2158.2013年4月10日(水) マイクロソフト社の顧客を嘗めきったモラル

 昨日突然日本マイクロソフト(MS)社が、パソコンの基本ソフト(OS)である‘Windows XP’のサポートサービスを残り1年で打ち切ると一方的に発表した。サービス終了後は、仮にウィルス侵入などのセキュリティ上の問題が発生してもMS社は解決の手を差し伸べず、ユーザーは当然問題を解決できず途方に暮れるという。これはMS社の傲慢にして、非情なる顧客突き放しポリシーの決行である。同社が‘Windows XP’以降開発した新ソフト‘VISTA’、‘Windows 7’、及び‘Windows 8’の販売拡張を視野に、明らかに‘Windows XP’からの買い替えを狙ったものである。

 ところが、‘Windows 7’はともかく、現状は‘VISTA’と‘Windows 8’の売れ行きはそれほど芳しくなく、その中で現在の‘Windows XP’ユーザーから‘Windows 7’、及び‘Windows 8’へ買い換えてもらう謀略を凝らし、思い切って顧客をコケにする荒療治に乗り出したものである。

 現時点で‘Windows XP’のユーザーは全‘Windows’ OSの利用者のうち、法人で40.3%、個人で27.7%を占めている。台数にして何と2580万台強に上る。これだけ多くの顧客から市場で自社の商品を選んでもらい購入してもらいながら、その大切な顧客に対して感謝の気持ちがないばかりか、後足で蹴って砂をかけるような冷酷無比な仕打ちである。商品を販売する企業の風上にも置けないやり方ではないか。

 MS社は自社の新たな商品を買ってもらいたいためだけに、大切な自社商品の愛用者である顧客の気持ちを蔑ろにして、一方的に自社の論理と私利私欲を押し付けているのだ。長年の顧客に対して気に入らないなら自分で解決策を考えろと、突き放したような商業道徳に欠ける無礼な商業主義には呆れ果てて開いた口が塞がらない。これだけ大勢の顧客を弄び愚弄した会社がこれまであっただろうか。こんな商業道徳に欠けるMS社は、消費社会の場からとっとと消え去るべきでレッドマークを突きつけてやりたい。

 これがアメリカ流マネージメントの流儀なのか。今朝小中陽太郎さんと電話で話していて小中さんもこれがアメリカのビジネスなんだと言い、お互いに妙に納得したところである。

 実は、私用のヒューレット・パッカード社製パワーポイントについても、一昨年同じようなことがあった。部品購入について同社日本支社に照会したところ、同部品は生産を中止したので、どうしても必要なら新しい機種を購入して欲しいと、この時も電話録音による愛情の欠けた回答だった。その時藁をも掴もうとする顧客の気持ちなぞ一切考慮しないのが、アメリカ流なのかとつくづく思い知らされた。

 これに似たケースは、日本製品にも見られるようになった。1つの典型はパソコン用プリンターである。原価の高い商品になったので、販売し難くなり販売価格を下げてその代わりにインク代を高く設定し、利用者に交換インクを頻繁に、かつ高く買ってもらってプリンターの原価割れをカヴァーするという苦肉のビジネス・モデルに特化したようだ。顧客の利便とか経済性なんて構ってなんかいないのだ。自分たちの都合で何でもありの商業社会になってしまった。確かにどうしてインクがこんなに高いのかと思っているが、原因はこのビジネス・モデルにあったのだ。

 近頃は商業道徳も影を潜め、ただ売れれば良いとのあるまじきコマーシャリズムがのさばっている。

 私自身現在2台のパソコンを併用して利用しているが、1台は‘Windows 97’から乗り換えた‘Windows XP’であり、もう1台は‘Windows 7’である。いずれにせよ、前者は向こう1年間に‘Windows 7’か、あまり売れていないらしい‘Windows 8’に買い換えるか、或いは思い切ってアップル社のタブレット‘iPad’に変更するか、これから時間をかけてじっくり考える必要がある。

