806.2009年7月28日(火) 民主党マニフェストで財源は大丈夫か。

 総選挙を控えて各政党が、選挙公約であるマニフェストを作成して公表するべく準備を進めていたが、その先陣を切って昨日まず民主党が自党のマニフェスト(政権公約)を発表した。

 かねがね噂され、期待とともに注目されていたが、開けてみれば約束事のテンコ盛りである。これだけ目新しいことをやって財源は果たして大丈夫なのかというのが、最初に知った時の率直な疑問であり印象である。実際評論家諸氏もそう言っている。

 案の定自民党閣僚からも厳しい声が挙がっている。麻生首相は「安保・外交政策が極めて不安だ。このような民主党に政権を委ねるわけにはいかない」と言い、甘利大臣は「税金の無駄遣いをやめることなどで財源を捻出するとはポピュリズムの極み」と辛らつである。与謝野大臣は「マクロの財政、経済政策が入っていない。選挙用のフライフィッシング」と酷評した。中曽根外相は「現実的対応という発言は、自分たちの変節をどう説明するのか」とぼろくそである。押され気味の自民党としては、民主党のやることなすこと全てが癪の種で、言える時に言っておこうぐらいの気持ちなのかも知れない。

 これに対して当の民主党鳩山代表は「財源が曖昧との批判に対して、出来るだけ細かく調査し、必要な財源を手当てした。公約が果たせなければ責任を取るのは当たり前だ。公約を守ってこなかった政権自体が最も問題だ」と切り替えしている。しかし、実行出来なかったら責任を取ると言っているが、代表が辞める程度の覚悟では困る。全員の責任だから、解党するくらいの覚悟でないといけない。

 やはり問題は財源と政策面では安保がらみであろう。インド洋の自衛艦給油、海賊対策法案、等でこれまで自民党に対して反対し続けてきたことだろう。外国との約束であるだけに、今更中止というわけにはいくまい。それに、幼い子や、高校生以下のこどもに対する補助、それに対して収入があまり当てにならない。消費税を4年間は値上げしないという。大丈夫かと言いたい。

 評価すべき項目は、①国会議員の世襲禁止、②国家公務員の総人件費2割削減、③衆議院の比例代表定数80削減、である。

 これから自民党のマニフェストも公表されるので、それでじっくり二つを比較してみよう。

 今日は2つのびっくりニュースがあった。ひとつは中田宏・横浜市長が突然辞職を申し出たことで、中田市長は来年3月まで任期を残していた。50日以内に市長選を行う。別の政治方策で国へ奉仕することを考えていたということであるが、あまりぴんと来ない。市民の間に評価がある反面、女性問題等でスキャンダルを起こしていただけに、その真意は図りかねる。インタビューを受けた市民も狐につままれたような顔をしていた。

 もうひとつのニュースはラグビーのワールドカップ次回開催地が日本に決定したことである。2019年大会だから10年後のことで、果たしてそれまで生きていてゲームを観戦出来るかどうか分からない。まあ日本にとってはめでたいイベント開催ではある。

2009年7月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

805.2009年7月27日(月) 諏訪園貞明さん、東北大教授に

 今年は総選挙に象徴されるように、東京都議選を始めとして、千葉県知事選、静岡知事選、千葉市長選、横須賀市長選、奈良市長選等々、有力地方選もすでに終わり、今後も各地で市町村選挙が目白押しである。それにしても今までとは大分様相が異なっている。これまでは現職というだけで圧倒的に強かったが、昨今は年齢とか、清潔度、実行力などの方が期待されるようだ。

 昨日政令指定都市である仙台市長選が行われた。現職の市長は、タクシー券の不適正使用を主とする不明瞭な公費支出で有権者の批判を浴び立候補を断念した。そして、名乗りを挙げたのが、副市長だった2人の女性候補を含む6人である。

