充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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1860.2012年6月16日(土) 漸く与野党間で妥協案成立
昨深夜まですったもんだしていたが、漸く与野党が修正案につき話し合いがつき、「社会保障と税の一体改革法案」が成立する見通しとなった。これで現行5%の消費税率を2014年4月に8%、15年10月に10%に引き上げる法案は成立に向けて大きく前進する。
改めて手元に保存している3年前の民主党マニフェストを見ても、消費税増税なんて言葉はどこにもない。実行できそうもない体裁の良い言葉ばかりが並んでいる。
しかし、現実問題として日本の財政が危機的状態にあることは間違いない。それを承知していた当時の自民党は、消費税の値上げを考えていた。結果的には総選挙で敗れた自民党の知恵を借りる形で、今回の合意は成立したと言える。
民主党が国の火の車の財政を懸念してマニフェストで訴えなかった消費税の値上げに踏み切ったことは、割り切れない思いはするが、ある面で止むを得まい。ただし、社会保障の抜本改革を先送りしたことは、一体改革と標榜していた手前、些か足元を掬われたような気がする。
問題は今国会で上記法案採決の際、執拗に消費税値上げに反対している民主党内の異分子をどう説得し、仮に採決に反対票を投じた場合、いかなる処分をとるのかがむしろ関心の的である。民主党内は分裂するのか、現時点では予断を許さない。
それにしてもどうして同じ党内でここまで考え方が割れるのか。元々小沢一郎・元党首を含む元自民党の離脱者や、社民党を離脱した横路孝弘・現衆議院議長や江田五月・前参議院議長のような対極軸にあった議員の寄り合い所帯である。しかし、一度ひとつの御旗の下に結集したからには簡単に他党と手を組んで、党内を割るようなことがあっては法案成立、実行はとてもできないと思う。現在の民主党には、その辺りの辛抱強さに欠ける面があると思う。
野田首相は今国会成立に政治生命を賭けると言明していたように、本法案の成立を確実にするために21日に会期が終わる国会を8月ごろまで延期することを言い出している。自分たちの都合のためには、何でもありなのである。
さて、西川一誠・福井県知事の同意を受けて、野田首相は今日関西電力大飯原発の再稼動を正式に決定した。防潮堤や免震棟が未整備の段階でGOサインである。福島第一原発事故の被災者からは、早すぎるとの声があり、菅前首相も脱原発を主張して再稼動反対を行動している中での政府の原発OKには首を傾げたくなる。これもこのバランスの取れていない政党の限界を暗示しているのだろうか。
1859.2012年6月15日(金) オウム事件最後の逮捕者
今朝からテレビは大物?逮捕で大騒ぎである。ニュース、ワイドショーに「高橋克也」なる人物の大捕り物帖に尾ひれがついて、どこで、どんな服装を身につけていたか、またどこに潜伏して、どのような逃走経路を辿っていたかと微に入り細に入って報道している。各テレビ局が同じような手法で同じ人物を取材している。この無駄は何とかならないものだろうか。
他に伝えるべきニュースがもっとある筈であり、特に緊急にして最大の重要法案・消費増税法案が最後の詰めで与野党間で揉めている最中である。夜遅くなってもまだ与野党間で修正協議を続けている。他にも原発再稼動問題、墜落したオスプレイ配備問題等々が身に差し迫った課題である。
その「高橋克也」は全国重要指名特別手配犯人の中で最後に残った人物で、17年前の、あの呪わしいオウム地下鉄サリン事件の実行犯のひとりである。しぶとく逃げ回っていたオウム関係者は、残り3人から中々追い詰められず、昨年大晦日に平田信が逮捕され、今月に入り最後の2人目の菊地直子、そして今日の高橋が最後のお縄頂戴となった。最後まで逃げ回っていたが、ついに年貢の納め時となった。事件発生からすでに17年が経過している。これでオウム裁判が進むのかどうか定かではないが、こんな忌まわしい事件は一日も早く決着をつけてほしい。
