826.2009年8月17日(月) ウェブ上院議員の行動はまともか?

 3日間ほどビルマに滞在したアメリカのジム・ウェブ上院議員は、その間民主化運動指導者・アウン・サン・スー・チーさんに会ったり、軍事政権の最高権力者タン・シェ国家平和発展評議会議長と会談して、スー・チーさん宅へ侵入して逮捕されていたアメリカ人ジャーナリストを国外追放処分してビルマから追放し、アメリカへ帰国させることに成功した。結果的にアメリカのメンツを立て、アメリカの希望に沿った対応をしたことになったのである。ジャーナリストの独断的不法行為により、スー・チーさんに迷惑をかけ、その咎ゆえにスー・チーさん自身は自宅軟禁期間を延長され、民主化が遅れる結果になったのであるが・・・。

 ところでこのウェブ議員のパフォーマンスはどこかおかしくないだろうか。アメリカだけが勝手な振る舞いにより国際社会を騒がせただけに過ぎない。:

 先月国連事務総長・潘基文氏がビルマを訪れ、ビルマの頑なな態度を何とか和らげ、手詰まり状態の外交関係を打開しようと試みたが、ビルマ軍政側の強硬な姿勢でスー・チーさんと会うことはもちろん、タン・シェ議長とも会うことが叶わなかった。国連事務総長がビルマ軍政から玄関払いされてコケにされたのである。赤っ恥をかかされたのである。これは国連の存在自体が鼎の軽重を問われる結果となって、国連の威信と権威の低下をも曝け出したようなものである。

 実際この前後にアメリカ議会では、子どもの使いのような潘基文・事務総長のビルマ行きをあげつらい、事務総長の力量を疑問視する声があったのも事実である。ウェブ議員の行動は、オバマ大統領や、民主党リベラル派議員の了解のうえなのかどうか判然としないが、あまりにもアメリカの自己都合的なやり方ではあるまいか。国連事務当局は、果たしてウェブ議員の独断専行を事前に承知していたのか。それにしてもアメリカのひとり外交はいただけない。

 いずれにせよ、アメリカは口では北朝鮮に対しても、6ヶ国協議がすべての交渉の前提と言ってはいるが、実際やっていることは、同盟国を欺く抜け駆け外交ではないだろうか。

 クリントン元大統領の電撃的な北朝鮮訪問しかり、今回のウェブ議員のビルマ訪問しかりである。自国民が生命の危機に瀕したとなると、他国との同盟外交関係を2の次にして単独行動に走る。困ったものである。

 それにしても、事務総長からも、6ヶ国代表からも、安保理国からも一向に「不快の念を覚える」声が上がってこないのが、これまた不思議である。やはり、国際外交というのは魔界の闇に巻き込まれているのだろうか。

 今日の歩数は11,000歩だった。何とか1万歩になった。このペースを守ろう。

2009年8月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

825.2009年8月16日(日) 屋上テレビ・アンテナを取り除く。

 電気工事屋がやってきて屋根の上のテレビ受信用アンテナを取り外してくれた。現在の自宅を建ててから28年余りになるが、それ以来ずっとテレビ鑑賞のために役立ってくれたアンテナも我が家では役目を終えた。序に衛星放送用のパラボラ・アンテナも外してもらった。

 再来年の地デジ放送本格開始に備えて、先月新たに対応テレビを買った。その際受信アンテナの代わりに光ファイバー通信利用の光フレッツテレビに加入したので、受信用の無線アンテナが要らなくなった。屋根の上に異物が乗っかっているような不細工な光景も消え、外見上も見映えが良くなりすっきりした。台風などによる破損、映像障害もなくなるだろう。時代はどんどん進歩していく。

 いま政府の景気及び環境対策の一環として、環境に優しい製品の購入についてエコ・ポイントという制度があるが、今回購入したテレビ、並びにエアコンがエコ対象商品に当っていたので、申請すればエコ・ポイントがもらえることになっていた。