 今回の選挙で意外に思ったのは、当選した奥山恵美子氏と次点の岩崎恵美子氏がこれまでの市政に厳しい見方をしていたことである。個人的に前市長を批判するのは、前市長が違法行為を行ったから当然ではあるが、過去の市政についても批判するのは前市長を支えて、市政をともに携えていた立場を考えれば、2人の副市長にもその責任があったのではないか。

 詳細については憶測の域を出ないが、前市長のマイナス面だけを暴露したり、批判して、これまで前市長や市政を支えてきた立場や、自分の信念はどう考えているのだろうか。当選した奥山新市長は、民主党の支援を受けて波に乗り、次点の岩崎氏の2.5倍という得票を得た圧勝だった。

 副市長の前に市教育長を務めていたそうだから、教育を始め市行政のあらゆる面で経験を活かしていけるものと思う。東北大学卒だそうだから、仙台市についてはかなり周知しているのだろう。まあやって見なければ評価は何とも言えないが、前市長が失脚したような、古い体質の市政だけは願い下げにしてもらいたいものである。

 今日1通の暑中見舞い状をもらった。何とその仙台からだった。差出人は懐かしい諏訪園貞明さんだった。今年2月私の出版記念会では直前まで出席される予定だったが、忙しかったせいで来られなかった。大学の後輩で、2人の息子の家庭教師を献身的に務めてくれた。日銀に入り、公正取引委員会へ出向して、更に経済産業省へ出向した。そこで独占禁止法、企業内部告発に関する著作も書いた。経済産業省でも課長の要職を務めた後に公取へ戻っていた。それが、ハガキによると今月東北大学大学院法学研究科教授になったそうだ。彼は経済学部の出身だったので、法学部とは意外だったが、経済法や競争政策等の講義を持つと書いてあった。家族を都内に残して単身とある。

 しかし、多忙だった公取、経産省に比べて学級肌の諏訪園さんにとっては、これまでより研究する時間があって、反って新たな実績を重ねるチャンスかも知れない。頑張れ!諏訪園教授!

2009年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

804.2009年7月26日(日) 麻生首相の呆れた発言

 告示はされていないものの、もう選挙モードに突入したかの感がある。各党の党首は全国を遊説に歩いているが、昨日その途上横浜市内で麻生首相はまた大ポカをやった。聴衆を笑わせようとする自己流サービス精神が勇み足をやってしまった。今度は「80歳以上のお年寄りは働くことしか能がない」とつい日頃自分が思っていることを口に出してしまった。後から弁解したようだが、自分も後10余年もすればその人たちの仲間入りだということを忘れている。これまで度々失言を繰り返してきたので、もっと慎重に発言すれば良いのだろうが、それが出来ない。そして、その場の空気が読めない。いわゆるKYというヤツである。

 これだけ失言するのは、国のトップとしての資格、資質に欠けるのではないかと思う。もし、今度の総選挙で自民党が勝てば、この麻生氏を引き続き総理大臣として戴かなければならない。自民党が勝つ可能性はかなり薄いので、その点では善しとするが、それにしても総理大臣たるもの、あまりにも程度が低いのではないかと庶民のひとりとして呆れるとともに、心配でならないのである。

 「選択」7月号にはこんな風に書いてあった。「首相麻生太郎及び麻生周辺の『政治音痴』ぶりには目を覆いたくなる。将来確実に訪れる事態の把握とそれによって生じるであろう政治的化学反応をほとんど想像出来ないからである。あのべらんめえ口調や偽善的なふるまいからは考えられないほどの決断力不足にも驚く」とまあ匙を投げられているのである。

 漸く「知の現場」の最後の原稿を書き終えて一昨日秋田事務局長へ送ったが、どうも見直してみて修正する箇所を見つけ訂正しないといけないと思い、修正原稿を送った。ところが、更に仔細に見直してみると気になる箇所がまた見つかった。どうも朝令暮改的である。やはりこれは正さないといけないと再び考え直し、再修正して事務局長宛送信した。やはり推敲したとはいえ、数回の手直しではダメだ。完全な文章として書き上げるためには、10回程度は推敲しないと後悔を残す。大いなる反省であるが、これに対してプロジェクト・メンバーがどうアドバイスをしてくれるだろうか。

