2078.2013年1月20日(日) 円安進行の影響

 アベノミクス効果のお蔭で、株価は上昇し円安水準も継続している。先週末には、東証は日経平均株価が300円を超える値上がりで、終値も2010年4月以来2年9ヶ月ぶりに1万900円を上回った。円安も進行して一時90円台につけた。ニューヨーク外為市場では90円台で終わった。

 これだけ短期間に日本で円安が進むと、その反面自国通貨が高くなる国にとっては明らかに製品の輸出上デメリットがある。

 最近2ヶ月間に対ドル相場で、日本の円安が13.2%進行したのに反して、ユーロが5.2%、英ポンド5.2%、人民元0.1%、韓国ウォン2.9%、ブラジル・レアル0.9%という具合に軒並み自国通貨が高くなっている。所謂「独歩安」現象である。

 この傾向に対してアメリカ大手自動車メーカー政策会議は、オバマ政権に対して日本の円安誘導策に反対するよう求める声明を出したり、ドイツのショイブレ財務相も大きな懸念を表明した。またIMFのラガルド専務理事が直接的ではないが警告を発している。ラガルド氏は日本は円安誘導より財政再建に注力すべきであると尤もな提言をしている。

 その日本の借金は近年増える一方であるが、内閣府が18日に発表した「2011年度国民経済計算確報」によると、昨年11月末時点で政府が持つ資産を全部売っても、18.7兆円の借金を残ってしまう「債務超過」状態だったことがわかったという。国が新たな借金をし続けていることが原因である。内訳の大半は国債である。にも拘わらず、アベノミクスと煽てられ安倍政権は、補正予算と来年度予算で更に公共投資に資金を注ぎ込み借金を膨らます計画である。

 一方国内でも輸出関連企業は円安を歓迎している一方で、輸入に頼る石油関連企業では皺寄せは石油価格の値上げに反映されると危惧している。実際最近のガソリン価格の上昇は、レギュラー・ガソリン1㍑当り価格は、6週間で4.5円も上がったという。どちらかにとってプラスなら、他方にとってマイナスになるのが普通であるが、円安と円高のメリットをどう秤にかけるか難しいところだ。

 さて、昨日アルジェリア政府は突入作戦は終了したと発表したが、その後事件の詳細は一向に伝わって来ない。その間いろいろ情報が伝えられても、事実はどうなったのかまったく分らない。今日もこのままかと思っていたところ、午後10時過ぎになってアルジェリア・エンナハールTVが25人の死体が見つかったとだけ伝えた。事実を知るのが恐ろしくなってきた。

 今日夕方のNHK・TVニュースを観て懐かしく思ったのは、早くも始まった首都圏の私立中学校の入学試験だった。その映し出された光景が、母校・千葉県市川学園中学校の試験会場風景だった。遥か昔の今から62年前に受験した。当時は学校内で入学試験を受けたが、驚いたことに今年は2千名を越す小学生が受験したために、学校内ではなく千葉市内の大体育館で試験が実施されたとのことに浮世離れの感がした。当時も割合評判が良い中学校だったが、今ではかなり受験校として有名になったようだ。入学はしたものの父の京都への転勤により、サンフランシスコ講和条約が結ばれた2年生の2学期には転校した。懐かしい思い出として今も時折思い出すことがある。

2013年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2077.2013年1月19日(土) リーダーの素養が見られない独裁者・橋下徹大阪市長

 今年は寒い。底冷えがする。そのせいで13日に降った雪が中々溶けない。日陰の道路上では凍結したままで車も人も気をつけないと危ない。降雪以来初めて車を運転したが、まだよほど目を凝らして運転しないと危ない状態だ。1966年12月に会社の同期生と出かけた箱根で、凍結した道路でスリップして車を岩壁にぶつけた苦い経験があるので、積雪後の運転は今でもちょっと怖い。

