ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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1870.2012年6月26日(火) 消費増税法案、衆議院で可決

 お中元品を買い求めるために妻と小田急百貨店へ出かけて帰ってみると、テレビでタイミング良く衆議院本会議の真最中で、「社会保障と税の一体改革」関連法案の採決が行われていた。

 ここ数日消費税値上げに関する本質的な議論から脱線して、民主党内でどれほど法案反対の造反議員が現れ、彼らに対するお仕置きをどの程度課すべきかという低次元で本末転倒の話題ばかりが先行して些かうんざりしていたところである。

 関連法案は8つばかりあって、それぞれ、投票、或いは起立による採決を行っていたが、本丸の「消費税率引き上げ法案」の採決の結果は、賛成363、反対96の大差で法案が可決された。反対票の内、いわゆる民主党員の反対投票者は57人で、16人が棄権した。

 しかし、造反者は73人の多数に上り、民主党員の約1/4が異を唱えたことになる。反対の先鋒・小沢元代表は離党をほのめかすようなニュアンスのコメントを述べていた。当分民主党内には激震が走りそうな気配である。

 衆議院で可決されたことにより法案は参議院に送られ、来月か、8月初めに参議院で可決なら法案成立となり、消費税は2014年4月に8%へ、15年10月に10%へ値上げされるというシナリオになる。

 今回の一連のドタバタ騒ぎについて、はっきり言って国民は呆れている。3年前の総選挙で民主党がマニフェストに掲げた肝心の約束はほとんど実行されていない。そして、この大騒ぎの消費増税だってマニフェストには書かれていなかったものだ。小沢元代表が言うように、約束していないことをやる前にやるべきことがあると声を大にして叫ぶ気持ちも分からないではない。どうも、未熟児民主党は自民党がガバナンスがまるで駄目だと指摘するように、政党の体を成していない。自民党も今回ばかりは消費増税賛成の立場から、与党案に同意したが、他の政策案で反対を言い出す可能性も大いにありで、野田首相の政権運営は前途多難である。

 民主党がふわふわして腰が落ち着かない体質になった最大の原因は、元々寄り合い所帯だったことに加えて、強いリーダーシップを持った人物が嫌われ者の小沢氏以外におらず、党内が小粒の政治屋でばらばらだったことにある。

 民主党最初の総理大臣になった、恥知らずの鳩山由紀夫氏が、在任中空手形を連発して選挙民に対しても実行できもしない約束を平気で口走る軽率さが、国民の信頼を失い大きな味噌をつけた。自分から引退を公言しながら、性懲りもなく恥の上塗りをやっている人物が今日もまた投票後に何ゆえ自分が反対票を投じたかの自論を軽佻浮薄にも語っている。こんな人物が党内にいるようでは、与党民主党も奈落の底へ落ちていくばかりだと思う。

 一段落したら、少数与党に転落しようとも民主党は一度身を削いだ方が、将来民主党が生き残っていくためにはより大切なことのように思えるのだが・・・。

2012年6月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1869.2012年6月25日(月) ロベール・ギラン著「ゾルゲの時代」を読む。

 先日セルビアの友人・山崎洋さんが「三田評論」6月号に書いた、ベオグラードで慶應塾歌が演奏されたエピソードに関するエッセイのコピーを慶應関係の友人らにメール送信したところ、早速ゼミの仲間・池田博充くんから連絡があった。山崎さんのご両親(ゾルゲ事件のブランコ・ド・ブケリッチ氏と山崎淑子さん)について、フランスの「ル・モンド」紙の名物編集長だったロベール・ギランが著した「ゾルゲの時代」が実に興味深いという。戦前・戦中時フランスの「アヴァス」通信社・東京支局長で、その当時ブケリッチ氏の上司としてプライベートな面を含めて、ブケリッチ氏を身近によく知るギランが、主役として山崎さん家族のことに大きく頁を割いて、その仕事ぶり、人柄、関係者の交流まで詳しく書いているので、ぜひ読んでみてはどうかと親切に知らせてくれた。

 新刊書ではないので、街の書店で買い求めることは中々難しい。彼がアマゾンで入手できるというので、早速インターネットでアマゾンから古書2冊を購入した。1冊は同じゼミの赤松晋さんに差し上げたところだ。山崎さんのエッセイには私の紹介同様に、赤松さんの名前も紹介していることもあるし、先日山崎さんが一時帰国の際にはともに食事をとったからでもある。

 読書家・池田くんお薦めの「ゾルゲの時代」を一気に読んだ。筆者はブケリッチ氏とオフィスで机を並べながら、敏腕ジャーナリストらしい筆致で冷静に生々しいドキュメントを描いている。あの戦前・戦中の軍国化が進む日本の首都・東京で、外国人記者として厳しい注目と監視の下に、ブケリッチ氏の仕事ぶりと人柄を高く評価し、ブケリッチ夫妻には公私に亘り温かい友情を持って好意的に接している。