 ところが、その申請方法が中々一筋縄ではいかないくらい複雑で、うんざりする。先日エコ・ポイント申請方法を確認のために、わざわざ買い求めた店へ出かける有様だ。お年寄りなんかほとんど申請用紙までお店で書き込んでもらうということだった。折角始めた制度なのにこれでは逆効果ではないか。政府は点数をくれてやるなんてでかい顔をしないで、もっと簡単で分かりやすい制度を考えるべきだと思う。それでないと利用者からありがたいと思ってもらえないだろうし、制度そのものもそのうちに利用されなくなるだろう。どうも頭が良いとされる役人が考える制度というのは、一般消費者のことを考えていない。自分たちさえ分かれば、それで良いと考えている節がある。これだから、役人は嫌われるわけだ。

 昨日から万歩計を使って歩いた歩数を記録することにした。これは、先日整形外科医の松本先生からアドバイスされたものだ。運動不足を心配された先生から、毎日散歩するようにして歩数を計れば励みになるので、続けてみてはどうかとのお勧めだった。そんなことから昨日から駒沢公園への散歩を復活させた。一時毎日習慣づけていた散歩を最近止めているので、これを機会にまた続けたいと考えている。万歩計も買った。準備は出来たので、あとはやる気だけだ。とりあえず、今日のところは6,600歩だった。

2009年8月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

824.2009年8月15日(土) 終戦記念日に思う。

 64回目の終戦記念日を迎えた。正午には日本武道館で天皇・皇后をお迎えして全国戦没者追悼式が行われた。毎年総理大臣の挨拶は、「アジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えた」ことに「深い反省と犠牲者への哀悼の意を表明」して、国際社会へ向け「不戦の決意を新たにして」声を上げていくというものである。

 しかし、過去64年間不戦の決意をどういう形で表したのか、世界へ向け日本として積極的な声明とか、行動を起こしただろうか疑問に思う。いつも掛け声倒れに終っているような気がする。戦地へ赴いて辛い体験をした元兵士とその家族の切実な声は次第に小さくなり、反戦の空気も風化しつつあるように思える。

 その理由のひとつは、遺族の高齢化であり、今日の追悼式でも世代交代が一層進んで、親はすでになく、戦没者の妻も僅かに1.3%だった。この中で今年は政権交代が予想されるため、民主党鳩山代表が靖国神社の替わりに、新たな国立追悼施設の建設に前向きな態度を表明した。一方、今日の靖国神社参拝者は、小泉元首相、安倍元首相以下、現役閣僚では野田聖子・消費者行政担当相ただ一人である。この目立ちたがり屋の野田大臣は、私人として参拝したと言っていながら、肩書きに国務大臣として記帳している。この大臣は典型的な世襲議員であるが、8月15日は野田家として毎年参拝することになっているような発言をしていたが、これでは信念も何もあったものではない。大臣なのだから、参拝する以上自分の考えを堂々披瀝するべきではないか。こういう点で甘やかされた世襲議員の浅はかさと幼稚さを感じる。

 靖国神社では首相並びに全閣僚の靖国参拝を求め、新しい国立追悼施設建設に反対する集会があった。追悼施設建設の賛成、反対を問わず、どちらも戦争そのものには反対を唱えているが、その考え方はまったく正反対である。戦争について国として真剣に検証も反省もせずに、世論の成り行きに任せてきたきらいがある。それが、戦争を知る人々が年々少なくなってきた近年になって、漸く今の内に戦争の悲惨さを後世に伝えなければと慌て出した。国が反省し、検証することを怠ってきたのである。そのツケのひとつが、戦争をまったく知らない野田大臣の独りよがりの靖国参拝となるのだ。総選挙が終って新しい政権が誕生したら、真剣に国立追悼施設建設や、国際社会への反戦アッピールを含めて、一国家としての確たる方針を検討し打ち出すべきである。

2009年8月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

823.2009年8月14日(金) 戦死は無駄な死だったか?

