816.2009年8月7日(金) アホなタレントの所業

 このところ馬鹿なタレントが世間を騒がせる事件が連続して起きている。1週間ほど前に「押尾学」という31歳のタレントが覚せい剤所持で逮捕され、逃げ出したマンションを調べてみると全裸の女性が死んでいた。まるでミステリーである。そして、今週41歳の自称プロサーファーを路上で覚せい剤所持違反の現行犯で逮捕してみると、翌朝その妻のタレント・のりピーこと酒井法子が10歳の子どもを連れて忽然と行方をくらます。マス・メディアが大々的に取り上げ、のりピーは夫の逮捕でショックを受けて身を隠したと同情的に報道された。ところが、昨日子どもは知人が預かっていると分かった。何のことはない、のりピー自身も麻薬をやっていたらしく、家宅捜索の結果、覚せい剤と吸引具が発見され、今日になってそののりピーに対して覚せい剤取締法違反の疑いで逮捕状が取られ、一転して彼女は容疑者として追われる立場になった。現在彼女は逃走中なのである。

 それにしても、どうして芸能界には、後から後から麻薬がらみの逮捕者が出るのか。まだ、若く世間を知らないうちに、スポットライトを浴びて有頂天になり、社会常識やモラルが身についていないことが、彼らに自分自身を見失わせてしまう原因になったことは間違いない。

 そういえば、近頃の若者が集まる広場や、電車内では彼らの将来が心配になるような挙動がしばしば見られる。尤もわれわれ中期高齢者も他人様に迷惑をかけないよう自戒することを忘れてはいけないが・・・。

 若者のふしだらな行為に比べると、往年のマラソンランナー、山田敬蔵さんの人柄と功績には頭が下がる。山田さんは、このほどフルマラソンから引退を表明した。懐かしいお名前である。ボストン・マラソンでは1953年当時の世界最高記録で優勝したが、オリンピックでは活躍出来なかった。その山田さんも朝日鎌倉マラソンでは鵠沼の実家の傍を走り、よろめきながら鎌倉駅前のゴールへ倒れ込んだことが、強く印象に残っている。驚いたことに、ボストン・マラソンでは1995年から15年連続出場したことであり、81歳の今年も完走したが、記録は6時間16分56秒で、一世を風靡したランナーにとって流石にこれ以上フルマラソンは無理と悟ったようだ。フルマラソンを約340回完走したスーパーマンである。

 それにしても小さい身体の努力家で、控えめで温厚な方だった。秋田・同和鉱業に勤務していたが、会社が藤田観光の傘下に入るや、同社旅館の集金にクーポン券を持って私が勤めていた会社へやって来られ、何度かお話をしたことがある。これからも走り続けると仰っているようだが、地道に努力される謙虚で誠実な方である。今どきの若者に山田さんの爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

2009年8月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

815.2009年8月6日(木) 広島「原爆の日」が、核廃絶へつながるか。

 広島「原爆の日」である。広島市内の平和記念公園では平和祈念式が行われ、64年前の原爆投下時間8時15分に合せて、「平和の鐘」が鳴らされ、黙祷が捧げられた。

 今年はオバマ大統領のプラハにおける「アメリカは核兵器を使ったことがある唯一の核保有国として、行動する同義的責任がある。核兵器のない世界にむけて具体的方策をとる」との前向きの宣言に乗って、将来的な核廃絶へ道が少し開けてきた。秋葉広島市長もスピーチの最後には、英語で

‘We have the power. We have the responsibility. And we are the Obamajolity. Together, we can abolish nuclear weapons. Yes, we can.’

