呼称である。所詮北朝鮮内部のコップの中のでき事で、国家の体をなさない国が世界中に迷惑をかけて打ち上げることは権利であるとふんぞり返っている図はまるで漫画である。北朝鮮国民がどこまで自分たちの指導者が世界中から嫌われる種をまいているかということを知っているだろうか。

 もうひとつのニュースは、11月のアメリカ大統領選挙に向けた共和党候補者指名争いで2番目につけていたサントラム元上院議員が撤退を表明したことである。これでフロント・ランナーのロムニー氏の指名権獲得が濃厚になった。第3位のギングリッチ元下院議長、第4位のポール下院議員はまだ戦うという。これもよく分からない。あまりお互いに体力を消耗してしまうと、結局オバマ大統領との決戦で共和党は戦えなくなってしまうのではないだろうか。とまれ、共和党の候補者はロムニー氏に決まりである。

2012年4月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1793.2012年4月10日(火) 無神経で無責任な鳩山由紀夫氏のイラン訪問

 5日の本ブログで取り上げた鳩山元首相の無意味なイラン訪問についてまた書くことにする。当然予想されたことではなったが、案の定周囲の反対を押し切って強行したイラン訪問は今大きな問題となっている。イラン大統領府のホームページ上に鳩山氏がイランに対して厳しい対応を取る国際原子力委員会(IAEA)に反論をしてイランに同調するような発言をしたと報道されたのである。鳩山氏はその報道は捏造されたと反論している。

 大統領府のサイトには、「大統領は、核兵器廃絶の必要性を強調したうえで、いかなる国も国の意思を他国に押しつけることはできないと語った。日本の元首相は、IAEAはイランなど一部の国に二重基準を適用しており公正ではないと批判した」と書かれた。今日も鳩山氏は自分の話したこととは違うと弁解していたが、もう後の祭りである。

 一旦大統領府が報道した事実は消しがたい。したたかなイラン政府に苦労しらずのお坊ちゃん代議士・鳩山由紀夫氏はいとも簡単に手篭めにされ、まんまと利用されたのである。随いて行った中東問題専門家の大野元裕参議院議員も同罪である。

 個人の資格でイランを訪問すると出発前に語っていた鳩山氏だが、相手はそうは見ない。少なくとも元首相であり、政権政党の最高顧問(外交担当)でもある、その訪問はイランにとっては願ってもない窮鳥である。こんなことも分からない軽薄な人物が国の外交の最高顧問とは呆れて物が言えない。

 だから、言わないこっちゃない。やはり手練手管のイラン政府にしてやられたのである。あの世界を敵に回して戦う歴戦の戦士、アフマディネジャド大統領と、沖縄基地移設問題ひとつ解決できずに現在の混乱の素を作り赤恥をかいて、早々に首相の座を放り出したお坊ちゃんでは最初から勝負はついていた。

 民主党政権は現在アメリカ政府のイラン制裁の要求に応じてイランからの原油輸入を減らしつつあり、米政府からその対応を評価されていたばかりである。その最中にこのざまである。党内外から批判の矛先が向けられるのは必定である。石原伸晃・自民党幹事長の如きは、要らん(イラン)外交と茶化す有様である。

 この問題にどう決着つけるのだろうか。アメリカ政府としても穏やかではないと思うが、鳩山氏ひとりがイランでそんな発言をしていなかったといくら主張したところで、ニアミスを犯したことは疑いようがない。鳩山氏は当然党の方針に従わなかったうえに、国益を損なったわけで、党にとっては重罪である。直ちに除名すべきであろう。一件落着したら、鳩山氏を無理やりにでも引退させてもらわねば、同じような国益を損なうような事態が再び起きる。まったく困った御仁である。

2012年4月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1792.2012年4月9日(月) 不気味な北朝鮮の核ミサイル打ち上げ

 このところ連日北朝鮮が打ち上げる核ミサイル関連ニュースをめぐっててんやわんやである。4月15日の金日成・初代最高指導者の生誕100周年を祝うイベントの前景気に、国の威信を賭けて人工衛星を打ち上げるのだという。ところが、世界はその言い分を端から信用せず、科学的な人工衛星ではなく、軍事力としての核ミサイルだと見抜いてしまっている。にも関わらず北朝鮮の強弁は、宇宙の科学的実験の権利を行使するもので外国から文句を言われる筋合いではないと開き直り、自説を曲げようとしない。

 これには欧米をはじめ世界中が国連決議に違反するとして強く抗議しているが、北朝鮮は一向に悪びれる様子が見られない。シリア制裁では国連決議にロシアと中国が異を唱えたが、今度の北朝鮮のわがままには流石に反対を表明している。一番交流の深い中国も何とか説得に当たっている。

 問題は、北朝鮮の発表通りの打ち上げだとすると、飛行コース及び落下地点が日本の沖縄先島諸島上空を通過することであり、場合によってはロケットの破片が日本領土内に落下する恐れがあることである。

 以上の点からわが国は、自衛隊基地にある迎撃ミサイルPA3を迎撃可能地点へ配備したり、海上にはイージス艦を待機させている。

 この間日米韓は、安保上の配慮から連携しながら打ち上げ当日を待つことになる。中国もおっとり刀で遠慮勝ちに北朝鮮へ打ち上げを中止するよう働きかけているが、北は依怙地になって打ち上げようとしている。