 直木賞作家でスポーツのノンフィクションものでも知られている海老沢泰久氏が十二指腸癌で亡くなった。59歳の若さだった。先日も女優の大原麗子さんが62歳で亡くなったばかりである。大原さんの場合はギラン・バレー症候群という聞きなれない難病で亡くなった。そして今日、とかくの行動癖があった俳優の山城新伍さんが肺炎のため町田市内の特別養護老人ホームで亡くなった。何と私と同じ70歳である。徐々に死というものが、身近なものになりつつある。

 そんな死というものが、別の視点から切実に考えられるテレビ番組が終戦記念日前日の今日放映された。NHK「忘れないで私たちの戦争」と題する、戦争体験者から戦争を知らない若者が話を聞く(取材は事前録画)番組だった。SMAPの中居正広が、若者数十人を集め、詩人・金子兜太、女優・奈良岡朋子、作家・五木寛之各氏を招き、外地と内地で個人的に戦争と関わった体験談を聞きながら、戦争体験者への取材ビデオを観て番組を進めるという趣向だった。

 ビデオで悲惨な場面を語る気の毒な運命に翻弄された人たちは、なんとか目の前に展開された状況とその時の気持ちを語らなければこの後も後悔することになると観念して、テレビに向かい語っているシーンの連続だった。ビデオで語るのは、ほとんどが外地出征者で90歳前後の元軍人さんである。この録画後に亡くなられた人もいた。この方は、部隊員200名の兵士のうち、生き残った兵士はたった4名だった。罪の意識に苛まれ、復員後自宅からまったく外出しないという。温泉に入ったり、遊んだりすることは苦しんで戦死した部下に対して申し訳ないとまで思いつめておられた。行軍中戦友が餓死するのを目の当たりにしたり、敵兵を刺し殺したり、傍で聞いている奥さんにとっても初めての話だったり、あまりにも生々しい話だった。

 この戦争に意味がないという話の中で、戦争で亡くなった人の死も意味がないということに対して、自分は絶対そうは思いたくないと語った元兵士の直後に、五木氏がそれでも戦争による死は無駄であると明言したことは、人によっては異論があろう。しかし、戦場で仲間を失った元兵士の気持ちから言えば、気持ちはよく理解出来る。

 しかし、五木氏が述べたように、時代の空気や感情に流されて戦争に借り出された兵士や、その犠牲になった家族にとっては、つまるところ国家戦略によって強引に徴用された戦地における望まざる死であり、それは無駄な死だという五木氏の主張もよく理解出来る。

考えさせられる番組だった。

2009年8月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

822.2009年8月13日(水) オリンピックに7人制ラグビー採用か?

 今日からお盆シーズンに入り、交通機関も書き入れ時となった。今年は高速道路ETC割引で鉄道利用からどっと道路へ流れたが、一昨日の地震で東名道路がまだ一部通行止めとなって他の高速道路や一般道路が混み合う状況となった。今朝も八丈島近海を震源とする震度5の地震があった。兵庫県佐用町で先週の水害で多数の死者・行方不明者を生み出したが、今日になって遺体が発見される悲しいニュースも伝えられている。

 専門家によると地震が日本各地で連続的に発生するようになると、いずれ大きな地震が発生するという。あまりぱっとしない情報に取り巻かれている。これが嵩じると安心して生活出来ないような不安に駆られる。

 午後小中陽太郎さんのお宅へお邪魔して、小中さんへのインタビュー原稿の相談にあがる。そんなにおかしい内容とは思わないが、修正を求める編集者の意図も分からないわけではない。編集者の意向に沿いながら、「小中陽太郎」さんのありのままの姿と特徴、実績、良さをどうやって文章上に表現するか、また作家というだけではなく「べ平連」のような社会運動を支えた履歴をどう紹介するか、ということが一番大切なことだと思う。内容を1つひとつ小中さんに尋ねながらチェックする。小中さんは補足しながら、いろいろお知恵を貸してくれる。すっと思いつかない表現、ニュアンス等に的確なアドバイスをしてくれる。流石に長年日本ペンクラブ理事として、またプロの文章家としてやってこられただけに表現される言葉が秀逸である。とても足元にも及ばない。