と結んだ。中々やるなぁという感じだったが、出来れば最後のフレーズは、もうちょっと大きいな声で強調してくれれば、なお良かった。

 しかし、核廃絶への道は一筋縄ではいかないと思う。オバマの気持ちが必ずしもアメリカ人の気持ちではないからだ。気持ちは理解出来るが、原爆投下とその的となった日本人に対して歴代大統領と同じく、オバマ大統領だって謝罪はしていない。現在アメリカ国内では原爆投下について賛否を問うと、60%以上の国民が投下を是認している。この米国内世論からすると、オバマ大統領が広島を訪れ、この式典に出席する可能性は今のところほとんど考えられない。日本人とアメリカ人との間に考えの差を感じる。

 今年の式典には、海外から過去最多の59ヶ国代表が出席した。世界的にもオバマ宣言以来核廃絶への動きが強まってきた、この流れを少しでも実現化へ向かせて欲しいものである。

 それにしても未だにアメリカ政府の代表が式典に誰も出席しないというのは、大統領の意向に叶っていないのではないかと考えざるを得ない。

 3日から始まった初めての裁判員制度の判決があった。求刑16年に対して15年の判決だった。6人の裁判員も真剣に考えた末の結果だろう。専門家によれば、多くの問題点を曝け出したことも事実である。どうしてもシンプルな殺人事件のせいか、求刑に近い刑期の懲役刑になった印象もあった。もし、犯人が罪を否認していた場合、下手をすると冤罪の可能性を残す判決になることもある。また、凶悪犯罪の場合に死刑判決を行えるのか。懲役が裁判員によってばらばらの場合、どう調整するのか。問題点が多い。一気に満点とはいくまいが、漸進的にでもうまくいくように願うしかない。

2009年8月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

814.2009年8月5日(水) 北朝鮮、2人の米国人女性記者を解放

 昨日電撃的に北朝鮮を訪れたクリントン元アメリカ大統領は、今朝にはピョンヤンを発ち、給油のため三沢基地に立ち寄りロスアンゼルスへ戻って行った。その手土産に今年3月中朝国境付近で捕捉され、12年間の労働教化刑に服していた2人の女性記者を解放してもらい連れ帰った。クリントン・金正日会談で何が話し合われたのか、詳細が発表されず、アメリカ側はクリントンの個人的な訪朝で記者解放を頼んだということになっている。

 しかし、したたかな北朝鮮が無条件で窮鳥の人質を解放するはずがない。米朝関係の進展を望む北は、まず米朝2国間交渉によって国交正常化をアメリカに迫るのではないか考えられる。アメリカが今回の訪朝をクリントンの個人的理由だと言っているのは、現在硬直状態に陥っている6ヶ国協議より米朝関係を優先していると思われたくないせいで、水面下で相当の下打ち合わせをやっているのではないかと思う。その証拠にあの金正日が数年来の笑顔を見せている反面、クリントンが終始こわばった顔をしていたのが、妙に気にかかっている。

 何にしろ、北朝鮮が少しでも歩み寄りを見せ、6ヶ国協議が進展し、核不拡散条約締結、核廃絶へ向かっていくならこれほど結構なことはない。

 しかし、嘘つき、裏切りの常習犯である北朝鮮がこのまま6ヶ国協議へ戻ることになるとは思えない。

 今日の朝日新聞夕刊「素粒子」欄にこういうクリントン元大統領の不倫を茶化した冗談話が載っていた。題して「妄想版・熟年夫婦のお話」、内容は「『ねえ、ちょっと頼みがあるんだけど。あなた、最近、暇でしょ。行ってもらいたいところがあるのよ。私が行けばいいって? 事情があってダメなの。まして今のボスもね・・・・・でね、あなたが適任なの。昔偉かったけど今は暇だし。えっ、嫌だって。何言ってるの! 私、許してないのよ。あなたとあの女との話。聞いているの? ビル!』―女房に握られた弱みが世界平和のためになるならば歓迎」

