856.2009年9月16日(水) 民主党鳩山政権、晴れてスタート

 鳩山由紀夫・民主党代表が第93代総理大臣に就任して、鳩山内閣が発足した。首相自身は否定しているが、「小鳩内閣」と揶揄されるほど、小沢幹事長に影響されるのではないかと心配されている。

 しかし、長い日本の保守政治の歴史上実質的な政権交代が行われたのは、初めてのことである。その点でもわが国の政治史におけるエポック・メーキングな政権誕生である。

 早速閣僚名簿が発表されたが、亀井静香・国民新党代表が郵政・金融担当大臣として入閣したことは問題である。国民新党代表として閣内に入り新政権に協力するという点では、歓迎されるところだが、亀井氏の郵政担当というのはあまりにも危険である。郵政事業の見直しをやると力んでいたが、小泉政権に公然と反対して自民党を飛び出し、国民新党を結成して以来、自民憎し、小泉憎しの一点で、ほとんど私怨に近いほど郵政民有化を批判し、恨んでいた。郵政民営化はすべて悪であるとの執念に近い敵愾心は、あまりにも異常で、公平であらねばならない政治家として、しかも担当大臣の対応としては、鼎の軽重を問われかねないと少々疑問に思う。郵政民営化がすべて悪いわけではない。今の経済不況の原因まで郵政民営化のせいにして、自分は批判だけするというのでは、あまりにも身勝手で無責任ではないかと思う。

 実際今朝の日経紙には、「小泉路線の否定」という動機だけにこだわり、改革を逆戻りさせるのは得策ではないと主張し、更に郵貯資金から財政投融資を肥大化させたことが郵政民営化の原点だったという点、また売却手続きに批判が集まった「かんぽの宿」問題も、簡易保険加入者の資産で採算を度外視した施設を作らせた政官の甘えに根源があったと指摘している。

 同じく日経社説で郵政民営化を本質的に捉えて、肥大化した「官製金融」を民間の手に委ね、資金の流れを効率化していく改革は、日本経済の持続的成長に必要であるとも述べている。

 亀井氏ひとりの個人的怨念で国家事業を左右され、時計を逆回りさせられたのでは堪ったものではない。

 それにしても、また閣僚は若返ったなぁと思う。総理以下18名の閣僚の内に、私より年配者は僅か3人となった。それだけ昔のような派閥政治スタイルが廃れたとも言えるのかも知れない。

 ここ数日来日本航空の経営不安説が取り沙汰されている。昨日の国交省有識者会議では、今後3年間に地方空港を主に国内29路線を廃止するという荒療治に踏み込んだ。特に、地方空港発着便を廃止するという。先日オープンした静岡空港便も、神戸空港便も廃止とか、減便では、またまた地方の雇用問題を含め、地方経済にも大きな打撃を与えるだろう。リストラについてもグループ関係社員約6,800人を3年間で削減するという。半官半民だった大企業・日本航空もいよいよ赤壁の戦いに追い込まれるか。

2009年9月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

855.2009年9月15日(火) ペンクラブ例会で落合恵子さんの話を聞く。

 前々から小中陽太郎さんと日本ペンクラブ9月例会後に仲間と一緒に新橋のヤキトリヤへ行こうと約束していた。今日は生憎酒のペンクラブ例会ともかち合ったが、こちらは失礼した。ペンクラブの例会は毎度どなたかがショート・スピーチをされるので、楽しみにしているが、今月はエッセイストの落合恵子さんのお話で、ユニークなキャリアを持っている方だけに以前から1度話を聞いてみたいと思っていた。

 子どもの絵本についてトークをされた。クレヨンハウスを立ち上げた時の気持ちと、絵本を子どもだけでなく、親として、また老年者にとってそれぞれ必要なものだとの考え方を話された。

 彼女がそもそもクレヨンハウスを始め、その後自然食品の八百屋さんを開き、オモチャ屋さんを経営するようになった理由と哲学みたいなものを話された。その原点は、シングル・マザーだった母親が育ててくれた子ども時代に絵本だけを与えてくれたことと、そのために他の絵本が読みたくなり本屋で立ち読みをした時に、ハタキで追い出された辛い体験から、子どもがハタキで追い出されず、椅子まで置いてある書店を夢見て始めたという。ヨーロッパの都市にはどこにも子どもの絵本を専門に売る書店があり、そこには時間を過ごすことが出来るよう椅子まで置いてあったことに気持ちを鼓舞されたと言っておられた。

