925.2009年11月24日(火) 茨城県教員海外派遣団の同窓会

 久しぶりに水戸へ来た。今から29年前文部省教員海外派遣団でご一緒した茨城県の先生方との同窓懇親会「チボリ会」出席のためである。車で来ようかとも思ったが、気楽に往復した方が良いと考え直し、特急「スーパーひたち」に乗ってやって来た。車窓から冬枯れの田園風景を見るのはしばらくぶりである。

 水戸は昨年妻と梅の季節に偕楽園へ来た時以来であるが、駅西口前には大型ホテルが3軒、予備校ビル、高層マンションが建設されて大分様子が変った。それでも教員海外派遣団をお世話していたころは、毎年のように水戸駅東口の県教育庁へ足繁く通ったので、何となく懐かしい感じがする。

 しかし、チボリ会会長・海野千秀先生によると、藤原正彦・御茶ノ水女子大教授は水戸駅前の様子を見て「水戸も随分つまらない街になりましたね」と仰ったとか。

 あれから随分時が経った。あの時マルセイユとローマで教育施設を視察したが、偶々マルセイユ滞在中にビートルズのジョン・レノンが暗殺されて当地でも号外が出たほどの騒がれようだった。その後レノンが殺された高級マンション「ダコタハウス」前を他県の教育視察団とともに通過してレノン暗殺時の様子について話したことも懐かしい思い出である。

 来年国際ペン大会が東京で開催されるが、それを記念して今新著を出そうと考えている。もうすでに書き出しているが、旅行会社の実態と添乗員について自分なりに考え感じたことを思い切って書いてみようと思っている。その点で、文部省教員海外派遣団で体験したいくつかのエピソードや、ハプニングは格好のネタになる。その意味では普通の観光団とは一味も二味も異なる、国が主催し、支援するテクニカル・ビジットを数多く手がけたことは私の添乗員人生において血(知)となり、肉となったと考えている。

 今日は私を含めて参加者は僅か8名だった。海野先生は今年83歳であるが、顔艶もよくお元気なのが何よりも嬉しい。18名の団員の内、昨年亡くなられた山田先生を含めて物故者は3名になった。残る会員は15名である。会食の最後に来年30周年をひとつの区切りとして、「チボリ会」の今後の方向性を来年の30周年記念会で決めようという結論に達した。参加者が少なくなろうとも、会長が元気に参加してみんなが集まって楽しい懇親会を持とうとの気持ちさえあれば、いつまでも続ければよいと思うが、会員ではない私が口幅ったいことも言えず、黙って聞いていた。こういう仲間内の会で年数を重ねた場合の存続というのは、退け時が難しい。これまでにも終止符を打った戦友会を見ていると、戦地で生死を共にしただけにその矛の収め方は特に難しい。全国各地から集まる戦友とは別れ難く、その気持ちをどうすべての戦友に分かってもらえるのか、解散式では涙が止まらなかった。

 来年も参加して皆さんの気持ちがどんなものか知りたい。懇親会が終ってから、会長の趣味でもあるカラオケを楽しもうと、ホテル前のカラオケ店へ全員で出かけて気持ちを発散した。

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924.2009年11月23日(月) 熱戦の早慶ラグビーに興奮

 毎年今日11月23日にラグビー伝統の定期戦・早慶戦が秩父宮ラグビー場で行われる。今年もテレビ観戦となってしまったが、2つの点で注目していた。

 ひとつは、早慶ともに今日まで関東大学リーグ戦対抗戦で全勝街道を突っ走り、今日の試合は優勝を賭けた一戦ということである。

 もうひとつの注目点は、慶応ラグビー部で久しぶりに母校湘南高校ラグビー部OBの栗原大介くんが出場したことである。彼は私がラグビー部OB会長を務めていた最終年、2007年に母校ラグビー部主将だった。圧倒的な突破力があり、母校メンバーをぐいぐいリードして県大会で母校をベスト8へ進めた。国体優勝の神奈川チームにも選ばれ、期待出来る選手だった。慶応に進学し、これからどのように成長していくか楽しみにしていた。入学早々大きな怪我をして、1年間を棒に振ってしまいラグビー人生にも黄信号が灯ったが、今年はそのハンデを克服し2年生ながらレギュラーポジションを獲得した。中々の努力家である。最近の試合でも活躍していると聞いていたが、優勝を争う慶応でレギュラー争いに勝って試合に出場するというのは、立派なものだ。今日は特に目立つような派手なプレイは見られなかったが、その中でひとつだけ目立ったプレイがあった。ラック状態の中で早稲田ボールを奪ったプレイは、良かった。解説の元日本代表・坂田正彰氏も誉めていた。

