915.2009年11月14日(土) 素晴らしい! 感動的なタージ・マハール

 タージ・マハールは予想していた以上に素晴らしい世界遺産だった。16世紀半ばに22年の歳月を費やして建設されたイスラム建築の極地である。年間400万人もの観光客が訪れる。生きている限り出来るだけ機会を捉えて訪れてみたいところだ。

 スペイン・グラナダにあるアルハンブラ(アランブラ)宮殿は、このタージ・マハールをモデルにしたと言われているが、比較にならないくらいこのタージ・マハールの方が立派であり、上品でもあり、訪れた人の心を打つ。ここを訪れて説明を聞き、庭園内を散策するだけで、その素晴らしい価値が伝わってくる。建物の中には、ムムターズ・マハール妃の棺が祀られていて、隣には22年の歳月を費やしてこれを建設したムガール帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンの棺が安置されている。暗い内部は写真撮影が禁止されているにも関わらず、フラッシュを焚く馬鹿な外人観光客がいる。撮影禁止だと言ってやると、「そうですか」と言ってまた撮っている。モラルの欠如は東西を問わない世の中になった。

 建物の背後を流れるヤムナー川の左後方には、ジャハーン帝が息子アウラングゼーブ6代皇帝によって幽閉され晩年を寂しく暮らしたアグラ城が見えるはずだが、靄か、スモッグがかかってまったく見えない。

 この後訪れたアグラ城の建物も素晴らしかった。ジャハーン帝が幽閉された部屋の斜め前方にはタージ・マハールが見えるはずだが、今日は霞んで見えなかった。

 ところで、日本でほとんど知られていないが、タージ・マハール東門への道は、「Dr.MATSUKI MIYAZAKI ROAD」と呼ばれている。インドのらい病患者のための施設を造り、終生インドの貧しい人びとのために尽くして、土地の住民から感謝されていた日本人である。なぜこういう気高い人が日本では紹介されないのだろうか。

 その後もう1ヶ所、世界遺産のファテプール・シクリを見学したが、前二者に比べてそれほど感激しなかった。

 アグラからニューデリーへは、230㎞ほどで、再び怖いドライブが始まった。バス、トラック、オートバイ、自転車、馬車、人力車など多種な種類の乗り物が、レーンに関係なく走りまわり、車線変更は当たり前で、時々大きなトラックまで逆走してくる交通法規無視が、渋滞と危険に追い込んで無法地帯と化してしまう。すぐ解決法といっても考えつかないが、せめて走行車線と追い越し車線の区分をしっかり守れば、もう少し安心してドライブを楽しめるのではないか。

 夜9時になって最初に宿泊したパークホテルへ戻って来たが、途中農家に立ち寄らせてもらい、家の中を見せてもらった。こういう時のためにいつもチョコレートを準備しているが、これが沢山の子どもにえらく喜ばれた。

 やや疲れてひと風呂浴び、眠い中でこのブログを書くのも少々きつい。まもなくクマールさんが迎えにやって来る。インド最後の晩は疲れのうちに時が経つ。それにしてもタージ・マハールは感動的だった。訪れることが出来て本当に良かった。

2009年11月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

914.2009年11月13日(金) ジャイプールの観光は盛り沢山

 夜は寒いので冷房を切って、ベッドに入ったが夜中にあまりの寒さに目が覚め、ジャンパーとズボンを着て再び眠りに就いた。今日は朝から霧雨状態で外は寒そうで少々気が重い。8時30分の出発に合わせてクマールさんがピックアップに来られた。宿泊したラマダ・ホテル玄関で立派なあごひげをくわえたドアーマンの顔にはびっくり。聞いてみるとギネスブックで、世界一長いあごひげの人物と紹介されたと言い、あごひげの新聞も見せてくれた。ホテルも中々感じが良くて、流石高級ホテルらしい雰囲気である。

