2794.2015年1月6日(火) 今年懸念される世界10大リスク

 一昨日の本欄にお2人の語り部が亡くなられたことを哀悼の意を込めて採り上げたが、何と今朝の朝日と日経のコラム、「天声人語」と「春秋」に揃ってそのお2人の地道な功績を紹介している。お2人が揃って自分たちの体験は次代へ伝えられるべきであると確信し、行動しておられたことに改めて敬意を表したい。こうして時代の経過とともに、戦争体験者は少なくなり、真実を伝える人々が減っていく。「春秋」は「苦難の道を歩んだ先人たちの言葉は、書物や映像とはまた違った迫力で受け取る側の胸に響く」と伝えている。

 耳を澄ませると戦争の足音が聞こえるようになってきた安倍政権の外交、防衛政策の下に、反戦活動で献身的に大きな役割を果たしてくれた、これら戦争体験者が世を去って行ったら、これから反戦・非戦の動きは立ち止まることになるだろう。気がかりなことである。

 さて、政治リスクの調査をしているアメリカのコンサルティング会社ユーラシア・グループが「2015年10大リスク」なるものを発表した。これにはやや抽象的な事象が多い。そのトップにランクされたのが、何と「ヨーロッパの政治」である。大統領を決められず総選挙を控えたギリシャや、スペイン、イギリスやフランスなどEUから離脱の声が拡大して、結果的に政権の選択肢を狭めると予想され、それが大きなリスク要因とされている。第2位が「ロシア」である。ウクライナ問題を巡りアメリカとの対立が深まり、中国に接近しイランの核開発への対応などの国際協調にひびが入る可能性があると見られている。第3位は「中国経済減速の影響」である。

 その他に6位にランクされた「現職指導者の弱さ」というのが異色だと思う。なるほど現在世界の指導者が思うようにリーダーシップを発揮できていない現状は、それは確かに世界のリスクであるには違いない。オバマ大統領しかり、キャメロン英首相しかり、オランド仏大統領しかりである。中国の習近平国家主席にしても一見権力を掌握しているように見えるが、実情は周囲の党幹部にいつ寝首を掻かれるのではないかと疑心暗鬼で、それが最近汚職を理由に幹部追放を強行している大きな理由でもある。

 ところで、昨日八王子に住んでおられる近藤幸一さんに、先日の出版記念会のDVDと、日本共産党本部から戦前の活動がスパイ行為だったと名指しされ、名誉棄損で裁判沙汰になった元共産党員・故伊藤律関連資料を送ったところ、随分喜んでお礼の電話をもらった。

 後者の資料とは、元日本共産党員伊藤律に関するものである。伊藤が戦前中国にいた時反共的スパイ活動をしたと書かれた松本清張著「日本の黒い霧」が、伊藤とその家族にとって名誉棄損に当たるとして著者松本清張と出版社・文藝春秋社を訴えたが、松本亡き後に和解が成立した。送ったのは、出版した文藝春秋社の説明書と文春出版総局長の伊藤家に対する謝罪文のコピーで一昨年ある筋から入手したものである。偶々近藤さんは、戦時中国鉄八王子駅勤務の時に伊藤律と顔馴染みになり、殊更伊藤には格別の思い込みがあり、このコピーの存在には驚いておられた。

 今では伊藤律を知っている人はあまり多くないと思うが、少しでも戦前・戦後の社会主義運動や、戦前のスパイ事件を知っている人には、記憶に残るひとりである。多分近藤さんには喜んでもらえる資料だと思ってお送りしたので、喜んでいただいて取り敢えずは良かった。

2015年1月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2793.2015年1月5日(月) 年賀状の宛名書きに無情を感じる。

 各企業が正月休み明けの今日東京株式市場の大発会は、市場関係者にとって今年の経済市況を占う意味でも上がって欲しかっただろう。だが、彼らにとって少々恨めしい終値となった。日経平均は17,408円で対昨年末42円安だった。

