3069.2015年10月8日(木) 「夕日新聞」とテレビ東京とのバトル

 朝日新聞社、改め「夕日新聞社」渡辺雅隆社長へ宛てて6度目の簡易書留便を送った。これまで何度手紙を送っても無視されるばかりなので、こんな無礼な築地の無法松とは徹底的に戦う腹を決めた。歴代の「夕日」社長はほとんど記事の捏造や間違い記事等の不祥事で辞任している。渡辺社長も同じようにいつ降って来るか分からないスキャンダルに直面した際、厳しい指弾を浴びるのに、どうしてもう少し謙虚になれないものか。

 それにしても社長の代理人として2度ほど「お客さまオフィス」担当部長から、社長は忙しいので代わりに返事を書いたと言っておきながら、2度目の返事の中で私の質問に対する回答は言い尽くしたと都合良く解釈し、一方的に最後通牒を送ってきたのはいかなる料簡なのか。部長氏は私の質問に応えておらず、意はまったく尽くされていない。質問の途中で黙って戦線離脱して逃げ出してしまったのである。その間に編集担当常務にも手紙を書いたが、これもまったくなしのつぶてだった。「夕日新聞」というところは、社長以下揃いも揃って自分たちが定めた「『夕日』記者行動基準」に背いて読者を無視しているのである。彼らはどうもこういう案件には関わりたくないようで何とか逃げきろうと、私の方で面倒と思って諦めるのを待っている節がある。

 今日の書留便では、「夕日」にとって嫌なことや、辛辣なことも大分書いてやった。「夕日」人の傲慢にして上から目線の尊大な対応、捏造記事の反省も直ぐ高飛車に傲慢に転向、言うだけで実行せず、朝令暮改、お山の大将、噓つき、他人の看板を黙って利用、等々かなり手厳しく痛いところを突いたつもりである。そして、社長が1959年生まれであることから、私が60年安保闘争時に警察隊から放水された時代にのうのうと産湯を浸かっていたようなご仁が、今では「夕日」社長になったからと思いあがって60年安保世代の後期高齢者を侮蔑するようになった、等々部分的に嫌がらせの内容も含めて書いた。私は今後、「夕日」本社、社長宅周辺でも近辺に迷惑をかけないよう気をつけながら、「夕日」を糾弾する活動をひとりで行うことを考えている。「夕日」合戦が始まって早4ヶ月になるが、鉾を収める気持ちはない。

 一方、テレビ東京とのバトルについては、「夕日新聞」とは論争の内容が異なる。去る1日夕方に放映した「アンサー 潜入テレビ初! 飢餓の島で見た戦争」のタイトルで民間団体がガダルカナル島で戦没者の遺骨収集を紹介したドキュメントの解説に問題があった。番組の最後にキャスター的立場の森本智子アナウンサーが総括的にまとめていたが、そのコメントで間違った内容を話したのである。それは、民間団体がこのような作業を行うのではなく、今後は国がもっと力を入れるべきであるとまことしやかに語った。しかし、国の遺骨収集事業は昭和27年から旧厚生省援護局によって一元的に行われ、私も長い間お手伝いした。当時はむしろ民間団体が手を出すことが許されていなかった事業である。民間団体がこの事業に手を染めるようになったのは、それほど昔のことではない。この点で森本アナのコメントは重大な事実誤認を犯している。

 かなり視聴者に誤解を与える番組だと思ったので、その翌日直ぐテレビ東京に対して、コメントを訂正し正確な情報を放送で視聴者にきちんと伝えるべきであると送信したまま回答がない状態になっている。「夕日」もそうであるが、メディアというのは、自己本位で面倒くさがり屋であり、外部からアドバイスされることを極端に嫌う特殊な組織であり、正しい情報を伝えると有難迷惑に思われるケースがある。このバトルはまだ始まったばかりであるが、テレビ東京に対しても頬かむりをさせず、間違いを糺し正確な情報を伝えるよう問い詰めて行きたいと考えている。

2015年10月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3068.2015年10月7日(水) 第3次安倍改造内閣発足