 アメリカは外交努力によって、何とか活路を開こうとしているが、効果はない。2月に米朝会談で核開発を停止するとの前提で北に緊急食料援助を行う交渉がまとまったが、これも一時凍結である。聞く耳持たぬ北には何を言っても無駄だが、はっきり言って各国とも外交努力だけでは北を説得することは不可能と悟ったようで、無力感が漂いだしている。

 わが国は表向き政府が北朝鮮に、核ミサイル打ち上げは国連決議に反していると非難しながら、実質的には効果的な手を打っていない。先日北京で開催された核サミットで各国と真剣に話し合うことをせず、野田首相もすぐ帰ってきてしまったほどの失態をさらけ出した。国内では田中直樹防衛大臣の失言が相次ぎ、自衛隊に対する信頼まで損なわれつつある。評論家諸氏のミサイル迎撃についても成功、失敗で議論が分かれている有様である。

 国内では予告された核ミサイル打ち上げ問題ひとつで、この周章狼狽の状態である。消費税値上げ問題しかり、原発再稼動問題しかり、そして今また北朝鮮の核ミサイルでうろたえている。国がまったく機能していない。

 さて、朝日夕刊に連載している「ニッポン人・脈・記」で昨日は懐かしいNHK英語会話の講師、田崎清忠氏の記事が載っていた。すでに81歳となっておられる。今日は田崎氏の助手を務めた、マーシャ・クラッカワーさんが紹介されている。この人も随分印象深い人である。もう30年にもなるであろうか、かつて英会話を習っていたカール・ニッフィン先生と同じアパートに住んでおられたので、先生のお宅へ伺った時に何度かお会いしたことがある。そのクラッカワーさんの言葉が気に入った。

 明治維新の頃、或いは戦後まもなくの日本人の英語熱には切実さがあったという。ところが、「今はNECESSITYがない。それが一番の問題。本当は切実なのに感じていない、外を見ていない」と学生の英語に対する姿勢に苦言を呈している。分かる、分かる。妙に若者に対して物分りが良い人物が現われるが、今の学生が甘いのだ。

 今日はゼミの恩師の追悼文集第4回編集会議を日本プレスセンターで行った。イメージではあるが、少しずつ形ができてきた。私は編集長としてノルマである原稿を書き終えたが、ちょっと長過ぎた。それでも何とかほかの編集委員の了解を得た。

2012年4月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1791.2012年4月8日(日) 今日はお釈迦様の誕生日、花祭りである。

 今日4月8日はお釈迦様の誕生日、花祭りである。花祭りと言えば、我々の小学校時代は教科書にも載っていて、誰でも知っていたものだ。今でも諳んじることができる「今日は楽しい花祭り お釈迦様 天上天下を指差してお立ちになっていらっしゃる。今日は楽しい花祭り」という一節があった。ところが、今では花祭りよりお花見の方がよほど世間の関心を呼ぶものと見え、桜開花情報が喧しい。特に震災に遭った東北地方の桜便りが毎日のように伝えられ、これはこれで中々楽しい。

 近年東京では千鳥ヶ淵、靖国神社、新宿御苑などと並んで、目黒川沿いの桜並木が急速にクローズアップされ、連日その開花状況や賑わいがテレビで伝えられるようになった。今日は絶好の花見日和となり、先日から居候するようになった長男が今朝高校ラグビー部の仲間と八王子へ花見に出かけたので、それでは我々夫婦も花見をと思い、目黒川へ行ってみることにした。東急東横線中目黒駅を降りた途端、もう浮かれ花見の中にいるようなものである。駅構内は人で溢れ、改札口は臨時改札口まで開設され、駅前から川端まで桜祭りの幟の間を縫うように人ごみを掻き分けて歩いた。

 ところが、ものすごい人ごみで思うように歩けない。左岸を歩いたかと思うと橋を渡り反対側に向かい右岸を歩く始末である。肝心の桜も今が満開で見事なものである。目黒川も澄んでいて何と1羽の白鷺が餌を啄ばんでいた。

 やはり桜は日本の象徴であり、日本の花だと感じた。学生時代、というより受験勉強で学び馴染んだ、桜を詠んだ和歌のうち3つばかり印象に残っている歌を挙げてみる。

ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ (紀友則)

いにしへのならのみやこの八重桜 けふ九重ににほひぬるかな (伊勢大輔)

花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに (小野小町)

 来年の花見はどこへ行こうかと思う。

 さて、今年のGWは海外旅行者が増えるとの記事を見たばかりだが、今日パキスタン北西部のフンザとギルギットで孤立状態にあった日本人団体客77人が、パキスタン空軍輸送機で救出され、首都イスラマバードに運ばれた。一昨日から日本の外務省がパキスタン政府に空軍機で救出してくれるよう要請した結果、パキスタン側が速やかに応じてくれた。

 しかし、これは観光業界にとって汚点とも言える事件である。こんな危険で、交通不便な地域になぜ観光ツアーを企画したのか、日本橋にある旅行会社のあまりにも非常識な感覚を疑う。この地域は以前から民族紛争が絶えないところである。確かに自然は美しく、私も憧れている場所のひとつである。だが、個人で個人の責任で行くなら、自分の経験上からも分からないこともない。しかし、商業ツアーとして普通の旅行者が団体を組んで行くべき場所ではないことは分かりそうなものである。結果的に世間を騒がせ、両国間の外交交渉を余儀なくされ、相当な費用もかかった。この費用は誰がどう負担するのか。1旅行会社の軽薄な企画のために全観光業者が顰蹙を買い軽視されるようになるのである。

 旅行目的地の選定には、よほど慎重であってほしいものである。

2012年4月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com