1025.2010年3月4日(木) 税務申告書作成に当たり考える。

 税金の申告時期である。今月15日までに個人事業主としての青色申告書類を税務署へ提出しなければならず、このところ連日帳簿の記帳と伝票のチェック、領収書の整理などに朝から晩までかかりっきりである。昨年初めて青色申告を行ったが、今年は2度目なので昨年よりは楽だろうと高を括っていた点でやや誤算があった。1年経つと元々あまり興味のある作業ではないので、ノウハウをすっかり忘れてしまっている。記憶力の衰えにもがっかりで、ちょっと情けないような気分になる。しかも、昨年かなり投資をして勘定科目のゴム印を注文で作ってもらったが、丸ごと自宅内のどこかへしまったまま見つからず紛失してしまったようだ。迂闊でどうも軽率なきらいがある。

 今年もパソコンによる申告ではなく、手書きの書類作成なので、ゴム印がない分ボールペンで書くために伝票作成に昨年以上に時間がかかる。1年分のカネの出し入れを1件1件チェックして、仕分けしながら記入するのだから、項目数が多く、限られた時間の中で記帳するのは大変である。

 それでも漸く縦計と横計の数字合わせを終えたので、提出用の書類を作成して来週初めには青色申告会でチェックしてもらい、税務署へ提出したいと考えている。

 来年は会計ソフトを入手し、講習も受けて何とかパソコンで申告するようにしたい。もうこんな手書きのような面倒くさいことはこりごりだ。ゴム印を紛失したので、文房具店で買い求めようとしても、今やゴム印自体を販売していない。近所の文房具店のごときは、店ではもう在庫処分しようと思っているので、店にあるゴム印が入用ならあげると言われたほどだ。必要度の高いゴム印があまりなかったので、数個もらっただけだったが、もうゴム印を使い、ひとりでコツコツと書類を作成するスタイルは完全に過去のものとなったようだ。税理士の手を煩わせれば世話なしだが、かなり費用がかかるし、自分で出来るのに他人に頼むのも不本意である。そんな事情もあって自分なりに学び、ある程度申告書類を作れるようになったが、手書きに頼っているとゴム印もないのでどうしても手間ひまがかかる。

 とにかく一両日中には書類を仕上げて、申告を終えてすっきりして、来年こそはパソコンによる税務申告ができるようにしたいと改めて感じている。

2010年3月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1024.2010年3月3日(水) 民主党政権はマニフェストを実行出来るか。

 早く地震被災国チリへ支援チームを派遣すべきであると昨日このブログに書いたが、派遣直前になって、チリ政府から受け入れ態勢が整っていないので、派遣はしばらく待って欲しいと連絡があった。医療チーム派遣を決めていた日本政府としても少々面食らったようだが、それを受け入れ、同時に自衛隊中心の復興建設チームは見切りで出発させることを考えているらしい。それにしても、医療支援活動の受け入れを一時的にしろ拒むという話は今まで聞いたことがない。

 さて、昨日2010年度一般会計予算が衆議院を通過した。鳩山内閣としては初めての予算成立である。財政が厳しい中で公約として国民に約束したマニフェストを出来るだけ実施しようとの意気込みは評価したいが、「歳入不足」「政治とカネ」等々が政権を苦しい立場に追い込んでいる。一番目玉だった「子ども手当て」は、どうやら実施されるようだ。子どもを持つ家庭にとっては、大いに助かる政策だと思う。ほとんど問題にはならなかったが、先日突然朝鮮学校については対象から外せとの声が出てきたのには、少々驚いた。これは明らかに差別である。北朝鮮憎けりゃ袈裟まで憎い式の短絡的な発想である。国連の人権委員会でもこの問題を取り上げる空気があるようだ。

 今朝の朝日新聞「私の視点」欄に、愛知県の朝鮮学園理事長が「除外は筋違い」と朝鮮学校生徒を授業料支給の対象外とすることは筋が通らないと朝鮮学校側の立場と考え方を寄稿している。差別される側の当事者の声として論理的な説得力がある。民主党はまだ結論を出さずに、今日東京朝鮮中高級学校を衆議院文部科学委員会の田中真紀子委員長以下約20名が学校参観した。どうも行動が遅いし、今になって押っ取り刀で見学しているようでは、最初からその気がなかったのではないかと思われても仕方がない。