 NHKの科学ドキュメンタリー「生命 40億年はるかな旅」①のビデオを駒澤大学公開講座で見せてもらった。シリーズ番組だが、一連のテーマの「40億年」という言葉がどうも腑に落ちなかった。地球誕生以来46億年が定説であり、40億年との表示に疑問を感じていた。番組自体は海外テレビ局や大学とタイアップして深淵なる人類のトレースを遡ったレポートで素晴らしい作品だと感じた。ただ、講師にアメリカ教育の現場で教えている「46億年」の例も挙げて質問してみるとテーマは地球の歴史ではなく、冒頭に「生命」とあるように、地球の生命ではなく地球誕生の後に生まれた生物の生命であり、この番組ではその誕生と生物細胞の生死を追ったものだとの答だった。ちょっと誤解を呼ぶネーミングではないかとの疑問に対して講師にも理解していただいた。

 さて、今日第3次安倍内閣が成立した。閣僚も何人かが入れ替わったが、新たに担当大臣として「1億総活躍大臣」が誕生したことが目新しい。何を仕事とするのかよく分からない。野党党首が揃って分からないと口々に言っているくらいだから、どうなることやら。前官房副長官だった加藤勝信新大臣は、拉致問題と女性活躍も担当するというが、どうも無理やり仕事をおっ被せたような印象である。まずは仕事ぶりを見て見なければ何とも言えない。第3次安倍改造内閣は、首相以下20名の閣僚からなっているが、首を傾げるような人事もある。

 例えば、河野太郎氏が国務大臣・国家公安委員長に就任するが、河野大臣は以前から脱原発論者だった筈である。原発再稼働に執心している安倍内閣としてはどういう料簡であろうか。河野氏が取り込まれたのか、他にあまり物事を斟酌することもない首相にいかなる深謀があるのだろうか。もうひとつは、石破茂地方創生相がそのまま留任したことである。石破氏はポスト安倍と見られているが、党内派閥解消の旗振りをやっていながら、つい先日新たに自らの派閥を結成したばかりである。双方に何らかの思惑があることは間違いない。ただ、安倍体制は現状では盤石であるので、当分大きな亀裂が生じることはあるまい。

 問題はかつての実力者と呼ばれたような大物が内閣にひとりもいないことである。強いて挙げれば麻生太郎副総理兼財務相ぐらいである。自民党一強多弱がいつまで続くか。それによっては内閣は瓦解しそうである。

 その安倍首相は、先日新3本の矢をアベノミクス第2ステージとして公表した。その矢の一つは、強い経済といい「GDP600億$達成」、第2に子育て支援として「希望出生率1.8人」、第3に社会保障として「介護離職ゼロ」である。これが「1億総活躍」ということになるようだが、果たしてこの難題を実行力に懐疑的な新内閣が実行出来るかどうか。

2015年10月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3067.2015年10月6日(火) ノーベル物理学賞も日本人に

 2日続けて日本人がノーベル賞を受賞するとは驚きとともに、素晴らしいことだと感じた。昨日の大村智教授の医学・生理学賞受賞に続き、今日今年のノーベル物理学賞が梶田隆章・東大教授に授与されると発表された。夜のテレビではどこもこのニュースで持ちきりである。いずれにせよ、日本人にとっては誇らしく、嬉しいニュースである。

 さて、5年半の長い時間をかけて懸案だった環太平洋経済連携協定(TPP)が漸く大筋で合意に達した。今日の朝刊は、どれもこれも一面は大村智教授のノーベル賞受賞とTPP妥結のニュースに二分されている。TPP交渉では、最終的にアメリカがバイオ医薬品分野のデータ保護期間についてオーストラリアに対して、12年を8年に譲歩したことが、潮目を変えたようだ。この合意により12参加国の自由経済圏内取引は全世界で36%のシェアを占めることになる。アメリカとしてはこのTPPによってとかくわがもの顔の中国を締め出そうとの思惑があるようだ。当然のことながら日本にとっても有利、不利があることはある面で止むを得ないと思う。ただ、交渉当初から反対を言い続けてきた農業関係者が、安い農業・畜産品の輸入が増えることによってマイナスの影響を受けた場合、彼らをどう保護するのかという点を配慮する必要がある。