 今日の試合を実況放送していたNHKの豊原謙二郎アナも母校ラグビー部OBである。彼は早稲田OBだが、やはり同じラグビー部の後輩が活躍するのを実況中継するのは、きっと嬉しいに違いない。

 栗原くんもこれから一層厳しいトレーニングを積んで逞しく成長し、日本代表選手を目指して頑張って欲しいと願っている。

 今日の試合結果は、追いつ追われつの末慶応が早稲田に追いつかれ、20-20の同点引き分けとなり、優勝は最終戦に持ち越された。後半は慶応が押されていたが、トライ数では上回っていた。結果的に相手ゴール前のフルバックの落球とペナルティ・キックの差が勝敗を分けたが、勝てない試合ではなかっただけに、少々悔いが残る。

 ラグビーに倣ったわけでもあるまいが、甲子園では今日オール早慶戦の野球が行われた。これは慶応が10-5で早稲田を破った。

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923.2009年11月22日(日) 脱税の無脳科学者・茂木健一郎

 茂木健一郎という売れっ子の脳科学者がいる。マス・メディアでは引っ張りだこで大忙しの様子だが、先日東京国税局から税金の申告漏れを指摘されたのは反社会的行為であるし、著名人としてはあまりにもお粗末である。真面目な納税者を舐めている。まったく話にならない。いくら何でも忙しくて申告する時間がなかったなんて誰が信用するだろうか。しかも、過去に税務署から税務申告がなされていないと警告まで受けていた。在籍するソニーコンピュータサイエンス研究所からも税理士を雇うようアドバイスも受けていた。それでも過去2~3年間にソニーからの所得の源泉徴収以外すべての所得について所得税をビタ一文支払っていなかったというから、このあくどい鉄面皮ぶりには驚くより呆れるというしかない。その所得額は4億円近いという。これを個人事務所に任せるということもなく、自分ひとりで処理していた。誤魔化せるとでも思っていたのだろうか。やることがうっかりなんてものではなく、計画的で意図的なのである。

 昨年初めて個人事業主として税務申告を行った経験から言えば、確かに私のような過少申告者ですら、税理士の手を借りずにひとりで関係書類を作り、税務申告書を作り上げるのは大変な作業であり、かなりの負担である。ましてやあれだけの高額所得者が自分ひとりで書類を書き上げる時間と余裕があるとはとても思えない。それでも税理士に相談することもなかった。

 大体普段「脳」について偉そうなことを言っているこの人の脳はどうなっているのか? 普通の人が当たり前と考えることが、この人には分からないようだし、当然と思えるアドバイスを無視するような感覚は、われわれ凡人にはとても理解出来ない。それでいてテレビでは尤もらしく、学者の論理を振りかざす。こういう人を学者バカというのではないか。

 もうひとつ分からないのは、自局番組キャスターの不祥事が明らかになった際本人に反省させて、番組からせめて一時降板させるよう自粛を促してもおかしくないと思えるのに、NHKは申し訳程度にHPでお詫びを伝えて、引き続き番組を放送し続けていることである。この不誠実な対応は公共放送として理不尽ではないだろうか。

 こういう脱税者をちやほやさせながら出演させている他のテレビ局もテレビ局である。いま経営状態が低迷しているテレビ局は、その原因の解明に真剣になるべき時であるにも拘わらず、相変わらず視聴者が喜べばそれで善しとしている。今もって懲りないのである。