 まあともかく自分の持分責任は一応果たせた。まだ、再修正する必要があると思うので、完全にフリーというわけではないが、とりあえずはやれやれという感じである。

 早速途中まで書きかけていた「なぜマス・メディアは真実を伝えないのか?」の後半部分に手を染める。これは昨年1月ソウル市郊外の利川で起きた冷凍倉庫爆発事件に関する日本のマス・メディアの対応を批判したものだ。この事件は日本では事件勃発当日にテレビで一部放映されただけで、その後はまったくマス・メディアでは取り上げられていない。そこに恣意的な報道管制のようなものを感じたので、ちょっとアピールしてみようと考えている。

2009年7月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

803.2009 年7月25日(土) 北方4島はロシアに奪い取られるのか。

 山口県防府市は土砂災害のニュースで大分騒がれているが、同時に北九州地方、中国、四国地方も相当な風水被害を出している。これほどの被害が出るのは、地球温暖化を言う前に気象庁、国土交通省、地方自治体が手を携えて、真剣に災害対策を行っていたかどうかが問われることになる。対策はいつも後手に回るようだが、マス・メディアももっと世論を盛り上げて一過性のものではなく、定期的に恒久的な対策を講じるシステムを構築する必要がある。

 さて、ひとつ厄介な問題が俎上に上がった。日本が一番不得意な外交問題の中でも解決のメドが立ちそうもないのが、北方4島返還問題である。このほど全ロシア世論調査センターによるロシア国民へのアンケート調査の結果が公表された。

 日本が求める北方4島の返還について、ロシア国民の89%が反対し、賛成は僅かに4%という結果である。今から15年前の前回調査では、反対は76%、賛成は7%だったから、更に悲観的になったと言わざるを得ない。いずれにしろロシア国民は4島の返還については大反対なのである。特に驚くのは、ロシア領土として維持して交渉を打ち切るという数字が79%だというから、ロシア国民の5人に4人がそう考えていることになる。2島返還とか、元日本領だったとか、はまったく考慮されていない。芯から北方4島はロシア国民のものだと信じきっているのだ。だからこそロシア国内では日本の国会が今月初めに北方領土をわが国固有の領土と明記した、改正北方領土問題等解決促進特措法という長たらしい法律を成立させて以来、益々反発が高まっている。

 このままではいつまで経っても解決する見通しは立たないだろう。日本国民の間にも最近こそ関心は高まってきたが、ずっと無関心に近い状態のまま4島にロシア住民が住んでいる実態から目を背けてきた責任がある。一方ロシアではどうかと言えば、島の領土占領の経緯が国民にはまったく説明されず、盲目的にロシア国民が戦後居住している固有の領土との一方的な認識がある。

 1875年(明治8年)締結された樺太・千島交換条約により千島は正式に日本領となったことは歴史的事実である。この歴史的事実を隠蔽して旧ソ連政府は国民に4島が旧ソ連領だと説明してきた国としての無責任性も問われるべきである。現ロシア政府は事実を国民に正しく理解させる努力を払っていない。真実を知れば、ロシア国民が極東の小さな島の帰属権にそれほど拘るとは信じられない。まして、サンフランシスコ平和条約で連合軍の占領は解除され、日本に返還されるべきとの約束が無視されている事実は、例え当時のソ連が平和条約署名を拒否したにせよ、ソ連は他国の自由を承認しないという横暴以外の何者でもない。

 ただ、日本側にはこれまで真摯にこの問題を解決しようと努力する姿勢が見られなかったことは事実である。正面からぶつかろうとせずに、いつも外務省は厄介な問題には腰が引け、素通りしようとしていた。政治家然り、外交官然りである。ロシア側に大半の責任があるとは言え、問題解決を遅らせているのは、明らかに日本のこれまでの外交当局の無責任と職責放棄にある。政治家と高級役人のいつもながらの怠惰と無能ぶりにはつくづく愛想が尽きる。

2009年7月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

802.2009年7月24日(金) 外部へのPR文書に身内の敬称をつけるか?