 まったく! まあ、しばらくすればはっきりしてくると思う。

2009年8月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

813.2009年8月4日(火) クリントン氏、金正日総書記と会談

 恒例のヨタロウ会は南千住駅近くの鰻料理「尾花」で行われた。少々早めに会場へ行ったが、開業時間の午後4時前だったので門が閉ざされ、止むを得ず周辺をうろうろ散歩していた。ちょうどそこへ須藤甚一郎さんと堀さんが来られたので、話を聞いてみると路地角に小塚原回向院があって、江戸時代の解体新書にまつわる記念碑や、鼠小僧次郎吉や高橋お伝のお墓もあるという。早速そこへ出かけてみた。小中陽太郎さんご夫妻にも行き合い同行された。

 この「尾花」という鰻料理屋さんは、かなり老舗のようで俗にいう殿様商売を営んでいる感じだった。事前に瀧澤幹事の案内状に時間前に来て欲しいと書いてあった意味がよく分かった。開門を門前で待って、そこに居る人だけを係の女性が店内に招き入れる。広い座敷の指定された卓袱台に座布団で待つ。調理場では大勢の料理人がじっと客の入り込み状況を見ている。あっという間に座敷は一杯になる。後から来た人は、玄関前で席の空くのを待つ。7時半に閉めるというから、昼間の11時半~1時半を合せても開店時間は5時間半である。老舗の食事処で7時半という閉店時間も珍しいと思う。ウナギも中々旨かった。全員満足して浅草へバスで移動。浅草で甘味ものを食べてぐるぐる回って帰ったが、秋葉原駅の「つくばエキスプレス」から地下鉄日比谷線への乗換え口がまったく分からない。表示がないに等しい。一緒にいた小中ご夫妻も、遠藤さんも見つけられない。止むを得ず駅員に聞いて、それでも一直線には辿れず、途中で店の人に聞いて漸く分かる。こういう案内板の掲示の仕方は誰が決定したのか分からないが、利用者の利便をまったく考えていない。もう少し旅客のことを考えるべきである。JR、東京メトロ、つくばエキスプレスがお互いに協力しあった案内をしていない証拠である。3社の客扱いのセンスは最低だ。

 10月にオーストリアのリンツで開催される国際ペン大会にお誘いを受けた。行ってみたい気持ちもあるが、妻の耳の具合があまり芳しくないので、当分の間空路の旅行に適しない。折角のチャンスではあるが、お断りしようと思っている。

 さて、突然クリントン・元アメリカ大統領が北朝鮮・ピョンヤンを訪れ、早速金正日・総書記と会談した。誰も予想しなかったハプニングで、私にはニクソン大統領の北京訪問以来のショックである。夕刊紙によるとアメリカは現在北朝鮮に身柄を拘束されている、米人女性記者2人の釈放と身柄の引渡しを求めている。いずれどんな話し合いが持たれたかは徐々に分かっているだろう。したたかな北朝鮮ゆえに、この後どんな取引を行うのか。まったく予断を許さない。

2009年8月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

812.2009年8月3日(月) 裁判員制度始まる。

 裁判制度の大きな転換点である「裁判員制度」が今日スタートした。数日前から新聞、テレビで細かに説明していたが、今日NHKでは1時間ごとにニュース形式で同時進行といってアナウンサーが報告していた。

 今回の裁判は4日間に亘って行われるが、速攻処理を心がけているようで、3日後に判決言い渡しを行う。裁判員は6人で男1人、女5人という構成だったが、裁判員候補者は47人で今朝になって裁判所で6人が選ばれた。最初だから、思うとおりには中々うまく行かないと思うが、外国でも取り入れている制度であるし、プロの裁判官だけに任せるのではなく、普通の人が重要な国の制度に参画するというのは、将来的にはプラスだと思う。

 ただ、日本人には他人の運命に自分の意見が影響を与えるということが、性格的に受け入れにくい点があるので、その辺りが制度的にスムーズにいかない懸念もある。

 それにしても最終的に裁判員に選ばれなかった人が、「残念だ」「ほっとした」ともらした言葉が2つに分かれたのもなるほどと理解できる。

 語弊があるが、今日は割合分かり易い殺人事件だった。66歳の女性が近所の男性に刺殺されたというもので、被告も殺人を認めている。従って、刑期がどの程度になるかということが焦点になる。判決は3日後だが、どう出るか。