 初めて政権に就いて最初の政策実行でもあり、すべてに不慣れな民主党政権としてはある程度許容される面もあるが、どうもマニフェストに盛り込んだ公約が大して精査や検討もされることなく、人気取りのために安易に組み込まれたと思えてしようがない。

2010年3月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1023.2010年3月2日(火) 日本最初のインターネット新聞「JANJAN」が休刊

 チリの地震と津波は世界中に大きな影響を及ぼしている。日本では津波に関するニュースが大きく伝えられ、避難に関して多くの厳しい意見も寄せられている。津波は予想通り襲ってきたが、第1波が去った後に多くの避難住民が警告を無視して避難先から自宅へ戻って来た。専門家によれば、津波は第2波、第3波が第1波を上回ることもあり、もしそうなった場合極めて危険だというのである。幸い今回は死者が出なかったから良かったが、それも50年前の三陸沖地震の教訓を活かせたことが大きいらしい。自然災害はいつ、どの程度のものが襲ってくるか分からない。少々慎重過ぎるくらいで、良いのではないかと思う。

 一方、震源地のチリでは、人的にも物量的にも大きな被害を蒙っている。食料が不足しているため、我慢しきれなくなった住民が食料を略奪し出した。電気もなく、水もなく、食料もない状態では、貯蔵されている食料略奪を、一刀両断に悪いと決めつけるわけにもいかないところが悩ましいところである。

 早く国際的な支援を始める必要がある。まだ、被災地へ入った外国支援隊はないようだ。日本も鳩山首相がすぐにも医療支援チームを派遣すると述べたが、検討ばかりしていないで、すぐにも手を打つべきである。

 さて、今朝の朝日新聞を見て、どうしてだろう? と首を傾げてしまった。高校ラグビー部後輩の前鎌倉市長・竹内謙氏が創業した日本初のインターネット新聞「JANJAN」が、経営不振に陥り今月末で休刊すると書かれている。

 2003年の韓国大統領選挙の際、劣勢と見られていた盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏が大方の予想を覆して大統領に選出された。その時大きな力となったのが、若者を中心とするインターネットによる呼びかけだった。その際若者はインターネット新聞「オーマイニュース」を、よりどころにしていた。つくづく時代は変わったと思わせた選挙だった。最早インターネットを無視して選挙は戦えないと思わせるほど鮮烈な印象を与えた。

 その新しい手法をヒントに竹内氏が設立したのが「インターネット新聞社」で、「JANJAN」は時代を先取りしたと思っていた。その後竹内氏とは何度か会ったが、創立まもない頃に会った時には、アクセス数はうなぎのぼりで、いずれ新聞トップの読売を抜いてみせると意気軒昂だった。その後も何度か会ったが、いつも決まって威勢のいい台詞を吐いていた。朝日記事によれば、閲覧数は昨年上半期には、毎月2千万件に達していたというから、読者数は相当伸びていたのだ。

 時代に合っていた。アイディアも良い。それでも頓挫したのは、広告量の減少らしい。最近2年間で、広告収入が1/3にまで落ち込んだ。やはりマス・メディア全般の衰退の影響だと思う。

 何とも気の毒である。思い切りのよい竹内氏のことだから、再挑戦ということも考えられる。ぜひ頑張って再びトライして欲しいものである。

2010年3月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1022.2010年3月1日(月) オリンピックも終ったなぁ

 今日から弥生3月である。わが家の庭でも梅の花が咲き、メジロが餌を啄ばみにやってくる。何となく日本的風情がある。

 遠い外国のカナダでは冬季オリンピック祭典が閉会式を迎え、その遥か南ではチリ大地震が発生している。チリでは地震による死者が700人を超え、被災者は200万人とも言われる。オリンピックの華やかな陰で、悲惨な状況に立ち向かわねばならない人は多い。チリでは送電系統がやられて、電気を頼りにすることが出来ず、住民は真っ暗闇の中で水と食料の確保に懸命のようである。