 それにしてもこんなに消費者を馬鹿にし、多大なロスを生じさせるビジネスを現状のまま放置しておいても良いものだろうか。消費者庁でも見て見ぬフリをせず、真剣に問題を捉えて、それなりの消費者保護対策を打ち出して欲しいものである。

2013年4月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2157.2013年4月9日(火) アジアのチャリティバザーに参加

 「第37回アジアの祭典 チャリティバザー」が赤坂の「ANAインターコンチネンタルホテル東京」で開かれた。ミクロネシア連邦大使館から案内をいただき、予め妻と出かけるつもりでいたが、今朝になって妻の体調が優れないということから私ひとりで出かけた。近日出かけるトラック島(現チューク島)のミクロネシア連邦がバザーのブースを出すということと、ビルマの民族舞踊を鑑賞できるということ、そして26カ国が協力するイベントがどんなものか興味があって会場へ向かった。全日空ホテルの宴会場はそれなりの広さであるが、地下の2つの宴会場を使用してなお人で溢れかえっていた。その内8割近くが女性だった。それは各国大使館の大使夫人のお声がかりで開催されており、今年のバザー委員長がインドネシア大使夫人だったし、すべてが女性を中心に進められており、壇上には常陸宮華子妃殿下、インドネシア、ビルマ各大使夫人ら中々華やかなステージだった。

 バザー会場では各国の民芸品、女性用ドレスや衣類、食品などを大分廉く販売していて、訪れた女性にはとりわけ人気が高かったようだ。

 インドネシアとビルマの民族舞踊も現地で観て以来久しぶりだった。フリッツ・ミクロネシア大使にお会いできればトラック島における消防車の引渡し式についてお聞きしようかと思っていたが、会場に来られなかった。会場を後にしようと思っていたところ、ロビーでゼミの利光國夫先輩の奥様に突然声をかけられたのには驚いた。ご友人のお誘いで来られたと仰っていた。

 今日の売り上げ収益はすべて参加国の福祉、教育支援、災害援助のために使われるということで、一見華やかではあるが、37年間途切れることなく地道に続けられてきたイベントである。

 それにしても先日来何度か問い合わせているトラック島への消防車引渡し式の日時について、藤沢の相澤土地㈱社長から一向に返事がないので、明日電話で聞いてまだ決まっていないようなら消防車の件は別にして、私自身の都合で現地トラック島へ出かけようかとも考えている。執筆原稿仕上がりの日時を逆算すると、そろそろ出かける決断をしないと予定が大分遅れることになる。

 さて、今日も北朝鮮からのアナウンスメントは挑戦的だった。韓国国内にいる外国人は、観光客も含めて身の安全のため、できるだけ早く韓国から離れるようにと危機を煽るようなテレビ放送だった。5日には首都平城(ピョンヤン)にいる各国大使館に10日以降外交官を含む全外国人に北朝鮮からの退去を求めたばかりである。北朝鮮の挑戦的発言に神経を尖らせている米韓軍はイージス艦5隻を出動させた。日本国内でも海上自衛隊のイージス艦2隻を日本海に、地対空誘導弾パトリオット3(PAC3)を防衛省敷地内に配備した。いよいよ戦火前の赤信号である。韓国政府の発表では、早ければ明日10日にもミサイルを発射するのではないかという。北朝鮮の真の狙いと思惑は今になっても分らない。しばらくの間緊張を強いられる。

2013年4月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2156.2013年4月8日(月) 北朝鮮の危険な挑発がエスカレート