 但し、アメリカ議会は交渉内容について、必ずしも賛成多数というわけでもないようなので、今後アメリカが大筋合意の後にどういう結論を出すのか不明だが、もし反対が多ければ5年半が無駄になりかねない。現時点ではまだ予断を許せないと言えよう。

 駒澤大学公開講座に出席の後、玉川青色申告会がマイナンバー制度に関する説明会を開いてくれたので、参加した。税務署の担当者が40人ほどの出席者を前に近々実施される制度について話されたが、実務的には完全に理解するというまでには行かなかった。実際にカードを手にして身近なものになれば、またその理解は進み、それほど難しいカードではないと分かるのではないかと楽観的に考えている。

 受講料がフリーだったので、その点を考え説明された女性上席係員に僭越にも拙著を贈ったところ、物品は受け取れないと辞退されたのには当惑した。これまでに拙著を受け取らないと断られたことはなかった。まったく初めての経験である。ちょっとショックである。一般論として公務員に対して物品を贈与することは贈収賄という印象を与えるが、著者がサインした著書をはっきりお礼の気持ちを込めて特定の相手の名前を書いて差し上げた物を本当に受け取ってはいけないものだろうか。理由は分からないでもないが、そんなに堅いものでなければならないのだろうか。そこに税務署の上司がいたからだろうか。水を差されたようで考え込んでしまった。

2015年10月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3066.2015年10月5日(月) 益々エスカレートするメディアの傲慢ぶり

 去る1日テレビ東京の報道番組「アンサー 潜入初! 飢餓の島で見た戦争」を観ていて森本智子アナの説明に疑問を抱いた。番組では、激戦の島・ガダルカナル島で戦没者遺骨収集に当たった民間団体の活動を丁寧にレポートしていたが、キャスター的立場の森本アナが、ガダルカナルだけではなく、遺骨収集全般について間違ったコメントをしていたことが引っかかる。森本アナの話は、戦争で犠牲となった戦没者の遺骨収集事業を民間に任せているが、これからは民間に任せるのではなく、国が積極的に事業に当たるべきだというような誤った印象を与えていた。これは大きな間違いで、国は旧厚生省が昭和27年から太平洋戦争戦没者遺骨収集事業を始めている。私が旅行会社に勤めていた当時、旧厚生省からこの国家的事業を受注し、10年以上に亘ってこの事業に深く関わることになった。お陰で旧トラック島(現ミクロネシア連邦チューク島)で拙著「南太平洋の剛腕投手」の主人公・ススム・アイザワ大酋長と出会うことが出来て、題材を得ることになりノンフィクションを執筆するチャンスももらった。中部太平洋諸島には毎年出かけ、パプア・ニューギニア、ガダルカナル、ニュー・ブリテン島ラバウル、ブーゲンビル等南洋の島々を始め、アジアの戦地、シベリアやサハリンなどにも度々出かけた。当時は、国以外はこの事業に関わることが出来ず、民間団体の遺骨収集は禁止されていたのである。この肝心な点で森本アナは事実関係を誤認している。

 戦没者遺骨収集事業についてテレビ放送で誤解を招くような発言をされたのは極めて遺憾である。事実誤認も甚だしいと言わざるを得ない。この点について直ぐテレビ東京に事実を伝え、話の内容を訂正するようメールを送った。これについてはFacebookにも書いた。しかし、朝日新聞と同様、同じメディアであるテレビ局も顧客を軽視しがちで、納得出来る返事はもらえないのではないかと過重な期待をせず返事を待ちたいと思っている。いま朝日新聞とバトル中であるが、場合によってはテレビ東京とも一戦交えなければならないかも知れない。

 それにしてもどうしてメディアというのは、顧客の声に耳を傾けようとしないのだろうか。メディア各社には、才走った傲岸不遜で小生意気な学生ばかりが、就職するせいだろうか。朝日の秋山耿太郎元社長に至っては、読者はお金で買えるとか、文句を言う読者にはとにかく頭を下げておけばいい、と社内緊急集会で話していたというから、その尊大さは並ではない。最近では読者にも頭を下げなくなって、その傲慢度はエスカレートするばかりである。こういう輩が言論の自由なんて口走るから、民主主義を信じない若者が続出するのだ。

