今日富士山に初冠雪があった。今年から気象庁は、従来の目視観測を取り止め、科学的にアメダスや気象レーダー、気象衛星ひまわりの最新の観測技術を活用した「解析積雪深」により初冠雪を記録することになった。
今夕のニュースで知ったことだが、日本時間の今日トルコの世界遺産カッパドキアで岩石が崩落し、観光客ら3人が亡くなったという。私も2度訪れたことがあるが、奇妙な岩石の集まりで、岩の中で生活したり、また古代ギリシャ教徒が同じく岩に教会を建設したり、世界中の人々に興味と関心を抱かれ、多くの観光客が訪れる。あんな珍しい岩石の集まりは世界のどこにも見られない。これ以上犠牲者が増えることと岩石が崩落しないことを願っている。
ところで、一昨日スペインで起きた列車衝突事故の凄まじい現場の映像を観て、どうしてこのような不様な鉄道事故が起きたのか、まったく理解出来ない。日本ではとても想像出来ない。私自身ほんの1年半ばかりの短期間だったが、鉄道現場の駅に勤務していた経験もあり、普段から鉄道関係の事故や事象には、関心が向くものだ。
この事故原因は現在調査中であるが、追突された列車に猛スピードで後続列車が追突するなんてことは、普通にはあり得ない。コンピューターの通信障害により、列車が自動停止していたところへ通常時速40㎞以下での目視運転を指示すべきだったところを通常速度の運行を指示したことが追突の原因のようである。初歩的ミスである。2両の列車には合わせて540人以上の乗客が乗っていて、現時点で死者は69人も出た。負傷者は2百人を超えると見られている。ドローンによる空からの現場写真を見ても、こんな見通しの良いところでこのような大事故が発生するとは想像も出来ない。スペインでは高速鉄道が広く設置され、今では日本より路線距離が長い。このような杜撰な運転を行っているようでは、近日再び同様な事故が起きる可能性がある。事実今年1月にコルドバ近辺で脱線事故を引き起こし46人もの死者を出したばかりである。鉄道はひとたび事故を起こせば、多くの犠牲者を生み国民の日常生活に影響を与えかねない。よほど安全に配慮したシステムを堅持してもらいたいものである。
ついては、焦点となっていた27日実施のイスラエルの総選挙で、与党「リクード」の現職ネタニヤフ首相も危ういかと予想されていた。実際戦前のメディアの世論調査ではほとんどが僅差ながらもライバルのアイゼンコット元軍参謀総長が上回っていると伝えられた。
しかし、僅差で「リクード」が首位を占めたようだ。ネタニヤフ派がアイゼンコット派を上回り、そのうえ右派、極右、ユダヤ教正統派の各党でまとまってネタニヤフ派と合わせて、アイゼンコット派を上回ることがほぼ確実となった。これでイランやガザへの攻撃が止むことはないことがはっきりした。
もう1件、気がかりなハンガリーとロシアの外交関係がある。今年5月に親ロ派のオルバン首相から、ロシアとの友好関係から距離を置くマジャル首相へ政権交代をしたハンガリーが、9月に安全保障上容認出来ない活動に関与したとして、駐在するロシア外交官10人に国外退去を命じた。これに対してロシア外務省は、今月1日モスクワのハンガリー大使館職員に退去を命じたと公表した。元々ロシアは「国際秩序への脅威」と外交方針に表明していたように、マジャル首相になってロシアとの外交関係は一歩遠ざかった。ただ、この亀裂によってロシア産の原油に頼っていたハンガリーは、経済面に与える影響が大きいと考えられる。近いようで遠いのが両国の外交関係である。1956年ソ連軍がハンガリーの民主化運動を武力弾圧したハンガリー動乱の直後に開かれた、メルボルン・オリンピックの水球球技準決勝の両国対抗戦でソ連選手が、ハンガリー選手に殴りかかって流血騒ぎとなった事件が生々しく想い出される。
今後ハンガリーのマジャル政権の対ロ関係への対応が注目される。
以上のように大小合わせれば、地球上では数えきれないほどのトラブル、紛争、事故、事件が絶え間なく起きている。国民が気を付けねばならないことであるが、それよりその国民を統治している政治家たちが、いかに自分らの言動が自国民のみならず、他の国のひとびとに不安を与えているかという点を弁え、反省しなければいけないことである。