 「知の現場」も大分進んできた。取材原稿もいくつか目を通して感じたままにコメントをつけて取材者に伝えている。私自身の4つの原稿はすでに送付済みで、その内2つは出版社のOKをもらっている。先日来こちらのコメントに対してどうしても納得してもらえない執筆者がいて、再三メールで意見の摺り合わせをしているが、相手と意見が合わない。久しぶりの対立で文章も深く考えるようになるが、一番の対立点は問題点の捉え方の違いである。まあもう少し議論を戦わすことになると思う。性格の差もあるだろうが、今までの経験、体験、歩いてきた道、仕事の差、が一番大きいかもしれない。まだまだこういうことにワクワクするのは、安保時代の名残だろうか、或いは若いのだろうか。

2009年8月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

811.2009年8月2日(日) 偉大な2人のご逝去を悼む。

 2人の偉大な人物が相次いで亡くなった。一人は昨日亡くなったフィリピンの元大統領コラソン・アキノ氏である。この人の周辺には2つの強烈な印象がある。ひとつは亡命中の夫、ベニグノ・アキノ氏がアメリカから帰国した時、マニラ国際空港で機外へ出た途端に射殺された生々しい光景である。もうひとつは、コラソン・アキノ氏が大統領選に立候補して、不正にからむトラブルで現職のマルコス大統領が国外脱出した時に、フィリピン国民挙って黄色いシャツを着て行進したピープルパワーの迫力である。

 アキノ氏の評価は分かれる。マルコス氏の不正を暴いて民主化を進めたという功の反面、それ以外にこれという目だった成果がなく政局を混乱に導き経済も失速させたという罪の部分である。しかし、マルコス独裁政権を追放し、民主国家への道を切り開いた功績は大きい。アキノ氏の実績を批判する人に対して「私らアキノ家が民主化をしなかったら、フィリピンはずっと遅れていた」と自らの行動と実績に人一倍強いプライドを持っていた。夫は殺害され、娘は不倫事件で非難され、孫は障害児で家庭的にはあまり恵まれなかったようである。それにしても、個性的な人だった。享年76歳だった。

 もう1人は、今日世界水泳選手権のためローマに滞在中に亡くなった「フジヤマのトビウオ」こと古橋広之進氏である。享年80歳だった。1500m自由形の世界記録18分19秒0は、長い間当時の世界記録として燦然と輝いていた。昭和24年小学校5年生の時、ロスアンゼルスで行われた全米水上選手権で次々と世界記録を破り、それを社宅の隣のおばさんから教えてもらい、嬉しかったことを覚えている。憧れの選手だった。当時は近所のおばさんまで古橋選手の活躍を喜んでいた。終戦間もないあのどん底の時代は、全国民がもろ手を挙げて日本選手の活躍を願い応援していたような気がする。だから古橋選手の引退まで見守って温かい気持ちで応援していた。

 1952年ヘルシンキ・オリンピックですでに盛りを過ぎていた古橋は400m決勝で最下位に落ちた。優勝したフランスのボアトウ選手の父親が喜びのあまりコートを着たままプールへ飛び込み、水中で息子と抱き合っていた感激的なシーンの一方で、プールから上がり俯きながらプールを去っていく寂しそうな古橋選手の姿が脳裏から消え去らなかった。しかし、それまでに日本人を力づけてくれた功績を知っている日本のファンは、誰も古橋を責めるようなことはしなかった。そういう意味では遠い存在ではあったが、選手と一般のファンの間に心の通い合いがあったように思う。その古橋選手は水泳界に残り、後進の育成にも力を貸し、日本水泳連盟会長職を務め、日本オリンピック委員会会長まで務め、昨年はスポーツ選手としては初めて文化勲章を受章している。

