955.2009年12月24日(水) 秘書は起訴、鳩山首相は不起訴処分

 6月以来燻っていた鳩山首相の偽装献金問題の内、虚偽記載などの政治資金規正法違反について、今日東京地検特捜部は虚偽記載罪で公設秘書と会計責任者の政策秘書を略式起訴したが、親分の首相は嫌疑不十分で不起訴処分となった。

 以前から話題になっていたが、こういうケースで張本人の政治家が起訴されることは極めて稀である。今回首相が過去10年間に実母から提供を受けていた資金は11億5千万円である。この巨額の資金提供について首相自身はまったく知らなかったと言い、すべての責任を秘書と提供者である母親に被せている。常識的に考えて、こんな馬鹿なことが考えられるだろうか。首相自身かつて野党時代に秘書と政治家は同罪と述べていた。7年前には、不正に関連して自民党代議士の秘書が逮捕された時、代議士の責任は免れない、潔く議員の職を辞すべきであるとも主張した。それが、自分自身がその立場に追い込まれるや徹底して白を切り、知らぬ存ぜぬを押し通している。

 二枚舌というか、何という鉄面皮だろうか。恥を知れと言いたい。そのうえ総理大臣は辞めないと聞かれないことまで答えている。でもよくよく考えてみるとこれは政治家の本質なのではあるまいか。いつも自分に都合良く合わせるのが、政治家の世渡りテクニックではないか。

 それにしても、かつては不正の絶えなかった自民党が、正義感溢れるコメントを発表していたのは、対照的で笑っちゃう。お互いにどっちもどっちではないか。

 しかし、鳩山首相の金銭感覚はおかし過ぎる。自分の母親から10年間に亘って毎月1,500万円もの現金をもらっていて、まったく知らなかったというのは庶民感覚としては絶対変だ。検察ももっと核心を突いて実態を曝け出すべきである。どうも後味が悪い。

 いずれにしろこんな好い加減な捜査をしているから、後から後から政治家の不正が絶えないのだと思う。

 ところで、今日発売予定の「知の現場」が書店においてあるかどうか、近所の2つの書店へ偵察に行ったが、残念なことにいずれの店頭でも見ることはなかった。尋ねれば、あるいは置いてあったのかも知れないが、いずれにせよ平積みのように目立つ場所にはなかった。まあ明日の朝日朝刊に広告が掲載されるそうだから、そうなれば置かれることになるだろう。明日来年1月から始まる「図解」講師の打ち合わせで新宿に出るので、新宿三省堂と紀伊国屋書店を覗いてみようと思う。

2009年12月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

954.2009年12月23日(水) 密約外交文書発見される。

 今日は天皇誕生日。今年76歳になられたという。今年は今上天皇在位20周年、そしてご成婚50周年と重ね重ねのおめでたである。最近は前立腺の早期治療等で以前ほどご健康ではないようだが、相変わらず国璽行事が数多く中々ご多忙の様子である。それが、先日の習近平・中国国家副主席との会見などでも、その会見実現の経緯に問題ありと指摘されるなど、周辺は中々喧しかった。

 さて、今日の仰天ニュースは日米間の核の密約文書が現存していたことが分かったことである。最早その文書の存在は疑う余地がなかったが、外務省にも文書は見当たらず、すでに廃棄処分されていたと考えられていた。それが、驚いたことに佐藤栄作・元首相の子息・信二元通産相が父から受け継いだ遺品の中から発見されたのである。密約文書を交わしたニクソン米大統領と佐藤栄作首相、両首脳の一方の当事者である。決定的な証拠である。

 これには両首脳のフルネームのサインがなされている。先日公開された吉野文六・元外務省アメリカ局長のイニシアルだけのコピー文書とは違って正式合意書である。こうなっては、これまで密約の存在を否定し続けていた歴代の首相、外相、自民党幹部、外務省幹部はどう弁解するのか。つい最近でも吉野証言がなされた後でさえ、外相、官房長官は相も変わらず、核密約を否定した。

 この事実を一体どう説明するのだろうか。これまで核密約を否定してきた人たちは、この点について何らの発言もしていない。こういう国民を騙し続けた人には、今後外部に向かって発言して欲しくはない。