 今朝テレビ朝日の人気番組「題名のない音楽会」にこの茂木氏がゲストとして現れ、シャーシャーとして特異な「恋」の持論までぶっていた。怖い者知らずで益々図に乗っている。反省の色など微塵も感じられない。NHKもテレビ朝日もこの学者バカをヨイショして、ご機嫌を取っているだけである。

 はっきり言って、今回の茂木氏の脱税行為は犯罪ではないのか。国民の義務である税金を意図的に納めないのだ。明らかに確信犯である。脱法行為をしようとしている科学者が、真面目に納税している視聴者にお説教なんかする資格があるのかと問いたい。まったくこの程度の「脳所有者」を脳科学者なんて、誰が言ったのか知らないが、無脳(無能)科学者ではないのか。

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922.2009年11月21日(土) 核密約文書発見! 政府は国民を騙していた。

 やはりと言うべきか、日本政府がひた隠しに隠していた日米外交文書の核疑惑に関する秘密書類が外務省の調査により発見された。岡田外相が今月末をメドに書類の存在確認作業を行うよう外務省に命じていたものである。

 すでに秘密文書があることは、ライシャワー元駐日米大使や吉野文六・元外務省アメリカ局長の証言があったうえに、米公文書などでその存在が明らかになっており、いかに日本政府が否定しようとも核疑惑の関係書類の存在は隠しようもなく、ウソが白日の下に晒されるのは時間の問題と見られていた。そして、実際に密約文書が見つかったのである。これまでの自民党政府関係者は、証拠隠滅、虚偽証言の点でこれにどう抗弁し、どのように責任を取ろうとするのか。

 政府はその他の密約文書とともに来年1月に調査内容を公表することを約束した。鳩山内閣としても従来の「密約は存在しない」とする政府見解の変更を検討するらしいが、しっかり注視したい。

 今回公表した核疑惑は、1960年1月安保条約改定時に締結されたとされる「核兵器搭載の艦船や航空機の寄港、飛来は日米安保条約に定める『事前協議』の対象外とする」という密約に関するものである。これを政府はいくら国会で追及されようとも、断じて認めず国民に対して大ウソをつき通していたのである。これ以外にも日米密約問題は、3つもある。

 ひとつは、朝鮮半島有事の際の米軍の戦闘作戦行動であり、2つ目は72年の沖縄返還時の有事の際の核持ち込みであり、3つ目は沖縄返還時の米軍基地跡地の原状回復補償費の肩代わりに関する密約である。このようにわが国にとって重要で、莫大な経費もかかる案件を、国民の目から逸らし、これまで徹底してその存在を否定し続けた政府の責任は重い。

 来年1月にどういう形でこれまでの経緯を説明するつもりなのか、マス・メディアは徹底してこれまでの政府の対応を究明すべきである。

 それでなければ、最近も官房機密費と称して使い道が公開されていないまま、どこかで使い切っていたように、国家同士の密約を結び、それへ官房機密費をどんどん使われたのでは、日本は秘密国家となり、国民が知らない間に勝手な国家間の取り決めで条約が結ばれ、官房機密費が使われるというケースが堂々まかり通るということになる。これでは「国家は国民のために非ず、ごく一部の政治家のためにある」ということになりはしないか。

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921.2009 年11月20日(金) EU初代大統領を選出

 国際赤十字社会長に、日本赤十字社会長近衛忠煇氏が選任された。これは政治的なポジションではないが、国際原子力機構議長就任に次いで、日本人が国際的に注目される職責を担う要職に就いたことは、日本人の存在感と立場に一層光を当てるものだ。

 今日ヨーロッパではEU初代大統領にベルギーのファンロンパイ首相の就任が決まった。この決定の舞台裏では諸々のかけひきがあり、EU27加盟国の間で思惑や利害が絡み合う中で比較的調整能力のある同首相が選ばれたようである。但し、知名度が乏しく交渉能力に黄信号の点く同首相には、米中ソの大国を相手にEUの存在感を示せるかどうかの点で疑問符が付けられている。

 イギリスはブレア前首相を推していたが、イラク戦争に派兵したことが、ヨーロッパ諸国のトラウマとなり独仏から強い反発を買い、またEUの共通通貨であるユーロをイギリス国内で通用させていないことが嫌われ、要職は少数派・ベルギー首相の手へ渡った。