 ローマで亡くなったというのもドラマチックである。古橋選手が惨敗したヘルシンキ大会の帰路、NHKアナウンサーだった和田信賢氏がロンドンで客死したこともその当時話題になった。一世を風靡した人というのは人生の散り際も華々しい。

 お2人のご冥福をお祈りしたい。

2009年8月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

810.2009年8月1日(土) 白金亭で広東料理を楽しむ。

 あまり暑いという気がしないうちに、酷暑の8月に入った。30日には衆議院議員総選挙が行われる。先日の民主党マニフェストに次いで、各党が思い思いの政権公約を公表した。昨日は待ちに待った?自民党のマニフェストが発表された。仔細には目を通していないが、全面に「責任力」を打ち出してきた。民主党に対抗して政権担当能力を強調するためらしいが、責任力という言葉は初めて聞いた。指導力とか、想像力、行動力等なら一般的に使用されるが、責任力とは永六輔氏の「老人力」以来のニューワードである。

 自民党、民主党ともにその中に将来の「国家の姿」とも言うべき将来ビジョンが示されていない。マニフェストが、4年間の在任期間中の政権公約と言われているが、そこには将来像も書き出すべきではないか。4年後から10年後辺りまでを具体的にアッピールするのはどうかと思うが、4年内の実現公約と将来のビジョンは打ち出すべきであると思う。

 まだマニフェストが定着していないせいもあり、恐る恐る相手の顔を見ながら提案するような様相である。各党ともまだマニフェストなるものについての理解が充分でないようだ。その証拠に内容について詰問された鳩山民主党代表は、先日示したものは政策集約集で、本物のマニフェストは選挙公示後に発表するときた。まさに混乱の極みである。

 おいしい話がどんどん出てくるが、やはり気がかりなのは財源である。自民、民主両党とも相手を責めているが、財源が足りないことは目に見えている。それでいて、消費税には当面手をつけようとしない。結局選挙民から悪く思われたくないと思える節がある。

 昨日遅く長期宇宙滞在を終えた宇宙飛行士・若田光一さんがスペース・シャトル・エンデバーでケネディ宇宙センターへ無事帰還した。今からちょうど40年前にアポロ14号が初めて人間を月へ運び、宇宙飛行士が足を踏んだ。あっという間の40年だった。日進月歩の科学の発達を考えても、この間の長足の進歩にはた驚くばかりである。

 夕方になって白金台にある洒落た広東料理「白金亭」へ出かけた。知研の主要メンバーが卓を囲んで小中陽太郎先生のお話を伺おうとの主旨で懇親会が設営された。奥様も同席された。八木会長、久恒理事長、秋田事務局長の三役に、樋口裕一多摩大教授、公認会計士の望月実さん、「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」を書いた若い斉藤正明さん、小説の勉強をしている房園靖子さん、日本ペンクラブへの入会を希望する童話作家の溝江玲子さん、そして私を加えて計11人の忙しい方々が来られた。

 先日中目黒教会でペトロ岐部について話された上智大の川村准教授の様子を撮ったDVDを見せてくれ、参加者皆さんの自己紹介を交えて楽しい宴となった。

 小中さんによれば、このお店の経営者は画家伊東深水の息子勝田氏とのことであり、店の支配人もそう紹介してくれた。道理で洒落た部屋の壁に深水のデッサン画がいくつも掛けられていた。勝田氏については、慶応三田キャンパスの集合授業で度々騒いでいたので、煩い奴だなという印象が強く残っている。著作についてはそれぞれの方が、いくつも書いておられ、宴を通じて心地よい会話を楽しんだ。久しぶりにすっかり酩酊機嫌になり、小中先生の奥様の運転で自宅まで送っていただいたが、妻にお風呂に入らず休んだらと言われ、そのまま白河夜船へ。