 日本政府も早速救援隊を派遣することを決めた。ハイチの時は初動の動きが鈍かったので、その辺りを意識したのだろう。

 さて、興味深い話題が3つある。ひとつは統計である。日経夕刊によれば、EU域内で1人当たり国内総生産(GDP)が最も高い地域はロンドンだそうである。金融街シチーがあるせいだろうが、第2位のルクセンブルグ、第3位のブリュッセルも金融機関や国際機関が多い。ロンドンの1人当たり平均GDPは約1,000万円だそうだから、世界でも屈指の金持ち地域だと思う。他人の懐具合を詮索するのはあまり趣味が良くないが、外国報道人もそういう意味では覗き趣味と言えるかも知れない。

 2つ目は物騒なニュースである。かねてよりお互いに強硬な非難合戦を戦わせていたイスラエルとイランが緊張状態になってきた。そもそもイスラエルの存在自体を否定するハマスを支持するアフマディネジャド・イラン大統領が、テヘランで開催中の会議に参加したパレスチナ解放人民戦線代表者を前に、徹底的にイスラエルを非難した。以前からパレスチナのハマスなどはイランから支援を受けていると言われる。一方、ぞっとする話だがイスラエルは、イランに隙あらば先制攻撃も辞さないことをかなり前から計画している。変なことにならなければいいが・・・。

 3つ目は、ちょっとユーモラスだが、アメリカのオバマ大統領がまだ禁煙出来ないようだ。立候補した時約束した「禁煙の誓い」をまだ実行出来ず、ホワイトハウスは原則的に禁煙のため就任後は吸わないと公言した約束も、まだ守れず四苦八苦しているらしい。まだ可愛い公約だが、われわれタバコを吸わない人間から見れば、どうしてタバコなぞを止められないのか不思議なくらいだ。タバコを止められないような人がノーベル平和賞をいただけるのだから、ノーベル賞受賞者の意思も大したことはないなぁ。

2010年3月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1021.2010年2月28日(日) 国内外ともに慌しいつごもりの一日

 昨日南米チリで起きた大地震はマグニチュード8.8という超弩級のスケールで、チリでは300人を超える死者が出た。地震に伴って発生した津波が、そのまま太平洋を北上して日本にも影響すると予想されていた通り、今日はNHKなんか番組を変更して朝から津波情報にかかりっきりである。

 バンクーバー・オリンピックも終盤に近づき、今までその存在すら知らなかった団体パシュートというスピードスケート・レースで、日本女子チームがひょうたんから駒というのか、あれよあれよという間に決勝まで勝ち残り、銀メダルが転がり込んできた。ドイツを相手にした決勝戦は好レースとなり、終始日本がリードしていたがゴール間際に逆転され、僅か2/100秒差で敗れてしまった。悔しさに橋本聖子団長なぞは、金だったならばなどと欲深いことを言っていたが、大健闘である。有終の美を飾りメデタシメデタシではないか。

 ところが、国内では午前中からチリ地震による津波ニュースが溢れんばかりである。時々刻々と津波の襲来時刻を放送する。昨日予告した日本到着時間とそれほど違わないからすごいと思う。午後1時くらいから北海道・東北地方沿岸部へ少しずつ影響が出てきた。花咲港や久慈港では1m以上も高波が押し寄せてきた。夜の7時過ぎになって高知・須崎港でも1mを超える高波がやってきた。

 自然の力というのは恐ろしいとつくづく思う。チリ沖合いでプレートが落ち込んで表面がずれた結果地震となり、それが大きなエネルギーを伴って海水を押し寄せるか、引っ張るかの作用をしているわけだ。延々2万㎞近い距離を大波がすごいスピードで走り続けて日本沿岸にやってきたことになる。地球の不思議さと言うか、実に神秘的である。