 今年の日本の景気はまずまずだろうと予想されているが、問題は海外の景気である。特に、ヨーロッパ経済が冷え込み、EU離脱を噂される国も1カ国や2カ国に留まらない。経済低迷により政治的にも袋小路に追い込まれたギリシャは、何度投票をやっても大統領も中々選出できない有様である。経済が破たん状況を示しているのである。ギリシャがユーロ圏内から脱退することにドイツ政府が従来の考えを翻し、ついに理解を示すほどのっぴきならないほどユーロ圏内にはさざ波が立っている。

 今日のNHKニュースを観ていると、イギリス国内にも、フランス国内にもEU離脱の波が押し寄せているようだ。ド・ゴール大統領が未来のヨーロッパに望みを託して希望の灯りを期待したEUが脆くも崩れてしまいかねないほど不安定なヨーロッパ経済になってきた。果たして今年の景気はどうなるのだろうか。

 さて、年賀はがきの発行枚数が近年減り続けて、今年の発行枚数はピーク時の2004年に比べて2割以上も減ったそうである。これはPCや携帯、スマホなどで簡便にことを済ませてしまおうとの些か軽佻浮薄な気持ちが年々強まっているからだと分析されている。しかし、普段から手紙を書く機会が少なくなって、今では年賀状こそが最も手軽にペンで手紙を書く好いチャンスだと思う。ところが、折角のそのチャンスもPCで宛名書きを行っているケースが多い。

 今朝の「天声人語」によれば、普通の人が年賀状を書く時に思い浮かべる人は150人くらいだそうである。その程度の人の名前を自分の手ではなく、「機械」に依らなければ実行できないものなのだろうか。

 因みに私自身は約550人に年賀状を書いてお送りしたが、宛名はすべて万年筆で書いている。知人にも宛名は手書きにした方が良いと薦めている。しかし、いただいた年賀状の半数以上の宛名表示が、残念ながら「宛名印刷」によって印刷されたものである。これでは新年の挨拶である年賀状、否普通の手紙でさえ送り手の気持ちが伝わらず、あまり書く意味がないような気がしている。何とも情けの感じられない時代になったものである。少々嘆かわしい気がしている。

2015年1月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2792.2015年1月4日(日) 戦争が嫌いになる当然の心理

 今年は戦後70年という節目の年を迎えることから、メディアでも戦後日本の70年企画が種々練られているようだ。今年の終戦記念日や、開戦記念日まで番組企画は目白押しだろう。今日もNHKがアーカイブスで「吉永小百合・戦後70年平和への祈り」として、終戦の昭和20年生まれの女優・吉永小百合さんが広島を始め、各地で行って来た原爆詩朗読の琴線に触れる話を伝えていた。

 折しも今朝の新聞訃報欄に、2人の戦争関係者の死亡記事が掲載されていた。ひとりは長崎の原爆で顔などに大やけどを負い、その後は語り部として原爆の悲惨さを訴えていた片岡ツヨさんと仰る方である。享年93歳である。もうひとりは宮城喜久子さんと仰る元ひめゆり学徒隊の方で、この方も亡くなるまで戦争の悲惨さを訴えておられた。享年86歳だった。お2人とも直接存じ上げない方だが、戦後辛かった自己体験から反戦を貫き通した方々である。

 昨日の朝日朝刊一面全紙に俳人・金子兜太氏とドナルド・キーンさんの対談記事が掲載されていたが、意外だったのは金子氏が昭和19年に海軍中尉としてトラック島へ渡り、戦後15カ月間捕虜生活を送ったということだった。反戦の土台もトラック島で餓死や爆撃で亡くなった工員兵士を想うと戦争が嫌いになった。年齢は異なるが、森喜朗元首相の父茂喜氏と同じ時期に同じ島で同じように米軍捕虜になっていた偶然にも驚く。