 どうも天候がすっきりしないが、3日前に大雨による大きな被害を出した山口県防府市では今日も激しい雨が降り続き全員の行方不明者がまだ見つかってはいない。今日までに死者14名、行方不明者3名の被災者を出している。雨の中で懸命に捜索活動を行っているが、追い討ちをかけるように一層激しい雨が降り出し、2次災害の可能性も出てきたので様子を見守っている状態だという。今回は市の避難勧告の連絡が遅れたことにも大きな被害をもたらした原因がある。まあ考えることは、どうしてこれだけのゲリラ豪雨になったのか。かつてはこんな大雨が連続的に襲うことはそうざらにはなかったと思う。それがいつごろからか、全国的に局地的なゲリラ豪雨というケースが目立つようになってきた。ありきたりだが、ひとつの原因として、これも地球温暖化の影響がないとは言えないのではないか。

 昨日の日経朝刊に多摩大学の1頁全面広告が掲載された。大学創立20周年事業のひとつとして開かれたシンポジウム「現代の志塾・多摩大学の挑戦」の内容を日経紙が紹介したものである。

 これは完全なる多摩大学の全面PR広告である。冒頭に寺島実郎・新学長の講演の概要、そして、シンポジウムのパネリストである野田一夫・初代学長、グレゴリー・クラーク・3代目学長、コーディネーターの学長室長である久恒啓一教授のシンポジウムにおける発言内容、特に大学の考えが紹介されていて、内容的にも結構興味を惹いて面白い。ところが、ちょっと気になったのは、寺島学長以下全員の名前に敬称の「氏」がついていることだ。あれっと奇妙な感じがした。普通の感覚では、世間に対して自分たちの広告掲載をする場合「氏」のような敬称はつけない。

 放っておいてもよかったが、この敬称、「氏」の使い方はどうもおかしい。気になってしようがないので、久恒教授へそれとなく違和感を抱いたとメールを送ったところ、すぐ次のような返事をいただいた。「ありがとうございました。この記事はパブと広告の間なので、日経が『記事風』につくっています。タイトルなどはこちらでつけました。こういう場合は『氏』をつけるようですね」という内容だった。でもそうかなぁ。広告の主体は大学だから、やはりおかしいと思う。民間会社なら自分の会社の社長だろうが部下だろうが、社内の人間を外部に紹介する際、絶対に敬称では呼ばないものだ。大学と民間会社では感覚的に意識のずれがあるのだろうか。私にはやはり大学の感覚は少しおかしいと思えるのだが・・・。

2009年7月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

801.2009年7月23日(木) 国道工事凍結解除は元の木阿弥

 知研「出版プロジェクト」の定期会合があった。前回まで集まっていた新宿のレストランが閉店となったので、今日から東京駅近くのビル内のレストランで行うことになった。いつも通り常連メンバー9人が集結した。現役で働いている人ばかりだから、遅れて来る人や早く引き上げる人もいる。こればかりは致し方ない。

 原稿作成が遅れているメンバーもいて他のメンバーで手伝うことになった。原稿の書き手のことでもめたり、私自身も年甲斐もなく興奮して、若い人と口論に近い話し合いになったり、目的はひとつなのだが、それぞれの考えの違いや、過去に編集に関わっていた経験等で意見が分かれる。私も明日には野村さんの取材原稿を書き上げて事務局へ送ろうと思っている。早く立派な書籍として世に出したいものだ。