 落合さんは、アンチ・エイジングに反対だという。年とともに年齢を重ねることは決して嫌うべきことではないという。その点でアメリカ人のメイ・サートンさんに共鳴を覚えたという。サートンさんは「私から年を奪わないでください」と主張している。サートンさんは、顔の皺はこれまで自分が働いた結果であり、髪の毛が白いのは、生きるために役割を果たした実績であるとして、「老い」を決して卑下するようなことはせずに、反って年をとったことにプライドを持ち、老いていく人々を大いに力づけたいという。

 話の中身は有意義であり、メリハリも聞いていて面白かった。流石にラジオ・アナウンサーを永年続けていた貫禄であろう。立食パーティの席でも隣の人たちと話してみて、落合さんの話は良かったと意見が一致した。

 終って新橋の金陵ヤキトリ屋で飲み会を行ったが、これに大勢の人が参加したのも小中さんのお人柄であろう。大いに飲んでしゃべりあった。ここには、ペンクラブ常務理事の堀武昭さんも加わった。国際ペンの理事でもある堀さんとは、ベオグラードの山崎さんの話もあって、次回山崎さんが日本に来た場合一緒に飲もうということになった。明日韓国へ飛び、カナダのペンクラブ会長とともに来年改選の国際ペンクラブ会長選出のための根回しに活動するようだ。

 その後小中さんと須藤甚一郎さんと自由が丘へやって来て3次会をやる。久しぶりに痛飲したのでかなり疲れた。

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854.2009年9月14日(火) やったぁ!イチロー、200本

 あまりぱっとしたニュースがない中で、MLBシアトル・マリナーズのイチロー選手が今日9年連続200本目の記念すべきヒットを打った。歴史の長いMLBでも過去に9年連続で200本以上のヒットを打った選手はいない。イチローが初めてである。イチローの記録は、8年連続200本以上を打ったウィリー・キーラー選手以来、実に108年ぶりだとして、全米でも絶賛されている。めでたい限りである。運が良ければ誰でもチャンスがあるのとは違って、例え強運に恵まれても実力が伴わなくては実現不可能で、その実力もスーパータレントでなければ達成出来ない記録である。東京では号外も発行されたし、ニュースはすべての夕刊紙のフロント・ページに掲載されている。

 イチロー選手を見ていると、確かに昔の選手とはタイプが違う。黙ってことを成すというタイプではない。ひとこと言っておけば小憎らしいタイプである。言っていることは、哲学的だったり、心理学者の発言だったり、市井の普通の発言だったり、意味不明だったり、とにかくその発言は含蓄にも富んでいる。まだまだやれる選手なので、連続ではないにせよ、10回も年間200本以上の安打を打ったピート・ローズの記録を抜いて、11年連続して200本以上を放って欲しい。

 一昨日の本欄に日本航空の再建問題に関してアメリカのデルタ航空に支援を仰ぐスケジュールに触れたら、今朝の新聞には早くも前の報道を混乱させるような内容が報じられている。何と交渉にはデルタばかりではなく、アメリカン航空が乗り出したとある。一昨日は世界一の航空会社、今朝は世界2位の航空会社が日航へ食指を動かした。嫁の貰い手が多いのは結構だが、その背景には複雑な理由もあるようだ。その最大の理由は、日航が「ワンワールド」航空連合に所属しているのに対して、デルタが「スカイチーム」航空連合に属しているからだ。この航空連合というのは、参加航空会社がお互いに共同運航、マイレージ、空港施設の共同利用などの提携関係を結び相互にメリットを共有しようとするものである。当然同じコンピューター・システムを利用している。仮にデルタから支援を受けるとすると、「ワンワールド」を脱退して「スカイチーム」に加入することになる。その辺りの手間、経費を考えて、どちらが得かと判断するわけだろう。しかし、すでに日航はデルタと実務的な交渉を始めているらしい。

 今後どういう動きになっていくのか分からないが、日航としてはあっという間に正念場を迎えてしまった。日航は脆弱な財務体質に加えて、旅客需要の低迷が追い打ちをかけて資金不足に追い込まれ、今期中に2,500億円以上の資金が必要と言われている。だが、デルタに決まるにしろ、アメリカンにしろ、支援策として得られるのは、高々数百億円でとても再建の切り札にはならない。結局高コスト体質を自力で改善しなければ、抜本的な再建にはほど遠いのではないかと思う。そのためには、赤字路線からの撤退、航空機投資の抑制、そして人員削減を含むリストラによってコストを削減することが肝要ではないだろうか。果たしてこれまで殿様商売を続けてきた日航に、腹を括るその覚悟があるだろうか。