 また、日独防共協定、日ソ不可侵条約、スターリンとヒットラーの駆け引き、険悪化する日米関係の経緯、等々について今まで知らなかった事実を含め、興味深い内容が盛りだくさんだった。これまでどうしてこのようにゾルゲ事件を間接的に描いた佳作を知らなかったのだろうかと、もう少し早く読んでおけばと少々残念な気がした。それにしても池田くんはよくこんな名著を見つけて教えてくれたものだとありがたい気持ちである。

 母上・山崎淑子さんは毅然とした教養溢れる女性だったが、いつか電話でお話した時、ブケリッチ氏が亡くなられて遺体を引き取りに網走刑務所へ行った際、遺体は座棺に納められていたので、多分酷い待遇を受けたのだろうと涙が止まらなかったと悔しそうに率直に話されたことと、山崎さんが生まれる前に「洋」という名前は二つの大陸を結び世界へ向かうことを意味する「洋」と名づけようとブケリッチ氏と話し合われたと仰っていた。また、ユーゴ紛争の時なぞ、NATO軍の空爆に対して欧米を厳しく批難されていた。

 しかし、これほどの好著がさして洛陽の紙価を高めたように思えなかったのは、何か原因があったのだろうか。

戦時中のスパイ事件について世界的なジャーナリストが書き下ろした、話題のテーマを取り扱った好著として、1980年中央公論社から上梓された経緯を考えてみてもどうも分からない。

 ともかく、友人を想い久しぶりに読み応えのある、考えさせられる本を読んだという感想である。改めて父上の旧ユーゴ日刊紙「ポリティカ」記事を山崎洋さんが編纂した「ブランコ・ヴケリッチ 日本からの手紙」(2007年「未知谷」社発行)を再読してみようかと思っている。

2012年6月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1868.2012年6月24日(日) クラシック音楽と美食の一日

 大学ゼミの赤松晋さんが所属している上野浅草オーケストラの今年最初の定期演奏会があり、いつも通り浅草公会堂でゼミ仲間と演奏を楽しんだ。妻はコーラス・グループの合唱祭があるため不参加である。

 まず浅草で驚いたのは、やはり東京スカイツリー人気のおかげであろうか、混雑した地下鉄に始まり、浅草駅構内の混雑ぶり、路上へ出た時圧倒されるような人混み、観光バスの多さ、そしてレストランの満員御礼である。いつもは直ぐ入れる蕎麦屋では、店外でしばらく待たされるほどの千客万来ぶりである。漸く店内に入り相席をした商人風のおじさんに尋ねてみると、最近は毎休日になるとこのような溢れる人出だと話してくれた。日本経済に少しでもおすそ分けしてくれないものかなと願う。

 さて、今日の演奏曲目は、①ロッシーニの歌劇「どろぼうかささぎ」序曲、②ブラームス作曲ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲・イ短調・作品102、③シベリウス作曲「交響曲第2番・ニ長調・作品43」で、①以外は初めて聴く曲だったが、最近シベリウスに若干関心を持っていたので、注意深く聴いたが、中々難解だと感じた。しかし、深みのある曲で、北欧の緑深い自然のバックグラウンドが感じられた。できれば順序として、この交響曲第2番の前にフィンランドの第二国歌とも言われる「フィンランディア」を聴くことができれば、なお良かったかもしれない。

 演奏会終了後、奥さま方を交え総勢16名の食事会。前回と同じ「アリゾナ」レストランで美味な食事をいただく。この席で現在進行中の追悼文集発行作業の途中経過を説明し、秋の飯田会で配布の予定にしていることを了解してもらう。この「アリゾナ」は、文豪・永井荷風が生前愛用していたレストランで、店内にも荷風の写真などが飾られている。店の主人に荷風の「濹東綺譚」復刻本を拝見させてもらう。筆かペンか分からないほど繊細な筆使いで書かれた直筆には、つい唸ってしまう。改めて荷風の天才ぶりに脱帽である。

 それにしても、ゼミの強い仲間意識の絆で今もクラシック音楽に、文学の香りに触れることができることは幸運であると考えている。いつまでもこのほの温かい集まりが続くことを願っている。

2012年6月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1867.2012年6月23日(土) 67年を迎えた沖縄「慰霊の日」

 今日6月23日は沖縄「慰霊の日」である。67年前の今日、悲惨な地上戦で旧日本軍の組織的な戦闘が終わった。戦闘員、非戦闘員を含め全島民の約1/4が亡くなったと言われている。正午から糸満市内の摩文仁の丘にある平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が行われ、野田首相、衆参両議院議長、仲井真知事らが出席して追悼の辞を述べていた。

 その追悼式の中継より、公園内にある「平和の礎(いしじ)」の戦没者の墓名碑の前で、花環を手向け語りかける幾組かの遺族の姿が印象的だった。そこには24万人の名前が刻まれているという。

 沖縄が日本に復帰してから今年でちょうど40年になる。奇しくも日中国交が回復してから同じ40年になる。

 沖縄問題の底辺に残るわだかまりのようなものは今も消えない。67年の長い間の沖縄県民の苦労は、どれだけ癒されただろうかと考えると、一時期本土復帰運動に関わった身としては忸怩たる思いである。