 このジャイプールには世界遺産はないものと理解していたが、最初に訪れたアンベール城が世界遺産だとクマールさんは言う。確かに後背の山の稜線上に「万里の長城」を配して、丘の上に赤い色彩の塀は、光景としても充分価値があるし、内部のいくつかの建物と歴史は世界遺産に登録されてしかるべきである。城へのアプローチが、象に乗るというもので、これは人気があって乗り場へ行ったら小雨の中を延々長蛇の列だった。象にはバンコックでも乗ったことはあるが、狭いグランドを一周するような子供騙しではなく時間的にも15分ぐらい掛けて、坂道をゆっくり揺られながらアンベール城内までサルタンの王侯気分を味わう。聞けば、この象に乗ることが観光客の人気を集め、象の酷使につながるとして、今では朝8時から11時までしか利用できず、1頭の象は1日5往復しか出来ないように取り決められ、象のストレス解消に努めているという。まあ、いろいろあるなと思う。

 その後、「街の宮殿」を見学して、写真では何度も見たことのあるピンク色の「風の宮殿」前で写真を撮って、アグラまで210㎞を飛ばしに飛ばす。とにかくドライバーは運転技術が上手いが、載っている者としてはちょっと怖い。夕方近くなってアグラ市内へ入ってきたが、入口で車とオートバイと自転車、それに歩行者が信号のない交差点で動きがとれない状態になった。われわれの車は10㎝ごとに動くような有様で、地元民のラッシュ時間にも重なったのかも知れないが、市内中心部に入るまで続き、その混雑ぶりは、よほどの対策を打たないと最早手に負えないのではないかと感じたくらいである。

 明日は今回の旅行で最も楽しみにしているタージ・マハールを見学することになっているが、クマールさんからの提案により、新しくできた劇場でタージ・マハール完成の史実を芝居で上演しているという耳寄りな話に乗ることにした。オプショナル・ツアーである。

 6時半開演の3分前に何とか劇場に到着して、ヘッドフォーンで日本語による台詞と説明を聞きながら、オペラ的ミュージカルを観劇することになった。完成して間もない立派な劇場で、仕掛けも良くストーリーも明日のタージ・マハール見学の露払い的役割でグッドタイミングだった。1時間半のミュージカルだったが、充分楽しむことができた。

 今夜宿泊予定は‘JAYPEE PALACE HOTEL’という5つ星ホテルで、確かに素晴らしいファシリティのホテルだ。2人の女性客の滞在ホテルへ先に寄ったが、数段格が違うという感じだった。彼女らのホテルはダウンタウンの喧騒な場所にあり、小さなホテルだった。やはり落ち着いて滞在するには、グレードアップして良かったと感じた。今日もかなり見所の多い行程だった。明日は最終日になるが、タージ・マハールはもちろんであるが、アグラ城も楽しみにしている。

2009年11月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

913.2009年11月12日(木) 世界遺産を2箇所見学

 7時半にウェイクアップ・コールで起こされた。やはり短い時間だったが、一気に眠ってしまった。まだ若干疲労感はあるが、朝食を摂って9時の出発を待つ。ほどなくクマールさんが出迎えに来られた。昨日別のホテルに泊まった2名の女性もすでに同乗していた。彼女らは宇都宮から参加したと言っていた。ひとりは日本へ帰化したが、中国人だった。道理で機内でスチュワーデスと流暢な中国語を話していると感じていた。

 40歳で独身のクマールさんには拙著を2冊差し上げ喜んでもらったが、果たして読めるかなぁと笑っていた。名門デリー大学で日本語を専攻したと言っていたので、相当達者な日本語を話す。酒もタバコもやらないと言っていたが、宇都宮からの元中国人が日本名だったので、分からず当初は中国人批判を繰り返していた。嫌いなのは中国人と政治家だと言い、政治家に対しても税金泥棒と厳しい。話しすぎるくらい熱心にガイドを務めてくれる。

 インドは今世界が注目するBRICsの一国であるが、人口が多いだけに国力をひとつの方向に向かわせれば大きな力を発揮するだろうが、貧富の差が激しく、民族・宗教等の対立、などが相変わらず解決されていない。

 さて、最初に世界遺産クトウブ・ミナールはデリー郊外にある。高さが72mもあり、奴隷王朝のスルタンがヒンドゥ教徒に対する勝利を記念した建てたものだそうだ。外に出た時、可愛らしい小学生のグループと一緒に写真を撮って愉快なひとときもあった。

 2つ目の世界遺産はフマユーン廟でムガール帝国2代目の皇帝のために妃が立てたものと言われている。1階の内部にお棺が安置されている。これらの観光地を取り巻く環境は、緑が多く、いたる所地下鉄工事などで道路を掘り起こしているが、その自然がせめてもの慰めである。インド門は遠くから眺めて昼食後、ジャイプールへ向かった。