 いずれにせよ、テレビ東京が何と言ってくるか、しばらく様子を見てみたい。

 さて、夜になって嬉しいニュースが入って来た。今年のノーベル医学・生理学賞に大村智・北里大学特別栄誉教授が選ばれた。日本人受賞者としては23人目である。昨年も3人の日本人化学者が受賞したが、近年科学界における日本人への評価は高まるばかりで日本人としては些か鼻が高い。それに比べて政治とジャーナリズムは益々劣化して、これからの日本にとって大きな心配の種である。

2015年10月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3065.2015年10月4日(日) 日本代表チーム、サモアを圧倒して2勝

 昨日のラグビー・ワールドカップの日本対サモア戦は後半シーンしか観られなかったので、早速ビデオで観る。NHKの実況中継は南アフリカ戦で興奮のあまり絶叫していた高校ラグビー部の後輩、豊原謙二郎アナで、解説者は息子たちが小中学生の頃家庭教師をやってくれていた大学後輩の従兄弟・砂村光信氏だった。

 試合は終始日本ペースで進み、FWは互角以上の戦いで、常にサモア陣内でゲームメークしていたことが結果的に勝利につながった。サモアはペナルティが多く、前半には一時2選手が同時間帯にシン・ビンで10分間の退場を余儀なくされる有様だった。日本はラインアウトとスクラムが安定して、割合スムーズに2次攻撃を仕掛けられたし、タックルを主にディフェンスも固く最後には走られて1トライこそ献上したが、許したのはそのトライの5点だけだった。26-5のスコアの内16点は、FB五郎丸歩選手のキックによる得点で、彼はこの試合のMVPにも選ばれた。

 昨晩民放テレビでトークをしていた元日本代表の大畑大介氏が、試合で最も勝利に貢献したプレイは、前半終了直前にウィングの山田章仁選手が右コーナー・フラッグへ飛び込んだトライだったと言っていた。確かにボールを受け突進してゴールライン直前で相手にタックルされたかに見えたが、身体を捻ってかわしコーナーぎりぎりに飛び込んだ見事なトライだった。

 全般的に言えることは、外国人選手が加わって日本チームも体格的に見劣りしなくなったことと、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ就任以来体力作りを初めとして、部分的な作戦や試合運びで勝てるチームに少しずつ変身していることであると思う。とにかくチームも選手たちも力強くなった。世界のラグビー界を驚かせた南アフリカ戦の歴史的な勝利以来日本チームが注目され、スタンドで日本チームを応援するファンが急激に増えたように感じる。

 現時点で2勝1敗となり、第4戦はアメリカ戦である。これに勝つと3勝となり、予選突破の可能性が高まるが、安心することが出来ない。日本は過去の3戦で勝ち点は得たが、ボーナス・ポイントがゼロであり、もしアメリカ戦に勝ち、3勝1敗になった場合、ボーナス・ポイントが左右する。その意味でも昨日の試合で折角勝っていながら4トライ以上を挙げて得られる1ポイントのボーナスを逸したことが後になって効いてくる。結局大勝しなかったこととトライ数が少なかったことが、予選突破には、ちょっとマイナス点である。

2015年10月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3064.2015年10月3日(土) クライマックス・シリーズに疑問

 昨日プロ野球セントラル・リーグでヤクルト・スワローズの優勝が決まった。残り2試合を残して漸く決まったものである。昨年のヤクルトはビリで監督も今シーズンから代わり、今年もあまり期待されてはいなかった。それでも真中新監督の下に若手選手の活躍もあり14年ぶりの優勝を飾った。めでたし、めでたしである。

 その一方で、後半戦の初めはトップだったDeNAベイスターズが最下位に甘んじることになり、4年間務めた中畑清監督が辞任を申し出た。勝負の世界は勝たないと大きな顔は出来ない。人気者の中畑監督の下でチームは大きく観客動員数を伸ばし、球団からは続投を要請されたが、就任以来4年間終始Bクラスに留まったことから責任を取って辞めることになった。