 60年安保闘争の真っ只中の1960年5月22日に起きた三陸沖地震は津波を伴い、国内で142人の死者・行方不明者を出したが、それもチリ沖合いの地震の影響である。その時のマグニチュードは、これまで計測された最大級のものでM9.5だったという。現在チリのサンチャゴ国際空港も損壊されて航空機が飛べないというから、ハイチ同様チリの被災者救済活動も、これから国際的支援を仰ぎ、国際的な規模で行われるのだろう。

 日本では今のところ死者はいないというが、チリでは今後犠牲者の数が増えていくことだろう。地震国に住むわれわれとしても安閑としてはいられない。

 さて、昨年3月に行われた東京国際マラソンが、今年は1ヶ月も繰り上げて今日雨の中で開催された。出走者が32,000人というから驚異的な参加者数である。出走風景を観ているとまるで芋を洗うような雰囲気である。市民ランナーとして一般参加者が年々増え、今では出走のための抽選が行われているが、それも大した競争率で出走自体が難しい。何でも昨年は6倍の競争率だったというが、今年の応募者は30万人だというからすごい。幸運にも横浜に住む長男が昨年に引き続いて抽選で出場権を得た。数日前から天気予報がぱっとしないので、気になっていた通り、今朝から雨がしとしと降り続け、気温3℃と寒さも厳しくなり、あまり無理をしないよう場合によっては途中棄権もやむを得ないと考えていたが、夕方になり完走したと連絡があった。昨年のタイム3時間58分を上回る記録を狙っていたらしいが、やはり悪天候には勝てず、記録は4時間12分とのことだった。最後には寒さで足が動かなかったというからよほどコンディションは悪かったのではないか。目標完遂とは行かなかったが、悪天候の中で完走し、昨年より14分遅いだけだから、まあ健闘したのではないか。

 普段中々忙しい中で毎日トレーニングを重ねるのは大変だと思うので、これからは無理のない健康マラソンにチェンジして、妻子に心配をかけないよう「ほどほどマラソン」「そこそこマラソン」にしたらどうかと思う。

2010年2月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1020.2010年2月27日(土) 日本にもデフォルトの危機が襲うか?

 昨日沖縄で地震があったが、あまり気にも留めないでいたところ、今日夕方になって南米のチリでマグニチュード8を超える大きな地震があったという驚くべきニュースが入ってきた。詳しい情報はまだ得られていないが、津波が太平洋を横切り、南半球から北半球へやってきて日本には明日午後1時頃に到達するというから、そのスピードが速いのか遅いのかは分からないが、油断はできない。60年安保闘争の年にチリで地震が発生したことがある。太平洋を越えて日本にも津波が押し寄せ、三陸地方を中心に日本でも100人以上の死者が出るという大きな被害があったことを思い出す。

 先月ハイチで大地震があったばかりだが、このところ天災地変が各地に大きな被害を及ぼしている。どのくらい予防出来るか分からないが、警戒するに越したことはない。これから明らかになるであろうチリの地震被害が心配である。

 さて、このところギリシャの財政状況が危ういとの報道が目立っている。ギリシャ政府はEUの支援を受けつつ、再建策を模索しているが、その中で国民に厳しい忍耐を要求した。公務員の賃金カットや、年金支給額の削減、等々が国民を怒らせて大きなデモ騒ぎになっている。世界的な不景気は、ギリシャだけに留まらず、ヨーロッパ諸国を襲っている。今ギリシャ以外にも、ポルトガル、スペイン、イタリアが危機的状況に近づいているらしい。これらの国々のイニシアルを並べて、「PIGS」と呼ぶそうだが、何と「豚」ではないか。豚扱いされたこれらの国々は、今必死になって財政破綻から逃れようとしている。

 外国の財政破綻をこれまで対岸の火災視していたわが国だが、昨日の日経夕刊によると下手をすれば日本もデフォルトに落ち込む危険性があると警告している。日本の国債発行額が異常に多いことがその根拠である。昨年末国の借金が871兆円で国民1人当たりに換算しても7百万円を超えるというのだから空恐ろしい。仮に消費税の引き上げだけで財政健全化を目指すには、消費税率を35%に上げる必要があるとの試算がある。とてもじゃないが、非現実的である。