 今朝テレビでは、「群衆」という言葉を捉えて、平和運動へ向かう集団とその一方で暴徒化する集団について解説されていた。今危険な集団として世界中から恐れられているグループは「イスラム国」とされているが、世界は彼らを駆逐することができない状態である。地上で起きている戦争は陰湿な争いとなり、人命や資産を壊滅させようとしている。案外関心を持たれていないのは、世界的な文化遺産の破壊についてである。

 内戦が続くシリアでは、世界遺産の損壊が深刻化しているという。アサド政権側と反体制派双方が遺跡を軍事拠点に利用して戦闘の舞台になったため、世界遺産のみならず、観光地から観光客の足が遠のき、復興のメドは立っていない。

 ヨーロッパでは、移民排斥の動きさえ表れ始めた。移民が労働市場に入り込み、自国民が働き口を見つけるのに苦労している現実が問題を引き起こしていると思いこまれている。ドイツでは、年金、介護分野で移民らが少しずつ恩恵に浴するようになった反面、ドイツ人が当然受け取るべき保障が減殺されつつあることに反対が生まれて生きている。こうした問題がこじれると大きな暴動に発展し、民族対立が起き、支援のグループ次第では大きな争いに発展しかねない。基本的には、自由と経済力を享受することができれば、共存は可能であるが、生活習慣、文化の相違から生まれる軋轢が、対立を生む大きな原因である。

 終戦70年の今年1年は、特に注意して争いに向わないよう心しなければならないと思う。その意味では、最近保守的思考が露骨に顕れるようになった安倍首相は、よほど自身の言動に注意を払い、軽挙妄動を慎み一昨年末の靖国神社参拝のように突然の軽はずみな動きで、同盟国アメリカの失望を買ったり、近隣諸国に付け入る隙を与えないようくれぐれも気を付けてもらいたいものである。

2015年1月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2791.2015年1月3日(土) 予想以上の交通渋滞と番狂わせの箱根駅伝

 室内のエアコンを切って寝たために夜中に寒くて、つい目が覚めスエーターを着て朝までそのまま眠った。「ビューリゾート・マリンヒルズ」は建物全体それほど大きくなく、庭園も狭いが窓から眺める海の風景は格別素晴らしい。はるかに横に長く伸びた島影は神奈川県・三浦半島ではないかとホテルのマネージャーに聞いてみると、何と千葉県・房総半島と三浦半島が重なって視線の先に見えるのは房総半島南端だということが分かった。

 終戦直後に小学生時代を過ごした勝山町(現鋸南町)では夏になると毎日海で泳いでばかりいたが、遥か沖合に2つの半島が重なって見えた。手前の濃い半島が三浦半島で、背後の薄い半島が伊豆半島だと知っていた。あれから70年近くが経過して今日は反対側から2つの半島を眺めることになったが、懐かしく感慨無量の感がした。

 今日は朝から快晴に恵まれ、正月早々楽しいドライブになるものと心わくわくして10時過ぎにホテルを出発したが、昨日以上に道路が混んでいた。特に真鶴有料道路ではにっちもさっちも行かなくなり、車は動かなくなってしまった。漸く有料道路を出てすぐトイレに駆け込んだほどだった。他でも車が道路上で立ち止まる個所が多く、結局どこに立ち寄ることもなく平塚のファストフード店で昼食を取っただけで息子の横浜の住まいへほうほうの体で帰って来た。ちょうど6時だった。車中で孫たちと騒ぎながらも、息子ともどもロスタイムが多かったなぁとの話になり、今後は混雑が予想される連休に旅行する時は、車での外出は止めて電車にしようという結論になった。旅行自体は息子家族と和気藹藹として2日間を過ごして楽しかったが、随分時間的にはロスが多い旅行だったとの思いが拭えない。しかし、こんな旅行でも自由で気ままな家族旅行は好いものだなぁとしみじみ思っている。