 近年EUの政治的、外交的立場はやや影が薄い。他方で米中2国の存在感が高まっている。これからEUが国際社会にあってどのような存在感を築けるのか。高みの見物であってはならないと思うので、私自身今後もう少し注目してみてみたい。

 1年の終わりが近づいてくると、喪中の挨拶状が送られてくる。ここ数日だけでも、会社関係で割合お付き合いをしていた原田弘造さん、加藤陽一さん、沢崎精一さん、清水金蔵さん、このほかにも友人や知人からご親族のご逝去のお知らせをいただく。ご当人の場合は、つい思い出して悲しい気持ちに捉われる。もう会うことも、話すことも出来ないのだと考えると人生の儚さと哀れさを感じてしまう。   

 最近著名人が何人か亡くなった。その中で俳優の森繁久弥さんと元ニュースキャスターだった田英夫氏の印象が特に強い。今日葬儀が行われた森繁については、学生時代に東京宝塚劇場へ「屋根の上のバイオリン弾き」をアルペンクラブの仲間と観にいって、観客席から主役の森繁の所作に対して「うまい!」の掛け声がかかった時、間髪を入れずに舞台から森繁が「目が高い!」と応じたのには呆気にとられたが、スムーズに客との掛けあいをやるのにはほとほと感心した思い出がある。

 田氏は、TBSのニュースキャスターとして一世を風靡したが、ベトナム戦争中にベトナムを訪れ、アメリカのベトナム介入を強く非難してキャスターを降ろされた。その後参議院選挙でトップ当選を果たして政治家に転身した信念の強い人だった。しかし、村山連立内閣組閣の際には同調せず、社会党を離党して社民連を結党した。海軍特攻隊の生き残り組と言われていたが、頑固で所信を貫く良識派のひとりとして、一目置いている人は多かったと思う。現在の社会党と民主党との連立政権をどう捉え考えていたのだろうか。気持ちを伺ってみたいと思っていた。惜しい人を失ったものである。

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920.2009年11月19日(木) 空席が気になる。大相撲は果たして大丈夫か。

 大相撲九州場所が開催されているが、昨日、今日とテレビで観ていて、観客席があまりにも寂しい気がしたのは私だけではあるまい。かつて大相撲と言えば、毎場所15日間満席というのが定番だった。時代は移り、新しいスポーツが親しまれるようになったが、大相撲は堅実な人気を保ち1年を通じて毎場所空席を見ることはほとんどなかった。それが、近年様子が変ってきた。その最大の原因に、外国人力士の増加がある。その中でも横綱朝青龍の我儘三昧の行儀作法とそれを注意出来ない愚かな高砂親方の存在がある。他のスポーツならともかく日本伝統の国技で、外国人がただ強いというだけの理由でわがままを許してしまうというのは、伝統芸を否定するものだ。このわがまま横綱を指導出来ないアホな親方も指導者としての職責を果たしていない。親方が弟子である横綱のわがまま三昧をただ指を銜えて黙って見ているていたらくなのである。

 この顰蹙ものの横綱が勝負のついた後にダメを押すパフォーマンスは、以前から非難されている。昨日もやってしまった。だが、師匠の高砂親方は、勝負の流れの一環と見ている。何のことはない。弟子にお説教も出来ない親方の情けない姿を曝け出しているに過ぎない。

 それにしても閑古鳥の鳴くような観覧席はあまりにも寂しい。ところが、相撲協会からは一向に心配の声が聞かれない。最大の収入源が入場料だとすると、これだけ空席があるということは経営上の危険水域にあると認識しなければいけない。にも拘わらず、まったくノーテンキなのである。それは、資産がたっぷりあるうえに、税金が軽減されているからだ。大体営業活動でがっぽり儲けて、税金の特例を受ける財団法人ということ自体おかしい。しかも経営陣は相撲界OBだけで固めて外部からのチェックを入れず、資産の公開もしない。役員は全員相撲取り上がりで、他の公益団体のように気の利いたインテリがひとりもいないのである。はっきり言って相撲協会は、相変わらず親方日の丸感覚が染み付いている。