 北朝鮮の破れかぶれの暴発が心配である。金正恩総書記の未熟な指導により、北朝鮮の国際社会との対決姿勢は留まるところを知らずエスカレートするばかりである。

 今日南北朝鮮協同による開城工業地区事業の中止を北朝鮮が一方的に通告した。自分で自分の首を絞めるような愚かな行為である。

 昨年長距離核弾道ミサイルの発射に成功してから、強気の姿勢が益々嵩じてアメリカや韓国に対して臨戦態勢にあるとぶち上げた。特に最近になってその挑発姿勢は一層激化し、核開発を再開すると公表したり、朝鮮戦争の停戦合意はキャンセルとか、長距離ミサイルはアメリカ国内も照準に入っていると言いたい放題で、さらにこっそり東海岸へ弾道ミサイル施設を運び、着々と発射の準備を進めている模様である。

 昨日日本政府が北朝鮮の弾道ミサイル発射に備えて破壊措置命令を出したことを受けて、今日北朝鮮の労働党機関紙は「日本はすでにわれわれの革命武力の標的に入っており、戦争の火花が散れば日本も無事ではない」と警告した。13日に期限切れとなる対北朝鮮制裁の2年間延長を日本政府が決めたこととも併せ、その不満と鬱憤を撒き散らしている。最近では北朝鮮の支援国家だった中国も些か愛想が尽きたようなコメントを述べて不快感を露にしている。

 最早北朝鮮を相手にする国は地球上になくなったようである。それでも労働党首脳部ら国の上層部は貧しい国民に救いの手を伸べるようなことはせず、自分たちの面子とプライドだけで国政を弄り回している。テレビ報道を観ていても、金正恩は周囲の軍人や労働党指導部が練り上げたシナリオに乗って口をパクパク開いて音声を発しているだけの操り人形と化している。哀れなものである。自分の意思に関わりなく、党指導者の意向をリモート・コントロールによって拡声器のように喋らされているだけに過ぎない。金正恩の繰り返す愚かな言動より、彼の背後に控える労働党のピントのずれた世間知らずの思考回路こそが問題である。

 韓国の大統領府報道官は、10日前後にも北朝鮮がミサイル発射を行う可能性を示唆した。益々神経がぴりぴりしている。この緊張状態を受けてアメリカ国防総省は、北朝鮮の予想以上の反発で緊張が高まったため状況を見極めるとして、今週予定していた大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験を延期すると発表した。

 こうなると世界の孤児、世界の憎まれっ子である北朝鮮にはつける薬がない。最早コントロールが利かなくなっている。

 さて、今夜イギリスのマーガレット・サッチャー元首相が脳卒中で亡くなったとのニュースが入ってきた。享年87歳である。「鉄の女」として強気なリーダーシップにより国営企業を民間に移したり、赤字財政を立て直した功績が思い出される。11年以上も首相の座にあったが、個人的には1982年文部省教員海外派遣団のお供でイギリス・マンチェスターに滞在中フォークランド島紛争が勃発し、戦死したイギリス兵の母親が息子の死を嘆き悲しむ光景が毎晩テレビで映されていたことに胸が痛み特別印象に残っている。現代国際政治の舞台で強い存在感とリーダーシップを植えつけた政治家の1人だった。

 ところで兜町の景気は上がりっ放しで、今日の日経平均株価は先週末に比べて352円値上がりして、4年7ヶ月ぶりに1万3千円台にまで跳ね上がった。円安も昂進し一時99円台を記録した。このままだと日本経済はこの先どういうトレンドを描くことになるのだろうか。

2013年4月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2155.2013年4月7日(日) 爆弾低気圧に日本中が振り回される。

 数日前小中陽太郎さんから4月と5月に淑徳大学池袋サテライトで平賀源内について5回の講座を持つが、受講者が少ないので参加して欲しいとメールが送られてきた。

 先月江戸東京博物館で話した内容を5回に分けて小中流解説をするというから楽しみではある。昨秋「翔べよ 源内」を出版されたが、読む前は堅い話ばかりかと思っていたが、結構面白く奇才源内をあますところなく紹介していると思う。江戸東京博物館での話も聞き応えがあった。送られてきたチラシを拝見すると源内について「源内戯作と狂歌連」「江戸のマイスター・ジンガー」「非常の人」等々と書かれているが、源内が思いも寄らぬ天才だけにその人物像は分り難いが、興味をそそることは間違いない。近くトラック島へ行かなければならないので、5回のうち何回出席できるか分からないが、新しい話を聞けることを楽しみに期待したい。