2009年8月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

809.2009年7月31日(金) 国連総会議長、広島、長崎へ

 真夏だというのに今日は涼しく、全国的にも降雨、低温、洪水等の気象変化で各地にいろいろ支障を来たしている。今日は7月最後の日であるが、炎天とはまったく縁遠い。まもなく暑い終戦の日が巡ってくる。

 来月6日、9日の原爆投下の日に合せてデスコト(ニカラグァ)国連総会議長が来日することになった。国際社会の大物が在職中に広島、長崎を訪れるのは、昨年のペロシ米下院議長に次いで2度目のことである。カトリック神父でもあるデスコト議長は広島に原爆投下した米軍機機長に対して「彼は良心を無視して、命令だけに従うように教え込まれていた。キリスト教社会を代表して、許しを請いたい」と述べた。原爆投下を行い、それを容認していたアメリカに対して、臆せず信念を述べるのは心からそう信じているからであろう。ひとつには、オバマ大統領のプラハ発言により、核廃絶への道が開かれ、大手を振って反核を唱えることができるムードが整ってきたことが大きい。ここで出来ることならオバマ大統領にもうひとつ踏み出して、大統領自身が広島、長崎に来て核廃絶のスピーチをすれば、どれだけ世界に対してアピールすることが出来るだろうか。テニアン島空港滑走路脇に建つ「原爆投下機ここより旅立つ」碑を思い出す。

 デスコト議長は原爆投下を「人類の歴史における大変な悲劇」として「2度と繰り返さないためにも忘れてはならない」と強調している。実は、一昨日小中陽太郎さんからメールを送信してこられた。You tubeの画像を見て欲しいと教えてくれたものだ。核問題、気候温暖、エネルギーを研究している「憂慮する科学者同盟」という団体の上級アナリスト、グレゴリー・カラキー氏が、動画で日本国民に対してオバマ大統領の核政策の転換を応援するよう日本政府とアメリカ合衆国政府にアピールして欲しいというものだった。核廃絶運動に対する唯一の被爆国・日本政府の対応は、オバマ大統領の核政策の転換に懸念を示した。これは反対の国務省、国防総省内の一部の米議員を勢いづかせる。日本国民に対して日米両政府へオバマ大統領の核政策を支持するよう働きかけることを要望するものだった。

 4月オバマ大統領の核廃絶へ向けた発言以来、漸く核廃絶が認知されたような曙光が見えてきたようだ。デスコト議長は「核不拡散を達成する唯一の道は、すべての核兵器をなくすことだ」と北朝鮮などの核開発も牽制している。こういう人格的にも優れた人物が、国際舞台で発言することの効果は大きい。

 こういう核廃絶の動きがある一方で、6月28日に行われた日韓首脳会談の際、麻生首相が李明博大統領に対して「北朝鮮核問題が深刻化すれば、国内で武装すべきだという声が強まる」と述べていたことがばれてしまった。これはアメリカの日韓両国の「核の傘」を更に強化することにもつながりかねない。両首脳とも元々保守強硬派だけに、中国を意識した会話でもあろうが、相手が北朝鮮とあればいつもの軽口のくせで、つい強硬になったのだと分かる。しかし、時期が時期だけにちょっと問題を起こしそうだ。

2009年7月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

808.2009年7月30日(木) 大人は何歳からか?

 法務大臣の諮問機関・法制審議会の民法成年年齢部会は、民法上の成年年齢を現在の20歳から18歳へ引き下げることが適当とする最終報告書をまとめた。これは1人の人間が大人であるか、まだ大人には達していないか、その判断を示す基準、境界線を下げることを意味している。長年に亘って20歳になれば一応大人と世間は考えていただけに、18歳でよいと簡単には決めにくい理由もある。

 「18歳になれば大人」は大人としての自覚を持ってもらうため、また1人前に自立するという意識を持ってもらうためにも効果的であり、社会もそれを望んでいる。一方でそう簡単にいかない面もある。成人年齢を20歳から18歳へ引き下げることにより、年齢制限のある法律でひっかかるのが308もあるという。同時に若い人を1人前として認めようとしたがらない傾向のある日本人の性格からして、感情的な根強い反対論があるのも事実である。