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853.2009年9月13日(日) 奥穂高のヘリ墜落事故に思う。

 一昨日北アルプス・奥穂高で遭難しかかっていた登山者を、救助のために向かったヘリコプターが転落して操縦者を含む同乗の3人が死亡した。現場は険しいジャンダルム近くで、上空から撮った写真を見てもいかにも手ごわい山というように見える。あのジャンダルムは学生時代に1度だけ通ったことがある。痩せ尾根で左右を見れば、ぐっと下まで落ち込んでいる。あまりぞっとしない登山路だったが、険しいだけに逆に関心は高まった。今でも北アルプスの山々を歩いた学生時代の登山が懐かしく思い出される。

 ヘリ事故で転落寸前にヘリから降りた2人の救助隊員は、遭難しかかっていた登山者の救助に当ったが、その直後にヘリが墜落したので辛くも難を逃れた。しかし、登山者は心肺停止のまま息を引き取った。批判を恐れずに言えば、結局この救助活動は犠牲者を出しただけで、無駄に終ってしまった。

 今年は山の遭難事故が目立つ。それも高齢者の遭難が多い。先般の北海道・大雪山のツアー登山による大量遭難死は大きな社会問題となった。登山に対する関心が高まったこと自体は決して悲観すべきことではないが、何でもかんでも健康とか、福祉のためとか言って前向きに捉えがちである。逆の側面を考えてみることも必要ではないだろうか。今後各方面で登山のあり方を検討してみることが大切である。

 1人の遭難者救助のためにヘリまで飛ばして多くの人たちが手分けして救助活動に当たる。その1人の登山者の無理な行動が、結果として当事者である登山者を含めて尊い4人の生命を奪い、ヘリコプター1機を失い、国土交通省、岐阜県警、消防署、医療関係者を心配させ混乱させて、まだこれから原因究明のために時間をかけて調査を行うことになっている。人的にも経済的にも大きなロスである。

 随分大きな騒ぎになり、犠牲者まで出し、結果的に失うものが多い。登山では、ひとりの行動がいかに大勢の人々の協力を求めることにつながり、迷惑をかけ、下手をすると犠牲者まで出るということをもっと世間に啓蒙する必要がある。

 先日もNHKで立山雄山から槍ヶ岳へ至る表尾根をずっと映し出していた。懐かしい光景が次から次へ展開され、気持ちだけはまた北ア表尾根コースを歩いてみたいと思わせてくれた。山は行ってみなければ、その魅力は分からないし、虜になる原因も分からない。

 しかし、空気の澄んだ登山道をひたすら歩き、苦労の末に目的地へ達した時の感激は歩いた者でないと分からないだろう。山の魅力は登った者でないと分からないが、身近なところに大きな落とし穴があることも今回のヘリ墜落事故は改めて教えてくれた。

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852.2009年9月12日(土) 堂本暁子・前千葉県知事に責任はないのか?

 一昨日の本欄で疑問を呈した1件だが、案の定といったら良いだろうか、堂本暁子・前千葉県知事が先の千葉県職員公金不正事件発覚に関連して、朝日新聞の質問に重い口を開いた。「まったく知らなかった。前知事として他人事ではすまされない。自分に起きた出来事のように心が痛む。本当に遺憾という言葉以外に見つからない」。

 この人は一体何を言わんとしているのだろうか。他人事ではないと言いながら、他人事だと思っているのは当時知事だった堂本氏自身ではないか。なぜ自分に大きな責任があると言って素直に謝罪出来ないのか。この破廉恥な不祥事から逃げていて、朝日記者に捕まったから止むを得ず逃げ口上を言っているだけだ。その発言からは、自分にも大きな責任があると認めているわけではなく、役人の責任逃れの典型である「遺憾である」との言葉が出てきた。そのうえで、朝日によれば、来週中にも副知事ら県幹部から状況の説明を受けた後、「真摯に対応したい」ときた。

 こういう発言をしておいて「真摯に対応したい」もないものだと思う。この人は結局事件から何とか逃げようと思っているだけに過ぎない。知事を2期も務めていて職場中で悪さをやっていた、その組織のトップとして8年間もの間、「まったく知らなかった」とは、あまりにも無神経で感度が鈍く、危機感に乏しく、管理能力もまったくなっていない。組織の頂点に立つ人としては失格である。小学生時代に7年半もの間住んでいた元千葉県人としては情けないという気がする。これでは、こんな人を知事に選んだ千葉県民も救われまい。