 さて、その雪の翌日開催予定の全国高校サッカー決勝戦が延期されたが、今日快晴の下で行われた。予定が延ばされて生徒たちも良いグランドコンディションの下で精一杯戦えたのではないだろうか。結果は2-2のまま延長戦に入ったが決着がつかず、PK戦の末宮崎県代表の鵬翔高が京都代表の京都橘高を破り、宮崎県勢として初めて栄冠を獲得した。当初主催者側は決勝戦の延期などはまったく念頭になかったようだが、両校の強い希望を斟酌して、また国立競技場が空いている今日を予約して絶好のコンディションの中で雌雄を決することができたことは良かった。ほんのちょっとした関係者の心遣いで、降雪下の最悪の状態で決行するか、或いは両校優勝というお互いに不本意な結論より、お互いの希望を取り入れた最良の状態で決着をつけられた選択は、すべての関係者にとって良かったと思う。中々生徒たちの気持ちを汲み取る手段を選択するというのは難しいものだが、今回関係者の出した結論はベストに近いものだったと思う。

 それに比べて、まったく教育的配慮がなされないのが、不祥事を生んだ大阪市立桜宮高校体育科の入試を橋下徹・大阪市長が急遽中止すると発表したことだろう。自殺者を出したこの高校には、確かにいくつも問題はある。だが、市長が話すようにそう簡単に対策や解決策が見出せるわけではなく、充分な時間と検証が必要だろう。この他にも市立高の運動部全顧問の総入れ替えを求めてもいる。更に、エスカレートして、もし通達を守らなければ予算をつけないとか、あまりの言いたい放題に周囲も呆気に取られている。何と短絡的で、教育的配慮を欠いた判断だろう。

 市長は同校を志望する中学生の気持ちを一顧だにせず、自分が権限を持っているからと自分ひとりの不遜な決断で押し切ろうとする。教育現場に民主主義も何もあったものではない。この人には、権限委譲とか、他人に物事を任せるという考えはまったくなく、権威を笠に着て周囲を怒鳴り散らし、すべてを自分で仕切ろうとする性癖があるだけだ。大阪市のことはすべて自分が仕切るつもりのようだが、大阪市は一人ですべてを処理できるほど閑な自治体なのだろうか。

 すでに市長のあまりにも独善的なやり方には、現場の教職員から強い不満と抵抗があるようだし、流石に下村博文・文部科学大臣も市長の一方的な判断に対して疑問を呈している。この種の独裁者風情が組織をぶち壊してきた過去の幾多の例をこの市長はご存知ないのだろうか。そのうちに市庁舎内に冷たい隙間風が吹き抜け、市職員が皆市長の顔色ばかり窺う恐怖政治に陥ってしまうのではないだろうか。市長にはこれまでしっかりした組織の中で働らいた経験、また管理者としての経験がないだけに、本当の意味でマネージメントというものが分っていないようだ。何か勘違いをしているのではないか。困ったお人である。

 さて、問題のアルジェリア人質事件について、対策会議に出席するため安倍首相は予定を早め、インドネシアから今朝未明に帰国した。事態は膠着状態になって、新しい情報は伝わって来ず、ひたすら事件の解決を待っている辛い状態である。

 現時点でアルジェリア通信の情報では、人質12人、武装勢力18人が死亡したと伝えている。安否が確認されていない外国人32人の中には、日揮㈱の10人が含まれていると見られている。いつになったら解決するのか。

 今日午後元横綱大鵬が亡くなられた。私より2歳若いが同世代だったので、共有できる価値観があったように感じている。30歳代半ばに脳梗塞で倒れてその後苦労されたようだ。横綱柏戸とは良きライバルとして、しばしば比較され、ともに柏鵬時代を築き一世を風靡した。この大相撲華やかなりし時代は相撲にも熱中しただけに、何とも言えず寂しい限りである。ご冥福を祈りたい。

2013年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2076.2013年1月18日(金) アルジェリア人質事件の混乱ぶり 