 いつものことと言って笑って済ませられない国道工事の再開である。今年3月に国土交通省は建設効果が費用に見合わないとして工事を凍結した国道18路線のうち、17路線で工事再開が決まった。まったく役所は何を考えているのか。これは国交省が地方の要求と、道路族国会議員の圧力に屈した図式である。いつもながらの日本的風景である。一旦は工事中止を決めておきながら、たった3ヶ月で元の木阿弥である。

 大体話がおかしい。建設効果が費用に見合わないと言っておきながら、計算の仕方次第ではすぐ建設費を下方修正出来るというマジックを操りだす。工事再開の判断は、専門家による監視委員会に委ねるということだったが、何のことはない。委員の人選は国交省の各地方整備局長に任されている。出来レース以外の何者でもない。

 役所には都合の良い数字というものがあるらしい。自分たちの思惑通りにことを進めようとするなら、それを使えばよい。こうして、国の税金は無駄に使われ、役人はでかい面して威張りまくるのだ。日本は倫理や道徳なんて、叩いても出てこない情けない国になったものである。

2009年7月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

800.2009年7月22日(水) 皆既日食を見た!

 代々木の歯科へ行く手前のビルの広場で大勢の人たちが空を見上げ、携帯カメラや観測用黒メガネを空に向けていた。11時15分頃だった。同じ方向を見上げると欠けた太陽が見えた。直前まで皆既日食のことを忘れていたが、薄い雲の中に下部が黒く、上部が三日月のような皆既日食が確かに見えた。天候はぱっとせず、小雨さえ降っていたが、それが反って目を保護することなく自然に空を見る姿勢になれたのだと思う。東京都内は70%の部分日食と言われていたので、全体的に周辺は明るくそれが曇りの中でも日食がはっきり見えた原因である。勿怪の幸いと言うべきだろうか、運良く日食を鑑賞することが出来て感動した。敢えて言えば、偶々日食に遭遇したと言える。ついてもいた。

 それにしても、全国的な皆既日食フィーバーとなったが、その中心地・悪石島では風雨が強く目では見られなかったようだ。こう言っては悪いが、やはり島の名前も良くなかったのではないか。期待していた観測者には気の毒だったが、それでも10時53分には島周辺は夜のように暗くなったので、日食の感覚は些かなりとも味わうことが出来たのではないだろうか。

 構想日本から、日本青年会議所が総選挙に際し、各党、各候補者へマニフェスト討論会を仕掛ける「第45回総選挙全国一斉マニフェスト型公開討論会」記者会見の案内をもらったので、どんなものか後学のために見学させてもらおうと平河町の青年会議所会館へ出かけた。

 30分程度の普通の記者会見だったが、出席者は安里繁信・日本青年会議所会頭、北川正恭・早大教授、加藤秀樹・構想日本代表、そして友人で前鎌倉市長だった、竹内謙・日本インターネット新聞社長だった。

 要は総選挙の300小選挙区の立候補者へ公開討論会に参加を呼びかけるものである。すでに193選挙区から受け入れるとの連絡があり、今後も参加は増えるだろうとの話だった。各社から質問があったが、初歩的なものとしてマニフェストがまだ決まらない現状を指摘していたが、そのマニフェスト採用に道を開いた北川氏は、やはり発表の遅れを酷評していた。各党が他党のマニフェストを参考にしようと様子を窺っている点をついて、今後は早めにマニフェストを発表すべきだと厳しく応えていた。マニフェストとは別問題だが、公示後に候補者がHPのHPを変更することは公職選挙法に抵触するとは知らなかった。

 これからはマニフェストをじっくり注目してみようと思う。

 竹内氏から「またこんなところに出没している」と冷やかされたが、「どこにも出没するよ」と応えておいた。開始前に彼と新聞社の最近の経営について話をしたが、コスト高が足を引っ張っている点で意見が一致した。給料カットは難しいらしい。