 さて、日本航空が営業不振に陥っていたことは周知のことであるが、先日の国交省への再建策説明に続いて、昨日になってアメリカのデルタ航空との提携交渉がクローズアップされてきた。どうも国交省が主導している気配があるが、デルタ航空を引受先とする数百億円の第3者割当増資をする方向で交渉しているようだ。ついに天下のナショナル・フラッグ・キャリアが外国航空会社に跪いて、大株主になってもらうようだ。

 リーマン・ショックとか、新型インフルエンザによる利用客の急激な減少という不測の要因もあるが、内在的な高い給与や、社内に8つも乱立する労働組合の存在に加えて、旧JAS社員との確執と対立、働く従業員の帰属モラルと能力も影響していると思う。

 しかし、その根っこには国策会社にありがちな社員の鼻持ちならないプライドの高さと、絶対つぶれないという気持ちの甘えがあるように感じたのは私だけではないと思う。表に出る経営不振の原因と隠された本当の原因をよく究明して、1日も早く態勢を立て直して欲しいと願うのは、単にかつて仕事上の取引があったからとの外野席の同情心からだけではない。

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851.2009年9月11日(金) あれから8年が経った。

 8年前の今日、ニューヨークで同時多発テロが起きた。あの衝撃は今でも忘れられない。あれからアメリカが、タリバン掃滅作戦と称してアフガニスタンへ侵攻し、さらに2年後イラク戦争に首を突っ込むことになった。戦争を終らせることは、大変である。近代戦争は長い年月がかかる。そのアフガニスタンの混乱は、一時終結の兆しが見えたが、アメリカ軍が増派されてから反って泥沼の様相が見えてきた。ベトナム戦争の2の舞を演じるようなことがなければ良いがと思ってしまう。

 あの同時テロでは、2,700人余りの人々が亡くなった。世界貿易センタービルのあったグランド・ゼロでは、復興計画は出来たが、未だに完成していない。

 あのテロ以来世界中すべてが何となく暗くなった。明るい材料もなくなった。そして、あのリーマン・ショックによる経済不況である。世界のリーダーたちに苦境の中で活路を開く能力がなくなっているのではないか。例えば、オバマ大統領にしても就任以来人気は上々だったが、最近の医療制度改革に関して、共和党保守派の反対に会い支持率も大きく下落した。

 果たしてわが国は政権交代してこの難しい世界情勢の中で、これから民主党政権が上手に舵取りをやっていけるのだろうか。

 今日秋葉原の東京都中小企業振興公社でシニア大楽の依頼により講師を務めた。ここでは3年前にもやったことがある。テーマは「安心できる海外旅行」で、先日来パワーポイントの材料を作成して備えてきた。このスライドが割合評判が良かった。私にとっては得意の分野であり、「臨場感」を中心に自分自身の危機一髪だった体験談を交えてお話した。私の前に2人の講師が話され、私の後に男女の落語家が一席落語をご披露された。受講者は70~80人だったが、話し中に皆さんの顔を見ていると結構笑っておられたので、まず安心していた。割合反応は良かったと思う。終ってから藤井理事からも落語を食わないでくださいよ、と冗談を言われたくらいだ。とりあえずほっとした。

 知研の秋田事務局長から今朝の読売新聞に梅棹忠夫先生の記事が掲載されているとメールで連絡があった。駅売店で買って目を通したところ、新著「山をたのしむ」の紹介だった。面白そうなので、買って読んでみようと思う。探検家らしく「自分の足で歩き、観て、観察して、考え、記述する。学問研究とは全人格的なもので、体力を伴う。学問は足でするもんや」の言葉が梅棹先生らしく印象に残った。

2009年9月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

850.2009年9月10日(木) 民主党政権は、アメリカに自己主張出来るか。

 ぐずぐずしていた3党連立政権合意が漸く決まった。3党がいくつかの点で政策合意するわけではあるが、それぞれ各党がすべて平等ということではない。衆議院308議席の民主党と僅か7議席の社民党、3議席の国民新党では、そもそも重みが違うし、平等に取り扱ったら国民の意思を無為にしかねない。その裏には民主党が参議院で単独過半数を得ていないという事情がある。社民党福島党首、国民新党亀井代表がそれぞれ次の内閣で閣僚となることが内定した。