 これまでも度々相撲協会の改革が話題になったが、いつも一時しのぎでお茶を濁し、抜本的な組織改革は行われてこなかった。民主党政権となり、現在しきりに事業仕分けを行っている際でもあり、相撲協会の財政的な面での事業仕分けを行い、民営であるならそれなりの指導をして、おねだりを突っぱねた方が良いのではないか。相撲界では当たり前の‘ごっつぁん’体質に振り回されてはいつまで経っても、相撲界の発展はないのではないかと勝手なことを考えてしまう。

 しかし、それにしても観覧席が空いているなぁ。

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919.2009年11月18日(水) Mr.MATSUKI MIYAZAKI医師とはどんな人だろう?

 旅行から帰った15日に妻が孫のひとりのために七五三のお祝いをする予定だったが、上の孫と揃ってインフルエンザに罹ってしまいお宮参りもお流れになった。今度の連休に改めてお祝いをと考えて、妻が長男に聞いたところ、今度は嫁がインフルエンザに罹って寝ているという。結局再び延期ということになった。

 新型インフルエンザや風邪が流行っているが、国の対策が後手に回って医師も、学校も困っているようだ。元がしっかりしていないと何も頼ることができない。

 さて、14日の本稿に書いた駐車場からタージ・マハール東門への道路、「Dr.MATSUKI  MIYAZAKI ROAD」と博士の名をインターネットでいくら調べても見つからない。あれほど歩道の目だったところに建てられ、その標識も赤砂岩に枠組みされた石板に彫られた立派なもので、1.5 X 1mぐらいの大きさである。そばを通れば誰でも分かるほど大きい。しかも、博士は生前土地の人びとから尊敬され、慕われていた。それが、このように外国人が大勢通る観光のメイン・ストリートに博士の名を冠せられることになった謂われなのだ。当然こういう名誉は日本で大きく取り上げられていると思い、インターネットで探したがついに発見出来なかった。今でいうハンセン病という一時代前までは、世間から抹殺されたように隔離生活を強いられ、人間としての権利はおろか、人間としての最低限の生活さえ営むことを許されなかった人びとを献身的に救い、地道にインドの人びとのために尽くした医師がいた。インドの人は博士を敬愛し尊敬し高く評価したが、日本ではあまり評価されないという事実があるということである。

 MATSUKI MIYAZAKI博士というのは、一体どんなお医者さんだったのだろうか。興味を持った。それにしても日本では資料がないのかも知れない。インドの厚生省辺りの方がきちんとした資料も情報も得られるかも知れない。だが、どうもこれはおかしいのではないか。

 昨日朝日新聞全国版に友人・山崎洋さんの日本翻訳家協会特別賞受賞が紹介されていたが、今日は、東京南部版に山崎さんが父ブランコ・ド・ブーケリッチ氏の遺品レコードを国分寺の音楽家に寄贈したと紹介されている。以前に父親はレコードを聴くのが好きだったと聞いたことがある。いずれにしろ、かつて一世を風靡したとされるドイツのバリトン歌手ヨーゼフ・シュヴァルツのような希少価値のあるレコードが、確実に保存されることになる。

2009年11月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

918.2009年11月17日(火) 山崎洋さんの翻訳賞受賞が朝日に

 今朝の朝日新聞第2面の「ひと」欄を見てびっくりした。誰あろう、そこに友人・山崎洋が載っているではないか。内容は「古事記」セルビア語訳本の功績により日本翻訳家協会特別賞を受賞したことと、彼の数奇な生涯、家庭事情が書かれている。

 彼はすでに10日にセルビアへ帰っているが、いずれ送られてくるであろうこの新聞記事を見てどう感じるだろうか。この記事を書いた石川幸夫記者は知ってか知らずか、彼の父親について、ゾルゲ事件の首謀者のひとりと書いているが、はたしてそうだろうか。終戦半年前に網走刑務所で獄死された父・ブランコ・ド・ブーケリッチ氏は、首謀者だっただろうか。「ゾルゲ事件」の定説は、一応リヒャルト・ゾルゲと尾崎秀実が首謀者とされている。ブーケリッチ氏は首謀者ではなかったとの説が根強い。だからこそ、死刑の宣告を逃れ、網走送りとなり終戦直前に獄中で亡くなった。生前彼の母上と電話でお話した時、もう少し頑張って生きてくれれば、家族揃って生活することが出来たのにと、ブーケリッチ氏の早い死を嘆いておられた。