 ところで、もたもた鳩山政権が漸く2010年度の税制改正大綱を決定した。マニフェストも税収の極端な落ち込みからかなり修正せざるを得なくなった。われわれ夫婦にとって直接関係のある項目では、配偶者控除(38万円)の廃止が先送りされることになり、とりあえず現状通りとなった。従って増税負担はない。

 しかし、国の財政事情は益々悪化している。税収が見込みより9兆円も減って37兆円で新規国債発行は53兆円にまで膨らむ。税収より借金が多いという終戦直後以来の異常事態である。いくら事業仕分けで経費を削減しても、数億円の目標が結果的には6,800億円程度の削減にしかならなかった。これから小泉内閣時に目指した財政改革を、国民に大きな負担をかけることなしにどう実現するのか、目標をはっきり国民に示して欲しい。

2009年12月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

953.2009年12月22日(火) 年賀状を書き終えて

 手紙を書くことで私なりに決め事というか、信念にしていることがある。基本的に万年筆による手書きである。そして宛名書きは必ず手書きである。現代の一般的な風潮としては、少しずつPCによる宛名印刷に変わりつつあり、特に大量の手紙、ハガキを扱う場合は宛名印刷になる傾向がある。だが、これは最も嫌いなことである。

 使用する万年筆については今までいろいろなメーカー品を使用してきたが、現在はパイロット製を使っている。しかし、これもキャップ部分が壊れて、予備のペリカン製にいつ替えようかと考えているところだ。

 割合まめに手紙を書くので、ある程度書き慣れていることもあるが、かつて会社勤めをしていたころは、若い社員が顧客へお願いする旅行のお誘いや、案内を当然のようにボールペンで乱暴に書いていたのを見て、怒ったこともある。万年筆を使うように言ったところ、自分は万年筆を持っていないと言った社員もいた。唖然とした。その時は言い聞かせ、万年筆は商売道具だがらすぐ買うようアドバイスした。

 現在の若手社員はどうだろうか。宛名もPCで、内容は見本文章を使い、相手の名前もPCで書いているのではないかと些か気になる。時代の流れもあるが、手紙を書くときはそれなりの心構えと作法があると思う。目の前に相手の顔を思い浮かべながら、よくよく考えてその人に合った文章を書く。それは手間がかかろうとも、相手に対する礼儀であると思っている。そして気持ちはボールペンより筆か万年筆の方がこちらの気持ちが伝わると思う。

 さて、数日前から年賀状を作成し、1人ひとりの宛名書きをやっている。年賀状だけのお付き合いになってしまった人もいる。元気でやっているだろうか。自分より若い友人が亡くなったのは寂しい。例によって万年筆で書いて、今日漸く600余枚を書き上げた。年賀状はPCで「WORD」を使って3種類作成した。このほか3人の孫に宛てた別様の年賀状に、それぞれ手を加えて作成した。これでひとまず安心である。

 さて、昨日の朝日新聞の全国世論調査によると、鳩山内閣の支持率は先月の62%から、大きく下がって48%にまで下がった。総選挙直後の9月には、71%もあった支持率が右肩下がりで転げ落ちている。逆に不支持率は、前月の21%から34%に上がった。首相官邸高官が「政権全体が最終的にものを決められない不安感」、「普天間も予算も財源も難しい話だが、首相がこうすると言えば済む話なのに言わないので、『大丈夫かこの人は』と思われている」と言っている。つまり首相の指導力に疑問府がついているのだ。

 総理大臣たるもの、もう少しすっきりと決断力と存在感を示して欲しい。

2009年12月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

952.2009年12月21日(月) 野口聡一さん、ソユーズで宇宙へ

 ロシアの宇宙船「ソユーズ」がカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から射ち上げられた。どうも宇宙工学や技術面の専門的な知識がないので、詳しいことはコメント出来ないが、これに搭乗した日本人宇宙飛行士・野口聡一さんが国際宇宙ステーション(ISS)で5ヶ月間も長期滞在するらしい。これまでほとんどアメリカのスペース・シャトルで飛んで行ったが、今度はロシア製ロケットによる宇宙飛行である。 その理由はスペース・シャトルが老朽化したので、近いうちに退役するらしく、ISSへの往復はこれから「ソユーズ」が行うことになった。