 ジャイプールまで約250㎞で、一般道から高速道路へ入ったが、所々混んでいて結局7時間ほどかかってしまった。車のスピードも速く、少々怖いくらいである。道路走行のルールが大分乱れていて、接触寸前ということもあったし、途中で事故も見た。運転手もマナーがあまり良くなく、側線とは言え、逆走してくる車もかなりあった。外灯がないので、日が暮れてからカーブの走行などは減速しないので危険だと感じた。珍しく道路際を2人ずれの男が歩いていたが、ひとりは素っ裸、つまりストリーキングだった。こんなところでストリーキングを見るなんて思いも寄らなかった。

 特に、気づいたのは市内で若いカップルが手に手を取って、歩いている光景をまったく見なかったことである。宗教のせいだろうか、クマールさんも自信も持ってあまりいませんと言っていた。もうひとつは、州境で通行税を払うということだった。

 まだ表面的な印象だが今日の様子では、36年前にボンベイで受けた印象とは大分異なる。

2009年11月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

912.2009年11月11日(水) 36年ぶりにインドの旅へ

 インドへ向かった。成田エキスプレスでJR品川駅から成田空港駅までほぼ1時間だったが、1時間集合時間を間違えて早く着いてしまった。今回は格安航空券で発展著しいHIS社の団体募集にひとりで参加した。ニューデリー、ジャイプール、アグラを巡る5日間の旅である。格安航空券会社が実施するツアーとはいかなるものかを実体験をしてみようと思ったこともこのパック旅行に参加して理由でもある。参加費は確かに安い。ところが、これに2流以下のホテルをファーストクラスにグレードアップして、4泊の内最初と最後が真夜中に到着・出発である。さらに、シングルユース料金を別途4泊分支払うと格安なんてものではなく、まずまずのツアー料金になる。やはりそうかという印象を持った。集合時間の12時15分になったので、HIS社のチェックインカウンターで受付を済ませ、参加者を聞いてみると16名とのことだった。

 さて、満席状態の中国国際航空(CA)の北京経由ニューデリー行であるが、添乗員はいないので、ニューデリー空港で待機しているHIS社のガイドと会うまでは、参加者がそれぞれ自分で出入国手続き関係を行う。今更と言う感じだが、初めて参加する人は多少戸惑うのではないか。実際北京空港では、検疫検査と手回り品のチェックを行ったが、当然書類の記入がある。参加者らしい旅行者がやはり迷っている様子が見えた。北京空港も一昨年チベットへ行った時以来だが、更に新しくなったような感じだった。1℃ということで寒い。空港敷地の隅っこには積雪があった。ここで約2時間の待ち合わせの後同じ中国航空でニューデリーへ発った。

 ヒマラヤ上空をフライングしたせいか、大揺れに揺れたが、ニューデリーのインディラ・ガンジー国際空港には予定時間にほぼ近いローカルタイム1時30分に到着した。イミグレーションの前に機内では手渡されなかった検疫検査用紙の書き込みをさせられた。ターンテーブル前はごった返している。ちょうど直前に到着したKL便の荷物が到着していた。CAの荷物がどこのターンテーブルに現れるのか、表示がない。空港係員に聞いて彼からCAに問い合わせて場所が分かったが、荷物が中々出てこない。私のトランクが16名の中では割合早く表れたので、お先に税関をパスしてロビーへ出てHISのガイドと会い、しばらく他の同行者を待つことになった。全員16名が揃った時点で空港を離れるのかと思っていたところ、ガイドのクマールさんが2名の女性客を連れて出発しますということになった。ホテルがバラバラのようで、帰国の日まで2名の女性とクマールさん、ドライバーのシンさんが一緒となった。

 宿泊のThe Park Hotelは官庁街の近くにある。チェックインしたのが3時近くになっていて、睡眠不足になりそうだ。不思議なのは、2名の女性客がこのホテルへ宿泊せず、この後別のホテルへ向かったことである。16名はどういう構成になっているんだろうか。疲れたせいか血圧がかなり高い。

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911.2009年11月10日(火) ロシア人の思考回路が分からない。