 しかし、世界的にみると最早18歳以上を大人の年齢と認めている国の割合は、約7割もある。部会は責任の重さを感じたのか、YESとの結論は国会の議決に委ねるという逃げの形をとった。

 何歳から大人としたら良いのかは難しい問題で、副次的な問題もいろいろある。大人として自分ひとりで不動産契約まで出来るので、少々危険だという意見もある。しかし、18歳大人説が世界的傾向だとするなら、日本でも傍観者ではいられない。すべてを大人だからと認めるのではなく、今はすべてを認めずに過渡期的取り扱いとして部分的に大人としての処遇をしたらどうかと思う。

 こんなこともあった。西ドイツのギムナジウムを訪問した時だったが、校内でタバコをすっている生徒がいた。これを見た日本の先生がギムナジウムの校長へ学校内で喫煙を認めているのかと質問した際返ってきた返事が、認めたくはないが、憲法上16歳になれば喫煙をとがめられないことになっているのが悩みのひとつとのことだった。まず18歳の大人になったら全面的に何でも認めるという線から、部分的に網をかけていくというような経過措置をしないと変なものになってしまう恐れがある。

 銀座ライオンで恒例の飯田ゼミ暑気払いを行ったが、いつもの2階は予約が取れず、3階のライオン系統の「入母屋」で個室を借り切った。8人が揃ったが、総選挙を前にしてやはり政治への不満、民主党が政権を取ったらどうなるか、等々について話が盛り上がった。小松隆二先生も最近では学長だった東北公益文科大学へもほとんど行くことはなくなったと伺った。

 この「入母屋」で、初めてウナギのカツを注文して食べた。今まで考えたこともなかったウナギのカツが案外美味しいのにはびっくりである。実にうまかったなぁ。

2009年7月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

807.2009年7月29日(水) 政務官制度は三権分立に抵触しないか。

 JAPAN NOW観光情報協会定例企画会議が開かれた後に、暑気払いということになった。企画会議では、13日に財団法人日本海事センターと「パシフィコ横浜」で共催して開いた「第6回観光・海事立国フォーラム」で挨拶された、中田宏・横浜市長の話題に終始した。北康利氏のセミナーに出席していたため、残念ながら参加出来なかったが、聞けば20分のスピーチの中で、熱心に観光振興のための建設的な話をされたので、まさか昨日突然市長辞意を申し出るとは思いも寄らなかったようである。

 出席者の間で、総選挙と中田市長の思惑についていろいろ話が出た。出席の皆さんは新聞記者出身者が多いので、官庁の内部事情に通じている。余談として民主党の100人の政治家が官庁へ入り込むという話についても、松尾理事長が実際に外人記者から質問を受けたと言っておられた。日本のマス・メディアの方が外国人記者よりよほど遅れているし、突っ込みで後塵を拝している。理事長は、立法と行政の間には3権分立の垣根があるので、政治家が役所で仕事をすることは所詮無理だと応えたと言っておられた。この点は今まであまり議論されなかった。政治主導を以前から主張していた民主党としては、その手始めに大臣のほかに、副大臣、政務官という要職に党の国会議員を送り、その後にいくつかの行政職を議員がやろうとするものである。

 しかし、政治家が官庁へ入り込むことが憲法上可能なのか。民主党のマニフェストは勿論、これまで党代表からも立法と行政の間に超え難い壁があるとは一切話がなかった。このことが今度の民主党のマニフェストに具体的に書かれているなら、公約の実現に問題があることを織り込んでいるということであり、いずれ大きな問題になるだろう。流石に松尾理事長は、行政のトップである運輸事務次官だっただけに、詳しくご存知だ。

 民主党にとって、財源、安保・外交、年金、少子高齢化、福祉、教育、等々で難しい問題が山積している。

2009年7月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com