 ロシアの宇宙船と言えば、思い出すのは人類最初の宇宙飛行をやってのけたソ連人宇宙飛行士、ユーリイ・ガガーリン少佐だ。1961年に初の宇宙飛行から戻ったガガーリン少佐は、宣伝旅行で世界中を巡った途次日本にも立ち寄った。丁度その時私はこの目でガガーリン少佐を見た。大学の授業に出るため、偶々JR田町駅前の国道1号線交差点で信号待ちをしていた時、オープンカーに乗ったガガーリンが、かなり早いスピードでわれわれの前を通り過ぎて行った。小柄なガガーリン少佐は軍人服に身を包み、にこやかに手を振っていた。私も沿道の人たちとともに手を振り返した。心に残る印象的なシーンだった。

 その後1992年に初めてシベリアのイルクーツクへ出張した時、ガガーリン通りに面したホテルに滞在した。通りの謂われを聞いてみると英雄ガガーリン少佐は、イルクーツク近郊の生まれだという。ガガーリンは国策上「農民」出身とされていたが、実際には両親ともにインテリだったと言われている。当時アメリカに対抗して世界を2分する力を誇示していたソ連邦社会主義国家は、国の威信を昂揚するためにソ連のロケット技術の優秀性を世界に宣伝するべく、ガガーリンを宣伝員として世界各国へ派遣した。ガガーリンは宇宙からの帰路ロケット内で空軍中尉から少佐へ昇進し、フルシチョフ首相の出迎えを受け、世界へPR旅行をさせられたのである。

 初の宇宙飛行の後のガガーリンは世界中から注目される英雄となったが、人知れぬ悩みを秘めるようになったらしく、情緒も不安定になり自殺未遂事件を起した挙句の果てに、1968年謎の飛行事故を起こし、不幸にして34歳の若さで亡くなった。ある意味で国に利用され、国の犠牲者となったと言ってもいい。そんなことを考えるとガガーリンが気の毒であり、学生時代に彼を実際に見ることが出来たことは、私にとってもエポック・メイクな出来事だったと思わざるを得ない。

 今では「ソユーズ」は信頼出来る機材となり、最近ではほとんど事故を起こしていないそうだが、初の宇宙飛行以来ほぼ半世紀にして、人類は宇宙圏外で長期に亘って居住出来るようになった。

 初の宇宙飛行士となったガガーリン少佐の薄幸の人生を想うと、ついセンチメンタルな気分に捉われるが、一昨日終ったCOP15とは異なり宇宙利用は、ぜひとも各国共有の平和利用をお願いしたいものである。

2009年12月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

951.2009年12月20日(日) 危険な冬山の富士登山

 一昨日富士山で随分無謀な登山があった。かつてF1レーサーとして知られた片山右京氏が惨めな姿で下山してきたのである。彼ひとりだけなら生還として喜ばしかったが、何と彼は二人のスタッフを連れて登山しながら、その2人を荒天下に置き去りにしたまま富士山から降りてきた。

 結局2人は昨日遺体で発見された。惨めな記者会見を行った片山氏は涙を見せながら、お詫びをすることになった。12月の富士山は完全に冬山である。片山氏の登山計画はあまりにも杜撰で無謀だった。

 私自身ある程度登山経験もあるし、学生時代には際どいこともあった。昭和35年11月のことだった。富士山冬山訓練に出かけようとして新宿駅まで来た時、偶々その直前に富士山・吉田大沢で雪崩が発生し、早大、東大、日大山岳部員らが遭難し、確か11名が亡くなった。あの衝撃的な事故の悩ましい記憶がどうしても思い出されて仕方がない。われわれの場合は、新宿駅までそのセンセーショナルな事故の情報を持って見送りに来てくれた先輩に出かけるのを止められて、そのまま解散して帰途についた。高校の同級生、熊切くんが早大パーティの一員として滑落して重傷を負ったと聞いたのもこの後だった。