 今日の知事と首相のスピーチを聞いていても、言葉のすれ違いが目立つ。知事は「沖縄戦の痛ましい犠牲を教訓として肝に銘じ、平和を求めてきたが、県民の負担は続いている。日米両政府には普天間基地の一日も早い県外移設、日米地位協定の抜本的見直しを強く求める」と述べた。その一方で、野田首相は沖縄県民の気持ちを斟酌し、米軍基地の縮小を図りながら問題の普天間基地を辺野古へ移転して市民の負担を軽減したいと語り、従来通り話は平行線である。当分の間交わることはないような気がする。

 夢物語であるが、60年安保闘争に熱中していた学生時代、もしあの時安保条約改定を許さなかったら、今の沖縄の現状はもう少し良い方向へ変わっていたのではないかとも思う。いつまでも心に残る棘が消えることはない。

2012年6月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1866.2012年6月22日(金) 中国覇権主義の実態

 シリアで市民の凄惨な虐殺が行われている。テロについてシリア政府は反政府軍が仕掛けたものだという。今や国内は内戦による泥沼状態となり、国連監視軍もあまりにも危険で市街をパトロールできない状態だという。そこへ昨日ミグ戦闘機で隣国ヨルダンへ脱出したシリア空軍パイロットまで現れた。シリア軍内にも異変が起きているのかもしれない。国連安保理も、ロシアと中国の反対に遭って効果的な停戦への話し合いもできない有様である。

 その中国の言い分には、シリアへの他国の干渉は内政干渉に当たるという、もっともらしい論理があるが、どう見ても最近の中国政府の自意識過剰な傲慢ぶり、自己本位、露骨な覇権主義は明らかに度を超えていると思う。

 今年は日中国交40周年という記念の年である。だが、国を挙げて賑々しくお祝いするほどのムードではなくなっている。NHKの最近のアンケートでも、中国人の日本に対するイメージが良くないとする人の割合が約60%であるのに対して、日本人の中国に対する印象は80%以上が良くないと回答された。最近になってイメージが悪化している。

 実際に中国を訪れたり、中国人と付き合う人はそれほど多くはないと思うので、そのマイナス・イメージのほとんどはメディアによる影響であろう。しかし、日本人の5人に4人が中国にあまり良い印象を抱いていないことは、国際間の交流が深まっていく中で決して双方にとって幸せなことではない。

 翻ってお前は現今の中国についてどう思うかと問われれば、残念ながら今の中国政府の考えや手法には賛意を示すわけにはいかないというのが、本心である。かつて同じ職場に若い中国人が働いてくれていて、彼らは優秀で人柄も素晴らしく、何度か一緒に中国へ行った。当時現地で接した中国の人々も温かく、親切で清々しい印象を持った。それが今の一般的な中国人のイメージとなると、どこに対しても闘争心剥き出しで、手ごわい自己中心的な国民というイメージがある。大きなお世話かもしれないが、今の一党独裁の政治体制ではいずれ行き詰まり、中国の民主化は遠い夢と考えざるを得ない。広く国民による選挙制度によって選ばれた人たちによる国家の運営を図って行かなけらば、中国の民主化は程遠いし、遠からぬ将来に大きな壁、第二の革命にぶち当たるのではないかと憂慮している。

 日本人が昨今中国に対して抱く良からぬ印象の最大の原因は、領土問題、いわゆる尖閣列島問題である。折も折今朝の日経紙に依れば、南シナ海の領有権を巡る緊張が再び高まってきた。相変わらず覇権主義が満々なのである。中国は西沙諸島と南沙諸島の領有権争いで、前者はフィリピンと、後者はベトナムと自国領土を主張して争っているが、地図をよく観察すれば、どう贔屓目に見ても両諸島は地勢上中国には自国領土と主張する資格がないように思える。これまでも横車を押し続ける中国のやり方に対しては、いずれ周辺諸国からレッドカードが突きつけられるだろう。そうならない内に、冷静にどちらの言い分に理があるか、考えて善隣外交を行った方が、将来的にどれだけ中国にとってプラスかをよくよく考えた方が良いのではないだろうか。

 中国に関するマイナス報道はこれだけに留まらない。今朝の朝日一面にも中国が北朝鮮制裁決議で違反の疑いが明らかになった21件について掲載されている。これまでも国連の調査を拒否して、北朝鮮に対する支援を否認し続けてきたが、国連安保理で批判を受けて近く公表することに同意した。

 どうも今日の中国では、孔子、孟子ら偉大な先人が嘆くような事態が恥ずかしげもなく行われている。これでは国際社会の信頼も損なわれるのは明らかだ。

 さて、今日で東京スカイツリー開業1ヶ月になった。入場者は580万人で、当初予想の2倍だというからこの不景気の時代に大変結構なことである。東京ディズニーランドの1年間の入場者数が24百万人程度だというから、いかに人気があるか想像がつく。久しぶりのホームランではないだろうか。ぜひともあやかりたいものである。

2012年6月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com