 アルジェリアの日本人人質事件の情報が錯綜してどうも分り難い。メディアが伝える情報も時々刻々変化して、情報源によってその内容はマチマチである。ロイター、AFP、アルジャジーラ、アルジェリア通信、さらにモーリタニアの報道機関からそれぞれやや信頼性に乏しいニュースが次々伝えられるが、どれを信じて良いのか見当がつかない。それぞれ情報源が政府側と、政府と対立する武装集団側から発せられることもあって、生死の情報が逆転することもある。世界的大ニュースでこれだけ報道内容が混乱するのも珍しいのではないだろうか。その混乱の原因にはアルジェリア政府がまったく公式発表をしないことがある。そんな折国営アルジェリア通信が、政府軍による鎮圧作戦は日本時間今朝未明に終わったと一方的に伝えた。アルジェリアは事件勃発後2日も経たないうちに、政府軍が行動を起こし、多数の犠牲者を出してしまっていたのである。

 日本人の安否情報も、日揮㈱から得られる情報を幾分当てにしているようで、アルジェにある日本大使館からは何の情報もない。アルジェのイギリス大使が日本人の消息を僅かに伝える程度である。

 そんな中で今日午後5時、TBS報道番組「Nスタ」で知り合いの軍事評論家・小川和久氏が、「日本はアルジェリア政府に対して軍事行動を止めろと言っている。しかし、イギリスやフランスのように特殊部隊のように止められる力があるならそう主張しても良いが、日本の場合はそういう組織や部隊がなく説得力に欠けるので、あくまで人命優先ということを強く主張すべきだ」と言われたことが、強く印象に残った。

 アルジェリアはなぜそれほど行動を急いだのかとの疑問の声が強い。その突撃の詳細は今もって分らない。関連施設には17人の日本人がいたが、午後9時現在やっと7人の生存が確認された状態であり、なお10名の安否が不明である。2人の日本人犠牲者が出たとの報道もある。これまでのテロ事件では極めて異例である。アルジェリア通信の終戦発表にも拘わらず、まだ現地では散発的な銃撃戦が続いているともいう。

 アルジェリアが独自に解決を急いだ背景には、遡れば130年間に亘る宗主国・フランスからの独立戦争、その後の政変とイスラム系組織に対する不信があるようだ。2度と他国の支配を受けたくないとの強い願いが他国からの干渉を排除しようとの気持ちが働いたようだ。

 そう言えば、1967年戦時中のベトナムから帰った後、アルジェリア独立戦争を取り扱った映画「アルジェの戦い」を観て随分惹き込まれた。スカルノ大統領末期のインドネシアを訪れた直後でもあり、同じように独立を勝ち取ったアルジェリアのベンベラ将軍(後に首相、大統領)の勇姿に感動したものである。それが、外国からの干渉を受けないアルジェリアの今日の姿となった。今や産油国として力を伸ばしてきたアルジェリアだが、国内には政府の嫌うイスラム系テロリストが潜伏して政治的には安定していない。今回の事件でも関係国は、日本だけに留まらず、イギリス、アメリカ、フランス、ノルウェイ、フィリピン、アイルランド、南アほか多くの国が含まれる。この事件の行方と結末はどうなるのだろうか。一刻も早く犠牲が少なく解決して欲しいものである。

2013年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2075.2013年1月17日(木) アルジェリアの人質事件二転三点

 アルジェリアの日本人拘束事件の様子が大分はっきりしてきた。一旦はアルジェリアで拘束事件が2件発生したと伝えられたが、とどのつまりは日本人が拘束されたイナメナスの一件だけということが分った。

 拘束され人質とされた日揮㈱の現地日本人スタッフの数は5人から3人に訂正された。カタールのアルジャジーラ放送によるとその内の一人は怪我をしているという。アルジェリアの南のマリ北部で活動しているイスラム系武装集団に対するフランス空軍の襲撃が、施設を襲った直接の原因だと犯人らは主張し、フランス軍のアルジェリアからの撤退を要求している。誘拐された40人を超える人々の中には、日本人以外に多くの外国人が含まれている関係上、安全第一を旨として日本政府も関係国と連携して一日も早い解決に努めて欲しいものである。

