7049.2026年8月31日(月) 最高の来年度概算要求と自然災害の連鎖

 高市内閣の課題のある積極財政と税制改革政策により、国家の累積赤字が更に積み増しされることが懸念されている。毎年財政健全化の議論が行われるが、借金は増えるばかりである。今や国家の借金は、1,200兆円にまでなってしまった。これでは我々が生きている間にはとても返せるような金額ではない。

 元々高市政権は「責任ある積極財政」を掲げ、これまでの政権が掲げていた基礎的財政収支(プライマリーバランス)の単年度黒字化目標を転換し、実現は厳しい経済成長によって財政の健全化を目指すという姿勢を採っている。

 その赤字財政下にあって、今日締め切られた各省庁の2027年度国家予算の財務省に対する要求額は、一般会計予算額総額が4年連続で過去最大の約143兆円となった。

 これは浮世離れしたような話だが、これと似たような時代が過去にあった。それは文化が華やかだった平安時代に過度な積極財政を行っていたことだ。奈良時代に6百万人もいた人口が、平安時代になって何と5百万人にまで減ってしまった。それは飢饉や疫病の流行が大きな原因ではあったが、人口減少により生産力は落ち、財政的には大分苦しくなった。特に財政を圧迫したのは、①平安京の造営、②東北地方の蝦夷征伐の2大看板によるものだった。桓武天皇自慢の政策だったが、当時の日本経済には財政的にとても賄えるものではなかった。

 一方で、排外的な考えが強く、壱岐、対馬、九州北部を襲った異民族に対する恨みもあり、中国大陸や高麗からやってくる使者などに対しても冷たい対応をしていた。あれから千年以上を経て、今日高市政権は、石油危機もあるが財政的に余裕がなく、対外的にも中国との関係が友好的ではない。千年以上も前に人口が減少してGDPがマイナス成長したように、高市政権下でも人口が減少し、経済が低迷しそうである。

 さて、ネパール大洪水による災害状況が刻々と報道される過程で、少しずつ大被害の原因が判明してきた。周辺の鳥観図をみると険しい場所に建つ国境検問所から土石流があった川沿いのビドゥールという集落では道路沿いのレストラン、ホテル、雑貨店など約200店が建ち並ぶ繁華街が流されたという。街が消えてしまったという。下り谷間を勢いよく下った洪水は、何と時速180㎞のスピードだったようで、とても逃げる間もなかったのではないだろうか。この様子では人々も洪水により下流へ流されたと考えられる。犠牲者の数は919名に、行方不明者は約4,700名に増えた。

 そんな時に今朝アメリカ・アリゾナ州のグランド・キャニオン国立公園でも大雨による大規模な土石流が発生し、遊歩道が流され、公園内でキャンプ中の観光客が被害を被った。詳細はまだ不明だが、いずれ分かることだろう。それにしても地球上の各地で連鎖反応のように、豪雨による自然災害が発生している。ここは世界遺産として、雄大で有名な観光地として多くの観光客が訪れ、日本人もかなり訪れている。

 何か不思議な気がするが、自然災害も連鎖反応を起こしているようだ。これからも油断できない。

2026年8月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com