 その後会社の山岳部時代に南アルプス・仙丈岳で冬山訓練をした。安全地帯で天幕を張っていたので、強風でテントを吹き飛ばされるような危険を感じたことはなかった。冬山の常識として片山氏らがテントを飛ばされたということがどうしても信じられない。3人で登り、強風の中で1人用テントの片山氏は大丈夫だったが、2人用のテントの2人はそのテントを吹き飛ばされ、そのまま凍死してしまった。

 最近のテントがどんな装備になっているのか詳しくは分からないが、それにしてもテントが飛ばされるという事態がすんなりとは理解出来ない。冬山用テントは床部分と屋根部分が一体化されている筈であるし、上部分だけが飛んでいくとはどうしても考えられない。簡単に屋根が吹き飛んだということは、2人は冬山用テントを利用していなかったのではないか。

 それにしても無駄死にしたものである。これも片山氏がカーレーサーを引退して、過去の名声を利用して別の分野(山岳界)で安易に生き延びようとした足掻きだろうか。冬山はそんなに簡単に征服出来るものではない。

 幸い学生時代から独身生活の最後まで、数多くの登山をして多くの山に登ることが出来た。時々懐かしくなり、登山したい気持ちは山々だが、膝を痛めてしまったので、今ではそれは難しいと思う。交通機関で近くまで行き眺めるだけの登山となってしまったことが、何とも辛く寂しい。

2009年12月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

950.2009年12月19日(土) 成果なし。COP15閉幕

 8日からコペンハーゲンで開催されていた国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP15)が、今日最終日となって政治合意案を大筋で了承して幕となった。

 しかし、まとめられた政治的合意には法的拘束力は伴わない。結局これだけ大掛かりな世界的会議を開催していながら、地球温暖化防止の動きはほとんど前進しなかったことになる。

 世界各国がそれぞれ自己本位に主張するばかりで、地球温暖化を食い止めるという大きなテーマは隅に追いやられて、肝心要の前向きの討論がおろそかにされ、2012年を期限とする京都議定書を超えた新しい取り決めが出来なかった。

 その最大のガンとなったのは、言うまでもなく中国であり、アメリカである。さらに言えば、インド、ブラジル、そして発展途上のアフリカ諸国である。前回の京都会議ではまだ影が薄かった中国が、今では世界最大のCO2排出国になっている。その中国が地球温暖化を引っ張り、途上国に悪知恵を授けている。地球を汚していることに反省も責任も感ずることなく、先進国へ排出規制を迫り、持論を展開して現在の地球温暖化は先進国に責任があり、中国は責任がないと主張している。中国は先進国の言う排出ガスの規制には応じられないというのが自分たちの考えであり、強く先進国にはCO2排出規制を促すという都合の良い論理を展開中である。

 この中国の身勝手な論理には、開いた口が塞がらない。この論理を堂々展開する交渉力には、日本はおろか普通の国も呆気にとられている。

 しかし、これだけ世界に迷惑をかけ自分たちだけ良ければよいと主張することは、将来生き残った自国民が世界中の人たちに対して、恥ずかしい気持ちを抱くことになるのではないかと懸念するがどんなものだろうか。

 とにかく法的拘束力の伴わない政治合意が歩み出すことになった。これで日本は鳩山首相が先の国連総会で世界へ向けて発信した「排出ガス25%削減」の公約も守らなくても非難されることはなくなったが、果たしてこんなことで将来地球環境は守られるのだろうか。核保有問題も同じ理屈である。このままでは、核と温室ガスで人類が地球を破壊していくことに付き合わされることになる。

2009年12月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

949.2009年12月18日(金) 今年度駒沢大学公開講座終了

 駒沢大学の最終2時限の講座があり、特にいつも考えさせられる清田義昭講師の「出版周辺」の授業ではビデオ放映はなく、過去30年の出版物の販売傾向と今年度の出版界10大ニュースについて話をされた。

 前者については、1976年から2008年までの出版点数と出版実売総金額、返品率について表を示して説明されたが、76年には販売金額が1兆円だったのが、ピーク時の96年には2兆7千億円にまで達した。それが08年には2兆円をやっと超えるところまで落ち、恐らく今年度は2兆円を割り込むだろうと悲観的な予測をされた。特に雑誌類の落ち込みが激しい。