 いずれにせよ、彼の「古事記」が、高く評価されたことはこの上なく嬉しいことである。早速メル友に情報を流した。ゼミの須藤晃くんからすぐ返事が来た。昨年1月に3人で夕食を一緒にした時の印象を書き添えてくれた。

 彼のセルビアにおける生活も半世紀近くになる。観光地としては派手に宣伝されるクロアチアに比べて、セルビアは地味な感じがする。実際世界遺産もクロアチアに比べれば、目立つものが少ない。隣国同士でお互いに仲も良くないようだ。いつか彼が言っていた。セルビア№の車でクロアチアへ入ると、嫌がらせを受けることがあると言っていた。まだまだ日本では考えられない人生がこのまま続くだろうが、頑張って欲しい。

 さて、今日の多摩美術大の講座は、メキシコの美術と建築だった。先週はインド旅行中だったので欠席したが、ヨーロッパの芸術ばかりでなく、発展途上国の芸術も学んでいる。メキシコの芸術はシケイロスの絵画が有名だが、加藤嘉・神奈川大学教授がパワーポイントを自在に操りながら数多くの珍しい建造物や絵画について説明してくれた。絵画や建築物の他に、南部コヨアガ地区にあるメキシコ国立自治大学(UNAM)の一風変ったキャンパス全体の建物群は、確かに芸術的である。驚いたのは、この大学キャンパスが世界遺産に認定されているのだ。医学部、図書館、本部建物、陸上競技場などの施設にはすべて特異な絵画や、デコレーションが施されている。それらが一体的に捉えられて世界の大学で唯一の世界遺産として認定されている。今日の講義はユニークで面白かった。

2009年11月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

917.2009年11月16日(月) 鳩山外交がぶれている。

 「知の現場」の再校ゲラが回ってきた。昨日の読み合わせに参加出来なかったので、メールで送信されてきた拙稿4名分をチェックした。いくつか気づいた点について秋田プロジェクト・リーダーに送る。とにかく出版までは気を抜けない。

 一昨日韓国・釜山で射撃場の火災があり、多くの日本人観光客が亡くなった。随分雑な店のようだが、韓国ではスプリンクラー設置は法律で決められていなかったようだ。昨年1月に近代的な冷凍倉庫が爆発火災を起こし、40名が即死したが、かつてソウル市内のデパート火災でも多くの買い物客が亡くなったことがある。これから寒くなるので、火災の危険性も高くなる。

 さて、私がインドを旅している間にアメリカのオバマ大統領が日本を訪れていた。僅か22時間の滞在の後、シンガポールで開催中のASEAN10 ヶ国首脳会議出席のため飛び立った。オバマ大統領にはノーベル平和賞受賞が強くアピールしていたので、広島か長崎のどちらでもいいから訪れて欲しかった。もし訪れてくれれば、国際社会に対して強烈な訴求力があったと思う。

 昨日機内で「中国日報」英字判を読んだ時、1面にオバマと温家宝首相が握手している写真を見てうっかり中国を訪問中だと勘違いしたが、あの写真は9月の国連の場で会った時のものだろう。オバマはシンガポールでもあっという間に機上の人となり、今日中国を訪れ若者と対話集会をこなしていた。メディア報道によると若者が自由に発言しているように見えるが、どうもかなり規制が働いたようだ。その対話集会の前にオバマは中国首脳に対して自由な発言を求めたようだから、相当中国の言論統制を気にされ、注文をつけているようだ。