 ずっと車内に閉じ込められていたわけだが、その間関東大学対抗箱根駅伝ラジオ実況放送を聞いていた。それが予想を覆し、過去に5位が最高位だった青山学院大が初優勝を遂げたのである。しかもその記録が素晴らしく、かつ優勝候補だった駒澤大を10分以上も引き離してぶっちぎりで劇的な優勝を遂げた。こんなドラマチックな駅伝があるだろうか。こんな経験を持てたのも交通渋滞で車に閉じ込められたからである。何が幸いするか分からない。いろんな意味で今日のドライブはこれからいつまでも忘れられないエポックとなるかも知れない。

2015年1月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2790.2015年1月2日(金) 年頭を温泉と海鮮料理で過ごす。

 昨年から横浜に住んでいる二男家族から、今日と明日の1泊2日で伊東のスパ・リゾートへ泊まろうと誘われ、ホテルまで彼が一方的に予約してしまった。「ビューリゾート・マリンヒルズ」と称する新しいタイプの収容客43名の小さなリゾートホテルである。

 二男の誘いに応じて二男の自宅へ車を置いて、やや大きい彼の車で彼ら4人家族と我々夫婦で出かけたが、道路がどこもかしこも予想以上に渋滞しているのは意外だった。カー・ナビが上手にリードしてくれ、東名道路から小田原厚木高速道路へ入り、二宮インターで一般道へ下りたのは良いが、そこでちょうど通過したばかりの箱根大学駅伝に渋滞の煽りを食ってしまった。盛り場と帰省客が混みあう道路だけに車が集中するのかと思っていたが、そうではなく普段から混む観光地にも車は押し寄せるようだ。そのせいで大分遅れたが、目的のホテルへ辿り着くことができた。途中飛び込みで伊豆海岸線の魚料理のレストランへ入ったが、ふんだんに魚介類を提供されてお値段はまずまずのサ-ビスぶりだった。

 まもなく4歳になる男の子と、1歳半の女の子だが、まだ憎まれ口を聞くわけでもなく、素直そのものだ。いつまでこの素地を伸ばして素直な子に育ってくれるだろうかと願う。

 驚いたのは、温暖と言われる伊東でかなり積雪が残っていたことである。急な上り坂では凍結していて運転で息子も大分気を遣ったと言っていた。一か所で車とオートバイが接触事故を起こして、車が渋滞していたが、明日の帰途もしっかりしないと二の舞を演じかねない。

 温泉に浸かって身体をリフレッシュし、旨い海鮮料理を腹いっぱい食べて今年の一年のスタートにしたい。

2015年1月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2789.2015年1月1日(木) 母校のラグビー祭に参加

 恒例の湘南ラグビー祭に出かけたが、例年なら隣に座っている筈の和田さんの体調が良くないため、お迎えに上がれず、結局ひとりで出かけることになった。つい気の緩みと言おうか、いつもより30分遅く家を出たが、第3京浜高速道を走ってから忘れ物を思い出した。後輩との懇親会に抽選で5冊上げることになっていた拙著を忘れてしまったのだ。直ぐ川崎インターで降り自宅へリターンするという新年最初のチョンボをやらかしてしまった。これで更に30分遅れて、湘南に到着したのは11時だった。すでにOBチームと現役チームの練習試合も真っ盛りだった。現役チームも力をつけているが、まだまだOB若手チームには勝てるわけではなく、好勝負ではあったが、結局OBチームに軍配が上がった。

 練習試合後OB総会が開かれたが、大きな懸案事項としては来年ラグビー部創立65周年を迎えるに当たって、①記念誌の発行、②今年7月に記念交流試合を行うことが決まった。②については、対戦相手を埼玉県立浦和高校に決めて話を進めようということになった。浦高は昨年花園大会に2度目の出場を果たした強豪校であり、相手にとって不足はない。総会で正式に決め、その後の懇親会で発表した。浦高がかなり手強い相手であることを承知している現役部員たちは、一瞬驚いたようだったが、まったく勝てない相手というわけではなく、腕をさすって出番を待つというところだろう。また、グランドは決定していないが、一応藤沢市内の秋庭台運動公園を考えている。後輩たちにとってこの試合は大きな励みになるだろう。特に、今月12日に法政二高グランドで行われる新人戦トーナメントでは、現在ベスト16にまで勝ち上がっており、関東学院六浦戦に勝てばベスト8に進出できる。その意味でもベスト8に勝ち残れれば、浦高戦だって勝てるのではないかと期待している。