 その原因のひとつとして、週刊誌等の取材に個人情報保護法施行、プライバシー侵害に対する訴訟問題等があると指摘されていた。個人的な事件やスキャンダルについて、取材側が突っ込んで記事に出来ないことが、興味を薄れさせ週刊誌等の売れ行き不振につながっている。かつての「チャタレイ夫人の恋人」「愛のコリーダ」の猥褻裁判騒ぎも時間が経つと、実際には容認されたかのように世間であまり騒がれなくなる。どこまで取材して書くか、この辺りのせめぎあいが勝負になると話された。

 後者については時間がなくあまり詳しく説明されなかったが、どんなニュースが話題になったのかと気になった。いただいた「出版ニュース」12月下旬号にその10項目が載っている。

 上位3つは、①「1Q84」224万部、発売前の予約でベストセラーに、②出版業界の再編加速、大日本印刷の主導で、③グーグル検索和解問題で論議、日本は対象外に、となっている。やはり、村上春樹は圧倒的である。ゼミの池田くんの務めている大日本印刷の出版業界における存在感も迫力がある。

 終ってから前回の授業で話があった懇親会ということになった。お世話役の女性が下見まで済ませて近くの居酒屋に予約をしておいてくれた。事務局の宮本女史にまで声をかけて参加させてくれた。彼女は調布市の自宅から毎日50分かけて自転車で通っているという。現役学生はひとりしか参加しなかったが、9人が参加して出版業界の内情や、清田講師の経歴なども聞かせてもらって懇親の実を深めることができた。清田講師は出版業界では、著名の方でマス・メディアにもしばしば登場される。元々宗教家だったが、「出版ニュース社」社長に就任して、16年目だそうだ。現在66歳だが、今の職業をやってきてまったく悔いはないと自信を込めて仰っていた。

 清田講師は後期から担当したので、前期担当の柴野京子講師と話し合いしながら、授業を進めてきたと話しておられた。これまで社会的な問題のビデオを放映してきたが、それが受講生に良かったのかどうかという点について、しきりに気にされていた。それほど気にされることはないと思うのだが・・・。個人的に私も尋ねられたが、私にとっては貴重なビデオを観ることが出来たし、改めて社会的な問題について関心を新たにしたので、授業としては良かったと思っている。カリキュラムの内容については、担当講師が検討されてご自分なりに思うようにやられればそれで良いのではないかと思う。

 千葉県職員の不正経理事件が明るみに出てからかなりの時間が経つが、総額30億円という巨額の不正事件に、在任中の責任を追及されかかっていた堂本暁子・前知事はいずれ自分の態度もはっきりさせねばいけないだろうと直後の記者会見で他人事のように語っていたが、その後何ら明確な対応もしなかった。どうなったのか、最も責任を負うべき立場の人間が逃げ回っているのではないかと疑っていたが、今日処分が発表され、新たに見つかった不正分を含めて、何と2,245人もの職員に処分を行った。その中に前知事に対する返還金も公表され、千葉県は前知事に対して1千万円を請求することになった。

 杜撰というかお粗末な経理処理である。最高責任者の知事が知らん顔でやり過ごそうとしていたところ、運悪く?見つかってしまった。当然の報いであるが、堂本氏の同義的責任は重い。こういうみっともない事件はなくしてもらわないと納税者は溜まったものではない。

2009年12月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

948.2009年12月17日(木) 「知の現場」見本を手に感激

 日本列島は寒気が押し寄せ、とりわけ日本海側は大雪が降っている。妻が新潟市内に住んでいる次男にメールしたところ、雪国・新潟でも近年にない大雪に驚いていると返信があった。更に普段は車なら20分ほどで会社へ到着するのに今日は2時間もかかったそうだ。地球温暖化とは直接関連していないが、そのためCOP15へ出席のため今日鳩山首相はコペンハーゲンへ出発した。