 昨日から今日にかけて日本中を襲った爆弾低気圧のせいで、全国的に雨と強風に見舞われている。雨が降ったかと思うと青空が見え、しばらくすると突風が吹くという有様である。直接の因果関係はないのだろうが、プロ野球ではホームランが乱れ飛んだ。妻が夕食の買い物ができないと言うので、それでは外食しようとよく利用する玉川高島屋内のイタリアン・レストラン‘FARM HOUSE’へ出かけた。ここはすべての食べ物が案外リーズナブルで食べられるうえに、味の方も結構いける。そのせいだろうか、毎度そこそこの客の入りである。夕食の時間帯に車で来ると駐車場料金がフリーになるので使いやすいこともあるし、駐車料金がタダというのは助かる。

 ふっと隣のテーブルを見たら、タレントの恵俊彰が夫人と3人の子と一緒に食事をしている。この近くに住んでいるのだろうか、彼とは以前にもこのデパート内で顔を合わせたことがある。タレントらしからぬ意外な一面を見せていた。随分子煩悩なところがあって、上の男の子とはじゃれあっているようなところは何とも微笑ましかった。時折恵がキャスターを務めているTBSのエンタメ番組「ひるおび!」を観るが、この番組では漫才コンビのツッコミ役であるにも拘わらず、画面からはふざけたような印象はあまり受けない。帰り際に妻が恵に赤ちゃんについて尋ねたところ、生後3ヶ月ということだった。それにしても今日はちょっとミーハーぽかったかなぁ。

2013年4月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2154.2013年4月6日(土) 誰も納得できないグリーン・ピアの後始末

 一昨日のテレビ朝日「モーニング・バード!」で、長い間に亘って年金の無駄遣いを追求していたドキュメントを放映していた。興味深いテーマだったので、そのままずっと観ていた。その当時多額の年金がKKRホテル・チェーンとリゾート施設のグリーン・ピアに投資され、真っ赤な赤字経営の末に巨額の負債を残してわけの分らない清算処理をした無責任ぶりが話題になったが、これはその様子を追ったドキュメンタリー番組である。

 43箇所のKKRホテルへの投資額は総額390億円であるが、グリーン・ピアへの投資額は桁違いの実に3728億円である。前者はある程度利用客もあるが、後者は辺鄙なリゾート地へ立派な移設を作って利用客が少なく、とてもまともな営業展開が行えず、最後に施設をすべて二束三文で売却処分した。その売却価格がすべてを足しても僅か48億円にしかならず、差引き3680億円の膨大な赤字を抱えたまま清算処分されることになった。結局グリーン・ピア事業は年金加入者の積立金である貴重な財産をドブへ捨てたようなものである。これが年金事業団を財政的に苦しめる結果となって今に至るまで尾を引いている。しかも、この投資資金は国民厚生年金であり、公務員共済年金からはビタ一文投資されなかった。役人たちの互助組織である公務員共済年金はKKRホテルへ投資されて大きな怪我をすることがなかった。この辺りの内部事情は分らないが、いずれにしろ「官」は損害を被らず、「民」が損害を負うパターンは相変わらずである。

 それにしても「官」の好い加減な処分と責任を取ろうとしない図々しい態度が癪に障る。当時の厚生省と厚生年金事業団の世間を甘く見たアルバイトのせいで、年金財政は極端に苦しくなった。その挙句が社会保険庁の解散となり、新たに発足した日本年金機構による新しい形態となって事業自体は続けられているが、この大赤字を作った張本人の処分は見過ごされたままになっている。結局役人たちは誰ひとり責任を取らなかった。ひょっとすると、彼らは厚生年金原資に穴を開けておきながら、シャーシャーとして今日悪びれることもなく多額の共済年金を受け取って優雅な暮らしを送っているのではないかと思うと余計腹が立って仕方がない。