 これで、すでにパシフィック・リーグの覇者に決まっている福岡ソフトバンク・ホークスと日本シリーズで雌雄を決すかと思いきや、その前にセ・パ両リーグで上位3チームがクライマックス・シリーズというややこしい日本シリーズ出場権を争うトーナメントがある。私は以前からこのシステムに反対し続けている。理由は簡単である。もし仮にそれぞれのリーグで3位のチームが出場権を得て日本シリーズを戦うことになったら制度上は確かに認められるものだが、そんな日本シリーズで勝っても日本一に価するだろうかと疑問に思っている。それでは今一つ力が入らない。重箱の隅をほじくるような手練手管で客寄せ試合を考えても、誰もが納得するものでなければ意味がないと思う。こんなやり方で、「実力日本一」のチームを無理やり作り上げたところで、どうもすっきりしない。クライマックス・シリーズなんて止めて、昔の東西対抗戦みたいなお遊び試合でも好いのではないか。

 夕方から千葉市内で幕張小時代のクラス会があった。隣のクラスの友人も加えて14名が参加した。男女とも幹事さんの面倒見が好いので、いつまでも続いている。今日は隣のクラスだった日比野くんがわざわざ名古屋から来られた。彼は市川学園中でも一緒だった。昔名古屋のあるバーで偶々行きあわせた水原茂・元監督と一献傾けたことがあると嬉しそうに話してくれた。一時京都でも勤務していたことがあると聞いて懐かしく思った。まだ働いているようで中々大変そうだ。

 さて、千葉から帰ってきたら11時半を過ぎていたので、ラグビー・ワールドカップの日本戦を途中からテレビで観ることになった。幸い今日の第3戦で日本代表チームは26-5のスコアで宿敵サモアを圧倒した。予選リーグでは残るアメリカ戦に勝てば念願だった予選突破が見えてくる。明日ゆっくりビデオで最初から試合をレビューしようと思っている。いま日が変わって4日の真夜中1時半である。久しぶりにお酒を飲んだので、少々眠い。Now I’m going to bed.

2015年10月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3063.2015年10月2日(金) 原発再稼働次々と

 今年は自然の猛威に襲われることが随分増えてきた。火山噴火、大雨、台風、竜巻、洪水等々、例年に比べて自然が与えた災害は深刻で惨々たるものである。台風もすでに上陸したものだけで21を数える。先の関東・東北豪雨の悲惨な被害から日時を経ずして、昨日から再び台風21号に付随して豪雨がやってきた。今朝方まで戸外では激しい風と雨の音が聞かれた。昼近くになって漸く晴れ間が見えてきた。

 日本は地形的に自然災害に襲われる運命にあるが、せめてそれらの防止のために知恵を絞って欲しいと思っている。残念ながら、最近それに逆行するような動きがまたぞろ出てきた。それはまず川内原発で稼働がスタートしたことである。原発推進賛同者は世界最高の技術水準とか、故障が感知されたら稼働をストップさせるとか言っているが、絶対事故は起きないと言い切れるのかとの問いに対しては、誰も自信を持って明確に答えることが出来ない。つまり専門家ですら、最高水準の安全性を保つとか、事故は絶対発生しないなんてあり得ないということが分かっているからである。

 しかし、原発再稼働を何とかして全原発に実施させたい政府、及び電力会社にとって、九州電力が同社川内原発2号機の原子炉を今月14日以降に起動し、再稼働させると原子力規制委員会に報告したことは今夏川内原発1号機の一里塚を越えて一安心したからであろう。これで東電福島第1原発事故を精査したうえで新規制基準を定めた後の再稼働は、川内原発の2基となる。いずれも現在噴煙を吐き出している桜島からそれほど遠い場所ではない。

 一方で、今日福島原発事故で漏れた汚染水の処理に充分対応しなかったとして東電が書類送検された。これほど周囲で話題になっても、事故が起きればフォローが充分行き届かないことを示している。他方で、四国の伊方原発の再稼働については町民の賛成を受け町議会は今日原発GOサインを出した。これは町の財政的な面と町民の雇用を考え町の活性化と、原発の危険とを秤にかけた苦渋の選択だろう。

 ともかく100%安全とは言えない新規制基準下の原発再稼働を、自然災害がいつ襲ってくるかも知れない環境下でやってしまおうというのである。しかも、今年は桜島、口永良部島、箱根、阿蘇山、小笠原諸島近海などで火山噴火が見られ、日本列島全体に地下のマグマの活発な活動が見られるのである。仮にもし再び原発が事故を起こして多くの犠牲者を生んだら、誰がどういう形で責任を取ってくれるのだろうか。

2015年10月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3062.2015年10月1日(木) 「マグナ・カルタ」って何だ?