 最後にさっと目を通してこれでどうでしょうと言われたが、表現力がスマートでとても真似出来るものではない。つくづく敬服した次第である。文章を書くことは、苦しいこともあるが、楽しい。いろいろ空想することが出来て一気に3次元の世界へ飛んで行くことも出来る。

 夜のテレビで2016年オリンピックの団体種目候補に、ゴルフと7人制ラグビーが推薦されたと伝えられた。正式決定は開催都市が決まった後の理事会、つまり10月2日に決まる。しかし、それにしてもラグビーとは意外だった。嬉しいことは嬉しい。だが、日本は世界レベルではとてもメダルや入賞を狙える力はない。それでもそれは普通行われている15人制ラグビーのことで、7人制なら話は別だ。7人制では世界との力の差は、15人制ほど大きくない。でも、オリンピック種目採用ともなれば、ヨーロッパ伝統国だって一層7人制に力を入れるだろうから、そう簡単に日本が勝てる種目ではない。いずれにしろ正式採用が決まってからの話だが、日本にとっては前回までの正式種目だった、野球やソフトボールの方がずっと好い目を見られたのではないだろうか。

2009年8月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

821.2009年8月12日(水) スー・チーさん自宅軟禁継続

 ビルマの軍事政権が民主化運動の指導者、アウン・サン・スー・チーさんに対して、裁判で労働を伴う3年の実刑判決を申し渡した。その直後に、特別の減刑措置で軟禁期間を1年6ヶ月に短縮した。軍事政権の司法に対する越権行為で、世界中に媚を売り少しでも国際社会の理解を得ようというスタンスがミエミエである。それでも軍政は今秋までの拘束期限を延長することによって、来年に予定される総選挙に対するスー・チーさんの応援や影響から免れることが出来る。

 民主化を目指し人民のために闘ってきた人物を、納得出来る理由もなく逮捕し、自宅へ軟禁して自由を奪ったのは、そもそも1988年の軍事政権発足と、その後1990年のスー・チーさんが率いる国民民主連盟(NLD)の総選挙における圧勝がその端緒である。スー・チーさんの自宅軟禁は通算で14年近くになる。拘束期間を延ばしたことによって、事態は解決するどころか、解決を一層難しくしている。

 国連は潘基文・事務総長が強い遺憾の意を表明するのが精一杯という有様である。安保理も直ちにビルマ制裁の決断が出来ない状態である。国連も手詰まり感が漂ってきた。ビルマについては、何も改善されない。哀れなのは、温和なビルマ人である。

 スー・チーさんの裁判後における外国人外交官や外国プレスに対する丁重なお礼の言葉は、彼女の高潔な人柄を表している。相変わらず今もスー・チーさんは全ビルマ国民の信頼を一身に集めている。父親のアウン・サン将軍はビルマ独立の父として称えられ、スー・チーさんは暗殺された国父の1人娘として国民から普く慕われている。このようなビルマにとって大切な人を、どうして軍政のトップは避けようとするのか。彼らの地位保全と私利私欲が絡んでいるからに他ならない。このままどうやって落としどころを探るのか、その方向さえ見えない。

 今日甲子園で一時付属中に在学した龍谷大平安高校と中京大中京高校の名門同士の試合が、行われた。しばらくぶりに試合開始からゲームセットまでテレビ観戦したが、残念ながら平安は5-1で負けてしまった。平安も数年前から男女共学になり、スタンドも華やかになった。中京も共学制となり、かつては質実剛健だった男子校も今やすっかり影を潜めてチア・ガールが乱舞していた。その中で平安応援席の最上段に大きな団旗を掲げている野球部員が2人立っていたが、その団旗は今の校名「龍谷大平安高校」ではなく「平安高等学校」と書かれていた。やはり関係者の誰にとっても、現在の校名より昔の校名の方が好きでノスタルジアを感じるのだ。本当はこういうことでは学校側としても困ると思うが、私にも昔の校名「平安高校」の方が現在の校名「龍谷大学付属平安高校」より断然いい。