 それにしても日本の外交はどうなったのか。前の自民党政権より腰がふらついている。今日も岡田外相が沖縄を訪れ、普天間基地と嘉手納基地を見学して何とか普天間を嘉手納へ統合させる私案を実現させようとしているが、地元はもちろん閣僚の間でも反対があり、中々ことが進まない。どうも岡田外相は手順が悪いような感じがしている。選挙のマニフェストに、基地を海外か県外へ移転させると実現性の薄い約束をしたことが足かせになり、今やニッチもサッチも行かなくなってしまった。

 鳩山首相も煮え切らない。オバマとの会談で日米合意に沿って話を進めて欲しいと釘を刺されてしまった。結論も年内とか、早い時期とか、来年早めにとか、どうも結論が出るのかどうかも心配である。大体考えが甘い。例えば、県外移設なんてどの県も引き受けるはずがないではないか。海外移転についてはグアムが候補地のようだが、これだって相当の補償金をグアム政府に支払わなければ引き受けることは考えられない。

 案の定今朝の朝日世論調査によれば、内閣支持率は微減程度で納まっているが、外交の評価は低い。評価36%に対して、反対が同じ36%と出た。いくつかの政策の中で一番評価が低い。鳩山外交もいよいよ正念場を迎えたようである。

2009年11月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

916.2009年11月15日(日) 近いうちにもう一度インドへ

 眠る間もなく前夜11時にクマールさんが迎えに来られた。フライトは北京経由の中国国際航空で出発時間は3:05である。空港まで約30分なので、やや早い気がするが、インドではチェック・インが3時間前と聞いた。深夜にインディラ・ガンジー空港まで飛ばして、着いてみるとターミナル・ビルの前は車の洪水で車をつけるのも一苦労だった。世話になったガイドのクマールさんとドライバーのシンさんにここで別れて、人ごみを掻き分け、ボディチェックを受けて空港建物内へ入る。

 フライトのチェックインはトランクを預けて簡単に終ったが、待ち時間が3時間もある。いざ搭乗となったら、いつの間にか搭乗ゲートが変更になっていて大いに戸惑う。案内が徹底されていないからだ。4番ゲートのはずが、5番に変っているが、その表示がはっきりしない。しかもここでインドと中国の険悪な関係を知らされることになった。空港内では中国国際航空の表示が一切出ない。4日前に到着した時も、税関で荷物を引き取るターンテーブル番号の表示がなく、空港係員に尋ねて彼がトランシーバーで問い合わせてやっと分かったという按配である。今日も5番ゲートには、普通表示される航空会社略号とフライト№が電光表示板に表示されない。そのうえ、ショルダーバッグに航空会社のタッグが付いていないからと言って、再び荷物検査を強制される有様だった。

 そう言えば、宇都宮から参加した女性のひとりは、日本人に帰化して「伊藤きよみ」さんと仰っていたが、中国人だった。そうとは知らないクマールさんが最初から中国の悪口を言い出したので、止めてほしいと「伊藤」さんが抗議してクマールさんが謝った経緯がある。

 インドと中国は同じBRIC’sではあるが、どうも昔から対立関係は根深く、国民同士もお互いに津の突き合わせていて、ことはそう簡単には解決しそうもないようだ。

 薄い雪景色が見られる北京空港で乗り換え、成田空港へ帰ってきたが、今回の旅は内容的にはあまり期待していなかった割には、どうしてどうして中々良かった。他に成田からHISで同行した人が15人もいたが、ほとんど3人ずつに分かれて同じ観光地を見学していた。彼らの言い分を聞いてもこういうように小さなグループに分かれて見学出来たのは、期待もしていなかったが、良かったとかなり高く評価していた。私も格安旅行だから、大きな期待もしていなかったが、ホテルのグレードアップもあって、更に何よりもインド自体の魅力があって、旅行としてはほぼ満足出来るものを見せてもらったと思う。

 堀田善衛は生前もう2度とインドには行かないと書いている。それは、嫌いと言うのではなく、あまりにも深く考えさせられる国だからこそだそうだ。私は確かに深く考えさせられたが、だからこそ逆にもう1度近いうちに訪れてもっとインドという国を知ってみたい。それも必ずベナレス(バラナシ)を訪れてみたいと強く感じた。得た物は実に大きいインドの旅だった。

2009年11月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com