 スターリンの孫が祖父は国家のために奉仕したのに、大量虐殺者とか、国家の信頼を傷つけたと喧伝され、祖父の名誉が汚されたとして新聞社を相手に訴訟を起こしたそうだ。直ちに却下されたが、祖父が祖父なら、別の点で孫も孫である。ポーランド人将校がソ連軍に大量虐殺された「カティンの森」事件は、スターリンが殺害を命じたとされ、スターリンの残虐性を象徴する典型的な事件である。スターリンは今でもロシアでは偶像視されている傾向がある。ロシアでは過去の大粛清とか、独裁者というイメージよりも世界大戦に勝ち共産圏帝国を築き、ソ連を世界の大国へリードした力を評価している。ソ連がロシアとなり、民主主義国家として再建途上にあったが一旦躓くや、旧ソ連時代への郷愁から、ソ連とスターリンは復古調の波に乗り、現代ロシア人にじわじわとノスタルジアを掻き立てさせている。

 だが、ソ連政府は「カティンの森」はナチスの犯行だったとデマを続けていたが、東西の壁崩壊後、誤りを認めてドイツに公式に謝罪した。それにも拘らず、本心では自分たちに責任はない。時代と環境のせいだとでも思っている節がある。

 現在のロシアとロシア人には、自分たちは自分たちの利益のためにやっているのではないと言わんばかりの開き直りのパフォーマンスが見える。確かにロシア人には、そういう特異な一面がある。

 映画「カティンの森」を撮ったポーランドのアンジェイ・ワイダ監督は、「ソ連は犯罪的な体制だった」と直截な表現をしている。映画は相当ソ連を批判的に描いているのだろう。日本では12月に上映されるが、ロシアではその予定はない。公開されたらぜひとも観てみたい。

 さて、最近猟奇的な殺人事件が目立っている。結婚詐欺まがいの34歳の女性の周辺では、4人の男が不審な死に方をしている。同じように鳥取県では35歳の女につながる男が5人死んでいる。また、島根の女子大生のバラバラ死体が山中で発見された。極め付きは、2年前にイギリス人女性を殺害したまま逃走し、その間整形手術を受けて生き延びていた容疑者・市橋達也が、ついに今日逮捕された。タレント・酒井法子の麻薬事件以来の大騒ぎである。いずれも昔は考えられなかったような残酷な事件で、これもやはり時代性と言ったら良いのか。

 とにかく怖い世の中になったものである。

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910.2009年11月9日(月) お懐かしい! マーシャ・クラッカワさん

 ベルリンの壁が崩壊して今日でちょうど20年になる。新聞、テレビのニュースでも断片的に伝えてはいるが、やはりヨーロッパと日本では受け止め方が大分違うようだ。社会主義と角突き合わせた切実な緊張感は、やはり当事者でなければわからないだろう。

 今日は妻のコーラス・グループ「コーロ・ブリランテ」の6回目のコンサートが「横浜みなとみらい小ホール」で開かれた。この辺り一帯が横浜みなとみらい開発計画により、大きく周囲の環境が変った。実はそれ以来初めてこの界隈を歩いたが、まったく別世界へ来たようだった。会場も新しく豪華なコンサートホールで、中々良い感じだった。練習の成果を出せたのかどうか、聴いた限りではまあ良かったのではないかと思う。シートも400余席がほぼ埋まっていたようだったから良いところだろう。4年ぶりのコンサートということで、このところ週に何度も練習に出かけていたが、これでしばらく頻繁に出かけることもないと思う。

 さて、珍しい人の消息が朝日夕刊に紹介されていた。何と30年以上も前にNHK英語会話の講師を務めておられたマーシャ・クラッカワさんである。現在聖心女子大教授だそうだ。愛想の好い笑顔にメリハリのある話し方で人気があった。私自身もその頃英会話をMr.Carl Kniffinから習っていたが、クラッカワさんが偶々原宿のKniffin先生の隣宅に住んでおられて時折顔を合わせることもあった。

 しばらくテレビで見ないと思っていたら、1999年に母校の聖心女子大に戻り、2007年英語英文学科の教授になられたという。ああいう個性的で、楽しい教え方をする人はそう多くはいない。美しく優しい顔に似合わず、「英語を学ぶのに何より重要なのは、積極性、やる気」だという。そのうえで、こうも言っている。「言葉を使う機会があっても使わない人が多い。中学や高校で習った知識で多くの表現が可能なのだから、積極的に取り組むべきである」。お説ご尤もである。