2009年8月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

820.2009年8月11日(火) 公務員の給与引き下げは当たり前だ。

 このところ気象状況がおかしくなり、雨が多かったり、寒かったり、土石流を伴う台風が襲ったり、異常な天候に見舞われ、これも地球温暖化のせいではないかと思っている。

 今朝5時ごろ大きな揺れがあり目が覚めた。駿河湾を震源地とする東海地方一帯で震度6弱の地震だった。東京では震度4だったが、久しぶりに大きく揺れた。東名高速道路の牧の原サービスエリア付近では、片側車線の路肩が大きく崩壊して、その区間が不通となった。今のところ復旧の見通しが立たない。駿府城の石垣もお濠側に崩れ落ちた。

 気象庁では東海地震との関連を調べたが、東海地震と結びつく変化ではないと判断した。

 今回は地球温暖化の影響をあまり騒ぎ立てていないが、海外ニュースの伝えるところでは、日本より10分ほど前にアンダマン海沿岸国のビルマとタイでも、同じような地震が起きている。やはりこれらの地震と地球温暖化の間の、何らかの関連性があるのではないかと思う。

 それにしてもこの1週間の風水害被害も甚大だ。西日本方面を襲った豪雨により、土砂崩壊と洪水により相当数の死者が出た。被害を受けた住民の言い分を聞いていると、今回の被害は過去の自然災害とはまったく違うと言っている。地球温暖化と東海地震の両面からより慎重に調査して欲しいと思う。

 さて、人事院が恒例により国家公務員給与について、若干下げるよう国会と内閣に勧告した。それによると月給で0.22%、ボーナスで0.35か月分の引き下げである。6年ぶりの引き下げである。これによって国家公務員人件費が1,390億円減額され、地方公務員がこれに倣えば、自治体の負担も3,380億円減額される。合わせて5,000億円近い人件費が少なくて済むわけである。民間企業の給与が大きく減じている中で、当然の措置である。公務員のボーナスなど全廃してもおかしくない。

 しかし、少々おかしいのは日経夕刊の論評である。いつから日経は公務員応援団になってしまったのか。人事院勧告によって官民格差は緩和されると評価の一方で、とんでもない論旨を述べている。日経は何と言っているか。

 「国内総生産(GDP)の6割を占める個人消費は弱含んでいるが、政府の経済対策効果で省エネルギー家電などの売れ行きは伸びている。ただ、今冬の公務員のボーナスが夏に続いて減額になれば、底入れしつつある個人消費に水を差しかねない。景気の自律回復が遅れて先行きも官民の給与水準が落ち込めば、消費市場をさらに冷やす負の連鎖に陥るリスクもある」と言っている。

 ふざけるな! 論理のすり替えではないか。これでは給与を上げれば景気が良くなるということを逆説的に言っているようなものだ。新聞記者も全体を見る目を失いつつあることがこれではっきり分かる。政治家と官僚がダメだと思っていたが、彼らに肉薄してきたのが真実を追究する筈のジャーナリストとは呆れてものが言えない。

2009年8月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

819.2009年8月10日(月) 各政党のマニフェスト採点

 総選挙は実質的にはもう始まっている。各政党のマニフェストが揃ったが、どこも羊頭愚肉のキライがなきにしも非ずだ。いい事尽くめのてんこ盛りである。政策としてやりたいと思っても、財源がないのだからどうしてもそう思われる。見かけの大盤振る舞いを有権者がどう見抜いて行動するかだ。