 世界史でマグナ・カルタを学んだのは高校時代だったが、当時は大学受験で頭が一杯だったので、あまり歴史的事実関係とか、時代背景についてその何たるかはあまり関心がなかったし、考えもしなかった。ただジョン・イングランド国王の治世下の1215年に発布されたマグナ・カルタは、イングランド王としての自らの権限制限を制定した大憲章とだけ憶えた。わが国では、厳しい縦社会の武家政治が始まったばかりの封建時代である。今年そのマグナ・カルタが発布800年の記念すべき年に当たり、イングランドでは今年それなりの行事が行われていると思う。

 それが、日本ではどうかというと、何と今年の北海道大学の入学試験に関連の問題が出されたのだ。40年ほど前初めてイギリスを訪れた時、ロンドンから確かウィンザー城へ向かう途上だったと思うが、ラニミード地方の野原の端っこに記念碑らしき石碑が建てられてあった。ガイドによるとそれがマグナ・カルタ記念碑だった。ジョン王は、どちらかというとそれほど評価の高い国王ではなかった。彼はフィリップ・フランス国王との戦に敗れてイングランド領地だったフランス内の国土を失い、財政的に苦しくなり増税しようとして貴族らの反発を買い、自らの権限を縮小させられて制定させられたのが、瓢箪から駒というか、この大憲章である。後にローマ教皇から大憲章の放棄を求められるなど、概して浮かばれない国王だった。だが、このマグナ・カルタが危うくなりながらも今日のイギリス憲法の下地になったことを考えると、マグナ・カルタ制定に関わったジョン王は非凡の王だったとも言える。

 しかし、我々日本人にとっては、受験用の知識としてしか教わらず、覚えようともせず、況してや成立した時代背景や、その内容についてはあまり関心がなかったのではないだろうか。それが、北大入試に下記のような質問形式で出題された。

 「インノケンティウス3世と対立し破門された王ジョンは、大憲章(マグナ・カルタ)を承認させられた王としても知られる。大憲章承認にいたる経緯を60字程度で簡素に説明しなさい」。

 これに対して都立高教諭が次のような模範解答例を書いている。

 「フランス王に敗れて大陸領土を失ったジョン王が財政難から重税を課すと、貴族が結束して王にせまり、大憲章を承認させた(57字)」である。そうかぁ。なるほどそうかと思えども、正しいとも、間違っているとも言えない。これで満点をもらえるのか。

2015年10月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3061.2015年9月30日(水) 朝日は反省すべし。夏目漱石を考える。

 朝日朝刊に夏目漱石の「門」復刻版が連載されている。そして今日「漱石の世界」と題する特集別紙8頁(広告込み)が付録として届けられた。漱石と言えば、近代日本文豪の中でも最高レベルの作家であり、小学5年の時、母親から勧められて初めて「坊ちゃん」を読んでから虜になり、すっかり漱石ファンとなった。

 昨年来漱石作品を朝刊紙上に次々と復刻連載して、私も漱石初版本時代の雰囲気に浸りながら改めて読み直しているが、いくつか新しい事実を知った。漱石は東大で教えていて教授一歩手前で請われて朝日新聞社へ入社した。40歳で途中入社とは言え、「坊ちゃん」「吾輩は猫である」等を世に出し作家としてすでに地歩を確立していたので、当然ながら雇用条件は一般の中途入社社員とは大きな差があった。入社後、「虞美人草」「三四郎」「それから」「門」「彼岸過迄」「行人」「心」「道草」等々の大作を次々と発表した。朝日としては大いに元を取ったのではないかと想像している。そして、平成の今日また復刻版を連載して、朝日は漱石の恩恵に浴し続けている。正に漱石様々ではないだろうか。比較的自由な新聞社勤めだったようで、朝日の人使いが荒かったとは思えないが、入社9年後の大正5(1916)年漱石は、「明暗」を未完成のまま49歳で他界した。