 このことは現代の学生全般に言えることである。クラッカワさんには、日本人の英語力が中々上達しない理由が分かっていて何とももどかしいのだ。

 さて、政府は来年度概算予算と事業仕分けで、てんてこ舞いの様子だが、その一方外交問題で躓いている。日米同盟、とりわけ安保条約と沖縄米軍基地問題が、日米両国の間にきしみをもたらしているのだ。政府内でも岡田外相と北沢防衛相ら閣僚の意見が合わず、基地問題をどうするのか、思うように意思統一ができない。最大の問題は普天間基地をどうするかということである。アメリカは日米同盟で取り決めた通り、辺野古沖への移設を主張している。民主党はマニフェストで普天間基地を国外または県外へ移設と謳ったが、そもそも引き受け先が決まっているならともかく、まったく思いつきで選挙対策に利用していたとしか思えない。果たしてどう基地問題を解決するのか。鳩山首相の手腕が問われている。

2009年11月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

909.2009年11月8日(日) どうも分かりにくいエコ・ポイント制度

 今年5月から実施されたエコ・ポイント制度が混乱しているらしい。環境対策と国民の消費拡大による景気対策を狙ったが、来年度どうすべきか、各省庁でも取り組み方がバラバラである。自民党時代にスタートした制度ではあるが、民主党政権になって経済産業省と総務省は来年度概算要求に盛り込まなかった。他方、環境省は計上した。

 それにしても申請書類の記入が難しく、再提出を求められている書類がかなりの数になるらしい。該当商品がたった3品目に限定されている点も、景気対策の効果が疑問視されている理由のひとつである。それはともかく国への申請書類でこんなに複雑な書き込みもない。9月末までにエコ・ポイント事務局が受けつけた書類265万件のうち、約半数に不備があったという。考えられないほどの数だ。我が家でも6月に該当のテレビとエアコンを購入したが、エコ・ポイント申請方法が分かりにくく、書類を持って購入した大型電器店へ行って教えてもらいながらやっと記入した。そして9月中旬に書類を揃えて投函したが、未だにウンともスンとも言ってこない。少々時間がかかりそうだとは聞いていたので、インドから帰ったころに照会してみようと思っていた矢先の昨日、朝日夕刊1面にエコ・ポイントに関する問題点が紹介されていた。

 システムに問題ありきで、家電販売店がポイントをその場で渡し、国への申請は店が一括して行うなど、消費者第1の仕組みに変えるべきだとの指摘があるし、環境副大臣もあまりのトラブルにもう少し簡便な制度にできないか検討したいと言い出した。

 国のサービスの仕方というのは、馴れていないせいもあるが、初めて行うことをきちんと精査しないで始めるから問題を引き起こすことになる。

 我が家のエコ・ポイントはいつもらえるのだろうか。やれやれである。

 昨日は立冬だったが、ここ数日はそんなに寒くない。昨日も今日も駒沢オリンピック公園へウォーキングに出かける。自宅から公園内を大きく回って大体6,000歩近い。松本整形外科医の勧めでこのところ毎日ウォーキングをするよう努めているが、血圧が思うように下がらない。むしろ最近は上昇気味で、朝計ると150台だから少々気になっている。森内科医も気にしてくれていて、もう少し薬を増やそうかと言っていただいているのを断っていたが、インド行きを控えて明日診断してもらい、少し血圧降下剤を増量してもらう必要があるかも知れない。

2009年11月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

908.2009年11月7日(土) 日航はどうなってしまうのか。

 日本航空の再建問題が喧しい。会社側は昨日苦渋の選択として、全社員の冬のボーナスを全額カットする考えを日航社内8つの組合に提案した。現役社員の受けるこの厳しい負担に対して、早速前原国交相は評価する意向を示し、OBに対しても同様の負担を負うよう望むとコメントした。つまり、OBの年金受給者に対して、ネックになっている年金減額を呑めとの圧力である。法律上は受給者の2/3以上の同意を得なければ、年金支給減額を無理やり押し付けるわけにはいかない。そこで、当然反発が予想されることを見越して、国交省では年金支給額を強制的に承認させるために、特別立法の検討も始め出した。うかうかしていると今月中にもつなぎ資金が必要な日航は、破綻しかねない。相当な抵抗が予想される。実際今日の朝日の「声」投書欄にもOB社員から、「JAL年金バッシングに憤り」と題して胸の内を吐露している。「会社の拠出もあるにせよ、年金原資は在職中に積み立て、また退職金から希望により拠出したもの」とご尤もな言い分である。そのうえ儲からない空港を作ってそこへ就航させた国とJAL経営陣の犠牲になったと憤慨している。