 今に始まったことではないが、役人天国のわが国では結局公務員は仕事面で手を抜いても、悪さを行っても救済される仕組みになっているのだ。これは「一票の格差」以上に不平等であり、敢えて言うならこの役人たちの所業こそ憲法違反ではないか。

2013年4月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2153.2013年4月5日(金) 株価高騰にバルブの再来が懸念される。

 昨日日銀が大胆な緩和を決めた金融政策決定会合から一夜明けて、今日の東京証券市場は朝から大幅な株高・円安の展開となった。昨日の日経平均株価が昨日の対一昨日比+272.34円から、さらに+199.10円の12,833円となった。一時対前日比は591.08円もアップして4年7ヶ月ぶり、年初来の最高値13,225円を付けた。円安傾向にも拍車がかかり、一時円安傾向は1㌦=97円台にまで亢進する勢いとなった。黒田総裁が、これまでとは次元の異なる金融緩和策であると力説しただけの効果はあったのではないだろうか。

 ただ、今日の朝刊にはこの暴騰ぶりを警戒する見方も多い。天井景気のような現状から一気に奈落ということではないだろうが、一部にはバブルの前兆ではないかとの警戒感がある。黒田総裁はもちろんバブルではないと断言している。

 イギリスの「フィナンシャル・タイムス」紙は黒田総裁の手腕を高く評価している一方で、アメリカの「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙はバブルの可能性を仄めかし、やや不安感を抱いているようだ。

 投資信託もブームを起こしそうな雲行きで、都内でも初心者のための投信入門講座が各所で開かれ俄かブームになりそうな様相である。この期に及んで損をしないよう投信を勉強して投資信託を買いたいと言っている、我欲に取り付かれた人がインタビューに応えていたが、この御仁が学んで投信を買う頃には今の高値が下落していなければ良いがなぁと他人事ながら気になる。

 さて、今日はひとつ大きなニュースがあった。沖縄の米軍基地返還に関する日米政府間合意である。日米両政府は沖縄の米軍基地の嘉手納基地以南の返還計画について正式合意があったと発表した。この返還計画は、あくまで普天間基地の辺野古への移設が前提である。普天間基地は2022年度以降に返還される。その頃には辺野古基地が稼動するということになる。例え嘉手納以南の米軍基地が返還されるにせよ、今や全沖縄県で反対運動の渦中にある「辺野古移設反対」運動をどうやって治めるつもりだろうか。基地問題は依然として解決へ向かって前進しているようには見えない。

 加えてこの基地返還計画の信頼感がやや薄れるのは、すべての返還期限を「20XX年度、またはその後」と約束し、返還年度の実現性に疑念を抱かせるような表現にしたことである。返還年度を書き込む同意文書を作成することだけに夢中になった焦りがなければ良いが・・・。

2013年4月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2152.2013年4月4日(木) 日銀の量的緩和の効果にびっくり

 2週間遅れのお墓参りに出かけた。近藤家の中野・宝仙寺と妻の実家の多磨墓地である。長男は奈良、二男は新潟在住なので、最近はほとんど妻と二人で墓参することが多い。多磨墓地は桜が散って少し遅かったように感じた。車でまず宝仙寺へ行き、お墓参りと昼食を済ませてから中央高速道を通って多磨墓地へ向かうのが、定番の墓参コースである。