 その後のOBと現役部員、そして保護者を交えた懇親会では、拙著をジャンケンで5人の部員に贈答することになった。最初に「冒険心と行動力」の奨めをひとくさり述べてジャンケン。3人の部員と2人の女子マネージャーに当たったので、署名をしてあげた。

 毎年のことであるが、お母さん方が作ってくれる山盛りのカレーライスを仲間と打ち解けて和気藹藹のムードの中で先輩も後輩もともに歓談するのは楽しいものだし、実際見ていても楽しい。

 やはりラグビーは楽しい。何人かの部員に、ラグビーをプレイした結果のメリットと功徳を散々話してあげた。彼らもラグビーは止めないと言っていた。一度ラグビーの面白さとメリットにとりつかれたら、とても止められない。今日は改めてそんなラグビーの魅力を再認識させられた。

2015年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2788.2014年12月31日(水) 2014年を送る。

 2014年も早や振り返ってみる1日がやって来た。今日は1年365日の最後の日である。果たしてこの1年間自分自身はどれだけのことをやり遂げて、どれほど成長しただろうかと考えてみると些か心許ない。毎日定期的になすべき仕事があるわけではないし、さりとて何もやらないでぶらぶらしているわけでもない。

 結局欲を言い出さなければ、現状の生活をこのまま続けて行けるわけで気楽と言えば気楽に違いない。ただ、それではあまりにも社会のお世話になっているようで、少しでもプライベートなことでも前向きに目標に向って前進しなければ、この世に生きている意味がない。

 幸い健康面ではそれほど心配するようなことはなかった。長男が夏に腎臓摘出の手術を済ませたが、その後は順調そうなのでまずは一安心である。

 改めて1年を振り返ってみると、社会に対して取り立てて貢献をしているという気持ちはないが、それでも自分が思い込み、やり抜きたいと思っている「旅と執筆活動」は何とか今まで通り続けられていることで佳しとしている。幸い今年は初めてのノンフィクション、「南太平洋の剛腕投手」を世に出すことができた。起点となったのは、3年前のエッセイ執筆だったが、その後力づけてくれた友人がいてくれたお陰で、それを膨らませ味付けして1冊の書として上梓することができた。「あとがき」に書いたが、普通では考えられないほど多くの関係者にご支援をいただいた。おまけに本書にからむ講演の話もいくつかいただいている。幸いメディアでも書評などで採り上げていただき、また多くの知人・友人から割合高く評価していただいた。中でも森喜朗元総理からは発行直後に注文していただいた100冊の他に、過日の忘年会用に別途800冊もの購入をしていただいた。大変有り難いと思っている。

 森元総理の父子3代に亘る森家のドキュメントをありていに描写し、それを森さんが好意的に受け取ってくれたせいでもある。その他にも戦時中のことをよく知る年配者の方々からは、懐かしい話だと格別好意的な手紙やら電話を頂戴している。

 先月行った出版記念会でも、約100名の方々にご出席いただき、多くのゲストから盛大で素晴らしいパーティだったと言っていただき、嬉しく思っている。佐々木信也さんには、流石と思える素晴らしいスピーチをしていただいたが、今日お電話をしたところ、佐々木さんからも盛大なパーティで良かったと言っていただいた。今年はこれで一応終わりだが、来年にこのムードをどうやって生かして販促活動につなげて行ったら良いか、考えあぐねているところである。