 そのマニフェスト、いわゆる選挙公約について「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)は、各団体、各シンクタンクなど9つの採点結果を公表した。総合評価としては、私が所属する「構想日本」と先日記者会見に出た「日本青年会議所」が、やや左寄りの連合に次いで民主党が自民党を上回っている。しかし、それにしてもトータルでは、民主党が53点、自民党が47点である。これは100点満点の評価である。これでは両党とも政権を握り運営する資格がないのではないか。民主党が自民党より大きく見劣りするのは、外交・安全保障と環境・エネルギーの分野である。特に、外交及び安全保障については、民主党の考え方は確かに一貫性に欠けていて甘い。まだふらふらして腰が定まっていない。未だに確とした方針が示されていない。これでは、仮に総選挙に勝ったにしても、アメリカに対してどういう対応をするのか、明確にして毅然たるポリシーがはっきりしない。こんなことで大丈夫なのか。アメリカに対してもきちんと日本政府としての考え方を主張できるのか。疑わしい。北朝鮮問題を含めて、アジアの安全保障が微妙な時だけに日本としてはどういう政策を打ち出すのか。民主党は確たる信念と方針をマニフェストに盛り込むべきである。

 昨日逃走中だったタレント・酒井法子が警察に出頭して、覚せい剤取締法違反で逮捕された。すべてのニュースで大きく報道され、中でも娯楽番組なんかでは終日興味本位に伝えていた。警察の取り調べでは、酒井法子は昨年の夏に遊び人の夫から勧められ、覚せい剤を吸引し始めたと言っているらしい。しかし、今日公になったビデオ画面を観ると、クラブでDJをやった時の気狂いじみたパフォーマンスは、全身ものすごい興奮ぶりとハイテンションで、誰が見てもこれはとても常人の姿ではないと分かる。実際この様子を現場で見た人は、麻薬中毒患者みたいだったという。こうなるとこれまで怪しいと思わなかった周囲の人がなぜ放置していたのか疑問が残る。結局本人はもちろん、甘やかして見て見ぬふりをした周囲の取り巻きが悪い。

 厚生労働省の元麻薬専門官が、頻繁にテレビ出演して、薬物の怖さや興奮状態のありさまについて説明している。のりピーの薬漬けは、もう昨日今日に始まったことではない。芸能界にいると例え現在売れっ子であっても、いつ落ち目になるか分からないという不安に駆られて気が休まらず、その不安と恐怖から逃れるために薬へ向かうと言っている専門家が多い。どこの世界だってそんな甘ったれが許されるはずがない。

 それにしても覚せい剤に手を染めただけで、一生を棒に振るわけだから、本人と周囲の者が何とか止める手立てはなかったものだろうか。

2009年8月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

818.2009年8月9日(日) 関心が薄い?長崎「原爆の日」

 長崎に原爆が投下された「原爆の日」である。3日前の広島「原爆の日」に比べて報道は、ボリュームも露出度も断然少ない。朝日も日経も社説にはほんの1行だって触れていない。気のせいか「長崎」は「広島」の二番煎じの感じがしてしまう。そんなことはないと思いたいが、どうしてもそう思えてしまう。犠牲者数では、広島の方が圧倒的に多いとは言え、同じように悲惨な犠牲者と被爆者が出ている。

 麻生首相も長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に出て挨拶されていたが、ここでまたいつもの「悪い癖」漢字読み間違いをやってしまった。「癒すことのできない傷跡」と言うべきところ、「傷跡」を「しょうせき」と読んでしまったらしい。これではいくら何でも原爆犠牲者の身になって考えていないと受け取られても致し方がない。こんな状態では、報道のアピールもトーンダウンして、広島に及ばないのも無理からぬということか。

 夜になってNHKスペシャル「海軍400時間の証言発見!~」を観たが、昭和15年に海軍は軍令部内に第1委員会なる組織を発足させ、大東亜戦争へ一直線に進んで行った。戦後も大分経過してから2度と戦争を起こさないために、第1委員会反省会なる会合が開かれ、その録音テープが紹介された

 戦争については、いろいろな考え方がある。しかし、この録音テープを聴く限り、やはり重要な役割を背負っていた将校たちが、積極的に好戦的な発言をしていた。彼らが先頭に立って戦争へ駆り立て、結局仲間や部下は戦死したにも拘わらず生き残り、正に生き恥を晒しながら責任逃れと言い訳に終始している。こういう将校がいたからこそ戦争へ突き進み、多くの犠牲を生んだのだと確信を抱いたくらいである。