さて、旅行から帰ってから一寸体調がおかしい。やや風邪気味で、喉もいがらっぽいし、咳やくしゃみが出る。鼻をかむことも多い。思い切って森内科へ出かけて診てもらったところ大したことはないようだが、風邪との診断を下してもらう。痔もやや小康状態であるが、どうもぱっとしない。
1858.2012年6月14日(木) 危険に鈍感になった日本人
国会では今会期中に消費増税法案を通すため、与野党入り乱れて手練手管の猿知恵を出し合っている。政府提出案に同意してもらうため、政府・民主党は自民党と公明党に対して度重なる妥協を受け入れ、実際どの政党が起案した法律案か分からなくなっている有様である。これが民主党内では、野党に譲歩し過ぎとの別の声も上がって、不満が渦巻いている。
さて、今日の朝日夕刊「窓」欄に、沖縄に布教に来て半世紀以上になるラサール・パーソンズ神父が紹介されている。沖縄の米軍普天間基地へ4月にモロッコで墜落事故を起こしたばかりの新型輸送機MV22オスプレイが配備されることについて、「沖縄の人たちにはもっと怒ってほしい。それは暴力の怒りでなく、非暴力の怒りです」と言っている。そのオスプレイは、沖縄配備の前に一時的に航空自衛隊岩国基地に配備されることが予定されており、先日森本敏・新防衛相がアメリカから絶対安全の保証を得たと述べた。沖縄と岩国住民を安心させるための気休めのメッセージである。
ところがどうだ。その朝日夕刊の1面に「オスプレイ、米で墜落」と大々的に報じられているではないか。フロリダ州で訓練中に事故を起こしたらしい。アメリカが安全だと確約した安全が、安全ではなかったのである。
「安全」とは一体何だ? 「安全」と相手から言われたまま信じることが国のトップ層が考える「安全」なのか。
今朝のテレビ番組でも大飯原発の安全について、不安だらけの実態が報告され話題になっていた。原子力保安・安全院の示す「安全」報告により、野田首相が安全であると受け止めて大飯原発の安全を宣言した。それを西川福井県知事が安全と考え、自ら大飯原発を訪れるパフォーマンスを行って安全をアピールして、時岡大飯町長の安全信用の過程へ導いていく。これにより一応大飯原発は「安全」と容認された。原子力保安・安全院以外は原子力に関してすべて素人である。その素人の判断によって「安全」が一人歩きを始めたのである。あな、恐ろしや!
その大飯原発の2号機と3号機の間に、大きな活断層が走っていて、極めて危険だという。もっと精密な調査を続ければ、更に他の原発にも危険が潜んでいることが明らかになるだろうというのが、むしろ原発を容認する学者の意見である。
いつの頃から日本人は危険を危険と思わなくなったのだろうか。これでは、いずれ首都東京近郊にも原子力発電所を作り、オスプレイを配備するのではないだろうか。
1857.2012年6月13日(水) 福井県のしたたかな政治力
今朝の朝日「天声人語」にこんなことが書いてある。「大相撲の八百長問題で忘れがたい怪文がある。<立ち合いは強く当たって流れでお願いします>」。同コラムは更に「大飯原発が『流れ』で動き出そうとしている。福井県知事の求めで野田首相が地元に感謝し、再稼動の決意を表明、それではと地元が同意に動く」と一昨日の本ブログに書いたのと同じような指摘である。
この福井県知事・西川一誠氏なる人物は、その風貌と話の姑息な進め方から推して何となく役人上がりではないかと調べてみたら、やはり地方行政を管轄する自治省のお役人だった。そつなくことを運ぶ作業にはうってつけの人物なのだと思う。だが、果たして県と県民のためを考えて行動する人物かとなると少々疑問である。