 現在厚生年金と企業年金をいただいている立場から言えば、本当に気持ちが分かるし、同情せざるを得ない。しかし、どう見ても気の毒ではあるが、JALの現状を考えればこのまま国の意向通り進むのではないだろうか。

 それにしてもJAL社員のボーナス・全額カットや、平均的に大企業の冬のボーナスが対前年比14%減に比べて、人事院が助言した官公庁役人の冬のボーナス案が、対前年支給額比6%減とは、やはり役人は恵まれて気楽な商売だ。

 明るい話題。日本シリーズで読売ジャイアンツが4勝2敗で、日本ハムを破り7年ぶりに優勝した。危なっかしい綱渡りのようなシリーズだった。昨日の逆転勝ち、そして今日も「試合に負けて勝負に勝った」試合だった。

 札幌で決着をつけたので、テレビでは顔を見られなかったが、ゼミ仲間のジャイアンツ・オーナーの滝鼻卓雄くんもきっと選手と一緒になって喜んでいるのではないか。

2009年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

907.2009年11月6日(金) アメリカ陸軍基地内で軍医が銃乱射で13人殺害

 トヨタ自動車が最高峰の自動車レース・F1から撤退することになった。すでに日本の自動車メーカーはすべてF1から撤退することを表明している。三菱自動車は、パリダカ・ラリーからの撤退も決断した。やはりこの不景気の時代に、開発費用として毎年数百億円も注ぎ込まなければならないのは相当な負担になる。これまで過大な費用負担が経営の足かせとなっていた。私のようなカーレースに格別関心のない者の目から見ると、カーレース自体の意味や価値がよく分からない。確かに宣伝にはなるだろうし、エンジン開発等に役立ってはいたのだろうが、以前から投資効果を考えるとむしろ足を引っ張っているのではないかとの懸念があった。

 先日まで開催されていた東京モーターショーも、開催前から入場者の減少が心配されていたが、案の定、目標の100万人を大きく下回り、61万余人だった。前回(2007年開催)より開催期間が4日短縮(前回17日、今回13日)されたとは言え、対前年-57%だというから、今後も車の販売に相当暗い影を落とすだろう。日産は今年度決算を大幅に上方修正して黒字1,200億円と予想している。ホンダ、スズキもまずまずの決算に落ち着きそうだ。しかし、国内販売市場で販売台数トップ、またプリウスが5ヶ月連続でトップにも拘らず、トヨタは最終決算が2,000億円の赤字予想だ。三菱ほかの自動車メーカーの前途もまだまだ厳しいようだ。

 今週に入って株価は下がりっぱなしで、まだどこを向いても景気の良い話は聞こえてこない。朝日のコラム「経済気象台」はこう指摘している。「海外投資家の間では日本の株式市場の低迷の原因は、市場原理主義の行き過ぎを批判した民主党政権にある」と。

 ところで、今日アメリカ・テキサス州オースティンにある、フォートフッド陸軍基地内で軍人の乱射事件があり、13名の兵士が亡くなり、30名が負傷した。アメリカ国内では銃による殺傷事件が後を絶たないが、それはすべて民間人による殺傷事件で、今度のような陸軍基地内で軍人が銃を乱射して同僚を射殺するというのは、滅多にないショッキングな事件である。しかも犯人は、同じ基地内の精神科医師だというので、基地内外でも大きな波紋を呼んでいる。兵士の精神的病を治療する軍医は、ヨルダン系アメリカ人でイスラム教徒という出自もあり、基地内でいじめを受けていたらしい。イラク派遣が決まり悩んだ末に自らを治療出来ず、凶行に及んだ。

 フォートフッド基地はアメリカ陸軍最大の基地で、5万人の兵士が駐屯し、基地内には1万7千人以上の家族も生活している。イラクとアフガンへの派兵拠点で、それだけに戦闘行為がもとで精神的な疾患に苦しむ兵士の増加が深刻な問題を提起している。近年心的外傷後ストレス障害(PTSD)など精神的な疾患の増加が目立つらしく、基地内で今年だけで何と75人の自殺者を出しているという。

