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一旅行者としてアドベンチュラスな行動、そしてその後ビジネスとして関わるようになった旅行業体験が、私に旅行業界発展を考える一廉の提言をさせてくれる、素地を作ってくれたものと考えております。若いころ一介の旅行者として戦乱の地を歩き、危機に晒されて初めて真の「臨場感」を知り、その大切さを実感として悟ることができました。その後旅行業に携わるようになり、ツーリズムをビジネスとして多くのことを学ぶことができました。幸い旅行業実務の両輪である旅行企画と営業分野に関わることができ、いくつかのヒット商品を企画し、長い営業活動の末に国家事業や自治体の業務、大口団体ツアーも獲得することができました。その過程で国内外で多くの人びとと知り合い、文化の違いや、斬新な発想を教えられ、お蔭様で旅行業界人として深奥に研鑽を積むことができたように感じております。 この間楽しい旅ばかりではなく、時には危険と背中合わせの場面に遭遇したり、思いがけないハップニングやトラブルに巻き込まれたこともありました。しかし、それらの困難を試練として受け止めることにより、自分なりに悩み、考え、苦しい格闘の末に何とか克服することができました。そのことは、その後の私の旅行業人生において血となり肉となりました。 一方、永年に亙り社団法人日本旅行業協会(JATA)研修試験委員として、指導講師を務めながら、旅行業界内で若手旅行業界人の育成に携わってこられたことは、旅行業界の若者の考えや、将来像を知るうえで、また旅行ビジネスの長期ビジョンを考えるうえでも大変参考になりました。 9・11テロは、平和産業である旅行業界にも、厳しい試練と喫緊の課題を突きつけました。いまだ未成熟な旅行業界が即座に適切な対応策を立てられず、旅行者への対応も後手に回った状況に鑑みて、旅行業界のあり方とその将来性に、幾許かの危うさを感じたのもこのころです。それらの課題については、シンポジウムでも持論を主張し、拙いながらも旅行業界誌等を通じて率直な提言も致しました。 いま国際的にテロの脅威が蔓延しております。このような時代だからこそ、一般の旅行者にももっと「臨場感」を感じながら、旅を楽しんで欲しいと願っております。同時に、そのように啓蒙することこそが、旅行業に関わった私たちの責務でもあると考えております。 微力ではございますが、学生時代に「60年安保闘争」を闘い、国家権力の厚い壁に立ち向かった正義感と反骨心、そして民主主義の理念と自らの学習体験のうえに、ひとり旅の破天荒な体験と旅行業の実務経験を重ね合せて、これからも旅行ジャーナリストとして自分なりに持論を主張して参る所存でございます。 |
§旅行業界人以前の活動
2度に亘って海外ひとり旅を体験しました。これについては、拙著「現代 海外武者修行のすすめ」(新風舎刊)をご高覧いただければ幸いです。
§旅行業者としての活動のトレース
1)企画したヒット商品
@マレー半島縦断2,000km鉄道の旅

A陸軍航空ビルマ戦跡慰霊巡拝団
飛行第64戦隊(加藤隼戦闘隊)、第12戦隊、第50戦隊、第81戦隊、第31対空通信隊、第80陸上勤務隊、第5歩兵連隊等の陸軍航空各部隊慰霊巡拝団を始め、ビルマ、及びアジア各地、中部太平洋地区の慰霊巡拝団、戦没者遺骨収集事業等を取り扱い致しました。
![]() (左)昭和47年1月、ビルマの新聞に報道された「加藤隼戦闘隊慰霊団」歓迎レセプション、(右)5枚の写真、右上より時計周りで、@檜与平氏(隻脚のパイロットとして知られ、陸軍航空士官学校でビルマ留学生の指導教官)とともに、A高橋八郎氏(元南機関工作員、ビルマ人と偽装結婚してビルマ独立に尽力、戦後ネ・ウィン元大統領の配慮により駐日ビルマ大使館に長らく勤務)とともに、Bビルマ政庁チッ・キン情報局長表敬挨拶(右から寄村防衛駐在武官、西沢隼戦闘隊幹事、チッ・キン局長、鈴木崇之元第五飛行師団参謀長、宮辺英夫隼戦闘隊終戦時戦隊長)、Cタモエ日本人墓地慰霊祭で西沢氏と並んで焼香、D靖国神社記念写真(右から田中林平氏[戦隊歌作詞者]、加藤田鶴氏[軍神加藤建夫戦隊長未亡人]、安田義人氏[戦死した加藤戦隊長とともに出撃して帰還]、一人置いて西沢敏一氏、近藤) |
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Bタウンクラブツアー(中高年向豪華旅行)
毎年1回実施していた高級感のあるツアーで、全国各地から旅好きな中高年者が参加した。30年間に亘って欧米・アジア各地へ出かけた。左下は定番となった「旅のしおり」で、約70頁で表紙イラストと案内文・解説は、毎度企画者近藤自身によるオリジナルだった。右下は業界誌で取り上げられた記事(2000年)。
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C外人旅行箱根パック商品(ODAKYU EXPRESS)
言葉の不自由な外国人旅行者が、ガイドなしでもひとりで世界的な観光地「箱根」を楽しめるよう、小冊子(下)の案内にしたがって歩いたり、指定の乗り物に乗れば、自動的に箱根ゴールデンコースを見学できるよう案内してくれる便利な外国人向きパック商品。1985年開催された世界蘭展覧会に合せ、新企画チームの中心となって商品開発した。新宿発着で日帰りと1泊2日の2つのコースがある。夕刊フジのほかにも、アメリカの旅行業界紙にも紹介された。

D関わったその他のヒット商品

§旅行業界を退いてからの活動(NPO法人「JAPAN NOW観光情報協会」理事として)
寄稿(「海外バス事故の原因究明と防止対策を」‘TRAVEL JOURNAL’04年2月2日号)
内容詳細は上記テーマをクリックしてご高覧下さい。
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