 それにしても、どうして長崎はイマイチ盛り上がらないのだろう。麻生首相の発言は、いつもの漢字知らずが表れたと諦めるよりほかないが、長崎が盛り上がらない理由のひとつにはマス・メディアの報道姿勢の問題があると思う。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」日本人気質もあると思う。世界的に核廃絶、核不拡散、を漸進的に目指すなら、広島と長崎をセットにして、「ノーモア・核」を連帯して訴えるべきである。更に日本は最初にして唯一の被爆国であるとの日本政府の後ろ盾を得て、国連の場、各種の国際機関、国際会議等あらゆる国際的な場でキャンペーンを仕掛ける必要があるのではないかと思う。

 日本の政治、外交の訴えは少し弱すぎる。それにピントが外れている。今日麻生首相が長崎市内の記者会見で述べたのは、核の先制攻撃を受けなければ、攻撃は仕掛けないということを打ち出すことが出来ないのかとの質問に対して、相手国の腹の中まで信用出来るわけではないので、そうはいかないような応え方をしていたが、長崎市民が一番神経質になっている「原爆の日」に、こういう回答をする一国の総理大臣の神経を疑いたくなる。これほど日本人はノー天気になっているのだ。情けない。

2009年8月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

817.2009年8月8日(土) 夏の甲子園で思い出すこと

 暑い夏の代名詞は「終戦」と「甲子園」である。その甲子園の高校野球が今日から始まった。そして、明日は長崎の「原爆の日」である。

 高校野球の開会式をテレビで観ていて、年々少しずつ好ましからざる方向へ変っているように思えてならない。その最大の変化は公立校の出場が少なくなり、私立校の天下になってきたことである。まして文武両道の学校は少なくなり、勉強は2の次の「野球学校」が大きな存在感を示すようになったことである。特に、開校まもない地方の学校は自校の名前を売るために、チーム強化に多額の資金を投入し、地元の金の卵ばかりか他府県からも素質の優れた選手を入学させ、チームを強化しようとしている。実際甲子園で活躍して名を上げると、その高校へ受験生が押し寄せ、偏差値も高まるらしい。そんな穿った見方のひとつに、新しい学校ほどユニフォームの学校名を漢字で表し、瞬時に校名を多くの人々の頭へ刷り込ませることが手っ取り早い方法だと考えている節が見られる。企業のM&Aがらみのように学校名が変ることも頻繁である。表面的には分からないが、その最前線ではきっとうんざりするような場面もあるのではないかということが杞憂であればいい。

 今日の開会式では、2つばかり嬉しい気にさせられた。ひとつは、優勝旗に架けられた過去の優勝校のリボンの名前に母校・湘南高校の名を見つけたことで、テレビ画面にはっきり写っていた。率直に言ってやはり嬉しかった。もうひとつは、昨年春の大会を最後に京都の名門・平安高校が、龍谷大学付属平安高校と校名変更して、今日夏の大会30回目の最多出場校として登場したが、そのユニフォーム姿を見る限り、昔のままの「平安高校」だったのでほっとしたことである。

 大分前に愛知県の名門・中京商高も中京大学付属中京高校となったが、ユニフォームの胸にはかつての‘CHUSHO’から、‘CHUKYO’へ変り、綴り文字に変っている。それに比べれば、まあ良いとするか。

 少年時代の思い込みの強い「平安」には、中学2年生時の半年間だけしか在学しなかったが、やはりほんの僅かの期間でも通った伝統校へのノスタルジアは強い。当時の同級生は、3年生時の昭和31年夏の大会で全国制覇をやってのけてくれた。閉会式ではテレビを観ながら、校歌を歌った。懐かしい思い出がいっぱい詰められている。難しいとは思うが、希望としては、いつの日か元の「平安高校」に戻ってくれることを待っていたい。

2009年8月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com