 昨日妻が近くのガソリン・スタンドへ給油に行ったところ、片方の前輪がパンクしていると言われ、車をそのままガソリン・スタンドに預けてタクシーで駅へ向かった。その後、当のガソリン・スタンドから他のタイヤも劣化しているので、交換した方が安全だと連絡があってそうすることに決めた。従って今日の墓参は4つの新しいタイヤに交換した車で出かけた。一度に全部タイヤを交換したのは初めてだが、7年近く愛用して走行距離36,000㎞だからそれほど乗っているわけではない。ガソリン・スタンドの店員からもあまり乗らない方ですねと言われたくらいである。近い内に車検も済ませなければならないので、保険料などを積み上げていくと結構維持費用も馬鹿にならない。最近は夫婦でお互いに駅まで「アッシーくん」になる程度で、遠出の機会も減り、マイカーを所有するメリットを考える必要があるかも知れない。

 さて、今朝テレビと新聞が伝えていたが、大阪市立東高校には18人の校長と、105人の教頭がいるそうだ。この常識では考えられない異常な状態について、またまた橋下徹・市長が大阪市教育委員会に噛みついた。現実には校長と教頭がともに1人しかいないが、どうしてこういう奇妙な事態になってしまうのか。

 1校に校長が何人いても監督官庁の文科省のルール上は問題ないという。ということは、この異常な状態を国が認めていることになる。また、大阪市ばかりでなく、東京都を始め、他の教育委員会でも同じような例があるという。

 しかし、これはおかしいのではないか。学校現場から教育委員会へ出向すると給与の減額があり、それを防止するための苦肉の策のようだ。もう少し知恵を絞って誰もが納得する別の方法を考えたらどうだと言いたい。何も考えずに前例踏襲をし、知恵を出し惜しみしているから、こんな幽霊校長や教頭が現れるのだ。この点で橋下市長がこんなおかしなことがあるかと怒った理由も頷ける。

 ついては、安倍政権が誕生して今日でちょうど100日になる。アベノミクスの意を汲んだ黒田東彦・新総裁を迎えた日銀が、今日午後甘利明・経済担当相も出席の下に開かれた金融政策決定会合で大胆な政策を打ち出した。物価目標を2年とすることを念頭に、その2年間で市場へ資金供給量を138兆円から270兆円へ約2倍に拡大する金融緩和策を決定したと発表したのである。これがマーケットに歓迎され、東京株式市場では前場の大幅な株式下落(対前日比▲226.43円)から後場に入って一気に株高に転じ、今日の日経平均株価の終値は対前日比+272.34円となった。午前と午後でこんなに株価がぶれるのも珍しいと思う。かくも日銀の政策が市場にドラスチックな影響を与えるものなのか些か驚いている。ただ、これも一時的な現象である可能性を排除できないので、ほんの僅かではあるがストック・ホールダーとして、しばらく株式市場の動きを注視してみたい。

2013年4月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2151.2013年4月3日(水) プレイも話題も野球シーズン真っ盛り

 一昨日「国民栄誉賞」にプロ野球界から長嶋茂雄・松井秀喜の師弟コンビの受賞が決まった。長嶋氏の受賞は遅すぎると思っていたくらいである。逆に松井選手の場合は少々早いのではないかとも思っている。実際そう考えている人もかなり多くいるようだ。ただ、打点王、ホームラン王各3度の獲得やワールドシリーズMVPなどの実績以外にも、松井は人間性が素晴らしくチームメートやファンら多くの人から好かれているようで、遅かれ早かれ選出されると思うので、やや早いがそれはそれで良かったのかもしれない。

 文化勲章のように毎年誰かに授賞ということならあまり落ちこぼれることは考えられないが、受賞者はその年によって増えたり、減ったりばらつきがある。長嶋氏がこれまで受賞しなかったのは最初に王貞治監督が受賞して、ONとして並び立った両雄のひとりである長嶋氏だけに、すでに受賞していると誤解している人が多かったようだ。「国民栄誉賞」は世間が注目するので、時の首相や政府の特別な意向や思惑があって御幣があるが泥縄式に授けるということも起こりうる。