 しかし、こんな財政悪化が進捗する中で割合のんびりしていられるのは、日本の経常収支が黒字であることと、国債の90%以上を日本人が買っているからだと言われている。それにしても毎年毎年国債発行を繰り返しながら、一向に財政立て直しを論議しようともしていない。まだ、新聞で報道している程度で政治家や財務省の官僚たちは、まだ目覚めてはいないらしい。

 いつまでも国債を発行し続けて、挙句の果てに国を破綻の方向へ向かわせようというのだろうか。

2010年2月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1019.2010年2月26日(金) バンクーバー・オリンピックに思う。

 バンクーバー・オリンピックも今やたけなわで、どのテレビ局もオリンピック競技をわれ先がちに放送している。一昨日女子フィギュア・スケート・シングルが始まるや、そのフィーバーぶりは頂点に達し、一億国民が浅田真央選手の金メダルを希う有様である。朝から晩まで浅田とライバルの優勝候補、キム・ヨナ選手をあの手この手で取り上げ、そのエスカレートぶりは、国会論戦や沖縄米軍基地問題などそっちのけで、まったく眼中にない感じである。女子フィギュアのように、これまでにこれほど「一時的に」熱の入ったスポーツ種目は近年ないのではないかと思わせられる。結果はSPで1位に立ちリードしていたキム・ヨナ選手が、今日のフリー競技でも浅田選手を圧倒して金メダルを獲得し、浅田は銀メダルだった。それでも2人の好勝負は大きな感動を呼んだようである。実力伯仲の2人の勝負は、まだこれからも続くのではないだろうか。

 それにしても、フィギュアのように伝統のある競技は見応えがあるが、近年急速にスポットライトを浴びるようになった競技にはどうもあまり興味が湧いてこない。夏季オリンピックには、新しい種目はそれほど増えていないようだが、改めてバンクーバー大会を見てみると、知らないような競技が多い。特に近年になって新たに冬季大会に加わった競技は、一般人が楽しめるようなものが少ない。高価な用具を使うことと、競技場が特殊な場所に限定され、誰で出来るというものではないようだ。これではオリンピックの精神に悖るのではないか。

 かつてはなかったパラレル大回転、モーグル、エアリアル、スノーボード・クロス、スキークロス、リュージュ、ハーフ・パイプ、スケルトン、カーリング等々は、用具にお金がかかるうえに設備や施設にもお金がかかりそうで、誰でも気軽にプレイ出来るスポーツとは言えない。こういう競技種目をメジャースポーツ化するのは、長い時間がかかるし相当な資金を必要とすると思う。それに一番頭を悩まされるのは、これらのスポーツが進化すれば、概して危険性がより増してくるということである。用具とか機械を使用するようになれば、当然極限まで追及するようになる。それはスポーツというより危険な曲芸への転換を意味する。世紀の祭典で危険と背中合わせの競技を開催して、果たしてどれだけの意味があるのだろうか。

 今度の大会でも開幕前に練習中の事故で1人の選手が亡くなった。ほどほどなら良いが、最近の傾向は物珍しさとか、新し好きばかりが目立って、極端に走り見境がないような気がする。

 何でもかんでも土地の名物競技なら取り入れようとするのを1度検証して、オリンピック精神に則っているのかどうかをじっくり精査して、整理することを考えてみることも大切ではないだろうか。そんなことが頭をよぎった。

2010年2月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1018.2010年2月25日(木) これが公正か? 意地悪なアメリカの公聴会

 日本時間の明け方近くに続けられていたアメリカ議会の公聴会2日目は、トヨタの豊田章男社長を参考人に召還して、トヨタ批判の急先鋒の議員を筆頭に豊田社長にあらゆる質問をぶつけた。一見してこういう場が得意ではなさそうな豊田氏の顔にはスマイルが見られず、終始暗い表情でうるさ型の議員の質問に応えた。