 さて、昨日から今日にかけて新聞紙上には、突出した政治的、社会的、文化的ニュースが目立つ。今日は阪神大震災からちょうど18年目である。早いものである。

 唖然とさせられたのは何が目的なのか、鳩山由紀夫・元首相が不意に中国を訪問し、楊外相ら中国要人と会談して日本政府の考えとは相容れない、尖閣諸島が係争地であることを両国が認めた上で解決を図るべきとの個人的見解を中国側に伝えたことである。当然政府は遺憾の意を表明したが、宇宙人・鳩山氏の真意はまったく理解できない。「日本維新の会」古賀茂明氏もテレビ番組で鳩山氏の軽佻浮薄な言動をこき下ろし、中国政府に対して鳩山氏の言動を真面目に取り扱わないで欲しいとまで述べていた。世界中あちこちで「元首相」故の信頼感のある手形を切って、国家国民に迷惑をかけ、都合良く自己主張するのは好い加減にしてもらいたいものである。

 連日事故続きの新型航空機、ボーイング787が遂にアメリカ連邦航空局によって運航停止命令が出された。現在飛行している同型機は世界で49機だが、その内全日空が17機、日航が7機も抱えており、両航空会社は代替機の調達に頭を痛めることになりそうだ。

 文化面では、今年度下半期(第148回)芥川賞に史上最年長の黒田夏子氏「abさんご」が選ばれた。昨年日本旅行作家協会会長・下重暁子さんから早稲田の親しい同級生が自分と同じ年齢で「早稲田文学新人賞」を受賞したと言って感激し喜んでおられたが、それが黒田氏であり、この作品だったのだ。それが今日偶々下重さんから寒中見舞いの便りを受け取った。「この一句-108人の俳人たち」を3月に大和書房から出されるとか。

 かつてのヌーヴェル・ヴァーグ監督・大島渚氏が一昨日亡くなられた。個性的な監督で、特に「愛のコリーダ」「日本の夜と霧」「戦場のメリークリスマス」などの話題作を次々と製作し、世界的にも注目された。中でも、「日本の夜と霧」は公開後、僅か4日で松竹が一方的に上映中止を決めたため、松竹を辞め自主映画会社を創立して話題となった。残念ながら私はどの大島作品も観ていないが、2度までも倒れながら、小山明子夫人に支えられてカムバックした存在感のある実力派監督だった。序ながら、大島監督の子息・武氏は湘南高の25年後輩に当る。

 いま午後10時となったが、臨時ニュースとしてロイターとアルジャジーラが伝えたところによると、アルジェリア軍が石油施設へ強行突破して、アルジェリアの人質の内日本人2人を含む25人が解放されたとの緊急ニュースが入った。まもなく官房長官記者会見が開かれるようだ。大分情報が錯綜しているようだが、事実であることを祈りたい。

 ところが、10時半になってまた驚くような逆転ニュースが入ってきた。どうも輻輳して分り難いが、今度は人質35人が殺害されたとの情報が伝えられた。何が何やらさっぱり分らない。一瞬先は闇である。まさに「日本の夜と霧」となってしまった。

2013年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2074.2013年1月16日(水) 日本人、アルジェリアで拘束される。

 今日厚生労働省は、生活保護家庭に支給される生活費は夫婦と子どもの多い家族数の多い世帯では、一般低所得世帯の消費支出を上回ると唐突に公表した。確かにちょっとおかしな話である。政府は2013年度予算を編成するに当たり、この不自然な状態を是正するために、生活保護基準額の引き下げを考えている。

 大阪市では全国一生活保護世帯が多く、かねがねそういう噂があったが、実際に国レベルの実態が明らかになったわけである。詳細については、私自身充分な資料を持ち合わせていないのでコメントできないが、しばしば言われていたように一所懸命働いても給与が少ないなら、むしろ働かないで自治体から生活保護を受けた方が楽な生活を送れるとの陰の声は聞いていた。確かにこれがどこまで正確かは分からないが、事実とするなら極めて遺憾であり理不尽なことだと思う。