 鉄道作家の野村正樹氏から、先日の取材内容の件につき今朝メールで問い合わせたところ、夕方になってわざわざ電話があり、親切に回答していただいた。これで行き詰まっていた疑問が解消され原稿が仕上げられる。野村さんは親切だなぁ。

2009年7月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

799.2009年7月21日(火) 衆議院解散

 衆議院が解散された。数日前から噂に上がっていたが、政権発足以来のらりくらりしていた麻生首相も遂に腹を固めた。解散とは言っても9月に任期満了なので、ほとんど任期を全うしたようなものである。自民党が4年前の小泉郵政選挙で圧勝したおかげで、現在議席の過半数を自民党が占めているが、今度の選挙は極めて旗色が悪い。地方選挙で連戦連敗の挙句の衆議院選挙で民主党も波に乗っているだけに、今度は民主党が過半数を獲得するかどうかが総選挙の焦点である。投票日は8月30日と決まった。

 皆既日食が明日に迫り、一番見やすい悪石島、クルージングで海上から見る観光客、上海で見ようとする人、等々46年ぶりの皆既日食に国をあげての大フィーバーである。46年前の皆既日食を調べてみたら、1963年7月に北海道地方で見られたらしいが、まったく記憶にない。当時は、まだほかほかの新入社員として玉川学園前駅に勤務していたころのことで、昼間は先輩とたった2人で小さな駅の大忙しの駅務掛として動き回っていたか、或いは明け番となり解放されて前夜の睡眠不足を自宅で補っていたか、のどちらかでいずれにしろ皆既日食どころではなかった。

 気になるのは空模様で、どうも快晴は期待出来そうもない。少しでも雲が切れて半世紀に1度の皆既日食を楽しみにしている人々を失望させないで欲しいと祈らざるを得ない。時恰も西日本で豪雨が襲い、山口県防府市を中心に鉄砲水が流れ込み、老人ホームにも土砂が入り込み死者も出た。テレビ画面に映る崩れ落ちて凄惨な光景には言葉もない。

 妻はコーラス仲間と伊豆方面へ1泊旅行に出かけた。

2009年7月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

798.2009年7月20日(月) 新聞業界の落日

 今日は連休最後の祭日であるが、「海の記念日」であることはあまり知られていないようだ。ましてや雨でも降っていれば祭日が海とリンクしているなんて想像外だろう。

 それより今日をもって早くもアメリカのオバマ大統領は就任半年になる。若さと行動力が好感を与えて支持率は60%前後と人気は上々のようだが、アメリカ経済に一向に回復傾向が見えず、失業者も益々増え経済対策に少しずつ不満がわだかまってきている。

 そんな折NHKで「マネー資本主義」というドキュメント放映が、アメリカの金融工学について説明していたが、アメリカ政府の経済対策が充分功を奏していないことを厳しく突いていた。自由主義経済は法律に触れない限り、いかなる利益活動にも責任を負わなくてもよいという市場主義優先的な考えがある一方で、FRBが取った長期低金利政策によりバブルがもたらされた責任を負うべきだとする意見が対立している。それより意外だったのは金融界へ優秀な人材が流れた結果、数学、物理学の科学者まで金融部門へ流れていたそうだ。金にさえなれば何でも許されるというのは、科学学会にも共通しているのだろうか。