 しかし、これではまるでつるし上げである。公開処刑である。豊田社長はアメリカ中のさらし者になっている。この公聴会というシステムは、果たしてその名に叶った公聴会の公聴会になり得ているのか疑問でさえある。こういう魔女狩りを利用して不正を暴くとか、国民の安全のためと詭弁を弄して今後も続けていくとするなら、これは最早自由主義ではなく、一種の経済統制ファッショではないかとこの公聴会という制度そのものに疑問を呈せざるを得ない。

 今日の豊田社長は昨日のレンツ社長ひとりの時とは違って、別の北米統括会社の稲葉社長と同席し、自分の考えを述べた。しかし、出席した12人の議員の質問に対して応えたトヨタの考えが、彼らに必ずしも納得されてはいないとの印象を受けた。3時間半の公聴会を終えて豊田社長は、アメリカのトヨタ関係者の討論集会で励まされたことに感激したのか、つい涙ぐんだが、このあたりは正直なところもっと我慢して、涙を見せないで欲しいと思った。

 こういう公衆の面前では、ディベートの経験が足りないような応答ぶりの豊田社長は、今後アメリカにおける出番が増える事態に備えて、これからでも良いから質疑応答のトレーニングを積んだ方が良いと感じた。

 それにしても、アメリカ側議員の「日本とアメリカの文化の風土が違う」とか、「アメリカの顧客を軽視しているのではないか」や「苦情を社内に伝えないような内規でもあるのか」のような無礼な質問に至っては、日本最高の国際企業を何とかへこませてやろうとの底意地の悪い気持ちが見え隠れしているような気がしてならない。これこそジャパン・バッシング以外の何物でもない。

 しかし、ともかくこの危機を切り抜けるのはトヨタ自身に他ならない。一日も早くこの苦境を脱して立ち直って欲しいと願うばかりである。それはそれとしてどうもアメリカ人の手法が理解できない。

2010年2月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1017.2010年2月24日(水) トヨタ・リコール公聴会開催される。

 銀座4丁目の一等地、鳩居堂画廊で日中水墨研究会作品展が開かれている。酒のペンクラブの勝野定典(雅号白山)さんからご案内状をいただいたので、根を詰めて納税申告書類を作成していた束の間にちょっと覗いてみた。勝野さんの「山寺景勝」がとても良い。話に聞くと山寺の長い石段を登っていた時は、霧がかかっていたが、上に到達したらガスが消え失せたそうで、その感じを描いたと言っておられた。その研究会の代表者で中国人の史志輝氏の作品がすごい。案内状に氏の絵が印刷されているが、その写真だけを見ていてもその凄さは分からないが、原画を見るとまさに驚きである。顔を近づけて食い入るように細かいところまで観察すると、虎の毛皮がまるで本物に見えるし、虎の目が光っていて生きているようだ。ここまで写実を極めると写真も顔負けである。恐れ入った。作品展は水墨画ということだったが、かなりカラーを使っている作品もある。何でも墨彩画というらしい。

 こういう高尚な趣味を持っている人を羨ましく思う。

 さて、トヨタのリコールを巡るアメリカ議会の公聴会が開かれた。今日はアメリカ・トヨタ販売ジム・レンツ社長が呼ばれた。

 予めマス・メディア報道でラフな情報は承知しているが、これまでのアメリカのトヨタ批判のやり方も少しやり過ぎだと感じていた。確かに当初のトヨタの対応は遅く、稚拙だった。そこにアメリカ国民によって厳しく追求されるそもそもの原因があった。しかし、それにしてもトヨタは反省の言葉を述べ、謝罪し、販売下落というお灸もすえられている。しかも、リコールに応じて車の改良も約束している。それでもアメリカのやり方は容赦しない。少々えげつない。どこまでトヨタをやっつければ気が済むのだろうか。アメリカ人の行動には、少々子どもの苛めめいたところがある。