 表面的な戦死者数だけではなく、その陰には遥かに多くの精神障害を煩っている兵士がいる。いつまで続く戦争か皆目予想もつかないが、戦争は戦闘行為に関わる兵士、その家族や周囲の人びと、そして戦地で被害を蒙る住民の犠牲を考えれば、何としても止めるべきである。ベトナム反戦にも関わったが、最近かつての反戦運動のような国民運動が起こってこない。どんな戦争であっても人類同士の戦いは絶対やめさせないといけない。今日の銃乱射事件はオバマ大統領も特別のステートメントを発表した。相当ショックを受けたようである。その点で日本もインド洋上の海上自衛艦派遣を取り止めることを公表したが、どんな非難があれ、それで良いと思う。

2009年11月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

906.2009年11月5日(木) 松井秀樹の大活躍でワールドシリーズを制す。

 今や日本シリーズの真っ最中で、読売ジャイアンツと北海道日本ハム・ファイターズがプロ野球の頂点を目指して争っている。ジャイアンツが3勝2敗にして王手をかけた。接戦である。勝負は札幌で決まる。

 一方海の向こうのメジャー・リーグでは、アメリカン・リーグのチャンピォン、ニューヨーク・ヤンキースとナショナル・リーグの覇者、フィラデルフィア・フィリーズがチャンピォンシップを賭けて争っていたが、今日決着がついた。ヤンキースが勝って4勝2敗でワールドシリーズを制した。9年ぶり27回目の優勝である。

 意外というか驚いたのは、松井秀樹選手が先制本塁打を含め打ちまくって、全7得点の内ひとりで6打点を記録したことである。シーズン後半になってマリナーズのイチロー選手が9年連続年間200安打を放ち、話題をイチロー選手に奪われがちだったが、松井選手がメジャー・リーグ最後の大一番で暴れまくり、ワールドシリーズMVPの栄誉まで獲得する活躍ぶりだった。

 当初松井選手がここまで活躍するとは予想もしていなかった。今シーズンは怪我の影響もあり、ほとんどDH出場でイチロー選手に比べれば、どことなく地味な存在だった。

 それにしても最後に来て、ニューヨーカーもびっくりの大活躍をするとは、やはり並の選手ではない。今年でヤンキースと契約が切れるようだが、再契約をして来シーズンも一層活躍されることを願っている。

 ところで、試合後のMVP受賞の折り、地元アナウンサーの取材に通訳が立ち会った。7年も経ったのだから松井は完全に理解出来なくても、そろそろ通訳抜きで対応した方が良かったのではないかとちょっと気になった。聞いていると案の定ヤンキースとの再契約に関して、松井が「NYが好きで、ヤンキースが好きで、チームメートが好きで、ファンも大好きです」と答えたが、通訳は‘I love NY, I love Yankees, & I love the fans.’といった訳し方をした。通訳さんは肝心の‘I love the teammates.’ を落としてしまった。チームメートに感謝する松井の気持ちが伝わらなくなってしまった。それに大好きなファンのためにも直接気持ちを伝えた方が、ファンも喜んでくれると思う。やっぱり松井さん、通訳を使うのは止めた方が良いと思う。

 さて、昨日取り上げた鳩山首相の献金疑惑について、今朝の朝日社説が納得のいく説明をするよう首相に求めている。そこへもうひとつ金にからむスキャンダルが、その朝日朝刊トップ記事に取り上げられている。言わずと知れた小沢一郎民主党幹事長の、政治団体のパーティ券収入虚偽記載による政治資金規制法違反である。小沢幹事長は3月に違法献金問題が明らかになり、代表職を辞したばかりである。

 いくらきれいごとを言ってみたところで、党のトップ2人が揃って法律を犯しているようでは、民主党は政党とは言えない。民主党という政党には自浄能力があるのか疑問である。鳩山首相、小沢幹事長は自らの疑惑に関して、いずれも明確に説明責任を果たすべきである。自分の頭の蝿も終えない人間が、国民の生活の面倒なんか見られる筈がないではないか。まったく呆れかえるばかりだ。ともに説明責任を果たして、国民を納得させて欲しい。さもなければ、潔く現在の要職を去るしかあるまい。

2009年11月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com