 そのCOP15もぐじゃぐじゃになって、先進国と途上国の対立が解けず、そこへ中国の存在が要らぬ対立を煽ることとなり、会議は暗礁に乗り上げ決裂寸前である。日本の突出した排気ガス削減と途上国への支援額供出が、圧倒的な数値であるにも関わらず、全面的に必ずしも好意的に捉えられているわけではない。これまでの交渉過程があまり評価されていない印象を受ける。いつもながらわが国は損な役回りをさせられている。

 最大の二酸化炭素排出国であるアメリカと中国が前向きの提案を出そうとしないことが、出席国の不信感を呼んでいる。ここで鳩山首相がどういう提案をするのか。9月に国連総会で二酸化炭素ガス25%削減を公表して喝采を浴びたが、各国は改めて首相の説得力のある提案を待ち望んでいる。果たして首相はそれに応えることが出来るか。

 今日東洋経済新報社の中村さんから、出来上がった「知の現場」を送ってこられた。ぱらぱらっとめくっただけだが、中々良いのではないかと感じた。表紙のデザインも洒落た感じがするし、内容も充実しているので、獲らぬ狸だったが結構売れそうな気がする。プロジェクト・メンバーとしてはやっと肩の荷が下りたような気持ちである。出版社としても宣伝・広告に積極的に取り組んでもらえるようだ。早速広告を発売日の翌25日に朝日に、来年1月4日には日経に載せてくれると聞いた。

 共著というのは初めてのことだったが、率直に言ってやはり難しいと感じることがある。その最大の原因はメンバーの年齢差が大き過ぎることだろう。お互いに遠慮している感じだし、年齢に最大で40歳近い差があると時代感覚が異なるので、考え方も違うし、合意するのが難しいと感じた。

 来年は先日打ち合わせしたばかりの共著を完成させなければいけないが、これは年齢差があまりないし、元々観光に関わってきた人ばかりで編集し、執筆するので、それほど違和感はないと思う。

 しかし、出来上がった新刊書を前にして、苦労が報われたと感じる。やっぱりやってみて良かったとしみじみ思う。成果を形として見ることが出来るのは、張り合いのあることだ。これからも出版については前向きに取り組んで行きたいと思う。

2009年12月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

947.2009年12月16日(水) 普天間基地移設の結論を早く

 案の定昨日鳩山政権が沖縄普天間米軍基地移設問題の結論を先送りしたことが、各方面に波紋を呼んでいる。最も困惑しているのが、当の沖縄県である。問題が先送りされ、そのうえこの先の結論がどうなるのか宙ぶらりんの状態でどこへ不満をぶちまけたら良いのか分からない。いずれ結論が出された時に、もしアメリカが望む現状維持、つまり普天間移設せず、とでもなったら普天間基地周辺では暴動が起きるかも知れない。

 一方、アメリカ政府や軍では、先送りの結論がどうしても納得できない。11月に首相がオバマ大統領と会見の際、首相が‘PLEASE TRUST ME’と大統領に約束したことが、アメリカの望む通りやるから任せてくれと理解されている。ところがアメリカが最も憂慮していた結論の先送りとなった。約束が違うのではないかという風に受け取られている。早速コンウェイ海兵隊総司令官が、米軍再編計画が遅れると懸念を示した。

 ひとり悦に入っているのは、社民党委員長で少子化担当相である福島瑞穂氏である。福島大臣は、県外移設を目指すと沖縄県仲井真知事と話し合っていたが、これも少し軽いのではないかと心配である。今の様子では県外移設、或いは海外移設の可能性はどのくらいあるのか。福島談話が県外移設のムードだけ盛り上げて、実際に可能性が消えた場合、自分は力を尽くしたが、民主党がアメリカに押し切られたという都合の良い論理にすり替えるのではないか。ちょっと気になる。

 とにかく先送りで山は越えたのではなく、益々追い詰められているという厳しい現状を民主党は直視して、充分心して真剣に取り組んでもらいたい。

 さて、今年も残すところあと半月となった。少し遅れたが、海外の知人・友人にクリスマス・カードを11通送った。以前現役のころは、毎年30通ほど送っていたが、仕事を離れると縁も徐々に切れて今連絡を取っているのは、親しい友人ばかりである。郵送先国がばらばらで郵便局員が目をぱちくりしていた。因みにアメリカ、ブラジル、ビルマ、スイス、ベルギー、イタリア、セルビアの7ヶ国へ宛てたものである。