 ところで、今月末来日するオバマ大統領との初の首脳会談で冒頭から、招待者がゲストのオバマ氏にきつい一発をかますわけにも行かず、アメリカのご機嫌を損ねるような行動が取りにくい。従っていきなり沖縄基地移設問題を持ち出すことが出来ず、これが社民党と中々合意に至らなかった原因である。

 合意事項の中で最も難しい日米問題については、「緊密で対等な日米同盟関係をつくる。沖縄県民の負担軽減の観点から、日米地位協定の改定を提起し、米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む」ことになった。3党合意としては玉虫色である。アメリカはこれまで日本は‘always OK’、つまり御しやすいと考えていたことがそうは問屋が卸さなくなってしまった。

 今日早速モレル国防総省報道官は、民主党が海上自衛隊のインド洋での給油活動を停止する方針であることについて、公式に「日本の活動で多大な恩恵を受けてきた。活動継続を強く促したい」と民主党の考えにクギを刺すような発言をした。

 これに対して民主党は来年1月の期限を延長せず、海上自衛隊を撤収させる方針に変わりがないとの立場を示し、合意に参加した社民党も呼応して、それはアメリカの立場であって、自分たちの方針が変わることはないと述べた。

 日米関係で最大の懸案は、沖縄米軍基地の移転問題だが、その前に期限付きの海上自衛隊給油問題が迫ってくる。さあ民主党政権はどう対応するだろうか、しばらく目が離せない。

 さて、地方自治体の中には酷い話があるものだ。千葉県が5年間に亘って公費30億円を不正処理していたことが明らかになった。ほとんどの部署で不正をやっていたとは驚きである。返還対象の管理職が現役、OBを併せて5,400人だという。呆れ果てて物が言えない。この中にこの期間の最高責任者だった堂本暁子前知事は含まれているのだろうか。自分の在任中にこれだけの悪事をやった部下たちの不始末を、もう辞めたから関係ないとは言えないだろう。それにしてもこういう悪どい小童役人の所業は、何も千葉県だけに限ったことではあるまい。

 2006年の岐阜県、長崎県、2007年の宮崎県、2008年の愛知県の不正、等々これだけ連続して暴露されるということは、役人というのは国、県、市町村を問わず、隙さえあればどこも公金を誤魔化して、私腹を肥やすことをやっているのではないだろうか。

 税金を払うのが本当にバカらしくなる。

2009年9月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

849.2009年9月9日(水) 日本の教育投資は28カ国中27位

 経済開発協力機構(OECD)のデータによると2006年の各国のGDPに占める教育機関への公的支出(3.3%)が、日本は28ヶ国中下から2番目の27位ということが分かった。すべての国の調査でなく、比較的豊かな国の中だから、極端に悪いということではないが、欧米先進国の中では教育後進国と言われても抗弁しようがない。

 民主党は「OECD先進国並みの教員配置を目指し、少人数学級を推進する」と提唱している。日本の小学校1クラスの平均生徒数は28.2人で、OECD平均の21.4人に比べるとかなりの開きがある。中学校に至っては日本の33.2人に対して、OECD平均は23.9人である。

 それでもわれわれが小中学生のころ、1学級が40人以上だったことを考えれば、教育環境は確実に良くなっていることは間違いない。

 実際過去に20回ほど文部省海外教員派遣団とともに欧米の教育施設を訪問して感じたのは、アメリカの初等学校の生徒数の少ないことが際立っていたことである。ほとんどの小学校で1クラス20人以下だった記憶がある。施設も充実していたし、教員の数も多かったし、先生が子どもの教育に情熱を持っているなあと感じられたものである。PTAの協力ぶりも献身的で心の篭った教育を施している印象が強かった。

 その他にも2つほど強く印象に残ったのは、まず先生が徹底的に子ども好きだということだった。もちろん日本の先生だって、子どもが好きではないということではなく、アメリカやヨーロッパの先生の子ども好きに関しては、われわれの常識や感覚からすると並外れていた。それに地域のボランティアの協力ぶりも徹底していた。

 教育的支出とか、投資というものは金額だけでは計れない。地道な地域ぐるみの協力があって初めて効果が出てくるものであると思う。日本の教育が問題なのは、投資額もさることながら、教育委員会のあり方、教育の本質、先生の質、市民の協力度合い、等がきちんとしていないことで、そうでなければ教育の成果は上がらない。