 ただ、こういう筋の通らない事態を国はどうして今まで放置していたのかが問題である。デフレで物価が下がっているのに、扶助費の水準をそのままにしておいたことで、この逆転現象は起こるべくして起きたのである。これもまた国の無責任と怠慢によるものである。そのうえで、これはおかしいとばかりにエイヤと扶助費をカットするというのは、役人の怠慢のツケを生活保護者に押し付けているようなものである。現状は確かに是正されなければならないが、役人と政治家にもその責を負わせるべきではないか。

 さて、夜になってとんでもないニュースが飛び込んできた。アルジェリアの南部イナメナスでイスラム系武装勢力に日本人5人ほかフランス人らが拘束されたという。そのニュースの最中に、同じアルジェリアで別件の拉致事件が発生したとのニュースも入った。前者は、日本のプラント建設企業・日揮㈱の現地社員で現在その行方は分らないようだ。もう一つの事件はイギリスのBP社(British Petroleum)のイギリス人、アメリカ人、ノルウェイ人らでこちらも行方が分らない。事件が起きたひとつの原因は、一昨日辺りからアルジェリアの南隣国マリでフランス軍がイスラム系武装組織を空爆したことが深く関係していると言われている。

 まだ、詳しいことは分らないようで明日以降にもっと正確な情報が入るだろう。いずれにせよ、海外で働く日本人は年々増えており、治安の不安定な所では、今やいつ襲われるか分らない危険な状態にある。

2013年1月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2073. 2013年1月15日(火) 大丈夫か? 安倍政権の大盤振る舞い

 昨日の大雪は首都圏の交通網に大きな支障をもたらした。特に首都高速道では路面凍結のため車が立ち往生し、それが今日までだらだらと長引き渋滞と高速道乗り入れ中止の影響を残した。

 わが家の周囲も大雪で自宅前の道路は車も通りにくく、時折スリップしている車が散見された。私も久しぶりに雪かきをせざるを得ないほど、玄関から門扉までの階段が雪で一杯となった。隣家のご主人に影響され、雪かきをやったが、約2時間もの間熱中して腰を痛めるほどだった。階段の上り下りを何度も繰り返して驚いたことに、いつも駒沢オリンピック公園までウォーキングすると約5千歩だが、それを凌駕するほど歩いた計算になる。良い汗を掻いたということになるのだろう。

 さて、アベノミクスが景況感を刺激しているのか、株価がぐんぐん上がっている。安倍首相就任後の支持率も私が考える以上に良い。NHKの直近の世論調査では、評価する声が64%だそうで、前回首相就任時の65%とほぼ同じである。最近の首相就任直後の支持率である、福田58%、麻生48%、鳩山73%、菅61%、野田60%の支持率を見ると、政権交代となった民主党鳩山首相が過度に期待されていたことを別格とすれば、まずまずの数字ということになるのだろうか。

 その安倍政権がアベノミクスを金看板に、今日今年度の補正予算を閣議決定した。その支出額たるや13.1兆円だそうである。この中には、建設族が喜びそうな巨額の公共投資や、電気自動車の充電器設置へ最大2/3の補助、企業へ資金を貸し出して海外のM& Aをやり易くする国際協力銀行への支出などが含まれているのだという。いかに景気回復が狙いとは言え、一般庶民や生活弱者らへの思いやり予算はほとんど見られない。

 これにより国債発行は7.8兆円も増え、民主党政権がシーリングと考えていた44兆円を大きく上回り50兆円を超過するようだ。政治家は借金大国となった現状を真摯に直視して、将来世代にこのツケを残さないよう努める責任を負いながら、こんな大盤振る舞いをやって本当に大丈夫なのか。またわが国の財政は今後安泰と言えるのだろうか。この点についてはメディアもあまり厳しく追求していない。政治家は皆勝ち馬に乗れと言わんばかりに安倍首相のタクトに振られているだけだ。こんな調子で実際大丈夫なのか? 心配だなぁ。