 明日からスタートする2015年にゆっくり考えてみたいと思っている。

 さて、恒例のNHK紅白歌合戦では日本中がテレビの前で大いに沸いているようだ。ただ、ラジオ時代から始まって毎年テレビで観ていると年令のせいだろうか、若い歌手の踊り、音量、けばけばしさ、意味の分からない言葉、横文字の多さ、等々で次第に年寄りの気持ちから離れ年配層の関心が遠のきつつあるのは事実である。公共放送だからこそ、誰でも観る人気番組の中で少しは年配層の喜びそうな趣向を考えてみてはどうだろうか。

 それにしても紅組の司会者・吉高由里子さんのおっかなびっくりの司会ぶりには久しぶりに面喰った。国民的番組で犯したNHKが犯したあまりないミスキャストだったと思う。

 その点では、除夜の鐘を迎えるまでの「ゆく年くる年」は今年各地の被災地の情景が多かったが、いつもながら日本人の気持ちに沿い年配層の気持ちにも叶ったシーンの連続で安心した。

 まぁ割合充実した気持ちで送れた、まずまずの一年だったと思う。来年2015年もそうありたいものである。

2014年12月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2787.2014年12月30日(火) アベノミクスは成果があったのか。

 大納会となった今日、東京株式市場は日経平均株価が17,450円、対前日279円安だったが、今年の平均株価は昨年に比べて7.1%高、15年ぶりの高値の大引けだったことを株式関係者はアベノミクス効果と言い、その牽引車たる安倍首相はさぞ鼻高々だろう。

 しかし、「アベノミクス批判-4本の矢を折る」を著して平素より安倍政権の経済政策を批判している、伊東光晴・京都大学名誉教授は、「選択」12月号誌上でクソミソにアベノミクスをこき下ろしている。伊東教授と言えば、著名な経済学者としてこれまでメディアにもしばしば登場し、その炯眼ぶりが採り上げられ、私自身経済学を学んだひとりとしていつも遠くから尊敬の眼差しで見ていた。

 そもそも伊東教授は、安倍政権の経済政策について極めて批判的である。教授は安倍晋三首相についても就任以来2年間何もやって来なかったと手厳しい。世間では、日銀総裁に据えた黒田東彦氏による金融緩和が、円安と株価上昇をもたらしたとその実績が評価されているが、伊東教授は見解をまったく異にする。伊東教授は円安の因って来る原因は日銀による金融緩和によるものとは見ていない。円安は財務官の専権事項である為替介入によるものであると考えている。

 一方、伊東教授には現在の経済政策について2つの主張がある。そのひとつは財政再建をしっかりやることである。しかし、税収が伸びない中で、財政支出は増える一方である。国の借金は増えるばかりである。一部には「経済成長すれば税収が増えて財政が安定する」との主張があるが、伊東教授はそんなことはあり得ないと一蹴する。わが国の財政と支出の乖離に頭を痛め、それだけに消費増税の先送りを懸念している。

 教授が心配しているもう一点は、少子化現象である。口では言うが、真剣にこの少子化を心配している日本人が少ないことを憂えている。

 それにしても伊東教授がアベノミクスには何らの成果もないとまで批判していることについて、メディアでは何のコメントも反論もせず、ただ株価上昇だけで成果があったような報道をしている。アベノミクスのプラス面、マイナス面について、マスコミは挙げてもっときちんと報道、解説するべきであると思う。

2014年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2786.2014年12月29日(月) 「我が国の外交が世界から称賛」

 首題の言葉は中国の「人民日報」他中国の新聞各紙が選んだ今年の世界10大ニュースのトップ・ニュースである。では我が国とは一体どこの国かと問えば、??と首を傾げたくなる自分たちの国「中国」自体を指しているのである。自画自賛がこれだけ臆面もないとすると、国家としての恥を感じることがなく、羞恥心がないのと同じである。生真面目な顔をして今年中国は世界中からその外交ぶりを称賛されたというのは、一体全体誰が言ったのだろうか? 冗談ではない。中国から莫大な援助を受けている小国を除いて、どこの国も中国の外交に呆れはすれども称賛なんてことはこれっぽちも思ってはいない。ただ、中国がそう言われてみたいだけなのである。ありえないことを恥ずかしげもなく世界へ向かってPRするとは、とても一等国のやることではあるまい。所詮三等国に過ぎないことを自ら進んでアピールしているだけである。