今度の大飯原発再稼動に当たり、昨日の現地視察で安全宣言を述べるにしても自分は極力責任を取らないように、事前に原子力保安・安全委員会から安全との担保を得たうえで動き、安全宣言をしている。大飯原発の現地を視察したにせよ、京都大法学部出で原子力の専門家でもない元自治官僚に原発の安全性なぞ正しくチェックできるはずがないではないか。とにかくこういうように巧妙に動く狡賢い輩が多くなった。
日曜日にヨルダンから帰ってきたら「三田評論」の及川健治編集長から同誌6月号が送られてきていた。早速ベオグラードの友人・山崎洋氏のエッセイに目を通す。今年3月にベオグラードで演奏された慶應塾歌のエピソードが心に訴えるように書かれていた。彼は中々の文筆家であるが、本エッセイも中々秀逸で、読者に好評だった現場の臨場感を温かく伝えてくれる。文中にはその橋渡しをやってくれたとして私や、ゼミの後輩らの名前までヨイショして紹介してくれる心配りぶりである。12月に作曲した信時潔の名曲演奏会が信時所縁の国分寺で開かれ、以前は演奏されなかった塾歌を♪海ゆかば♪などとともに、セルビア在住のバイオリニスト豊嶋めぐみさんが演奏してくれるのが楽しみである。
さて、シリアの治安混乱はいよいよ内戦状態になってきた。国連停戦監視団ははっきり内戦状態と述べている。にも拘わらず治安維持のためシリアへ国連軍を投入することができない。ロシアと中国が国連安保理で他国の介入は内政干渉であると強く反対しているからである。その中国が国連安保理決議で禁止されている武器を北朝鮮へ輸出した情報を日米韓が得ていたことが明らかになった。証拠が明らかなのに、中国はその疑惑を真っ向から否定している。最近の中国は一体どうなってしまったのか。世界の嫌われ者となって地球上の孤児にならなければいいが・・・。
1856.2012年6月12日(火) 特別自治体、広域連合とは?
今月21日に国会会期が終わる。今国会でも相変わらず与野党の茶番が行われているが、時間をかけているにも拘わらず、与野党の番外ショーによって重要法案は何一つ通らず、今や国会は機能不全の体たらくである。
最大の狙いだった野田政権の消費増税が、「税と社会保障の一体改革」の名の下に消費税値上げとセットにした社会保障制度改革が野党の合意を得られないからである。ましてや、消費税値上げに関しては、野党ばかりでなく民主党内に反対派がぞろぞろいるようでは政治家最大の仕事である法律を作り、実行するという理念は望むべくもない。
ライバル政党の粗探しばかりにうつつを抜かす野党の自民党と、お互いの足の引っ張り合いに終始して前向きな政策の実行に何らの関与もできない与党民主党の次元の低い政争には呆れるばかりである。これでは海外諸国のわが国を見つめる目は一層厳しいものとなるだろう。政治家がダメなら誰に頼ったら良いのか。
さて、「関西広域連合」という言葉をメディアが言うなりに、曖昧なまま理解してきた。特に、大飯原発再稼動問題が話題になるようになってから、「関西広域連合」という組織が大きく取り上げられるようになった。今朝の朝日新聞にこの言葉の解説が出ていた。
一つ一つの自治体では対応が難しい課題に複数の自治体が取り組むため、17年前に設置が認められた特別な自治体だそうだ。面白いのはこの関西広域連合には奈良県を除く近畿5府県と鳥取、徳島県が加わり、大阪市と堺市が参加している。更に8月には神戸市と京都市が加盟するという。横の連絡や指揮命令系統にはそれなりの難しさがあるだろう。実務はどう行うのだろうか。でも、新たな面白い試みだと思う。
この広域連合という自治体の実態を知らずして、生半可な理解をしていたのは軽率だった。そう言えば、東日本大震災で未曾有の被害を蒙った陸前高田市で、4年前に陸前高田市、大船渡市、住田町からなる「気仙広域連合」の仕事を請け負ったことがあったが、その時は自分が講師を務めたにも拘わらず、広域連合の実態がよく分かっていなかった。お恥ずかしい限りである。