2013年1月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2072.2013年1月14日(月) 成人の日に大雪の襲来

 成人の日である。今年成人になった新成人は122万人だそうで、団塊の世代の成人の約半数だそうだから、若者人口が減っていることが分る。各地で成人式が行われたようで、晴れ着姿の若者が元気よく大人になるに際して決意を語っていた。

 羨ましい限りである。残念ながら私自身の成人式は、ちょうど浪人2年目で生憎受験科目の変更、特に数学が「解析Ⅰ」「解析Ⅱ」「幾何」から、「数Ⅰ」「数Ⅱ」「数Ⅲ」へ変わって並立受験最後の年となり、目先に控えた3度目の受験を控えた背水の陣にあって、成人式どころではなかった。

 今日驚いたのは、朝から雪が激しく降り出しそのままずっと終日降り続けたことである。17年ぶりの大雪だそうである。爆弾低気圧と言われ、関東各地で停電、鉄道運休、航空便欠航、高速道路閉鎖等の交通渋滞で市民生活に大きな影響が出た。

 序でながら日中も雪は降り止む様子が見えず、今日午後国立競技場で行われる予定だった全国高校サッカー決勝戦は、5日後の19日(土)に延期された。当初は中止にして両校(宮崎県鵬翔高、京都橘高)優勝も検討されたようだが、結局延期して決着をつけるという結論になったようだ。仮に両校優勝となったら、ビッグ・イベントの中止としては、平成元年1月7日にその当日昭和天皇崩御のため中止された、大阪工大高と茨城県茗渓学園高の両校優勝となった高校ラグビー決勝戦以来となるところだった。学校関係者の気持ちはともかく、選手にとってはやはり決着をつけたいとの思いが強かっただろうからこれで良かったのではないか。ただ、京都の選手は一旦京都へ帰れるが、宮崎からやってきた選手は帰るわけにも行かないのではないだろうか。願わくば、19日は両チームともベスト・コンディションで全力を尽くして高校生活の最後に相応しい、素晴らしい思い出を創って欲しいものである。

 それにしても都心は雪に弱いと痛感する。都内でタクシーが巻き添えでぶつけられたり、首都高速は車が詰まって動かなくなったり、坂では車がスリップして動かなかったり、普段あまり気にしないところが妙に気になった。これほど降雪があったのは久方ぶりだが、これを教訓にしてインフラも多面的に整備してもらいたいものである。

2013年1月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2071.2013年1月13日(日) 帝京大がラグビー大学選手権4連覇達成

 毎年楽しみにしている全国大学ラグビー選手権決勝戦が今日国立競技場で行われた。最近はほとんど実戦観戦ではなくテレビ観戦である。

 今年は例年とは一味違った顔合わせとなった。昨年まで大学選手権3連覇を成し遂げ、史上初の4連覇を狙う新興・帝京大と、国立大で初めて頂点を目指す筑波大との対戦である。帝京大は秋の対抗戦で筑波大に今季唯一の黒星を喫したために、明大、筑波と並んで3校同率優勝となった。その点で今日は帝京にとってリベンジの戦いとなる。準決勝までの戦いぶりを観ていると、圧倒的な力で勝ち上がってきた帝京大にやや有利のように思える。

 今日も伝統校である早慶明に関西の雄・同志社が出場しないせいもあり、どうも観客の入りが芳しくない。今日のスタンドは6~7割の入りだろう。

 戦前は筑波大が互角に近い戦いぶりをやってくれると思ったが、キック・オフから試合は前後半を通じてほとんど帝京ペースで進められ、前半22-10、後半17-12で帝京が筑波を降した。ノーサイド直前に筑波が意地の2トライを挙げたが、FWは一人平均約8kgの体重差で帝京が勝り、終始ゲームを支配していた。筑波の攻めがやや単調で、もう少しバックスに展開してボールを散らすよう攻めに工夫を加えられないものかと、少々いらいらしながら観ていた。バックスのライン攻撃は毎度同じパターンで突破を図り、すべて帝京の堅いディフェンス陣に止められていた。FW戦では勝てず、バックス攻撃に活路を見出すべきであるのに、バックスはただパスを廻すだけで待ち受ける帝京守備陣にまんまと捉まっていた。もう少しチェンジ・オブ・ペ-スでパント攻撃ができなかったのだろうか。筑波の拙い試合運びでゲーム自体もつまらない試合になってしまった。もう少し面白く白熱した試合を期待していたが、大学の覇者を決める試合にしてはやや物足りなかった。