 経済不況のとばっちりを受け、近年新聞業界が低迷してきている。駒沢大学・岩崎宇雄講師の現代広告論でも、新聞とテレビ界の広告減少、経営不安について話があった。

 今年2月には、コロラド州デンバーで2ヶ月後に創立150年記念事業を控えていた‘ROCKY MOUNTAINS NEWS’が倒産した。同社は伝統あるメディアで、2000年のコロンバン高校銃乱射事件の報道や、2005年には「最後の敬礼」と称して、イラク戦争の最後の犠牲米兵士を報じた記事、2008年核施設の汚染を追求した「致命的な否定」ドキュメントでピューリッツァー賞を受賞した。それより驚くのは、創立の1859年4月23日号には日本の開国に関する記事が掲載されたそうである。最終号は創刊号と同じスタイルだったというのが泣かせる。デンバー市内には、ライバル社‘THE DENVER POST’もあったが、こちらは一足先に倒産している。倒産の原因はいずれもインターネットによる新聞ばなれであることは明確である。読者が減り、広告も減っていながら真剣に再生への対策が成されなかったことに忸怩たるものがあると思う。これでついにデンバー市内には地元新聞社がなくなった。今後この「インターネットが新聞を駆逐する」傾向は日本にも及んで来ることだろう。私にとっては、新聞のない日常なんてとても考えられないが、若い人たちが増えてくるとその傾向に拍車がかかるのだろうか。

2009年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

797.2009年7月19日(日) 旧社会主義国の深刻な失業問題

 このところ全国的に天候が荒れている。北海道トムラウシ山の遭難事件の際の悪天候を始め、今日は全国的に雨が降っていたようで、悪天候による水死者も出ている。そんな中で22日に46年ぶりの皆既日食が見られるというので、最良の観測点、トカラ列島の悪石島では今日早くもツアー客が上陸してきた。島民人口68人の島にツアー客だけで220人も押し寄せては、とてもインフラ整備が間に合わず、緊急の必要品を事前にツアー客に負担してもらう形で入島を認めるという異例の対応をした。飲料水が不足しているので、給水、食料手配、仮説シャワー設置、簡易トイレ設置、電源配備等、相当な準備がなされたようである。

 それにしても「悪石(アクセキ)島」とは、よくも名づけたものである。学生時代に南アルプス全山を縦走した折に、静岡県側の悪沢岳(3141m)を登頂したが、これは「ワルサワ」と呼称されている。名前が良くないのか、今では東岳と呼ばれることが多くなった。悪石島には、それなりに伝説や民話でもあるのだろうが、「良石島」とはならなかったのだろうか。

 今日入島したツアー客を島サイドで歓迎する小学校行事は、素朴だがTVで見る限りおもてなしの雰囲気が表れていて、ツアー客の評判も上々のようだった。皆既日食は僅か6分余のショーだが、天候に恵まれることを願う。46年前の記憶はほとんどないが、皆既日食といえば、むしろ1999年に皆既日食直後のトルコを訪れ、そこでM7のトルコ大地震に遭遇した印象の方がよほど強い。

 今日午後、NHK衛星1で東欧革命20周年を記念した「1989年から出発」を約4時間興味を持ったり、退屈しながら観た。4つのドキュメンタリーを50分ずつ見せてくれたが、1989年という社会主義が崩壊した時の東欧諸国の悩める内実を国ごとに紹介してくれた。

 4部作は「ポーランド大国支配からの脱出」「ルーマニア民主国家への苦闘」「ふたつの道・チェコとスロバキア」「旧東ドイツ・英雄都市」に分かれていて、それぞれに面白かった。押しなべて言えることは、ソ連の社会主義体制の強い締め付けによって民主化を押さえ込まれていた、東欧各国が自らの強固な意志と団結で体制派を打ち破り、ソ連の楔から抜け出た、社会主義体制の崩壊を時系列で映し出したが、新たな問題が表出して今日も社会問題化していることをドキュメントは描いていた。

 共通したその新たな問題とは他ならぬ失業問題である。ある中高年者のごときは、社会主義時代にはなかったことだと昔を懐かしんでいた。私自身あの時代にルーマニアにも、チェコスロバキアにも、そして英雄都市・東ドイツのライプチッヒをも訪れたことがあるだけに、何とも言えずもどかしく気の毒に思う。今や雇用問題と福祉問題、老人問題は想像も出来ないくらいゆるがせにできなくなった。どうしたら、国民がかつてより良い生活を送ることが出来るだろうか。人々が解決しなければならない永遠の課題だろうが、深く考えさせられた。

2009年7月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com