 その漱石が「朝日新聞社の読者へ」というメッセージを残している。全社傲慢体質の朝日に対してではなく、読者個人個人に宛てたものである。

 「~自分の作物を読んでくれる人は何人あるか知らないが、その何人かの大部分は恐らく文壇の裏通りも露地も覗いた経験はあるまい。全くただの人間として大自然の空気を真率に呼吸しつつ穏当に生息しているだけだろうと思う。自分はこれらの教育あるかつ尋常なる士人の前にわが作物を公にし得る自分を幸福と信じている」と記している。漱石は読者に感謝し、自分の作品を読んでもらえることを無上の幸せと思っていた。それほど読者を何物にも代えがたい存在と考えていた。近年の朝日新聞が驕り高ぶり、読者を軽視した態度を取っているのとは大きな違いである。元雇用主の朝日も文豪・夏目漱石を見習って、もう少し謙虚になっては如何であろうか。

2015年9月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3060.2015年9月29日(火) 2020年東京オリンピック追加競技

 2020年東京オリンピックで開催都市に提案権とやらが与えられている追加競技について、大会組織委員会は、野球・ソフトボール、空手、ローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンの5競技18種目をIOCに提案することを決定した。野球・ソフトボールが追加競技の中では最も知名度があり、ファンが多いことや、2008年北京大会で実施されたことを考えると順当な選定と言えよう。

 但し、日本で最も人気のあるスポーツで過去にも実施されたことから言えば、野球が選ばれたのは当然とも言えるが、オリンピックのような世界中から多くの選手が参加する最高レベルのスポーツ・イベントであることを考えれば、野球が世界的に平均して人気のある競技であるかどうかを考える必要があると思う。実際スポーツ評論家・玉木正之氏が、野球は外しても良かったのではないかと言っていた。その理由として、野球の世界的普及度が今一つということと、最も盛んなアメリカで最高レベルにあるメジャー・リーグがオリンピックにあまり協力的ではない点を指摘していた。実際過去のアメリカ・オリンピックチームの選手構成は必ずしも最高レベルの選手らで編成されていたわけではない。アメリカ、並びに大リーグ関係者にとっては、オリンピックと並行して行われるペナント・レースのスケジュールを優先するため、第一級の選手をオリンピックに出場させるわけにはいかなかったためである。

 他の競技でも若者向きのローラースポーツ、スポーツクライミング、サーフィンなどが果たして競技種目として適当なのかどうか。いずれも日本国内ではそれほど知名度のある競技ではないし、競技会場などに問題がある。特に、サーフィンは海で行われるのが通常であるが、最初から最後まで安定した同条件の波に全選手が乗ることは不可能であり、そのため人工会場を建設するとなると、場所が限定されるうえに、建設費用がべらぼうにかかるようだ。更に大会終了後の再利用が難しく、その維持管理に別途費用がかかる点など負の遺産になりかねない。

 前回1964年東京大会ではあまり表面化しなかった問題点が、2020年大会ではいろいろな局面で浮上し、これらを解決しなければならない点を考えると今後相当慎重に気を配る必要がありそうだ。

 さて、今日の朝日夕刊の「時代のしるし―戦後70年」に作家・加賀乙彦氏の戦争観を取り上げていた。加賀氏は陸軍幼年学校に入学したくらい戦争に一家言を持つ人である。6月23日付本ブログにも書き込んだが、僭越だが、私は加賀氏の性急な人物評価や単刀直入に物事を切り捨てるご性格にやや疑問を抱いている。6月23日加賀氏と隣り合わせになった際会話を交わしたが、「書名は短いに限る」「一番売れた自作小説は『宣告』だ」「差別用語なんて気にしなくて好い」「『南太平洋の剛腕投手』の着想は良い」「私の名前乙彦のいわれを知らないのは、私の本を読んでいない証拠だ」等々、厳しかったり、煽てられたりして、今から考えれば大先輩から良いアドバイスをいただいたと思っているが、その時の会話の雰囲気からペンクラブの仲間には、「近藤さんが加賀さんに怒られた」と思われている。こんな大作家から教育的指導をいただいたのも、ひとつの勲章なのかもしれないと都合よく考えている。

 だが、まだ加賀氏の小説を読んでいない。

2015年9月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com