 それでも攻めまくった帝京大が、巧者筑波大を圧倒し史上初の4連覇を達成した。まずは、帝京大の4連覇を祝福したい。

 一方、大相撲1月場所が今日初日を迎えた。一昨年以来不祥事続きで観客の足も遠のいていたようだが、景気の回復のおこぼれもあるのだろうか、幸い今日は東京場所初日としては3年ぶりに「満員御礼」の垂れ幕が下りた。この裏には相撲協会ののっぴきならない覚悟があり、従来の「待ち」から「仕掛け」の気持ちを心がけ、役員とお相撲さんが一体となって人出の多い場所へ自分たちも出かけてPR活動をやった成果が漸く表れたのではないか。

 どんな商売でも同じことだが、ついズルを決め込み、手抜きをする。他人任せで自分たちがお客を獲得するのだとの気持ちがないとお客は自然に去ってしまう。国技館にも閑古鳥の前兆が現れ、漸く腰の重いお相撲さん社会も危機感を持ったようだ。まだまだ前途は多難だが、少しでも目を見開き、自分たちの立場とやるべきことを知ったなら、いずれ明るい展望が開けてくるのではないか。

 初日は2横綱と4大関すべて勝った。再出発に当って出だしはまずまずではないだろうか。

2013年1月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2070.2013年1月12日(土) 大学を卒業して早くも50年

 今年4月1日に慶応義塾大の入学式が行われるが、恒例により卒業50周年記念としてわれわれ1963年に大学を卒業した慶應義塾104年回生は、大学からその式典参列に招待されることになっている。まだ、当日の招待状は受け取っていないが、いずれ届くものと楽しみにしている。25年前には卒業式に招かれた。久しぶりにかつての学び舎の雰囲気に浸るのもノスタルジックで中々良いものだ。

 この件でベオグラードに住む友人、同級生の山崎洋さんのことが気になり、先日大学へ住所不明の卒業生はどうするのかと尋ねたところ、本人自身が塾員センターへ手紙かメールで新住所を届けて欲しいということだった。その折山崎さんの連絡先はどうなっているのか気になって確認したら、今では「海外(住所不明)」となっているとのことで、彼に変更届けを出すようアドバイスした。彼から直ぐにその手続きを済ませたと連絡があった。ただ、入学式への出席だけのために一時帰国するのは難しいとの知らせがあり、同時に今取り掛かっているニェゴシュの翻訳書「山の花環」岩波文庫版の出版でも決まれば、帰って来たいという気持ちがあるようだった。何とか翻訳書が世に出せるよう友人仲間の間で力を貸してあげたいと今話し合っている最中である。

 山崎さんは私にセルビアの世界遺産を案内したいので、ぜひお互いに元気なうちにセルビアを訪問するよう度々催促してくれる。実は、今年5月18日にローマ時代の都市遺跡で「世界遺産」ヴィミナツィウムでヴェルディのオペラ「アイーダ」が野外劇場で上演されるので、観に来ないかと具体的に誘われてもいる。したところちょうど10年前にイタリア・ヴェローナの野外劇場で同じ「アイーダ」のオペラを観劇したが、やはり臨場感が圧倒的で素晴らしかった。その直後にダーク・ダックスの「象さん」こと遠山一さんにその話をしたら随分羨ましがられた。ゼミの仲間にも聞いてみて行けるものなら折角のチャンスでもあり、セルビアで「アイーダ」を観てみたいものだ。