 恒例の年賀状もぼちぼち書き出した。今年は年賀欠礼のハガキを30通以上もいただいている。親しかった人の家族からいただいたハガキを見ていると寂しい気持ちに捉われる。これも世の習いであるが、虚しい。年賀状は700枚購入したが、これから毎日少しずつ気持ちを込めて宛名書きをしようと思っている。

2009年12月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

946.2009年12月15日(火) 鳩山内閣の危なっかしい綱渡り

 このところ連日報道されている沖縄の普天間米軍基地移設問題が、とりあえず結論先延ばしということになった。アメリカという日米同盟の相手国との外交交渉がその先にあるだけに、日本だけの都合で落着というわけにはいかない。加えて基地のある沖縄県の事情もある。

 最大の問題は、スタートから関係筋それぞれの思惑にずれがあったことである。当初は現在の普天間基地を名護市の辺野古沖キャンプ・シュワーブへ移設することは日米間で合意していた。同時に、沖縄の米軍海兵隊員8,000人のグアム移転も決まっていた。にも拘らず、民主党は先の総選挙のマニフェストに、普天間は海外移設、少なくとも県外移設すると約束した。この約束実行について、鳩山民主党は事前にどの程度の自信があったのだろうか。それほどの成算はなかったのではないか。新政権発足後慌てて実行策を立てたような気がする。それは、海外・県外移設を前提に、あれもこれもとアイディアを練った。連立を組んだ国民新党と社民党からも、マニフェストの実行を責められ、結局可能性はどんどん狭められ行き詰ってしまった。それが今日の結論先延ばしではないか。

 しかし、この先延ばしだって極力早い結論を求められている。アメリカにしても辺野古への移設を前提に海兵隊を移動させる計画が狂うことで、来年度の連邦政府予算に移転費用を組み込めるかどうかの判断を迫られているらしい。アメリカから不信感を持たれ、現行の移設案以外は考えられないとまで言われ、挙句の果てには日米同盟にひびが入りかねないとまで言われている。

 この無様な国内対応と対外折衝は、鳩山政権のあやふやな政治哲学と決断力の欠如と言われても仕方あるまい。この行き着く先はどうなるのか。まさに鳩山首相と民主党にとって正念場である。

 鳩山政権が抱える新たな問題も浮上した。来日した中国の習近平・国家副主席が今日天皇陛下と会見したが、その決定に至る不透明な経緯が物議を醸している。天皇との接見には、少なくとも会見の1ヶ月前までに宮内庁に伺いを立てるしきたりになっているが、習副主席のケースはその後の申し出だった。それが、会見可能となった背景に、鳩山首相からぜひにとの希望が平野官房長官を通して宮内庁へ伝えられた。一旦は無理と見られた話がこれによって復活し、この経緯を不満に感じた羽毛田宮内庁長官が記者会見で不快感を表明した。

 この後がぐにゃぐにゃである。皇室の政治利用ではないかとメディアは喧しい。背後に小沢幹事長の強引なねじ込みがあったと噂されたが、小沢氏はむしろ羽毛田長官を憲法論まで持ち出し、内閣が決めたことを一役人が批判したと烈火の如く怒った。

 しかし、小沢氏の憲法論は根拠が薄いし、国民を納得させない。本人は復活に圧力をかけたことは否定しているが、直前に650人を引き連れ中国へ乗り込んで胡錦寿国家主席ら中国首脳陣と会談していた状況を考えると、小沢氏が会見を請け負った可能性は充分考えられる。真実は分からないが、天皇会見は政治主導でとか、宮内庁の専権事項などという問題ではなく、公平に考えても民主党のやり方に小沢氏の力が影響していると考えるのが普通ではないか。もし仮にそうだとするなら小沢氏は少々思いあがっていないだろうか。

 鳩山首相もこういう問題で躓いていると、内閣も倒産してしまう恐れがある。

2009年12月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com