 昨晩テレビのエンタメ番組の中で、このジョークのような実話が紹介されていたが、そう説明していたキャスター自身、周囲の評論家と笑い出してしまったのである。エッ!と失笑が漏れた。私も思わず釣られて笑わざるを得なかった。ある評論家はこう言っていた。元々中国人は中華思想の持ち主だから、いつも中心にいてちやほやされていないと納まらない人種なのだと。

 はっきり言って中国の外交は、他国から顰蹙を買ったり、愚弄、軽蔑されることはあっても現状では称賛されることはほとんど期待できない。それは中国人自身が一番分かっている筈である。だから、せめて自分たちだけでも慰め合ってそう言わないとやりきれないからだと思う。それなら、実際に称賛されるような外交努力を怠らなければ良いのではないかと言えば、それがこの国の一種特殊なところで、国内を波乱なく統治するために権威主義と権力志向を外へ向けるとつい自国領土を越えてちょっかいを出してしまう。そもそもそれが顰蹙を買っているのではないだろうか。強大な軍事力を背景に南シナ海へ進出する侵略的行為はその最たるものであろう。

 今や内憂外患の中国としては、何とか国を治めていくために、ありとあらゆる広報活動を行っている。今のPRのやり方は少々ピエロ染みているが、黙っていても外国が称賛するような国づくりを目指して国際ルールを順守しつつ、黙ってひたすら努力する謙虚な姿勢を示した方が効果的ではないだろうか。

 さて、昨日またもやマレーシアの格安航空(LCC)機が離陸後その行方が分からなくなった。インドネシアのスラバヤからシンガポールへ向けて飛行中だったエア・アジア機が、積乱雲が表れて航路変更の連絡をしたまま行方を絶った。今年になってマレーシアの航空機の行方が分からなくなったのは、これで3度目である。いかにも多いという印象である。過去2度の遭難はナショナル・フラッグ・キャリアのマレーシア航空だったが、昨日行方不明となったのは徹底した格安航空会社のエア・アジアである。

 偶々昨日の日経朝刊に同社のCEO、トニー・フェルナンデス氏に対する独占取材記事「エア・アジアCEOに聞く」が掲載されていた。氏は格安サービスで新たな事業に挑戦すると公言し、「非華人」「政商」として独占市場を崩すことを目的とするインド系マレーシア人起業家である。すでにビジネス市場を広げて通信、保険、ホテル業などに乗り出している。徹底したコストダウンのために、例えば格安ホテル「チューン・ホテルズ」の基本料金に含まれるのは宿泊、つまり眠るだけで、エアコンやタオルを使っても追加料金が必要というくらい徹底的に料金を落とす。エア・アジアのシンガポールへの就航に難色を示したシンガポール政府に対して新聞広告でシンガポール政府を批判したこともあるというから、確かに只者ではないだろう。今度の行方不明機の件では、結果的にシンガポールへ向かっていたエア・アジアが消息を絶ったというのは、正に皮肉でなくて何だろうか。

 日本では全日空と提携話があったようだが、現在頓挫している。安全飛行志向の全日空とはどうも反りが合わないようだ。空の便は格別安全が重視されるべきであり、並はずれた格安料金によって安全性が損なわれることを全日空が避けているからだろう。安全性には疑問符がつかないことを望むばかりである。