 公聴会をテレビで観た限りで言えば、これはもう中世ヨーロッパの魔女狩りと変わらないのではないかと思う。公聴会の雰囲気もとても民主的と呼べるようなものではない。こういうスタイルが引き継がれてきたこと自体、むしろアメリカ社会の特異性と異常性を現していると思う。レンツ社長は中央の高い席から多くの質問者に取り囲まれ、矢継ぎ早に鋭い質問を浴びせられる。徹底して「悪者」を追い詰める構図である。トヨタ車に乗っていて事故を起こした被害者が参考人証言を行ったが、トヨタの酷さを涙ながらに訴える。お涙頂戴の芝居がかったパフォーマンスで全米の視聴者の同情を買おうとしているようにも見える。そこには、アメリカが声高に叫ぶ「公平」「公正」など微塵も感じられない。

 アメリカ社会とアメリカ人は、自他ともに表面的には民主主義を具現しているように見える。しかし、それは自分たちにマイナス効果が及ばない場合に限られる。これまでアメリカ社会の象徴だった自動車会社、GMやフォードが、トヨタを始めとする日本車の後塵を拝するようになると、一点たりとも日本車のミスを許さない。もはや日本という国を許せないかの如きムードが忽ちの内に燃え上がる。実はこれこそがアメリカ社会、アメリカ人のクレージーな本音なのではないだろうか。公聴会は延々8時間にも及んだ。

 明日はトヨタ本社の豊田章男社長が出席する。豊田社長へどんな辛らつな質問が浴びせられだろうか観察してみようと思う。いかに正義の味方を装っていても、所詮アメリカ人も自分本位であることが分かるのではないか。

2010年2月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

1016.2010年2月23日(火) あさま山荘事件を取り扱った2つの映画作品

 一昨日ベルリン国際映画祭で寺島しのぶが女優主演賞を贈られた。若松孝二監督作品「キャタピラー」で日中戦争中に手足を失った軍人の妻を熱演した演技が、外国人記者から高く評価された模様だ。若松監督作品としては、昨年3月に映画祭を開催中の所沢まで出向いて「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」を観たが、その時監督と60年安保の話をしたことを思い出す。あさま山荘事件も今から38年前のちょうど今頃、雪の中で起きた凶悪事件だった。

 あさま山荘事件を取り扱った映画作品としては、他に2002年に原田真人監督が制作した「突入せよ!あさま山荘事件」があり、シンポジウムに出席した若松監督は、原田作品は権力サイドから制作されたもので、赤軍派の行動が何も描かれていないと語っていた。この事件の主役は赤軍派であり、彼らについて一切描かれていないのは不自然だし、真実ではない。自分は反権力の立場から描きたいと思っていたと話していた。

 赤軍派内の抗争、リンチ、殺人、挙句の果てに山荘侵入人質事件となって暴発した。原田作品の5年後にその凄惨な過程を赤軍派側から描いたのが昨年観た若松作品だった。機会があれば、原田作品も観て2つの作品を比べてみたいと考えていた矢先に、タイミングよく昨晩原田作品がテレビ放映された。

 先日全共闘運動を取り上げたミュージカルを観たばかりで、何かもやもやと60年安保や全共闘時代の学生運動のイメージが駆け巡っている。

 原田作品は確かに若松監督が指摘していたように、権力側からのアングルで撮ったものである。まったく赤軍派内部の様子は映していない。確かにこれでは、社会派の若松監督ならずとも、消化不良を起こしそうだ。警察庁、長野県警、現場の警察車両内など、ほとんど警察サイドの物語に終始している。その点から言えば、作品としての質、描き方、アプローチの仕方等、どれをとっても若松作品の「あさま山荘」に軍配を上げる。

 実は、この原田作品がテレビ放映されたのは、数日前に亡くなった俳優・藤田まことさんの追悼番組としてである。藤田まことは、実在の人物、後藤田正晴・警察庁長官役で出演している。

 回りくどくなってしまったが、寺島しのぶの「銀熊賞」受賞は、日本人として田中絹代以来35年ぶり3人目(最初は「日本こんちゅう記」の左幸子)だそうである。父親の尾上菊五郎、母親の富司純子も大喜びであるが、彼女の才能を見事に引き出した若松孝二監督はやはり非凡な人である。

2010年2月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com