 さて、昨日今年の野球殿堂入りに元広島カープの2人の投手、外木場義郎と大野豊の両氏が選出された。もう一人アマチュア野球界から福嶋一雄氏(昔は福島だった)が野球殿堂入りを果たした。広島カープの試合はあまり観戦したことがなかったので、外木場、大野氏の投球は実際には観ていないが、アマチュア球界の福嶋氏のサイドスローぶりは中学生のころ神宮球場で一度観たことがある。高校、大学、社会人野球を通じて赫々たる成績を残された福嶋氏は、名実ともに存在感のある投手だった。野球少年にとってはある面で憧れの選手だった。

 その福嶋氏は学制改革により旧制から新制に切り替わった端境期ともいえる中高移管時期に、エースとして3年間連続して甲子園に出場した。旧制最後の小倉中で甲子園優勝、新制最初の小倉高でも優勝、そして優勝までの5試合すべてに完封勝ちである。翌年の高校3年時に優勝したら誰もが2度とは破れない大記録の達成となっただろうが、準々決勝で倉敷工高に敗れた。因みにその時優勝したのが、わが母校・湘南高である。福嶋氏は敗れてグランドを去る際に一握りの砂を掬ってポケットに入れたことが語り草となり、その後高校球児の間に伝説的に伝えられるようになった。それがいつの間にか甲子園の土を持ち帰ることが流行するようになったのである。

 福嶋氏は現在82歳で健在であり、今なお日本野球連盟九州地区理事長を務めて社会人野球発展に尽力されておられる。とても真似のできることではない。益々のご活躍をお祈りしたい。

2013年1月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2069.2013年1月11日(金) 安倍政権、経済再生に向け20.2兆円支出

 昨年依頼を受けた「JAPAN NOW観光情報協会」の第84回観光立国セミナーで「世界遺産を旅して~その裏側を探る~」と題して講義した。限られた時間の中で、できるだけ写真を映してリアルな光景を記憶してもらいたいという願いから、パワーポイントにかなり多くの写真を採り入れた。そのせいもあり、1時間40分程度の時間内に一応アブ・シンベル神殿、チチェイン・イッツァやエルサレム、聖誕教会などの伝えたいエピソードをうまく盛り込めたと思っている。反応はまずまずだったように思う。

 驚いたと同時に有難いと思ったのは、小田保中・UEX名誉会長が近藤さんが講師をされるからと仰って、わざわざ病院へ行く途中に会場へ来られて1時間ばかり聴講されたことである。かつてこういう熱心な顧客やファンに支えられて現役時代に大事な仕事を獲得し、やり遂げることができたと思う。また世界遺産を訪れることができたと思っている。有難いことである。

 さて、安倍内閣が2012年度補正予算案に盛り込む緊急経済対策を決定した。現今の不況から抜け出すためのアベノミクスと散々おだてられてすっかりいい気になっていたが、本気でやる気になったのである。安部首相には、経済政策をひねり出すほどの才覚や経済知識があるとはとても思えず、当然取り巻きの経済学者が考え出すことになる。そして、そのブレインらが今日安倍首相の口を介して提案した経済再生策が、何と20.2兆円という途方もない財政出動である。理由はいろいろある。今の経済状況を見れば、止むを得ないとも思う。だが、いくら消費増税を行ったにしてもこんな調子で、後から後から金を注ぎ込んでいたのではとても足りるものではない。その最たるものが公共投資であろう。かつての自民党政権がやっていた旧来のばらまきと同じではないか。先進国の中で最も多いとされる国の借金が益々増え、そのうえ新たな大判振る舞いをして金を出そうとしているのである。

 これからどういう異論や反論がぶつけられるか分らないが、不況脱却を旗印に安易にこれだけ巨額の資金を注ぎ込むのは考えものではないか。

 それにしてもどうもよく分からないのは、小泉政権で経済財政相を務め、行財政改革と財政再建を担った竹中平蔵・慶大教授がブレインとして産業競争力会議の一員となっていながら、どうしてこれほどのばらまきを容認しているのか。安倍政権というのはどうもよく分からない。

2013年1月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com