 今度の調査では、他国に比べて財源が充分使われていないということであるが、その積み上げはもちろん重視すべきである。

 しかし、身の回りの細かい教育的配慮がそれ以上に重要であることは言うまでもないことである。

2009年9月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

848.2009年9月8日(火) 日本の製造業、中国内の販売が日本を追い抜く。

 このところ毎日駒沢公園までウォーキングをやっているが、昨日は前日までの無理が祟ったのか、ちょっと両膝が痛んだので中止した。その休養のおかげか痛みが消えたので、今日は駒沢大学近くまで歩く約5,000歩の自己認定Aコースをトライしてみた。格別違和感は感じなかったので、明日以降も順調に続けられればいい。

 景気が一向に良くならないが、鳩山政権は徐々に水面下で動き出している。その中で、民主党、社民党、国民新党の3党合意の話し合いが、それぞれの思惑があって少々ギクシャクしている。それでもどうやら「沖縄基地見直し」という点で合意に至ったようだ。

 しかし、民主党政権はこれを本当にアメリカ政府に対して主張し、実行出来るのか。確かに、沖縄側から要請された普天間基地移転を含めた「沖縄米軍基地の見直し」は一旦了解した鳩山代表だが、選挙公約でもあるマニフェストでは、そのような文言が盛り込まれなかった。単に日米対等の関係へ持っていくというだけの表現に過ぎない。少しずつ後ずさりしている感じであり、果たして民主党主導の3党連立政権が、大命題である「沖縄米軍基地の見直し」を本当にやり遂げる気があるのかどうか、注目したい。

 今朝の日経新聞を見て驚いた。トップ記事として取り上げたられたのは、日本メーカーの国内販売額が、中国国内におけるそれを下回ったとの報告である。特に、日産の1~7月国内販売額が中国国内販売額より少額だったことである。ホンダはかなり中国国内の販売額が肉薄した。コマツは4~6月建機売上高で日中逆転により中国における売上高が日本のそれを上回った。製造業でなくてもいずれ徐々にこの日中逆転現象が当たり前になっていくのだろうか。

 日本の少子高齢化がこれからどんどん進むとすれば、国内の消費が期待出来ず、日本企業は海外へ進出せざるを得ない。結果的に日本製品は海外で消費される傾向が助長されるということになる。それにしても、生々しい数字で示されると納得せざるを得ないが、これまでの日本経済がそういうパターンでなかっただけに、こういう現象を受け止めるのは何とも気が重い。

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847.2009年9月7日(月) いつアフガニスタン大統領は決まるのか。

 先月20日に行われたアフガニスタンの大統領選挙は、まだ当分結果が出ない。次の大統領が決められない状態にある。やっと74%の投票所の開票結果が公表された段階である。日本や先進諸国で即日開票、遅くも投票翌日午前中には結果が分かるが、この国のように政治や治安が不安定だとそうはいかない。

 不正投票があったり、タリバンの妨害があったり、投票自体が正しく行われたのか疑問であるが、現時点では現職のカルザイ氏が得票率48%を上回っており、よほどのことがない限り、このままカルザイ氏の再選という結果に落ち着くのではないだろうか。

 折りも折りベルリンで会談したドイツのメルケル首相とイギリスのブラウン首相が、悪化するアフガンの治安問題を話し合う国際会議を年内に開催することで意見が一致した。アメリカ主導のやり方とアフガン政府の治安面での自立が行き詰まったせいで犠牲者が益々増えてきた。アフガン北部でドイツ軍の要請による空爆で民間人が多数犠牲になった事件も起きた。フランス人兵士の犠牲者も増大し、仏アンテナ2でも若い兵士の戦死を伝えていた。国内テロは相変わらず激しくなる一方である。治安はガタガタである。

 この混乱状態をどう収束させるのか、今までそのための国際会議が開かれなかったことがむしろ不思議である。

 シアトル・マリナースのイチローが、メジャー・リーグ参加以来2000本安打を達成した。9年目でこぎつけたのは、立派なものである。いつもちょっと小生意気な発言をするが、いちいちご尤もなので感心するだけである。それにしても日頃の努力を怠らないところがえらい。

 横浜在住の長老正木清幸さんからいくつかの月刊誌コピーを送ってこられた。先日来横浜市の歴史教科書採択問題、或いは田母神論文でご意見を仰っていたが、今日送っていただいた題材は右傾化した識者の討論内容と論文をどう思うか、愚見を聞かせて欲しいとのことである。かなりのボリュームだが、じっくり読んでご納得いただけるご返事をしなければいけないと思っている。

2009年9月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com