 松井の場合は、昨年暮に引退を表明したことがひとつのチャンスとなった。

 長嶋氏のケースは個人的にこう思っている。2月に元横綱大鵬が受賞したが、すでに故人となり、遅きに失した感があり、一部にはどうしてあれほど傑出した実績を挙げた大横綱に生前この名誉を授けることができなかったのかとの非難の声も聞かれた。そんな世論の背景があって一度脳梗塞で倒れた長嶋氏にできるだけ早い機会に授けたいとの気持ちが生まれてきたのではないかと思っている。加えて今アベノミクスが脚光を浴びて、安倍首相人気にさらに拍車をかけるためには、時期的にグッドタイミングと考えられたのではないかとも思っている。

 1977年に王貞治監督が最初に受賞して以来、2000年にマラソンの高橋尚子さんまで20世紀中は24年間で15人がその名誉を授かっていたが、その後8年間は受賞者が1人もいなかった。それが今年になって吉田沙保里、大鵬、長嶋、松井とすでに4人である。これも時期を逃さず人気取りに利用しようとするアベノミクスの案外したたかなところだろうか。

 この他にも野球に関係するトピックスが2つある。そのひとつは、今日アメリカのメジャーリーグでテキサス・レンジャーズのダルビッシュ投手が土壇場で完全試合を逃したニュースである。9回2死まで完全試合ペースだったが、最後の27人目のバッターにヒットを打たれ、日本人投手として初の完全試合達成を逸した。数少ないチャンスなのでちょっぴり残念な気がする。

 もうひとつは、選抜高校野球の決勝戦で浦和学院高校(埼玉)が、済美高校(愛媛)を17-1の大差で破り初優勝を飾った。途中テレビで観ていたが、得点差がこんなに大きく開いた決勝戦は初めてである。

2013年4月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2150.2013年4月2日(火) 中国1国3制度の矛盾と我利我欲

 中国には、実質的には3つの政治制度が並存している。中国本土と香港、そして台湾である。この内、香港と台湾ではトップの職を直接選挙制度により国民が選んでいる。ところが、本家本元の中国大陸では国民による選挙が実施されず、中国共産党内部の幹部らの合議によってトップである、共産党総書記、国家主席などが決定される。国民の与り知らないところで、「談合」により決定される非民主的な選出方法が一貫して行われている。これではとても民主国家とは言えない。一方で、香港と台湾に認められている制度では、トップは国民の直接選挙によって選ばれ、民意が反映された形態となっている。このように現状は1国3制度のいびつな政治状態となっている。 

 これについて最近になって中国政府は、2017年に実施予定の香港政府トップの行政長官選挙では、中国政府の意向にそぐわない民主派の対立候補の立候補を認めないことを表明した。民主的なやり方で選ばれた民意を反映した行政長官ではコントロールが難しいと判断したのだろう。実際現今の中国の統治機構では、北京政府がコントロールし難いようでは困るのだ。況してや民主的な思想を持った進歩的な人物が、その土地のトップに就任されたのでは余計困る。民主的な制度より自分たちが主導し易い統治の方が望ましい。トップダウン方式による行政制度が実行されてこそ、広い国内を思うように統治できると考えているのである。

 そもそもイギリスから中国へ返還された時点で、香港は社会主義体制の中国の主権下で高度な自治や司法の独立、言論、出版、集会の自由など、独自性を要求した。香港は共産主義体制下の中国とは当初から相容れなかった。このため香港は中英共同声明の中でイギリス領から中国領となっても50年間は、香港の独自性を認めさせることで1国2制度を受容することにしたのである。にも拘らず、この1国2制度を骨抜きにして北京政府の思惑通りのやり方、つまり民主派ではない人物を選挙ではなく、任命制によって自分たちが裁量権を振るえる行政長官を選任しようとしている。協定違反も甚だしい。