 それにしても早く不明機の行方が分かって欲しいものである。

2014年12月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

2785.2014年12月28日(日) 沖縄米軍基地問題を国民全体で考える時

 今年の冬は厳しい寒さの影響だろうか、インフルエンザと風邪が大流行のようだ。私も4日ほど前から鼻づまりで往生していたので、一昨日通いつけの森内科へ行き症状を話して服用薬をもらってきた。インフルエンザの症状はなく、単なる風邪のようだ。だが、現時点ではまだ回復には程遠い状態で、相変わらずクシャミをして鼻をかんでいる有様である。

 さて、今年も残すところあと4日となった。サラリーマン時代に比べれば慌ただしさはなくなったが、それでも周囲に漂う年末らしいムードに影響を受けて平素とは異なる空気を感じる。

 テレビや新聞では、毎日今年のニュースをまとめて伝えているが、総じて災害の多い年だったなぁと感じている。大きな自然災害としては、8月の広島市内の土砂崩れと9月に起きた御嶽山の噴火が罹災者も多く、日本中を驚かせた。そして東日本大震災以降東北地方周辺で度々起きる余震のような揺れには、いずれ再び同じような大地震が起きるのではないかとの不安を拭えない。そんな中で政府、電力会社は何とか原発を再稼働しようと懸命に知恵を絞っている。

 沖縄の県知事選で辺野古移転説へ寝返った現職知事の仲井真弘多知事が、移設反対を唱える翁長雄志氏に敗れた後の総選挙小選挙区投票で、辺野古移設を訴えた自民党候補者が揃いも揃って全滅した。政府自民党は密かにその仕返しを考え出した。姑息にもすでに決めていた来年度沖縄復興予算の概算要求を減額しようと検討を始めた。あまり露骨に減額はできないが、政府方針に反対する辺野古移設反対派を牽制するために、減額を真剣に考えるようだ。このあまりにも報復的な政府のやり方は、沖縄県民の気持ちをまったくないがしろにするものである。一種の沖縄県民に対する恫喝ではないだろうか。選挙で沖縄の民意は示された。だが、政府はこの敗北の結果をまったく反省しようともしない。結局沖縄は日本政府に下僕になることを強いられ、従わなければ切り捨てるぞと脅迫されているに等しい。それにしても、政府のやり方はあまりにもアコギではないだろうか。

 在日米軍基地のほとんどが沖縄に存在し、それをごく当然と受け止めている我々日本人全体が、これまで沖縄に負担をかけ過ぎていたことを、まず認識することが大切である。ここで少し現状を見つめたうえで、沖縄だけでなく日本の安全保障上今後どうすべきかという点について国民的議論を戦わしたうえで、一部の地域に負担がかかり過ぎないような方策を考えるべきではないだろうか。実際アメリカ政府としても現状の在日米軍基地の配置は必ずしも戦略上ベターとは考えていないようであり、日本側だけで心を痛めるより、議論を戦わす際米軍担当者にもオブザーバーとして参画してもらうことも検討すべきではないだろうか。

 その他にちょっと気になったニュースがあった。総選挙で議席数を2議席まで減らし、参議院議員と合せても政党助成金受給資格最少5名の条件を失った「生活の党」が、呆れたことにとかく物議を醸した参議院議員山本太郎氏を取り込むことに成功し、政党助成金をいただけることになりほっとしている。しかし、それより「生活の党」の党名を「生活の党と山本太郎となかまたち」と長たらしい名に変更したことに驚いた。その名もまた少々ふざけた党名ではないだろうか。党名に個人名を付したのはこれまでほとんどなかったのではないだろうか。ましてや山本議員は実績を挙げた実力者でも何でもないし、有能な政治家とも思えない。ただ、数合わせのために取り込まれたに過ぎない。党名とは政党の看板である。それをこんな好い加減で有権者を馬鹿にしたようなネーミングとするとは、遊び半分にやっているようにしか思えない。こんなことをやっているから「小沢党」はじり貧に陥っていくのではないか。流石の剛腕・小沢一郎氏もそろそろ年貢の納め時か。

2014年12月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com