 この動きに対して、もう一つの独自の行政を行っている台湾も内心穏やかではない。早くも水面下で動き出したようだ。台湾の総統も直接選挙で選出されている。台湾には、選挙を採り入れようとしない中国のやり方に対する拒否反応が強い。台湾としてはこの民主化路線を捨てるようなことは断じて望まないだろう。問題をややこしくしているのは、中国が我利我欲で選挙を行わない非民主的な支配を続けようとしているからに他ならない。毎度のことながら、中国の「わが道を往く」強引さには困ったものだと思う。

 「待ってました 五代目!」 今日新装なった5代目の歌舞伎座が開場した。3年ぶりのリニューアル・オープンである。新しい設備も話題を呼んで前景気は上々のようであるが、これから新しい歌舞伎をどのように発展させていくのか真価を問われる。これまで歌舞伎を支え、盛り上げてきた2人の名優の名が見られないのが何とも寂しい。昨年12月に18代目中村勘三郎、そして今年2月に12代目市川団十郎が相次いでこの世を去って、歌舞伎界も今難しい居面に立たされている。これを若手がどう乗り切って新しい歌舞伎を創り上げ発展させていくことができるだろうか。向こう1年間は杮落とし公演であるが、5月に新歌舞伎座での半世紀ぶりの観劇を楽しみにしている。

2013年4月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2149.2013年4月1日(月) 母校入学式に2度目の出席

 ♪見よ 風に鳴るわが旗を 新潮寄する あかつきの~♪ 塾歌が流れる中を今日日吉で慶大入学式が行われ、われわれ卒業50年生も母校慶應義塾から式典に招待された。54年ぶり2度目の入学式である。山崎洋さんもベオグラードから出席されると連絡があり、今日自由が丘で待ち合わせ、ランチを取って日吉へ出かけた。東横線日吉駅で下車するのもしばらくぶりで、駅構内と駅上屋に立派なスーパーと駐車場があるのも驚きだった。キャンパス内は懐かしい昔の建物と新たに建設された各種の洒落た建物が上手く調和されている。しかし、建物が増えてせせこましくなった感じである。

 3時から開式となったが、初々しい新入生に保護者、そして招待された卒業50年生が日吉記念館にびっしりである。式自体はわれわれが経験したものとそんなに変わるものではないが、新入学生は街で見る若い学生とはちょっとイメージが異なり、真面目そうでおとなしそうな印象を受けた。今年の新入学生は6840名とのことであるが、教職員代表として別役智子医学部教授が変革の時代に当って、新入生にチャンスとチャレンジが求められると祝辞の中で話された。われわれの時代と変わってこれからの時代は会社任せでなく、自分自身が率先してチャレンジして能力が試される時代になったと思う。彼らの前途に幸運が訪れるよう願いたい。

 入学式終了後、塾員招待会と称して50年生を軽食に招待してくれた。学生食堂で学部別に分れ旧クラスごとに簡単な会食があった。卒業して初めて顔を合わせた友人もかなりいた。辛いのは、名簿を見て随分物故者が多いなぁという印象である。70歳を超えるとどうしても健康問題が話の種になる。このままいつまでも元気で過ごしたいものである。

 今日の入学式は学生時代を思い出して良い思い出となった。塾歌の伴奏が始まり蛮声を張り上げて唄っていた時、つい涙がこぼれた。年を取ったせいでもあるが、必ずしも第一志望の大学でなくても在学中の詰まった思い出が多ければ多いほど母校愛と懐かしさが膨らむということだろうか。若い学生を見ているとできることならもう一度学生生活を送りたいと思う。

 塾員招待会後渋谷へ出て、待ち合わせていた飯田ゼミの仲間を合わせて6人で、山崎さんの岩波文庫出版不成功を慰める会食を「駒形どぜう」でいただきながら談論風発して楽しいひとときを過ごした。「海外(住所不詳)」だった山崎さんの連絡先が分るよう母校との間を取り持ってあげたせいもあるが、山崎さんも今日の入学式を喜んでくれたようだ。学生時代と今日の楽しかった思い出を胸にセルビアへ帰ってもらいたい。

2013年4月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com